JPH04101055U - ギヤ伝動装置 - Google Patents
ギヤ伝動装置Info
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- JPH04101055U JPH04101055U JP1122191U JP1122191U JPH04101055U JP H04101055 U JPH04101055 U JP H04101055U JP 1122191 U JP1122191 U JP 1122191U JP 1122191 U JP1122191 U JP 1122191U JP H04101055 U JPH04101055 U JP H04101055U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】ギヤ伝動装置の動力伝達軸の軸間距離を小さく
して、ケースをコンパクトにする。 【構成】ケース5に少なくとも第1軸1、第2軸2及び
第3軸3を軸支し、第1軸1に少なくとも小ギヤ77を
取付け、第2軸2に少なくとも小ギヤ77に噛み合う大
減速ギヤ17をケース5に近接して固定する。ケース5
から第3軸3に対して大減速ギヤ17の内側よりも内方
に突出した突出部85を設け、突出部85に第3軸3の
一端部を軸支し、突出部85が大減速ギヤ17に干渉す
る部分を欠落して切欠き部87を形成することにより、
大減速ギヤ17が減速比を大きくするために大径になっ
ても、第3軸3及び突出部85に干渉することを防止す
る。これにより、第2軸2にギヤ16,19を介して動
力伝達された第3軸3と第2軸2との軸間距離を小さく
できるように構成する。
して、ケースをコンパクトにする。 【構成】ケース5に少なくとも第1軸1、第2軸2及び
第3軸3を軸支し、第1軸1に少なくとも小ギヤ77を
取付け、第2軸2に少なくとも小ギヤ77に噛み合う大
減速ギヤ17をケース5に近接して固定する。ケース5
から第3軸3に対して大減速ギヤ17の内側よりも内方
に突出した突出部85を設け、突出部85に第3軸3の
一端部を軸支し、突出部85が大減速ギヤ17に干渉す
る部分を欠落して切欠き部87を形成することにより、
大減速ギヤ17が減速比を大きくするために大径になっ
ても、第3軸3及び突出部85に干渉することを防止す
る。これにより、第2軸2にギヤ16,19を介して動
力伝達された第3軸3と第2軸2との軸間距離を小さく
できるように構成する。
Description
【0001】
本考案は、ギヤ伝動装置に係り、特にコンバイン等の走行系伝動装置に用いて
好適であり、詳しくはギヤ伝動装置における動力伝達軸の軸支構造に関する。
【0002】
一般に、コンバイン等の移動農機のクローラ走行装置において、左右のクロー
ラ駆動方向を正転または逆転させて操向操作するものが知られている。
【0003】
このような走行装置に関し、本出願人は、図2及び図3に示すようなギヤ伝動
装置を提案している。図2及び図3において、ケース5には入力軸6が軸支され
、入力軸6の他端は、ケース5から突き出た部分に入力プーリ7が固定され、入
力軸6の他端は、ケース5の外側に取付けられた油圧無段変速装置9に接続され
、入力プーリ7を介して伝えられた入力軸6の回転は、油圧無段変速装置9によ
り変速されて、出力軸10に出力されている。油圧無段変速装置9は変速レバー
により変速操作されて、無段階に変速するようになっている。
【0004】
ケース5に支持されている出力軸10にはギヤ11が固定され、ギヤ11と歯
合わされているギヤ12を介して第1変速軸1に駆動力が伝達される。第1変速
軸1には軸1と一体回転する変速ギヤ13が、軸方向スライド自在に取付けられ
ている。変速ギヤ13は3段変速するための3つの異なる径のギヤからなり、第
2変速軸2に固定されている3段変速ギヤ15,16,17の各ギヤと歯合する
。変速ギヤ15,16,17の小ギヤ16は駆動軸3に固定されたギヤ19とも
歯合しており、駆動軸3に駆動力を伝達する。
【0005】
まず、正転(前進)伝動系について説明すると、前記駆動軸3にはギヤ19の
他に、ギヤ19より小径のギヤ20が固定され、該ギヤ20は操向軸21に固定
されているセンターギヤ22と歯合している。センターギヤ22の左右両側面に
は内歯23,25が形成され、これら内歯23,25にサイドクラッチギヤ26
