JPH0399668A - 医療用容器 - Google Patents
医療用容器Info
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- JPH0399668A JPH0399668A JP1236928A JP23692889A JPH0399668A JP H0399668 A JPH0399668 A JP H0399668A JP 1236928 A JP1236928 A JP 1236928A JP 23692889 A JP23692889 A JP 23692889A JP H0399668 A JPH0399668 A JP H0399668A
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Landscapes
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は医療用容器に関するものである。詳しく述べる
と本発明は、体外循環療法などにおいて、血液や血漿に
対して薬剤を添加しようとする際に用いられる医療用容
器であって、このような薬剤を収容した医療用容器の体
外循環回路への添加手段との接続を容易にかつ確実に行
なうことができ、さらには収容された薬剤の添加操作を
円滑に行なうことができる医療用容器に関するものであ
る。
と本発明は、体外循環療法などにおいて、血液や血漿に
対して薬剤を添加しようとする際に用いられる医療用容
器であって、このような薬剤を収容した医療用容器の体
外循環回路への添加手段との接続を容易にかつ確実に行
なうことができ、さらには収容された薬剤の添加操作を
円滑に行なうことができる医療用容器に関するものであ
る。
(従来の技術)
血液中に免疫グロブリン、免疫複合体、補体、フィブリ
ノーゲン等の高分子量蛋白質が蓄積することにより各種
の難治性疾患が発生することが知られている。近年、こ
の種の難治性疾患を治療するために有効な手段として、
患者の血漿から病因部質となる大分子量蛋白質を選択的
に除去し、その他の有用な血漿成分を含む自己浄化血漿
を再び患者に変換する自己血漿浄化法が研究され、また
実施されるようになってきている。この自己血漿浄化法
における高分子量蛋白質の選択的除去技術として、いく
つかの方法が知られているが、そのひとつとして血漿に
塩析剤を添加して溶解度の差から大分子量の蛋白質成分
を除去しようとするいわゆる塩析法がある(例えば、特
開昭57−72916号、特開昭60−92770号、
特開昭61−64259号など)。
ノーゲン等の高分子量蛋白質が蓄積することにより各種
の難治性疾患が発生することが知られている。近年、こ
の種の難治性疾患を治療するために有効な手段として、
患者の血漿から病因部質となる大分子量蛋白質を選択的
に除去し、その他の有用な血漿成分を含む自己浄化血漿
を再び患者に変換する自己血漿浄化法が研究され、また
実施されるようになってきている。この自己血漿浄化法
における高分子量蛋白質の選択的除去技術として、いく
つかの方法が知られているが、そのひとつとして血漿に
塩析剤を添加して溶解度の差から大分子量の蛋白質成分
を除去しようとするいわゆる塩析法がある(例えば、特
開昭57−72916号、特開昭60−92770号、
特開昭61−64259号など)。
ところで、この塩析による自己血漿浄化法のように、体
外循環等において血液や血漿に対して粉状あるいは液状
の薬剤を添加しようとする場合には、従来、例えば第6
a −b図に示すような操作が行なわれていた。
外循環等において血液や血漿に対して粉状あるいは液状
の薬剤を添加しようとする場合には、従来、例えば第6
a −b図に示すような操作が行なわれていた。
第6 a −b図においては、体外循環回路の回路チュ
ーブ101途中に所定の容積を有するカラム102が配
してあり、該カラム102の内部において血液ないし血
漿に外部から導入される薬剤を混合しようとするもので
ある。このカラム102の薬剤導入口103には、先端
部にコネクター105を有する可撓性合成樹脂製の薬剤
添加用チューブ104が延長接続されている。この薬剤
添加用チューブ104の途中はクランプ109または鉗
