JPH039841A - 帯電防止性樹脂積層物 - Google Patents

帯電防止性樹脂積層物

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JPH039841A
JPH039841A JP14373989A JP14373989A JPH039841A JP H039841 A JPH039841 A JP H039841A JP 14373989 A JP14373989 A JP 14373989A JP 14373989 A JP14373989 A JP 14373989A JP H039841 A JPH039841 A JP H039841A
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resin
ethylene
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melt flow
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JP14373989A
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Hiroteru Shinozaki
篠崎 広輝
Toshikazu Mizutani
敏和 水谷
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 〈産業上の利用分野〉 本発明は半導体関係の梱包・包装、電子回路基板の包装
、電子部品の包装、エレクトロニクス機器、医療機器、
精密機器などの包装及びカバー更には医薬品、化粧品、
食用品の防塵包装、危険物の包装等を目的とした静電気
障害対策用樹脂組成物に関する。
〈従来の技術および発明が解決しようとする課題〉プラ
スチックは透明性、耐久性、軽量性等の優れた性質を有
することから幅広い分野にわたって使用されているが、
これは電気絶縁性の素材である為、使用法ないし用途に
よっては静電気による各種障害が発生して問題となる。
とりわけ、エレクトロニクス分野においては、静電気に
よるIC。
LSIの破壊、損傷が問題化しており、静電気対策は重
要かつ緊急なテーマである。
それには、周囲にある帯電荷を発生させ易い絶縁体材料
自体の電気特性を改善する必要があり、今までに、金属
繊維、金属メツキ繊維等を練り込んだプラスチックや、
カーボンブラック、グラファイト、酸化スズ、酸化亜鉛
、酸化インジウムなどを配合したフィルム、シート等が
つくられてきた。しかしながら、それらの無機の導電化
剤は、マトリックス樹脂中に互いに接する程多量に混入
させなければ全体を非帯電性材料へと転換させることが
できず、コストアップになると共に基体材料のもつ物性
を著しく変化させてしまうという欠点があった。また、
これらの無機物質では透明な帯電防止成形型物をつくる
ことができないということも難点であった。
そのような意味では、界面活性剤を応用した内部練り込
み型帯電防止剤が少量の添加量でよいこと、それ程極端
に基体材料の物性を変化させないこと及び透明成形品を
つくり得ること等から、簡便かつ低コストで加工できる
ので従来より主として塵埃の付着防止を意図した静電気
対策用に広く使われてきた。
しかし、帯電防止剤は分子が基体材料の表面に移行する
ことによりはじめて効果が発現するものであり、しかも
表面に出たものは不安定で温度、湿度あるいは接触、摩
擦等の外部条件、因子によって乱されたり、取り除かれ
てしまい、また、内部にある分子もある時間を経るとほ
とんどのものが表面に移行して抜は出してしまうために
、効果の安定性も持続性も与えることができなかった。
さらに、その帯電防+h機構自身が表面に存在する帯電
防止剤分子の親水基の部分がもたらすキャリア効果(イ
オン伝導機構)によっているために、表面での帯電防止
剤分子の配向吸上状態に少しでも乱れが生じると、帯電
前を100%減衰させることが不可能となってしまうも
のであった。
したがって、帯電防止剤はIC5LSI関連機能製品の
輸送時、使用時等において、周囲の静電気による影響を
排除できる手段であるとは厳密な意味で言えなかった。
〔発明の概要〕
く課題を解決するための手段〉 本発明は、この問題点の解決を与えるものであって、特
定のエチレンランダム共重合体と、半極性結合構造を保
持しつつ、ホウ素原子が分子内に規則正しく組み込まれ
ている有機ホウ素高分子化合物とヒドロキシアルキルア
ミンとを反応させることによってつくられる高分子電荷
移動型結合体を組合せた樹脂と、特定の密度からなるエ
チレン単独重合体および/または上記特定のエチレンラ
ンダム共重合体から選ばれる樹脂との積層化により、該
樹脂の帯電性が取り除かれ、接触、摩擦、外部電圧の印
加等によって瞬間的に生じる帯電前が素早く、かつ、完
全に漏洩され、前述の帯電防止剤と異なり、永久的でし
