JPH04101650U - シートバツクフレーム構造 - Google Patents

シートバツクフレーム構造

Info

Publication number
JPH04101650U
JPH04101650U JP921791U JP921791U JPH04101650U JP H04101650 U JPH04101650 U JP H04101650U JP 921791 U JP921791 U JP 921791U JP 921791 U JP921791 U JP 921791U JP H04101650 U JPH04101650 U JP H04101650U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat back
back frame
base
seat
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP921791U
Other languages
English (en)
Inventor
洋之 佐伯
Original Assignee
株式会社タチエス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社タチエス filed Critical 株式会社タチエス
Priority to JP921791U priority Critical patent/JPH04101650U/ja
Publication of JPH04101650U publication Critical patent/JPH04101650U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リクライニング装置等の取付け面を確保しつ
つ、シートクッションフレームの曲げ加工数の削減によ
り作業工程数を削減し、作業性の向上および製品コスト
の低減をはかる。 【構成】 サイドブラケット14の下端が、垂直線16に平
行な基部14a として形成されている。そして、基部14a
からの垂直延長線20上に平面22a を有する突出部22が、
サイドブラケット14の基部の上方に設けられている。 【効果】 サイドブラケットの基部14、突出部22によっ
て、リクライニング装置等の取付け面が確保できること
により、シートバックフレームのサイド12a の垂直部が
省略でき、シートバックフレーム12の曲げ加工数が削減
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、リクライニング装置、ヒンジ手段等の取付け面として利用される サイドブラケットを左右の少なくとも一サイドに有して形成されたシートバック フレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両等のシートは、骨格を形成するシートフレーム内に、Sばね等か らなるシートスプリングを配設し、シートスプリングに、着座者に十分な弾性を 与えるシートパッドを載置し、シートパッドを表皮等からなるトリムカバーで被 覆して形成されている。このような構成のシートは、たとえば、自動車用シート のシートクッション、シートバック等として利用されている。
【0003】 ここで、自動車用シートのシートバックの形状としては、たとえば、外観形状 が美的であるとともに、着座者に安定性、快適性を与えるものが好ましい。そこ で、図3(A),(B) に示すような、一般的なシートバックフレーム構造110 におい て、シートバックの骨格を形成するシートバックフレーム112 は、上端112cを下 端112bより短くするとともに、サイドの中間部付近(図3(B) a部)から上方を わずかに後方に折曲して形成されている。
【0004】 また、自動車用シートとして、たとえば、シートクッション後端、シートバッ ク下端間をリクライニング装置、ヒンジ手段等で連結し、シートバックをシート クッションに対して前後方向に揺動可能とする構成が広く知られている。
【0005】 このようなリクライニング装置、ヒンジ手段等は、たとえば、シートバックフ レームのサイドに設けられたサイドブラケットに取付けられている。
【0006】 リクライニング装置、ヒンジ手段等の取付け面として利用されるサイドブラケ ットの外面は、一般に、垂直かつ平坦であることが要求される。そのため、公知 の構成においては、たとえば、図3(A) に示すように、シートバックフレームの サイド112aをb部で内方に折曲し、サイド自体に垂直部を形成して、正面に対す る垂直線116 に平行な垂直面をサイドブラケット114 に確保している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図3(A),(B) に示すような、サイド112aに垂直部を有する公知 のシートバックフレーム構造110 においては、下端112b、サイド間および上端11 2c、サイド間の折曲に加えて、サイドの後方折曲部(a部)、内方折曲部(b部 )での曲げ加工が必要となる。
【0008】 そのため、公知の構成においては、シートバックフレーム加工時における、曲 げ加工数、つまり、作業工程数が多く、作業が煩雑化し、加工費、つまりは製品 コストの増大は避けられない。
【0009】 そこで、シートバックフレームの曲げ加工数の削減が要求されるが、リクライ ニング装置、ヒンジ手段の取付け可能な垂直面の確保、および、美的なシート形 状、着座者の快適性等の確保の双方が必要であるため、曲げ加工数の削減が容易 に行なえない。
【0010】 この考案は、シートクッションフレームの曲げ加工数の削減により作業工程数 を削減し、作業性の向上および製品コストの低減をはかるシートバックフレーム 構造の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この考案によれば、サイドブラケットの下端が、 垂直線に平行な基部として形成されるとともに、基部からの垂直延長線上に平面 を有する突出部が、サイドブラケットの基部の上方に設けられている。そして、 サイドブラケットの基部、突出部によって、リクライニング装置、ヒンジ手段等 の取付け面が形成されている。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照しながらこの考案の実施例について詳細に説明する。
【0013】 図1(A),(B) 、図2に示すように、この考案に係るシートバックフレーム構造 10において、シートバックフレーム12は、サイド12a にサイドブラケット14を有 して形成されている。
【0014】 シートバックフレーム12は、パイプ等からシートバック(図示しない)の骨格 として、シートバックの形状に対応して折曲成形されている。シートバックフレ ーム12は、通常、シートバックの美的な外観形状、および、着座者の安定性、快 適性を確保可能に、たとえば、下端12b より上端12c を短く形成するとともに、 サイド12a の中間付近(図1(B) a部)から上方をわずかに後方に折曲している 。
【0015】 ここで、図1(A) を見るとわかるように、この考案においては、シートバック フレームのサイド12a が、正面から見て直線状で、内方に傾斜して形成されてい る。つまり、正面に対する垂直線16に平行な垂直部を持たない形状に、シートバ ックフレームのサイド12a を形成することによって、シートバックフレーム加工 時の曲げ加工数の削減をはかっている。
【0016】 また、サイドブラケット14は、図1(A) 、図2に示すように、たとえば、シー トバックフレームのサイド12a に沿った形状に鋼板等から形成され、溶接等によ って、サイドブラケットの一端がサイドに固着されている。そして、サイドブラ ケット14は、着座者の上体を抱持する形状にシートバックを形成するとともに、 たとえば、シートクッションに対してシートバックを揺動可能に連結するリクラ イニング装置、ヒンジ手段等の取付け面としても利用される。