子(図示せず)等により閉塞されている。カラム102
へ薬剤を導入するには、まず第6a図に示すように、薬
剤を収納してなる医療用容器106の薬剤供給口107
を上方に向け、内部に収納された薬剤が容器外部に流出
しないように薬剤供給口107を覆っていたキャップ1
08を注意深くはずし、薬剤供給口107を」1方に向
けたまま、薬剤添加用デユープ104の先端部のコネク
ター105に薬剤供給口107を接続する。接続が完了
したら、第6b図に示すように、薬剤供給口107が下
方を向くように医療用容器106を反転させ、医療用容
器106をハンガー110等に懸架する。その後、クラ
ンプ109または鉗子等を解除して、薬剤を添加チュー
ブのクランプ操作による開閉により定量的に添加する(
例えば、特開昭63−28165:3号)ことにより行
なうというものである。
ーブ101途中に所定の容積を有するカラム102が配
してあり、該カラム102の内部において血液ないし血
漿に外部から導入される薬剤を混合しようとするもので
ある。このカラム102の薬剤導入口103には、先端
部にコネクター105を有する可撓性合成樹脂製の薬剤
添加用チューブ104が延長接続されている。この薬剤
添加用チューブ104の途中はクランプ109または鉗
子(図示せず)等により閉塞されている。カラム102
へ薬剤を導入するには、まず第6a図に示すように、薬
剤を収納してなる医療用容器106の薬剤供給口107
を上方に向け、内部に収納された薬剤が容器外部に流出
しないように薬剤供給口107を覆っていたキャップ1
08を注意深くはずし、薬剤供給口107を」1方に向
けたまま、薬剤添加用デユープ104の先端部のコネク
ター105に薬剤供給口107を接続する。接続が完了
したら、第6b図に示すように、薬剤供給口107が下
方を向くように医療用容器106を反転させ、医療用容
器106をハンガー110等に懸架する。その後、クラ
ンプ109または鉗子等を解除して、薬剤を添加チュー
ブのクランプ操作による開閉により定量的に添加する(
例えば、特開昭63−28165:3号)ことにより行
なうというものである。
しかしながら、薬剤を収納した医療用容器106の薬剤
供給口107を覆っていたキャップ108をはずすこと
で、医療用容器106の内部に収納されている薬剤は、
当然に薬剤供給口107より外部へ漏れ出得る状態とな
るために、」二記したような接続操作は非常に困難性を
伴なうものであった。具体的には、例えば、(イ)接続
操作の際に誤って医療用容器106を落してしまうこと
があり、この場合もはや薬剤は医療用容器106内から
ほどんど流出してしまう、(ロ)上記のように医療用容
器106を落すには至らずとも、接続操作の際に誤って
薬剤供給口107を少しでも下方へ向けてしまうと薬剤
がこぼれてしまう、(ハ)−旦接続しても、医療用容器
106を/’%ンガー110等に懸架する際などに接続
部に張力等がかかると、該接続部がはずれてしまい、薬
剤がこぼれてしまう、(、二)薬剤量(内容量)が多い
と薬剤供給口107を上方にむけつつ医療用容器106
を操作者が片手で保持することが難しく、また手腕にか
なりの負担をかけてしまう、(ホ)薬剤添加用チューブ
104をクランプするのをうつかり忘れてしまうと薬剤
が不適当な時期・量で添加されてしまう、(へ)接続操
作に細心の注意が必要で、時間がかかるために医療容器
内に収容された薬剤への細菌の混入が生じやすいなどで
ある。
供給口107を覆っていたキャップ108をはずすこと
で、医療用容器106の内部に収納されている薬剤は、
当然に薬剤供給口107より外部へ漏れ出得る状態とな
るために、」二記したような接続操作は非常に困難性を
伴なうものであった。具体的には、例えば、(イ)接続
操作の際に誤って医療用容器106を落してしまうこと
があり、この場合もはや薬剤は医療用容器106内から
ほどんど流出してしまう、(ロ)上記のように医療用容
器106を落すには至らずとも、接続操作の際に誤って
薬剤供給口107を少しでも下方へ向けてしまうと薬剤
がこぼれてしまう、(ハ)−旦接続しても、医療用容器
106を/’%ンガー110等に懸架する際などに接続
部に張力等がかかると、該接続部がはずれてしまい、薬
剤がこぼれてしまう、(、二)薬剤量(内容量)が多い
