JPH0399667A - 医療用容器 - Google Patents

医療用容器

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JPH0399667A
JPH0399667A JP1236927A JP23692789A JPH0399667A JP H0399667 A JPH0399667 A JP H0399667A JP 1236927 A JP1236927 A JP 1236927A JP 23692789 A JP23692789 A JP 23692789A JP H0399667 A JPH0399667 A JP H0399667A
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Japan
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drug
medical container
container
partition wall
supply port
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JP1236927A
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Masahide Murakoshi
正英 村越
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は医療用容器に関するものである。詳しく述べる
と本発明は、体外循環療法などにおいて、血液や血漿に
対して薬剤を添加しようとする際に用いられる医療用容
器であって、このような薬剤を収容した医療用容器の体
外循環回路への添加手段との接続を容易にかつ羅実に行
なうことができ、さらには収容された薬剤の添加操作を
円滑に行なうことができる医療用容器に関するものであ
る。
(従来の技術) 血液中に免疫グロブリン、免疫複合体、補体、フィブリ
ノーゲン等の高分子量蛋白質が蓄積することにより各種
の難治性疾患が発生することが知られている。近年、こ
の種の難治性疾患を治療するために有効な手段として、
患者の血漿から病因部質となる大分子量蛋白質を選択的
に除去し、その他の有用な血漿成分を含む自己浄化血漿
を再び患者に変換する自己血漿浄化法が研究され、また
実施されるようになってきている。この自己血漿浄化法
における高分子量蛋白質の選択的除去技術として、いく
つかの方法が知られているが、そのひとつとして血漿に
塩析剤を添加して溶解度の差から大分子量の蛋白質成分
を除去しようとするいわゆる塩析法がある(例えば、特
開昭57−72916号、特開昭60−92770号、
特開昭61−64259号など)。
ところで、この塩析による自己血漿浄化法のように、体
外循環等において血液や血漿に対して粉状あるいは液状
の薬剤を添加しようとする場合には、従来、例えば第3
 a −b図に示すような操作が行なわれていた。
第8 a −b図においては、体外循環回路の回路チュ
ーブ101途中に所定の容積を有するカラム102が配
してあり、該カラム102の内部において血液ないし血
漿に外部から導入される薬剤を混合しようとするもので
ある。このカラム102の薬剤導入口103には、先端
部にコネクター105を有する可撓性合成樹脂製の薬剤
添加用チューブ104が延長接続されている。この薬剤
添加用チューブ104の途中は、クランプ109または
鉗子(図示せず)等により閉塞されている。このカラム
102へ薬剤を導入するには、まず第8a図に示すよう
に、薬剤を収納してなる医療用容器106の薬剤供給口
107を上方に向け、内部に収納された薬剤が容器外部
に流出しないように薬剤供給口107を覆っていたキャ
ップ108を注意深くはずし、薬剤供給口107を上方
に向けたまま、薬剤添加用チューブ104の先端部のコ
ネクター105に薬剤供給口107を接続する。
接続が完了したら、第8b図に示すように、薬剤供給口
107が下方を向くように医療用容器106を反転させ
、医療用容器106をハンガー110等に懸架する。そ
