JPH039787A

JPH039787A - 洗濯乾燥機

Info

Publication number: JPH039787A
Application number: JP1143854A
Authority: JP
Inventors: Susumu Kitamura; 進北村
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1989-06-06
Filing date: 1989-06-06
Publication date: 1991-01-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、高い洗浄力を維持した状態で洗濯方法を任意
に切り換え可能なドラム式洗濯機に係り、家庭用および
業務用に使用される洗濯乾燥機に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、ドラム式洗濯機は、洗濯物投入口の配設位置に
より方式が分類されており、投入口が洗濯機上面に配設
されたトップローディング方式と投入口が洗濯機側面に
配設されたフロントローディング方式とがある。

例えばフロントローディング方式によるドラム式洗濯機
は、第３図に示すように、洗濯液や脱水液の収容および
排出を行う水槽３２と、この水槽３２に水平軸４０を中
心として回動自在に遊嵌されたドラム３３とを有した２
重構造を成している。

上記の水槽３２は、外箱３１からバネ３４・３４で懸吊
されており、洗濯中に発生する振動を吸収できるように
なっている。また、水槽３２に遊嵌されたドラム３３は
、円周面に多数の小孔３５・・・が形成されており、洗
濯時の給水、脱水時の排水、および乾燥用温風の供給ま
たは排出ができるようになっている。

従って、ドラム式洗濯機を使用した洗濯は、投入口４１
からドラム３３内に投入された洗濯物とドラム３３上方
からドラム３３内に滴下された洗濯水とが、低速回動さ
れたドラム３３内で攪拌されることで行われるようにな
っている。また、この攪拌は、洗濯物が回動したドラム
３３の遠心力およびドラム３３内に設けられたバッフル
３６・３６によりドラム３３の頂点付近まで持ち上げら
れた後、洗濯物の自重により落下することで行われるよ
うになっている。

従って、ドラム式洗濯機は、洗濯物の落下時に生ずる衝
撃力を繰り返して利用することで、叩き洗い或いは濯ぎ
洗いを行うようになっている。

また、脱水は、高速回動されたドラム３３の遠心力を利
用して、洗濯物に含浸している水を小孔３５・・・から
取り出し、切換弁３８を介して機外へ排出することで行
われるようになっている。そして、洗濯物の乾燥は、脱
水された洗濯物と開口部３９付近より吹き込まれた乾燥
した温風とが低速回動されたドラム３３内で攪拌される
ことで行われるようになっている。

このように、ドラム式洗濯機は、洗濯から乾燥までを同
一のドラム３３で行えるため、洗濯に要する水が少量で
良く、また布傷みが少ないものとなっている。従って、
従来のドラム式洗濯機は、特にヨーロッパにおいて広く
普及し、洗濯機能と乾燥機能とを兼備した洗濯乾燥機の
代表的なものとなっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記従来の洗濯乾燥機は、主として洗濯物を
落下させる時の衝撃力による叩き洗いにより洗濯を行う
ため、洗濯物に付与する物理的な外力である機械力が小
さなものとなっている。従って、従来の洗濯乾燥機は、
渦巻式洗濯機と比較した場合、洗浄力が不十分であり、
洗濯時間が長くなるという問題を有している。

特に、上記の洗濯乾燥機は、ドラム３３内に収容される
洗濯物の量が多い場合や洗剤の泡が多量に発生した場合
に、洗濯物への機械力が弱められるため洗浄力が著しく
低下する傾向にある。

従って、本発明においては、洗濯物へ付与される機械力
を調節することで、洗濯物の量や洗剤の泡立ちの程度に
左右されず、常に良好な洗浄力を維持することができる
洗濯乾燥機を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る洗濯乾燥機は、上記課題を解決するために
、洗濯物を収容する回動自在なドラムを有した洗濯乾燥
機において、上記ドラム内の一方の面には、洗濯物の攪
拌を促進する洗濯用突起部を有し７た攪拌盤がドラムの
軸心に一致して、且つドラムとは独立して回動自在に設
けられ、他方の面には、洗濯物の攪拌を促進するドラム
側洗濯用突起部材が固設されていることを特徴としてい
る。