と薬剤供給口107を上方にむけつつ医療用容器106
を操作者が片手で保持することが難しく、また手腕にか
なりの負担をかけてしまう、(ホ)薬剤添加用チューブ
104をクランプするのをうつかり忘れてしまうと薬剤
が不適当な時期・量で添加されてしまう、(へ)接続操
作に細心の注意が必要で、時間がかかるために医療容器
内に収容された薬剤への細菌の混入が生じやすいなどで
ある。
また、医療用容器に収納された粉粒状あるいは液状の薬
剤を血液等に添加しようとする場合における別の方法と
して瓶針を用いることも行なわれている。しかしながら
、このように瓶針を用いる方法は、薬剤が粉粒体である
とつまりやすく、またこのように添加中においてつまら
ないようにまたは添加速度を大きくするために瓶針の口
径を大きくすると、容器の供給口に配されたゴム栓など
に穿刺しにくく、また穿刺してもゴム栓のかす等が薬剤
に混入する危険性があった。さらに瓶針を用いる方法に
おいては、瓶針によって手などを誤って刺すなどの危険
性があるものであった。また薬剤が液体である場合にも
、つまるということ以外は同様の問題が生じるものであ
った。
剤を血液等に添加しようとする場合における別の方法と
して瓶針を用いることも行なわれている。しかしながら
、このように瓶針を用いる方法は、薬剤が粉粒体である
とつまりやすく、またこのように添加中においてつまら
ないようにまたは添加速度を大きくするために瓶針の口
径を大きくすると、容器の供給口に配されたゴム栓など
に穿刺しにくく、また穿刺してもゴム栓のかす等が薬剤
に混入する危険性があった。さらに瓶針を用いる方法に
おいては、瓶針によって手などを誤って刺すなどの危険
性があるものであった。また薬剤が液体である場合にも
、つまるということ以外は同様の問題が生じるものであ
った。
(発明が解決しようとする課題)
従って、本発明は新規な構造の医療用容器を提供するこ
とを目的とするものである。本発明はまた、体外循環療
法などにおいて、血液や血漿に対して薬剤を添加しよう
とする際に用いられる医療用容器であって、このような
薬剤を収容した医療用容器の体外循環回路への添加手段
との接続を容易かつ確実に行なうことができ、さらには
収容された薬剤の添加操作を円滑に行なうことができる
医療用容器を提供することを目的とするものである。
とを目的とするものである。本発明はまた、体外循環療
法などにおいて、血液や血漿に対して薬剤を添加しよう
とする際に用いられる医療用容器であって、このような
薬剤を収容した医療用容器の体外循環回路への添加手段
との接続を容易かつ確実に行なうことができ、さらには
収容された薬剤の添加操作を円滑に行なうことができる
医療用容器を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
」二記諸目的は、下端部位に内容物供給口を有する可撓
性合成樹脂より構成されるバッグ状の医療用容器であっ
て、該容器内部の実質的な薬剤収納部と」二記内容物供
給口との間に容器内部空間を幅方向に閉塞する折曲部を
形成して、容器壁面を上下方向折畳んだ状態を保持する
ことができ、かつ外力により除去可能である係止手段を
外部に備えたことを特徴とする医療用容器により達成さ
れる。
性合成樹脂より構成されるバッグ状の医療用容器であっ
て、該容器内部の実質的な薬剤収納部と」二記内容物供
給口との間に容器内部空間を幅方向に閉塞する折曲部を
形成して、容器壁面を上下方向折畳んだ状態を保持する
ことができ、かつ外力により除去可能である係止手段を
外部に備えたことを特徴とする医療用容器により達成さ
れる。
(作用)
このように本発明によれば、医療用容器の内部の実質的
な薬剤収納部と医療用容器の内容物供給口とは、該容器
内部空間を幅方向に閉塞する折曲部を形成して」二下方
向に折畳まれていることから、内容物供給口を覆ってい
たキャップをはずしても、医療用容器内に収納された薬
剤は前記折曲部により、内容物供給口に至らず、医療用
容器外部へ出てくる虞れはない。このため、薬剤のこぼ
れ出しを気に止めることなく容易に接続操作を行なうこ
とができる。そして、薬剤の移注は、確実な接続を終え
たことを確認した後に、医療用容器外部においてこの折
畳状態を保持していた保持手段を除去ないしは破損して
