JPH04101556U - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04101556U
JPH04101556U JP5477591U JP5477591U JPH04101556U JP H04101556 U JPH04101556 U JP H04101556U JP 5477591 U JP5477591 U JP 5477591U JP 5477591 U JP5477591 U JP 5477591U JP H04101556 U JPH04101556 U JP H04101556U
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Inventor
泰央 阿生山
Original Assignee
株式会社東芝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定着器の加熱終了段階で駆動系の動作を停止
することにより、画像形成処理開始迄の待ち時間の短縮
化を図る。 【構成】 電源と、用紙上に原稿に対応した画像を形成
する画像形成手段と、この画像形成手段により用紙上に
形成される画像を前記電源から供給される電力による所
定の温度状態の下にて用紙上に定着する定着器と、前記
用紙を画像形成手段、定着器に沿う搬送路に沿って前記
用紙を搬送する紙搬送系と、前記電源の投入に伴い前記
定着器が所定の温度に達するよう加熱する加熱手段と、
前記電源の投入に伴い所定時間前記紙搬送系の駆動を行
う駆動系と、この駆動系が動作中に前記加熱手段が加熱
動作を終了し、かつ、前記駆動系が前記紙搬送系の駆動
を行っている場合、前記駆動系の駆動を停止せしめる制
御部とを備えたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は少なくとも電源投入直後に所定時間定着器の予備加熱及び紙搬送系の 駆動を行なう駆動系を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置、例えば電子複写機では電源投入直後に所定時間メインモ ータ等の駆動系を動作させて定着器の予備加熱及び紙搬送系の駆動を行なうよう にしている。このときの駆動時間は定着器の予備加熱が完了する迄の時間を考慮 して設定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記駆動時間は状況の如何に拘らず一律に定められているため 、既に定着器の温度がある程度迄高くなっている場合(前回の複写動作が直前に 迄行なわれていたような場合)には電源投入後早目に予備加熱完了温度に達する が、その後も加熱動作が継続されることになり、複写開始迄の待ち時間に無駄が 生じ、しかも何回もこのような状態を繰り返すと定着器を変形させてしまうとい う問題がある。
【0004】 本考案は前記事情に鑑みてなされたものであり、電源投入直後から画像形成処 理開始迄の待ち時間の短縮化を図ることができる画像形成装置を提供することを 目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、電源と、用紙上に原稿に対応した画像を 形成する画像形成手段と、この画像形成手段により用紙上に形成される画像を前 記電源から供給される電力による所定の温度状態の下にて用紙上に定着する定着 器と、前記用紙を画像形成手段、定着器に沿う搬送路に沿って前記用紙を搬送す る紙搬送系と、前記電源の投入に伴い前記定着器が所定の温度に達するよう加熱 する加熱手段と、前記電源の投入に伴い所定時間前記紙搬送系の駆動を行う駆動 系と、この駆動系が動作中に前記加熱手段が加熱動作を終了し、かつ、前記駆動 系が前記紙搬送系の駆動を行っている場合、前記駆動系の駆動を停止せしめる制 御部とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
上記のような構成を採用すると、加熱終了時に必ず駆動系を停止させることが できるので、画像形成処理迄の待ち時間の短縮化が図れる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の画像形成装置を図面を参照しながら説明する。
【0008】 図1は本考案の画像形成装置例えば複写機の概略正面図である。図において1 は複写機の筐体であり、そのほぼ中央部には図1矢印A方向に回転可能なセレン ドラムなどによりなる感光体2が設けられている。筐体1の上部には原稿を載置 して図1矢印B,B′方向に往復移動可能な原稿台3が設けられている。そして 原稿台3に載置される原稿に光を照射する露光ランプ4が設けられ、原稿台3の 移動によって原稿の端から端まで光を照射できるようになっている。そして原稿 からの反射光を第1のミラー5とレンズユニット6と第2のミラー7とを介して 前記感光体2の表面に照射して露光する露光装置8が設けられている。露光ラン プ4,ミラー5,7,レンズユニット6を総称して光学系ともいう。
【0009】 また前記感光体2の近傍には感光体2の回転方向に沿って先ず感光体2の表面 電荷を除去する除電ランプ10と、感光体2の表面を帯電する帯電装置11とが 取付けられており、除電後帯電された感光体2の表面は前記露光装置によって露 光されることにより静電潜像が形成されるようになっている。また帯電装置11 の先方には前記静電潜像を現像剤(以下トナーともいう)によって顕像化する現 像装置12が設けられている。この現像装置12はトナーを収容するトナーホッ パ13と、このトナーホッパ13から供給されたトナーを図1矢印C方向に回転 する搬送用マグネットローラ14でブラシ状にして前記感光体2表面に接触させ るブラシ現像器15とから構成されており、着脱自在に筐体1内に配置されてい る。なお、前記トナーホッパ13の上端開口部には開閉自在なトナーホッパカバ ー13aが設けられており、このホッパカバー13aの開閉を検出する開閉検出 マグネット13bとこのマグネット13bを検知する開閉検出マグネットスイッ チ13cが設けられている。また現像装置12の先方には用紙を前記感光体2の 下方に供給する給紙装置20が設けられている。この給紙装置20は、先ず筐体 1の側部に着脱自在であって複数枚の用紙を収納した給紙カセット21とこの給 紙カセット21から用紙を1枚づつ取出す第3の給紙ローラ22とが設けられ、 更に前記給紙カセット21の上方には1つのカセットで手差し給紙とカセット給 紙とを可能にした手差付給紙カセット23が手差付給紙カセット用給紙機構24 を介して筐体1の側部に着脱自在に設けられるとともに手差付給紙カセット23 から送出された用紙を先方に送る第2の給紙ローラ25,25が設けられ、前記 いずれかの給紙カセット21,23から送出された用紙の先端を位置決めして搬 送するアライニングローラ26,26などが設けられて構成されている。また前 記給紙装置20の先方には、前記感光体2表面に形成されている顕像をアライニ ングローラ26,26によって搬送されてきた用紙に転写する転写チャージャ2 7と、顕像が転写された用紙を感光体から剥離する剥離チャージャ28とがユニ ット化されて筐体1に着脱可能に設けられている。なお感光体2の外径が80m m程度であるので用紙の剥離に際しては従来使用されていた剥離爪などを一切必 要としない。また剥離チャージャ28の先方には転写後感光体2に残留している トナーを回収して堆積するクリーニング装置29が設けられている。なお前記除 電ランプ10は感光体の外周部の一部に長手方向に沿うとともに感光体の表面と 一定間隔を保つようにしてこのクリーニング装置29に取付けられている。尚、 前記給紙ローラ25,25のうち上方の受動ローラは所定のクリアランスを設け てシャフトに取付けられている。
【0010】 そして転写後剥離された用紙を搬送する吸引搬送装置30が設けられている。 これは複数の孔を設けた複数の平ベルト31が回転可能にガイドローラ32,3 2,32に張設され、図示しないサクションブロアに接続されたサクションダク ト33が前記平ベルトの内側の一部に接するように配置されており、用紙を前記 平ベルト31に吸着して搬送するようになっている。特にこのような吸引搬送装 置30を使用すれば、極めて簡単な構成により種々のサイズの用紙を搬送するこ とができ、しかも前記サクションダクト33を介することにより筐体1内の冷却 効率と換気効率とを向上させることができる。
【0011】 更に前記吸引搬送装置30により搬送されてきた用紙に転写されている顕像を 定着するためのヒートローラ(定着器)35,35などから成る定着装置36が 設けられ、定着された用紙は排紙ローラ37,37を介して外部の排紙トレー3 8に取出されるようになっている。なお図において39は排気ファンである。ま た前記露光装置8と、現像装置12と、クリーニング装置29と、吸引搬送装置 30とは完全にユニット化され、容易に筐体1から着脱できるようになっている ので製造コストの低減とメンテナンスの容易化が達成される。
