JPH04101872U - 急速開閉ボール弁 - Google Patents

急速開閉ボール弁

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JPH04101872U
JPH04101872U JP501391U JP501391U JPH04101872U JP H04101872 U JPH04101872 U JP H04101872U JP 501391 U JP501391 U JP 501391U JP 501391 U JP501391 U JP 501391U JP H04101872 U JPH04101872 U JP H04101872U
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JP
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valve
flow path
valve body
ball
ball valve
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JP501391U
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JPH0749147Y2 (ja
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恵成 寺本
健治 阿武
Original Assignee
株式会社日阪製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの駆動機構で2つのボール弁の全開、全
閉作動をするボール弁で、高速に作動する急速開閉ボー
ル弁とする。 【構成】 弁体の流路径を弁座の流路径に対して小さく
すると共に各弁箱の流路の中心軸線に対して、各弁体の
流路が傾斜するよう各弁軸の軸支方向を変えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は1個の駆動機構の操作により、2個のボール弁が連動し互いに逆の全 開又は全閉作動をするボール弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、1個の駆動機構を設けて、この駆動機構と連動して2個のボール弁をそ れぞれ逆の全開又は全閉とする切換弁に関しては、例えば実公昭49−3555 号公報で開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上記切換弁に示された構成は、図4〜図6で説明するように、2つ のボール弁のそれぞれにおいて、各弁体11の流路径dを弁座12の流路径e及び弁 箱13の流路径fに対してほぼ同一としている。従って、弁体11の回動時に流路14 の周縁部分では環状の弁座12が弁体11と接触しないことになり、この時点で流体 圧力その他によって弁座12が内方へ変形することがある。この変形部分を弁体11 の流路14の周縁部で引っ掛けたり、食い込む等の障害が生じ易く、特に高速でボ ール弁を開閉する場合には弁座の変形に伴う操作不能やシール性に欠陥が発生す る等の難点がみられた。
【0004】 本考案の目的は上記のような難点を解消し、ボール弁において切換操作に支障 が生じることなく円滑に動作すると共に極めて高速に2つのボール弁を連動し、 互いに逆の全開、全閉操作ができる急速開閉ボール弁を提供しようとするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本考案の第1考案では、1個の駆動機構の操作によ り2個のボール弁が連動し、互いに逆の全開又は全閉作動をするボール弁におい て、各弁体の流路径を各弁座の流路径に対して小さくすると共に各弁体の流路が 各弁箱の中心軸線に対して傾斜するよう各弁軸の軸支方向を変えた急速開閉ボー ル弁とし、第2考案では高速操作性を高めるため、1個の駆動機構の操作により 2個のボール弁が連動し、互いに逆の全開又は全閉作動をするボール弁において 、各弁体の流路が90°未満の位相差をもって設置される急速開閉ボール弁とし た。
【0006】
【作用】
第1考案では、各弁体の流路径を各弁座の流路径に対して小さくすることによ り、弁体の回動時に弁座が弁体の球形外周に接触しない部分を減少させると共に 弁座に弁体の流路孔の周縁が引っ掛かるようなことがなくなった。また、各弁箱 の流路の中心軸線に対して傾斜しているので、弁体の流路径が弁座の流路径に対 して小さくても回動方向で弁座に近接するように設定しておくことにより、高速 に全開又は全閉することができる。さらに弁軸の軸支方向を変えることにより、 高速操作ができるようになっている。
【0007】 第2考案では各弁体の流路が90°未満の位相差とすることにより、回動角度 を90°未満によって高速な切換えができる。
【0008】
【実施例】
以下、実施例として示した図面に従って説明する。 図1は本考案ボール弁の全体を示す平面図で、1、2はボール弁、3は駆動機 構、4、5はエアー配管を示す。2つのボール弁1、2は1つの駆動機構により 連動して互いに逆の全開、全閉作動をするようになっており、一方が全開の時、 他方が全閉となる。図2はボール弁1、2の内部を示す拡大図で、6、6aは弁 体、7、7aは弁体の流路、8、8aは弁座、9、9aは弁箱であり、aは弁体 の流路径、bは弁座の流路径、cは弁箱の流路径を示す。弁体の流路径aは弁座 の流路径bに対して小さくした。
【0009】 a … 30mm b … 64mm c … 64mm シリンダー径 … 90mm ストローク … 91mm シリンダー操作圧力 … 4Kg/cm2 G 上記実施例で、電磁弁、クイックエキゾースト、エアー配管を3/4Bとし、 2つのボール弁の開から閉、閉から開とする時間を1/100秒とすることがで きた。
【0010】 さらに図3に示すように2つのボール弁において、各弁体6、6aの流路7の 方向を弁箱の流路の中心軸線に対して傾斜(18.5°)させて取付けることに より、図2の弁体6aの流路7aと弁座8aとは近接した位置にあり、弁体を3 8°回転することにより閉止でき閉止操作が極めて迅速となった。 また、各弁体6、6aの流路7、7aを90°未満の位相差をもって設定する ことにより、高速操作がより確実となった。また、90°未満の位相差であって も一方の弁体の流路が完全に閉になってから他方の弁体の流路が開となるため、 流体が混合することがなくなった。
【0011】
【考案の効果】
本考案の第1考案では、1つの駆動機構により連動して、互いに逆の全開、全 閉作動が容易に行われる他、各弁体の流路径を各弁座の流路径に対して小さく構 成しているので、高速の全開、全閉操作が可能であり、弁座と弁体との接触範囲 が大きく、弁座の変形もなく、耐久性に富むボール弁が提供できた。また、流路 の方向を変えることにより、さらに操作の高速化が図れる。
【0012】 第2考案では、2つのボール弁間において、各弁体の流路が90°未満の位相 差をもって設置することにより、各ボール弁の回動角度を最小限にでき、高速化 をさらに助長することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案ボール弁の全体を示す平面図
【図2】 同要部の拡大断面図
【図3】 弁体と弁軸との傾斜角度を示した説明図
【図4】 従来例を示す拡大平面図
【図5】 従来例における弁体の流路と弁座との関係図
【図6】 同断面図
【符号の説明】
1、2 ボール弁 3 駆動機構 6、6a
弁体 7、7a 弁体の流路 8、8a 弁座 9、9a
弁箱 10 弁軸 a 弁体の流路径 b 弁座の流路径 c 弁箱の
流路径