〔作　用〕

上記の構成によれば、洗濯物は、ドラム内に固設された
ドラム側洗濯用突起部材と攪拌盤に設けられた洗濯用突
起部とで充分に攪拌される。この際、上記のドラムと攪
拌盤とは、各々独立して回動可能となっている。

従って、ドラムおよび攪拌盤の回動速度および回動方向
を制御した場合には、例えばモミ洗い、叩き洗い、およ
び渦巻式洗い等の洗濯が可能となる。これにより、洗濯
乾燥機は、洗濯物の種類に応じて上記の洗い方を適宜選
択することが可能となる。

さらに、洗濯乾燥機は、回動速度や回動方向を適宜変更
することで、洗濯物へ付与される機械力を調節すること
ができる。従って、洗濯乾燥機は、洗濯物の量や洗剤の
泡立ちの程度に左右されず、常に良好な洗浄力を維持す
ることが可能となる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図および第２図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。

本実施例に係る洗濯乾燥機は、第１図に示すように、洗
濯液や脱水液の収容および排出を行う水槽２を有してい
る。この水槽２は、外箱１がらバネ４・４で懸吊されて
おり、洗濯中に発生する振動を吸収できるようになって
いる。また、水槽２の底部には、洗濯水や脱水された水
を抜き取る排水口１９が形成されている。この排水口１
９には、洗濯水や濯ぎ用の水を循環させる循環ポンプ７
と上記の水や脱水された水を排水する排水パイプ２０と
を任意に切り換えて連通させる切換弁８が設けられてい
る。

上記の水槽２には、洗濯物を収容する筒状のドラム３が
軸心を水平にして回動自在に遊嵌されている。尚、水槽
２とドラム３との間隙は、ドラム３が運転中の外力によ
り円周面に沿って変形を生じても水槽２に接触しない程
度に設定されている。

また、上記のドラム３には、回動中心部にドラム回転軸
１６が固設されている。このドラム回転軸１６は、水槽
２の外部へ貫装されて軸受けにより回転自在に軸支され
ている。また、ドラム回転軸１６の端部には、第１プー
リ１７が設けられ、この第１プーリ１７には、ドラム駆
動用モータ１４が例えば■ベルトを介して設けられてい
る。

これにより、ドラム３は、ドラム駆動用モータ１４を制
御することで、回動方向や回動速度を任意に変更される
ようになっている。

また、ドラム３の円周面には、水や乾燥用空気を流通さ
せる小孔５・・・が多数形成され、開口部９が形成され
た側面には、円周面に内設して複数のドラム側洗濯用突
起部材１２・１２が設けられている。これにより、洗濯
物は、上記のドラム側洗濯用突起部材１２・１２で攪拌
が促進されるようになっている。

一方、ドラム３内部の回転軸１６側には、渦巻式洗濯機
のパルセータに相当する円盤状の攪拌盤１１がドラム３
とは独立して回動自在に設けられている。

上記の攪拌盤１１の外周部には、ドラム側洗濯用突起部
材１２・１２に対向して、ドラム側洗濯用突起部材１２
と同数および略同形状の洗濯物の攪拌を促進する洗濯用
突起部１０・１０が形成されている。尚、この攪拌盤１
１は、例えば樹脂成形により一体的に形成されていても
良いし、或いは浅く絞った金属製ディスクに、ドラム３
に使用されるドラム側洗濯用突起部材１２を固設したも
のであっても良い。

上記の攪拌盤１１には、回動中心部に撹拌盤回転軸１５
が固設され、この撹拌盤回転軸１５は、ドラム回転軸１
６と軸心を同一にしてドラム回転軸１６内に貫装されて
いる。上記の撹拌盤回転軸１５の端部には、第２１−リ
１８が設けられ、この第２プーリ１８には、撹拌盤駆動
用モータ１３が例えば■ベルトを介して設けられている
。

