JPH0761265A - 乗物用座席 - Google Patents
乗物用座席Info
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- JPH0761265A JPH0761265A JP5235654A JP23565493A JPH0761265A JP H0761265 A JPH0761265 A JP H0761265A JP 5235654 A JP5235654 A JP 5235654A JP 23565493 A JP23565493 A JP 23565493A JP H0761265 A JPH0761265 A JP H0761265A
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
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-
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Abstract
の異なる乗物に対しても十分適用することのできる汎用
性を備えた乗物用座席を提供すること。 【構成】 シートフレーム20を、少なくとも二本のシ
ートパイプを連結部材によって互いに平行になるように
連結して一体化し、シートシェル11の中に収納固定さ
れる補強枠13を、シートフレーム20の連結部材側に
対してシートシェル11を挟持した状態で固着すること
により、座席本体10をシートフレーム20に一体的に
連結したこと。
Description
設置される乗物用座席に関し、特に構造を簡略化して汎
用性に優れたものとした乗物用座席に関するものであ
る。
列車等においては、その乗客のための座席を狭い空間内
にできるだけ多く配置する必要があるだけでなく、座席
全体の重量も十分な剛性を確保しながらできるだけ軽く
しなければならない。また、この種の乗物用座席は、一
つの車室内に何十脚と設置しなければならないから、大
量生産が十分可能な構造のものである必要があり、しか
も、例えばバスにおけるように、ステップや運転席を避
けながら設置しなければならないものである。さらに、
この種の乗物用座席は、これを設置すべき乗物に対し
て、例えば上記したステップや運転座席あるいは車内の
状況の変化にも十分に対処できるものとしておく必要が
あり、そのためには、簡単に仕様を変更できる構造のも
のとしておかなければならない。
したそれぞれの要望に応えられるものとしては、例えば
公園等に設置されているもののように、座席本体部とし
て座部と背当とを合成樹脂材料により一体成形したもの
を使用し、この座席本体部を地面上等に立設した脚部に
ボルト等により一体化した座席または椅子がある。この
ような従来の座席または椅子は、その座席本体部を一人
掛け用のものとして置けば、脚部の長さを変えるのみ
で、一人掛け用から数人掛け用の長椅子まで自由に構成
できて便利なものであるが、次の理由によって、これを
そのまま乗物用座席に適用することはできないものであ
る。
ただけの座席では、当然のことながらクッション性が悪
く、公園のように全く揺れることがない場所ならともか
く、乗物のように揺れるのが常態のものにあっては不向
きである。また、乗物用座席では、これに着座しないで
その周囲に立った人のために、乗物が揺れたときの「つ
かみどころ」ともしなければならないが、上述したよう
な簡単な構造の座席または椅子では、そのような加工を
あらためてしなければならない。特に、乗物の座席のよ
うに、デザインを統一しながら狭い空間内で設置しなけ
ればならない場合には、それぞれの座席に設置空間の状
況に応じた変更を加え、かつ「つかみどころ」を確保し
ながら行わなければならないから、相当問題がある。さ
らに、揺れるのが常態の乗物に適用される座席には、全
体として十分な剛性を有するものであることが必要なこ
とは当然として、アームレスト(肘掛け)は絶体に必要
なものであるが、座部と背当とを一体化した前述したよ
うな座席または椅子では、それのみで言わば完成された
ものであるから、アームレストを簡単には取付けること
ができないものであったのである。
背当とを一体化したもの(以下ではこれをシートシェル
と呼ぶ)の長所を十分生かしながら、これを乗物用座席
を構成するものとするにはどうしたらよいかについて種
々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
における上述した実状に鑑みてなされたもので、その解
