JPH0410021Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0410021Y2
JPH0410021Y2 JP12579987U JP12579987U JPH0410021Y2 JP H0410021 Y2 JPH0410021 Y2 JP H0410021Y2 JP 12579987 U JP12579987 U JP 12579987U JP 12579987 U JP12579987 U JP 12579987U JP H0410021 Y2 JPH0410021 Y2 JP H0410021Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
tool horn
holder
frame
shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12579987U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6432120U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12579987U priority Critical patent/JPH0410021Y2/ja
Publication of JPS6432120U publication Critical patent/JPS6432120U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0410021Y2 publication Critical patent/JPH0410021Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、狭隘な場所で高分子シートの溶着を
可能とした超音波接合機の支持装置に関するもの
である。
[従来の技術] 近年シールド工法により構築されるトンネルの
覆工用セグメントの外周に、防水の為ビニール等
の高分子材料から成る不透水膜を被覆させること
が提案されている(実願昭60−97780号、実願昭
60−159771号等)。
不透水膜を被覆させるについて、不透水膜の接
合作業を伴うが、この不透水膜の接合を行う接合
装置について、第11図〜第12図に於いて説明
する。
第11図及び第12図において、1はシールド
掘進機であり、2は該シールド掘進機1のシール
ドフレーム、3はシールドジヤツキ、4はテール
シール、5はセグメント、6は該セグメント5の
外周位置に敷設されセグメント5を被覆した不透
水膜、7は該不透水膜6と地山8との間に形成さ
れたテールボイドに裏込材9を注入する裏込材注
入装置、10は不透膜水6とセグメント5外周と
の間に裏込材を注入する注入口である。
シールドフレーム2内面に鍔状に設けた補強用
フランジ11の後面に全周所要等分(本図では4
等分)した位置に支柱12をシールドフレーム2
の軸心と平行に立設し、その先端部に半径と同方
向にガイドローラユニツト13を設ける。該ガイ
ドローラユニツト13によりシールドフレーム2
と同心のリングフレーム14を回転自在に支承せ
しめる。該リングフレーム14の後端面には内歯
歯車15を固着し、又リングフレーム14の前端
面には超音波接合機16を取付ける。
前記フランジ11の後面にシールドフレーム2
の軸心と平行に支柱17を立設し、該支柱17の
先端部外周面側に軸受ブロツク18を固着する。
フランジ11の前面側にモータ19を取付け、該
モータ19より延長せしめた駆動軸20を前記軸
受ブロツク18に支承せしめる。該駆動軸20に
はピニオンギア21を固着し、ピニオンギア21
を前記内歯歯車15に噛合せしめる。
シールド掘進機が掘進み、超音波接合機16が
既に覆設した不透水膜6の端部に位置すると、そ
の状態で継足すべき新不透水膜6′をその端部を
既不透水膜6の端部に重合させて配設し、モータ
19によりピニオンギア21を回転させてリング
フレーム14を回転させ、超音波接合機16を内
面に沿つて一周させ、前記重合部を超音波により
溶融接合するものである。
[考案が解決しようとする問題点] 上記シールド掘進機1の構造で明らかな様に、
超音波接合機16を設けるに許容されている空間
は、シールドジヤツキ3の外接円筒面とシールド
フレーム2の内面とがなす円筒状の空間であつ
て、非常に狭隘な空間である。
ところが、超音波接合機の構造としては第10
図に示す如きものが一般的である。
即ち、接合すべき2枚の高分子シート(シール
ド掘進機の例では不透水膜6,6′に相当)がア
ンビル22上で重合され、該アンビル22上方に
アンビルと平行に移動フレーム(シールド掘進機
の例ではリングフレーム14に相当)が移動可能
に配置され、該移動フレーム14に超音波接合機
16が設けられている。
