JPH0410267Y2 - - Google Patents
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- JPH0410267Y2 JPH0410267Y2 JP1986185749U JP18574986U JPH0410267Y2 JP H0410267 Y2 JPH0410267 Y2 JP H0410267Y2 JP 1986185749 U JP1986185749 U JP 1986185749U JP 18574986 U JP18574986 U JP 18574986U JP H0410267 Y2 JPH0410267 Y2 JP H0410267Y2
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- tunnel
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Links
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、たとえば水路トンネルの内周を覆工
するライニングプレートをトンネル内で組み立て
るのに好適なエレクター装置に関するものであ
る。
するライニングプレートをトンネル内で組み立て
るのに好適なエレクター装置に関するものであ
る。
「従来の技術」
水力発電所等の施設では、その水力地点が一般
に山中にある場合が多く、特に水路トンネル(導
水管)式水力発電などのように、立地条件上ダム
位置と水圧管・発電機を離れた場所に建設する型
式のものでは、ダム直下型のものより地形を有利
に活用できる反面、水路の大部分をトンネルとす
ることを要求される。
に山中にある場合が多く、特に水路トンネル(導
水管)式水力発電などのように、立地条件上ダム
位置と水圧管・発電機を離れた場所に建設する型
式のものでは、ダム直下型のものより地形を有利
に活用できる反面、水路の大部分をトンネルとす
ることを要求される。
第5図は、このような水力発電施設の一構造例
を示すもので、ダム1でつくられた貯水池(人口
湖)2の水を、取水口3を通して水路トンネル4
に導き、水圧管6を通して水を落下させ、水のも
つ位置エネルギによつて水車を回し、水車に直結
した発電機7を回転させる構成である。なお、図
中符号5はサージタンクである。
を示すもので、ダム1でつくられた貯水池(人口
湖)2の水を、取水口3を通して水路トンネル4
に導き、水圧管6を通して水を落下させ、水のも
つ位置エネルギによつて水車を回し、水車に直結
した発電機7を回転させる構成である。なお、図
中符号5はサージタンクである。
ところで、近年においては、このような水力発
電施設における水路トンネル4内部の礫、砂によ
る浸食が問題となつてきている。
電施設における水路トンネル4内部の礫、砂によ
る浸食が問題となつてきている。
そこで、このトンネル内部の浸食を防止する手
段として、水路トンネルの内部補修工事が要求さ
れる。この補修工事を行うにあたつては、発電を
休止し、水路トンネル内の水を排除するので、そ
の施工が簡単・迅速であることはもちろん、トン
ネル内部の強固な補強が要求されるが、現在のと
ころ、このような施工については有効適切なもの
が提供されていないのが実状である。
段として、水路トンネルの内部補修工事が要求さ
れる。この補修工事を行うにあたつては、発電を
休止し、水路トンネル内の水を排除するので、そ
の施工が簡単・迅速であることはもちろん、トン
ネル内部の強固な補強が要求されるが、現在のと
ころ、このような施工については有効適切なもの
が提供されていないのが実状である。
「考案が解決しようとする問題点」
本出願人等は、このような要求に応えるべく、
水路トンネルの内部補修工事について、鋭意研究
した結果、前記水路トンネルの補修工事として、
水路トンネル内で、トンネル内面に沿つて一定の
曲率で湾曲形成された鋼製ライニングプレート
を、トンネルの周方向に沿つて組み立てつつ軸方
向に連結し、次いで、前記ライニングプレートと
トンネル内周壁との間にモルタル等の充填材をグ
ラウトすることにより、水路トンネル内面を覆工
する構成の補修方法を提案した。
水路トンネルの内部補修工事について、鋭意研究
した結果、前記水路トンネルの補修工事として、
水路トンネル内で、トンネル内面に沿つて一定の
曲率で湾曲形成された鋼製ライニングプレート