決しようとする課題は、乗物用座席の簡略化及び汎用化
である。
造を簡単にすることができて、しかも種類の異なる乗物
に対しても十分適用することのできる汎用性を備えた乗
物用座席を提供することにある。特に、請求項1に係る
発明では、上記の目的の他に、十分なクッション性と剛
性を備え、なおかつシートクッションの洗滌等のための
取外しや交換を容易に行うことのできる乗物用座席を提
供しようとし、同様に、請求項2に係る発明では、アー
ムレストを汎用性を阻害しないようにしながら取付ける
ことのできる乗物用座席を提供しようとするものであ
る。
めに、請求項1に係る発明の採った手段は、実施例にお
いて使用する符号を付して説明すると、「一体化された
シートシェル11内にシートクッション12を組付けて
構成した座席本体10を、乗物側に固定されるシートフ
レーム20に対して一体化した乗物用座席100であっ
て、シートフレーム20を、少なくとも二本のシートパ
イプ21を連結部材22によって互いに平行になるよう
に連結して一体化し、シートシェル11の中に収納固定
される補強枠13を、シートフレーム20の連結部材2
2側に対してシートシェル11を挟持した状態で固着す
ることにより、座席本体10をシートフレーム20に一
体的に連結したことを特徴とする乗物用座席100」で
ある。
は、請求項1の発明における構成部材と同様な部材に同
一符号を付して示すと、「一体化されたシートシェル1
1内にシートクッション12を組付けて構成した座席本
体10を、乗物側に固定されるシートフレーム20に対
して一体化した乗物用座席100であって、シートフレ
ーム20を、少なくとも二本のシートパイプ21を連結
部材22によって互いに平行になるように連結して構成
するとともに、連結部材22の近傍に位置するシートパ
イプ21に支持部材23を一体化して、連結部材22及
び支持部材23のそれぞれに形成した連結穴22a・2
3aに、アームレスト30の下端部を挿通して固定する
ことにより、このアームレスト30をシートフレーム2
0に取付けたことを特徴とする乗物用座席100」であ
る。
物用座席100の作用を、その共通作用と、各請求項の
発明の特有な作用とに分けて説明すると、次の通りであ
る。
一人掛け用のものとして、座席部と背当とを一体的に形
成したシートシェル11内に補強枠13を収納してシー
トクッション12を取付けたものであるから、シートク
ッション12の作用によって十分なクッション性が得ら
れるものとなっているのであり、全体が揺れるのが常態
の乗物に当該乗物用座席100を適用するのに適したも
のとしているのである。この座席本体10は、そのシー
トシェル11をそれ自体で十分な剛性を有した一体的な
ものとするとともに、このシートシェル11を補強枠1
3によってさらに補強したものであるから、乗物用の座
席として必要な剛性を十分備えたものとなっているので
ある。そして、この座席本体10のシートクッション1
2は、他の部材とは全く別のものとして構成できかつ取
付けるものであるから、シートクッション12のみを他
から分離し得るのであり、これだけの洗滌を行うことが
可能となっているものである。
トフレーム20は、少なくとも二本のシートパイプ21
を連結部材22によって互いに連結して構成したもので
あるから、その構造は非常に簡単なものとなっている。
換言すれば、各シートパイプ21の長さを変えるのみ
で、当該乗物用座席100を一人掛け用のものから三人
掛け用、あるいはそれ以上のものとして同様な材料でか
つ統一したデザインを採用しながら自由に対応し得るの
である。勿論、二人掛け以上のものにする場合には、そ
の分の座席本体10を使用することになることは当然で
あるが、各座席本体10が一人掛け用のものとして構成
されていることから、そのような対応の仕方は自由に行
えるのである。
0は、その座席本体10の数及びシートシェル11の長
さを適宜設定することにより、乗物の形式あるいは乗物
内の設置場所の状況に合わせて自由に変更可能となって
いるのであり、汎用性に優れたものとなっているのであ
る。
その座席本体10が前述した構成のものであるから、そ
の背面に取付部14を設けることによって、図13の
(1)に示すように、乗物内に必要な立席握棒50を当
該乗物用座席100に取付け得るのであり、図13の
(3)に示すように、シートフレーム20側のシートパ
イプ21の端部を利用することによって別形態の立席握
棒50を取付け得るのである。これらのことによって
も、当該乗物用座席100は汎用性に優れたものとなっ
