JPH0627929A - アウトラインフォント座標変換方法 - Google Patents

アウトラインフォント座標変換方法

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JPH0627929A
JPH0627929A JP4205991A JP20599192A JPH0627929A JP H0627929 A JPH0627929 A JP H0627929A JP 4205991 A JP4205991 A JP 4205991A JP 20599192 A JP20599192 A JP 20599192A JP H0627929 A JPH0627929 A JP H0627929A
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JP
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coordinates
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JP4205991A
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Inventor
Tadao Shimizu
忠雄 清水
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オリジナルのアウトラインフォントを拡大縮
小して得られた新たなアウトラインフォントをゆがみの
無い高品質なものとする。また、その演算処理の高速化
を図る。 【構成】 オリジナルのアウトラインフォントを拡大縮
小演算し、得られた座標データの端数をまるめ処理する
場合に、新たなアウトラインフォントにより形成される
ビットパターンが、計算結果よりも常に最小面積になる
ように縮小まるめ処理を行う。各座標データについて、
その端数を切り上げるか切り捨てるかは、予め用意され
た属性情報を参照する。また、一律に縮小まるめ処理を
行うとゆがみが生じるときは、補正テーブルを参照し適
切な補正をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アウトラインフォント
を構成する各座標データについて、これを所定の倍率で
拡大縮小し、座標変換を行って新たなアウトラインフォ
ントの座標データを求めるためのアウトラインフォント
座標変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アウトラインフォントは、印字に使用さ
れる文字や図形を、その輪郭を構成する多角形の頂点の
座標データとこれらを結ぶ線分とによって表したもので
ある。このアウトラインフォントは、オリジナルのもの
を、実際に印字が要求される文字の大きさに合わせて拡
大縮小し、その後多角形の内部を塗りつぶすビットマッ
プデータを得て、プリンタの印字ヘッド等に供給する。
【0003】図2に一般のアウトラインフォント使用説
明図を示す。図は、最も簡単な長方形について、左側に
オリジナルのアウトラインフォントを示し、右側にこれ
を縮小した新たなアウトラインフォントを示したもので
ある。即ち、オリジナルのアウトラインフォントは、四
角形を構成する4つの頂点1についての座標データと、
これを結ぶ線分2のデータから構成される。印字を行う
前に、予めこれに一定の変換倍率を掛けて右側に示すよ
うに縮小する。この座標変換処理の際には、新たな頂点
3及びこれらの頂点を結ぶ線分4についてのデータが次
のような演算によって求められる。
【0004】図3に、従来のアウトラインフォント座標
変換方法説明図を示す。図の(a)は元のアウトライン
フォント、(b)は縮小後のアウトラインフォントであ
る。元のアウトラインフォントは、例えば頂点1−1及
び1−2の間を結ぶ線分2から成る1本の直線とする。
ここで、このアウトラインフォントの縮小変換を行うに
は、各頂点1−1及び1−2の座標について、それぞれ
縮小倍率との積を求める。即ち、例えばオリジナルのア
ウトラインフォントの頂点1−1の座標データが、図の
ように原点Oに対するXY座標中の点(X.Y)で表さ
れる場合、元のフォントの大きさをP、縮小変換後のフ
ォントの大きさをPtとすれば、新たなX座標はX×P
t/P、新たなY座標はY×Pt/Pで求めることがで
きる。
【0005】(b)の頂点5−1及び5−2は、そのよ
うな演算の結果求められた頂点の位置座標である。従っ
て、これらの頂点5−1及び5−2がそのまま印字でき
る位置にあれば、この間を結ぶ線分6と共に新たなフォ
ントデータとして、その後のビットマップ生成処理が進
められる。しかしながら、実際の座標データは、このX
Y座標の格子点の値、即ち整数値しかとることができな
