JPH04102927U - 電気調理器 - Google Patents

電気調理器

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JPH04102927U
JPH04102927U JP1265591U JP1265591U JPH04102927U JP H04102927 U JPH04102927 U JP H04102927U JP 1265591 U JP1265591 U JP 1265591U JP 1265591 U JP1265591 U JP 1265591U JP H04102927 U JPH04102927 U JP H04102927U
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pot
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次治 薬師寺
隆 田中
清秀 溜池
正人 中谷
恵美子 福田
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シヤープ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蓋体の外蓋に形成された蒸気孔からの吹きこぼ
れを防止する。 【構成】蓋体3を構成する外蓋14には蒸気孔14aが
形成され、また、この蒸気孔14aを包囲して外蓋14
に取り付けられたパッキン15には蓋カバー16のバー
リング孔16aが嵌着されている。そして、蓋カバー1
6のバーリング孔16aには、貫通孔17aおよび排水
孔17bを形成した蒸気キャップ17が嵌着されてい
る。さらに、前述の蒸気孔14aの内面側周囲には環状
壁14bが垂設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気炊飯器などの電気調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電気炊飯器01は、図3に示すように、調理器本体2と、この調理器 本体2に回動自在に軸支され、その上面開口を覆って開閉可能な蓋体3から構成 されている。
【0003】 調理器本体2は外ケース4と、この外ケース4に上部リング5を介して取り付 けられた外鍋6とを備えている。外鍋6の底部には、熱板8およびこの熱板8と 一体に結合された加熱用ヒータ9からなる発熱体7が配設されている。また、外 鍋6の内部には米などの被調理物を収容可能な内鍋10が嵌脱できるようになっ ており、内鍋10を外鍋6内に嵌入した際、その外底面は前述の熱板8の表面に 当接可能である。
【0004】 さらに、外鍋6の底部中央には孔6aが形成され、この孔6a内には内鍋10 の温度を検出するため、サーミスタなどの感熱素子を内蔵する感熱体11が上下 動自在に配置されている。また、外鍋6の外底面には受け板12が取り付けられ ており、この受け板12と感熱体11との間にはバネ13が配設されている。こ の結果、感熱体11は外鍋6に形成された孔6aを越えて上方向に突出するよう に付勢されている。
【0005】 一方、蓋体3は、蒸気孔14aを形成した外蓋14と、この外蓋14の蒸気孔 14aを包囲して外蓋14の内面に取り付けられたシリコンゴム製パッキン15 にそのバーリング孔16aが嵌着され、内鍋10の上面開口を閉鎖可能な蓋カバ ー16と、この蓋カバー16に形成されたバーリング孔16aに嵌着されたシリ コンゴム製蒸気キャップ17から構成されている。そして、蒸気キャップ17に は、煙突状に突出する貫通孔17aおよび排水孔17bが形成されている。この 結果、パッキン15、外蓋14、蒸気キャップ17および蓋カバー16によって 米汁などを収容可能な貯留部Sが形成されている。
【0006】 このように構成した電気炊飯器01による炊飯を説明すると、まず、被調理物 である米と水を内鍋10に所定量収容し、外鍋6に嵌入する。この後、図示しな い炊飯スイッチを押圧すると、加熱用ヒータ9に通電されて内鍋10に収容され た米などを加熱する。そして、水分が加熱により蒸発してなくなり、内鍋10の 底部温度が100℃以上に急激に上昇することを感熱体11によって検出するこ とで炊飯の終了を判定し、加熱用ヒータ9への通電を遮断するようになっている 。
【0007】 この炊飯時に発生する水蒸気は、被調理物の温度が時間の経過とともに上昇し て100℃付近から発生し始め、加熱用ヒータ9への通電が停止する炊き上がり までの間発生し続ける。そして、この水蒸気は蒸気キャップ17の貫通孔17a から外蓋14の内面に衝突するとその一部が液化して貯留部Sに回収され、その 残りは蒸気孔14aを経て外部に放出される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、炊飯時に発生する水蒸気は、通常の炊飯条件下では適切に逃がすこ とができるものの、内鍋10の内部に収容された被調理物が少量だったり、誤っ て水加減を多くしたり、おかゆなどを炊くような場合には、突沸によって米汁な どが外蓋14の蒸気孔14aから吹きこぼれたり、飛び散ったりする可能性があ る。すなわち、炊飯時において、蒸気キャップ17の貫通孔17aより米汁が吹 き出して貯留部Sに収容される。この収容された米汁は、炊飯時の沸騰が収まっ た後排水孔17bを経て排水されるが、炊飯時には内鍋10の内圧が高くなって 排水ができない状態となっており、この際、一部の空気が排水孔17bから貯留 部Sに収容された米汁に吹き出すことで泡を発生させ、その泡が外蓋14の内壁 を伝って蒸気孔14aより吹き出して吹きこぼれが生じるという問題があった。