,27が係脱自在に噛み合わされている。サイドクラッチギヤ26,27は操向
軸21に同一軸心上に外装されたサイドクラッチ軸29,30に一体回動・スラ
イド自在に取付けられ、該サイドクラッチ軸29,30上を左右にスライドする
ことにより、センターギヤ22の内歯23,25との歯合が係脱される。左右各
サイドクラッチギヤ26,27には左右車軸31,32に設けられている出力ギ
ヤ33,35が歯合わされている。従って、センターギヤ22の駆動力は左右サ
イドクラッチギヤ26,27が内歯23,25と係合している場合に車軸31,
32に伝達される。車軸31,32はケース5から左右方向に延び、先端にはス
プロケット36が取付けられており、スプロケット36にはクローラ帯37が巻
き掛けられている。かくして、サイドクラッチギヤ26,27を入状態とし、後
記する摩擦クラッチ50,51を切状態とすると、駆動軸3、ギヤ20、センタ
ーギヤ22、サイドクラッチギヤ26,27、出力ギヤ33,35、車軸31,
32の順に動力が伝達されて、機体は前進する。
【0006】
次に、逆転(後進)伝動系について説明する。左右のサイドクラッチ軸29,
30はケース5の左右外側まで達し、突出端には逆転伝動ギヤ39,40がそれ
ぞれ固定されている。また、この左右逆転伝動ギヤ39,40の内側にはベアリ
ング軸受けからなる支持部41,42が設けられており、サイドクラッチ軸29
,30と操向軸21とを同時にかつ同一軸心上に支持している。
【0007】
一方、駆動軸3のギヤ19には逆転軸43に回動自在に支持されたフリー回転
ギヤ45が噛み合わされている。また、同じく逆転軸43には切換クラッチ46
が軸支され、切換クラッチ46は逆転軸43と一体回転かつ軸方向スライド自在
に設けられている。切換クラッチ46は噛み合いクラッチで、切換クラッチ46
の両側にクラッチ爪が設けられており、切換クラッチ46のクラッチ爪と噛み合
うクラッチ爪は、前記フリー回転ギヤ45とケース5の内側に設けられている。
そして、切換クラッチ46は常時フリー回転ギヤ45側のクラッチ爪49または
ケース5側のクラッチ爪47に係合されるようになっている。切換クラッチ46
がフリー回転ギヤ45のクラッチ爪49と係合している場合には、駆動軸3の動
力がフリー回転ギヤ45を介して逆転軸43に伝達され、切換クラッチ46がク
ラッチ爪47と係合されている場合には、逆転軸43の回転は規制されることと
なる。
【0008】
逆転軸43の両端はケース5の外側まで達し、該両端には摩擦クラッチ50,
51の入力側が取付けられている。摩擦クラッチ50,51は多板クラッチで、
摩擦クラッチ50,51の外側にはクラッチケース52,53が形成されている
。摩擦クラッチ50,51の出力側にはギヤ55,56が形成され、これらギヤ
55,56に上述の逆転伝動ギヤ39,40がそれぞれ歯合している。クラッチ
ケース52,53の外側にはクラッチレバー57,59が揺動自在に設けられ、
クラッチレバー57,59の揺動操作によって、摩擦クラッチ50,51が入切
操作される。切換クラッチ46をフリー回転ギヤ45側に係合させ、サイドクラ
ッチギヤ26,27を切状態とし、摩擦クラッチ50,51を入状態とすれば、
駆動軸3、ギヤ19、フリー回転ギヤ45、切換クラッチ46、逆転軸43、摩
擦クラッチ50,51、ギヤ55,56、逆転伝動ギヤ39,40、サイドクラ
ッチ軸29,30、サイドクラッチギヤ26,27、出力ギヤ33、35、車軸
31,32の順で動力が伝達されて、機体は後進する。
【0009】
次に、走行中の走行操作について説明する。
【0010】
駐車ブレーキをかける場合には、切換クラッチ46をケース5側のクラッチ爪
47に係合せしめて、逆転軸43の回転を規制し、左右摩擦クラッチ50,51
を入状態とする。これにより、車軸31,32には制動力が働き、機体は動かな
い。また、切換クラッチ46をフリー回転ギヤ45側に係合せしめると、駆動軸
3に対して正転伝動系と逆転伝動系から逆方向に回転力が加わることとなり、車
軸31,32は回転不能となり、制動されることとなる。この場合には正転伝動
系と逆転伝動系の変速比が同じであることが望ましく、摩擦クラッチ46,47
を駐車ブレーキとしても利用できることとなり、特別な駐車ブレーキ構造が不要
となる。
【0011】
次に、左信地旋回する場合について説明する。まず、前記した前近状態から左
信地旋回する場合には、左サイドクラッチギヤ26を切状態とし、切換クラッチ
