JPH039908A - 親水性架橋共重合体粒子の製造方法 - Google Patents

親水性架橋共重合体粒子の製造方法

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JPH039908A
JPH039908A JP14360189A JP14360189A JPH039908A JP H039908 A JPH039908 A JP H039908A JP 14360189 A JP14360189 A JP 14360189A JP 14360189 A JP14360189 A JP 14360189A JP H039908 A JPH039908 A JP H039908A
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剛 伊藤
Hiroaki Takayanagi
弘昭 高柳
Takeshi Honda
剛 本多
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、グリセロールモノメタクリレート単量体の共
重合による親水性架橋共重合体粒子の製造方法に関する
ものである。詳しくは、蛋白質等の水溶性生体高分子物
質の分離に適したクロマトグラフィー担体として有用な
親水性架橋共重合体粒子の製造方法に関するものである
(従来の技術) クロマトグラフィー用担体として種々のものが知られて
いるが、蛋白質分離用クロマトグラフィー担体としては
、蛋白質と非特異的な相互作用′4!:起こさない、す
なわち、疎水性が小さいことが望まれておシ、そうでな
いと担体の蛋白の 質に対する選択性を低下させる≠←である。
グリセロールモノメタクリレートは、クロマトグラフィ
ー用担体としてのメタクリル系重合体を与える単量体の
内では、親水性が非常に強いので、これを直接重合すれ
ば、親水性に富む重合体を得ることが期待される。
しかしながら、グリセロールモノメタクリレートは、あ
まシにも親水性が強いために、通常の懸濁重合の方法で
は、その水性分散媒中への溶解ン抑えられず、重合体粒
子を得ることが難しかった。
また、グリセロールモノメタクリレ−トビ直接重合する
代わ9に、グリシジルメタクリレートを単量体として重
合した後、鉱酸等を触媒としてエポキシ基を水付加開環
して同等の重合体を得る方法もとられてきたが、この方
法によると、エポキシ基の開環と同時にエステル部分の
加水分解も進行してカルボキシル基が生成し、蛋白質等
に対する吸着性が増大するという問題点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、グリセロールモノメタクリレートを直
接懸濁重合して、蛋白質等に対する吸着性の極めて小さ
いクロマトグラフィー用担体として有用な重合体粒子を
製造する方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、グリセロールモノメタクリレートの共重合反
応t1原料単量体層にある種の有機溶媒を混在させて行
うならば、グリセロールモノメタクリレートの水性分散
媒中への溶解が抑えられると共に蛋白質の処理に適した
重合体構造ン有する加橋共重合体が得られるとの新規な
知見にもとず(ものである。
すなわち、本発明の要旨は、グリセロールモノメタクリ
レートt1架橋性ポリビニル化合物と、下記(A)及び
(B)から選ばれる少くとも1種の有機溶媒の存在下、
懸濁重合を行い、親水性架橋共重合体粒子を製造するこ
とにある。
CA)炭素数3〜/lの一価アルコール類。
(B)溶解度パラメータがざ〜t t (cal/ci
) ’の一価または多価のエステル類。
ただし、溶解度パラメータは、下記式で定義される。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の親水性架橋共重合体粒子は、グリセロールモノ
メタクリレートと架橋性ポリビニル化合物(以下、合せ
て重合性単量体と総称する。)を水性分散媒中で懸濁重
合させることにより製造される。
架橋性ポリビニル化合物は、重合活性な二重結合をλ個
以上有する化合物であり、例えばエチレングリコールジ
メタクリレート、ジビニルベンゼン等の通常の架橋反応
に使用されるものが挙げられるが、これらのうち、特に
多価アルコールのポリアクリル酸エステルまたはポリメ
タクリル酸エステルが特に有用である。これらのエステ
ル化合物としては、通常、エチレングリコールジメタク
リレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、
グリセロールジメタクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレートなどおよびこれらに対応するアク
リレートなどがあげられる。
架橋剤としてのポリビニル化合物の使用量は、重合性単
量体総重量の3〜50%であることが好ましい。架橋剤
の比率が小さすぎると、得られる架橋共重合体粒子の膨
潤性が大きくなるため、この共重合体粒子を工業規模で
のクロマトグラフィーに使用した場合圧力損失が太きく
なシすぎ好ましくない。他方、架橋剤の比率が必要以上
に大きくなると、共重合体粒子の保水率が低下するため
、蛋白質の処理能力が小さくなシ、また、架橋部分によ
る疎水性も増加し、蛋白質の非特異吸着性が増加するの
で好ましくない0 本発明の懸濁重合反応に際しては、重合性単量体層にこ
れら単量体と均一液相を形成するが、水性分散媒層に溶
解しにくい有機溶媒ン存在させておくことが必要である
。かかる有機溶媒は炭素数が5〜/4Cの一価アルコー
ル類、または前記式で定義する溶解度パラメータがg〜
/1(cal/crA)%の一価若しくは多価のエステ
ル類である。炭素数がり以下の一価アルコールは、水て
溶げやすく炭素数が13以上の一価アルコールでは、 
 °     相分離が激しすぎ懸濁重合反応を円滑に
実施出来ない。また、上記で定義した溶解度パラメータ
がgよシ小さい溶媒でも          相分離が
激しく、他方llよシ大きいと水に溶けやす(なるので
、球状粒子が得られないだけでなく、反応浴全体の固化
につながる場合さえある。本発明方法に使用される有機
溶媒の具体的な例としでは、l−ヘキサノール、シクロ
ヘキサノール、l−オクタツール、デカノール、ドデカ
ノール、テトラデカノール等の炭素数5〜lダの一価ア
ルコール類、または、グリセロールモノブチレート、グ
リセロールトリブチレート、グリセロールトリプロピオ
ネート、ジメチルフタレート等の一価または多価のエス
テル類があげられる。
これらの有機溶媒は、単独でも或は混合しても使用する
ことが出来る。
有機溶媒の添加量としては、通常、重合性単量体総重量
に対して、30〜.300%であることが好ましい。有
機溶媒の使用量がこれよシ少なければ、添加の効果が十
分発揮され難(、逆に、有機溶媒の量がこれよシ多けれ
ば、得られる架橋共重合体粒子の強度が小さくなり、ク
ロマトグラフィー担体としての使用に適しなくなること
もある。
止して通常の懸濁重合法により共重合体粒子の製造を可
能にすると同時に、その溶媒の量、種類等を適宜組合せ
ることによシ、ゲル型からポーの無機塩類が有用である
。グリセロールモノメタクリレートは水への溶解性が高
いため、塩類を高濃度で使用すること、例えば、塩化カ
ルシウム’fg20−’10重量%程度使用することが
特重合反応は、特に制限されず、通常の懸、濁重合の方
法が適用できる。すなわち、適当な分散安定剤を含んだ
水性媒体中で懸濁重合を行うことができる。
分散安定剤としては、この種反応に用いられている公知
のものが使用でき、通常、ゼラチン、ポリアクリル酸ナ
トリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルア
ルコールAI>f用いられる。
また、水性分散媒中には塩類を溶解させて、重合性単量
体の水性媒体中への溶解を阻止することが好ましい。か
かる塩類としては、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、
硫酸ナトリウム等(浴比)は大きすぎると重合性単量体
が水性分散媒層に分配するために収率が低下する。また
浴比が小さすぎると重合性単量体層の水性媒体中での懸
濁分散が不安定となシ、重合体粒子が得られなくなる。
有効な浴比としては、3;lからlO:/が好ましい。
重合反応は適当な重合開始剤の存在下に行われる。通常
、重合開始剤としては、過酸化ベンゾイル等の有機過酸
化物やアゾビスイソブチロニトリル等の有機アゾビス化
合物が用いられる。
重合開始剤の濃度は、o、θlから3重量%、さらには
、0./−7重量%が好ましい。
重合反応は通常攪拌下に30〜90℃で6〜.20時間
で完、結する。得られた共重合体は、反応浴から分離回
収後適当な方法で洗浄した後使用に供せられる。
架橋共重合体粒子の粒径は通常3〜2000μmのもの
が得られるが、工業用のクロマトグラフィー担体として
は、30〜200μmのものが特に好ましい。
(発明の効果) 本発明方法によって得られる架橋共重合体粒子は、蛋白
質分離用のゲル濾過担体として利用することができ、ま
