JPH04101004U - 部材の固定構造 - Google Patents

部材の固定構造

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JPH04101004U
JPH04101004U JP1083491U JP1083491U JPH04101004U JP H04101004 U JPH04101004 U JP H04101004U JP 1083491 U JP1083491 U JP 1083491U JP 1083491 U JP1083491 U JP 1083491U JP H04101004 U JPH04101004 U JP H04101004U
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JP
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hole
protrusion
console
strip
diameter
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JP1083491U
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Inventor
清 小林
Original Assignee
しげる工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各部材どうしを簡単に固定できるようにし、
しかもコスト削減を可能にする。 【構成】 押え部材7の貫通孔73の直径Dを突起51
の直径D1より短くし、かつ貫通孔73の内周面に複数
のスリットを形成する。ストリップコンソール6の貫通
孔61から突出した突起51に押え部材7の貫通孔73
を嵌め込んだ状態で押え部材7をストリップコンソール
6側に押すと、貫通孔73の直径Dが突起51の直径D
1より小さいので、貫通孔73の係止部75が突起51
の外周面によって押される。すると、突起51は、係止
部75を曲げつつ貫通孔73に挿通される。この結果、
突起51の外周に係止部75がその弾性力によって押し
付けられ、その摩擦力によって係止される。これによ
り、ストリップコンソール6および押え部材がコンソー
ルボックス5に固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、弾性部材を介して配置される2つの部材の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の固定構造としては、図6に示すようなものがある。 すなわち、図6において符号1は第1の部材であり、その裏面には複数の突起 1aが形成されている。第1の部材1の裏面には、弾性部材2を介して板状をな す第2の部材3が配置されている。弾性部材2および第2の部材3には、突起1 aに対応する箇所に貫通孔2a,3aがそれぞれ形成されている。これら第1の 部材1、弾性部材2および第2の部材3は、次のようにして固定されている。す なわち、第1の部材の突起1aが各貫通孔2a,3aを貫通した状態で、第1の 部材1、弾性部材2および第2の部材3を積層させ、第2の部材3を弾性部材2 に押し付ける。そして、貫通孔3aから突出した突起1aにプッシュナット4を 嵌め込む。これによって、3つの部材1,2,3が互いに固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の固定構造においては、プッシュナット4を第1の部材1 の突起1aの数だけ嵌め込む必要がある。したがって、第1の部材1を係止する 作業が非常に煩雑になるという問題点があった。また、複数のプッシュナット4 を必要とするため、コスト高になるという問題点もあった。 本考案は上記従来の技術的課題を背景になされたものであり、第1の部材と、 弾性部材と第2の部材との3つの部材を簡単に固定することができ、しかも経済 的にも優れた部材の固定構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、第1の部材と、この第1の部材の裏面 に弾性部材を介して配置された板状の第2の部材との固定構造であって、前記第 1の部材の裏面に複数の突起を形成するとともに、前記弾性部材および前記第2 の部材に貫通孔をそれぞれ形成し、前記突起を前記弾性部材および第2の部材の 各貫通孔を貫通させるようにした部材の固定構造において、前記第2の部材の貫 通孔を前記突起より小さく形成し、この貫通孔の内周面に貫通孔の一端から他端 まで延びる複数のスリットを形成したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
第1の部材の突起によって弾性部材および第2の部材の各貫通孔を貫通させる 。このとき、第2の部材の貫通孔が突起より小さくなっているので、突起を第2 の部材の貫通孔に挿通しようとすると、第2の部材の貫通孔の周縁部が突起の挿 通方向前方側へ向かって押される。第2の部材の隣接する2つのスリットで区分 される各部分が挿通方向前方に曲げられる。この結果、第2の部材の貫通孔の内 径が大きくなり、突起が貫通孔を挿通可能になる。そして、突起が第2の部材の 貫通孔を貫通すると、2つのスリットで区分された部分、つまり曲げられた部分 がそれ自体の弾性力によって突起に押圧接触させられる。これによって第2の部 材が突起に固定され、ひいては第1の部材、弾性部材および第2の部材が互いに 固定される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図5を参照して説明する。 本実施例は、図2に示すように、パーキングブレーキレバー用コンソールボッ クス(第1の部材)5の裏面に、ストリップコンソール(弾性部材)6と押え部材( 第2の部材)7とを順次積層して固定するようにしたものである。 コンソールボックス5は、ABS樹脂、ポリプロピレンあるいはフェノール樹 脂などの比較的硬質な樹脂を成形したものであり、図2に示すように、その斜め 上方を向く壁部5aには、パーキングブレーキレバーを挿通するための挿通孔K が形成されている。この挿通孔Kは、左右の辺が上下の辺より長い長方形状に形 成されている。また、壁部5aの裏面には、複数の突起51が挿通孔Kの左右の 辺に沿って配置されている。突起51は、その基端から先端に向かって縮径する テーパ状に形成されており、その先端部は球面状に形成されている。なお、壁部 5aの裏面のうち、挿通孔Kの左右の辺に沿う部分と上辺に沿う部分との「コ」 字状をなす部分が積層面5bとされている。
【0007】 ストリップコンソール6は、CRゴムあるいはPVCなどの弾性を有する比較 的軟質な樹脂を薄板状に成形したものであり、挿通孔Kよりも積層面5bに相当 する分だけ大きく形成されている。したがって、ストリップコンソール6の下端 を挿通孔Kの下辺と一致させて配置すると、その両側部および上部が上記積層面 5bと対向することになり、その両側部および上部が積層面6aとされている。 この積層面6aのうちの両側部には、図3に示すように、上記複数の突起51が それぞれ挿通される貫通孔61が形成されている。この貫通孔61は、突起51 より大径に形成されている。また、ストリップコンソール6の中央部には、上記 レバーの操作を許容するための切り込み62が下端から上方に向かって直線状に 形成されている。