の後、クランプ109または鉗子等を解除して、薬剤を
添加用チューブのクランプ操作による開閉により定量的
に添加する(例えば特開昭63−281653号)こと
により行なうというものである。
しかしながら、薬剤を収納した医療用容器106の薬剤
供給口107を覆っていたキャップ108をはずすこと
で、医療用容器106の内部に収納されている薬剤は、
当然に薬剤供給口107より外部へ漏れ出得る状態とな
るために、上記したような接続操作は非常に困難性を伴
なうものであった。具体的には、例えば、(イ)接続操
作の際に誤って医療用容器106を落してしまうことか
あり、この場合もはや薬剤は医療用容器106内からほ
とんと流出してしまう、(ロ)−1−記のように医療用
容器106を落すには至らずとも、接続操作の際に誤っ
て薬剤供給口107を少しでも下方へ向けてしまうと薬
剤がこぼれてしまう、(ツリー旦接続しても、医療用容
器106を)1ンガー110等に懸架する際などに接続
部に張力等がかかると、該接続部がはずれてしまい、薬
剤がこぼれてしまう、(ニ)薬剤量(内容量)が多いと
薬剤供給口107を上方にむけつつ医療用容器106を
操作者が片手で保持することが難しく、また手腕にかな
りの負担をかけてしまう、(ホ)薬剤添加用チューブ1
04をクランプするのをうっかり忘れてしまうと薬剤が
不適当な時期・量で添加されてしまう、(へ)接続操作
に細心の注意が必要で、時間がかかるために医療用容器
内に収容された薬剤への細菌の混入が生じやすいなどで
ある。
また、医療用容器に収納された粉粒状あるいは液状の薬
剤を血液等に添加しようとする場合における別の方法と
して瓶針を用いることも行なわれている。しかしながら
、このように成端を用いる方法は、薬剤が粉粒体である
とつまりやすく、またこのように添加中においてつまら
ないようにまたは添加速度を大きくするために瓶針の口
径を大きくすると、容器の供給口に配されたゴム栓など
に穿刺しにくく、また穿刺してもゴム栓のがす等が薬剤
に混入する危険性があった。さらに瓶針を用いる方法に
おいては、瓶針によって手などを誤って刺すなどの危険
性があるものであった。また薬剤が液体である場合にも
、つまるということ以外は同様の問題が生じるものであ
った。
(発明が解決しようとする課題) 従って、本発明は新規な構造の医療用容器を提供するこ
とを目的とするものである。本発明はまた、体外循環療
法などにおいて、血液や血漿に対して薬剤を添加しよう
とする際に用いられる医療用容器であって、このような
薬剤を収容した医療用容器の体外循環回路への添加手段
との接続を容易にかつ確実に行なうことができ、さらに
は収容された薬剤の添加操作を円滑に行なうことができ
る医療用容器を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記諸口的は、下端部位に内容物供給口を有する可撓性
合成樹脂より構成される医療用容器であって、該容器内
部の実質的な薬剤収納部と」二記内容物供給口とは、少
なくともその一部が穿刺部材を用いることなく破断可能
な隔壁部により区画されていることを特徴とする医療用
容器により達成される。
本発明はまた、前記隔壁部における破断可能な部位は、
医療容器の幅方向のほぼ全体にわたり形成されているも
のである医療用容器を示すものである。
(作用) このように本発明によれば、医療用容器の内部の実質的
な薬剤収納部と医療用容器の内容物供給口とは少なくと
もその一部か穿刺部材を用いることなく破断可能な隔壁
部により区画されていることから、内容物供給口を下方
に向け、内容物供給口を覆っていたキャップをはずして
も、医療用容器内に収納された薬剤は前記隔壁部の存在
により、内容物供給口に至らず、医療用容器外部へ出て
くる虞れはない。このため、薬剤のこほれ出しを気に止
めることなく容易に薬剤添加手段への接続操作を行なう
ことができる。そして、薬剤の移注は、確実な接続を終
えたことを確認した後に、前記隔壁部を外部より破断す
ることにより容易に行なうことができる。また接続操作