、−に記折曲部の形成を解除することにより容易に行な
うことができる。
な薬剤収納部と医療用容器の内容物供給口とは、該容器
内部空間を幅方向に閉塞する折曲部を形成して」二下方
向に折畳まれていることから、内容物供給口を覆ってい
たキャップをはずしても、医療用容器内に収納された薬
剤は前記折曲部により、内容物供給口に至らず、医療用
容器外部へ出てくる虞れはない。このため、薬剤のこぼ
れ出しを気に止めることなく容易に接続操作を行なうこ
とができる。そして、薬剤の移注は、確実な接続を終え
たことを確認した後に、医療用容器外部においてこの折
畳状態を保持していた保持手段を除去ないしは破損して
、−に記折曲部の形成を解除することにより容易に行な
うことができる。
(実施例)
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
第1〜2図は本発明の医療用容器の一実施例の構造を示
すものである。
すものである。
この第1〜2図に示す実施例の医療用容器1は、所望形
状に裁断した2枚の可撓性合成樹脂製シートよりなる外
壁部2a、2bを有し、下端中央部に両端の開放された
硬質合成樹脂製管体からなる薬剤供給ポート3を挟持し
て外周面全体をヒートシールすることによりバッグ状に
形成されているものである。なお、この医療用容器1の
ヒートシールされた一ヒ部外周面部には、薬剤添加操作
時において、該医療用容器1をハンガー等に懸架できる
ように、懸架孔9が設けである。
状に裁断した2枚の可撓性合成樹脂製シートよりなる外
壁部2a、2bを有し、下端中央部に両端の開放された
硬質合成樹脂製管体からなる薬剤供給ポート3を挟持し
て外周面全体をヒートシールすることによりバッグ状に
形成されているものである。なお、この医療用容器1の
ヒートシールされた一ヒ部外周面部には、薬剤添加操作
時において、該医療用容器1をハンガー等に懸架できる
ように、懸架孔9が設けである。
しかしてこの医療用容器1は、容器内部空間を幅方向に
閉塞する折曲部4a、4bを形成して、外壁部2a、2
bを上下方向に折畳まれており、このように折畳まれ3
重とされた部分を、合成樹脂製のU字状クリップ5a、
5bにより挟持することによりこの折畳状態を保持して
いる。
閉塞する折曲部4a、4bを形成して、外壁部2a、2
bを上下方向に折畳まれており、このように折畳まれ3
重とされた部分を、合成樹脂製のU字状クリップ5a、
5bにより挟持することによりこの折畳状態を保持して
いる。
このため、該医療容器1の内部において、前記折曲部4
aより上方に形成された上部空間6は、この折曲部4a
(ないし4b)により、薬剤供給ポート3に連通ずる、
折曲部4bより下方に形成された下部空間7と区画され
ていることとなり、この上部空間6が実質的な薬剤収納
空間となっている。
aより上方に形成された上部空間6は、この折曲部4a
(ないし4b)により、薬剤供給ポート3に連通ずる、
折曲部4bより下方に形成された下部空間7と区画され
ていることとなり、この上部空間6が実質的な薬剤収納
空間となっている。
なお、前記U字状クリップ5a、5bは、拡径方向にあ
る程度以上の力を加えることで折損解除可能であり、ま
たもちろん挿入方向と反方向に弓張ることでも解除可能
である。
る程度以上の力を加えることで折損解除可能であり、ま
たもちろん挿入方向と反方向に弓張ることでも解除可能
である。
この実施例の構成の医療用容器1を用いて、体外循環等
において薬剤を添加するには以下のようにして行なわれ
る。すなわち、第5a図に示すように、まず、懸垂具の
ハンガー11に、医療用容器1の懸架孔9を挿通して懸
架し、次いで薬剤供給ポート3を覆っていたキャップ(
図示せず)をはずし、薬剤供給ポート3を、体外循環回
路の回路チューブ10の途中に配されたカラム12の薬
剤導入口13より延長された薬剤添加用チューブ14の
先端部のコネクター15に接続する。なお、上記したよ
うに医療用容器1の実質的な薬剤収納空間である−1一
部空間6が、U字状クリップ5 a ’−5bにより形
成された折曲部4a(ないし4b)により薬剤供給ポー
ト3と区画されているために、薬剤供給ポート3を覆っ
ていたキャップをはずした後も、薬剤供給ポート3から