【0009】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、吹きこぼれの発生を防 止した電気調理器を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、外ケースおよび外鍋を備えた調理器本体と、この調理器本体の上面 開口を開閉可能な蓋体と、調理器本体の外鍋内に被調理物を収容して嵌入可能な 内鍋と、この内鍋を加熱するため外鍋の底部に配設された発熱体よりなり、前記 蓋体は蒸気孔を形成した外蓋と、略中央部にバーリング孔が形成されて内鍋の上 面開口を開閉可能な蓋カバーと、外蓋の蒸気孔を包囲するように外蓋の内面から 蓋カバーのバーリング孔間に設けられたパッキンと、この蓋カバーのバーリング 孔に嵌着され、貫通孔および排水孔を形成した蒸気キャップとから構成され、さ らに、外鍋に形成された蒸気孔の内面側周囲には環状壁を垂設したことを特徴と するものである。
【0011】
【作用】
炊飯時、蒸気キャップの貫通孔より吹き出した米汁は貯留部に収容される。そ して、蒸気キャップの排水孔から吹き出した泡が外蓋の内面を伝って蒸気孔から 吹き出そうとした場合、外蓋の内面側において蒸気孔の周囲に垂設された環状壁 が泡のそれ以上の進行を阻止することから、蒸気孔からの吹きだしは確実に防止 される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0013】 なお、説明の便宜上、図3および図4に示した従来例の部材と同一の部材には 同一の記号を用いる他、それらの詳細な説明は重複するため省略する。
【0014】 本考案の電気炊飯器に用いられた蓋体3を構成する外蓋14には、貯留部Sに 連通する蒸気孔14aが形成される他、外蓋14の内面側において蒸気孔14a の周囲に環状壁14bが垂設されている。
【0015】 したがって、炊飯時、蒸気キャップ17の排水孔17bから泡が吹き出し、そ の泡が外蓋14の内面を伝って蒸気孔14aから吹き出そうとしても、蒸気孔1 4aの内面側周囲に垂設された環状壁14bがそれ以上の泡の進行を阻止するこ とから、吹きこぼれは確実に防止される。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、蓋体を構成する外蓋に形成された蒸気孔の内面 側周囲に環状壁を垂設したことにより、蒸気キャップから吹き出した泡の進行が この環状壁によって阻止される結果、蒸気孔からの吹きこぼれが確実に防止され る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電気炊飯器の一部を拡大して示す断面
【図2】図1のI−I線断面図
【図3】従来の電気炊飯器の全体構成を示す断面図
【図4】図3のA部を拡大して示す断面図
【符号の説明】
6 外鍋 7 発熱体 10 内鍋 14 外蓋 14a 蒸気孔 14b 環状壁 15 パッキン 16 蓋カバー 17 蒸気キャップ 17a 貫通孔 17b 排水孔
フロントページの続き (72)考案者 中谷 正人 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (72)考案者 福田 恵美子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外ケースおよび外鍋を備えた調理器本体
    と、この調理器本体の上面開口を開閉可能な蓋体と、調
    理器本体の外鍋内に被調理物を収容して嵌入可能な内鍋
    と、この内鍋を加熱するため外鍋の底部に配設された発
    熱体よりなり、前記蓋体は蒸気孔を形成した外蓋と、略
    中央部にバーリング孔が形成されて内鍋の上面開口を開
    閉可能な蓋カバーと、外蓋の蒸気孔を包囲するように外
    蓋の内面から蓋カバーのバーリング孔間に設けられたパ
    ッキンと、この蓋カバーのバーリング孔に嵌着され、貫
    通孔および排水孔を形成した蒸気キャップとから構成さ
    れ、さらに、外鍋に形成された蒸気孔の内面側周囲には
    環状壁を垂設したことを特徴とする電気調理器。
JP1991012655U 1991-02-13 1991-02-13 電気調理器 Expired - Fee Related JP2532618Y2 (ja)

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JPH04102927U true JPH04102927U (ja) 1992-09-04
JP2532618Y2 JP2532618Y2 (ja) 1997-04-16

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472167A (en) * 1977-11-17 1979-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rice cooking implement

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5472167A (en) * 1977-11-17 1979-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd Rice cooking implement

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