ているのである。
及びシートフレーム20が簡単な構成を有しているか
ら、この乗物用座席100は、その製造を容易に行える
ものとなっているだけでなく、予めシートパイプ21の
長さを規定しておくだけで、乗物あるいはその内部がど
のような状況であってもこれに合ったものとし得るので
ある。つまり、乗物の形態やその内部の状況が多岐にわ
たるものであっても、乗物用座席100を構成している
部品をそれ程大きく変える必要はないのであり、どのよ
うな場合でも、多くの共通部品を使用できるのであるか
ら、乗物用座席100の製造それ自体は非常に容易なも
のとなっているのである。
ら、各請求項に係る乗物用座席100は、以下のような
作用をも有しているのである。 ・請求項1に係る乗物用座席100について この乗物用座席100においては、特に座席本体10の
シートフレーム20に対する固着について、座席本体1
0を構成している補強枠13を、シートフレーム20側
の連結部材22にシートシェル11を挟持した状態で固
着するようにしたので、座席本体10のシートフレーム
20に対する固着は十分な強度で行われているのであ
る。特に、以下に示す実施例においては、座席本体10
のシートシェル11が、合成樹脂を材料とするブロー成
形等の手段により、一体的に形成されたものであるか
ら、このシートシェル11を補強枠13によって補強し
ているとともに、この補強枠13によってシートシェル
11がシートフレーム20に対して挟持されているので
あるから、当該乗物用座席100は、乗物用のものとし
て必要な十分な強度を有しているものである。
て この乗物用座席100においては、そのシートフレーム
20側にアームレスト30を設けたものであるから、こ
のアームレスト30によって使用者の安定化及び保護を
図ると同時に、乗物に適用される座席として必要な座席
の個別化をこのアームレスト30によって図り得るので
ある。なお、例えば図2に示したような二人掛け用の乗
物用座席100として、両座席本体10間にもアームレ
スト30を設けたい場所には、シートフレーム20の各
シートパイプ21に別の支持部材23を設けておいて、
この支持部材23の各連結穴23aに別のアームレスト
30の下端部を挿入固着すればよいものである。
0側に対する固着は、図7にも示していように、シート
パイプ21を連結している連結部材22の連結穴22
a、及び各シートパイプ21に別に取付けた支持部材2
3の連結穴23aに、アームレスト30の下端部を挿入
して固定すれば行えるのであるから、乗物用座席100
自体の汎用性を損うことなく行えるのである。つまり、
このアームレスト30の固着は、乗物用座席100の他
の部分が完了してからでも行えるのであり、しかもアー
ムレスト30を固着することによって他に大きく変化を
与えるものではないのであるから、乗物用座席100が
本来有している汎用性には全く影響を与えないのであ
る。
説明するが、この実施例に係る乗物用座席100は、請
求項1及び2の各発明を同時的に含むものがあるから、
以下の説明では各請求項毎の項を分けることをしないで
説明する。
席100を乗物内に実際に設置した状態を示す側面図及
び正面図であり、この乗物用座席100は、一人掛け用
のものとして個別に形成した各座席本体10を、乗物内
に設置固定したシートフレーム20に対して固着して構
成したものである。なお、本実施例においては、当該乗
物用座席100を乗物内の壁にも固定するようにしたも
のであり、そのために、乗物の壁内面には取付レール6
0が取付けてあり、この取付レール60にシートフレー
ム20側の取付板24を取付けるようにしたものであ
る。
に構成したシートシェル11内に補強枠13を収納固定
するとともに、この補強枠13上にシートクッション1
2を取付けることにより、一人掛け用のものとして構成
したのである。シートシェル11は、図3に示すよう
に、例えば合成樹脂材料をブロー成形することにより一
体的にしたものであり、図4に示すように、中空部分を
備えた二重構造のものとして形成したものである。勿
論、このシートシェル11内には、図1及び図2の点線
で示したように、補強枠13が収納固定されるのである
から、この補強枠13の形状に適したように、種々な凹
凸が図3及び図4に示したように形成してあるものであ
る。
そのシートシェル11を、図4に示したように、中空部
分を備えた二重構造のものとして形成したものである
が、この中空部分内には、断熱・発泡樹脂16が注入し
てある。この断熱・発泡樹脂16は、シートシェル11