内部に収納されていた薬剤がこぼれ出てくることがなく
、この接続操作は極めて容易である。接続が完了したら
、次に、医療用容器1の下端部位(薬剤供給ポート3周
辺部)を持って下方に軽く引張る。すると、U字状クリ
ップ5a、5bに拡径方向へ力が加わり、第5b図に示
すように、U字状クリップ5a15bが折損して医療用
容器1より脱離し、U字状クリップ5a、5bによって
保たれていた折畳状態0 が解除され、もはや折曲部4aおよび4bによる上部空
間6と薬剤供給ポート3との区画かなされ得ないものと
なるために、薬剤供給ポート13より薬剤の供給が開始
される。あるいはまた、接続操作後に、U字状クリップ
5a、5bをそれぞれ、挿入方向と反方向、すなわち外
方向に引張り医療用容器1より取り外す操作を行なって
も同様に薬剤の供給を開始することができる。
において薬剤を添加するには以下のようにして行なわれ
る。すなわち、第5a図に示すように、まず、懸垂具の
ハンガー11に、医療用容器1の懸架孔9を挿通して懸
架し、次いで薬剤供給ポート3を覆っていたキャップ(
図示せず)をはずし、薬剤供給ポート3を、体外循環回
路の回路チューブ10の途中に配されたカラム12の薬
剤導入口13より延長された薬剤添加用チューブ14の
先端部のコネクター15に接続する。なお、上記したよ
うに医療用容器1の実質的な薬剤収納空間である−1一
部空間6が、U字状クリップ5 a ’−5bにより形
成された折曲部4a(ないし4b)により薬剤供給ポー
ト3と区画されているために、薬剤供給ポート3を覆っ
ていたキャップをはずした後も、薬剤供給ポート3から
内部に収納されていた薬剤がこぼれ出てくることがなく
、この接続操作は極めて容易である。接続が完了したら
、次に、医療用容器1の下端部位(薬剤供給ポート3周
辺部)を持って下方に軽く引張る。すると、U字状クリ
ップ5a、5bに拡径方向へ力が加わり、第5b図に示
すように、U字状クリップ5a15bが折損して医療用
容器1より脱離し、U字状クリップ5a、5bによって
保たれていた折畳状態0 が解除され、もはや折曲部4aおよび4bによる上部空
間6と薬剤供給ポート3との区画かなされ得ないものと
なるために、薬剤供給ポート13より薬剤の供給が開始
される。あるいはまた、接続操作後に、U字状クリップ
5a、5bをそれぞれ、挿入方向と反方向、すなわち外
方向に引張り医療用容器1より取り外す操作を行なって
も同様に薬剤の供給を開始することができる。
第3〜4図は本発明の医療用容器の別の実施例の構成を
示すものである。
示すものである。
この第3〜4図に示す実施例の医療用容器21において
も、前記第1〜2図に示す実施例と同様に所望形状に裁
断した2枚の可撓性合成樹脂製シートよりなる外壁部2
2a、22bを有し、下端中央部に両端の開放された硬
質合成樹脂製管体からなる薬剤供給ポート23を挟持し
て外周面全体をヒートシールすることによりバッグ状に
形成されているものである。なお、この医療用容器21
のヒートシールされた上部外周面部には、薬剤添加操作
時において、該医療用容器21をハンガー1 等に懸架できるように、懸架孔29が設けである。
も、前記第1〜2図に示す実施例と同様に所望形状に裁
断した2枚の可撓性合成樹脂製シートよりなる外壁部2
2a、22bを有し、下端中央部に両端の開放された硬
質合成樹脂製管体からなる薬剤供給ポート23を挟持し
て外周面全体をヒートシールすることによりバッグ状に
形成されているものである。なお、この医療用容器21
のヒートシールされた上部外周面部には、薬剤添加操作
時において、該医療用容器21をハンガー1 等に懸架できるように、懸架孔29が設けである。
さらにこの医療用容器21は、第1〜2図に示す実施例
と同様に、容器内部空間を幅方向に閉塞する折曲部24
a、24bを形成して、外壁部22a、22bを上下方
向に折畳まれている。そしてこの折畳状態を保持するた
めに、折畳状態で」ユニ方向において互いに隣接しかつ
外方に露出している外壁部22a、22bの外表面相互
間に、帯状バンド25a、25b、25C125dを張
架している。なお、この帯状バンド25 a、 25
b。
と同様に、容器内部空間を幅方向に閉塞する折曲部24
a、24bを形成して、外壁部22a、22bを上下方
