JPH0398091A - 文字発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は文字発生装置、特に漢字を取り扱う情報処理装
置に用いるのに適したベクトルフォント方式による文字
発生装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、ベクトルフォント方式による文字発生装置は、
電算写植への要求、プリンタ密度の向上とともに広く使
用されるようになってきた。

従来、この種の文字発生装置は、第５図のブロック図に
示すような構或のものが一般的に考えられ用いられてい
る．文字パターンの輪郭線を、ベクトルフォント文字デ
ータとして格納した文字フォントメモリーと文字サイズ
テーブルからの信号により、文字データを発生文字サイ
ズに拡大したり、縮小したりする拡大・縮小演算回路及
び、拡大、又は縮小されるなどの処理を行なわれた文字
データの輪郭線内をぬりつぶす輪郭線内ぬりつぶし回路
の動作によって文字パターンを発生する。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のベクトルフォント方式による文字発生装
置においては、文字出力サイズを変えるために、拡大し
たり縮小したりするなど、文字パターンを変形する操作
は、光学的文字発生装置に比べて、文字線幅の統一とい
うことでは変形した結果はあまり好ましいものではなか
った。

これは、この種の文字発生装置に用いられる文字フォン
トは、一般的に、文字の表現をよくするために、文字パ
ターンの輪郭線を文字データとして持つものが多い（第
２図）。このように持たれた文字データを発生文字サイ
ズに拡大したり、縮小したりすると、線幅があるために
第３図に示すように、各線分の座標演算時における四捨
五入による丸め誤差の影響により、左右の線幅がそろわ
ないという欠点がある。この現象は、低ドットマトリク
スサイズの出力になると更に目立ってくるようになる。

この線幅がそろわないという現象を、従来は如何ともす
ることは出来なかった．そこで、本発明の目的は、以上
の欠点を解決し、ベクトルフォント方式の文字発生装置
において、文字出力サイズを変えるための拡大或いは、
縮小の操作時における出力、特に小さい出力サイズにお
ける出力文字線幅をそろえるようにした文字発生装置を
提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の文字発生装置の構成は、ベクトルフォント方式
による文字パターンを発生する装置において、ベクトル
フォントを収容した文字フォントメモリーと、発生する
文字サイズによって前記文字フォントメモリーからの文
字データの処理経路を判定する手段と、前記文字フォン
トメモリーからの文字データの骨格化を行なう手段と、
あらかじめ設定された文字サイズテーブルと、この文字
サイズテーブルに基づいて文字パターンの拡大縮小を行
なう手段と、あらかじめ設定された線幅補正値テーブル
と、この線幅補正値テーブルに基づいて発生文字パター
ンの線幅を補正する手段とを備えていることを特徴とす
る。

〔実施例〕

以下、本発明の詳細をその実施例につき、図面を参照し
て説明する。

第１図は本発明の一実施例の機能ブロック図である。文
字フォントメモリー１と、文字サイズ信号により文字フ
ォントメモリー１がらの文字データの処理経路を判定す
る処理経路判定回路２と、処理経路判定回路２で判定さ
れた骨格化対象文字データを入力し骨格化処理を行なう
骨格化回路３と、あらかじめ設定された文字サイズテー
ブル７により、文字パターンの拡大・縮小演算を行なう
拡大・縮小演算回路４と、あらがじめ設定された線幅補
正値テーブル８により、発生文字パターンの線幅を補正
復元する線幅補正回路５、及び、ベクトルフォントデー
タをドットデータに変換する輪郭線内ぬりつぶし回路６
により楕戒される。

さて、第１図の文字フォントメモリー１に実装されるベ
クトルフォントの文字データは、あらがじめ第４図に示
されるようなデータ（各線分毎にベクトルの長さＬ１補
正符号を持つ〉に変換され、文字フォントメモリー１に
実装されているものとする。

第１図の本実施例では、入力信号線として３本あり、信
号線１０１は文字フ才ントメモリー１内の文字パターン
を文字コードで指定する信号線であり、これにより指定
された文字コードの文字パターンデータは処理経路判定
回路２に送られる。

入力信号線１０２及び１０３は発生文字パターンの文字
サイズを指定する信号線で、発生文字パターンのマトリ
クスサイズである幅と高さを指定する。この信号は、処
理経路判定回路２と文字サイズテーブル７及び線幅補正
値テーブル８に送られる。

処理経路判定回路２は文字サイズ信号により、文字フォ
ントデータの処理経路を判定するもので、あらかじめ設
定されている文字サイズ以下の文字サイズ信号が入力さ
れた場合には、文字フォントメモリー１からの文字フォ
ントデータは、骨格化回路３へ送る。骨格化回路３は、
入力した文字フォントデータを第４図に示す規則で骨格
化データとして拡大・縮小演算回路４へ送る。文字サイ
ズテーブル７は、拡大・縮小演算回路４に入力された文
字パターンデータを発生文字サイズに拡大・縮小する倍
率値が格納されており、この倍率値は拡大・縮小演算回
路４に送られる．また、線幅補正テーブル８に送られた
信号から、発生文字サイズにおける文字線幅を補正する
値（線幅復元値）を線幅補正回路５に送る。拡大・縮小
演算回路４は、入力された線幅の無い文字パターンデー
タ或いは線幅の有る文字パターンデータを文字サイズテ
ーブル７より送られた信号（倍率値）により、同様に拡
大・縮小演算し線幅補正回路５に送る．線幅補正回路６
は、拡大・縮小された文字パターンに線幅補正値テーブ
ル８から送られた値をもとに文字線幅を補正（復元〉し
、輪郭線内ぬりつぶし回路６に送り、ドットデータの文
字パターンとして出力する。

〔発明の効果〕

以上の説明で明らかな如く、本発明の文字発生装置によ
れば、小さい出力サイズにおいては、文字パターンを文
字線幅の無い状態で出力文字サイズに拡大・縮小演算す
るために、各線分の座標演算時における四捨五入による
丸め誤差の影響による発生文字パターンの左右の文字線
幅がそろわないという現象が発生しない効果がある，ま
た、発生文字パターンの文字線幅を線幅補正値テーブル
の値により、小さい出力サイズにおいては、太くしたり
、細くしたり、また、大きい出カサイズでは太める方向
で自由に変えることができるため、発生文字のイメージ
を変化させることができる副効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の機能ブロック図、第２図は
ベクトルフォント文字データの一般的な例を示す図、第
３図はベクトルフォントの原パターンを拡大、或いは、
縮小したときの結果を表わす図、第４図は本実施例に使
用する文字フォントメモリー内に実装する文字パターン
データの例を示す図、第５図は従来の文字発生装置の機
能ブロック図である． ｌ・・・文字フォントメモリー　２・・・処理経路判定
回路、３・・・骨格化回路、４・・・拡大・縮小演算回
路、５・・・線幅補正回路、６・・・輪郭線内ぬりつぶ
し回路、７・・・文字サイズテーブル、８・・・線幅補
正値テーブル．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ベクトルフォント方式による文字パターンを発生する
   装置において、ベクトルフォントを収容した文字フォン
   トメモリーと、発生する文字サイズによって前記文字フ
   ォントメモリーからの文字データの処理経路を判定する
   手段と、前記文字フォントメモリーからの文字データの
   骨格化を行なう手段と、あらかじめ設定された文字サイ
   ズテーブルと、この文字サイズテーブルに基づいて文字
   パターンの拡大・縮小を行なう手段と、あらかじめ設定
   された線幅補正値テーブルと、この線幅補正値テーブル
   に基づいて発生文字パターンの線幅を補正する手段とを
   備えていることを特徴とする文字発生装置。