い。従って、演算結果の座標値に端数が出れば、これを
整数にまるめる処理を必要とする。具体的には、図3
(b)に示すように、演算により得られた頂点5−1及
び5−2がそれぞれ端数をまるめられ、座標の格子点上
の頂点3−1及び3−2に修正される。そして、これら
の頂点間を結ぶ線分4と共に新たなアウトラインフォン
トの生成が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のアウトラインフォント座標変換方法では、まる
め処理の結果、例えば直線についてのアウトラインフォ
ントを所定の変換倍率で縮小した場合に、まるめ処理に
よって実際の縮小率とは異なる長さの線分が印字される
ことがある。これでは、印字された文字や図形がオリジ
ナルのフォントデータと異なった形になり、印字品位を
低下させる。本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、倍率変換を施した場合においても、できるだけ印字
品位を高く保つことのできるアウトラインフォント座標
変換方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のアウトラインフ
ォント座標変換方法は、アウトラインフォントを構成す
る各座標データについて、所定の変換倍率との積を求め
て座標変換を実行する場合において、前記座標変換のた
めの積の結果から、座標の最小単位に満たない端数をま
るめて新たな座標データを得る際に、前記アウトライン
フォントにより形成されるビットパターンが、常に最小
面積になるように、各積の結果について、前記端数の切
り上げと切り捨ての何れかを選択して新たな座標データ
を決定することを特徴とするものである。
【0008】なお、アウトラインフォントを構成する各
座標データに、予め、端数を切り上げるか切り捨てるか
を選択するための指示を含む属性情報を付加し、この属
性情報を参照して新たな座標データを決定することもで
きる。また、端数をまるめて新たな座標データを得る際
に、変換倍率に応じて発生する端数の規則性に基づい
て、予め、座標値と線幅により定まるまるめ方法を示す
まるめ補正テーブルを用意して、新たな座標データの部
分補正を実行することもできる。
【0009】
【作用】この方法では、拡大縮小演算して得た座標デー
タの端数をまるめ処理する場合に、新たなアウトライン
フォントにより形成されるビットパターンが、計算結果
よりも常に最小面積になるように縮小方向にまるめ処理
を行う。各座標データについて、その端数を切り上げる
か切り捨てるかは予め用意された属性情報を参照しても
よい。また、一律に縮小まるめ処理を行うとゆがみが生
じるときは、補正テーブルを参照し適切な補正をすれば
よい。これにより、まるめ処理を行った場合に、縮小倍
率により忠実なサイズとなり、新たなアウトラインフォ
ントの品質が向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本発明のアウトラインフォント座標変換
方法実施例を示す説明図である。本発明においては、図
に示すような方法によってまるめ処理を行う。なお、こ
の図は既にオリジナルのアウトラインフォントに対し、
所定の変換倍率との積を求めた後の座標値を示し、頂点
5は計算結果により求められた座標値であり、頂点3は
まるめ処理後に得られたものである。
【0011】図に示すように、本発明の方法において
は、計算結果により得られた図形に対し、新たなアウト
ラインフォントにより形成されるビットパターンが常に
上下左右に見て縮小された形状になるようにまるめ処理
を行う。従って、言い換えれば、このビットパターンが
常に最小面積になるような状態で、各座標値についてそ
れぞれ端数の切り上げ、あるいは切り捨ての処理が行わ
れる。図中、計算結果により得られた頂点5の間を結ぶ
線分6の長さは、まるめ処理後に得られた頂点3を結ぶ
線分4の長さよりも常に長くなっている。ここでは、計
算結果により得られた各頂点5の座標abcdには、例
えば座標aの場合、X座標もY座標も端数を切り上げ、
座標bの場合は、X座標は切り捨ててY座標は切り上
げ、座標cはX座標もY座標も切り捨て、座標dはX座
標を切り上げ、Y座標を切り捨てるようにしている。そ
のまるめ処理方法をそれぞれ(+.+)、(−.+)、
(−.−)、(+.−)というように図示した。
【0012】図4に本発明の方法の効果説明図を示す。
まず、上記のような本発明の方法を採用すると、この図
に示すような効果が得られる。例えば、オリジナルのア
ウトラインフォントが32ポイントの横一直線の線分1
1で表されるものである場合、この線分の両端は1ドッ
トの大きさ、即ち、例えば0.25mmの直径の黒点14
が印字される。両端のドットの間には、さらにいくつか
のドットが印字されるが、ここでは図示を省略してい