【0017】 ところで、上記のように、垂直部を持たない形状にサイド12a を形成したシー トバックフレーム12においては、サイドに沿ってサイドブラケット14が固着され るため、サイドブラケットでの垂直面の確保、つまり、リクライニング装置等の 取付け面の確保が困難となる。
【0018】 そこで、この考案においては、図1(A) 、図2を見るとわかるように、シート バックフレームのサイド12a 、下端12b 間の折曲部18の外方に沿って、サイドブ ラケット14の下端を垂直方向に折曲し、垂直線16に平行な基部14a として形成し ている。そして、サイドブラケットの基部14a からの垂直延長線20上に平面22a を有する突出部22が、サイドブラケットの基部14a の上方に設けられている。
【0019】 つまり、サイドブラケットの基部14a 、突出部22間に、リクライニング装置、 ヒンジ手段(図示しない)等を架設、固定すれば、サイドブラケットの基部、突 出部が垂直線16に平行な垂直の取付け面として利用できる。そのため、シートバ ックフレームのサイド12a に垂直部を設けることなく、リクライニング装置、ヒ ンジ手段等の取付け面が確保できる。
【0020】 上記のように、シートバックフレームのサイド12a を内方に傾斜した正面直線 状としても、サイドブラケットの基部14a 、突出部22によって、垂直線16に平行 な垂直面が確保できる。そのため、シートクッションフレーム12の曲げ加工数、 つまりは作業工程数が削減でき、作業性の向上および加工費、つまりは製品コス トの低減が十分にはかられる。
【0021】 そして、下端12b より上端12c を短くするとともに、折曲部(図1(A) a部) から上方を後方に折曲する基本的なシートバック形状を崩すことなく、シートバ ックフレーム12の曲げ加工数が削減できる。そのため、シートバックの美的な外 観形状、および、着座者の安定性、快適性が十分に確保できる。
【0022】 更に、この考案によれば、公知の構成において使用不能とされていた形状のシ ートバックフレームが使用できるため、従来の形状にとらわれないシートバック の美的外観形状の新しい発展が期待できる。
【0023】 なお、図2の符号24は、リクライニング装置、ヒンジ手段等の固定に利用する ための取付け孔を示す。
【0024】 サイドブラケット14の突出部22は、基部14a の垂直延長線20上に平面22a を有 する形状であれば足り、図示の形状に限定されず、他の形状としてもよいことは いうまでもない。
【0025】 また、実施例においては、1か所の突出部22として具体化されているが、これ に限定されず、突出部を複数に分割する構成としてもよい。
【0026】 更に、実施例においては、サイドブラケットの基部14a 、突出部22間にリクラ イニング装置、ヒンジ手段等を架設、固定する構成として例示している。しかし 、これに限定されず、たとえば、垂直線方向に離反された2か所に突出部を設け 、2か所の突出部によって、リクライニング装置等の取付け可能な垂直面を形成 してもよい。
【0027】 そして、基部14a との組合せのもとでのサイドブラケットの突出部22の利用に 限定されず、たとえば、突出部のみにサイドサポート装置、ランバーサポート装 置等の他の着座姿勢制御装置を取付ける構成としてもよい。
【0028】 この考案のシートバックフレーム構造は、自動車用シートのシートバックに適 するとはいえ、これに限定されず、たとえば、電車、飛行機、船舶等のシートに も応用できる。
【0029】 上述した実施例は、この考案を説明するためのものであり、この考案を何等限 定するものでなく、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全て この考案に包含されることはいうまでもない。
【0030】
【考案の効果】
上記のように、この考案に係るシートバックフレーム構造によれば、サイドブ ラケットの基部、突出部を垂直延長線上に位置させることによって、リクライニ ング装置等の取付け可能な垂直面が確保できる。つまり、シートバックフレーム のサイドの垂直部が省略でき、それにより、シートバックフレームの折曲箇所が 削減できる。そのため、シートクッションフレームの曲げ加工数、つまりは作業 工程数が削減でき、作業性の向上および加工費、つまりは製品コストの低減が十 分にはかられる。
【0031】 そして、基本的なシートバック形状を崩すことなく、シートバックフレームの 曲げ加工数が削減できるため、シートバックの美的な外観形状、および、着座者 の安定性、快適性が十分に確保できる。
【0032】 更に、この考案によれば、新たな形状のシートバックフレームが使用できるた め、従来の形状にとらわれないシートバックの美的外観形状の新しい発展が期待 できる。
【0033】 また、垂直線に平行な平面を有する突出部をサイドブラケットの少なくとも1 か所に設ける構成とすれば、リクライニング装置等に限定されず、ランバーサポ ート装置等の他の着座姿勢制御装置の取付けにも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1(A),(B) 】この考案に係るシートバックフレーム
構造の一部破断の概略正面図および概略縦断面図であ
る。
【図2】シートバックフレーム構造の一部破断の概略斜
視図である。
【図3(A),(B) 】公知の構成における、シートバックフ
レーム構造の一部破断の概略正面図および概略縦断面図
である。
【符号の説明】
10 シートバックフレーム構造 12 シートバックフレーム 12a シートバックフレームのサイド 14 サイドブラケット 14a 基部 16 垂直線 20 垂直延長線 22 突出部 22a 突出部の平面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リクライニング装置、ヒンジ手段等の取
    付け面として利用されるサイドブラケットを左右の少な
    くとも一サイドに有して形成されたシートバックフレー
    ム構造において、サイドブラケットの下端が、垂直線に
    平行な基部として形成されるとともに、基部からの垂直
    延長線上に平面を有する突出部が、サイドブラケットの
    基部の上方に設けられ、基部、突出部によって、リクラ
    イニング装置、ヒンジ手段等の取付け面が形成されたこ
    とを特徴とするシートバックフレーム構造。
  2. 【請求項2】 サイドブラケットを左右の少なくとも一
    サイドに有して形成されたシートバックフレーム構造に
    おいて、垂直線に平行な平面を有する突出部が、サイド
    ブラケットの少なくとも1か所に設けられたことを特徴
    とするシートバックフレーム構造。
JP921791U 1991-01-31 1991-01-31 シートバツクフレーム構造 Pending JPH04101650U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP921791U JPH04101650U (ja) 1991-01-31 1991-01-31 シートバツクフレーム構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP921791U JPH04101650U (ja) 1991-01-31 1991-01-31 シートバツクフレーム構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04101650U true JPH04101650U (ja) 1992-09-02

