JPH04101201U - 振子車両のパンタグラフ可動装置 - Google Patents

振子車両のパンタグラフ可動装置

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JPH04101201U
JPH04101201U JP792891U JP792891U JPH04101201U JP H04101201 U JPH04101201 U JP H04101201U JP 792891 U JP792891 U JP 792891U JP 792891 U JP792891 U JP 792891U JP H04101201 U JPH04101201 U JP H04101201U
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pantograph
shaft
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car body
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JP792891U
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達名 加藤
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日本車輌製造株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】振子車両の車体の傾きに対応してパンタグラフ
をトロリー線に近付くように確実に移動させる。 【構成】振子はり4に設けられて、台車枠5のラック1
0に噛合するピニオン11に、ユニバーサルジョイント
13を介して第1シャフト12を連結するとともに、該
第1シャフト12に軸方向に伸縮して一体に回転する連
結部14を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、振子車両のパンタグラフ可動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
振子車両は、曲線軌道を通過する際に車体が傾斜するため、パンタグラフの位 置がトロリー線に対して曲線内側に移動するので、例えば、特公昭61−439 22号公報に示されるように、空気バネを介して車体に取付けた振子はりに、台 車枠に対する車体の傾斜角を回転変位に変換する回転体を設け、該回転体の回転 を、車体床下に配設される略水平方向のシャフトと、該シャフトにギアボックス にて連結される縦方向のシャフトと、該シャフトにギアボックスにて連結されて 屋根上に配設される水平方向のシャフトとを介してパンタグラフに伝達し、車体 の傾斜角に対応してパンタグラフを移動させ、パンタグラフをトロリー線に近付 けるものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の構造では、車体床下に配設される略水平方向のシャフトが直接 縦方向のシャフトに連結されているため、空気バネの撓みや台車と車体間の相対 的変位に対応できず、誤作動が生ずる虞れがある。
【0004】 そこで本考案は、空気バネの撓みや台車と車体間の相対的変位に対応して、回 転体の回転を確実にパンタグラフに伝達する振子車両のパンタグラフ可動装置を 提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため本考案は、空気バネを介して車体に取付けた振子はりに、 台車枠に対する車体の傾斜角を回転変位に変換する回転体を設け、該回転体の回 転を、車体下部に配設されるシャフトを介してパンタグラフに伝達し、車体の傾 斜角に対応してパンタグラフを移動させる振子車両のパンタグラフ可動装置にお いて、前記シャフトを自在継手を介して前記回転体に連結するとともに、該シャ フトに、軸方向に伸縮して一体に回転する連結部を設けたことを特徴としている 。
【0006】
【作 用】
このように構成することにより、空気バネの撓みや台車と車体間の相対変位を 自在継手と連結部で吸収できるので、回転体の回転を確実にパンタグラフに伝達 できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 図1及び図2は本考案の第1実施例を示すもので、振子車両1は、車体2の下 部に空気バネ3,3を介して取付けた振子はり4の下面を、振子中心Oを中心と する円弧状に形成し、該振子はり4を台車枠5に設けたコロ6,6上に載置して 、曲線軌道通過時に車体2を傾斜させるようにしている。
【0009】 また、車体2の屋根7上には、振子中心Oを中心とする円弧状に形成されたパ ンタグラフ支持部8が設けられ、該パンタグラフ支持部8にパンタグラフ9が車 体幅方向に移動可能に支持されている。
【0010】 前記台車枠5にはラック10が固設され、該ラック10に噛合するピニオン1 1が振子はり4に設けられており、車体2が傾斜すると、ピニオン11が回転す る。
【0011】 ピニオン11には、車体2の床下に車体前後方向に配設された第1シャフト1 2がユニバーサルジョイント13を介して連結されている。
