JPH039955B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH039955B2
JPH039955B2 JP58125340A JP12534083A JPH039955B2 JP H039955 B2 JPH039955 B2 JP H039955B2 JP 58125340 A JP58125340 A JP 58125340A JP 12534083 A JP12534083 A JP 12534083A JP H039955 B2 JPH039955 B2 JP H039955B2
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JP
Japan
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repair
furnace
spraying
lance
wall
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58125340A
Other languages
English (en)
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JPS6018572A (ja
Inventor
Junichi Takase
Isao Kikuchi
Toshihiko Sakai
Juji Narita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP12534083A priority Critical patent/JPS6018572A/ja
Publication of JPS6018572A publication Critical patent/JPS6018572A/ja
Publication of JPH039955B2 publication Critical patent/JPH039955B2/ja
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、コークス炉の炭化室炉壁の熱間遠
隔補修装置に関する。 コークスを製造するコークス炉は炭化室に石炭
を装入して乾留し押出して製造される。そのため
炭化室の炉壁は損傷が早い。 このようなコークス炉炉壁の損傷には、耐火レ
ンガの亀裂、目地切れ、切損、陥没などがあり、
これらの補修方法は各々の損傷程度に適応した補
修方法が必要である。 従来からの炉壁補修は、コークス炉炭化室の窯
口付近を、主として目視による損傷の観察を行な
い、湿式吹付又は燃焼火焔溶射によつて補修が行
なわれているが、炉壁全体を対象とした損傷の定
量的確認と補修が充分でない。 コークス炉の炉命延長をはかるためには、炉内
全域の観察を行なうことにより、炉壁損傷の種
類、程度を定量的に把握した上で遠隔自動補修が
出来る装置が望まれている。 また、このような装置によつて従来行なつてき
た窯口での暑熱作業が軽減されるとともに炉体の
保守管理が容易となる。 この発明は、このような観点からなされたもの
で、その要旨はコークス炉上に炉長方向及び炉団
方向に横行可能に設けた補修用台車に、該コーク
ス炉の装炭口より炭化室内に装入するランスを昇
降及び回転可能に垂設し、該ランスの先端に、炉
内観察装置と溶射又は吹付装置を内蔵した水冷耐
熱補修装置を炉壁に沿つて傾動可能に設け、前記
補修用台車の横行、ランスの昇降及び回転、水冷
耐熱補修装置の傾動制御を炉外より遠隔操作する
仕組みとなしたことを特徴とするものである。 コークス炉炉壁の損傷部を補修する方法として
は、従来、燃焼火焔による溶射あるいは吹付が主
であつたが、いずれも耐火物の欠損や肌荒れなど
を対象としたものであり、亀裂に対してはプラズ
マによる溶射が有効である。この発明は特にプラ
ズマ溶射に必要な精度の良い遠隔操作と、炉内観
察による定量的把握と、補修効果をあげるための
自動運転とを組合わせ、かつ炉内全域を補修対象
としたものである。 また、この発明は、アタチメントとしてのプラ
ズマ溶射ガン部を燃焼焔溶射や吹付ノズル部と取
替えて使用することができるので、炉内観察の結
果、耐火物の損傷程度に対し、最も効果的な補修
