JPH0410269Y2 - - Google Patents

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JPH0410269Y2
JPH0410269Y2 JP1986200864U JP20086486U JPH0410269Y2 JP H0410269 Y2 JPH0410269 Y2 JP H0410269Y2 JP 1986200864 U JP1986200864 U JP 1986200864U JP 20086486 U JP20086486 U JP 20086486U JP H0410269 Y2 JPH0410269 Y2 JP H0410269Y2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、水力発電施設などにおける水路トン
ネルの補修に用いられて水路を覆工するライニン
グプレートの接合構造に関する。
「従来の技術」 河川の水を利用して発電機のタービンを回転さ
せ発電を行う水力発電は、火力発電や原子力発電
などに比較して燃料費が不要であつて公害発生の
おそれのないクリーンな発電方式であり、運転コ
ストも低廉であるなどの利点がある。
前記水力発電施設の中でも、水路トンネル(導
入水管)式水力発電施設は、立地条件上、ダム位
置と水圧管と発電機を離れた場所に建設する形式
の施設であつて、ダム直下型の施設より地形を有
利に活用できる利点がある。
第14図は、この種の水路トンネル式水力発電
施設の一構造例を示すものである。この水力発電
施設は、ダム1で造られた貯水池2の水をダム1
の取水口3から水路トンネル4とサージタンク5
を介して水圧管6に導くとともに、水圧管6から
発電機7のタービンに送り、発電を行う施設であ
る。
ところで、近年、前記水路トンネル式水力発電
施設においては、水路トンネル4の浸食が大きな
問題となつてきている。この浸食は、水路トンネ
ル4の内部を水とともに砂や砂利等が流動するた
めに、水路トンネル4の底部などが経年的に削り
取られて生じる現象である。
そこで近年、前記水路トンネル式の水力発電施
設にあつては水路トンネルの内部補修工事を行う
必要に迫られてきている。この補修工事を行うに
あたつては、発電を休止し、トンネル内の水を排
除するので、その施工をトンネルの内側から簡単
かつ迅速に行う必要があることは勿論、トンネル
内部の強固な補強が要求されるが、現在のとこ
ろ、このような施工については、有効かつ適切な
ものが提供されていないのが実状である。
そこで本考案者等は、このような要求に応える
べく水路トンネルの内部補修工事について、鋭意
研究を重ねた結果、水路トンネルの内面に沿つて
一定の曲率で湾曲形成された円弧板状の鋼製ライ
ニングプレートを用意し、これらライニングプレ
ートを複数、筒状になるように接合して順次水路
トンネルの軸方向(トンネルの長さ方向)に組み
付け、次いで前記ライニングプレートと水路トン
ネルの内壁面との間にモルタル等の充填材を注入
固化するといつた補修方法を提案した。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、前記水路トンネルの補修に用いるラ
イニングプレートは、円弧板状のスキンプレート
と、このスキンプレートの外曲り面側に一体化さ
れた側板とからなり、前記側板を他のライニング
プレートの側板にボルトを用いて接合し、スキン
プレートをトンネルの長さ方向に順次接続するこ
とによつて水路トンネルの内周壁を覆うことがで
きるようになつている。
また、水路トンネルを補修する場合には、補修
後のトンネル内面を凹凸のない平滑な面とする必
要がある。このため、ライニングプレートどうし
を接続する継手金具を収納するための箱抜部の開
口をライニングプレートの内曲り面側に開口させ
て設けることは不適当となる問題がある。従つて
水路トンネルの補修工事に用いられるライニング
プレートの接合構造にあつては、水路トンネルの
内部側からの接合が可能であつて、継手金具を収
納するための開口部がスキンプレートの内曲り面
側に開口することない構造が要求される。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、水
路トンネルを補修するライニングプレートを水路
トンネルの長さ方向に水路トンネルの内部側から
順次接合することができ、しかも、スキンプレー