該超音波接合機16は、前記移動フレーム14
に取付けられたホルダ23内に超音波振動子24
が収納され、超音波振動子24の下端に工具ホー
ン25が取付けられた構成となつており、工具ホ
ーン25を高分子シート6,6′に所要の押圧さ
せた状態で、前記超音波振動子24により工具ホ
ーン25を超音波で振動させ押圧部を溶着させつ
つ超音波接合機16を移動させて接合を行う。
超音波振動により高分子シート6,6′同士を
溶着する場合、高分子シートを加圧、減圧する方
向の振動である必要があり、又、超音波振動子2
4が発生する振動の方向を考慮すると、第10図
で示される様に超音波振動子24を高分子シート
6,6′に対して垂直方向に設けなければならな
い。
従つて、超音波接合機16をこのような形で前
記したシールド掘進機に適用させようとすると、
非常に狭隘な場所に設け得る様超音波振動子等を
極めて小型のものに製作しなければならないが、
波長の関係で原理的に実現不可能である。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記実情を鑑み、超音波振動子等を特
に小型にする必要なく非常に狭隘な場所にも設置
し得る様にした超音波接合機の支持装置を提供し
ようとするものであつて、移動フレームを高分子
シートの接合線に沿つて移動可能とし、該移動フ
レームにホルダを2点に於いて支持せしめ、超音
波振動の方向を変更させる湾曲型工具ホーンを取
付けた超音波接合機を前記ホルダに該接合機高分
子シート面に対して僅かに角度をつけて保持さ
せ、前記ホルダの支持点のうち少なくとも1に工
具ホーンを高分子シートに押圧する手段を設けた
ことを特徴とするものである。
[作用] 超音波接合機に内蔵される超音波振動子より発
生する振動は高分子シート面に略平行であるが、
湾曲型工具ホーンによりその振動の方向が高分子
シートに対して垂直なものとなり、且工具ホーン
は押圧手段により高分子シートに押圧され高分子
シートの接触部を溶融し、更に移動フレームが移
動することにより溶融箇所が移動する。従つて、
高分子シートは連続した線状に接合される。
[実施例] 以下第1図〜第3図に基づき本考案の1実施例
を説明する。
障害物26と干渉しない様に配設した移動フレ
ーム27の前後にブラケツト28,28を設け、
該ブラケツト28に軸29を挿通せしめ、該軸2
9に1対の走行ローラ30,30を回転自在に取
付け、移動フレーム27がシールドフレーム2の
内面に沿つて走行し得る様にする。移動フレーム
27の前進側(第1図中右側)のブラケツト28
近傍にピン31を介してホルダ33を移動フレー
ム27に略沿つた姿勢となる様枢着する。ホルダ
33には超音波振動子24が保持され、超音波振
動子24より延びる軸34には湾曲型工具ホーン
35が固着してある。
前記ホルダ33の両側より湾曲型工具ホーン3
5を囲む様に1対のアームプレート32,32を
後進側に延出させて設ける。該1対のアームプレ
ート32,32間に前記湾曲型工具ホーン35の
先端部を跨ぐ不透水膜押圧ローラユニツト37を
設ける。
該不透水膜押圧ローラユニツト37については
以下の構成である。
水平型工具ホーン35の先端部を跨ぐ様スライ
ドブロツク38を開型形状に成形し、該スライド
ブロツク38をアームプレート32,32間に嵌
込んだフランジ付箱型ケーシング39に摺動自在
に嵌合する。該箱型ケーシング39はそのフラン
ジ部に於いてボルトにより前記アームプレート3
2,32に固着する。
前記スライドブロツク38の両脚部にそれぞれ
進行方向と平行な溝40を刻設し、各溝40に2
個宛の押圧ローラ41を回転自在に設ける。該ス
ライドブロツク38に押圧ローラ41側よりシヤ
フト42を貫通せしめ、シヤフト42上端を箱型
ケーシング39に固着する。該シヤフト42の下
端には鍔部43を設け、該鍔部43によりスライ
ドブロツク38の脱落を防止する。又、スライド
ブロツク38と箱型ケーシング39との間に押圧
スプリング44を設け、前記スプリング44によ
つて押圧ローラ41をシールドフレーム2側に付
勢する。
前記アームプレート32の後側にシールドフレ
ーム2面に近接して延びる突端部45を設け、該
突端部45と移動フレーム27側にエアシリンダ
46を設け、該エアシリンダ45により移動フレ
ーム27に前記ピン31を中心とし図中反時計方
向の回転力を作用させる。又、突端部45には不
透水膜接合線上に位置せしめた溶着部押え47を
設ける。該溶着部押え47は弾性金属製の板材で
あり、不透水膜表面に充分なじみ得るだけの弾力
性を有すると共に溶着部を冷却させ得る接合線方
向の長さを有している。
尚、22はシールドフレーム2の内面に固定し
たアンビルを示す。
ここで前記湾曲型工具ホーン35について、第
4図〜第7図に於いて説明する。
湾曲型工具ホーン35は前記した超音波振動子