【0012】 次に前記筐体1を開閉する機構について図2をも参照しながら説明する。図2 は図1に示す複写機の概観図である。前記筐体1は上部筐体1Aと下部筐体1B とに2分割されており、両筐体1A,1Bは一端部に設けた支点40において枢 支され、両筐体1A,1Bの他端部が所望の角度(例えば30°)解放されるよ うになっている。なお上部筐体1Aには前記感光体2と原稿台3と露光装置8と 現像装置12とクリーニング装置29と第2の給紙ローラ25の上側の一方とア ライニングローラの上側の一方26などが取付けられているので両筐体1A,1 Bの端部が所望の角度開放されたときには図1の2点鎖線Lで示すようにほぼ用 紙の搬送経路に沿って開放され、つまった用紙の取出しとクリーニング装置29 や感光体などの各ユニットの取外しとを容易に行なえることとなる。また両筐体 1A,1Bの正面及び背面における中間部には付勢部材41が設けられ、この付 勢力によって両筐体1A,1Bは所望の角度だけ開放されるようになっている。 また図1に示すように上部筐体1Aの開放端にはレバー42が回動可能に枢支さ れ、このレバー42の自由端部に設けられたフック部42aを係止するストッパ 43が下部筐体1Bに取付けられている。そして前記レバー42の中間部にはオ ペレータが操作する操作杆42bが取付けられており、図2に示すように上部筐 体の外側から操作できるようになっている。また複写機の正面には前記操作杆4 2bをも覆うことのできるカバー例えばフロントカバー44が下端部を支点にし て開閉自在に設けられている。
【0013】 このような開閉機構にあっては、両筐体1A,1Bを所望の角度開放する際に は先ず前記フロントカバー44を開いてから前記操作杆42bを第2図矢印D方 向に押す。この操作により前記フック部42aがストッパ43から離脱し、前記 付勢部材41の付勢力によって開放される。従ってフロントカバー44を開かな ければ両筐体1A,1Bを開放することができないので複写中における操作杆4 2bの誤操作によって生じる事故を完全に防止することができる。
【0014】 次に前述のような開閉可能な両筐体1A,1Bの各々に取付けられている歯車 の噛合機構について図3及び図4を参照して説明する。図3は歯車の噛合機構の 一例を示す正面図であり、図4は同側面図である。両図に示すものは前記感光体 2のドライブギア2dを駆動するための駆動系に適用した場合を一例として示す ものである。図において170aは図示しない駆動源よりの回転力が伝達される ドライブギアであり、駆動シャフト170bを介して前記下部筐体1Bに設けら れている。またこの駆動シャフト170bには前記ドライブギア170aのピッ チ円直径(以下PCD1 ともいう)に等しい外径を有する第1のガイドローラ1 70cが前記ドライブギア170aと同心で設けられている。また両図において 171aは、前記ドライブギア170aに噛合するアイドルギアであり、これは 上部筐体1Aに揺動可能に枢支された揺動レバー171bの自由端部に取付けた 固定シャフト171cに回転自在に枢支されている。そしてこの固定シャフト1 71cには前記アイドルギア171aのピッチ円直径(以下PCD2 ともいう) に等しい外径を有する第2のガイドローラ171dが前記第1のガイドローラ1 70cの外周面に係合可能な位置であって前記アイドルギア171aに同心で設 けられている。また前記揺動レバー171bは付勢部材171eによって図3矢 印Q方向に付勢されている。
【0015】 このような歯車の噛合機構にあっては、支点40を中心にして開放された上部 筐体1Aを前記レバー42のフック部42aとストッパ43とを介して閉じた際 (図1参照)、第1のガイドローラ170cと第2のガイドローラ171dとの 外周面が前記付勢部材171eの付勢力を介して当接するので、前記ドライブギ ア170aとアイドルギア171aとはピッチサークルで適性に噛合することが できる。
【0016】 このように、一端を支点として開放可能な両筐体の各々に取付けられていて両 筐体を閉じたとき噛合する歯車の噛合誤差を両歯車のピッチ円直径に介して外径 を備えるガイドローラを互いに当接させることにより解消でき、ひいては噛合誤 差から生じる歯車の損傷,摩耗,騒音を防止することが可能となる。
【0017】 次に前記露光装置8の詳細を図5から図7をも参照しながら説明する。この露 光装置8は前記1つのレンズユニット6を光路に沿って移動させることにより等 倍及び縮尺が可能に構成されている。前記レンズユニット6はレンズブロック5 0とこのレンズブロック50に回動可能に設けた補助レンズ体51とから構成さ れている。このレンズブロック50は露光装置用フレーム52に取付けられたガ イドロッド53に案内保持されて光路に沿って往復可能に配置され、レンズモー タ54とプーリ55とに張架されたワイヤ56の中間部に結合されて往復駆動さ れるようになっている。また前記補助レンズ体51は、補助レンズ51aを取付 けた枠体51bがクランクシャフト57と一体になって前記レンズブロック50 の上端に回動可能に取付けられている。前記クランクシャフト57にはコイルス プリング58が嵌挿されておりその一端がレンズブロック50に係止されている とともに他端がクランクシャフト57のクランク部57aに係止され、補助レン ズ体51は図5における上面から下面へ向う方向に付勢されている。前記クラン ク部57aの端部にはガイドローラ59が取付けられており、レンズブロック5 0が図5に示す位置にあるとき(以下この位置を等倍ポジションともいう)この ガイドローラ59を係合保持して補助レンズ体51をほぼ水平に保持するための 係合部60aを備えたホルダ60が設けられている。また前記露光装置用フレー ム52の中間部には仕切板52aが取付けられており、この仕切板52aに設け られている光の通過孔(図示せず)を覆うようにジャバラ61の一端が取付けら れ、ジャバラ61の他端は前記レンズブロック50の一端部に取付けられている 。このようなジャバラ61を取付けることによりレンズユニット6近傍の空気が 図示しない光の通孔を吹き抜けることがないのでレンズユニット6の汚染を防止 することができるとともにレンズユニットを境界にして原稿面側と像面側との気 密を保持できる。また自動露光調整用の光量検知素子63aを取付けて成る光量 検知部63が光路上に設けられている。これは前記光量検知素子63aによる感 光体2への配光ムラを防止できるようにするため、光路の上部を光幅全域に亘り 均一に遮断できる幅を有するホルダ63bに前記光量検知素子63aが取付けら れ、しかも光量検知素子63aがホルダ63bの先端63b′から突出しないよ うに配置されて構成されている。また前記補助レンズ体51には縮小時の配光補 正をするための画角補正板65が補助レンズ51aに取付けられており、この画 角補正板65は、前記レンズユニット6が図1に示す2点鎖線及び図7に示す位 置にきたとき(以下この位置を縮尺ポジションともいう)光路の下側を遮るよう な位置に配置されている。縮尺ポジションにおいて前記光量検知部63への光を 遮断しないようにするためである。なおこの画角補正板65は縮小機能を有する 複写機であればどのような複写機にも使用でき、縮小用の専用レンズに取付ける ことも可能であり、更に自動露光用の光量検知部が光路の下側の設けられている ときは画角補正板を光路の上側に設けることも可能である。
【0018】 なお、前記露光装置用フレーム52は上部筐体1Aに取付けられた2本のステ ー68,68に載置することにより位置決めできるようになっており、着脱自在 な引張りコイルスプリング69,69を介して各ステー68,68と露光装置用 フレーム52とを密着保持できるように構成されている。
【0019】 次にこのように構成した露光装置8の等倍及び縮尺作用について説明する。等 倍で露光する場合には前記レンズモータ54とワイヤ56とを介してレンズユニ ット6が図5及び図1の実線で示す等倍ポジションに設定される。この場合には 補助レンズ体51は前記係合部60aとガイドローラ59とによってほぼ水平に 保持されている。また縮尺で露光する場合には、前記レンズモータ54とワイヤ 56とを介してレンズユニット6が図7と図1の2点鎖線とで示す縮尺ポジショ ンに設定される。この場合には前記補助レンズ体51は、前記ガイドローラ59 が係合部60aから離脱するので前記コイルスプリング58の付勢力によって回 動され、光路上に位置されることとなる。
【0020】 前記露光装置に代えて図8の上面図及び図9の部分側面断面図に示す露光装置 を使用することも可能である。図5から図7と同一の部材については同一符号を 付してその詳細な説明を省略する。異なる点は補助レンズ体51を前記のような 縦開き構造から横開き構造にしたことである。すなわち前記クランクシャフト5 7と一体の補助レンズ体51をレンズブロック50の正面側の側部に回動可能に 取付け、クランクシャフト57に嵌挿されているコイルスプリング58の一端を レンズブロック50に係止するとともに他端をクランクシャフト57のクランク 部57aに係止し、補助レンズ体51を図8矢印X方向に付勢する。そしてクラ ンク部57aの端部に取付けられているガイドローラ59を案内するガイド60 a′を設け、図8に示す等倍ポジションにおいては補助レンズ体51は光路外に 置かれ、図9に示す縮尺ポジションにおいてはガイドローラ59がガイド60a ′から離脱することにより補助レンズ体51が図8矢印X方向に回動されて光路 を覆うようになっている。
【0021】 特にこのような構成にすれば、トナーやほこりが補助レンズ51aに蓄積され ないので、補助レンズ51aの汚れによる画質への悪影響を防止することができ る。
