JPH04100951U - 衝突安全装置の制御装置 - Google Patents

衝突安全装置の制御装置

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JPH04100951U
JPH04100951U JP453291U JP453291U JPH04100951U JP H04100951 U JPH04100951 U JP H04100951U JP 453291 U JP453291 U JP 453291U JP 453291 U JP453291 U JP 453291U JP H04100951 U JPH04100951 U JP H04100951U
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acceleration
acceleration sensor
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vehicle
sensor
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巻衛 諸田
勝彦 笹川
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本田技研工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】車両1の内部に設けられた運転席11の前方の
ハンドル中央部にはエアバック12が格納されており、
また該車両1の前部にはX方向の加速度を検知する加速
度センサ21と、上下方向の加速度を検知する加速度セ
ンサ22とが設けられている。そして、加速度センサ2
1の検知信号が設定値以下の場合には上記エアバック1
2の拡張を禁止するように構成し、加速度センサ22の
検知信号の増大に伴って上記設定値を増加させ、エアバ
ック12が拡張するレベルを引き上げる。 【効果】加速度センサ21の検知する加速度レベルが設
定値以下の場合にエアバック12の拡張を禁止するので
該エアバック12の不用の拡張を防止でき、該設定値を
加速度センサ22の検知レベルにて補正するので悪路走
行時においても想定されている衝突時にのみ拡張させる
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両衝突時に該衝突による衝撃から乗員を保護する衝突安全装置の 制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両衝突時に乗員に作用する衝撃力を緩和する衝突安全装置として 、運転席の前方に位置するハンドル中央部や助手席前方に位置するダッシュボー ドにエアバックを格納すると共に、衝撃力が作用するとオンするGセンサスイッ チを車体各部に設け、車両衝突時に該Gセンサスイッチに衝撃力が作用すると、 該Gセンサスイッチを介してガス発生器に内蔵されている点火器に通電し、該ガ ス発生器の作動により発生するガスによりエアバックを瞬時に拡張して乗員に作 用する衝撃力を緩和するエアバック装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、車両が走行する路面状態は常に平坦であるとは限らず、悪路を走行 する場合には上記車両は上下方向に傾動する。すると、上記Gセンサスイッチに 該傾動に起因する遠心力の成分としての前後方向加速度が作用するため、上記エ アバック装置等の衝突安全装置の作動に対して上下方向の加速度の影響が及ばな いようにすることが望まれる。 そこで本考案は、上記の問題点に鑑み、悪路を走行する際にも衝突安全装置の 作動に上下方向の加速度が影響しない衝突安全装置の制御装置を提供することを 目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、車両に作用する前後方向の加速度を検知 するセンサを備え、該前後方向の加速度が設定値以下の場合には衝突安全装置の 作動を禁止する衝突安全装置の制御装置において、車両に作用する上下方向の加 速度を検知するセンサを設け、該検知される上下方向の加速度の大きさに応じて 上記設定値を変更する禁止レベル変更手段を有することを特徴とする。
【0005】
【作用】
車両に作用する前後方向の加速度が設定値以下の場合には衝突安全装置の作動 を禁止するが、悪路走行時には車両が上下方向に傾動し該傾動に起因する遠心力 が前後方向の加速度として作用するので、上下方向の加速度を検知するセンサを 設け、上下方向の加速度の大きさに応じて上記設定値を変更し上記衝突安全装置 の作動を禁止するレベルを補正する。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例について図を用いて以下に説明する。 1は車両であり、該車両1の内部には運転席11が設けられており、該運転席 11の前方に配設されたハンドル中央部にはエアバック12が格納されており、 また該車両1の前部には該車両1の進行方向であるX方向の加速度を検知する加 速度センサ21と、上下方向であるZ方向の加速度を検知する加速度センサ22 とが設けられている。これら両加速度センサ21・22は共に、マイクロコンピ ュータからなるコントローラ3に接続されており、該コントローラ3は両加速度 センサ21・22からの検知信号を基に、上記エアバック12の作動を禁止する か否かを演算するものである。また、上記エアバック12内部には図示しないガ ス発生器が内蔵されており、該ガス発生器には該ガス発生器に点火してエアバッ クを拡張させるためのガスを発生させる点火器4が設けられている。