かも安定した無帯電製品をつくり得ることを見出し、本
発明を完成した。
すなわち、本発明による帯電防止性樹脂積層物は、下記
の樹脂(A)および樹脂(B)をそれぞれの層構成成分
として含むものである。
樹脂(A): 下記の成分(1)および成分(2)を含
んでなる帯電防止性樹脂組成物。
成分(1): エチレン単位99〜50重量%と式 〜82の三級アミンのIFji若しくは2種以上との、
ホウ素原子1個対塩基性窒素原子1個の割合の反応生成
物である高分子電荷移動型結合体。
だし、XがRのときは、R1は炭素数2〜8のアルキル
基であると共にAは水素であり、Xが1 基であり、Xが−0−C−R3のときは、R3はメチル
基またはエチル基であると共にAは水素である。)で示
されるコモノマー単位1〜50ffim%とを含んでな
って、メルトフローレートが0.1〜50g/10分の
エチレンランダム」1:重合体。
成分(2): 下記の一般式Iにて表わされる半極性有機ホウ素高分子
化合物の1種若しくは28以上と、ヒドロキシル基を少
なくとも1個Hする合計炭素数5〔式中、qは0または
1で、q−tの時、Aは−(X)a −(Y)b−(Z
)c−基(但し、Xおよび2は1個の末端エーテル残基
をもつ炭素数合計100以下の含酸素炭化水素基、Yは
82の炭化水素基)もしくは 炭素数2〜13の炭化水素基)であり、a、b、および
Cはそれぞれ0または1である。)であり、pは10〜
1000である。〕 樹脂(B): メルトフローレートが0.1〜50g/
10分、密度が0.94以下のエチレン単独重合体およ
び/またはエチレン単位99〜50重量%と式 %式% だし、XがRのときは、R1は炭素数2〜8のアルキル
基であると共にAは水素であり、Xが1 −C−0−Rのときは、R2は炭素数1〜20のアルキ
ル基であると共にAは水素またはメチル1 基であり、Xが一〇−C−Rのときは、R3はメチル基
またはエチル基であると共にAは水素である。)で示さ
れるコモノマー単位1〜50重量%とを含んでなって、
メルトフローレートが0.1〜50g/10分のエチレ
ンランダム共重合体。
く効 果〉 本発明による帯電防止性樹脂積層物は、永久帯電防止樹
脂積層物と呼びうるほどに永続的な帯電防止効果を有す
る。
本発明者らは既に特願昭63−85779号等において
、特定の上記エチレンランダム共重合体と本発明の所定
の高分子電荷移動型結合体を組み合わせると(樹脂A)
、該結合体は配位結合型のイオン構造物質であって、極
性の大きい高分子物質であるにもかかわらず、極性の比
較的小さい該エチレン共重合体と良く融解混和し、基体
樹脂からはじき出されることが少いため、表面の帯電前
だけを中和する帯電防!1−剤の場合と違い、通常の条
件において基体樹脂を内部から永久的に非帯電性の材料
とするだけでなく、高電圧下で強制帯電させることを繰
返しても常に100%電荷を漏洩させることができるこ
とを見出している。
しかして、その後の検討により、上記特定のエチレンラ
ンダム共重合体と該高分子電荷移動型結合体よりなる樹
脂(樹脂(A))は、未変性のエチレン系樹脂との積層
においても効果を保持することを見出した。即ち、上記
樹脂(A)層と、密度が0.94以下のエチレン単独重
合体および/または上記特定のエチレンランダム共重合
体(樹脂(B))層との積層において、樹脂(A)層側
の帯電防止効果はもとより、樹脂(B)層側も同様の優
れた帯電防止効果を示しており、しかも積層成形直後か
ら本効果が発現するという、従来の帯電防止剤練り込み
タイプでは予想もつかなった効果を見出して本発明に至
ったのである。
このように未変性樹脂(樹脂(B))層を最外層にして
も、瞬時に帯電防止効果を付与できるということは、成
形後の熱処理やエージング等の煩雑な工程を必要としな
いこと、または帯電防止包材として、電気特性以外に要
求される諸特性に対し未変性樹脂層の選択範囲が拡がる
ことによる包材設計の幅が拡大することを意味しており
、実用面からも極めて効果的な手法となり得ることを示
している。さらに、本発明に用いる所定の高分子電荷移
動型結合体は熱安定性が極めて良好であるため、これを
含有する樹脂(A)と樹脂(B)の積層成形加工は温度
的な制約が殆んどなく、かつ熱劣化による物性低下も見
られないことから、適用成形加工条件範囲が広く工業的
に有利である。
〔本発明の詳細な説明〕
本発明による帯電防止性樹脂積層物は、下記の樹脂(A
)、および樹脂(B)をそれぞれ(11を酸成分として
含む樹脂積層物である。
[1]樹脂(A) 樹脂(A)は、下記の成分(1)および成分(2)を含
んでなるものである。ここで、「含んでなる」というこ
とは、これらの必須二成分の外に、本発明の趣旨を損な
わない限り、補助的資材(詳細後記)を含んでよいこと
を意味する。
く成分(1)ン 本発明で用いられるエチレン共重合体は、エチ1 (ここで、XはR1または−C−0−R2または−0−