を、トンネルの周方向に沿つて組み立てつつ軸方
向に連結し、次いで、前記ライニングプレートと
トンネル内周壁との間にモルタル等の充填材をグ
ラウトすることにより、水路トンネル内面を覆工
する構成の補修方法を提案した。
このような水路トンネルの補修方法によれば、
鋼製ライニングプレートにより、水路トンネル内
部の浸食を防止でき、また、トンネル内部の強固
な補強を達成することができる。
鋼製ライニングプレートにより、水路トンネル内
部の浸食を防止でき、また、トンネル内部の強固
な補強を達成することができる。
ところが、この際問題となるのは、鋼製ライニ
ングプレートの組立、設置であり、トンネル内で
チエーンブロツク等を用いてライニングプレート
を設置する手段では、その据付け作業に手間がか
かり、作業能率が悪くなるといつた問題点が生じ
る。
ングプレートの組立、設置であり、トンネル内で
チエーンブロツク等を用いてライニングプレート
を設置する手段では、その据付け作業に手間がか
かり、作業能率が悪くなるといつた問題点が生じ
る。
本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、トンネル補修用ライニ
ングプレートの据付け作業を簡単に実施し得て、
水路トンネル等の補修工事に対する適用性を向上
させたエレクター装置を提供することにある。
その目的とするところは、トンネル補修用ライニ
ングプレートの据付け作業を簡単に実施し得て、
水路トンネル等の補修工事に対する適用性を向上
させたエレクター装置を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」
そこで本考案では、トンネル内を移動する自走
式台車と、この台車上に横回動自在に支持された
ターンテーブルと、このターンテーブルに縦回動
自在に支持されたブームと、このブームを上下に
回動させる駆動手段と、前記ブームの先端に設け
られかつ前記ライニングプレートを保持する保持
手段とを具備し、該保持手段を、ライニングプレ
ート内面の取付孔に螺着される取付ボルトと、こ
の取付ボルトを保持しかつこの取付ボルトに螺着
されたライニングプレートを3次元方向に回動自
在に支持する自在継手とから構成し、しかも、前
記ブームの先端にブームの駆動手段および自走式
台車をそれぞれ操作する操作スイツチを配設した
ことを特徴としている。
式台車と、この台車上に横回動自在に支持された
ターンテーブルと、このターンテーブルに縦回動
自在に支持されたブームと、このブームを上下に
回動させる駆動手段と、前記ブームの先端に設け
られかつ前記ライニングプレートを保持する保持
手段とを具備し、該保持手段を、ライニングプレ
ート内面の取付孔に螺着される取付ボルトと、こ
の取付ボルトを保持しかつこの取付ボルトに螺着
されたライニングプレートを3次元方向に回動自
在に支持する自在継手とから構成し、しかも、前
記ブームの先端にブームの駆動手段および自走式
台車をそれぞれ操作する操作スイツチを配設した
ことを特徴としている。
「作用」
このような構成のエレクター装置によれば、ブ
ーム先端の自在継手に保持される取付ボルトをラ
イニングプレートの内面に螺着する操作により、
ライニングプレートを吊持でき、またブームの上
下動、ターンテーブルの旋回および自在継手の3
次元方向の回動等の各操作によつて、ライニング
プレートの据付け位置を調整することができる。
ーム先端の自在継手に保持される取付ボルトをラ
イニングプレートの内面に螺着する操作により、
ライニングプレートを吊持でき、またブームの上
下動、ターンテーブルの旋回および自在継手の3
次元方向の回動等の各操作によつて、ライニング
プレートの据付け位置を調整することができる。
「実施例」
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
これらの図において、符号10はトンネル補修
用ライニングプレート、符号20はこのライニン
グプレート10をトンネル(横断面が円形状の水
路トンネル等)Tの内周に組み立るエレクター装
置である。
用ライニングプレート、符号20はこのライニン
グプレート10をトンネル(横断面が円形状の水
路トンネル等)Tの内周に組み立るエレクター装
置である。
前記ライニングプレート10は、長方形状の端
板と、円弧状の側板とを溶接して組み立てた本体
