JPH0410081Y2 - - Google Patents

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JPH0410081Y2
JPH0410081Y2 JP1983057585U JP5758583U JPH0410081Y2 JP H0410081 Y2 JPH0410081 Y2 JP H0410081Y2 JP 1983057585 U JP1983057585 U JP 1983057585U JP 5758583 U JP5758583 U JP 5758583U JP H0410081 Y2 JPH0410081 Y2 JP H0410081Y2
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wheel
socket
wheel cover
hub
hole
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JP1983057585U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ホイールカバーに関し、とくに、
自動車の走行中におけるデイスクホイールの空気
抵抗を低減する機能と、ホイールおよびブレーキ
の発熱を強制的に冷却する機能とを備えるホイー
ルカバーにおいて、ホイールへの取付け穴を長円
形にしてばねを外挿したソケツトを介してホイー
ルに取付ける構造とすることにより、ハブボルト
穴のピツチ円直径、デイスク部およびリム部の断
面形状が異なるホイールへの取付けに互換性をも
たせるようにしたものである。
従来、デイスクホイールの空気抵抗を低減し、
ホイールおよびブレーキの発熱を強制的に冷却す
る機能を備えたホイールカバーが提案されている
が、従来のこの種のホイールカバーは、外縁部に
設けた爪をホイールのリム部のフランジやビード
シートの外面に設けた係止用の穴や溝に引掛ける
か、嵌入させて取付ける構造のものが多く、ホイ
ールの種類、構造が異なる場合は、それぞれ専用
のホイールカバーを用いる必要があるため、互換
性がないという問題がある。また、上記のような
取付け構造では、ホイールに対する支持が不十分
であり、走行中の振動による影響を受けてホイー
ルから脱落しやすいという問題がある。
この考案は、上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、この考案の目的は、ハブボトル
穴のピツチ円直径や断面形状の異なるホイールに
も簡単に、かつ十分な支持強度をもつて取付ける
ことができるホイールカバーを提供することにあ
る。
以下、この考案の実施例について、図面を参照
にして説明する。
第1図ないし第3図は、この考案のホイールカ
バーの実施例を示し、第1図は正面図、第2図は
第1図のA−A線断面図、第3図は背面図であ
る。上図において符号11は、ホイールカバー1
0の外側部分を構成する円環板のつば部であり、
外径がホイール30のリム部36のフランジ内径
とほぼ等しく、外面が平滑面に形成され、外側周
縁には、扇形状の通気孔12を円周方向に等間隔
で切抜いて設けてある。つば部11の外面は、平
滑面とするほか、なめらかに外側に隆起する凸曲
面に形成してもよい。
上記のつば部11の内側周縁の軸方向内側に
は、内側端に底面部14を設けた筒状部13が同
心状に延出している。
この筒状部13の外側面には、複数枚の翼部1
6が半径方向外側に放射状に延出して、つば部1
1の内面に一体に固着されている。各翼部16の
相互間の間隔は、つば部11の通気孔12の間隔
と同一であり、隣接する通気孔12の隔壁に、各
翼部16の先端部分を配設している。
底面部14には、上記のホイールカバー10が
取付けられるホイール(図示せず)のデイスク部
のハブ穴と合致する位置に、ハブ穴とほぼ同一直
径のハブ通し穴18が穿設され、さらに、デイス
ク部のハブボルト穴と合致する位置には、半径方
向に長円状のソケツト取付け穴19が穿設されて
いる。このソケツト取付け穴19の半径方向の長
さは、デイスク部のハブボルト穴のピツチ円直径
を基準としてこれに多少の幅をもたせた長さとす
る。図示したソケツト取付け穴19は4個所に設
けてあるが、ハブボルト穴が4個を超えるホイー
ルであれば、その個数に応じてソケツト取付け穴
19を増設する。
上記のホイールカバー10の材質は、アルミニ
ウムまたはアルミニウム合金等の金属を用いる
か、ABS樹脂、カーボン繊維強化樹脂等の合成
樹脂を用いて成形する。
第4図は、この考案の他の実施例を示し、翼部
16を回転方向Cに対して後傾きにした場合であ
る。
翼部16の形状については、上記のような彎曲
状のターボ形に限らず、たとえばS字状に彎曲し
たりリミツトロード形、あるいは、航空機の翼状
にしたエアフオイル形等にすることもできる。ま
た、翼部16の傾き方向についても、第3図の半
径方向、第4図の後傾方向に限らず、前傾方向に
することもできる。後傾き、または前傾きの翼部
16を用いる場合には、自動車の左右両側のホイ
ールとも、翼部が回転方向に対して同一の傾き方