自体の断熱を図って使用者が快適に使用できるようにし
ているとともに、シートシェル11自体の剛性を高める
作用をも発揮するものである。以上のように、シートシ
ェル11を、中空部分を備えた二重構造のものとして形
成し、かつこの中空部分内に断熱・発泡樹脂16を注入
して構成すれば、座席本体10の重量をそれ程増大させ
ることなく、座席として必要な断熱効果と剛性確保とを
同時に満足させることができるのである。
は、図1から図3に示したように、シートクッション1
2を包み込んだ状態で収納できるように、所謂バケット
タイプのものとしてあり、特に背当の上端に、当該乗物
用座席100の近傍に立つ人の「つかみどころ」とする
握部15を一体的に形成したものである。勿論、この握
部15内には、図4の(イ)に示すように、補強用の金
属パイプがインサートされるものである。また、このシ
ートシェル11の背当の上部前方側には、収納空間を覆
う形状のカバー部が庇のように形成してあり、このカバ
ー部内にシートクッション12の上端がすっぽりと入る
ようにしてある。
補強枠13は、図1、図2、図5及び図6に示すよう
に、シートシェル11の収納部形状に沿った枠体として
形成したものであり、その底部側辺には複数の下部取付
部13aが一体的に設けてある。また、この補強枠13
は、シートシェル11の形状に合わせた略「く」の字形
に形成したものであるから、その屈曲部は補強材13c
によって補強してあるものであり、その上端部には、図
2及び図6に示したように、後述する飛出し防止保護パ
イプ40等のための上部取付部13bが一体的に設けて
ある。
のシートフレーム20は、図7に示したように、少なく
とも二本のシートパイプ21を連結部材22により一体
的に連結するとともに、両シートパイプ21の一部に固
着した脚部25によって乗物の床面に片持ち支持するよ
うに構成したものある。二本のシートパイプ21は、乗
物用座席100の横方向に位置することになるものであ
り、各連結部材22によって互いに平行となるように構
成してある。また、各シートパイプ21の端部は乗物用
座席100の両側部にて開口されるものであり、本実施
例にあっては、乗物の壁内面に取付けた取付レール60
に対する取付を行えるようにするために、その壁側端部
に取付部32を設けたものである。なお、この取付部3
2は、シートパイプ21に対する取付角度を予め規定す
るか、あるいはシートパイプ21に対して回動可能に取
付けることによって、シートフレーム20の壁側端部の
取付レール60に対する取付位置を自由に変更できるよ
うにしたものである。
の端部は、前述したように開放させたものであるが、こ
のようにしたのは、図13の(3)に示したように、こ
のシートパイプ21の開放端部を立席握棒50の取付箇
所として利用するためである。なお、シートパイプ21
の使用されない開放端部においては、図7に示したよう
に、保護キャップを嵌合しておくものである。
ものであれば、一般的に市販されているパイプ材をその
まま利用することができるのであり、しかも、図7で示
した一人掛け用の乗物用座席100を構成する場合は勿
論、このシートパイプ21の長さを適宜長くすることに
よって、複数人用の乗物用座席100とすることが容易
にできるものである。
材22には、図7〜図9及び図1に示したように、その
本体部から下方に伸びる垂下部が一体的に形成してあ
り、この垂下部にはアームレスト30を取付けるための
連結穴22aが形成してある。また、この連結部材22
の本体部には、前述した座席本体10を取付けるための
取付ボルト22bが各シートパイプ21の上面から突出
した状態で一体的に設けてある。本実施例の取付ボルト
22bは、所謂ネジボルトとしたものであり、この取付
ボルト22bを座席本体10側の補強枠13の各下部取
付部13aに挿通してナット締めすることにより、座席
本体10のシートシェル11を補強枠13と連結部材2
2にて挟持した状態で座席本体10をシートフレーム2
0に連結するものである。
トパイプ21には、図7及び図8に示したように、当該
シートパイプ21に直交する状態で支持部材23が固着
してある。この支持部材23は、連結部材22の連結穴
22aに挿通されたアームレスト30の下端部をさらに
支持するものであり、その支持は、この支持部材23に
設けた連結穴23a内にアームレスト30の下端部を挿
通することによりなされる。なお、図7に示したよう
に、この支持部材23と連結部材22との間に脚部25
の上端が位置することになる場合には、この脚部25の