に、本体の内周側を覆うスキンプレート10aを
溶接してなる基本構造とされ、全体としてトンネ
ルTの内面に沿つて一定の曲率で湾曲形成された
円弧版状をなしている。また、前記ライニングプ
レート10のスキンプレート10aには、このラ
イニングプレート10を吊持する際に使用される
取付孔(袋ナツト)11が、その開口部をスキン
プレート10aの表面に開口した状態でかつライ
ニングプレート10の重心位置Gに位置して設け
られている。
板と、円弧状の側板とを溶接して組み立てた本体
に、本体の内周側を覆うスキンプレート10aを
溶接してなる基本構造とされ、全体としてトンネ
ルTの内面に沿つて一定の曲率で湾曲形成された
円弧版状をなしている。また、前記ライニングプ
レート10のスキンプレート10aには、このラ
イニングプレート10を吊持する際に使用される
取付孔(袋ナツト)11が、その開口部をスキン
プレート10aの表面に開口した状態でかつライ
ニングプレート10の重心位置Gに位置して設け
られている。
このライニングプレート10をトンネルT内に
おいて組み立てる一実施例のエレクター装置20
は、自走式台車21と、この台車21に支持され
るターンテーブル22と、このターンテーブル2
2に縦回動自在に支持されたブーム23と、この
ブーム23を上下に回動せる駆動手段24と、前
記ライニングプレート10を保持する保持手段2
5と、前記ブーム23の先端に配設された操作ス
イツチ26とを主体として構成されている。
おいて組み立てる一実施例のエレクター装置20
は、自走式台車21と、この台車21に支持され
るターンテーブル22と、このターンテーブル2
2に縦回動自在に支持されたブーム23と、この
ブーム23を上下に回動せる駆動手段24と、前
記ライニングプレート10を保持する保持手段2
5と、前記ブーム23の先端に配設された操作ス
イツチ26とを主体として構成されている。
前記自走式台車21はライニングプレート10
をトンネルTの周方向に組み立てる毎に構築され
る半割り円筒状の構築物Kの上端を走行すること
ができるようになつており、またその構成は、フ
レーム材(H型鋼材)を組み付けて構成された枠
組構造の本体30に、ターンテーブル22が支持
される基台31が設置され、左右の側部フレーム
30aにそれぞれ駆動モータ32によつて駆動さ
れる走行輪33が配設された基本構造となつてい
る。また、前記本体30は、その前進側にブーム
23の干渉を除くための操作空間が開口してお
り、ブーム23の旋回動および上下動を許容する
ようになつている。なお符号33aは前記台車2
1のガイド輪で、このガイド輪33aは、前記走
行輪33にライニングプレート10の内面に当接
するフランジ部を設けた場合には省略することが
できる。
をトンネルTの周方向に組み立てる毎に構築され
る半割り円筒状の構築物Kの上端を走行すること
ができるようになつており、またその構成は、フ
レーム材(H型鋼材)を組み付けて構成された枠
組構造の本体30に、ターンテーブル22が支持
される基台31が設置され、左右の側部フレーム
30aにそれぞれ駆動モータ32によつて駆動さ
れる走行輪33が配設された基本構造となつてい
る。また、前記本体30は、その前進側にブーム
23の干渉を除くための操作空間が開口してお
り、ブーム23の旋回動および上下動を許容する
ようになつている。なお符号33aは前記台車2
1のガイド輪で、このガイド輪33aは、前記走
行輪33にライニングプレート10の内面に当接
するフランジ部を設けた場合には省略することが
できる。
前記ターンテーブル22は、ブーム23を支持
するとともにこのブーム23を旋回させるための
もので、前記基台31に回動軸34を介して横回
動自在に支持されている。
するとともにこのブーム23を旋回させるための
もので、前記基台31に回動軸34を介して横回
動自在に支持されている。
前記ブーム23は、その基端が前記ターンテー
ブル22に回転軸35を介して支持されるととも
に、その先端に前記保持手段25が配設されてい
る。
ブル22に回転軸35を介して支持されるととも
に、その先端に前記保持手段25が配設されてい
る。
また、前記駆動手段24は、ターンテーブル2
2に立設されたアーム37の巻掛けプーリ38を
介してブーム23先端のブラケツト39に留めら
れた懸垂ワイヤ40と、この懸垂ワイヤ40を巻
き取る巻取りドラム41と、この巻取りドラム4