向のホイールカバーを取付けるのが好ましい。
上記構成のホイールカバーをホイールに取付け
るときの手順を、第5図および第6図に示す。こ
の取付けに当たつては、上図に示すソケツト20
を使用する。
ソケツト20は、ホイールカバー10の底面部
14に設けたソケツト取付け穴19に挿入可能な
外径を有する筒状対であり、その一端に外縁部2
1か形成され、他端は先細状の円錐部22が形成
されている。
なお、第5図および第6図に示したホイールカ
バー10は、前述の第1図および第2図のホイー
ルカバー10の筒状部13の内周面に環状突起1
7が設けてあり、この環状突起17に後述するキ
ヤツプ15を取り付けるようにしてある。
まず、第5図に示すように、ホイールカバー1
0のつば部11を外側にしてホイール30に入れ
て、ホイールカバーの底面部14のハブ通し穴1
8とソケツト取付け穴19とを、それぞれホイー
ル30のデイスク部32のハブ穴33とハブボル
ト穴34とに位置合わせをしておく。この状態で
ホイール30を図示しない車体に取付け、デイス
ク部32のハブボルト穴34に車体のハブボルト
40を入れる。次いで、前記ソケツト20の外周
にコイル状のばね24と座金25とを嵌挿し、円
錐部22をハブボルト40側に向けてホイールカ
バー10の底面部14のソケツト取付け穴19に
挿入する。続いて、第6図に示すように、ハブナ
ツト50をソケツト20に入れ、ハブナツト50
の外端縁をソケツト20の円錐部22の内面に押
し当てながら、ハブボルト40に螺着して締付け
る。ハブナツト50の締付けによりソケツト20
に円錐部22の端面が、ホイール30のハブボル
ト穴34に嵌着されたブツシユ35の端面に当接
し、ソケツト20に嵌挿されたばね24が、ソケ
ツト20の外縁部21と座金25との間で圧縮さ
れた状態となり、ホイールカバー10の底面部1
4をホイール30のデイスク部32に圧接する。
このようにして、ばね24の力に抗して締付けら
れるソケツト20を介して、ホイールカバー10
がホイール30に固定されることになる。。上記
の座金25は、必要に応じ省略してもよい。
第5図および第6図に図示したホイールカバー
10は、翼部16の先端部分がホイール30のリ
ム部36のフランジ37と接触し、底面部14の
外周縁部がホイール30のデイスク部32と接触
した状態で固定されているが、ホイール30のデ
ザインの相違やオフセツト量の大小により、デイ
スク部32の外面に凹凸ができるか、あるいは、
リム部36のフランジ37からデイスク部32に
至る距離が異なることにより、ホイール30の断
面形状に多少のばらつきが生じて、たとえば、ホ
イールカバー10の底面部14とホイール30の
デイスク部32との間にすき間ができるような場
合でも、ソケツト20を介して圧縮されるばね2
4の力によつてホイールカバー10の底面部14
をホイール30のデイスク部32に押圧して固定
することができる。
また、ばね24が緩み止めと衝撃緩和の機能を
もつているため、ホイールカバー10が走行中の
振動の影響を受けてもホイール30から脱落する
ようなことはない。
さらに、ホイールカバー10の底面部14のソ
ケツト取付け穴19は、半径方向に長円状に穿設
してあるため、ハブボルト穴34の個数が同一で
あれば、ハブボルト穴34のピツチ円直径が異な
るホイール30であつても取付けることができる
から、種類に異なるホイールごとに専用のホイー
ルカバーを用いる必要はなく、多種類のホイール
に取付け可能な互換性のあるホイールカバーとな
る。
上記のようにして、ホイールカバー10を取付
けたホイール30は、ホイールカバー10のつば
部11の外面が平滑面、もしくはなめらかな凸曲
面に形成せれているから、そのまま使用しても空
気に対する抵抗が減少することになるが、さらに
第6図に示すように、ホイールカバー10の筒状
部13にキヤツプ15を取付けることにより、空
気抵抗を大幅に低減することができる。キヤツプ
15の外面は、ホイールカバー10のつば部11
の外面と同一の平滑面、もしくはなめらかな凸曲
面に形成する。第6図では、キヤツプ15をホイ
ールカバー10の筒状部13の内周面に設けた環
状突起17に嵌入して取付けた場合を示したが、
このほか、施錠により取付けることもできる。
キヤツプ15は、上記のように空気抵抗を低減
する機能をもつだけでなく、ホイールカバー10
の筒状部13の開口端が閉塞されるから、内部構
造を隠蔽して外観を良くする装飾的機能をも併せ
てもつことになる。
また、上記ホイールカバー10を取付けたホイ
ール30が回転すると、ホイールカバー10の翼
部16による空気吸込圧力が発生するから、ホイ
ール30の内側の空気が、第6図に矢印で示すよ
うに、デイスク部32の開孔38に吸込まれて、
ホイールカバー10のつば部11の通気孔12を
経て流出する。この翼部16の回転に併なつて生
ずる空気の流れにより、ホイール30に装着され
たタイヤからホイール30に伝達された熱、およ
びブレーキパツドの発熱が発散され、ホイール3
0とブレーキパツドとが強制的に冷却されること
になる。このように、ホイールカバー10の翼部
