JPH0399810A - シンタクチックフォームの成形方法 - Google Patents

シンタクチックフォームの成形方法

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JPH0399810A
JPH0399810A JP23556689A JP23556689A JPH0399810A JP H0399810 A JPH0399810 A JP H0399810A JP 23556689 A JP23556689 A JP 23556689A JP 23556689 A JP23556689 A JP 23556689A JP H0399810 A JPH0399810 A JP H0399810A
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Kimio Shimizu
君夫 清水
Koji Oki
孝二 大木
Akihiro Kamei
亀井 明弘
Takeshi Matsumoto
松元 剛
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、シンタクチックフオームの含浸式成形方法
に係わり、更に詳しくは均質で低密度、高強度なシンタ
クチックフオームを成形する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、断面凹状のモールド内に、平均比重0゜1〜0.
41粒径10〜300ミクロンの微小中空球粒子(マイ
クロバルーン)を最密充填し、この最密充填された微小
中空球粒子の間隙に、未硬化液状エポキシ樹脂組成物等
の合成樹脂組成物を含浸させた後、加熱、加圧等により
硬化させてシンタクチックフオームを成型する方法が知
られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のような従来のシンタクチックフオーム
の成形方法としては、例えば第2図に示すように、断面
凹状に形成されたモールド1内に、微小中空球粒子2を
最密充填し、このモールド1の底部側を、未硬化液状エ
ポキシ樹脂組成物等の合成樹脂組成物3を収容した容器
4内に浸し、前記モールドI内の気圧を50口11g〜
300mmHgに減圧させる一方、モールドlの底部側
の通入5から前記微小中空球粒子2の間隙に合成樹脂組
成物3を大気圧により含浸させていた。
然しなから、合成樹脂組成物3を大気圧により含浸させ
方法であるため、微小中空球粒子2の間隙に合成樹脂組
成物3を含浸させるには、時間がかかり、また微小中空
球粒子2の上部側まで合成樹脂組成物3が浸透しないた
めに、厚い製品の製造は難しく、更に均質で低密度、高
強度なシンタクチックフオームを成形するのは非常に難
しいと言う問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は、かかる従来の課題に着目して案出されたも
ので、最密充填された微小中空球粒子の間隙に、合成樹
脂組成物を短時間に含浸させ、生産性の向上を図ること
が出来ると共に、厚い製品の成形も容易に出来、更に均
質で低密度、高強度なシンタクチックフオームを成形す
ることが出来るシンタクチックフオームの成形方法を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するため、微小中空球粒子を
最密充填したモールドに、合成樹脂組成物を収容した樹
脂含浸槽を接続し、モールド内の気圧を一定に減圧させ
た状態で、最密充填されている微小中空球粒子の間隙に
、一定の圧力で合成樹脂組成物を強制的に含浸させるよ
うにした方法である。
〔発明の作用〕
この発明は上記のように構成され、断面凹状のモールド
内に、平均比重0.1〜0.43粒径10〜300 ミ
クロンの微小中空球粒子を最密充填し、この最密充填さ
れた微小中空球粒子の間隙に、その底部側から十分に脱
気された約1000センチポイズ以下の作業粘度を有す
る合成樹脂組成物を含浸させる際、モールド内の気圧を
350 mmHg〜760 mm Hg範囲内の一定減
圧度に保ち、かつ合成樹脂組成物に、0.5〜2気圧の
空気を加圧注入して、前記最密充填された微小中空球粒
子の間隙に合成樹脂組成物を含浸させ、その後、加熱、
加圧させて硬化することにより、均質で低密度、高強度
なシンタクチックフオームを成形することを特徴として