トの内曲り面側に凹凸を生じないライニングプレ
ートの接合構造を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、前記背景に基いてなされたもので、
円弧板状のスキンプレートと、このスキンプレー
トの外曲り面側の両端部に一体化された側板を具
備してライニングプレートを構成し、前記少なく
とも一方の側板にはライニングプレートの長さ方
向外面側に開口する箱抜部を形成する一方、前記
複数のライニングプレートを、側板どうしを当接
させて水路トンネルの長さ方向に沿つて設置する
とともに、隣接するライニングプレートの側板を
長尺金具で貫通し、側板から突出した締着金具の
一部を前記箱抜部に覆納してライニングプレート
を接合してなるものである。
「作用」 側板から突出した締着金具の一部を箱抜部に覆
納することができるために、隣接するライニング
プレートどうしの側板を密接させることができ、
この状態でライニングプレートどうしを継手金具
により接合することができる。また、箱抜部をラ
イニングプレートの長さ方向の外面に開口させて
いるために、ライニングプレートの内曲り面側に
は凹凸が生じない。従つてライニングプレートの
表面を平滑にすることができ、水路トンネルをラ
イニングプレートを用いて補修した場合に形成さ
れる新規トンネルの内面を平滑にすることができ
る。
「実施例」 以下、本考案の一実施例の接合構造について、
ライニングプレートを用いた水路トンネルの補修
工事に従つて、第1図ないし第11図を参照して
説明する。
水路トンネルに設置されるライニングプレート
は、第10図に示すように水路トンネルTの下半
部に設置されて本考案に係る下部ライニングプレ
ート20と、第11図に示すように水路トンネル
Tの上半部に設置される上部ライニングプレート
30の2種類のライニングプレートがある。
まず、下部ライニングプレート20の基本構造
について説明すると、下部ライニングプレート2
0は、第3図ないし第6図に示すように、円弧板
状のスキンプレート20aと、水路トンネルTの
長さ方向に沿うスキンプレート20aの長さ方向
両端部(第5図に示すスキンプレート20aの上
端辺と下端辺)の外曲り面側に一体化された細長
の湾曲板状の側板22と、スキンプレート20a
の周方向一側端辺(第5図に示すスキンプレート
20aの左端辺)に一体化された細長の長方形状
の端板21を主体として構成されている。また、
側板22,22の間には、スキンプレート20a
の中央部を通過してスキンプレート20aを補強
する補強材20b,20cが、十字状に交差して
架設されている。そして、端板21に平行な補強
材20bの両側には、補強材20bと所定間隔離
間して補強材20bと平行にガイド管20d,2
0dが設けられ、各ガイド管20d,20dの一
端部側に、側板22を貫通して側板22の外面に
開口する箱抜部24が形成されている。この箱抜
部24は、側板22に形成された切欠22aの開
口部にコ字状の型材24aを溶接して形成された
ものである。なお、前記ガイド管20dは、下部
ライニングプレート20を水路トンネルTの軸方
向(水路トンネルTの長さ方向)に連結するため
の長ボルト(長尺金具)23(第2図参照)を案
内するものである。また、スキンプレート20a
の中央部には、下部ライニングプレート20を後
述する台車D2を用いて吊り支持する際に使用さ
れる袋ナツト29(第10図参照)が設けられて
いる。
なおここで、下部ライニングプレート20の据
え付け作業について簡単に説明する。
第7図は、前記構造のライニングプレート20
の据え付け設置手順を示す図であり、同図によ
り、ライニングプレート20の設置要領を簡単に
説明すると、まず、下部ライニングプレート20
は、水路トンネルT内の作業現場まで、ライニン
グプレート運搬用台車D1によつて運ばれ、次い
でエレクター装置付き台車D2によつて水路トン
ネルTの下半部に据え付けられる。
そしてエレクター装置付き台車D2によつて据
え付けられた下部ライニングプレート20は、水
路トンネルTの長さ方向に連結されながら、コン
クリートポンプPを介して前記下部ライニングプ
レート20と水路トンネルTの内壁面との間に充
填された充填材Gにより一体化され、これにより
水路トンネルTの下半部に強固に固定される。
一方、充填材Gは、コンクリートバケツト台車
D3によつてコンクリートポンプPまで運ばれ、