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の駆動機構の操作により2個のボー
    ル弁が連動し、互いに逆の全開又は全閉作動をするボー
    ル弁において、各弁体の流路径を各弁座の流路径に対し
    て小さくすると共に各弁体の流路が各弁箱の中心軸線に
    対して傾斜するよう各弁軸の軸支方向を変えたことを特
    徴とする急速開閉ボール弁。
  2. 【請求項2】 1個の駆動機構の操作により2個のボー
    ル弁が連動し、互いに逆の全開又は全閉作動をするボー
    ル弁において、各弁体の流路が90°未満の位相差をも
    って設置されることを特徴とする請求項1記載の急速開
    閉ボール弁。
JP1991005013U 1991-02-08 1991-02-08 急速開閉ボール弁 Expired - Lifetime JPH0749147Y2 (ja)

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JPH04101872U true JPH04101872U (ja) 1992-09-02
JPH0749147Y2 JPH0749147Y2 (ja) 1995-11-13

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS493555U (ja) * 1972-04-10 1974-01-12
JPS5950157A (ja) * 1982-09-17 1984-03-23 Nippon Steel Corp 溶接熱影響部の耐メツキわれ性にすぐれた高強度低合金鋼
JPS6171732A (ja) * 1984-09-17 1986-04-12 Nec Corp 速度変換回路
JPS6347574A (ja) * 1986-08-12 1988-02-29 Miura Co Ltd ボ−ルバルブ装置

Patent Citations (4)

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JPS6347574A (ja) * 1986-08-12 1988-02-29 Miura Co Ltd ボ−ルバルブ装置

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JPH0749147Y2 (ja) 1995-11-13

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