16が、ホイールとブレーキとを強制通風により
冷却する機能を備えているから、タイヤの発熱を
抑制するとともに、ブレーキの制動効果を高く維
持することができる。
上記実施例では、ホイールカバー10のつば部
11の外側周縁に通気孔12を設けた場合につい
て説明したが、つば部11の外径をホイール30
のリム部36のフランジ37の内径よりも小さく
成形して、ホイールカバー10のつば部11とホ
イール30のリム部36のフランジ37との間に
空気通路としての空間部分を形成し、この空気通
路としての空間部分から空気を流出させるように
してもよい。このようにすれば、つば部11の通
気孔12を省略することができるから、ホイール
カバー10の成形が容易になる。
以上、説明したように、この考案は走行中のデ
イスクホイールの空気抵抗低減機能をもつなめら
かな外面のつば部と、ホイールおよびブレーキの
発熱をつば部の通気孔、もしくはつば部とホイー
ルとの間の空間部分から強制通風により外部に発
散して冷却する機能をもつ翼部とを有するホイー
ルカバーにおいて、ホイールカバーのつば部と同
心の筒状部の軸方向内側端に設けた底面部に、半
径方向に長円状のソケツト取付け穴を穿設し、コ
イル状のばねを外装した筒状のソケツトをソケツ
ト取付け穴に挿入し、ソケツトの内部で車体のハ
ブボルトにハブナツトを螺着することにより、圧
縮されたばねを介してホイールカバーの底面部を
ホイールのデイスク部に押圧固定する構成として
いるから、ハブボルト穴のピツチ円直径の異なる
ホイールにも簡単に取付けることができるだけで
なく、リム部とデイスク部との断面形状が異なる
ホイールにも取付けることができるから、多種類
のホイールに互換性のあるホイールカバーとして
利用することが可能となり、しかもホイールの種
類を問わず十分な支持強度で取付けることができ
るため、走行中の振動を受けても脱落することの
ないホイールカバーが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す正面図、第
2図は、第1図のA−A線断面図、第3図は、背
面図、第4図は、この考案の他の実施例を示す背
面図、第5図は、ホイールカバーのホイールへの
取付け前の状態を示す一部省略断面図、第6図
は、ホイールカバーをホイールに取付けた状態を
示す一部省略断面図である。 図中、10はホイールカバー、11はつば部、
12は通気孔、13は筒状部、14は底面部、1
6は翼部、18はハブ通し穴、19はソケツト取
付け穴、20はソケツト、24はばね、30はホ
イール、32はデイスク部、33はハブ穴、34
はハブボルト穴、35はブツシユ、36はリム
部、37はリムフランジ、40はハブボルト、5
0はハブナツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホイール30のリムフランジ37の内周側に挿
    入可能な外径をもち、外面はなめらかな面が形成
    された円環板であつて、外側周縁に通気孔12を
    有するか、リムフランジ37との間の空間部分を
    空気通路とするつば部11と、該つば部11の内
    側周縁から軸方向内側に延出する筒状部13と、
    前記つば部11の内面と筒状部13の外側面とに
    周方向の間隔をおいて固着された複数枚の翼部1
    6とを有するホイールカバー10において、前記
    ホイールカバー10の筒状部13の軸方向内側端
    に設けた底面部14に、ホイール30のハブ穴3
    3に合致するハブ通し穴18と、ホイール30の
    ハブボトル穴34に合致して半径方向に延びるソ
    ケツト取付け穴19とを穿設し、ホイール30の
    ハブボルト穴34に位置合わせして挿入されたホ
    イールカバー10のソケツト取付け穴19に、コ
    イル状のばね24が外装されたソケツト20を挿
    入し、前記ソケツト20の内部で車体に螺着され
    たハブナツト50により、ソケツト20の先端を
    ホイール30のハブボルト穴34に嵌着されたブ
    ツシユ35の端面に当接させ、ソケツト20とホ
    イールカバー10の底面部14との間にばね24
    を圧縮させたことを特徴とするホイールカバー。
JP5758583U 1983-04-18 1983-04-18 ホイ−ルカバ− Granted JPS59162301U (ja)

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3356421A (en) * 1966-07-28 1967-12-05 Kelsey Hayes Co Wheel and wheel cover assembly
JPS5738441A (en) * 1980-08-21 1982-03-03 Fuji Xerox Co Ltd Electrophotographic image forming method
JPS5725001B2 (ja) * 1975-01-24 1982-05-27

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