46をケース5側に設けられたクラッチ爪47と係合させる。切換クラッチ46
の切り換えによって逆転軸43は制止状態となる。ここで、右クローラ37は前
進駆動されているため、左クローラは右クローラ37による前進によって連れ回
りし機体は徐々に左に旋回する。操作部の操作量を増して、クラッチレバー57
を揺動せしめ、摩擦クラッチ50を入状態とすると、逆転軸43が制止されてい
るため左側の伝動系が停まり、左クローラ37は停まる。これにより、機体は左
クローラを中心にして左信地旋回を行うことができる。右信地旋回する場合には
、同じく切換クラッチ46をケース5側クラッチ爪47に係合せしめて、右側の
サイドクラッチギヤ27を切状態とし摩擦クラッチ51を入状態とする。切換ク
ラッチ46をケース5側のクラッチ爪47に係合せしめた場合には、逆転軸43
は制止されているので、信地旋回のみが可能となる。
【0012】
次に、左信地旋回及び左超信地旋回する場合について説明する。前進状態から
、左信地旋回する場合には、左サイドクラッチギヤ26を切状態とし、切換クラ
ッチ46をフリー回転ギヤ45側に設けられたクラッチ爪49と係合させる。切
換クラッチ46の切り換えによって逆転軸43は常時逆転状態となる。ここで右
クローラ37は前進駆動しているため、左クローラ37は右クローラ37による
前進によって連れ回りし機体は徐々に左旋回する。操作部の操作量を増して、ク
ラッチレバー57を揺動せしめ、摩擦クラッチ50を半クラッチ状態とすると、
逆転している逆転軸43側の摩擦板との滑り摩擦によって、出力側のギヤ55の
正回転が制止され、左側の伝動系が停まって左クローラは停止する。これにより
、機体は左クローラ37を中心にして左信地旋回を行うことができる。更に操作
部の操作量を増やして摩擦クラッチ50を完全なクラッチ入状態とすると、左側
の伝動系は、逆転軸43、摩擦クラッチ50、ギヤ55、逆転伝動ギヤ39、サ
イドクラッチギヤ26、出力ギヤ33、車軸31の順で、逆転の動力が伝動され
る。これにより左右のクローラ駆動方向が逆となり、機体は超信地旋回する。
【0013】
なお、各軸の配置は図2のケース5を左右に分割した状態を示した側面図であ
る図3に示されている。逆転軸43は駆動軸3からギヤ19、フリー回転ギヤ4
5、切換クラッチ46を介して断接され、後進または信地旋回を行うものである
。
【0014】
そして、前進時の動力は、駆動軸3から、軸21,29,30を介して車軸3
1,32に伝達されるものである。図2では、この意味をギヤ20からセンター
ギヤ22に向う矢印Aにより表示している。
【0015】
しかしながら、図2に示す提案の第2変速軸2に固定された大ギヤ15は、ギ
ヤ15,16,17からなる3段変速中の低速変速段の減速ギヤであって大径に
形成されており、その減速された第2変速軸2の回転力をギヤ16,19を介し
て、駆動軸3に伝達している。従って、ギヤ15の径が大きいため、第2変速軸
2と駆動軸3との軸間距離を大きくするため、ケース5の高さが高くなってしま
い、コンパクトなギヤ式動力伝達装置を提供することができないという欠点があ
った。
【0016】
また、少しでも軸2,3の軸間距離を小さくしようとすると、軸3の径を細く
する必要があって、軸3の強度剛性を保守し難いという問題が起る。
【0017】
また、例えば図3に示すように逆転軸43は逆転をさすための脇道であるので
別とすると、その他の軸6,10,1,2,3等はなるべく一直線上に近付く方
がケース5がコンパクトになり、工作もし易いことは明白なことであり、軸間距
離を小さくすることが要望される。
【0018】
そこで、本考案は、ケースに少なくとも3本の第1軸、第2軸及び第3軸を軸
支し、第1軸に少なくとも小ギヤを取付け、第2軸に少なくとも小ギヤに噛み合
う大ギヤをケースに近接して固定し、ケースから第3軸に対して大ギヤの内側よ
りも内方に突出した突出部を設けて、該突出部に第3軸の一端を軸支し、突出部
が大ギヤに干渉する部分に欠落部を形成することにより、軸間距離が短く、かつ
、コンパクトなギヤ伝動装置を提供することを目的とする。
【0019】
本考案は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、例えば図1を参照して
示すと、ケース(5)に少なくとも第1軸(1)、第2軸(2)及び第3軸(3