C−Rであって、XがR1のときはR13 は炭素数2〜8のアルキル基であると共にAは水1 素であり、Xが−C−0−Hのときは、R2は炭素数1
〜20のアルキル基であると共にAは水1 素またはメチル基であり、Xが一〇−C−R3のときR
3はメチル基またはエチル基であると共にAは水素であ
る。)で示されるコモノマー単位1〜50mm%とを含
んでなる、メルトフローレートが0.1〜50g/10
分のエチレンランダム共重合体である。
上記のコモノマーは、具体的には、炭素数4〜10のα
−オレフィンであり、または、アクリル酸エステル又は
メタクリル酸エステルであり、またはビニルエステルで
ある。
成分(1)として用いられるエチレンランダム共重合体
を構成する炭素数4〜10のα−オレフィンとは、ブテ
ン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1,4−メチルペン
テン−1、オクテン−1、デセン−1などであり、これ
らは混合して使用することもできる。中でも04〜C8
のものが好い。
また、成分(1)として用いられるエチレンランダム共
重合体を構成するアクリル酸エステルまたはメタクリル
酸エステル(以下、(メタ)アクリル酸エステルという
)は、C1〜C2oアルキル基を有するもの、が適当で
ある。ここで「アルキル」は、「アラルキル」を包含す
るものとする(その場合の前記の炭素数はアリール部分
を含むものとする)。具体的には、例えば、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アク
リル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘ
キシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸トリデシ
ル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸シクロヘキ
シル、メタクリル酸ベンジルなど、を用いることができ
る。
またこれらは混合して用いることもできる。
中でも、アルキル基が炭素数4以下のもの、例えばアク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル
、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸メチル等、が好
適であり、特にアクリル酸メチル、アクリル酸エチルが
好適である。
また、成分(1)として用いられるエチレンランダム共
重合体を構成するビニルエステルは、具体的には、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニルであり、特に酢酸ビニルが
好ましい。
成分(1)のエチレンランダム共重合体として、中でも
好ましいもめは、次の(イ)及び(ロ)及び(ハ)であ
る。
(イ): 密度が0.910〜0,940g/d1メル
トフローレートが0.1〜50g/10分であり、かつ
、エチレン単位99〜75重量%と炭素数4〜10のα
−オレフィン単位1〜25ffi量%とからなるエチレ
ンランダム共重合体。
(ロ): メルトフローレートが0.1〜50g/10
分であり、かつ、98〜7Offi量%のエチレン単位
と2〜30ffiff1%のアクリル酸エステルおよび
/またはメタクリル酸エステルタ11位よりなるエチレ
ン系共重合体。
(ハ): メルトフローレートが0.1〜50g/10
分であり、かつ、エチレン単位98〜4omi%と2〜
40重二%のビニルエステル単位よりなるエチレン系共
重合体。
これら(イ)、(ロ)及び(ハ)の共重合体は、必要に
応じて、かつ、本発明の効果を著しく損わない範囲で、
少量の第三単量体を共重合させたものであってもよい。
この(イ)及び(ロ)、(ハ)の共重合体の詳細は、下
記の通りである。
(イ)共重合体(イ) この共重合体の密度は、0.910〜 0.940g/aj、好ましくは0.915〜0.93
0r/m、である。密度が0.910未満のものはヒー
トシール強度やフィルム製品にした場合のブロッキング
の点で劣る傾向にある。また、密度が0.940を超え
ると、本発明の目的である高性能の帯電防1ヒ効果が低
下する傾向にある。共重合体の密度が上記範囲にある為
には、α−オレフィン単位含量が1〜25重量%、好ま
しく2〜10重量%、の範囲にあることが普通である。
共重合体のメルトフローレートは0.1〜50g/10
分、好ましくは1〜25g/10分、更に好ましくは1
〜20g/10分、である。メルトフローレートが上記
範囲を下田るものは流動性が不良で加工性が悪く、玉料
るものはヒートシール性や材料強度が低下するので好ま
しくない。
このようなエチレンランダム共重合体は、合口的的な任
意の製造方法によって製造することができる。例えば、
触媒として、シリカ、アルミナを担体とした酸化クロム
触媒等の遷移金属酸化物系触媒、ハロゲン化チタンまた