【0022】 次に前記クリーニング装置29を図10から図13をも参照しながら詳細に説 明する。これはリアフレーム70の両サイドにサイドフレーム71,71を取付 けてフレーム構成されている。特にサイドフレーム71,71は、図10に示す ように前記感光体2の両側部に設けられているボス2a,2aを案内保持するガ イド溝71a,71aが傾斜して設けられ(図1参照)、その終端には前記ボス 2a,2aの端面に係合するブッシュ71b,71bが設けられている。そして 感光体用シャフト2bを上部筐体1Aに設けられている保持部(図示せず)とブ ッシュ71b,71bと感光体2とに嵌挿することにより感光体2とクリーニン グ装置29とを一体にして位置決めできるように構成されている。特にこのよう にすることにより感光体2とクリーニング装置29との相対位置関係の微調整が 不要となり組立及びメンテナンスの容易化を図れる。前記リアフレーム70の内 部には先ず感光体の外周部の一部に長手方向に沿って当接可能なクリーニングブ レード73が設けられている。すなわちこのクリーニングブレード73は、一端 部が図11矢印E方向に付勢される回動レバー74にホルダ74aを介して取付 けられており、この回動レバー74の他端部はソレノイド75に接続されている 。なお回動レバー74は前記サイドフレーム71に枢支されている。そしてソレ ノイドが作動したときには前記回動レバー74が付勢力に抗して回動され、前記 クリーニングブレード73が感光体2の外周部の一部に長手方向に沿って適当な 圧力で当接されるようになっている。従って停電時にあってはソレノイド75が 消磁されてクリーニングブレード73が感光体2から離脱するので感光体2の表 面が変形することはない。クリーニングブレード73の下方には、感光体2から かき落されたトナーが外部に飛散するのを防止するための飛散防止ブレード77 がリアーフレームに設けられている。これは常時感光体2に当接されるものであ るので感光体2の表面を損傷しないようにするため例えば厚さ0.3mm程度の ウレタンゴムのシート材から成り、くい込み量(感光体に当接させない場合、正 規の感光体の外周部から飛散防止ブレード77の先端までの距離)が0.5mm から1.0mm程度となるように配置されている。またこの飛散防止ブレード7 7の下方にはマグネット78が設けられている。これは感光体表面に付着してい るキャリアを回収するためのものである。磁気ブラシ現像器15による現像時に はトナー中の微細のキャリア(例えば鉄粉)も微量ではあるが感光体表面に付着 するので、転写後感光体表面に残存しているキャリアがクリーニングブレード7 3と感光体2との間にはさまって感光体2の表面が損傷されるのを防止するため である。またリアフレーム70の底部には図12に示すような螺旋状のオーガ8 0aを具備したオーガシャフト80が設けられている。このオーガシャフト80 はリアフレーム70とサイドフレーム71とに回転自在に保持されており、サイ ドフレーム側の端部にはスプリングクラッチ81が取付けられている。このスプ リングクラッチ81はオーガシャフト80に固着されたボス81aとオーガシャ フト80の所定の位置で自在に回転できるドライブギア81bと、このドライブ ギア81bとボス81aとの間に遊嵌されているクラッチスプリング81cとに よって構成されており、アイドルギア82を介して前記ドライブギア81bが図 12矢印F方向に回転されたときこの回転がオーガシャフト80に伝達されるよ うになっている。オーガシャフトの他端部にはノブ83が取付けられている。こ のノブを図12矢印F方向に回転すると前記スプリングクラッチ81の作用によ りオーガシャフト80をドライブギア81bとはフリーに回転できる。ノブ83 とリアフレーム70との間にはコイルスプリング84が嵌挿され、オーガシャフ ト80は図12矢印G方向に付勢されている。反サイドフレーム側のリアフレー ム端部には管部70a,70bが構成され、管部70bは下方に延在している。 この管部70bの外方には鍔部70cが設けられており、クリーニングブレード 73によって回収したトナーを堆積するトナーバック85を収納保持した保持容 器86がこの鍔部70cに着脱自在に保持されている。この着脱自在な構成は図 13に示すようになっている。すなわち前記保持容器86は可撓性を有する材料 から成り上端開口部を有する箱状をなし、一対の両側部上端には爪部例えばフッ ク86a,86aが突出して構成されている。そしてこれらフック86a,86 aを係合保持する保持孔70d,70dが前記鍔部に設けられており、フック8 6,86aを係合する保持孔70d,70dに挿入することにより保持容器86 を鍔部70cに装着でき、図13矢印方向に押圧力Pを作用することにより保持 容器が変形して離脱されるようになっている。なお前記サイドフレーム71には アクチエータ87が回動自在に設けられ、その一端部は前記ボス81aに係合さ れ、他端部はマイクロスイッチ88の検出端に係合している。
【0023】 なおこのクリーニング装置29は、前述のように感光体2と一体に位置決めが できるようになっているので、ホルダ10aを介してクリーニング装置29のサ イドフレーム71に取付けられている除電ランプ10とクリーニング装置29の サイドフレーム71に枢支されている回動レバー74などを介して取付けられて いるクリーニングブレード73とは感光体2との相対位置関係が一義的に決まる こととなりメンテナンス及び組立の作業効率を向上させることが可能となる。更 に感光体2とクリーニングブレード73と除電ランプ10とから成るクリーニン グ機構CM(図11参照)は、クリーニング装置29のリアフレーム70とサイ ドフレーム71とを介してユニット化されているので前述のように操作杆42b を介して上部筐体1を開いたきには前記感光体用シャフト2bを上部筐体から抜 き取り或いは上部筐体に嵌挿することにより筐体1内から自在に着脱できるよう になっている。従って前記剥離チャージャ28により用紙の剥離ミスを生じて用 紙が感光体2とクリーニングブレード73との間につまった場合には、ユニット 化されているクリーニング機構CMを筐体1内から取外した後につまった用紙を 除去できるので、つまった用紙を無理に除去する場合に生じる感光体の損傷を防 止することができる。
【0024】 次にこのクリーニング装置の作用を図14をも参照して説明する。前記クリー ニングブレード73によって感光体からかき落されたトナーは、オーガシャフト 80上に落下され、前記アイドルギア82とスプリングクラッチ81とを介した 図12矢印F方向へのオーガシャフトの回転により搬送され、前記管部70a, 70bを通ってトナーバック85に堆積されてゆく、そして前記トナーバック8 5に堆積されたトナーが満杯になると、トナーが管部70a,70bにまで充満 し、オーガシャフト80はそれ自身の螺旋作用により一定位置で回転できなくな る。従ってオーガシャフト80は前記コイルスプリング84の付勢力に抗して図 12矢印G方向と反対方向に移動されて図14に示す状態となる。この移動によ り前記ボス81aの端面が前記アクチェータ87を回動し前記マイクロスイッチ 88を作動させる。このマイクロスイッチ88の作動を介してトナーが満杯であ ることが検知される。このマイクロスイッチ88からトナー満杯の信号が後述す る中央制御装置161に送られると、後述する表示装置152が作動されて満杯 が表示され、更にそれ以降の複写の受付けが停止される。その後保持容器86を 鍔部70cから離脱して中のトナーバック85を廃棄する。そしてオーガシャフ ト80を図12に示すような状態にもどすため、前記ノブ83を介してオーガシ ャフト80を手動で図14矢印F方向に回し、管部70b,70aに充満してい るトナーを排除する。排除することによりオーガシャフト80はのコイルスプリ ング84に付勢されて図14矢印G方向に移動され、図12に示す状態となる。
【0025】 次に前記給紙装置20の詳細を図15から図23をも参照して説明する。