による薬剤への菌の混入を防止することができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
第1a−b図は本発明の医療用容器の一実施例の構造を
示すものである。
この第1a−b図に示す実施例の医療用容器1は、所望
形状に裁断した2枚の可撓性合成樹脂製シートよりなる
外壁部2a、2bを有し、下端中央部に両端の開放され
た硬質合成樹脂製管体からなる薬剤供給ポート3を挟持
して外周面全体をヒートシールすることによりバッグ状
に形成されているものである。なお、この医療用容器1
のヒートシールされた上部外周面部には、薬剤添加操作
時において、該医療用容器1をハンガー等に懸架できる
ように、懸架孔10が設けである。
しかしてこの医療用容器1の内部には、医療用容器1の
幅に相当する幅を有する2枚の短尺な可撓性合成樹脂製
シートよりなる隔壁部5a、5bのそれぞれの−L端部
位6a、6bを、医療用容器の外壁部2a、2bの内面
側にヒートシールにより全幅域にわたり密に接着させ、
一方その下端部位7a、7b同志を全幅域にわたり可剥
性接着することにより形成されてなる隔壁4が形成され
ている。従って、医療用容器1の内部は、この隔壁4に
よって、実質的な薬剤収納空間となる上部空間8と、薬
剤供給ポート3を含む下部空間9とに区画されており、
また、この隔壁4の破断可能部位Aは可剥性接着部位で
ある。
ここで、本実施例における隔壁材5a、5bの下端部位
7a、7b同志の可剥性接着は、例えば、これらの隔壁
材5a、5bを構成する合成樹脂と比較的被着性の小さ
い合成樹脂材をこの接合部に故意に介在させてヒートシ
ールすることによって、なされ得る。しかしながら、可
剥性接着は、もちろんこのような方法に限定されるもの
ではなく、シールテープ(フィルムなどのテープにガム
または感圧接着剤を塗ったもの)を用いる方法、食品包
装などにおいて用いられるいわゆるイージーピールパッ
ク法、あるいは一方の部利に形成された雄型条線状突起
と、他方の部材に形成された前記雄型条線を受は入れる
アンダーカットを有する雌型条線状突起とからなり、接
合押圧することにより可撓性樹脂の特性を利用して弾性
係止することのできる一種の簡易ファスナーを用いる方
法など各種の方法で行ない得ることができるものである
また、この実施例においては、下端部位7a、7b同志
を全幅域にわたり可剥性接着しているが、このような可
剥性接着部位は医療用容器の全幅にわたり形成する必要
は必ずしもなく、破断された際に薬剤供給に有効な大き
さの径の開口部を形成できることができるものであれば
よい。
0 また本実施例においては、外壁部2a、2bの外周面に
おける接合、および隔壁祠5a、5bの−に端部位6a
、6bと外壁部2a、2bとの接合はヒートシールによ
り行なわれているが、もちろんこのような接合部位にお
ける密な接合も、ヒートシール法に限られることなく、
高周波シール法、超音波シール法あるいは接着剤による
シール法など各種の方法を用いることができる。
この実施例の構成の医療用容器1を用いて、体外循環等
において薬剤を添加するには、第7図に示すように、ま
ず、懸垂具のハンガー11に、医療用容器1の懸架孔1
0を挿通して懸架し、次いで薬剤供給ポート3を覆って
いたキャップ(図示せず)をはずし、薬剤供給ポート3
を、体外循環回路の途中に配されたカラム12の薬剤導
入口13より延長された薬剤添加用チューブ14の先端
部のコネクター15に接続し、接続が完了したら、医療
用容器1の隔壁4近傍を外部より引張る、揉む、押すな
どして、可剥性接着部を破断し、薬剤の収納されていた
一I一部空間8を、開放された薬剤1 ポート3に連なる下部空間9と連通させ、薬剤供給ポー
ト13より薬剤の供給を開始するものである。
さらに上記第1a−b図に示す実施例の変更態様として
、隔壁月5a、5bを用いることなく、医療用容器の外
壁部2a、2bの内面同志を所定位置において直接的に
全幅域にわたり帯状に接着させ、かつその少なくとも一
部を上記のごとき方法により可剥性接着することにより
、実質的な薬剤収納空間となる上部空間と、薬剤供給ポ
ート部を含む下部空間とに区画する隔壁を形成すること
も考えられる。