はハロゲン化バナジウムなどのような第■〜■族の遷移
金属ハロゲン化物とアルキルアルミニウムーマグネシウ
ム錯体、アルキルアルコキシアルミニウムーマグネシウ
ム錯体などのような有機アルミニウムーマグネシウム錯
体やアルキルアルミニウムあるいはアルキルアルミニウ
ムクロライドのような有機アルミニウム等の1〜m族の
有機金属化合物との組合せからなる配位触媒などを使用
し、懸濁重合、溶液重合、気相重合および1000〜3
000気圧、150〜300℃で重合を行なう高圧重合
などの各種のプロセスによって製造される。
(ロ)共重合体(ロ) この共重合体の(メタ)′アクリル酸エステルの含量は
2〜3(llJa%であり、好ましくは2〜18重瓜%
である。(メタ)アクリル酸エステルの含量が上記範囲
より少ないと、目的とする電気特性が劣る傾向にあり、
また上記含量より多いとフィルム加工性が劣るので好ま
しくない。
また、この共重合体のメルトフローレートは、フィルム
等の成形加工性の点から好ましくは0゜5〜30g/1
0分、特に好ましくは0,8〜15g/10分、である
エチレンと(メタ)アクリル酸エステルよりなるエチレ
ンランダム共重合体は、合口的的な任意の製造法によっ
て製造することができる。
例えば、エチレンと(メタ)アクリル酸エステルの七ツ
マー混合物を50〜3000気圧の高圧、150〜30
0℃の高温に保たれた重合条件下に入れ、同時に例えば
過酸化物のような遊離基型重合開始剤を加えるなどの方
法によって製造される。
重合系に不活性溶媒を用いてもよく、また実質的にバル
ク重合を行わせることもできる。
(ハ)共重合体(ハ) この共重合体のビニルエステルの含量は2〜40重量%
であり、好ましくは2〜20蚤量%である。ビニルエス
テルの含量が上記範囲より少ないと、目的とする電気特
性が劣る傾向にあり、また上記含量より多いとフィルム
加工性が劣るので好ましくない。
また、この共重合体のメルトフローレートは、フィルム
等の成形加工性の点から好ましくは0、 5〜30g/
10分、特に好ましくは0.8〜15g/10分、であ
る。
エチレンとビニルエステルよりなるエチレンランダム共
重合体は、合目的的な任意の製造法によって製造するこ
とができる。
例えば、エチレンとビニルエステルの七ツマー混合物を
50〜3000気圧の高圧、150〜300℃の高温に
保たれた重合条件下に入れ、同時に例えば過酸化物のよ
うな遊111M型重合開始剤を加えるなどの方法によっ
て製造される。重合系に不活性溶媒を用いてもよく、ま
た実質的にバルク重合を行わせることもできる。
く成分(2)〉 本発明で帯電防止剤として用いる所定の高分子電荷移動
型結合体は、前記の式(1)の半極性有機ホウ素高分子
化合物の1種若しくは2粍以上とヒドロキシル基含有三
級アミンの1 $1または2種以上との反応生成物(た
だし、ホウ素原子1個対塩基性窒素原子1個の割合の反
応生成物である)である。
前記の式(1)のホウ素化合物は、たとえば下記の(a
)または(b)の方法によって製造することができる。
(a)法ニ一般式■ ■ 〔式中、qは0または1で、Q−1の時、Aは−(X)
a−(Y)b−’(Z)c −、W (但し、Xおよび
Zは1個の末端エーテル残基をもつ炭素数合計100以
下の含酸素炭化水素基、Yは132、好ましくは6〜8
2、の炭化水素基)もしR′は炭素数2〜13、好まし
くは6〜13、の炭化水素基)であり、aSbおよびC
はそれぞれ0または1である。)である〕にて表わされ
る化合物の18若しくは2種以上を合計1モルに対して
、ホウ酸若しくは炭素数4以下の低級アルコールのホウ
酸トリエステルを1モルがまたは無水ホウ酸を0.5モ
ル反応させてトリエステル化反応を行う。
(b)法ニジ(グリセリン)−ボラート若しくは中間に
ジ(グリセリン)−ボラート残基を含む炭素数合計20
6以下、好ましくは10〜100、のジオールの1種若
しくは2種以上についてポリエーテル化反応を行うか、
または、それらの1種若しくは2種以上を合計1モルに
対して、炭素数3〜84、好ましくは8〜84、のジカ
ルボン酸(以下、所定のジカルボン酸と称する。)若し
くは炭素数4以下の低級アルコールと所定のジカルボン
酸とのエステル若しくは所定のジカルボン酸のハライド
若しくは炭素数4〜15、好ましくは8〜15、のジイ
ソシアナート(以上、所定のジイソシアナートと称する
。)の1種若しくは2種以上を合計1モル反応させる。
このようにしてつくられる半極性H機ホウ素高分子化合
物(以下、所定の半極性H機ホウ素高分子化合物と称す
る。)の18若しくは2F[f以上と、ヒドロキシル基
を少なくとも191有する合計炭素数5〜82、好まし
くは5〜30、の三級アミン(以下、所定の三級アミン
と称する。)の1種若しくは2種以上とを、ホウ素原子
1個対塩基性窒素原子1個になるように仕組まれた割合
で、密閉若しくは開口型の反応器に仕込み、常圧下、2
0〜200℃、好ましくは、50〜150℃、において