た、この共重合体粒子に種々の官能基を化学結合により
導入することによって、クロマトグラフィー担体として
の種々の用途に利用することが出来るので、本発明方法
は工業的に極めて有用である。
(実施例) 本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、本発明
はこれら実施例によって何等限定されるものではない。
実施例1 グリセロールモノメタクリレートざ5g、グリセロール
ジメタクリレート/!;g、2.1’−アゾビス−(2
,41−ジメチルバレロニトリル)o、; 11 ’t
シクロヘキサノール1ooiに溶解した。これを、塩化
カルシウム3oog、ポリビニルアルコール/29.亜
硝酸ナトリウム0.0 / 21を溶解した水溶液/2
00−に加え、懸濁させ、65℃で約6時間重合反応を
行った結果、平均粒径約250μmで白色球状の多孔質
粒子が得られた。
この粒子を用いて以下の方法でゲルろ過乞行い、排除限
界分子量を求めた。
カラムは内直径o、tcm、高さJOCrrLのガラス
カラムを用いた。展開液には脱塩水を用い、流速θ、!
r cc/minで送液した。試料は分子量既知のポリ
エチレングリコール及びデキストランの/ w/v%溶
液を用い、試料体積は0./ cc とした。示差屈折
計により溶出液を測定し、溶出時間と分子量の関係から
排除限界を求めた。排除限界は約100万であった。
実施例2 グリセロールモノメタクリレート70g、グリセロール
ジメタクリレート、301とした他は実施例1と同様に
して懸濁重合ン行った。その結果、球状で白色の多孔質
粒子が得られた。ゲル濾過性能を測定した結果、排除限
界は約g。
万でありだ。
実施例3 有機溶媒としてシクロヘキサノールに代えl−デカノー
ルを同重量用いた以外は実施例1と同様の操作ン行い、
白色球状多孔質の粒子ビ得た。
ゲル濾過性能娑測定したところ、排除限界は約10万で
あった。
実施例グ 有機溶媒として、グリセロールトリブチレート(溶解度
パラメータg、2)を同重量を用いた以外は、実施例1
と同様の操作?行い、白色球状多孔質粒子を得た。排除
限界は、約3万であった。
実施例S 有機溶媒として、グリセロールトリプロピオネート(溶
解度パラメータr、7)y同重量用いた以外は実施例1
と同様の操作を行い、白色球状多孔質粒子を得た。排除
限界は約3万であった。
実施例6 有機溶媒として、l−テトラデカノール2同重量用いた
以外は実施例1と同様の操作を行い、白色球状多孔質粒
子を得た。排除限界は、約3万であった。
比較例1 有機溶媒として、l−ブタノールを同重量用いた以外は
実施例/と同様の操作を行った。その結果、重合浴全体
が固化し、球状粒子は得られなかった。
比較例コ 有機溶媒として、エチルn−カブリレート(溶解度パラ
メータ7.3)′%:用いた以外は実施例1と同様の操
作を行った。その結果、浴全体の粘度が増大し、 粒子の回収ができなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)グリセロールモノメタクリレートを、架橋性ポリ
    ビニル化合物と、下記(A)及び(B)から選ばれる少
    くとも1種の有機溶媒の存在下で懸濁重合することを特
    徴とする親水性架橋共重合体粒子の製造方法。 (A)炭素数5〜14の一価アルコール類。 (B)溶解度パラメータが8〜11(cal/cm^3
    )^1^/^2の一価または多価のエステル類。 ただし、溶解度パラメータは、下記式で定義される。 [ΔE(モル蒸発熱)/V(モル体積)]^1^/^2
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1232787A1 (en) * 2001-02-15 2002-08-21 Showa Denko Kabushiki Kaisha Hydrophilic separating carrier particle and process for producing the same
JP2009091503A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Tohoku Univ 水溶性架橋剤を用いた高親水性高分子共連続体
WO2011125674A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-13 Jsr株式会社 アフィニティークロマトグラフィー用充填剤

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