向に折畳まれている。そしてこの折畳状態を保持するた
めに、折畳状態で」ユニ方向において互いに隣接しかつ
外方に露出している外壁部22a、22bの外表面相互
間に、帯状バンド25a、25b、25C125dを張
架している。なお、この帯状バンド25 a、 25
b。
25c、25dの両端部位において接触する外壁部22
a、22bの各外表面との接合は、接着剤などによりな
され得る。
a、22bの各外表面との接合は、接着剤などによりな
され得る。
そして、この実施例において用いられる帯状バンド25
a、25b、25c、25dはさらに、外力としである
程度以上の張力を加えることにより破断てきるように途
中にミシン目28ないし切れ目など゛が設けられている
ものである。しかしながら、この帯状バンド25a、2
5b、25c、25dは、何らかの外力を加えることに
より破断2 ないし剥離可能であれば、このようなミシン口などを付
与する構成に限定されるものではなく、例えば、ある程
度以上の張力を加えることにより破断てきるような材質
により少なくともその一部が構成されているようなもの
であってもよい。さらに、帯状バンド25a、25b、
25c、25dが鋏などにより裁断可能な部位を少なく
ともその一部に有するものであっても、また外壁部22
a、22bの外表面に貼着される部分が剥離可能な構成
とされているものであってもちよい。
a、25b、25c、25dはさらに、外力としである
程度以上の張力を加えることにより破断てきるように途
中にミシン目28ないし切れ目など゛が設けられている
ものである。しかしながら、この帯状バンド25a、2
5b、25c、25dは、何らかの外力を加えることに
より破断2 ないし剥離可能であれば、このようなミシン口などを付
与する構成に限定されるものではなく、例えば、ある程
度以上の張力を加えることにより破断てきるような材質
により少なくともその一部が構成されているようなもの
であってもよい。さらに、帯状バンド25a、25b、
25c、25dが鋏などにより裁断可能な部位を少なく
ともその一部に有するものであっても、また外壁部22
a、22bの外表面に貼着される部分が剥離可能な構成
とされているものであってもちよい。
この第3〜4図に示す実施例の構成の医療用容器21を
薬剤添加における操作方法は、前記第1〜2図に示した
実施例におけるものと同様であり、薬剤供給ポート23
を、体外循環回路側に接続した後、医療用容器21の下
端部位(薬剤供給ポート3周辺部)を持って下方に軽く
引張るなどの適当な外力を加えると、帯状バンド25a
、25b。
薬剤添加における操作方法は、前記第1〜2図に示した
実施例におけるものと同様であり、薬剤供給ポート23
を、体外循環回路側に接続した後、医療用容器21の下
端部位(薬剤供給ポート3周辺部)を持って下方に軽く
引張るなどの適当な外力を加えると、帯状バンド25a
、25b。
25c、25dが破断ないし除去され、これらによって
保たれていた折畳状態が解除される、すなわち、折曲部
24aおよび24bによる−1一部空間3 26と薬剤供給ポート23に連通ずる下部空間27との
区画が解除され、薬剤供給ポート23より薬剤の供給が
開始されるものである。
保たれていた折畳状態が解除される、すなわち、折曲部
24aおよび24bによる−1一部空間3 26と薬剤供給ポート23に連通ずる下部空間27との
区画が解除され、薬剤供給ポート23より薬剤の供給が
開始されるものである。
以」二述べた本実施例においては、このような折畳状態
を容器外部より保持する係止手段として、U字状クリッ
プあるいは帯状バンドを用いているが、本発明において
用いられる係止手段としては何らこのようなものに限定
されず、これ以外にも例えば、折曲部における隣接面同
志を可剥性感圧接着剤層を片面に有するテープで止める
、折曲部における対向面同志を剥離可能な接着剤により
被着する、対向面相互にスナップ、ベルクロファスナ−
等を配するなどによっても同様の作用をもたらすことが
できるものである。またさらに、これらの実施例におい
ては、医療用容器が容器内部空間を幅方向に閉塞する折
曲部を2箇所形成して、容器壁面を上下方向折畳んだ状
態とされているが、本発明の医療用容器においては、こ