反応させれば、本発明の帯電防11.剤(以下、所定の
高分子電荷移動型結合体という)が製造される。その際
、アルコール、エーテル、ケトン等の極性溶媒を共存さ
せると、より容易に反応を行なうことができる。
本発明の所定の高分子電荷移動型結合体とその中間体で
ある所定の半極性有機ホウ素高分子化合物を導くための
原料は、下記の通りである。
まず、所定の半極性有機ホウ素高分子化合物を導く(a
)法の原料である一般式■で表される化合物としては、
例えば、ジグリセリン、ジ(グリセリン)−マロナート
、ジ(グリセリン)−マレアート、ジ(グリセリン)−
アジバート、ジ(グリセリン)−テレフタレート、ジ(
グリセリン)−ドデカナート、ポリ(9モル)オキシエ
チレンージ(グリセリンエーテル)、ジ(グリセリン)
−トリレンジカルバマート、ジ(グリセリン)−メチレ
ンビス(4−フェニルカルバマート)などを挙げること
ができ、一方、(b)法における所定のジカルボン酸と
しては、例えば、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、ア
ジピン陵、セバシン酸、フタル酸、テレフタル酸、ドデ
カン・二酸、リノール酸から誘導されたダイマー酸、ド
デシルマレイン酸、ドデセニルマレイン酸、オクタデシ
ルマレイン酸、オクタデセニルマレイン酸、平均重合度
20のポリブテニル基を連結させているマレイン酸等が
挙げられ、また、所定のジイソシアナートと1.では、
例えば、エチレンジイソシアナート、ヘキサメチレンジ
イソシアナート、トリレンジイソシアナートおよびメチ
レンビス(4−7エニルイソシアナート)等が挙げられ
る。
次に、所定の半極性有機ホウ素高分子化合物と反応させ
る所定の三級アミンとしては、例えば、ジエチル−ヒド
ロキシメチルアミン、ジメチル−2−ヒドロキシプロピ
ルアミン、メチルージ(2−ヒドロキシエチル−アミン
、トリ (2−ヒドロキシエチル)アミン、ヒドロキシ
メチル票ジ(2−ヒドロキシエチル)アミン、ジベンジ
ル禦2−ヒドロキシプロピルアミン、シクロヘキシルレ
ージ(2−ヒドロキシエチル)アミン、ジ(ヘキサデシ
ル)アミンのエチレンオキシド(1〜25モル)付加体
、およびモノブチルアミンのプロピレンオキシド(1〜
26モル)付加体等が挙げられる。
なお、本発明に関連して、所定の半極性有機ホウ素高分
子化合物と反応させるアミン原料を所定の三級アミン以
外の種類、すなわち、−級若しくは二級アミンとしたも
のは、電荷移動型結合体が首尾良くつくられず、また、
できたものも不安定な化合物となるので、導電性の発現
並びに保持に難があり、したがって、前記エチレンラン
ダム共重合体に対して、永久帯電防止性を付与し得ない
また、ヒドロキシル基をもたない三級アミンを使用した
場合には、生成しh高分子電荷移動型結合体間を多重的
水素結合によってつなぐことを行い得ず、したがって個
々の鎖の運動性を大きくさせてしまうために、基体材料
中の集合状態に変化を起こさせてしまい、電荷漏洩性が
不十分となるので好ましくない。
く樹脂(A)の形成〉 本発明の所定の高分子電荷移動型結合体(成分(2))
のエチレンランダム共重合体(成分(1))への配合量
は、目的に応じて種々光なるが、一般には共重合体(1
)100重量部に対して0.01〜10重量部、好まし
くは0.05〜5重量部、特に好ましくは0.1〜3重
量部、である。少なすぎると、本発明の目的である高性
能の帯電防止が得られない。他方、多すぎると希色やブ
リード等の問題を生じて好ましくない。
本発明の樹脂(A)には、必要に応じて無機フィラー、
有機フィラー、本発明のエチレンランダム共重合体とは
異なる他のポリオレフィン樹脂、エラストマー等のポリ
マー材料を本発明の効果を著しく損なわない範囲におい
て配合して、加工性、剛性、柔軟性などを改古すること
もできる。上記のポリマー材料は、本発明組成物の50
重量96までの配合量で配合することが好ましい。
また、上記成分以外に当然のことながらその他の配合剤
、例えば光安定剤、酸化防止剤、滑剤、アンチブロッキ
ング剤、難燃剤、各種の顔料、染料、紫外線吸収剤等を
適宜使用i11能である。
本発明の樹脂(A)は、従来公知のあらゆる配合方法に
よって製造することができる。
例えば、混線法としてはオーブンロール、インテンシブ
ミキサー、コニーダー、111軸あるいは2軸スクリユ
一押出機などが用いられる。
具体例としては、粉状またはペレット状の本発明のエチ
レンランダム共重合体(成分(1))に所定の高分子電
荷移動型結合体(成分(2))および所望の付加的成分
を配合し、ヘンシェルミキサー等で混合したのち、−軸
ないし二軸の押出機で溶融混合してベレット状組成物と
なす。配合成分は樹脂に混線途中で添加されてもよく、
また、マスターバッチ方式で添加されてもよい。
〔■〕樹脂(B) 本発明に用いる樹脂(B)成分は、密度が0.94以下
、好ましくは0.93以下、メルトフローレートが0.