24へボルト48を介して取付け得る固定部49
と振動方向を変換し増幅する為の変換増幅部50
とから形成される。
変換増幅部50は固定部49より増の鼻形状に
湾曲して延出しており、その断面寸法は厚み方
向、高さ方向のいずれも先端に向つて漸次減少し
ている。又、先端に設けた接触部51は、溶着幅
に略等しい幅と、前後方向に滑らかな曲面となつ
ており、耐摩性を考慮し、表面を硬質クロームメ
ツキする等の処理がなされる。
上記形状の工具ホーン35に軸心方向の超音波
振動を加えれば、その振動は変換増幅部50で方
向が変換されつつ接触部51での振幅が増幅され
る。
この増幅の様子は第4図に対比させて示せば第
7図の如くなる。第7図から固定部49の先端近
傍に振動の節があることが分る。
尚、前記した形状とすれば振動方向の変換と振
幅の増大を行うことができるが増幅の割合につい
ては変換増幅部50の基部の断面積と先端部の断
面積との比及び変換増幅部50の漸次減少する形
状と関連があり、適切な増幅率とするには変換増
幅部50の形状に基づき断面積比を適宜選択し、
接触部51の振幅は溶着に必要な20〜35μmが得
られる様にする。
以下作動について説明する。
前記エアシリンダ46には湾曲型工具ホーン3
5の接触部51に所要の押圧力を生じさせる様な
圧縮空気を供給しておく。エアシリンダ46に圧
縮空気を供給した状態では前記溶着部押え47と
工具ホーン35の接触部51が不透水膜6に押圧
されると共に押圧スプリング44が所要量撓み、
不透水膜6の接触部51周囲4点を押圧ローラ4
1によつて押圧し、超音波接合を行うのに適正な
状況を実現する。
超音波振動子24を駆動すると超音波振動は軸
34を経て工具ホーン35を伝達され、該工具ホ
ーン35では前記した様に振動方向の変換と振幅
の増大が行われて、接触部51を介して不透水膜
6に超音波振動を伝播させて不透水膜6を溶融接
合する。更に、超音波振動子24の駆動と同時に
移動フレーム27を第1図中矢印方向に移動させ
る。移動フレーム27の移動により融合箇所の移
動が行われ、接合線は所要の幅を有した連続した
線となる。
又、接合部51が通過した後には直ちに溶着部
押え47が続き融合箇所を押付ける。溶融状態が
続き、接合が完成されていない部分を、溶着部押
え47が押圧することにより、重合した不透水膜
が相互に離反し、溶着部が損傷することを防止す
ると共に溶融部の冷却を行い融合箇所の固化、接
合の完成を促進する。
尚、接触部51及び溶着部47押えは、不透水
膜の重合部を乗越える際、或はシールドフレーム
2の非円性に基づく凹凸があつた場合に凹凸に倣
つて動くが、エアシリンダ46は押圧力の大きな
変化を生じさせることなく、溶着部押え47、接
合部51の押圧を保証する。
次に、第8図は本考案の他の実施例を説明す
る。
ホルダ23をピン31を介して枢支し、ホルダ
23の反工具ホーン35側にアーム部52を延出
させ、アーム部52の先端にはスリ割56を刻設
する。アーム部52の前方にへ字状のリンクプレ
ート54を枢着し、リンクプレートの1方の腕に
植設したピン55を前記スリ割56に嵌合させ
る。進行方向と略平行に配したシリンダ57を移
動フレーム27に枢着し、シリンダ57のロツド
58は前記リンクプレート54の他方の腕に連結
する。
而して、シリンダ57を所要の力で伸長方向に
付勢すれば、工具ホーン35を不透水膜に必要な
力で押圧することができる。
更に第9図は超音波接合機16の他の支持装置
を示し、ホルダを2本のバネ59,60で支持し
たものであり、ホーン側のバネ59を圧縮バネ、
反ホーン側のバネ60を引張バネとし、ホルダ2
3を移動フレーム27に機械的に支持させること
なく弾性的に支持し、更に工具ホーン35と不透
水膜6間に所要の押圧力を発揮させる様にしたも
のである。
尚、上記実施例では本考案をシールド掘進機に
適用した場合を示したが、シールド掘進機以外の
ものにも適用可能であることは勿論である。
又、第1図に於いてエアシリンダに代えて油圧
シリンダ、スプリングとしてもよいことは言うま
でもない。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案によれば、超音波接合機
を狭隘な場所にも支持可能としたので、従来スペ
ース的制約で超音波接合機による高分子シートの
接合ができなかつた場合の接合を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す側面図、第2
図は第1図のA矢視図、第3図は第1図のB矢視
図、第4図は湾曲型工具ホーンの1部を断面した
側面図、第5図は該工具ホーンの底面図、第6図
は第4図のC矢視図、第7図は該工具ホーンに於
ける振動の状態を示す線図、第8図は他の実施例
の側面図、第9図は更に他の実施例の側面図、第
10図は従来例の側面図、第11図は接合機を備
えたシールド掘進機の側断面図、第12図は第1