コンクリートポンプPから注入パイプKを通して
送出される。
なお、前記各台車D1、D2、D3は、それぞれ水
路トンネルTに設置された下部ライニングプレー
ト20をレールとして走行し、台車に備え付けら
れた駆動モータ等によつて移動する。
ここで更に、前記下部ライニングプレート20
の据え付け作業について詳述する。
下部ライニングプレート20を水路トンネルT
の下半部に据え付けるには、第10図に示すよう
に、トンネル内周壁の底部および内周壁の左右側
部にそれぞれ、削岩機のビツト等によりドリル孔
10を穿孔し、これらドリル孔10にアンカー金
具11を定着する。このアンカー金具11は、ね
じ穴を有する筒体からなり、その取付位置および
個数は、下部ライニングプレート20の大きさに
もよるが、例えば、第10図に示すように水路ト
ンネルTの底部と両側部内面であつて、ライニン
グプレート20の長さ方向両側の各々に位置する
ように定着する。そして水路トンネルTの底部の
アンカー金具11にねじ軸を有する支持金具12
を、また、水路トンネルTの両側部側のアンカー
金具11,11にライニングプレート20を係止
するためのクリツプ金具17を螺合する。
次に、下部ライニングプレート20を前記水路
トンネル底部の支持金具12…に載置するととも
に、下部ライニングプレート20の端部を水路ト
ンネル両側部のクリツプ金具17に係止して下部
ライニングプレート20を水路トンネルTの下半
部に第10図に示すように固定する。なお、下部
ライニングプレート20の高さ調節は支持金具1
2のアンカー金具11に対するねじ込み長さの調
節によつて行うことができ、横方向の位置調節
は、クリツプ金具17のアンカー金具11に対す
るねじ込み長さを調節して行えば良い。従つて下
部ライニングプレート20を水路トンネルTの下
半部に精度良く固定することができる。
続いて先に設置した下部ライニングプレート2
0に長さ方向側方に、下部ライニングプレート2
0を接合する作業を行う。
まず、第10図に示すように下部ライニングプ
レート20を据え付けた後、この下部ライニング
プレート20のガイド管20d,20dに、第1
図と第2図に示す長ボルト23を挿通し、この長
ボルト23の先端を、既設の下部ライニングプレ
ート20のガイド管20d,20dに挿通された
長ボルト23に螺合されている長ナツト(締着金
具)28に螺入する。なお、この長ボルト23
は、長ナツト28のねじ穴に挿入し易いように、
第2図の鎖線に示す如く先端部を円錐状に加工し
たものを用いることが望ましい。そして、既設の
隣接下部ライニングプレート20の長ナツト28
に長ボルト23の先端部をねじ込む(締着する)
とともに、側板22の側方に突出した長ボルト2
3の後端部に長ナツト28を螺入することによ
り、隣接する下部ライニングプレート20,20
どうしが締め付けられる。
長ナツト28の螺入作業が終了したならば、次
に設置すべき下部ライニングプレート20を既設
の下部ライニングプレート20の側方に運搬する
とともに、各箱抜部24に前記長ナツト28を覆
納して側板22,22どうしを密着させ、下部ラ
イニングプレート20を前述のようにアンカー金
具11やクリツプ金具17を用いて固定し、ガイ
ド管20dに長ボルト23を挿入して前述と同様
の操作を行い、下部ライニングプレート20を接
合する。以上の操作を繰り返し行つて下部ライニ
ングプレート20…を順次接合して水路トンネル
Tの下半部を補修する。
以上説明したように下部ライニングプレート2
0を用いて水路トンネルTを補修した場合、下部
ライニングプレート20の内曲り面側には凹凸が
ないために、平滑な面を有する新規トンネル面を
構築することができる。
なお、下部ライニングプレート20の据え付け
作業は、チエーンブロツク等の吊り上げ装置を用
いても良いが、後述するエレクター装置付き台車
D2により行えば、作業能率を向上できる。
前記エレクター装置付き台車D2は、第5図と
第6図に示すように、水路トンネルTの下半部に
設置されたライニングプレート20の上縁部をレ
ールとして走行する台車Dと、この台車Dに設置
された基台41に横回動自在に支持されたターン
テーブル42と、このターンテーブル42に縦回
動自在に支持されたブーム43と、このブーム4
3を上下に回動させる駆動手段44と、前記ブー
ム43の先端に設けられてライニングプレートを
保持する保持手段45とを主体として構成され、