上端に、図7の点線で示したような挿通穴を形成してお
くことは言うまでもない。
たように、一本のパイプを折曲して形成したものであ
り、その下端部をシートパイプ21と平行となるように
するとともに、その上端部をシートパイプ21の上方に
てこれに略直交するものとしたものである。勿論、この
アームレスト30は文字通り着座者の腕を載せることも
あるものであるから、その上端部にクッション材を一体
化したものである。また、このアームレスト30の下端
部の適宜部分には、図7に示したように、取付板31が
一体的に固着してあるのであり、この取付板31を、図
9に示したように、シートフレーム20側の連結部材2
2の垂下面に固定することにより、当該アームレスト3
0の回動を規制するものである。
に(2)に示すように、立席握棒50の下端を連結する
ことがある。この立席握棒50を連結するためには、ア
ームレスト30の上端部を包み込んでいるクッション材
の一部を除去する等して、アームレスト30を構成して
いるパイプ材の上部端面を露出させておくものである。
そして、この露出端面に、図13の(2)に示したよう
に、取付部32を固着しておき、この取付部32にシー
トクッション12の下端を連結するのである。
おいては、そのアームレスト30によって着座者の保護
や安楽姿勢の確保を行うことができ、また座席本体10
の上端に予め形成しておいた握部15によって、当該乗
物用座席100の近傍に立っている人の「つかみどこ
ろ」を確保することができるのであるが、上記の説明中
に部分的に述べたように、飛出し防止保護パイプ40や
立席握棒50を取付けたい場所にも簡単に対応すること
ができるものとなっているのである。
置する場合であって、最後部座席に着座している人の急
ブレーキ時等の飛出しを防止するためには、図10及び
図11に示したように、当該乗物用座席100に飛出し
防止保護パイプ40を設けるとよい。すなわち、例えば
パイプ材を図10に示したような形状のものに折曲して
おき、その上部を座席本体10の背面に固着するととも
に、その下部をシートフレーム20の側面に固着するよ
うにすればよいのである。飛出し防止保護パイプ40の
上部の固着は、座席本体10の上部内に位置して補強枠
13に一体化してある上部取付部13bに、図11及び
図12の(イ)に示したように、取付部14を取付ける
ことにより、容易に行えるのである。つまり、この乗物
用座席100は、座席本体10の背面上部に取付部14
を簡単に外部から取付け得る構造のものとしてあるか
ら、飛出し防止保護パイプ40の上部の固着は必要に応
じて容易に行えるのである。また、飛出し防止保護パイ
プ40の下部の固着は、シートフレーム20を構成して
いるシートパイプ21の端部を露出したものとしてある
ため、このシートパイプ21の端部に飛出し防止保護パ
イプ40の下部を内嵌合または外嵌合することにより、
図10、図11及び図12の(ロ)に示したように簡単
に行えるのである。
背面上部に取付部14を簡単に取付けられ、またシート
パイプ21の端部を露出させたものとしてあるため、こ
れらを作用することにより、立席握棒50の当該乗物用
座席100に対する取付けを、図13に示したように、
種々な形態で行えるのである。図13の(1)は、立席
握棒50の下端の乗物用座席100の座席本体10背面
に固着したものであるが、その場合には前述した飛出し
防止保護パイプ40の場合と同様に、座席本体10内の
補強枠13の上部取付部13bに外から取付けられる取
付部14を利用して行われる。図13の(2)は、立席
握棒50の下端をアームレスト30の端部に取付部32
を利用して固着した例を示すものであり、図13の
(3)は、立席握棒50の下端を、乗物用座席100の
側部に露出しているシートパイプ21を利用して固着し
た例を示したものである。
上記各実施例にて例示した如く、まず、 「一体化され
たシートシェル11内にシートクッション12を組付け
て構成した座席本体10を、乗物側に固定されるシート
フレーム20に対して一体化した乗物用座席100であ
って、シートフレーム20を、少なくとも二本のシート
パイプ21を連結部材22によって互いに平行になるよ
うに連結」したことにその構成上の特徴があり、これに
より簡単に仕様を変更できる構造のものとすることがで
き、しかも種類の異なる乗物に対しても十分適用するこ
とのできる汎用性を備えた乗物用座席を提供することが
できるのである。
おいては、上記の構成に加えて、「シートシェル11の
中に収納固定される補強枠13を、シートフレーム20