【0026】 先ず前記手差付給紙カセット用給紙機構24は図15から図17に示すように なっている。図15はこれの上面を示し、図16は正面を示し、図17は背面を 示すものである。各図において90はピン90a,90aを介して下部筐体1B に着脱可能に設けられた保持フレームである。この保持フレーム90の側壁部9 0A,90Bの外側には回動レバー91A,91Bが回動自在に枢支されこの回 動レバー91A,91Bにはシャフト92が回転自在に嵌挿されている。そして 送出部材と係合部材とが連動して移動できるように設けられている。すなわち用 紙を送出する送出部材例えば第1の給紙ローラ93A,93Bが前記シャフト9 2の中間部にこれと一体に回転できるように設けられている。更に係合部材例え ばガイドローラ94A,94Bが前記シャフト92に回転自在に設けられるとと もに前記給紙ローラの外方であって側壁部90A,90Bの内側に接する位置に 設けられており、ガイドローラ94A,94Bと第1の給紙ローラ93A,93 Bとが連動して回動可能になっている。また前記回動レバー91A,91Bは引 張コイルスプリング95A,95Bによって付勢され、側壁部90A,90Bに 設けたシャフト92の逃切欠90A′,90B′内において下方に回動されるよ うになっている。またシャフト92の図15右端部にはドライブギアフ96が取 付けられている。更に前記回動レバー91Bの枢支点が軸心に一致するポスト9 7が側壁部90Bに取付けられ、このポスト97には前記ドライブギア96に噛 合するアイドルギア98とスプロケット99が回転自在に取付けられておりアイ ドルギア98とスプロケット99との間には第1のスプリングクラッチ100が 設けられている。この第1のスプリングクラッチ100は、前記アイドルギア9 8のボス部98aとスプロケット99のボス部99aの外周部に断面形状がほぼ 方形状をなすクラッチスプリング100aの外周には歯部を有する第1のラチェ ットスリーブ100bが嵌合されて構成されている。なお前記クラッチスプリン グ100aの一端部の立上部100a′が前記第1のラチェットスリーブ100 bの係合孔100b′に係合されている。また図17に示すように前記第1のラ チェットスリーブ100bの下方にはこの第1のラチェットスリーブ100bの 歯部に係脱するラチェットフック101aが揺動自在に設けられ、一端部が引張 コイルスプリング101bにより付勢され他端部は第1のラチェットスリーブ1 00bの歯部に係止されている。そして前記ラチェットフック101aの下方に は第1のソレノイド101cが設けられており、これが作動したときはラチェッ トフック101aがラチェットスリーブ100bから離脱する。離脱したときに は前記クラッチスプリング100aとラチェットスリーブ100bとが自由状態 となるので前記スプロケット99が図15J3 方向に回転されればクラッチスプ リング100aが締め付けられ、前記ボス部98a,99aとクラッチスプリン グ100aの内径部との摩擦によりスプロケット99の回転がアイドルギア98 に伝達されるようになっている。また前記保持フレーム90のアーム部90Cに はスプロケット103とアイドルギア104が一体に回転できるように枢支され 、両スプロケット99,103には駆動力伝達用のラダーチェーン105が張架 されている。
【0027】 ここで前記アイドルギア104に接続される筐体1内の駆動部の概略について 説明する。図15及び図17において110は前記アライニングローラ26,2 6用のアライニングローラ用駆動シャフトであり、端部にはこれと一体に回転す るボス111が取付けられ、その内側には図示しない駆動源よりの動力が伝達さ れるドライブギア112とスプロケット113とが一体になって自在に回転でき るように枢支されており、ボス111とスプロケット113との間には第2のス プリングクラッチ114が設けられている。この第2のスプリングクラッチ11 4は、前記第1のスプリングクラッチ100と略同等の構造を有し、第2のラチ ェットスリーブ114aの回転が規制されない場合に前記ドライブギア112の 回転(図15及び図17矢印J1 方向)が前記ボス111を介してアライニング ローラ用駆動シャフト110に伝達されるようになっている。また図15及び図 17において115は前記第2の給紙ローラ25,25用の第2の給紙ローラ用 駆動シャフトであり、端部にはこれと一体に回転するボス116が取付けられ、 その内側にはラダーチェン117を介して前記スプロケット113より駆動力が 伝達されるスプロケット118と中間ギア119を介して前記アイドルギア10 4に駆動力を伝達するドライブギア120とが一体になって自在に回転できるよ うに枢支されており、ボス116とスプロケット118との間には第3のスプリ ングクラッチ121が設けられている。この第3のスプリングクラッチ121は 前記第2のスプリングクラッチ114と同じ構造を有し、第3のラチェットスリ ーブ121aの回転が規制されない場合に前記スプロケット118の回転(図1 5及び図17J2 方向)がボス116を介して第2の給紙ローラ用駆動シャフト 115に伝達されるようになっている。なお前記スプリングクラッチ114,1 21の間には第2のラチェットスリーブ114aと第3のラチェットスリーブ1 21aとの回転を交互に規制するラチェットレバー122が図15及び図17K 方向に揺駆自在に設けられている。このラチェットレバー122は、引張コイル スプリング124に付勢されて一端が前記第3のラチェットスリーブ121aを 係止するようになっており、第2のソレノイド123が作動されたときは引張コ イルスプリング124の付勢力に抗して回動し一端が第3のラチェットスリーブ 121aから離脱して、他端が前記第2のラチェットスリーブ114aを係止す るようになっている。
【0028】 また正面側は図15及び図16に示すようになっている。すなわち前記第2の 給紙ローラ用駆動シャフト115の正面側にはアイドルギア125が回転自在に 設けられるとともにその外方に1回転スプリングクラッチ126が設けられてい る。これは、付勢部材127aに付勢されたアクチエータ127bがスリーブ1 26aの突起部126bに係止されており、給紙ソレノイド128によってこの アクチエータ127bが吸引されて前記突起部126bから離脱したときに第2 の給紙ローラ用駆動シャフト115の回転を前記アイドルギア125に伝達して これを1回転するようになっている。更に前記アイドルギア125に噛合するド ライブギア129が前記第3の給紙ローラ22の駆動シャフト(以下第3の給紙 ローラ用駆動シャフトともいう)22aと一体に回転できるように設けられてい る。第3の給紙ローラ22はドライブギア129と1回転スプリングクラッチ1 26とアイドルギア125とを介して前記第2の給紙ローラ用駆動シャフト11 5の回転力が伝達されて図15及び図16J5 方向に回転されることとなる。
【0029】 前記手差付給紙カセット用給紙機構24に着脱自在に配置される手差付給紙カ セット23は図18及び図19に示すようになっている。図18はその側面断面 図を示し、図19は上面図を示す。図において130は箱状のカセット本体であ り、その両側部には位置決め用の突起130a,130aが取付けられており、 前記保持フレーム90の側壁部90A,90B内側に取付けたガイドピース90 b,90b(図15及び図16参照)に係合してカセット本体130を前記保持 フレーム90に着脱自在に位置決め保持できるようになっている。またカセット 本体130の内部には用紙が載置されるとともに載置された用紙を付勢部材13 1を介して第18図示上方に持上げるバックアップ板132が設けられている。 そしてカセット本体130の上端開口部の一部には開閉可能なカセットカバー1 33が設けられ、このカセットカバー133の上表面には前記第1の給紙ローラ 93A,93Bによる用紙の送出方向すなわちカセット本体130の長手方向に 沿って移動可能な手差ガイド134が設けられている。この手差ガイド134を 図16矢印L方向に移動しておけば、この手差ガイドの先端134aは前記回動 レバー91A,91Bと引張コイルスプリング95A,95Bとを介して第16 図示下方に付勢されている前記第1の給紙ローラ93A,93B及びガイドロー ラ94A,94Bに接触せず第1の給紙ローラ93A,93Bだけがカセット本 体130内の最上層の用紙に当接するようになっている。また手差ガイド134 を図16矢印M方向に移動すれば手差ガイドの先端134aが前記引張コイルス プリング95A,95Bの付勢力に抗してガイドローラ94A,94Bを持上げ て第1の給紙ローラ93A,93Bをカセット本体130内の最上層の用紙から 離脱させるようになっている。前記手差ガイド134の上表面には手差給紙する 用紙の両側を規制して案内する一対の規制ガイド135A,135Bが相対移動 可能に設けられている。これは手差ガイドの底面を示す図20のようになってい る。手差ガイド134に設けた一対の長孔134A,134Bに前記規制ガイド 135A,135Bが移動可能に配置され、各規制ガイド135A,135Bに はクラック136A,136Bが対向して取付けられ、両ラック136A,13 6Bに噛合するピニオン137が回転可能に枢支されて構成されている。このよ うな構成により、一方の規制ガイドを移動すれば他方の規制ガイドもピニオン1 37の枢支点を中心に対象に移動されることとなり、規制ガイド135A,13 5Bの幅調整が極めて容易となる。
【0030】 なお、この給紙装置20は、前記手差付給紙カセット23とその給紙機構24 との代りに手差給紙だけが可能な図示しない手差専用ガイドを取付けることも可 能である。
【0031】 ここで給紙装置20に設けられている主なスイッチ類と、制御装置と、カセッ トの選択情況や複写機のコンディションなどを表示する表示装置を図21及び図 22をも参照して説明する。主なスイッチ類としては先ず図1に示すように前記 第2の給紙ローラ25,25の手前には手差給紙スイッチ138aが設けられて おり、前記手差ガイド134又は図示しない手差専用ガイドによって送り込まれ た用紙の先端が当接することにより図示しない駆動源と前記第2のソレノイド1 23が作動されて第2の給紙ローラ25,25が駆動されるようになっている。 なお、給紙ローラ25,25のうち、受動ローラ(図示上方)はシャフトとの間 に所定のクリアランスが設けられて遊嵌状態となっているので紙が若干傾斜して 入ったときでも整位されることになる。また図1に示すようにアライニングロー ラ26,26の手前には手差用スタートスイッチ138bが設けられており、複 写機のスタートボタン(図示せず)とほぼ同様の機能を有し、手差給紙された用 紙の先端が当接することにより露光,帯電,現像などの複写プロセスが開始され 、後述するペーパースタート検出マグネットスイッチ145Bが作動されること によりアライニングローラ26,26が駆動され、感光体2の回転とタイミング がとられるようになっている。またこの手差ガイド134が図16に示す状態に なっているとき、図17に示すように前記シャフト92がアクチエータ140a に当接して作動されるマイクロスイッチ140が前記手差付給紙カセット用給紙 機構24に設けられている。このマイクロスイッチ140よりの出力は手差付給 紙カセット23とこれ用の給紙機構24が装着されている場合手差付給紙カセッ ト23又は給紙カセット21を選択するための選択信号として選択制御部150 に入力されるものである。