1を回転駆動させる駆動モータ42とから構成さ
れている。
2に立設されたアーム37の巻掛けプーリ38を
介してブーム23先端のブラケツト39に留めら
れた懸垂ワイヤ40と、この懸垂ワイヤ40を巻
き取る巻取りドラム41と、この巻取りドラム4
1を回転駆動させる駆動モータ42とから構成さ
れている。
ライニングプレート10を保持する保持手段2
5は、第3図に示すように、ライニングプレート
内面の取付孔11に螺着される取付ボルト45
と、この取付ボルト45を保持しかつこの取付ボ
ルト45に螺着されたライニングプレート10を
3次元方向に回動自在に支持する自在継手46と
から構成されている。
5は、第3図に示すように、ライニングプレート
内面の取付孔11に螺着される取付ボルト45
と、この取付ボルト45を保持しかつこの取付ボ
ルト45に螺着されたライニングプレート10を
3次元方向に回動自在に支持する自在継手46と
から構成されている。
この自在継手46はブーム23の先端にブーム
23の長手方向に延びる回転軸47と、この回転
軸47を介して回転自在に支持された二股状の回
転ブラケツト48と、この回転ブラケツト48の
間にヒンジピン49を介して回動自在に設けられ
かつ前記取付ボルト45が挿入される筒体50と
から構成されている。なお、これら回転軸47、
回転ブラケツト48、ヒンジピン49および筒体
50は、第3図などに示すように、これらの3軸
の回動中心がライニングプレート10の重心位置
Gと一致するように取付位置が設定されている。
23の長手方向に延びる回転軸47と、この回転
軸47を介して回転自在に支持された二股状の回
転ブラケツト48と、この回転ブラケツト48の
間にヒンジピン49を介して回動自在に設けられ
かつ前記取付ボルト45が挿入される筒体50と
から構成されている。なお、これら回転軸47、
回転ブラケツト48、ヒンジピン49および筒体
50は、第3図などに示すように、これらの3軸
の回動中心がライニングプレート10の重心位置
Gと一致するように取付位置が設定されている。
ブーム23の先端に配設される操作スイツチ2
6は、前記自走式台車21の駆動モータ32およ
びブーム23の駆動手段24をそれぞれ操作する
ものである。
6は、前記自走式台車21の駆動モータ32およ
びブーム23の駆動手段24をそれぞれ操作する
ものである。
次ぎに、以上のように構成されたエレクター装
置の使用方法および作用等について、第4図を参
照して説明する。
置の使用方法および作用等について、第4図を参
照して説明する。
このエレクター装置によつて、トンネルTの内
面を補修するライニングプレート10を据え付け
るには、保持手段25の筒体50をライニングプ
レート10の取付孔11の位置に合わせ、筒体5
0を通して取付ボルト45を取付孔11に螺着し
て、ライニングプレート10を吊持する。
面を補修するライニングプレート10を据え付け
るには、保持手段25の筒体50をライニングプ
レート10の取付孔11の位置に合わせ、筒体5
0を通して取付ボルト45を取付孔11に螺着し
て、ライニングプレート10を吊持する。
次いで、ブーム23先端のスイツチ26の操作
によつて、台車21およびブーム23を動かし、
ライニングプレート10の高さ調整および据付け
位置の調整を行う。
によつて、台車21およびブーム23を動かし、
ライニングプレート10の高さ調整および据付け
位置の調整を行う。
そして、作業員がライニングプレート10を持
つて、自在継手46を中心に、ライニングプレー
ト10を3次元方向に回動させて据付け位置の最
終的な調整を行いながら、ブーム23を下降させ
て、トンネルTの内周面に据え付ける。
つて、自在継手46を中心に、ライニングプレー
ト10を3次元方向に回動させて据付け位置の最
終的な調整を行いながら、ブーム23を下降させ
て、トンネルTの内周面に据え付ける。
この据付け操作は、ライニングプレート10の
内面に取付ボルト45を螺着し、操作スイツチ2
6の操作等によつて、高さ調整および据付け位置
の調整を行う単純作業であり、その据付け作業に
際し、チエーンブロツク等の取付作業等がないの
で、作業能率を向上することができる。特に、こ
のエレクター装置を使用すれば、ライニングプレ
ート10の据付け・組立作業等の各操作をブーム
23の先端付近において全て実施することができ
るので、ライニングプレート10の据付け作業を
一人工で実施することができ、作業コスト等の低