1〜50g/10分、好ましくは0,5〜30g/10
分、のエチレン単独重合体ないしは上記樹脂(A)に用
いられるエチレンランダム共重合体である。これらは群
内または(および)群間で混合して使用することもでき
る。
また、必要に応じて無機フィラー、有機フィラー本発明
のエチレン単独重合体およびエチレンランダム共重合体
とは異なる他のポリオレフィン樹脂、エラストマー等の
ポリマー材料を本発明の効果を著しく損わない範囲にお
いて配合して、加工性、剛性、柔軟性などを改善するこ
とも出来る。上記のポリマー材料は、本発明の樹脂成分
の50重置火までの配合量で配合することが好ましい。
また、上記成分以外に当然のことながらその他の配合剤
、例えば光安定剤、酸化防止剤、滑剤、アンチブロッキ
ング剤、難燃剤、各種の顔料、染料、紫外線吸収剤等を
適宜使用可能である。
(m)本発明積層物 本発明の樹脂(A)および樹脂(B)をそれぞれの層構
成成分として含む帯電防!1−性樹脂積層物の製造には
、共押出し法(ダイ内ラミネーション、ダイ外ラミネー
ション)、押出コーティング法、サンドラミネーション
法、ドライラミネーション法、サーマルラミネーション
法などの公知の方法が適用できるが、共押出し法が特に
好ましい。
層構成としては、樹脂(A)/樹脂(B)の二層構成、
樹脂(B)/樹脂(A)/樹脂(B)の三層構成の他に
、目的に応じて更に多層化のバリエーションが可能であ
る。例えば、樹脂(B)/樹脂(A)/接着剤/PET
、樹脂(B)/樹脂(A)/樹脂(B)/接石剤/ガス
バリヤ樹脂(EVOH,ポリアミド)、樹脂(B)/樹
脂(A)/樹脂(B)/接着剤/金属(アルミニウム箔
等)などが挙げられる。
樹脂(A)と樹脂(B)の厚み構成比は、樹脂(A)中
に含有される所定の高分子電荷移動型結合体の量によっ
て適宜設定されるが、樹脂(A)および樹脂(B)の二
層構成からなる積層物の場合は、樹脂(B)に対する樹
脂(A)の厚み比は0.2以上が好ましい。更に好まし
くは0.4以上である。また、樹脂(B)/樹脂(A)
/樹脂(B)の三層構成からなる積層物の場合は、樹脂
CB)の総厚に対する樹脂(A)の厚み比は0.3以上
が好ましい。更に好ましくは0.4以上である。
これらの積層物は、帯電防Iト、静電気除去を目的とし
た多くの分野で利用される。例えば帯電防止の場合、I
Cの運搬保管用包装資材(キャリア、トレイ、袋、ラッ
ク、コンテナ等)、電子部品用パーツボックス、崎気テ
ープ、オーディオテープのケース、スリップシート、火
薬類等危険物の包装資材などに適用される。また、静電
気除去としては除電ロール、シート等に、あるいは十導
体材料として情報記録紙、各種抵抗体等に適用される。
また、本発明の樹脂積層物は、フィルムにした場合、水
濡れ性が良いので、農業用ハウス材料や冷凍食品の包装
材料としても適する。
(rV)実験例 以下の実施例等は、本発明をさらに詳述するためのもの
である。これらの例において記載された1部」は重量部
を意味し、「%」はmm%を意味する。
また、各実施例において使用した所定の高分子電荷移動
型結合体は、下記の表1に記載の構造式を有する所定の
高分子電荷移動型結合体からなる。
参考例1 エチレン−ブテン−1ランダム共重合体(ブテン−1含
ja:8%、密度: 0. 920 g/crj、メル
トフローレート:2.Og/10分)100部に対して
、本発明の所定の高分子電荷移動を結合体Bl(詳細後
記)を適量添加し、単軸押出機にて190℃にて溶融混
練してペレットを得た。
また、比較として、公知の帯電防止剤のN、 N−ジ(
2−ヒドロキシエチル)ステアリルアミンを選び、同様
の試験に供した。
参考例2 エチレン−アクリル酸メチル共重合体(アクリル酸メチ
ル含量:18%、メルトフローレート:6.5に/10
分)100部に対して、本発明の所定の高分子電荷移動
型結合体Bl(詳細後記)を適量添加し、単軸押出機に
て180℃で溶融混練してペレットを得た。
なお比較として、高圧重合法による低密度ホモポリエチ