【0032】 この選択制御部150は図21に示すように中央制御装置161がコネクタ1 51を介して前記手差付給紙カセット用給紙機構24と着脱可能に接続できるよ うになっており、カセットの選択情況を表示する選択情況表示部152aと複写 機のコンディションを表示するコンディション表示部152bなどから成る表示 装置152に接続されている。なおこの表示装置152は図22に示す表示内容 のうち必要なものを液晶で表示できるようになっている。前記コネクタ151を 介して中央制御装置161と手差付給紙カセット用給紙機構24とを接続した場 合には、先ず表示切換信号S1 が中央制御装置161に入力されて選択情況表示 部152aでの表示が行なわれることとなる。手差付給紙カセット用給紙機構2 4を装着しない場合は、前記給紙カセット21よりの給紙と図示しない手差専用 ガイドよりの給紙との2者択一であるので、オペレータが迷うような表示を行な わないようにするためカセットの選択情況表示を行なわない。更に前記手差付給 紙カセット23をこの給紙機構24に装着したときはこの給紙機構24に設けら れている装着検出器153よりの出力が中央制御装置161に入力され、前記マ イクロスイッチ140よりの出力に基づいて両カセット21,23の選択が行な われることとなる。すなわち前記手差ガイド134を図16矢印L方向に移動し た場合には前記マイクロスイッチ140が作動されてこれよりの出力が中央制御 装置161に入力され、図示しないスタートボタンを押せば手差付給紙カセット 23のカセット本体130内から給紙できるようになっている。なおこのときは 前記手差ガイド134よりの手差給紙は前述のように手差付給紙カセット23と これ用の給紙機構24との構造上機械的に不可能となる。また手差ガイド134 を図16矢印M方向に移動した場合には前記シャフト92がマイクロスイッチ1 40のアクチュエータ140aから離脱してマイクロスイッチ140の作動が停 止され、図示しないスタートボタンを押せば給紙カセット21から給紙すること ができ、また前記手差ガイド134に用紙を挿入すれば手差給紙ができるように なっている。このように手差ガイド134の位置により前記両給紙カセット21 ,23の選択が行なわれるようになっている。なお中央制御装置161は前記装 着検出器153よりの入力がないとき(すなわち手差付給紙カセット23が装着 されていないとき)に図示しないスタートボタンが押されれば常に給紙カセット 21よりの給紙を選択するようになっている。また手差付給紙カセット23のカ セット本体内130よりの給紙が選択された場合に前記ソレノイド101cが作 動されることとなる。尚、給紙装置20の給紙部分には図1に示すように、発光 素子201Sと受光素子210Rが対向配置された紙後端検出スイッチ201が 設けられている。
【0033】 次に給紙装置20の動作を図23をも参照して説明する。
【0034】 先ず前記手差付給紙カセット23とこれ用の給紙機構24とを筐体1に装着し た場合の動作について説明する。前記手差付給紙カセット23のカセット本体1 30内より給紙する場合、前記手差ガイド134を図16に示すように矢印L方 向に移動する。この状態のとき(図1に示す状態もこの状態を示す)は、前述の ように第1の給紙ローラ93A,93Bはカセット本体130内の最上層の用紙 に当接されている。このとき前記スタートボタンを押すと前記筐体1内の図示し ない駆動源よりの動力が前記ドライブギア112とスプロケット113とラダー チェーン117とスプロケット118とドライブギア120と中間ギア119と 、アイドルギア104とスプロケット103とラダーチェーン105とを介して スプロケット99に伝達される。同時に前記第2のソレノイド123が作動され 前記ラチェットレバー122が第3のラチェットスリーブ121aを離脱し、ス プロケット118の回転が第3のスプリングクラッチを介して第2の給紙ローラ 25,25に伝達される。また同時に前記第1のソレノイド101cが作動され 、前記ラチェットフック101aが前記第1のラチェットスリーブ100bを離 脱する。これにより前記スプロケット99の回転が第1のスプリングクラッチ1 00を介してアイドルギア98とドライブギア96に伝達され、第1の給紙ロー ラ93A,93Bが図15矢印J4 方向に回転したカセット本体130内の用紙 を摩擦送出し、送出された用紙は第2の給紙ローラ25,25を介して搬送され 、アライニングローラ26,26のニップ部に当接される。そして給紙開始した のち後述するペーパスタート検出マグネットスイッチ145Bが作動されること により前記第2のソレノイド123が作動されて前記ラチェットレバー122が 第2のラチェットスリーブ114aを離脱して第3のラチェットスリーブ121 aを係止する。これにより第2のスプリングクラッチ114を介してドライブギ ア112の回転がアライニングローラ用駆動シャフト110に伝達されてアライ ニングローラ26,26が回転し、アライニングローラ26,26に当接してい た用紙は前記転写チャージャ27へ搬送されて給紙される。次に前記手差ガイド 134によって手差給紙する場合には、オペレータはこの手差ガイド134を図 16矢印M方向へ移動するだけで済む。このような操作が行なわれると前述のよ うに第1の給紙ローラ93A,93Bがカセット本体130内の最上層の用紙か ら離脱され極めて容易に手差給紙の態勢に入れる(図23参照)。そして手差ガ イド134を介した給紙動作は前記カセット本体130よりの給紙動作とはほぼ 同様である。相違する点は以下の点である。先ず図示しないスタートボタンを押 さず、手差ガイド134から送り込まれた用紙の先端が前記手差給紙スイッチ1 38aを作動することにより第2の給紙ローラ25,25を作動する。また前記 マイクロスイッチ140が作動されていないので第1のスプリングクラッチ10 0を介して第1の給紙ローラ93A,93Bが駆動されることはない。また用紙 の先端が前記手差用スタートスイッチ138bに当接することにより露光,帯電 ,現像などの複写プロセスが開始されるとともに前記第2のスプリングクラッチ 114を介してアライニングローラ26,26が回転されて給紙が行なわれる。 手差ガイド134が図16矢印M方向へ移動されているとき前記図示しないスタ ートボタンを押した場合には前記給紙カセット21から給紙されることとなる。 すなわち図示しないスタートボタンを押すと、前述と同様に筐体1内の図示しな い駆動源よりの動力がドライブギア112などを介してスプロケット118に伝 達され、同時に第2のソレノイド123の作動によってスプロケット118の回 転は第3のスプリングクラッチ121を介して第2の給紙ローラ用駆動シャフト 115に伝達される。更に前記給紙ソレノイド128が作動されることにより第 2の給紙ローラ用駆動シャフト115の回転が前記1回転スプリングクラッチ1 26などを介して第3の給紙ローラ22に伝達される。これにより第3の給紙ロ ーラ22は図1,図15,図16に示す矢印J5 方向に1回転されて給紙カセッ ト21から用紙を送出する。送出された用紙の先端は前記アライニングローラ2 6,26のニップ部に当接する。給紙開始したので後述するペーパスタート検出 マグネットスイッチ145Bが作動することにより前記第2のソレノイドが消磁 されて前記ラチェットレバー122が第2のラチェットスリーブ114aを離脱 して第3のラチェットスリーブ121aを係止し、ドライブギア112の回転が アライニングローラ駆動シャフト110に伝達される。これにより前記アライニ ングローラ26,26が回転し、用紙は前記転写チャージャ27へ搬送される。
【0035】 手差付給紙カセット23とこれ用の給紙機構24が装着されていない場合には 、図示しないスタートボタンを押すと給紙カセット21から給紙され(動作の詳 細は前述と同様である)、図示しない手差専用ガイドに用紙を挿入すれば手差給 紙が行なわれる。(動作の詳細は前述の手差ガイド134よりの手差給紙と同様 である)。