減を図ることができる。
内面に取付ボルト45を螺着し、操作スイツチ2
6の操作等によつて、高さ調整および据付け位置
の調整を行う単純作業であり、その据付け作業に
際し、チエーンブロツク等の取付作業等がないの
で、作業能率を向上することができる。特に、こ
のエレクター装置を使用すれば、ライニングプレ
ート10の据付け・組立作業等の各操作をブーム
23の先端付近において全て実施することができ
るので、ライニングプレート10の据付け作業を
一人工で実施することができ、作業コスト等の低
減を図ることができる。
なお、前記据付け・組立作業は、第4図などに
示すように、ライニングプレート10を据え付け
る毎に構築される構築物Kの上端縁をレールとし
て利用しながら、エレクター装置を前進させ、ト
ンネルTの補修区間全域に亘つて実施する。この
際、補修にともなつて前進する補修箇所への資材
の運搬は、ライニングプレート10を軸方向に連
結させる毎に、それによつて構築される構築物の
上端縁をレールとして利用して、エレクター装置
20のあとに、ライニングプレート運搬台車等を
走行させることにより、実施する。
示すように、ライニングプレート10を据え付け
る毎に構築される構築物Kの上端縁をレールとし
て利用しながら、エレクター装置を前進させ、ト
ンネルTの補修区間全域に亘つて実施する。この
際、補修にともなつて前進する補修箇所への資材
の運搬は、ライニングプレート10を軸方向に連
結させる毎に、それによつて構築される構築物の
上端縁をレールとして利用して、エレクター装置
20のあとに、ライニングプレート運搬台車等を
走行させることにより、実施する。
なお、第4図の工程図では、トンネルTの下半
部へのライニングプレート10の据付け・組立に
ついて説明したが、トンネルTの上半部へのライ
ニングプレートの据付け・組立作業は、下半部の
構築後、エレクター装置を後退させながら、前述
した手順と同様に行えば良い。
部へのライニングプレート10の据付け・組立に
ついて説明したが、トンネルTの上半部へのライ
ニングプレートの据付け・組立作業は、下半部の
構築後、エレクター装置を後退させながら、前述
した手順と同様に行えば良い。
また、前記エレクター装置20の自走式台車2
1は、ライニングプレート10を組み立てること
によつて構築される構築物Kの上端縁をレールと
して走行する構造であるが、この台車21の構造
は、一実施例のものに限定されるものではなく、
トンネルT内にレール等を敷設して、このレール
上を走行する構造のものであつても良く、さら
に、ライニングプレート10の内面を直接走行す
るような構造であつても良い。
1は、ライニングプレート10を組み立てること
によつて構築される構築物Kの上端縁をレールと
して走行する構造であるが、この台車21の構造
は、一実施例のものに限定されるものではなく、
トンネルT内にレール等を敷設して、このレール
上を走行する構造のものであつても良く、さら
に、ライニングプレート10の内面を直接走行す
るような構造であつても良い。
「考案の効果」
以上説明したように、本考案によるトンネル補
修用ライニングプレートのエレクター装置によれ
ば、次のような優れた効果を奏することができ
る。
修用ライニングプレートのエレクター装置によれ
ば、次のような優れた効果を奏することができ
る。
取付ボルトをライニングプレート内面に螺着
する簡単な操作で、ライニングプレートを安定
した状態に吊持することができ、また、自在継
手により据付け位置の微調整も簡単であるか
ら、迅速かつ効率の良い据付け作業を行うこと
ができる。
する簡単な操作で、ライニングプレートを安定
した状態に吊持することができ、また、自在継
手により据付け位置の微調整も簡単であるか
ら、迅速かつ効率の良い据付け作業を行うこと
ができる。
ブーム先端に自走式台車およびブームの操作
スイツチを配したので、ブーム先端でのライニ
ングプレートの螺着操作とともに、台車の移動
操作、ブームの上下動等を行うことができ、ラ
イニングプレートの据付け作業を一人工で実施
することができる。
スイツチを配したので、ブーム先端でのライニ
ングプレートの螺着操作とともに、台車の移動
操作、ブームの上下動等を行うことができ、ラ
イニングプレートの据付け作業を一人工で実施
することができる。
前記により、水力発電施設等における水路ト
ンネルのライニングプレートによる補修工事に