【0008】 押え部材7は、金属板あるいは硬質の樹脂成形品からなるものであり、ストリ ップコンソール6と同様に薄板状に形成されている。押え部材7は、図4に示す ように、積層面5b,6aに対応して略「コ」字状をなしており、ストリップコ ンソール6の両側部に積層される側板71、71と、各側板71の一端部を連結 する連結片72とを備えている。連結片72は、ストリップコンソール6の上部 に積層される。各側板71には、上記複数のテーパピン51に対応する貫通孔7 3がそれぞれ形成されている。 貫通孔73の直径Dは、図2および図5に示すように、突起51の先端部の直 径より大きいが、コンソールボックス5にストリップコンソール6および押え部 材7を積層した場合において、突起51の押え部材7に対応する部分の直径D1 より小さくなっている。特に、この実施例では、突起51のうちの、押え部材7 のストリップコンソール6と接する面に対応する部分の直径より小さくなってい る。また、貫通孔73の内周面には、図5に示すように、貫通孔73の一端から 他端まで延びる複数のスリット74が形成されている。複数のスリット74のう ちの隣接する2つのスリット74によって区分された各部分は、テーパピン51 を係止するための係止部75をなしている。
【0009】 コンソールボックス5にストリップコンソール6および押え部材7を固定する には、まず、コンソールボックス5の各突起51にストリップコンソール6の各 貫通孔61を嵌め込んで、コンソールボックス5の積層面5aにストリップコン ソール6を積層する。次に、各貫通孔61から突出した各突起51に押え部材7 の各貫通孔73を嵌め込む。この状態で押え部材7をストリップコンソール6側 に押すと、貫通孔73の直径Dが突起51の直径D1より小さいので、各貫通孔 73の係止部75が突起51の外周面によって押される。すると、係止部75が 突起51の挿通方向前方に曲げられる。換言すれば、突起51は、係止部75を 曲げつつ貫通孔73に挿通される。この結果、突起51の外周に係止部75がそ の弾性力によって押し付けられ、その摩擦力によって係止される。これにより、 ストリップコンソール6および押え部材7がコンソールボックス5に固定される 。
【0010】 上記構成の固定構造においては、従来のように、複数のプッシュナットをコン ソールボックス5の各突起51に嵌め込む必要がなくなる。したがって、コンソ ールボックス5に弾性部材6および押え部材7を固定する作業が非常に楽になる 。また、複数のプッシュナットが不要になる。したがって、コストを削減するこ とができる。さらに、点在する複数の突起51を一枚の押え部材7で係止してい るため、従来の構造に比し、ぐらつきや隙間などの発生がし難くなる。
【0011】 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない 範囲において変更可能である。 例えば、本実施例では、スリット74を直線状に形成しているが、必ずしもこ のようにする必要はなく、例えば、スリット74を曲線状に形成することも可能 である。 また、本実施例では、突起51の形状をテーパ状にしているが、必ずしもこの ようにする必要はなく、円柱その他の形状のものも採用できる。また、突起51 と貫通孔73との係止を確実にするために、突起51の外周面に周方向に延びる 複数の係止溝を形成するようにしてもよい。 さらに、本実施例では、第1の部材として、自動車のパーキングブレーキレバ ー用コンソールボックス5を例に採ったが、必ずしもこれに限定する必要はなく 、その他の車両あるいは車両以外の内装材、外装材などにも使用できる。また、 第1の部材としてのコンソールボックス5に弾性部材6および押え部材(第2の 部材)7を固定するようにしている。つまり、第2の部材たる押え部材7を被固 定部材としているが、第1の部材を被固定部材とし、第2の部材に弾性部材およ び第1の部材を固定するようにしてもよい。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の部材の固定構造によれば、第2の部材の貫通孔 を突起の直径より小さくし、かつ貫通孔の内周面に複数のスリットを形成したも のであるから、部材どうしを簡単に固定することができ、しかもコスト削減が可 能になるという効果などが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I断面図である。
【図2】コンソールボックスの全体斜視図である。
【図3】ストリップコンソールの全体斜視図である。
【図4】押え部材の全体斜視図である。
【図5】係止孔の拡大斜視図である。
【図6】従来の部材の固定構造を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
5 コンソールボックス(第1の部材) 51 突起 6 ストリップコンソール(弾性部材) 61 貫通孔 7 押え部材(第2の部材) 73 貫通孔 74 スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と、この第1の部材の裏面に
    弾性部材を介して配置された板状の第2の部材との固定
    構造であって、前記第1の部材の裏面に複数の突起を形
    成するとともに、前記弾性部材および前記第2の部材に
    貫通孔をそれぞれ形成し、前記突起を前記弾性部材およ
    び第2の部材の各貫通孔を貫通させるようにした部材の
    固定構造において、前記第2の部材の貫通孔を前記突起
    より小さく形成し、この貫通孔の内周面に貫通孔の一端
    から他端まで延びる複数のスリットを形成したことを特
    徴とする部材の固定構造。
JP1083491U 1991-02-06 1991-02-06 部材の固定構造 Pending JPH04101004U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011214650A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Ts Tech Co Ltd 部材の固定構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6032123B2 (ja) * 1975-12-30 1985-07-26 ゼツト インストラメンツ リミテツド 位置指示装置
JPS6239013B2 (ja) * 1982-03-11 1987-08-20 Westfalia Separator Ag

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