いる。
以下、添付図面に基づき、この発明について説明する。
なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付して説明
は省略する。
第1図は、この発明を実施した断面凹状に形成されたモ
ールド1の断面図を示し、このモールド1内の底部側に
は、微小中空球粒子2が通過しないフィルター6が配設
されて、その内部に、平均比重0.1〜0.49粒径1
0〜300ミクロンの微小中空球粒子2(マイクロバル
ーン)が充填されている。
また、モールド1の底部には、樹脂含浸孔7に接続する
配管7aを介して未硬化液状エポキシ樹脂組成物等の合
成樹脂組成物8を収容した樹脂含浸槽9が接続されてい
る。
次に、シンタクチックフオームの含浸式成形方法を説明
する。
まず、断面凹状のモールド1内に、平均比重0.1〜0
.41粒径10〜300 ミクロンの微小中空球粒子2
を最密充填し、この最密充填された微小中空球粒子2の
間隙に、その底部側の樹脂含浸孔7に接続する配管7a
を介して接続された樹脂含浸槽9から十分に脱気された
約1000センチポイズ以下の作業粘度を有する合成樹
脂組成物8を含浸させる。この際、モールド1内の気圧
を350 nm+Hg〜760wHg範囲内の一定減圧
度に保ち、かつ合成樹脂組成物8に、0.5〜2気圧の
空気Qを加圧注入して、前記最密充填された微小中空球
粒子2の間隙に、合成樹脂組成物8を含浸させるのであ
る。その後、加熱、加圧させて硬化することにより、均
質で低密度、高強度なシンタクチックフオームを成形す
る。
次に、この発明の詳細な説明する。
〔実施例1〕 下端中心部に、樹脂含浸孔7を備えた内径100胴、深
さ150mmのモールド1に、真比重0、29 、球径
範囲10〜180ミクロンの微小ガラス中空球2(商品
名F29X、スリーエム製)を充填する。
そして、充填に際しては振動を与え、体積充填率で69
%まで充填した。充填終了後、微小中空ガラス球2を通
過させない程度のフィルターを取り付けた減圧孔10を
設けた蓋11をし、モールド1の下端中央の樹脂含浸孔
7に配管7aを取り付けた状態で、約60°Cの高温槽
中に入れ加温する。
次に、脂環式エポキシ樹脂(例えば、アリサイクリック
・ジェポキシ・アセタール、アリサイクリック・ジェポ
キシ・アジペート、アリサイクリック・ジェポキシ・カ
ルボキシレートビニル・シクロヘキセン・ジオキサイド
)として、100重量部に対して36重量部のレゾルシ
ンを加熱溶解後、冷却し、無水メチルバイミックス酸(
日立化成)を38.5重量部加えた。
これに、促進剤としてトリエタノールアミンを0.5重
量部添加し、減圧攪拌可能な混合槽中で混合する。混合
に際しては、混合槽内の気圧を350〜760mmHg
の間で減圧し、樹脂組成物の脱気を行う。約25分間減
圧攪拌後、得られた液状樹脂組成物8(樹脂組成物Aと
する)を約60゛Cに加温された樹脂含浸槽9に移し、
この樹脂含浸槽9の下端をモールド1の樹脂含浸孔7と
配管7aにより接続する。
この樹脂組成物8の作業時粘度(60°Cにおける)は
約410センチポイズ。微小中空ガラス球2を充填した
モールド1と樹脂含浸槽9を約60°Cに加温した状態
で、モールド1の減圧孔10を700〜150m+++
Hgに減圧し、更に、樹脂含浸槽9の樹脂上面に、1〜
1.5気圧の空気圧Qを加えて、微小中空ガラス球2の
間隙に樹脂組成物8を導入含浸する。
そして、含浸が終了するまで、700〜750mmHg
の減圧と1〜1.5気圧の空気圧による加圧を保つと、
約30分間で含浸が終了した。含浸終了後、配管7aを
取り外し、モールド1に入れたまま、高温槽中で、12
0°C×16時間、更に、180°C×16時間で硬化
させ、脱型後、出来上がったシンタフティックフオーム
をNα1とし、MIL−3−25154Aに準拠して、
密度と圧壊強度(llydrostatic Comp
ressiveS treng th )を測定した。
その結果を、下記の表−1のNα1に示す。
〔実施例2〕 実施例1の樹脂組成物8のうち、レゾルシンをハイドロ
キノンに変える昇外は全く同様にしてシンタフティック
フオーム阻2を得た。
その結果を、下記の表−1のNα2に示す。
なお、ハイドロキノンに変えた組成物を樹脂組成物Bと
する。
〔実施例3〕 実施例1の微小中空ガラス球をD32/4500(真比