)を軸支し、前記第1軸(1)に少なくとも小ギヤ(77)を取付け、前記第2
軸(2)に少なくとも前記小ギヤ(77)に噛み合う大ギヤ(17)を固定し、
前記第2軸(2)と前記第3軸(3)とに、互に噛み合う1対の動力伝達ギヤ(
16,19)を夫々固定したギヤ伝動装置において、前記小ギヤ(77)に噛み
合う大ギヤ(17)を前記ケース(5)に近接して配置し、前記第3軸(3)を
支持する前記ケース(5)の軸支部分(86)を、前記大ギヤ(17)の配置位
置より軸方向内方に突出して形成し、該突出部(85)に、前記大ギヤ(17)
と干渉する部分を欠落する切欠き部(87)を形成した、ことを特徴とする。
【0020】
以上の構成に基づき、第1軸(1)の回転数が、小ギヤ(77)、大減速ギヤ
(17)を介して第2軸(2)に減速されて伝達され、第2軸(2)の回転力が
1対の動力伝達ギヤ(16,19)を介して、第3軸(3)に伝達される。この
際、第2軸(2)と第3軸(3)との軸間距離が小さくても、大ギヤ(17)は
切欠き部(87)中を回転して第3軸(3)及び突出部(85)に干渉しない。
【0021】
なお、前記カッコ内の符号は例示であって、何等本考案を限定するものではな
い。
【0022】
【実施例】
以下、図1を参照して、本考案の実施例を説明する。
【0023】
図1は関連する技術の項において説明した図2の一部の拡大図であり、図2と
共通の部材には同符号を付す。
【0024】
図1においては、出力軸10から、ギヤ11,12を介して高速に、ギヤ71
,72を介して低速に、2段変速して第1変速軸に回転力が伝達されるように、
ドッグクラッチ73が設けられており、また、第1変速軸1のケース5外の突出
部にプーリ75が固定されていて、このプーリ75から前処理部に2つの回転数
を供給するようになっている。また、このために走行速度も6段に選択できるよ
うに改善されている。
【0025】
第2変速軸2にはスプライン2a等が設けられており、このスプライン2aに
より第2中ギヤ15、第2小ギヤ16、第2大ギヤ17が軸2に対し回軸しない
ように、またこれらギヤ15,16,17が軸心方向には軸2の肩82とベアリ
ング83とにより移動しないように取付けられている。そして、ギヤ15はボス
15aの外側に、ギヤ17はボス17aの外側に偏心されている。
【0026】
また、第1変速軸1には、第2中ギヤ15と噛み合う第1中ギヤ76がニード
ルベアリング76aにより回転自在に取付けられていると共に、第2大ギヤ17
と噛み合う第1小ギヤ77がニードルベアリング77aにより回転自在に取付け
られている。そして、第1変速軸1のギヤ76,77の中間部に設けられたスプ
ライン1aに噛み合わされた第1大ギヤ79が軸心方向移動自在に軸1に取付け
られていると共に、ギヤ79は第2小ギヤ16に噛み合うようになっている。更
に、この第1大ギヤ79のギヤ76側にはギヤ79に噛み合う内歯80が設けら
れていると共に、この第1大ギヤ79のギヤ77側にはギヤ77に噛み合う内歯
81が設けられている。
【0027】
かくして、第1大ギヤ79が図示の位置(スプライン1aの略々中央)におい
て、第2小ギヤ16と噛み合うときには、第1変速軸1から第2変速軸2に高速
回転が伝わり、第1大ギヤ79の内歯80が第1中ギヤ76に噛み合うときには
、軸1からスプライン1a、ギヤ79、内歯80、ギヤ76、ギヤ15を介して
軸2に中速回転が伝わり、同様に、ギヤ79の内歯81を第1小ギヤ77に噛み
合わすときには、軸1から軸2に低速回転が伝わる。そして、ギヤ16,19を
介して軸2の回転力が駆動軸3に伝達される。
【0028】
次に、本考案の要部を説明する。
【0029】
前記したように、第1小ギヤ77と第2大ギヤ17とが噛み合って回転するこ
とにより低速変速段が形成されているため、第2大ギヤ17は大減速ギヤを構成
し、大径ギヤに形成されている。そして、ケース5に突出部85がケース5の内
方に突設されており、この突出部85に軸支部86が形成されて、この軸支部8
6に駆動軸3の端部に取付けられたベアリング89が嵌め込まれている。また、
前記第2大ギヤ17が突出部85に干渉しないように回転するための切欠き部8
7が突出部85に形成されている。なお、突出部85の図1における下方(実際
には図3に示すように右方)は、クラッチ50を収納するためのクラッチケース
を構成している。
【0030】