【0036】 次に前記原稿台3を図1を中心として図24及び図25をも参照しながら説明 する。図24は原稿台3がホームポジションにあるときの複写機の概略正面図、 図25は同概略上面図である。図1の実線で示す原稿台3の位置がホームポジシ ョンであり、原稿台3の左端にはホームポジション検出マグネット143Aが設 けられ、その下方にはこれを検出するホームポジション検出マグネットスイッチ 143Bが上部筐体1Aの背面に取付けられている。また図1の2点鎖線で示す 原稿台3′の位置が図1矢印B′方向へ移動する原稿台3のリミットポジション であり、原稿台3の右端にはリミットポジション検出マグネット144Aが取付 けられており、原稿台3のリミットポジションにおいてこのリミットポジション 検出マグネット144Aを検出するリミットポジション検出マグネットスイッチ 144Bが上部筐体1Aの背面に取付けられている。また原稿台3の裏面にはペ ーパースタートマグネット145Aが設けられており、このペーパスタートマグ ネット145Aを検出してアライニングローラ26を駆動するペーパスタート検 出マグネットスイッチ145Bが設けられている。この原稿台3は図示しない駆 動源よりの駆動力を原稿台前進(図1,図24,図25矢印B′方向)クラッチ CLFと原稿台後退(図1,図24,図25矢印B方向)クラッチCLBとによ って切換えて駆動されるようになっており後述する主制御部160を介して前記 ホームポジション検出マグネット143Aがホームポジション検出マグネットス イッチ143Bに検出されはじめて図1矢印B′方向へ移動されるようになって いる。従って、原稿台3がホームポジションにない状態で前記図示しないスター トボタンなどを押した場合には、原稿台3は先ず図1矢印B方向に移動し、ホー ムポジションが設定された後図1矢印B′方向に移動される。よって前記トナー ホッパ13の上部に設けられているホッパカバー13aを開けてトナーを補給し た後にあっては、オペレータは、原稿台3をホームポジションにもどすことなく 複写を開始することが可能となり、操作性の向上を図ることができる。
【0037】 ここで前記主制御部160の構成とその動作を図26及び図27に基づいて説 明する。図において161は前記中央制御装置であり、前記検出マグネットスイ ッチ13c,143B,144B,145Bよりの出力を入力し、ホームポジシ ョン検出マグネットスイッチ143Bよりの出力を入力して原稿台3がホームポ ジションにあることを判断し、ペーパスタート検出マグネットスイッチ145B よりの出力を入力してアライニングローラ26,26を駆動し、リミットポジシ ョン検出マグネットスイッチ144Bよりの出力を入力して原稿台3を後退し、 ホッパの開閉検出マグネットスイッチ13cよりの出力を入力して原稿台の後退 を禁止するようになっている。またカウント開始後10mSで出力するカウンタ 162が設けられており、中央制御装置161はこのカウンタ162よりの出力 信号を入力することにより後述する割込プログラムを実行するようになっていて る。なお図において163は前記アライニングローラ,原稿台3,露光装置8, 現像装置12,感光体2などの複写機構の全てを意味する。
【0038】 前記割込プログラムは図28のフローに基づいて行なわれる。これはメインフ ローの実行中に例えば100msec毎に行なわれるものであり、前述のホッパ カバー13aが開いているか否かを開閉検出マグネットスイッチ13cの状態に より判断し、その結果によって原稿台の後退(後進)を停止させるためのもので ある。先ず、各入力を受け付けた後タイマーのカウントを開始し、コントロール パネルへの表示処理を行った後ホッパカバー13aが開いているか否かを判断し 、開いていればOPENフラグ「1」をたて、カバーが開いていないときはモー タが回転中か否かの判断を行ない、モータが回転していないときには閉じている ことを示すフラグ「0」をたてることになる。OPENフラグ「1」がたったと き又はモータが回転中である場合には再びOPENフラグ「1」か否かを判断し 「1」であるときには原稿台後退クラッチ(T−B−CLT)をオフにする。そ して、OPENフラグが「1」でないときには割込処理を終了し最初のフローに 戻る。
【0039】 次に図29乃至図45迄のフローチャートをも参照して本考案装置の全体動作 を説明する。尚以下の動作説明においては前記手差給紙スイッチ138aをマニ ュアルフィードスイッチ(M−F−SW)、前記手差用スタートスイッチ138 bをマニュアルスタートスイッチ(M−STR−SW)、前記第2のソレノイド 123をペーパースタートソレノイド(P−STR−SOL)、前記後退クラッ チCLBをテーブルバッククラッチ(T−B−CLT)、前記前進クラッチCL Fをテーブルフォワードクラッチ(T−FWD−CLT)、前記手差付給紙カセ ット23をオプションカセット、前記給紙カセット21を自動給紙カセット又は カセット、前記図示しないスタートボタンをプリントキー又はスタートキー、前 記ソレノイド75をブレードソレノイド、前記給紙ソレノイド128をペーパー フィードソレノイド(P−FEED−SOL)、前記帯電装置11を現像バイア ス(HVT−M)、前記第2の給紙ローラ25をマニュアルフィードローラ、前 記第3の給紙ローラ22をフィードローラ、前記ペーパースタート検出マグネッ トスイッチ145Bをペーパースタートスイッチ、前記転写チャージャ27近傍 を転写部、前記定着装置36を定着器、前記第1のソレノイド101cをオプシ ョンフィードソレノイド(OP−FEED−SOL)、前記第1の給紙ローラ9 3A,93Bをオプションフィードローラと称する。
【0040】 先ず、図29のフローチャートをも参照してコピー動作に移行する迄の給紙機 構回りの待機動作を説明する。置数受付け、コピー倍率受付け、カセット選択受 付けが行なわれる。ここでカセット選択では前述のようにオプションカセット2 3が挿着されているときにはオプションカセット23のみが選択され、自動給紙 カセット21は選択されず、又オプションカセットが挿着されておりかつ手差し ガイド134が図16のM方向に移動しているときには自動給紙カセット21が 選択されオプションカセット23は選択されない。このようにしてカセット選択 が行なわれると、次に選択カセット内に紙があるか否かが判断され、紙がなけれ ば紙なし表示が行なわれる。カセット内に紙があるとき、あるいは紙が補給され ると各種状態の表示が行なわれる。次にトナーのホッパカバー13aの開閉状態 を示すOPENフラグが「1」であるか否かが判断され「1」であれば「コピー 可」表示が消灯し、最初のフローに戻ることになる。OPENフラグが「1」で はないときには次にマニュアルフィードスイッチ(M−F−SW)138aの状 態により手差給紙口に紙が入っているか否かが判断される。このとき前記オプシ ョンカセット23が選択されているときには手差給紙は行なわれないが、オプシ ョンカセット23が選択されていないとき(オプションカセットが挿着されてい ても手差ガイドが図16のM方向に移動しているとき、及びオプションカセット が挿着されていないとき)には前記手差しガイド又は前記図示しない手差専用ガ イド(以下手差し専用台ともいう)を使用しての手差し給紙が行えるようになっ ているので、この状態で手差し給紙口に紙が入っているときはメインモータオン 、ペーパースタートソレノイド(P−STR−SOL)123オンとなり、次に OPENフラグは「1」か否かが判断され、「1」であればモータの停止が行な われ「手差し給紙ミス」の表示が行なわれ、手差し給紙口から紙が除かれたか否 かの判断が行なわれ、再び初めのフローに戻る。このとき、OPENフラグが「 1」になっていないときには次にマニュアルフィードスイッチ(M−F−SW) 138aがオンか否かが判断され、オンであればコピー処理のフローに移行し、 マニュアルスタートスイッチ(M−STR−SW)138bがオンになっていな いときには所定時間経過後に前述のモータ停止、「手差し給紙ミス」表示のフロ ーに移行する。
【0041】 前記手差し給紙口に紙が入っているか否かの判断フローで紙が入っていないと きには紙無し状態か否かの判断が行なわれ、紙なし状態ではないと判断したとき には自動給紙状態であると判断して次にプリントキー(コピー釦)は押されてい るか否かが判断され、押されているときには次のコピー処理フローに移行する。
【0042】 次に電源ONから周辺装置の準備完了迄の動作を図30及び図31のフローチ ャートをも参照して説明する。
【0043】 電源をオン(パワーON)にすると排気ファン39がオンとなって機内冷却が 開始されると共に直流電源(DC電源)の供給が開始される。次にヒートローラ 35の加熱が行なわれる。次にトナー満杯スイッチの動作状況によりトナーバッ クが満杯が否かが判断され満杯であればその旨の表示がなされトナーバックを交 換することになる。逆に満杯でなければレンズが等倍ポジション(等倍位置又は 初期位置ともいう)か否かの判断が行なわれ、等倍位置になければレンズが等倍 位置に戻される。レンズが等倍位置であればブレードソレノイド(BLD−SO L)がオンとなりクリーニングブレード73の加圧が行なわれ、除電ランプ10 が点灯する。所定時間経過後メインモータがオンになり転写チャージャー27, 剥離チャージャー28,現像バイアス11が順次オンになる。その後ヒートロー ラソレノイド(H−ROL−SOL)がオンになりヒートローラ35の加圧が行 なわれる。そしてヒートローラ35が定着可能状態か否かが判断され可能温度に 達していなければ次にヒートローラソレノイド(H−ROL−SOL)がオンし てから所定時間(例えば7秒)経過したか否かが判断され、時間が経過している 場合には次に紙パス上に紙があるか否かが判断され紙パス上に紙があれば「紙づ まり」の表示が行なわれる。前記フローにおいてヒートローラ35が定着可能温 度になっているときには、ヒートローラソレノイド(H−ROL−SOL)のオ ンより1.1秒以上経過したか否かが判断され、経過している場合には紙パス上 に紙があるか否かが判断されその結果によって前記判断フローと同様の処理が行 なわれる。次にヒートローラソレノイド(H−ROL−SOL)がオフになって ヒートローラの圧力が解除され、0.6秒遅延後にメインモータがオフとなり、 更に0.8秒遅延後にブレードソレノイド(BLD−SOL)がオフとなりクリ ーニングブレード圧力が解除され除電ランプが消灯する。そして再びヒートロー ラは定着可能温度か否かが判断され、定着可能温度であれば待機状態となる。尚 、前記紙パス上に紙があるか否かの判断は図1における排紙スイッチEXT−S W,給紙装置20内の紙後端検出スイッチ201,手差給紙スイッチ138aの 動作状態を考慮して行なわれる。又、ヒートローラが予備加熱温度に達した後に 紙パス上に紙があるときには、更に駆動系を7秒間動作させることにより紙が排 紙されることになる。