レン(密度: 0. 920 g/ctd、メルトフロ
ーレート:4.0g/10分)を用いて同様の試験を実
施した。
参考例3 エチレン−アクリル酸メチル共重合体(アクリル酸エチ
ル含量=8%、メルトフローレート:4.0g/10分
)100部に対して、本発明の所定の高分子電荷移動型
結合体B2(詳細後記)を適量添加し、単軸押出機にて
180”Cで溶融混練してペレットを得た。
参考例4 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量=5%
、メルトフローレート:3.Og/10分)100部に
対して、本発明の所定の高分子電位移動型結合体B2(
詳細後記)を適量添加し、単軸押し出し機にて180℃
で溶融混練してペレットを得た。
実施例1 樹脂(A)として参考例1のペレット、樹脂(B)とし
てエチレン−ブテン−1ランダム共重合体(ブテン−1
含量:8%、密度:0.920z/crtl、メルトフ
ローレート:2.C1g:/10分)又は低密度ホモポ
リエチレン(密度:0.925g / cII、メルト
フローレート: 2.8g710分)を用い、2樹脂2
層ダイラミネーションインフレーション成形機にて18
0℃でフィルム成形を行って、厚さ50μmの樹脂(A
)/樹脂(B)2層フィルムを得た。これらのフィルム
を23℃150RH%の恒温1fi湿条件で、成形直後
及び30[1間静置させ、表面固有抵抗と帯電減衰率(
但し、試料表面に10kVの電圧を印加して強制帯電さ
せた後、印加を除き、2分後の残留MQの有無を調べて
換算したもの)をδIII定した。
試験結果は表1に示す通りであるが、本発明の積層物は
比較例の公知の帯電防止剤であるN、 N−ジ(2−ヒ
ドロキシエチル)ステアリルアミンの積層物に比べ、樹
脂CB)側でも成形直後より優れた電気特性を有するこ
とが把握された。
実施例2 樹脂(A)として参考例1のペレット、樹脂(B)とし
てエチレン−ブテン−1ランダム共重合体(ブテン−1
含量二8%、密度:0.920g / r:i sメル
トフローレート:2.Og/10分)又は低密度ホモポ
リエチレン(密度:0.925g / ci sメルト
フローレート:2.8g/10分)又は、エチレン−ア
クリル酸エチルランダム共重合体(アクリル酸エチル含
Q:8%、メルトフローレート:4.Og/10分)を
用い、2樹脂2層ダイラミネーションインフレーション
成形機にて180℃でフィルム成形を行って、厚さ40
〜60μmの樹脂(B)/樹脂(A)/樹脂(B)3層
フィルムを得た。これらのフィルムの電気特性について
、実施例1と同様の方法で/91定を行った。
試験結果は表2に示す通りであるが、本発明の積層物は
比較例の公知の帯電防止剤であるN、 Nジ(2−ヒド
ロキシエチル)ステアリルアミンの積層物に比べ、成形
直後より優れた電気特性を有することが把握された。
実施例3 樹脂(A)として参考例2のペレット、樹脂(B)とし
てエチレン−アクリル酸エチルランダム共重合体(アク
リル酸メチル含量: 1896、メルトフローレート:
6.5g/10分)又は低密度ホモポリエチレン(密度
:0.925g/ci、メルトフローレー) : 2.
8g/10分)を用い、2樹脂2層Tダイダイラミネー
ションインフレーション成形機にて、220℃でフィル
ム成形を行って、厚さ50μmの樹脂(A)/樹脂(B
)2層フィルムを得た。これらのフィルムの電気特性に
ついて、実施例1と同様の方法で測定を行った。
試験結果は表3に示す通りであるが、樹脂(A)として
ホモポリエチレンを用いた積層物は充分な電気特性が得
られなかったのに対し、本発明の積層物は成形直後より
優れた電気特性を有することが把握された。
実施例4 樹脂(A)として参考例3のペレット、樹脂(B)とし
て低密度ホモポリエチレン(密度20.925g/c!
J1、メルトフローレート:2.8g/10分)及びエ
チレン−アクリル酸エチルランダム共重合体(アクリル
酸エチル含量:8’o、メルトフローレート:4.Og
/10分)叉は低密度ホモポリエチレン(密度: 0.