第2図は本発明の医療用容器の別の実施例の構造を示す
ものである。この第2図に示す実施例の医療用容器21
においても、前記第1a−b図に示す実施例と同様に、
所定形状に裁断した2枚の可撓性合成樹脂製シートより
なる外壁部22a、22bを有し、下端中央部に両端の
開放された硬質合成樹脂製管体からなる薬剤供給ポート
部23を挟持して外周面全体をヒートシールすることに
2 よりバッグ状に形成されており、この医療用容器1のヒ
ートシールされた」二部外周面部には、懸架孔30が設
けである。
しかしてこの医療用容器21の内部には、この外壁部の
袋構造と同様な袋構造が形成されており、ちょうど二重
袋構造を呈している。すなわち、医療用容器21の内部
には、所定形状に裁断した2枚の可撓性合成樹脂製シー
トからなる隔壁材25a、25bの外周面全体を接合す
ることにより内バック24か形成されており、この内バ
ック24はその上部外周面部を、前記外壁部22a、2
2bのヒートシールされた」一部外周面部に挟持するこ
とで外側構造と接合されている。さらにこの医療用容器
21において、内バック24の外周面接合部の少なくと
も一部、好ましくは下部側の比較的広い範囲は、前記し
たような可剥性接着をなされており、残りの部分はヒー
トシールなどにより密な接合をなされている。
従って、この実施例の医療容器21においては、内バッ
ク24の内部空間28が実質的な薬剤収納3 空間となり、内バック24の壁面が隔壁として機能して
、この内部空間28(薬剤収納空間)を、外壁部22a
、22bの袋構造内でかつ内バック24外である薬剤供
給ポート部23に連通ずる空間29と区画している。こ
の実施例においても、隔壁となる内バック24の破断可
能部位Aは可剥性接着部位である。
さらに上記第2図に示す実施例の変更態様として、内バ
ック24における破断可能部位Aとして、可剥性接着部
位を形成する代りに、内バック24を形成する隔壁材2
5a、25b自体の一部あるいは全部を例えば、比較的
肉厚の薄い可撓性合成樹脂製シートないしフィルムによ
り構成することも考えられる。
さらにこのような二重容器構造を取る場合、外部容器体
と、内部容器体とを、それぞれ別の機能を有する利質に
て構成し、医療用容器体の特性を向」ニさせることが可
能であり、例えば外部容器体を柔軟性、機械的強度、耐
候性、耐有機溶剤性、耐熱性などに優れた材質にて、ま
た内部容器体を4 ガスバリアー性、耐水蒸気透過性、耐熱性などに優れた
部質にて構成することが考えられる。
第3図は本発明の医療用容器のさらに別の実施例の構造
を示すものである。この第3図に示す実施例の医療用容
器41においても、前記第1a〜b図に示す実施例と同
様に、所定形状に裁断した2枚の可撓性合成樹脂製シー
トよりなる外壁部42a、42bを有し、下端中央部に
両端の開放された硬質合成樹脂製管体からなる薬剤供給
ポート部43を挟持して外周面全体をヒートシールする
ことによりバッグ状に形成されており、この医療用容器
41のヒートシールされた一ヒ部外周面部には、懸架孔
50が設けである。
しかしてこの医療用容器41の内部には、医療用容器4
1の幅に相当する幅を有する可撓性合成樹脂製シートよ
りなる隔壁材45の一1端部位46を、医療用容器の一
方の外壁部42aの内面側にヒートシールにより全幅域
にわたり密に接着させ、一方下端部位47を医療用容器
の他方の外壁部42bの内面側に全幅域にわたり可剥性
接着するこ5 とにより形成されてなる隔壁44が形成されている。従
って、医療容器41の内部は、この隔壁44によって、
実質的な薬剤収納空間となる」一部空間48と、薬剤供
給ポート部43を含む下部空間49とに区画されている
。なお、この実施例においても、隔壁月45の下端部位
47は外壁部42bへ全幅域にわたり可剥性接着され、
破断可能部位Aを形成しているが、このような可剥性接
着部位は医療用容器の全幅にイったる必要は必ずしもな
く、破断された際に薬剤供給に有効な大きさの径の開口
部を形成できることができるものであればよい。また、
この実施例の変更態様として、このような可剥性接着部
位を、外壁部42aとの接着部側に形成することができ
