JPH04102597U - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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Publication number
JPH04102597U
JPH04102597U JP1048691U JP1048691U JPH04102597U JP H04102597 U JPH04102597 U JP H04102597U JP 1048691 U JP1048691 U JP 1048691U JP 1048691 U JP1048691 U JP 1048691U JP H04102597 U JPH04102597 U JP H04102597U
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JP
Japan
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heating element
planar heating
lead wires
thin
terminal plate
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Pending
Application number
JP1048691U
Other languages
English (en)
Inventor
操 松沢
英治 鈴木
修一 高野
Original Assignee
日立電線株式会社
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Publication date
Application filed by 日立電線株式会社 filed Critical 日立電線株式会社
Priority to JP1048691U priority Critical patent/JPH04102597U/ja
Publication of JPH04102597U publication Critical patent/JPH04102597U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】航空宇宙分野などの厳しい環境条件下で使用す
る面状発熱体を改善して、中間に接続部の不要な一体化
した面状発熱体をえること。 【構成】図1に示すように、発熱体エレメント14を内
側絶縁体13、16で被包し、発熱体エレメント14の
つぎ目を金属端子板12で溶接し、さらに外側絶縁体1
1、16で覆って一体化した長尺の面状発熱体を得る。 【効果】実装時のリ−ド線同志の接続の手数が省け、構
造物表面に密着させることができるので熱効率の向上に
よる経済性と信頼性が増大する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、面状発熱体の改善に係り、特に作業性の優れた長尺の面状発熱体に 関する。
【0002】
【従来の技術】
面状発熱体は、配管系の保温用等に使用されているが、通常配管の表面に直接 スパイラル状に巻きつけられて設置される。
【0003】 最近、航空宇宙分野の燃料配管系等の保温に使用される面状発熱体は、その使 用環境が非常に厳しく、したがって高性能、高効率化が要求される。
【0004】 従来は、図2に示すような形状の帯状面状発熱体が主として使用されていたが これは構造上、厚肉となる。特に薄肉軽量化の要求により、近時は図3に示すよ うな面状発熱体を使用している。図3において、6は発熱体エレメント、5およ び7は、それぞれ二層の絶縁体である。図3の構成は、上下二層の耐熱型プラス チックフィルムで発熱体エレメントを挾んでサンドイッチ構造にしたものある。 発熱体エレメントの材料は、ニクロム、銅ニッケル、ニクロム−鉄合金等であり プラスチックフィルムの材料はポリエステル、ポリイミド、ポリスルフォン、ポ リエ−テルイミド等である。
【0005】 前記の面状発熱体の製造方法は、二層の耐熱型プラスチックフィルムの間に合 金製の発熱体エレメントの薄板を挿入し、有機性の接着剤を介して圧接により所 定面積のサンドイッチ状のものを造り、これを所定の幅に切断し、リ−ド線で継 合わせて長尺物の面状発熱体に仕上げる。
【0006】 図4は、前記の面状発熱体を配管に巻きつけている状態を示す図である。
【0007】 図4において、8は配管、9は面状発熱体、10はリ−ド線である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
配管系に従来の面状発熱体を巻きつけて配管を保温する場合に、一体化した長 尺物の製造が困難なために、図4に示したように、複数個の短尺物の面状発熱体 をリ−ド線同志を接続して実施している。
【0009】 前記の面状発熱体を用いる場合には、その接続部は配管から浮き上がり、さら にリ−ド線の取付け作業が手間取るという問題があった。
【0010】 本考案の目的は、前記のような従来技術の欠点を解消し、所望の配管系等に容 易に巻きつけることができる長尺物の面状発熱体を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案にかかる面状発熱体の構成は、薄肉の発熱体 エレメントを上下二層の絶縁性フィルムの間に積層し、被着させてなる薄肉テ− プ状の面状発熱体において、前記発熱体エレメント同志を薄肉の金属端子板で接 続して長尺化するようにしたことである。
【0012】
【作用】
二層の絶縁性フィルムの間に面状発熱体エレメントの薄板を、サンドイッチ状 に挿入し、接着剤により接着する。
【0013】 これを所定幅に切断し、多数のテ−プ状発熱体をつくる。長尺化するためにこ のテ−プ状発熱体を接合するための発熱体エレメント(ニクロム合金等)を金属 端子板(鉄ニッケルコバルト合金等)を用いて溶接し、この溶接部を被包するた めにさらに上下二層の絶縁性フィルムを設けるようにした。
【0014】 これにより必要な長さの面状発熱体を提供することができる。
【0015】
【実施例】
以下本考案の1実施例を図1を用いて説明する。
【0016】 図1は、本考案の1実施例の面状発熱体の断面略示図である。
【0017】 図1において、11、16は外側絶縁体、12は接続用金属端子板、14は発 熱体エレメント、13、15は内側絶縁体である。
【0018】 すなわち、図1に示すように、発熱体エレメント14を接続用金属端子板12 で溶接しておけば所望の長さの面状発熱体を得ることができる。
【0019】 本考案の面状発熱体を使用して、例えば宇宙開発用の燃料配管を保温したい場 合には、巻線作業中にリ−ド線を接続する必要がないので、作業は極めて順調に 進行し、能率は向上する。また、接続部の形状は平滑なので熱損失が少なく経済 的であり、安全である。
【0020】 なお、発熱体エレメントの材質は、Ni−Cr合金、Cu−Ni合金、Fe− Ni−Cr合金等である。絶縁体の材質はポリエステル、ポリイミド、ポリスル ホン、ポリエ−テルイミド等である。金属端子板の材質は、主にコバ−ル(Fe −Ni−Cr合金)板または、Ni板に金めっきを施したものがもちいられる。
【0021】
【考案の効果】
本考案による面状発熱体を使用すれば、従来は実装時に問題であったリ−ド線 同志の接続に要する手数が省略できる。またリ−ド線の接続部が平滑で配管表面 に密着するので熱効率がよく、経済性、信頼性は向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の面状発熱体の断面略示図で
ある。
【図2】従来例1の面状発熱体の説明図である。
【図3】従来例2の面状発熱体の斜視図である。
【図4】従来例2の面状発熱体を配管に巻きつけた状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
2、6、14 発熱体エレメント 5、7 絶縁体 8 配管 9 面状発熱体 10 リ−ド線 11、16 外側絶縁体 12 金属端子板 13、15 内側絶縁体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉の発熱体エレメントを上下二層の絶
    縁性フィルムの間に積層し、被着させてなる薄肉テ−プ
    状の面状発熱体において、前記発熱体エレメント同志を
    薄肉の金属端子板で接続して長尺化したことを特徴とす
    る面状発熱体。
JP1048691U 1991-02-05 1991-02-05 面状発熱体 Pending JPH04102597U (ja)

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JP1048691U JPH04102597U (ja) 1991-02-05 1991-02-05 面状発熱体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011075100A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Hutchinson Sa 流体輸送配管を加熱するための装置

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