る。そして、この線分の長さは、見かけ上ドットの外径
も加えて、0.67mmとなる。
【0013】ここで、32ポイントのアウトラインフォ
ントを18ポイントに縮小して印字する場合、従来の四
捨五入による方法によれば、図の中央に示す線分12の
ようになる。この場合、両端のドットの外径を考慮した
見かけ上の長さは、0.46mmとなる。また、本発明に
よる縮小まるめ処理を行った場合、図の一番下に示す線
分13のように、その間隔がやや縮まり、見かけ上の長
さが0.39mmとなる。ここで、32ポイントを18ポ
イントに縮小した場合の縮小率を考慮すると、0.67
×18/32=0.38mmとなり、本発明の縮小まるめ
処理の方が、求めるサイズに近くなり、印字品位の向上
が期待できる。
【0014】ここで、上記のような縮小まるめ処理を行
う場合、演算中に、各頂点について一定の変換倍率の積
を求めた場合のまるめ方向を判断する必要がある。これ
は、図1に示すような計算結果を元に一定の判断を行え
ばよいが、オリジナルのアウトラインフォントが複雑な
構成だと、長い演算時間を必要とする。従って、縮小ま
るめ処理をより高速に行うためには、一定の工夫が必要
である。
【0015】図5に本発明の方法による属性情報内容説
明図を示す。本発明の方法を実施するために、この実施
例では、アウトラインフォントを構成する各座標データ
に、予め端数を切り上げるか切り捨てるかを選択するた
めの属性情報を付加する。図の上の方に表示したもの
が、その属性情報で、始めの8ビットが属性情報バイト
15、次の16ビットが、X座標データバイト16及び
Y座標データバイト17である。即ち、アウトラインフ
ォントを構成する各頂点の座標に対し、それぞれ一定の
属性情報バイト15を付加する。ここでは、その情報を
2ビットで表現している。即ち、図の下側の一覧表に示
すように、X座標の端数もY座標の端数も切り上げする
場合には、属性情報バイトの上位ビットも下位ビットも
1とする。また、X座標の端数を切り捨て、Y座標の端
数を切り上げる場合には、図に示すように上位ビットが
0、下位ビットが1とする。同様にして、X、Y座標共
に切り捨ての場合には、上位ビット0、下位ビット0、
X座標が切り上げ、Y座標が切り捨ての場合には、上位
ビット1、下位ビットが0というようにする。
【0016】このような属性情報が各頂点の座標に対し
て付加されていれば、該当する変換倍率との積を求める
と同時にこの属性情報を参照して、新たな座標データを
求めることができる。なお、このような情報は情報量と
して極めて少量のため、アウトラインフォントのデータ
量を著しく増大するおそれはない。
【0017】図6に本発明の方法によるまるめ処理の具
体例を示す説明図を図示した。本発明の方法を実施した
場合、例えば具体的には次のような現象が起きる。図に
示すものは、上部に描かれた32ポイントの同一の長さ
の2本の線分を、下部に示すように18ポイントに縮小
した場合の例を示している。この場合、32ポイントの
直線はX座標が2と5の間を結ぶ線分と、X座標が7と
10の間を結ぶ線分から構成される。ここで、先に説明
した要領で、これらの座標値に32分の18に相当する
変換倍率を掛ける。この場合、図の計算値に示すよう
に、それぞれ各線分の頂点は、1.125、2.812
5、3.9375、5.625という値となる。ここ
で、本発明の方法に従って縮小方向にまるめ処理を実行
すると、図に示すように左側の線分については、X座標
=2の上の1点となり、右側の線分については、X座標
4と5の間を結ぶ線分となる。
【0018】このように、本発明の方法を全ての場合に
適用しようとすると、特殊のケースでは、同一の長さの
線分が異なる長さの線分に縮小されてしまうことがあ
る。本発明の次の実施例は、このように新たなアウトラ
インフォントにゆがみが生じる場合を全て抽出し、一定
の補正を行うようにしてより一層の印字品位の向上を図
っている。
【0019】図7に本発明の方法によるまるめ処理時の
端数説明図を示す。この図は、縦軸にX座標あるいはY
座標の座標値1〜16をとり、横軸にアウトラインフォ
ントのポイント数を2ポイントおきにとったものであ
る。そして、各欄にはそれぞれ座標値をN、ポイント数
をPtとした場合、次の(1)式による座標変換をし、
その端数Bを求めたものである。 N×(Pt/32)=(32A+B)/32 …(1) 図の表で、例えばX座標が4の場合、これを32ポイン
トから28ポイントに縮小しようとすれば、座標の計算
値は、0.5となるが、上記(1)式に当てはめれば、
Aの値は0、Bの値は16となる。この16の値が図7
の表中に示されている。他の部分についても同様であ
る。また、X軸に平行な線分も、Y軸に平行な線分も、
全く同様の取扱いができる。
【0020】ここで、この表はオリジナルのフォントデ