 925 g/cnl。
メルトフローレート:2.8g/10分)及びエチレン
−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量=5%、メルト
フローレート:3.Og/10分)を用い、3樹脂3層
ダイラミネーションインフレーション成形機にて180
℃でフィルム成形を行って、厚さ40〜60μmの樹脂
(B)/樹脂(A)/樹脂(B)3層フィルムを得た。
これらのフィルムの電気特性について、実施例1と同様
の方法でn1定を行った。
試験結果は表4に示す通りであるが、本発明の積層物は
、成形直後より優れた電気特性を有し、樹脂(B)/樹
脂(A)/樹脂(B)構造の多層フィルムに於て、樹脂
(B)に異なった樹脂を用いてもその電気特性に何の制
限も与ええないことが把握された。
実施例5 樹脂(A)として参考例4のベレット、樹脂(B)とし
て低密度ホモポリエチレン(密度:0.925g/cr
j、メルトフローレート:2.8g/10分)及びエチ
レン−アクリル酸メチルランダム共重合体(アクリル酸
メチル+tm:1896、メルトフローレート:6.5
g/10分)又はエチレン−ブテン−1ランダム共重合
体(ブテン−1含二:8%、密度: 0. 920 z
/cn1.メルトフローレー):2.Og/10分)及
びエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量=5
96、メルトフローレート:3.Og/10分)を用い
、3樹脂3層ダイラミネーションインフレーション成形
機にて180℃でフィルム成形を行って、厚さ40〜6
0μmの樹脂(B)/樹脂(A)/樹脂(B)3層フィ
ルムを得た。これらのフィルムの電気特性について、実
施例1と同様の方法で測定を行った。
試験結果は表5に示す通りであるが、本発明の積層物は
、成形直後より優れた電気特性をHし、樹脂(B)/樹
脂(A)/樹脂(B)構造の多層フィルムに於て、樹脂
(B)に異なった樹脂を用いてもその電気特性に何の制
限も与ええないことが把握された。
実施例6 実施例2で?すられた樹脂(B)/樹脂(A)/樹脂(
B)3層フィルム(厚み構成は10/30/10μm)
の片面をコロナ放電処理して活性化させ、処理面にドラ
イラミネート用接着剤(モートンケミカル社「アトコー
ト503J)を塗6i L、アルミニウム箔(12μm
)/PE(ポリエチレン)(30μm)複合フィルムの
アルミニウム側とドライラミネーションを行ない、樹脂
(B)/樹脂(A)/樹脂(B)/アルミニウム箔/P
E構成の5層フィルムを作製した。
この5層フィルムの樹脂(B)側の表面内a抵抗は7X
10”Ωミ帯電減衰率は100%であり、ドライラミネ
ーション加工による性能変化はみられず、また、樹脂(
B)/アルミニウム箔間の層間接着も十分であった。
上記で用いた高分子型でI移動型結合体B−1およびB
−2は、下記の構造のものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の樹脂(A)および樹脂(B)をそれぞれの層
    構成成分として含む、帯電防止性樹脂積層物。 樹脂(A):下記の成分(1)および成分 (2)を含んでなる帯電防止性樹脂組成物。 成分(1):エチレン単位99〜50重量%と式 ▲数式、化学式、表等があります▼(ここで、Xは、R
    _1または ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼である。ただし、XがR_1のと
    きは、R_1は炭素数2〜8のアルキル基であると共に
    Aは水素であり、 Xが▲数式、化学式、表等があります▼のときは、R_
    2は炭素数1〜メチル基であり、Xが▲数式、化学式、
    表等があります▼のときは、 R_3はメチル基またはエチル基であると共にAは水素
    である。)で示されるコモノマー単位1〜50重量%を
    含んでなって、メルトフローレートが0.1〜50g/
    10分のエチレンランダム共重合体。 成分(2): 下記の一般式 I にて表わされる半極性有機ホウ素高分
    子化合物の1種若しくは2種以上と、ヒドロキシル基を
    少なくとも1個有する合計炭素数5〜82の三級アミン
    の1種若しくは2種以上との、ホウ素原子1個対塩基性
    窒素原子1個の割合の反応生成物である高分子電荷移動
    型結合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・ I 〔式中、qは0または1で、q=1の時、Aは−(X)
    a−(Y)b−(Z)c−基(ただし、XおよびZは1
    個の末端エーテル残基をもつ炭素数合計100以下の含
    酸素炭化水素基、Yは▲数式、化学式、表等があります
    ▼基(但し、Rは炭素数1〜82の炭化水素基)もしく
    は ▲数式、化学式、表等があります▼基(但し、R′は炭
    素数2〜13の炭化水素基)であり、a、b、およびc
    はそれぞれ0または1である。)であり、pは10〜1
    000である。〕 樹脂(B):メルトフローレートが0.1〜50g/1
    0分、密度が0.94以下のエチレン単独重合体および
    /またはエチレン99〜50単位重量%と式 ▲数式、化学式、表等があります▼(ここで、XはR_
    1 または −C−O−R_または−O−C−R_である。ただし、
    XがR_1のときは、R_1は炭素数2〜8のアルキル
    基であると共にAは水素であり、Xが▲数式、化学式、
    表等があります▼のときは、R_2は炭素数1〜20の
    アルキル基であると共にAは水素またはメチル基であり
    、Xが▲数式、化学式、表等があります▼のときは、R
    _3′はメチル基またはエチル基であると共にAは水素
    である。)で示されるコモノマー単位1〜50重量%と
    を含んでなって、メルトフローレートが0.1〜50g
    /10分のエチレンランダム共重合体。 2、樹脂(A)および樹脂(B)の二層構成からなる積
    層物において、樹脂(B)に対する樹脂(A)の厚み比
    が0.2以上である、請求項1記載の帯電防止性樹脂積
    層物。 3、樹脂(B)/樹脂(A)/樹脂(B)の三層構成か
    らなる積層物において、樹脂(B)の総厚に対する樹脂
    (A)の厚み比が0.3以上である、請求項1記載の帯
    電防止性樹脂積層物。 4、樹脂(A)および樹脂(B)がダイラミネーション
    共押出成形によって得られる、請求項1記載の帯電防止
    性樹脂積層物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159859A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Boron International:Kk 多層構造の帯電防止シート

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