方法を採用することができる。 以下、図面に基づいて詳細に説明する。 第1図〜第4図はこの発明の一実施例装置を示
す図で、第1図は全体の装置構成を示す縦断正面
図、第2図は同上装置のランス先端部を拡大して
示す横断平面図、第3図は同上装置のアーム部を
拡大して示す正面図、第4図は同上装置の水冷耐
熱補修装置の内部を拡大して示す縦断側面図であ
る。 第1図において、1は炭化室、2は装炭口、3
は炉団方向移動台車3−1と炉長方向移動台車3
−2とからなる補修用台車、4はマニプレータ、
5はランス、6はアーム、7は水冷耐熱補修装置
である。 補修用台車3の炉団方向移動台車3−1はコー
クス炉炭化室1の上面に敷設したレール3−3上
に載置され、炉長方向移動台車3−2は炉団方向
移動台車3−1上に敷設したレール3−4上に載
置されており、この炉長方向移動台車3−2上に
マニプレータ4を搭載している。 ランス5はこの補修用台車3を垂直に貫通して
マニプレータ4に昇降及び回転可能に垂設され、
装炭口2内に装入されるようになつている。 このランス5の先端部には、水冷耐熱補修装置
7を取付けたアーム6が傾動可能に接続されてい
る。このランス5とアーム6の接続部は、第2図
及び第3図に示すように、ランス5に一体に取付
けられた左右2個一対のランス蓋9の間に、フラ
ンジ部をボルト・ナツト6−1で締結した二分割
構造のアーム6をベアリング8にて回動可能に支
持した構造となつている。 即ち、二分割構造のアーム6に一体に取付けた
円筒体6−2,6−3と左右のランス蓋9との間
に介在させたベアリング8にてアーム6が回動可
能に支持されており、ランス5に設置したモータ
11によりウオームギヤー11−1と円筒体6−
2に装着したウオーム11−2を介して該アーム
6を回転させる機構となつている。 又、一方の円筒体6−2にはこれに一体に装着
した蓋板20に、両端部に回転継手10を有する
軸21を取付け、水冷耐熱補修装置7のプラズマ
発生用のケーブルがこの軸21に設けたケーブル
入口13から入り、該軸21内を通り出口14か
ら出てアーム6に導かれるようになつている。 水冷耐熱補修装置7は炉内観察装置15と溶射
又は吹付装置16を内蔵し、炉内観察装置15は
テレビカメラ17とレーザー光照射器18を備
え、レーザー光を炉壁に照射しテレビカメラ17
に像映し、炉壁の損傷状況を定量的に観察できる
ようになつている。 なお、溶射又は吹付装置としては、ここでは一
例としてプラズマ溶射装置を示した。この装置の
場合は、プラズマジエツトフレームに耐火物を供
給して炉壁損傷部に溶射する。 又、ランス5先端部のランス蓋9、アーム6及
び水冷耐熱補修装置7には冷却水路12が設けら
れている。 上記補修用台車3の横行、ランス5の昇降及び
回転、水冷耐熱補修装置7の傾動制御は、炉外に
設けた制御盤(図示せず)にて遠隔操作する仕組
みとなつている。 この発明装置の操作手順について説明する。第
5図はこの発明装置の操作フローの1例を示す図
である。 ランスを保持するマニプレーターを、任意に
決めうる原点(装炭口)に移動する。 制御盤を操作し、補修しようとする損傷部付
近の観察指示を与える。 パターン化されたコンピユータコントロール
により、炉壁観察及び計測を行ない、観察状況
をテレビやデスプレイに表示し、記録する。 繰返し炉壁観察及び計測、記録を行なう。 補修しようとする損傷部の炉壁観察及び計測
記録が終了した後、制御盤を操作して補修指示
を与える。 コンピユータコントロールによつて、水冷耐
熱補修装置を連続的に移動させ炉壁の補修を行
なう。 一連の補修(1装炭口分の補修)が終了すれ
ば制御盤を操作し、次の損傷部の補修指示を与
える。 繰返し補修して行く。 全て補修(1装炭口分の補修)が終了すれば
マニプレーターを収納位置へ位動させる。また
は、補修終了後補修部の観察を行なつた後、マ
ニプレーターを収納位置へ移動させる。 つぎに、溶射補修の運転条件について説明す
る。この発明装置を用いて補修を行なう場合、最
も厳しい運転条件はプラズマ溶射による炉壁の亀
裂損傷部の補修である。たとえば、ガスプラズマ
焔による補修では、溶射装置のノズルと炉壁との
距離をほぼ一定にコントロールしたり、観察装置
から得た位置情報に対し、停止位置再現精度の厳