そして、該 点火器4の一端はGセンサスイッチ41を介してバッテリ42に接続されており 、他端は開閉素子であるパワートランジスタ43を介して接地されており、該パ ワートランジスタ43のベースをコントローラ3に接続し該コントローラ3から の信号によりパワートランジスタ43をオン・オフ自在に構成した。 次に、上記構成の作用について説明する。 加速度センサ21にて検知されるX方向の加速度はコントローラ3に入力され 、該X方向の加速度が該コントローラ3内に予め記憶されている設定値より小で あれば、該コントローラ3はエアバック12を拡張させる必要がないものと判断 し、上記パワートランジスタ43へは信号を出力せずオフ状態とし点火器4の作 動を禁止する。そして、該X方向の加速度が上記設定値以上となるとパワートラ ンジスタ43へ信号を出力し、これをオン状態にすることにより点火器4に対す る作動禁止を解除する。ここで、走行路面の状態が悪化し、加速度センサ22に より検知されるZ方向の加速度が図3のAに示すごとく増加する場合には、コン トローラ3は上記設定値を図3のBに示すごとく増加させ、エアバック12に対 する作動禁止が解除される加速度センサ21の検知信号のレベルを上昇させる。 ところで、上記設定値を加速度センサ22の検知信号の如何にかかわらず一定 値に保持し、上記加速度センサ21の検知信号を該加速度センサ22の検知信号 で補正し、該補正されたX方向の加速度と上記一定値に保持される設定値とによ り上記作動禁止及びその解除を行うことも可能である。例えば、加速度センサ2 1の検知信号が図3のCに示す状態の場合、該Cに示す検知信号をAに示す検知 信号にて補正し同図Dに示す信号を求める。すなわち、平坦な路面を走行中に加 速度センサ21の検知信号がaに示す状態からbに示す状態に増加した場合には 、同図Aに示す加速度センサ22の検知信号が低レベルであるため、ほとんど補 正しないが、cに示すごとく加速度センサ21の検知信号のレベルが変化しなく ても加速度センサ22の検知信号のレベルが増加すれば、Dに示すごとく減少補 正する。その後、d、e、fに示す範囲においても上記と同様にして加速度セン サ22の検知信号のレベルに応じて加速度センサ21の検知信号のレベルを減少 補正する。 ところで、上記各加速度センサ21・22の可動子の遊び等によりX方向の加 速度を検知する加速度センサ21の検知信号にZ方向の成分が含まれ、Y方向の 加速度を検知する加速度センサ22の出力信号にもX方向成分が含まれる場合が ある。この様な場合には上記補正をする際に他方向の成分を除去するように補正 を行う必要がある。例えば、加速度センサ21の検知信号をHdとし、加速度セ ンサ22の検知信号をVdとすると、以下の2式に示す関係が成立する。 Hd=H(1+k1・V) Vd=V(1+k2・H) 尚、ここでHはX方向の真の加速度を示し、VはZ方向の真の加速度を示す。 また、k1・k2は共に他方向成分の影響する割合を示す係数である。そして、 上記2式から各々の真の加速度V・Hを求め、該求められた加速度を用いて図3 のDに示す値を求めても良い。 また、上記実施例は衝突安全装置としてエアバック装置について説明したが、 上記衝突時に発生するガスによりシートベルトを瞬時に引き込むシートベルト引 き込み装置に適用することもできる。
【0007】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案は、悪路等の走行時に車両の上下方向 の傾動により発生する上下方向の加速度を検知し、その大きさに応じて衝突安全 装置の作動を禁止する設定値を変更するので、衝突安全装置の作動に対する上下 方向の加速度の影響を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加速度センサの配置状態を示す図
【図2】本考案の実施例の構成を示す図
【図3】本考案の実施例の構成を示す図
【符号の説明】
1 車両 3 コントロー
ラ 4 パワートランジスタ 21・22 加速度
センサ 41 Gセンサスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に作用する前後方向の加速度を検
    知するセンサを備え、該前後方向の加速度が設定値以下
    の場合には衝突安全装置の作動を禁止する衝突安全装置
    の制御装置において、車両に作用する上下方向の加速度
    を検知するセンサを設け、該検知される上下方向の加速
    度の大きさに応じて上記設定値を変更する禁止レベル変
    更手段を有することを特徴とする衝突安全装置の制御装
    置。
JP453291U 1991-02-07 1991-02-07 衝突安全装置の制御装置 Expired - Fee Related JP2541828Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04119760U (ja) * 1991-02-15 1992-10-27 富士通テン株式会社 自動車のエアバツグ装置
JP2012176688A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Autoliv Development Ab 被衝突体保護装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04119760U (ja) * 1991-02-15 1992-10-27 富士通テン株式会社 自動車のエアバツグ装置
JP2012176688A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Autoliv Development Ab 被衝突体保護装置

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