ブーム43の先端に設けられたスイツチ46によ
つて駆動手段44を作動できるようになつてい
る。
また、前記駆動手段44は、ターンテーブル4
2に立設されたアーム47の巻掛けプーリ48を
介してブーム43の先端のブラケツト49に留め
られた懸垂ワイヤ50と、この懸垂ワイヤ50を
巻き取る巻取ドラム51と、この巻取ドラム51
を回転駆動する駆動モータ52とから構成されて
いる。
前記ライニングプレート20を保持する保持手
段45は、第9図に示すように、ブーム43の先
端に回転軸53を介して回転自在に支持された回
転ブラケツト54と、この回転ブラケツト54の
間にヒンジピン55を介して回動自在に設けられ
た筒体56と、この筒体56に挿入されてライニ
ングプレートの袋ナツト29に螺合される固定ボ
ルト57とから構成されている。
しかして前記構成のエレクター装置D2は、下
部ライニングプレート20の袋ナツト29にブー
ム43の先端の固定ボルト57を螺合して下部ラ
イニングプレート20を吊り支持するとともに、
ブーム43の先端のスイツチ操作によりブーム4
3を回動操作して下部ライニングプレート20を
3次元方向に移動することにより位置決めを行
う。
次いで、前記下部ライニングプレート20…を
固定した後に、これらのライニングプレート20
と水路トンネルTの内周壁との間にこれらを一体
化するコンクリート等の充填材Gを注入充填す
る。この充填作業は、コンクリートポンプPのコ
ンクリート吐出管Kを下部ライニングプレート2
0とトンネル内周壁との〓間に差し込み、コンク
リートポンプPを作動させることによつて行う。
そして、下部ライニングプレート20の固定作
業と充填材Gの充填作業を連続して行いながら、
覆工部分を前進させ、水路トンネルTの内周壁の
下半部を補修してゆく。この際、補修に伴つて前
進する補修箇所への資材運搬は、下部ライニング
プレート20をトンネルの長さ方向に連結する毎
に構築される半円筒状の構築物の上端縁をレール
として利用し、このレールにより台車D2、D1
D3を走行させることによつて行う。
水路トンネルTの下半部の補修が終了したなら
ば、次に、エレクター装置付き台車D3を後退さ
せながら水路トンネルTの上半部を上部ライニン
グプレート30で補修する作業を行う。
上部ライニングプレート30の基本構造は、下
部ライニングプレート20の基本構造と同様に、
スキンプレート30aと側板32を具備して構成
されているが、その他の部分の構成が若干異なつ
ている。
即ち、第11図に示すように上部ライニングプ
レート30の上端部には切欠部32aが形成さ
れ、上部ライニングプレート30の上端部内側に
は、隣接する他の上部ライニングプレート30に
向く凹溝32bが形成されている。また前記上部
ライニングプレート30の上部には充填材Gを充
填するための注入孔32dを形成する筒体32e
が固定されている。
前記上部ライニングプレート30で水路トンネ
ルTの上半部の補修を行うには、水路トンネルT
の下半部の補修を行つたエレクター装置付き台車
D2を後退させ、エレクター装置で各上部ライニ
ングプレート30を吊り支持して行う。そして前
記上部ライニングプレート30の接合作業は先に
説明した下部ライニングプレート20の接合作業
と同様に行えば良い。なお、上部ライニングプレ
ート30の下端面には、ピン77が設けられてお
り下部ライニングプレート20の上端面に埋め込
まれた嵌合孔76にピン77を嵌合し位置決めを
行う。
第11図のに示すように上部ライニングプレー
ト30,30を設置したならば、板状のキープレ
ート33を上部ライニングプレート30,30の
側方から凹溝32bに挿入して上部ライニングプ
レート30,30の継目部分を覆つておく。
このように所定区間の水路トンネルTの上半部
に上部ライニングプレート30…を設置したなら
ば、上部ライニングプレート30…と水路トンネ
ルTの内壁面との間の間隙に、上部ライニングプ
レートTの注入孔32dからコンクリートポンプ
Pを用いて充填材を注入固化する。充填材の固化
によつて上部ライニングプレート30と水路トン
ネルTの内周壁とが一体化され、各上部ライニン
グプレート30が強固に固定される。
以上の作業によつて水路トンネルTの全内面を
補修することができる。なお、水路トンネルTの
補修に際し、水路トンネルTの下半部のみを補修
する場合には、前述の作業の内、上部ライニング