の連結部材22側に対してシートシェル11を挟持した
状態で固着することにより、座席本体10をシートフレ
ーム20に一体的に連結したこと」を特徴とするのであ
るから、上記効果の他に、十分なクッション性と剛性を
備え、なおかつシートクッションの洗滌等のための取外
しや交換を容易に行うことのできる乗物用座席を提供す
ることができるのである。
おいては、「連結部材22の近傍に位置するシートパイ
プ21に支持部材23を一体化して、連結部材22及び
支持部材23のそれぞれに形成した連結穴22a・23
aに、アームレスト30の下端部を挿通して固定するこ
とにより、このアームレスト30をシートフレーム20
に取付けたこと」をも特徴とするのであるから、アーム
レストを汎用性を阻害しないようにしながら取付けるこ
とのできる乗物用座席を提供することもできるのであ
る。
面図である。
図(イ)及び平面図(ロ)である。
た断面図(イ)及び図3の2−2線で切ってみた断面図
(ロ)である。
枠の拡大平面図である。
ートフレームの分解斜視図である。
ときの平面図である。
パイプを取付けたときの正面図である。
を示す部分背面図(イ)、及び飛出し防止保護パイプの
下部の取付状態を示す部分正面図(ロ)である。
した状態例を示す部分斜視図である。
(イ)、(ロ)及び正面図(ハ)である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一体化されたシートシェル内にシートク
ッションを組付けて構成した座席本体を、乗物側に固定
されるシートフレームに対して一体化した乗物用座席で
あって、 前記シートフレームを、少なくとも二本のシートパイプ
を連結部によって互いに平行になるように連結して一体
化し、 前記シートシェルの中に収納固定される補強枠を、前記
シートフレームの連結部材側に対して前記シートシェル
を挟持した状態で固着することにより、前記座席本体を
シートフレームに一体的に連結したことを特徴とする乗
物用座席。 - 【請求項2】 一体化されたシートシェル何にシートク
ッションを組付けて構成した座席本体を、乗物側に固定
されるシートフレームに対して一体化した乗物用座席で
あって、 前記シートフレームを、少なくとも二本のシートパイプ
を連結部によって互いに平行になるように連結して構成
するとともに、前記連結部材の近傍に位置する前記シー
トパイプに支持部材を一体化して、 前記連結部材及び支持部材のそれぞれに形成した連結穴
に、アームレストの下端部を挿通して固定することによ
り、このアームレストをシートフレームに取付けたこと
を特徴とする乗物用座席。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23565493A JP3340205B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 乗物用座席 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23565493A JP3340205B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 乗物用座席 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761265A true JPH0761265A (ja) | 1995-03-07 |
JP3340205B2 JP3340205B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=16989222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23565493A Expired - Fee Related JP3340205B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 乗物用座席 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3340205B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10138810A (ja) * | 1996-11-13 | 1998-05-26 | Koito Ind Ltd | 乗物用の座席装置 |
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