のような折曲部は、容器内部空間を幅方向に有効に閉塞
できる限りにおいては1箇所形成されれば十分である。
を容器外部より保持する係止手段として、U字状クリッ
プあるいは帯状バンドを用いているが、本発明において
用いられる係止手段としては何らこのようなものに限定
されず、これ以外にも例えば、折曲部における隣接面同
志を可剥性感圧接着剤層を片面に有するテープで止める
、折曲部における対向面同志を剥離可能な接着剤により
被着する、対向面相互にスナップ、ベルクロファスナ−
等を配するなどによっても同様の作用をもたらすことが
できるものである。またさらに、これらの実施例におい
ては、医療用容器が容器内部空間を幅方向に閉塞する折
曲部を2箇所形成して、容器壁面を上下方向折畳んだ状
態とされているが、本発明の医療用容器においては、こ
のような折曲部は、容器内部空間を幅方向に有効に閉塞
できる限りにおいては1箇所形成されれば十分である。
4
もちろん、2箇所より多く形成するものであっても構わ
ないが、あまり数多(形成しても医療用容器の寸法を大
きくするのみであるので好ましくない。容器制置が、ポ
リ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の長期
間折曲げておくとブロッキングを起し易いものである場
合は、折曲がる部分の内壁面、さらには外壁面同志が接
する部分にエンボスを施すか、または凸状のスリット等
を施すことが好ましい。
ないが、あまり数多(形成しても医療用容器の寸法を大
きくするのみであるので好ましくない。容器制置が、ポ
リ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の長期
間折曲げておくとブロッキングを起し易いものである場
合は、折曲がる部分の内壁面、さらには外壁面同志が接
する部分にエンボスを施すか、または凸状のスリット等
を施すことが好ましい。
(発明の効果)
以上述べたように本発明は、下端部位に内容物供給口を
有する可撓性合成樹脂より4:i成されるバッグ状の医
療用容器であって、該容器内部の実質的な薬剤収納部と
」−記内容物供給口との間に容器内部空間を幅方向に閉
塞する折曲部を形成して、容器壁面を−1−下方向折畳
んだ状態を保持することができ、かつ外力により除去可
能である係止手段を外部に備えたことを特徴とするもの
であるから、体外循環療法などにおいて血液あるいは血
漿等に塩析剤等の薬剤を添加するに際して、この医療用
5 容器の接続操作が極めて容易で操作者に対し負担をかけ
ることがなくなり、薬剤の添加操作を迅速にかつ確実に
行なうことのできるものである。さらに、このような係
止手段による薬剤の流出の阻止は、該係止手段解除後に
おいては、医療用容器内からの薬剤の流出性を何ら阻害
するものではないため、薬剤が粉粒体であっても、添加
操作途中で詰りなどの問題を起すこともない。
有する可撓性合成樹脂より4:i成されるバッグ状の医
療用容器であって、該容器内部の実質的な薬剤収納部と
」−記内容物供給口との間に容器内部空間を幅方向に閉
塞する折曲部を形成して、容器壁面を−1−下方向折畳
んだ状態を保持することができ、かつ外力により除去可
能である係止手段を外部に備えたことを特徴とするもの
であるから、体外循環療法などにおいて血液あるいは血
漿等に塩析剤等の薬剤を添加するに際して、この医療用
5 容器の接続操作が極めて容易で操作者に対し負担をかけ
ることがなくなり、薬剤の添加操作を迅速にかつ確実に
行なうことのできるものである。さらに、このような係
止手段による薬剤の流出の阻止は、該係止手段解除後に
おいては、医療用容器内からの薬剤の流出性を何ら阻害
するものではないため、薬剤が粉粒体であっても、添加
操作途中で詰りなどの問題を起すこともない。
第1図は、本発明の医療用容器の一実施例の構造を示す
断面図、第2図は同実施例の斜視図、第3図は本発明の
医療用容器の別の実施例の構造を示す断面図、第4図は
同実施例の斜視図、第5a〜b図は第1〜2図に示す実
施例の使用状態を示す模式図であり、また第6 a −
b図は、従来の医療用容器の使用状態を示す模式図であ
る。 1.21・・・医療用容器、 3、 2B、・・・薬剤供給ポート、 4a、4b、24a、24b−−−折曲部、5a、5b