1図のD−D矢視図である。 6は不透水膜、16は超音波接合機、24は超
音波振動子、27は移動フレーム、33はホル
ダ、35は工具ホーン、46はエアシリンダ、5
7はシリンダ、59,60はバネを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 移動フレームを高分子シートの接合線に沿つて
    移動可能とし、該移動フレームにホルダを2点に
    於いて支持せしめ、超音波振動の方向を変更させ
    る湾曲型工具ホーンを取付けた超音波接合機を前
    記ホルダに該接合機高分子シート面に対して僅か
    に角度をつけて保持させ、前記ホルダの支持点の
    うち少なくとも1に工具ホーンを高分子シートに
    押圧する手段を設けたことを特徴とする超音波接
    合機の支持装置。
JP12579987U 1987-08-19 1987-08-19 Expired JPH0410021Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12579987U JPH0410021Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12579987U JPH0410021Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6432120U JPS6432120U (ja) 1989-02-28
JPH0410021Y2 true JPH0410021Y2 (ja) 1992-03-12

Family

ID=31376723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12579987U Expired JPH0410021Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0410021Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2887800B1 (fr) * 2005-07-04 2011-02-11 Eads Ccr Groupement Dinteret Economique Procede d'assemblage par ultrasons d'au moins deux pieces rigides

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6432120U (ja) 1989-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB1366338A (en) Apparatus for automatically welding pipe joints in steel pipe piles
WO2010004656A1 (ja) マッシュシーム溶接方法及び装置
US20210215574A1 (en) Vibrating device
WO2019198816A1 (ja) 超音波溶着方法、超音波溶着方法で溶着した構造物、超音波溶着装置
JPH10180467A (ja) パイプ材の摩擦溶接装置
JPH0410021Y2 (ja)
JPH0410022Y2 (ja)
US3820231A (en) Inertia welding method for pipelines
JP2004148319A (ja) 摩擦撹拌接合装置
EP2179837A2 (en) Profile joining system
JP2001277812A (ja) アクスルハウジング
JP3600431B2 (ja) 超音波溶接装置
JP6080085B2 (ja) 下水管ライニングチューブへの枝管接続装置及び方法
JPS63130278A (ja) コラム柱仕口部のダイヤフラム取付け溶接方法
JPH1158075A (ja) パイプインナークランプ装置
JPH0775786B2 (ja) 立体薄板構造体の溶接方法及びその装置
JPH11188499A (ja) パイプインナークランプ装置
JP4949963B2 (ja) 建設機械のトラックフレーム
JP2001025883A (ja) 超音波シーム溶接機および該溶接機を用いた超音波シーム溶接方法
JPH10296451A (ja) マッシュ・シーム溶接方法と装置
CN214444017U (zh) 一种双枪r口焊接机
KR100621147B1 (ko) 사방 마찰 운동을 이용한 플라스틱 창틀골재의 절단부 접합장치 및 그 방법
JP2533753Y2 (ja) 自動板継ぎ用裏当て材装置
KR20070039992A (ko) 파이프재의 마찰교반 용접 방법
JP4032379B2 (ja) 水中シート接続装置