かくすることにより、第2大ギヤ17を大径に形成して、減速比を大きくして
も、ギヤ17が駆動軸3に干渉することを防止できる。
【0031】
また、駆動軸3が短くなり、かつそのために軸径を小さくできて、駆動軸3の
材料費、加工費を低減できると共に、装置全体の重量を軽減できる。
【0032】
また、図3(従来の提案)に示す軸1,2,3等をなるべく直線上に配置でき
て、ケース5の幅を低減し、ケース5のコンパクト化と軽量化とを達成できる。
【0033】
なお、上記においては、変速装置の近傍における例示をしたが、本考案は一般
に減速ギヤ装置において有効である。
【0034】
以上、説明したように本考案によれば、ケース(5)に少なくとも第1軸(1
)、第2軸(2)及び第3軸(3)を軸支し、第1軸(1)に少なくとも小ギヤ
(77)を取付け、第2軸(2)に少なくとも小ギヤ(77)に噛み合う大ギヤ
(17)をケース(5)に近接して配置し、ケース(5)から第3軸(3)に対
して大ギヤ(17)の内側よりも内方に突出して突出部(85)を設け、突出部
(85)に第3軸(3)の端部を軸支し、突出部(85)が大ギヤ(17)に干
渉する部分に切欠き部(87)を形成したので、大ギヤ(17)は第3軸(3)
及び突出部(85)に干渉しないため、大減速ギヤ(17)の径を大きくして、
減速比を大きくしても、第2軸(2)と第3軸(3)との軸間距離を小さくでき
る。この結果、小さい軸間距離により、大減速比が採用でき、ケース(5)のコ
ンパクト化ができる。
【0035】
また、第3軸(3)が短くできるので、細くでき、軸材を節減できると共に加
工費を低減できる。
【図1】本考案の実施例を示すギヤ変速装置の断面正面
図。
図。
【図2】本出願人が既に提案したクローラ走行用動力伝
達装置を示す断面展開図。
達装置を示す断面展開図。
【図3】そのケースを半割りにした正面図。
1 第1(変速)軸
2 第2(変速)軸
3 第3(変速)軸
5 ケース
16,19 1対の動力伝達ギヤ
17 大(減速)ギヤ
77 小ギヤ
85 突出部
86 軸支部分
87 切欠き部
Claims (1)
- 【請求項1】 ケースに少なくとも第1軸、第2軸及び
第3軸を軸支し、前記第1軸に少なくとも小ギヤを取付
け、前記第2軸に少なくとも該小ギヤに噛み合う大ギヤ
を固定し、更に前記第2軸と前記第3軸とに、互に噛み
合う1対の動力伝達ギヤを夫々固定してなるギヤ伝動装
置において、前記小ギヤに噛み合う大ギヤを前記ケース
に近接して配置し、前記第3軸を支持する前記ケースの
軸支部分を、前記大ギヤの配置位置より軸方向内方に突
出して形成し、該突出部に、前記大ギヤと干渉する部分
を欠落する切欠き部を形成した、ことを特徴とするギヤ
伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1122191U JPH04101055U (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ギヤ伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1122191U JPH04101055U (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ギヤ伝動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04101055U true JPH04101055U (ja) | 1992-09-01 |
Family
ID=31744639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1122191U Pending JPH04101055U (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | ギヤ伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04101055U (ja) |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP1122191U patent/JPH04101055U/ja active Pending
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