ータが32ポイントである場合、座標16を最大にして
縦方向に同一パターンが繰り返されることが分かる。即
ち、30ポイントについてその座標17の端数Bは、図
7に示した座標1の端数B、即ち30と等しい。従っ
て、座標17〜座標32までは、この座標1〜座標16
の値をそっくり使用すればよい。他の部分についても同
様で、例えば24ポイントについては、座標1〜4まで
の端数が順に繰り返されることになる。
【0021】図8及び図9には、例えばオリジナルの3
2ポイントのアウトラインフォントを18ポイントに縮
小変換する場合の、上記(1)式のA、Bの値と座標及
び線幅の関係を示した。図8は、線幅が2から9までの
場合のまるめ補正説明図(その1)で、図8は線幅が1
0から18までの場合のまるめ補正説明図(その2)で
ある。図の縦軸は、X軸あるいはY軸の座標値を示し、
横軸は、それぞれ線分の長さを示している。
【0022】図6に示す端数の演算テーブルを用いて、
図7に示すような補正用のテーブルを各ポイントの文字
について作成する。まず、図6に示す32ポイントの左
側の線分は、そのX座標の一方が2、他方が5である。
このX座標2について、これを例えば18ポイントまで
縮小すると、図8のテーブルを参照すれば、端数Bが4
になることが直ちに分かる。このとき、図6を見て分か
るように、本発明の縮小まるめ処理を行うと、変換後の
座標もオリジナルの座標と同じ2となるため、32から
端数4を差し引いた28の端数分が切り上げられること
が分かる。これを図8、図9のテーブルの32−Bの欄
に示している。
【0023】一方、図6に示す32ポイントの線分の左
側の線分について、そのX座標が5の点は、18ポイン
トに縮小した場合、図8のテーブルを参照すると端数は
26となる。この端数は図6に示すようにそのまま全て
切り捨てられ、X座標の値が2となるように変換され
る。従って、図6の左側の線分の縮小の際には、28と
26を加算した合計54が、縮小まるめ処理により切り
捨てられたことになる。図6の左側に示した線分はその
オリジナルの線幅が4ドット幅、即ち4個のドットで構
成されるものだから、図8のテーブル中に、座標2を起
点として4ドット幅の線分については、切り捨てられる
端数の合計が54というように記入する。
【0024】同様の処理をX座標が1〜16までを起点
として線分の長さが4のものについて計算すると、切り
捨てられる端数の合計は22のものと54のものの2種
類となる。従って、この4ドット幅の線分については、
座標が2、4、9、11を起点とするものについて、縮
小まるめ処理後の線分の左側の頂点の座標値から1を差
し引いて2ドット幅に補正するようにすれば、図6の右
側に示したX座標が4の点を起点とする線分と同一の長
さの線分が描かれることになる。上記のようなアルゴリ
ズムに従って、線分の起点と線幅に対し、それぞれ切り
捨てられる端数の合計を求め、どの点の座標について補
正をすべきかを求めることができる。図8と図9のハッ
チングを付した部分が、その補正をすべき部分である。
【0025】図10は本発明によるまるめ補正要否判断
テーブル説明図である。この図は、図8及び図9に示し
たハッチングを付した部分だけを抜き出し、その部分に
ついてデータの内容を“1”とし、他の部分については
データの内容を“0”としたものである。なお、データ
の内容が“0”のものについてはこの図では空白を用い
て示している。演算処理中にこのテーブルを参照すれ
ば、補正の要否が直ちに判明する。また、図8及び図9
の説明図で明らかなように、同一長さの線分について、
補正をすべき部分の端数の合計が他の部分の端数の合計
より多い場合には、縮小まるめにより求められた新たな
座標データから1を差し引く補正を行い、少ない場合に
は1を加算する補正を行うことになる。
【0026】図11は、本発明によるまるめ補正増減方
向指示テーブル説明図である。図は、その座標に1だけ
加算して補正をするべき部分について、その内容を
“1”とし、他の部分を“0”とするテーブルを構成し
ている。このテーブルを参照することによって、直ちに
補正の仕方が分かる。図10及び図11に示すテーブル
は、1種類のポイントについて16×(16/8)×
2、即ち64バイトで構成することができる。従って、
これらのテーブルを全てのポイントについて保存するこ
と自体、メモリ容量の著しい増大にはならず、これによ
って、本発明による演算処理を高速に行うことができ
る。
【0027】上記のようなテーブルデータを使用すれ
ば、縮小まるめ処理を実行する場合に、補正が必要とさ
れる座標値については、これを切り上げあるいは切り捨
てして例外的な処置を行う。その他については、先に説
明した属性情報等を利用してまるめ処理を行う。これに
よって、高品位の新たなアウトラインフォントが得られ