・・・U字状クリップ、 6 25a。 25b。 25C1 25d・・・帯状バンド。 7 特開平 3 99668 (6) 特開平 3 99668 (7)
断面図、第2図は同実施例の斜視図、第3図は本発明の
医療用容器の別の実施例の構造を示す断面図、第4図は
同実施例の斜視図、第5a〜b図は第1〜2図に示す実
施例の使用状態を示す模式図であり、また第6 a −
b図は、従来の医療用容器の使用状態を示す模式図であ
る。 1.21・・・医療用容器、 3、 2B、・・・薬剤供給ポート、 4a、4b、24a、24b−−−折曲部、5a、5b
・・・U字状クリップ、 6 25a。 25b。 25C1 25d・・・帯状バンド。 7 特開平 3 99668 (6) 特開平 3 99668 (7)
Claims (1)
- (1)下端部位に内容物供給口を有する可撓性合成樹脂
より構成されるバッグ状の医療用容器であって、該容器
内部の実質的な薬剤収納部と上記内容物供給口との間に
容器内部空間を幅方向に閉塞する折曲部を形成して、容
器壁面を上下方向折畳んだ状態を保持することができ、
かつ外力により除去可能である係止手段を外部に備えた
ことを特徴とする医療用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1236928A JPH0399668A (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 医療用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1236928A JPH0399668A (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 医療用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0399668A true JPH0399668A (ja) | 1991-04-24 |
Family
ID=17007831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1236928A Pending JPH0399668A (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 医療用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0399668A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006061471A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Fuso Pharmaceutical Industries Ltd | 輸液容器 |
US8336705B2 (en) | 2003-12-02 | 2012-12-25 | Fuso Pharmaceuticals Industries, Ltd. | Multi-chamber container |
-
1989
- 1989-09-14 JP JP1236928A patent/JPH0399668A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8336705B2 (en) | 2003-12-02 | 2012-12-25 | Fuso Pharmaceuticals Industries, Ltd. | Multi-chamber container |
JP2006061471A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Fuso Pharmaceutical Industries Ltd | 輸液容器 |
JP4606090B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2011-01-05 | 扶桑薬品工業株式会社 | 輸液容器 |
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