プレート30の接合作業を省略すれば良い。
また本実施例においては、水路トンネルTの周
方向に4つのライニングプレート20,20,3
0,30を設けて水路トンネルTの内面を覆う構
成としたが、5つ以上あるいは2つか3つのライ
ニングプレートで水路トンネルを覆う構成にする
こともできる。
ところで、下部ライニングプレート20,20
の接合構造は、第12図と第13図に示す構造を
採用することも可能である。
第12図は、本考案の接合構造の第2実施例を
示すもので、本実施例にあつては、下部ライニン
グプレート20…の接合状態で互いに隣接する下
部ライニングプレート20…の箱抜部24′…が
水路トンネルTの軸方向に千鳥状に配置するよう
に構成されたものである。本実施例には、頭部2
3a付きの長ボルト23′を用い、長ボルト2
3′の頭部23aを箱抜部24′に覆納できるよう
に構成している。
第13図は、本考案の接合構造の第3実施例を
示すもので、箱抜部24″を第2実施例と同様に
千鳥状に配置した構成であり、箱抜部24″の長
ボルト23″の頭部23aを覆納し隣接する下部
ライニングプレート20,20を接合した構成で
ある。
「考案の効果」 以上説明したように本考案は、水路トンネルを
補修するために用いるライニングプレートの接合
構造において、スキンプレートとその外曲り面側
に一体化された側板とからライニングプレートを
構成し、ライニングプレートの側板にライニング
プレートの長さ方向外面に開口する箱抜部を形成
し、この箱抜部にライニングプレートを接合する
締着金具を覆納できるようにしたために、水路ト
ンネルの内面を形成するスキンプレートの内曲面
側に開口部を形成する必要がなく、凹凸のない平
滑な内面の新規トンネル面を構築して水路トンネ
ルを補修できる効果がある。また、側板から突出
した継手金具の一部を箱抜部に覆納できるため
に、側板どうしを密接させてライナープレートど
うしを〓間なく接合できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は、本考案の第1実施例
の接合構造を示すもので、第1図はライニングプ
レートの接合状態を示す正面図、第2図は接合部
分の要部を示す正面図、第3図はライニングプレ
ートの側面図、第4図はライニングプレートの左
端面図、第5図はライニングプレートの裏面図、
第6図はライニングプレートの右端面図、第7図
はライニングプレートを用いた水路トンネルの補
修工事の工程説明図、第8図はライニングプレー
ト運搬用台車を示す側面図、第9図はライニング
プレート運搬用台車の一部拡大側面図、第10図
は水路トンネル内における下部ライニングプレー
トの設置状態を示す側面図、第11図は上部ライ
ニングプレートの取付状態を示す側面図、第12
図は本考案の第2実施例を示す正面図、第13図
は本考案の第3実施例を示す正面図、第14図は
水路トンネル式発電施設の構成図である。 T……水路トンネル、20……下部ライニング
プレート、20A……ガイド管、20a……スキ
ンプレート、22……側板、21……端板、23
……長ボルト(長尺金具)、24……箱抜部、2
8……長ナツト(締着金具)、30……上部ライ
ニングプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水路トンネルの内壁面に沿つて水路トンネルの
    長さ方向に接合され、水路トンネルの内壁面を覆
    うために用いられるライニングプレートの接合構
    造において、前記ライニングプレートが、円弧板
    状のスキンプレートと、トンネルの長さ方向に沿
    うスキンプレートの長さ方向両端部分の外曲り面
    側に一体化された側板を具備して構成され、少な
    くとも一方の側板には側板の外面に開口する箱抜
    部が設けられる一方、複数のライニングプレート
    が、側板どうしを当接させて水路トンネルの長さ
    方向に沿つて設置されるとともに、隣接して設置
    されたライニングプレートどうしが、隣接するラ
    イニングプレートの側板を長尺金具で貫通し、か
    つ、側板から突出した締着金具の一部を前記箱抜
    部に覆納して接合されてなることを特徴とする水
    路トンネル補修用ライニングプレートの接合構
    造。
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