対する適用性を向上することができ、有効適切
な補修工事の実現を図ることができる。
ンネルのライニングプレートによる補修工事に
対する適用性を向上することができ、有効適切
な補修工事の実現を図ることができる。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図はエレクター装置の側面図、第2
図はその平面図、第3図はエレクター装置の保持
手段を示す側面図、第4図は作用を説明するため
に示したもので、ライニングプレートの設置要領
を示す概略図、第5図は従来技術を説明するため
に示した水力発電施設の一例を示す断面図であ
る。 T……トンネル、10……ライニングプレー
ト、10a……スキンプレート、11……取付孔
(袋ナツト)、20……エレクター装置、21……
自走式台車、22……ターンテーブル、23……
ブーム、24……駆動手段、25……保持手段、
26……操作スイツチ、30……本体、31……
基台、32……駆動モータ、33……走行輪、4
5……取付ボルト、46……自在継手、47……
回転軸、48……回転ブラケツト、49……ヒン
ジピン、50……筒体。
もので、第1図はエレクター装置の側面図、第2
図はその平面図、第3図はエレクター装置の保持
手段を示す側面図、第4図は作用を説明するため
に示したもので、ライニングプレートの設置要領
を示す概略図、第5図は従来技術を説明するため
に示した水力発電施設の一例を示す断面図であ
る。 T……トンネル、10……ライニングプレー
ト、10a……スキンプレート、11……取付孔
(袋ナツト)、20……エレクター装置、21……
自走式台車、22……ターンテーブル、23……
ブーム、24……駆動手段、25……保持手段、
26……操作スイツチ、30……本体、31……
基台、32……駆動モータ、33……走行輪、4
5……取付ボルト、46……自在継手、47……
回転軸、48……回転ブラケツト、49……ヒン
ジピン、50……筒体。
Claims (1)
- トンネル内でトンネル内面を覆うライニングプ
レートを組み立てる装置において、前記トンネル
内を移動する自走式台車と、この台車上に横回動
自在に支持されたターンテーブルと、このターン
テーブルに縦回動自在に支持されたブームと、こ
のブームを上下に回動させる駆動手段と、前記ブ
ームの先端に設けられかつ前記ライニングプレー
トを保持する保持手段とを具備し、該保持手段
は、ライニングプレート内面の取付孔に螺着され
る取付ボルトと、この取付ボルトを保持しかつこ
の取付ボルトに螺着されたライニングプレートを
3次元方向に回動自在に支持する自在継手とから
構成され、しかも、前記ブームの先端にはブーム
の駆動手段および自走式台車をそれぞれ操作する
操作スイツチが配設されていることを特徴とする
トンネル補修用ライニングプレートのエレクター
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986185749U JPH0410267Y2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986185749U JPH0410267Y2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6391526U JPS6391526U (ja) | 1988-06-14 |
JPH0410267Y2 true JPH0410267Y2 (ja) | 1992-03-13 |
Family
ID=31134669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986185749U Expired JPH0410267Y2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0410267Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-02 JP JP1986185749U patent/JPH0410267Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6391526U (ja) | 1988-06-14 |
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