ることも当然に考えられ得る。
第4図は本発明の医療用容器のさらにまた別の実施例の
構造を示すものである。この第4図に示す実施例の医療
用容器における構造は、一部が破断可能とされた隔壁の
外周縁部が外壁部より突出したような形態を有する以外
は実施例1のものと6 同様のものである。
この医療用容器61は、所定形状に裁断した2枚の可撓
性合成樹脂製シートよりなる上部側外壁部62a、62
b同志の下端部を除く外周面をヒートシール等により密
着させて形成された上部側外壁ユニットと、同じく所定
形状に裁断した2枚の可撓性合成樹脂製シートよりなる
」二部側外壁部62c、626同志の上端部を除く外周
面を、下端中央部に両端の開放された硬質合成樹脂製管
体からなる薬剤供給ポート部63を挟持してヒートシー
ル等により密着させて形成された下部側外壁ユニットと
を、これらのユニットの開放端部が、医療用容器61の
幅に相当する幅を有する2枚の短尺な可撓性合成樹脂製
シートよりなる隔壁材65a、65bの下端部位67a
、67b同志をほぼ全幅域にわたり可剥性接着する(外
周縁部近傍は密着する。)ことにより形成されてなる隔
壁ユニッ)・の外周縁部71a、71b近傍にそれぞれ
上部および下部からヒートシール等により密着させた形
態を有するものである。従って、医療容器7 61の内部は、この隔壁ユニットから構成された隔壁6
4によって、実質的な薬剤収納空間となる上部空間68
と、薬剤供給ポート部43を含む下部空間69とに区画
されており、隔壁64の破断可能部位Aは可剥性接着部
である。なお、この医療用容器61の組立方法は、」二
部のごとき記載に限定されるものではない。
本実施例の医療用容器61は、このように一部が破断可
能とされた隔壁64の外周縁部71a、71bが外壁部
より突出したような形態を有するために、この外周縁部
71a、71bを把持し左右に引張ることにより、前記
可剥性接着部を簡単に破断てき、薬剤の移注の際の操作
性を向」ニさせることができる。また隔壁材65a、6
5bが硬質合成樹脂製シートからなるものでも何ら支障
はない。
第5図は、本発明のさらに別の実施例のの構造を示すも
のである。この第5図に示す実施例の医療用容器におけ
る構造は、一部が破断可能とされた隔壁が硬質合成樹脂
により構成されている以外8 は実施例1のものと同様のものである。
すなわち、この第5図に示す実施例の医療用容器81に
おいても、前記第1a−b図に示す実施例と同様に、所
定形状に裁断した2枚の可撓性合成樹脂製シートよりな
る外壁部82a、82bを有し、下端中央部に両端の開
放された硬質合成樹脂製管体からなる薬剤供給ポート部
83を挟持して外周面全体をヒートシールすることによ
りバッグ状に形成されており、この医療用容器81のヒ
ートシールされた上部外周面部には、懸架孔90が設け
である。
しかしてこの医療用容器81の内部には、医療用容器8
1の幅に相当する幅を有する第6a図に示すような断面
V字型の硬質合成樹脂製隔壁材85の両端部位86a、
86bを、医療用容器の外壁部82a、82bの内面側
にヒートシールにより全幅域にわたり密に接着させて、
医療容器81の内部を実質的な薬剤収納空間となる」二
部空間88と、薬剤供給ポート部83を含む下部空間8
9とに区画する隔壁84を形成している。さらに、9 この隔壁材85の破断可能部位Aとなる中央部、すなわ
ち、その断面において7字の谷の部分となる部分には、
下方側から切込み87が全幅域にわたり入れである。
従って、この実施例の医療用容器81においては、薬剤
の移注に際して、容器外部よりこの隔壁部85の両端部
位86a、86bをそれぞれ内方に向って押圧すること
により、隔壁部85が切込み87を入れられた中央部よ
り容易に折損し、−1−部空間88と下部空間89とを
区画していた隔壁84が破断されることとなる。
さらに」二記第5図に示す実施例の変更態様として、隔
壁84としての断面V字型の硬質合成樹脂製隔壁)FA
’85に変えて、第6b図に示すような、医療用容器の
幅に相当する幅を有する断面V字型の軟質合成樹脂製隔
壁材95の一部に同様に断面V字型の幅の小さい硬質合