【0044】 最後にコピー動作を図32乃至図45のフローチャートを参照して説明する。
【0045】 コピー動作は(a)自動給紙の場合、(b)オプションカセット23による自 動給紙の場合、(c)オプションカセット23によって選択された手差し給紙動 作の場合に分けて説明する。
【0046】 (a)自動給紙(給紙カセット21)による場合(図32乃至図35迄) ここで、手差し専用台がついている場合は特にカセット選択操作の必要はない が、オプションカセット23が挿着されている場合には手差しガイドを図16の M方向に移動させておき、又オプションカセットを抜いておけばカセット21に よる自動給紙が選択される。
【0047】 コントロールパネル上のスタートキーを押すとペーパーフィードソレノイド( P−FEED−SOL)128、及びペーパースタートソレノイド(P−STR −SOL)123が共にオフとなりアライニグローラ26は回転し、マニュアル フィードローラ25,フィードローラ22は停止する。このときクリーニングブ レード73の加圧が行なわれドラム除電ランプが点灯し、その後200msec 経過するとブレード加圧が完了し、メインモータがオン、ブロワーオン(吸着開 始)、紙検知ランプオン、高圧オンとなり転写チャージャ、剥離チャージャ、現 像バイアスがオンとなり、その後300msec経過した段階(この間現像器は 常時回転)でヒートローラソレノイド(H−ROL−SOL)がオンとなりヒー トローラの加圧が行なわれる。縮小モードの場合はこのタイミングで画像両端消 去ランプがオンとなる。その後300msec経過した段階(この間に原稿台が 定位置にないときは原稿台を定位置に戻す)で露光ランプが点灯し、100ms ec経過するとペーパースタートソレノイドがオンとなる。
【0048】 ペーパースタートソレノイド(P−STR−SOL)123がオンとなるタイ ミングで、ペーパーフィードソレノイド(P−FEED−SOL)128がオフ となり、アライニングローラ26停止、マニュアルフィードローラ25回転、フ ィードローラ22停止となる。
【0049】 ペーパースタートソレノイド(P−STR−SOL)123がオンしてから1 00msec経過するとペーパーフィードソレノイド(P−FEED−SOL) 128が100msecだけオンとなり、このとき同時にアライニングローラ2 6停止、マニュアルフィードローラ25回転、フィードローラ22が1回転とな り、フィードローラ22の1回転によりカセットからの給紙が行なわれその先端 がアライニングローラ26に押し当てられる。又、ペーパーフィードソレノイド (P−FEED−SOL)128をオフしたタイミングで帯電チャージャがオン となり原稿台が前進を開始する。尚、縮小モードのときは100msec遅延し た後に原稿台が前進を開始する。そしてペーパースタートスイッチ(P−STR −SW)145Bがオンするのを待つ(位置合せ)。この段階ではドラム上に潜 像が形成され、その後現像器で現像される。
【0050】 ペーパースタートスイッチ(P−STR−SW)145Bがオンするとペーパ ースタートソレノイド(P−STR−SOL)123及びペーパーフィードソレ ノイド(P−FEED−SOL)128が共にオフとなり、アライニングローラ が回転しマニュアルフィードローラ25及びフィードローラ22が停止する。こ のため用紙はアライニングローラ26によって転写部へ送り出される。ペーパー スタートソレノイド(P−STR−SOL)123がオフとなるとカウンタ(C TR)がカウントアップを開始し、転写部に送られた用紙はトナー像が転写され た後ドラムより離れ搬送ローラで定着器へ送られて定着器で定着された後排紙ト レイへ排出され、紙検知器により紙の後端が検出されるのを待つ。
【0051】 用紙の後端を検出すると帯電チャージャ11がオフとなり画像走査を終了し、 余裕しろをスキャンする。60msec経過後原稿台の前進を停止する。このと きトナー濃度が薄ければトナーを供給する。その後100msec経過すると原 稿台が後進を開始し露光ランプ4をオフにする。ここで前述の割込処理フローで 説明したように、トナーのホッパカバー13aが一度でも開いた場合には原稿台 の後進は行なわれずそれ以後コピー動作は継続されない。 れ以降コピー動作は継続されない。
【0052】 原稿台が定位置に戻った時点で原稿台は停止する。ここで複数枚のコピー(マ ルチコピー)の場合には、このタイミングで露光ランプ(EXPO−LAMP) 4を点灯し、同時に前述のペーパースタートソレノイド(P−STR−SOL) 123オンのフローを実行することになる。この場合、マルチコピーの1枚目と 2枚目とでは露光ランプ4のオンタイミングを異ならせており、2枚目以降につ いては1枚目のそれよりも100msec遅延させている。即ち、2枚目以降は 1枚目の露光ランプ(EXPO−LAMP)4の点灯時間よりも短か目に設定さ れている。これは次のような理由による。(1) 1枚目は露光ランプ4が冷えてい る可能性が高いので予備点灯時間を長くしておかなければならず、2枚目以降は ランプ4が暖まっているため予備点灯時間は短くてよいこと、(2) 機内の温度上 昇を抑えるためにはランプ4点灯時間はできるだけ短くしておく方が望ましいこ とによる。尚、前記ランプのオンタイミングの切換えは機内温度を検知して行な うのが望ましく、又予備点灯時間を最も短くするためには前回の点灯が行なわれ てからの時間経過によって判断するのが望ましいため、この実施例ではかかる考 慮が払われている。
【0053】 1枚コピー又は複数コピーの最終紙のコピー動作が終了すると「コピー可」の ランプが転倒し、出口スイッチによって紙づまり(JAM)の検知が行なわれる 。次にヒートローラソレノイド(H−ROL−SOL)がオフとなり縮小モード 用の両端消去ランプがオフとなり、ヒートローラ35の圧力が解除される。それ から600msec経過すると、メインモータ,ブロワ,紙検出ランプ,高圧ト ランス(転写,剥離,現像バイアス用)がオフになる。そして、800msec が経過してモータが完全に停止すると、ブレードの圧力が解除され除電ランプが オフとなる。
【0054】 (b)オプションカセットによる自動給紙の場合(図36乃至図39迄) ここで、手差付給紙カセット(オプションカセット)23をセットした後に手 差しガイドを図16のL方向に移動させておけばオプションカセットによる自動 給紙が選択される。
【0055】 先ずスタートキーを押すと、ペーパーフィードソレノイド(P−FEED−S OL)128,ペーパースタートソレノイド(P−STR−SOL)123,オ プションフィードソレノイド(OP−FEED−SOL)101cが共にオフと なり、アライニングローラ26回転、マニュアルフィードローラ25停止、フィ ードローラ22停止、オプションフィードローラ93A,93B停止となる。こ の段階でクリーニングブレード73が加圧されドラム除電ランプがオンとなり、 200msec経過後にメインモータ、ブロワ、紙検知ランプ、高圧トランスが 共にオンとなる。それから300msec経過後にヒートローラソレノイドがオ ンとなる。縮小モードの場合はこのタイミングで画像両端消去ランプがオンとな る。又、原稿台が定位置にないと原稿台が定位置に戻される。その後150ms ec経過するとペーパースタートソレノイド(P−STR−SOL)123がオ ンとなり、オプションフィードソレノイド(OP−FEED−SOL)101c もオンとなる。両ソレノイドがオンになると、給紙が開始される。即ち、アライ ニングローラ26停止、マニュアルフィードローラ25回転、フィードローラ2 2停止、オプションフィードローラ93A,93B回転となり、紙はオプション フィードローラ93A,93Bによりカセットから取り出され、マニュアルフィ ードローラ25によりアライニングローラ26に送られてゆく。オプションフィ ードローラ93A,93Bは1.1秒間オンし、この時間経過時に紙はアライニ ングローラ26に押し当てられる。
【0056】 給紙が開始されてから450msecを経過すると露光ランプ4がオンとなる (このときペーパーフィードローラはオンしない)。そして、200msec経 過すると帯電チャージャがオンとなり原稿台が前進を開始する。それから350 msecが経過するとオプションフィードソレノイド(OP−FEED−SOL )101cがオフとなり、次にペーパースタートスイッチ(P−STR−SW) 145Bがオンになるのを待つ。