重0.32.球径範囲10〜85ミクロン スリーエム
製)に、また、成形型の深さを350m+nに変える以
外は全く同様にしてシンタフティックフオームNα3を
得た。その結果を表−1のNα3に示す。
〔実施例4〕 実施例3の減圧および加圧条件を変える以外は全く同様
にしてシンタフティックフオームNα4〜Nα7を得た
。その結果を表−1に示す。
(以下余白) 以上の各実施例から、最密充填された微小中空球粒子の
間隙に、合成樹脂組成物を短時間(従来の約115)で
含浸させて、均質で低密度。
高強度(比重0.63.圧壊強度約1600kg/cf
fl)なシンタクチックフオームを成形することが出来
ることが判った。
(発明の効果〕 この発明は、上記のように断面凹状のモールド内に、平
均比重0.1〜0.48粒径10〜300 ミクロンの
微小中空球粒子を最密充填し、この最密充填された微小
中空球粒子の間隙に、その底部側から十分に脱気された
約1000センチポイズ以下の作業粘度を有する合成樹
脂組成物を含浸させる際、モールド内の気圧を350 
mmHg〜760mmHg範囲内の一定減圧度に保ち、
かつ合成樹脂組成物に、0.5〜2気圧の空気を加圧注
入して、前記最密充填された微小中空球粒子の間隙に合
成樹脂組成物を含浸させ、その後、加熱、加圧させて硬
化するので、最密充填された微小中空球粒子の間隙に、
合成樹脂組成物を従来の約115の短時間で含浸させる
ことが出来、従って生産性の向上を図ることが出来ると
共に、厚い製品の成形も容易に出来、更に均質で低密度
高強度なシンタクチックフオームを成形することが出来
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の含浸式成形方法の説明図、第2図は
、従来の含浸式成形方法の説明図である。 1・・・モールド、2・・・微小中空球粒子、7・・・
樹脂含浸孔、7a・・・配管、8・・・合成樹脂組成物
、9・・・樹脂含浸槽。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  断面凹状のモールド内に、平均比重0.1〜0.4、
    粒径10〜300ミクロンの微小中空球粒子を最密充填
    し、この最密充填された微小中空球粒子の間隙に、その
    底部側から十分に脱気された約1000センチポイズ以
    下の作業粘度を有する合成樹脂組成物を含浸させる際、
    モールド内の気圧を350mmHg〜760mmHg範
    囲内の一定減圧度に保ち、かつ合成樹脂組成物に、0.
    5〜2気圧の空気を加圧注入して、前記最密充填された
    微小中空球粒子の間隙に合成樹脂組成物を含浸させ、そ
    の後、加熱、加圧させて硬化することを特徴とするシン
    タクチックフォームの成形方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10046298B4 (de) * 2000-09-19 2008-11-20 Technum Gmbh Verwendung eines Leichtbauwerkstoffs für den Crash-Schutz
JP2010065183A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Japan Agengy For Marine-Earth Science & Technology シンタクチックフォームの製造方法
JP2010065181A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Japan Agengy For Marine-Earth Science & Technology シンタクチックフォームの製造方法
JP2010065178A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Japan Agengy For Marine-Earth Science & Technology 構造体の製造方法
JP2018520313A (ja) * 2015-06-12 2018-07-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 浮力モジュール

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