る。本発明は以上の実施例に限定されない。上記属性デ
ータの形式やその表示方法、あるいは補正処理のための
演算やテーブルデータの構成等は、同様の趣旨に基づき
自由に変形して差し支えない。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明のアウトラインフォ
ント座標変換方法は、アウトラインフォントを構成する
各座標データについて、所定の変換倍率との積を求めて
座標変換を実行する場合に、アウトラインフォントによ
り形成されるビットパタンが常に最小面積になるよう
に、端数の切り捨てあるいは切り上げを行うようにした
ので、オリジナルのアウトラインフォントに対し所定の
変換倍率を掛けた場合に、印字ドットの大きさを考慮す
ると、より忠実にその変換倍率に従うサイズにすること
ができ、印字品位を向上させる。また、アウトラインフ
ォントを構成する各座標データに、予め端数を切り上げ
るか切り捨てるかを選択するための属性情報付加してお
けば、本発明の縮小まるめ処理が円滑に高速に実行され
る。さらに、変換倍率に応じて発生する端数の規則性に
基づいて、その座標値と線幅に対応するまるめ補正テー
ブルを用意し、新たな座標データの部分補正を行うよう
にすれば、縮小まるめ処理を行った場合に、ゆがみが生
じるものについてこれを個別に補正できるため、一層の
印字品位の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアウトラインフォント座標変換方法説
明図である。
【図2】一般のアウトラインフォント使用法説明図であ
る。
【図3】従来のアウトラインフォント座標変換方法説明
図である。
【図4】本発明の方法の効果説明図である。
【図5】本発明の方法による属性情報内容説明図であ
る。
【図6】本発明の方法によるまるめ処理説明図である。
【図7】本発明の方法によるまるめ処理時の端数説明図
である。
【図8】本発明の方法によるまるめ補正説明図(その
1)である。
【図9】本発明の方法によるまるめ補正説明図(その
2)である。
【図10】本発明によるまるめ補正要否判断テーブル説
明図である。
【図11】本発明によるまるめ補正増減方向指示テーブ
ル説明図である。
【符号の説明】
3 新たなアウトラインフォントの頂点 4 新たなアウトラインフォントの線分 5 計算結果を示す頂点 6 計算結果より得られた線分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウトラインフォントを構成する各座標
    データについて、所定の変換倍率との積を求めて座標変
    換を実行する場合において、 前記座標変換のための積の結果から、座標の最小単位に
    満たない端数をまるめて新たな座標データを得る際に、 前記アウトラインフォントにより形成されるビットパタ
    ーンが、常に最小面積になるように、各積の結果につい
    て、前記端数の切り上げと切り捨ての何れかを選択して
    新たな座標データを決定することを特徴とするアウトラ
    インフォント座標変換方法。
  2. 【請求項2】 アウトラインフォントを構成する各座標
    データに、予め、端数を切り上げるか切り捨てるかを選
    択するための指示を含む属性情報を付加し、この属性情
    報を参照して新たな座標データを決定することを特徴と
    する請求項1記載のアウトラインフォント座標変換方
    法。
  3. 【請求項3】 端数をまるめて新たな座標データを得る
    際に、 変換倍率に応じて発生する端数の規則性に基づいて、予
    め、座標値と線幅により定まるまるめ方法を示すまるめ
    補正テーブルを用意して、 新たな座標データの部分補正を実行することを特徴とす
    る請求項1記載のアウトラインフォント座標変換方法。
JP4205991A 1992-07-09 1992-07-09 アウトラインフォント座標変換方法 Pending JPH0627929A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000270201A (ja) * 1999-03-17 2000-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 描画処理装置、描画処理方法及び記録媒体

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JP2000270201A (ja) * 1999-03-17 2000-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 描画処理装置、描画処理方法及び記録媒体

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