成樹脂製破断補助部月97を被着してなるものを用い、
この軟質合成樹脂製隔壁材95の両端部位96a、96
bおよび破断補助部材97の該隔壁材両端部位96a、
90 6bに位置する部分を外壁部の内面側にヒートシールに
より全幅域にわたり密に接着させたものも考えられる。
なお、この隔壁)A95ならびに破断可能部位97の中
央部、すなわち、その断面において7字の谷の部分とな
る部分には、下方側から切込み98a、98bがそれぞ
れ全幅域にわたり入れである。
この構成においては、薬剤の移注に際して、容器外部よ
り破断補助部材97の両端部位をそれぞれ内方に向って
押圧することにより、破断補助部材97は切込み98b
を入れられた中央部より容易に折損するが、この際同時
に隔壁部95も中央の切込み98aにおいて一部裂は目
が生じる。切込み98aを有する軟質合成樹脂製隔壁材
97は、このように−旦裂けるきっかけを与えると、後
はこの部分を左右に引張るなど軽く力を加えるのみで完
全に破断することが可能である。
以上、本発明をいくつかの実施例により説明したが、本
発明はこのような実施例の構成に何ら限定されるもので
はなく、容器内部の実質的な薬剤1 収納部と−1−記内容物供給口とを、少なくともその一
部が破断可能な隔壁部により区画するものである限り、
各種の態様を取り得るものである。なお、これらの医療
用容器を構成する可撓性合成樹脂フィルムとしては、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等、またはこれ
らの2以上ノ積層体(ラミネートフィルム)あるいはア
ルミニウム薄膜との積層体等が挙げられる。
(発明の効果) 以上述べたように本発明は、下端部位に内容物供給口を
有する可撓性合成樹脂より構成される医療用容器であっ
て、該容器内部の実質的な薬剤収納部と上記内容物供給
口とは、少なくともその一部が穿刺部材を用いることな
く破断可能な隔壁部により区画されていることを特徴と
する医療用容器であるから、体外循環療法などにおいて
血液あるいは血漿等に塩析剤等の薬剤を添加するに際し
て、この医療用容器の薬剤添加手段への接続操作が極め
て容易で操作者に対し負担をかけることが2 なくなり、薬剤の添加操作を迅速にかつ確実に行なうこ
とのでき、また収容薬剤への菌の混入を防ぐことができ
るものである。さらに、本発明ん医療用容器において、
前記隔壁部における破断可能な部位は、医療容器の幅方
向のほぼ全体にわたり形成されているものであると、薬
剤が粉粒体であっても、添加操作途中で詰りなどの問題
を起すことなく、さらに容易な薬剤移注が行なえるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、本発明の医療用容器の一実施例の構造を示
す断面図、第1b図は同実施例の平面図、第2〜5図は
本発明の医療用容器のそれぞれ別の実施例の構造を示す
断面図、第6a図は第5図に示す実施例において用いら
れた隔壁材の形状を示す斜視図、第6b図は隔壁部の別
の例の形状を示す斜視図、第7図は第1a−b図に示す
実施例の使用状態を示す模式図であり、また第8a−b
図は、従来の医療用容器の使用状態を示す模式図である
。 3 1゜ 21゜ 41゜ 61、。 81・・・医療用容器、 5゜ 25゜ 45゜ 65゜ 85゜ ・・・薬剤供給ポート、 5゜ 25゜ 45゜ 5 85゜ ・・・隔壁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下端部位に内容物供給口を有する可撓性合成樹脂
    より構成される医療用容器であって、該容器内部の実質
    的な薬剤収納部と上記内容物供給口とは、少なくともそ
    の一部が穿刺部材を用いることなく破断可能な隔壁部に
    より区画されていることを特徴とする医療用容器。
  2. (2)前記隔壁部における破断可能な部位は、医療容器
    の幅方向のほぼ全体にわたり形成されているものである
    請求項1に記載の医療用容器。
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