【0057】 オプションフィードソレノイド(OP−FEED−SOL)101cがオフに なると、ペーパースタートソレノイド(P−STR−SOL)123オン、ペー パーフィードソレノイド(P−FEED−SOL)128がオフとなる。つまり 、アライニングローラ26停止、マニュアルフィードローラ25回転、フィード ローラ22停止、オプションフィードローラ93A,93B停止となり、紙の先 端はアライニングローラ26に当って停止する。このとき、マニュアルフィード ローラ25は回転しているが、このローラはスリップローラであるため紙の腰に よりローラがスリップし、実際には紙は進まない。
【0058】 次にペーパースタートスイッチ(P−STR−SW)145Bがオンになると ペーパースタートソレノイド(P−STR−SOL)123がオフになり、カウ ンタのカウントアップが行なわれる。ペーパースタートソレノイド(P−STR −SOL)123がオフ(ペーパーフィードソレノイドオフ、オプションフィー ドソレノイドオフ)すると、アライニングローラ26回転、マニュアルフィード ローラ25停止、フィードローラ22停止、オプションフィードローラ93A, 93B停止となり、紙はアライニングローラ26により転写部へ送られる。その 後、マニュアルフィードスイッチ(M−F−SW)138aによって紙の後端が 検出されると帯電チャージャがオフとなり、120msec経過後に原稿台前進 を停止する。このときトナー濃度が薄いとトナーの補給が行なわれ、100ms ec経過後に原稿台が後進を開始し、露光ランプ4がオフとなる。以降は前述の 自動給紙時の動作フローと全く同様である。
【0059】 (c)オプションカセット23によって選択された手差し給紙による場合(図 40乃至図45迄) この場合、手差し専用台がついているときは特に操作を行なう必要はないが、 オプションカセットが装着されているときにはその手差しガイドを図16のM方 向等に移動させる。
【0060】 そして、紙を手差し給紙口に挿入するとマニュアルフィードスイッチ(M−F −SW)138aがオンになる。このとき、クリーニングブレード73が加圧さ れてドラム除電ランプがオンになり、それから200msec経過後に、メイン モータ,ブロワ,紙検知ランプ,高圧トランス,ペーパースタートソレノイド( P−STR−SOL)123がそれぞれオンになる。ペーパースタートソレノイ ドがオン(ペーパーフィードソレノイドもオン)となるとアライニングローラ2 6停止、マニュアルフィードローラ25回転、フィードローラ22停止の状態と なり紙はマニュアルフィードローラ25によりアライニングローラ26へ送られ て行く。ペーパースタートソレノイド(P−STR−SOL)123がオンして から300msec経過するとヒートローラソレノイド(H−ROL−SOL) がオンになる(縮小モードの場合は両端消去ランプがオンになる)。この状態で マニュアルスタートスイッチ(M−STR−SW)138bがオンするのを待つ ことになる。このとき、原稿台が定位置になければ原稿台を定位置に戻す。そし て、約4秒経過してもマニュアルスタートスイッチ(M−STR−SW)138 bがオンしないと動作を停止する。そしてマニュアルフィードスイッチ(M−F −SW)138aがオフするまで表示部に紙を抜くような指示を行ない、マニュ アルフィードスイッチ(M−F−SW)138aがオフすると通常状態に戻る。 マニュアルスタートスイッチ(M−STR−SW)138bがオンしたタイミン グより300msec経過後に露光ランプがオンになり、その後300msec 経過すると帯電チャージャがオンになり、原稿台が前進を開始する。その後ペー パースタートスイッチ(P−STR−SW)145Bのオンを待ち、ペーパース タートスイッチがオンになった段階でペーパースタートソレノイド(P−STR −SOL)123がオフになる。ペーパースタートソレノイド(P−STR−S OL)123がオフになるとアライニングローラ26が回転し、他のローラは停 止する。このアライニングローラ26の回転により紙は転写部へ送られて、以後 は前述のフローと同様にしてコピー動作が行なわれる。
【0061】 上記実施例は一例であり、各部材につき同一機能を有する他の部材に置換えら れることは言うまでもない。
【0062】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案の画像形成装置にあっては、定着器が所 定時間内に加熱完了となったときには直ちに処理可能状態となるので待機時間の 短縮化が図れ操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の画像形成装置例えば複写機の概略正面
断面図
【図2】図1に示す複写機の概観図
【図3】歯車の噛合機構の一例を示す正面図
【図4】噛合機構の側面図
【図5】露光装置の等倍ポジションを示す説明図
【図6】光量検知部を示す説明図
【図7】図5に示す露光装置の縮尺ポジションを示す説
明図
【図8】露光装置の等倍ポジションにおける下面図
【図9】図8に示す露光装置の縮尺ポジションにおける
部分側面断面図
【図10】クリーニング装置のサイドフレームと感光体
との関係を示す説明図
【図11】クリーニング装置及びクリーニング機構を示
す概略断面図
【図12】クリーニング装置の部分詳細説明図
【図13】クリーニング装置の部分詳細説明図
【図14】クリーニング装置の部分作用説明図
【図15】手差付給紙カセット用給紙機構の概略上面図
【図16】手差付給紙カセット用給紙機構の概略正面図
【図17】手差付給紙カセット用給紙機構の概略背面図
【図18】手差付給紙カセットの部分側面断面図
【図19】手差付給紙カセットの部分側面上面図
【図20】手差付給紙カセットの部分詳細説明図
【図21】選択制御部を示すブロック図
【図22】表示装置を示す概略説明図
【図23】給紙装置の部分作用説明図
【図24】原稿台がホームポジションにあるときの複写
機の概略正面図
【図25】原稿台がホームポジションにあるときの複写
機の概略上面図
【図26】主制御部を示すブロック図
【図27】テーブル駆動の動作説明のためのフローチャ
ート
【図28】割込処理を説明するためのフローチャート
【図29】給紙機構回りの準備動作を示すフローチャー
【図30】電源ONから周辺装置の準備完了迄の動作を
示すフローチャート
【図31】電源ONから周辺装置の準備完了迄の動作を
示すフローチャート
【図32】自動給紙によるコピー動作を示すフローチャ
ート
【図33】自動給紙によるコピー動作を示すフローチャ
ート
【図34】自動給紙によるコピー動作を示すフローチャ
ート
【図35】自動給紙によるコピー動作を示すフローチャ
ート
【図36】オプションカセットによる自動給紙によるコ
ピー動作を示すフローチャート
【図37】オプションカセットによる自動給紙によるコ
ピー動作を示すフローチャート
【図38】オプションカセットによる自動給紙によるコ
ピー動作を示すフローチャート
【図39】オプションカセットによる自動給紙によるコ
ピー動作を示すフローチャート
【図40】手差し給紙によるコピー動作を示すフローチ
ャート
【図41】手差し給紙によるコピー動作を示すフローチ
ャート
【図42】手差し給紙によるコピー動作を示すフローチ
ャート
【図43】手差し給紙によるコピー動作を示すフローチ
ャート
【図44】手差し給紙によるコピー動作を示すフローチ
ャート
【図45】手差し給紙によるコピー動作を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
1 筐体 2 感光体 3 原稿台 4 露光ランプ 8 露光装置 35 定着器 36 定着装置 EXT−SW 排紙スイッチ 201 紙後端検知スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、用紙上に原稿に対応した画像を
    形成する画像形成手段と、この画像形成手段により用紙
    上に形成される画像を前記電源から供給される電力によ
    る所定の温度状態の下にて用紙上に定着する定着器と、
    前記用紙を画像形成手段、定着器に沿う搬送路に沿って
    前記用紙を搬送する紙搬送系と、前記電源の投入に伴い
    前記定着器が所定の温度に達するよう加熱する加熱手段
    と、前記電源の投入に伴い所定時間前記紙搬送系の駆動
    を行う駆動系と、この駆動系が動作中に前記加熱手段が
    加熱動作を終了し、かつ、前記駆動系が前記紙搬送系の
    駆動を行っている場合、前記駆動系の駆動を停止せしめ
    る制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP5477591U 1991-06-19 1991-06-19 画像形成装置 Pending JPH04101556U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545436A (en) * 1977-06-14 1979-01-16 Ricoh Co Ltd Idling command circuit of copying machines

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