Family

ID=31741754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP921791U Pending JPH04101650U (ja) 1991-01-31 1991-01-31 シートバツクフレーム構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04101650U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071751A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Ts Tech Co Ltd シートバックフレーム
JP2016199205A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 テイ・エス テック株式会社 シートバックフレーム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071751A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Ts Tech Co Ltd シートバックフレーム
JP2016199205A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 テイ・エス テック株式会社 シートバックフレーム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE29522E (en) Transit seat with contoured plastic shell
US20080136240A1 (en) Vehicle seat
CN107662528B (zh) 复合整体式衬垫突出部
EP2727765A1 (en) Vehicle seat
JPH11253269A (ja) 少なくとも1つの背もたれを有する自動車の座席
JPH04101650U (ja) シートバツクフレーム構造
CN112895998B (zh) 车用座椅
JP6364309B2 (ja) シート
JPH04200410A (ja) シート装置
JPH0761265A (ja) 乗物用座席
US3205009A (en) Automotive seat cushions
CN216886393U (zh) 一种汽车座椅头枕结构
JP2593617Y2 (ja) リアシートクッションの取付構造
JP7410436B2 (ja) 乗物用シート
WO2021125159A1 (ja) 乗物用シート及び乗物用シートの製造方法
JP2000210161A (ja) 車両用シ―トのシ―トバック
CN217917712U (zh) 高强度靠背骨架总成
JP7370727B2 (ja) シートバック
JPH054747Y2 (ja)
JP3700996B2 (ja) アームレスト付シートの構造
JPH01171507A (ja) 車両用シート等のバネ構造
JP6831680B2 (ja) 車両用シートのシートクッション
JPS6335649Y2 (ja)
JP3591682B2 (ja) 車両用シートバックフレーム
JP2595298Y2 (ja) シートの面状ばね構造