しい条件を満足したり、ノズルの移動速度を一定
に制御する必要がある。具体的なプラズマ溶射補
修の運転条件を第1表に示す。
【表】 観察装置及び補修装置の再現性良く制御するた
め走行駆動、ランス上下駆動、アーム回動駆動の
駆動源としてはパルスモータや油圧サーボ(電気
−油圧パルスモータなど)を使つたオープン回路
による駆動方法が簡単であるが、位置検出器を使
つたクローズト回路による駆動方法でもよい。 また、この発明装置はプラズマ焔による溶射以
外に燃焼火焔による溶射や吹付についても、それ
ぞれに合つた運転条件を設定すれば充分適応でき
るものであり、炉壁の損傷の種類程度によつて最
適の補修方法を選択できる。 この発明装置の制御系統は主として駆動系と、
補修系と、冷却水系と、制御系に分けられる。 駆動系は、水冷耐熱補修装置(観察装置と溶射
又は吹付装置を内蔵)を炉壁損傷部の観察及び補
修のために精度よく移動させる系であり、移動量
と移動速度は制御系からの信号によつてコントロ
ールされる。 補修系は補修方法によつて異るが、プラズマ溶
射、燃焼火焔溶射、吹付には次のような装置が装
着出来る。補修系装置の組合せを第2表に示す。
【表】 冷却水系は装置全体の保守のため制御系から独
立させ冷却水の温度、流量をコントロールするこ
ともできる。 また、制御系は、制御盤によつて、観察パター
ン、補修パターンなどの運転条件の指示を受けて
駆動系、補修系、冷却水系を自動コントロールす
るものである。 以上のように、この発明装置は、コークス炉の
炭化室炉壁の損傷状況を定量的に把握し、その損
傷状況に応じた補修を自動的に行なうもので、従
来行なわれていなかつた炉壁の全面的な補修が可
能となり、コークス炉の炉命延長、あるいは窯口
での暑熱作業が解消される等多くの効果を有する
ものである。 なお、本発明装置には溶射又は吹付の効果を上
げるために、炉壁に付着したカーボンや劣化した
耐火物を削り落すための表面処理装置を装着又は
補修装置と取替えることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの発明の一実施例装置を示
す図で、第1図は全体の装置構成を示す縦断正面
図、第2図は同上装置のランス先端部を拡大して
示す横断平面図、第3図は同上装置のアーム部を
拡大して示す正面図、第4図は同上装置の水冷耐
熱補修装置の内部を拡大して示す縦断側面図、第
5図は同上装置の操作フローの一例を示すブロツ
ク図である。 1……炭化室、2……装炭口、3……補修用台
車、4……マニプレータ、5……ランス、6……
アーム、7……水冷耐熱補修装置、8……ベアリ
ング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コークス炉上に炉長方向及び炉団方向に横行
    可能に設けた補修用台車に、該コークス炉の装炭
    口より炭化室内に装入するランスを昇降及び回転
    可能に垂設し、該ランスの先端に、炉内観察装置
    と溶射又は吹付装置を内蔵した水冷耐熱補修装置
    を炉壁に沿つて傾動可能に設け、前記補修用台車
    の横行、ランスの昇降及び回転、水冷耐熱補修装
    置の傾動制御を炉外より遠隔操作する仕組みとな
    したことを特徴とするコークス炉炉壁の遠隔補修
    装置。
JP12534083A 1983-07-08 1983-07-08 コ−クス炉炉壁の遠隔補修装置 Granted JPS6018572A (ja)

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JPS6018572A JPS6018572A (ja) 1985-01-30
JPH039955B2 true JPH039955B2 (ja) 1991-02-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006092867A1 (ja) * 2005-02-28 2006-09-08 The Kansai Coke And Chemicals Co., Ltd. コークス炉の補修装置

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