【0012】 該第1シャフト12は、その途中に、例えばスプライン嵌合等の軸方向に伸縮 して一体に回転する連結部14が設けられ、さらにユニバーサルジョイント15 を介して車体2の床下に固設されたギアボックス16に連結している。
【0013】 ギアボックス16からは第2シャフト17が車体前後方向に延設し、該第2シ ャフト17にベベルギア18を介して車体幅方向の第3シャフト19が連結し、 さらに、該第3シャフト19に、車体2の側部に縦方向に配設される第4シャフ ト20がベベルギア21を介して連結している。
【0014】 第4シャフト20は、車体2の側壁に沿うようにその途中にユニバーサルジョ イント22を設けて先端のベベルギア23を屋根7上に突出し、該ベベルギア2 3に、屋根7上のパンタグラフ支持部8の側部に配設された第5シャフト24の ベベヘルギア25が噛合している。
【0015】 第5シャフト24には、パンタグラフ支持部8の前後にスプロケット26がそ れぞれ固設され、該スプロケット26と、パンタグラフ支持部8の反対側側部に 配設されたスプロケット27との間にチェン28が巻装され、該チェン28は、 パンタグラフ9のフランジ9aに連結している。
【0016】 このように構成することにより、曲線軌道通過時に車体2が傾斜すると、ピニ オン11が回転し、該ピニオン11の回転が第1シャフト12,第2シャフト1 7,第3シャフト19,第4シャフト20を介して第5シャフト24に伝達され 、第5シャフト24が回転してチェン28によってパンタグラフ9を移動させ、 車体2の傾斜角に対応してパンタグラフ9をトロリー線29に近付ける。
【0017】 また、空気バネ3,3の撓みや台車枠5と車体2間の相対的変位は、ユニバー サルジョイント13,15と、連結部14とによって吸収するので、ピニオン1 1の回転を確実にパンタグラフ9に伝達できる。
【0018】 尚、チェン28とパンタグラフ9の連結部は、フランジ9aを、パンタグラフ 9の上下動に対応可能なヒンジやテレスコピックにすることによって、チェン2 8とパンタグラフ9の動きの違いを吸収することができる。
【0019】 図3は、ピニオン11の回転を車体2の側方と上方に伝達するためにチェン3 0,31を用いた第2実施例を示すもので、前記第1実施例と同様に作動する。
【0020】 また、車体の傾斜角に対するパンタグラフの移動量は、歯車比を変えることに よって自由に設定できる。
【0021】
【考案の効果】
本考案は以上のように、台車枠に対する車体の傾斜角を回転変位に変換する回 転体を振子はりに設け、該回転体の回転を、車体下部に配設されるシャフトを介 してパンタグラフに伝達し、車体の傾斜角に対応してパンタグラフを移動させる 振子車両のパンタグラフ可動装置において、前記シャフトを自在継手を介して前 記回転体に連結するとともに、該シャフトに、軸方向に伸縮して一体に回転する 連結部を設けたので、空気バネの撓みや台車と車体間の相対変位を自在継手と連 結部で吸収できるので、回転体の回転を確実にパンタグラフに伝達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例を示す側面図である。
【図2】 本考案の第1実施例を示す正面図である。
【図3】 本考案の第1実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 振子車両 2 車体 3 空気バネ 4 振
子はり 5 台車枠 6 コロ 9 パンタグラフ 10 ラック 1
1 ピニオン 12 第1シャフト 13,15 ユニバーサルジョイント
14 連結部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気バネを介して車体に取付けた振子は
    りに、台車枠に対する車体の傾斜角を回転変位に変換す
    る回転体を設け、該回転体の回転を、車体下部に配設さ
    れるシャフトを介してパンタグラフに伝達し、車体の傾
    斜角に対応してパンタグラフを移動させる振子車両のパ
    ンタグラフ可動装置において、前記シャフトを自在継手
    を介して前記回転体に連結するとともに、該シャフト
    に、軸方向に伸縮して一体に回転する連結部を設けたこ
    とを特徴とする振子車両のパンタグラフ可動装置。
JP1991007928U 1991-02-21 1991-02-21 振子車両のパンタグラフ可動装置 Expired - Lifetime JP2547864Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013258854A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Kinki Sharyo Co Ltd パンタグラフ支持装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5569323A (en) * 1978-11-15 1980-05-24 Gelenkwellenbau Gmbh Universal joint shaft
JPS6143922A (ja) * 1984-08-08 1986-03-03 株式会社クボタ コンバインにおける穀稈の刈取方法
JPH01106632U (ja) * 1988-01-12 1989-07-18

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