これにより、攪拌盤１１は、撹拌盤駆動用モータ１３を
制御することで、ドラム３とは独立して回動方向や回動
速度を任意に変更されるようになっている。

尚、ドラム３と攪拌盤１１とは、ドラム駆動用モータ１
４と撹拌盤駆動用モータ１３との２台のモータで各々回
動されるようになっているが、これに限定されることは
ない。即ち、ドラム３および攪拌盤１１は、例えばかさ
歯車の組み合わせとクラッチとの併用で、１台のモータ
で回動されていても良い。

また、本実施例に係る洗濯乾燥機は、トップローディン
グ方式またはフロントローディング方式の何れの方式に
より組み立てられていても良い。

上記の構成において、ドラム３と攪拌盤１１とを短周期
で交互に反転させた場合には、従来のドラム式洗濯機お
よび渦巻式洗濯機の洗い方に加えて、手洗いに近いモミ
洗いが可能となる。即ち、モミ洗いは、第２図に示すよ
うに、例えばドラム３がＡ方向に６０°回動されると共
に攪拌盤１１がＣ方向に６０°回動された後、Ｂ方向お
よびＤ方向の各々逆方向に同角度の回動が繰り返される
ことで行われる。

また、ドラム３と攪拌盤１１とを各々反対方向に同速度
で回動させ、一定時間経過後この逆動作を行わせる一連
の動作を交互に繰り返した場合には、渦巻式洗いが可能
となる。これにより、洗濯乾燥機は、渦巻式洗濯機と同
様の動作で洗濯が可能となる。さらに、ドラム３と攪拌
盤１１とを同期回動させた場合には、従来のドラム式洗
濯機と同様に、タンプリングによる叩き洗いが可能とな
る。

このように、洗濯乾燥機は、攪拌盤１１およびドラム３
の回動動作を各々制御することで、モミ洗い、渦巻式洗
い、および叩き洗いが可能となる。そして、洗濯乾燥機
は、上記の洗い方を組み合わせると共に、回動速度およ
び反転周期を各々変更することで洗濯物に付与される機
械力を調節することが可能となる。

従って、洗濯乾燥機は、洗濯物の種類や量および洗剤の
泡立ち等の変化により洗浄力が低下することがなく、渦
巻式洗濯機と同等以上の洗浄力が得られることになる。

また、洗濯物の脱水は、叩き洗いの場合と同様に、ドラ
ム３および攪拌盤１１を高速で同期回動させることで行
うことが可能であり、乾燥は、両者を低速で回動させる
ことで行うことが可能となっている。

これにより、洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥までを１台で
連続して行えるため、洗濯に要する水を節約することが
可能となる。

〔発明の効果〕

本発明に係る洗濯乾燥機は、以上のように、洗濯物を収
容する回動自在なドラムを有した洗濯乾燥機において、
上記ドラム内の一方の面には、洗濯物の攪拌を促進する
洗濯用突起部を有した攪拌盤がドラムの軸心に一致して
、且つドラムとは独立して回動自在に設けられ、他方の
面には、洗濯物の攪拌を促進するドラム側洗濯用突起部
材が固設されている構成である。

これにより、ドラムと攪拌盤との回動速度や回動方向を
各々独立して制御できることで、洗濯物へ付与される機
械力を調節することが可能となり、洗濯物の量や洗剤の
泡立ちの程度に左右されず、常に良好な洗浄力を維持す
ることができ、さらにモミ洗いが可能になるという効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本発明の一実施例を示すもので
ある。第１図は、洗濯乾燥機の縦断面図である。第２図は、ドラムと攪拌盤との回動動作を示す説明図で
ある。第３図は、従来例を示すものであり、洗濯乾燥機の縦断
面図である。３はドラム、１０は洗濯用突起部、１１は攪拌盤、１２
はドラム側洗濯用突起部材である。第１図

Claims

【特許請求の範囲】

１、洗濯物を収容する回動自在なドラムを有した洗濯乾
燥機において、上記ドラム内の一方の面には、洗濯物の
攪拌を促進する洗濯用突起部を有した攪拌盤がドラムの
軸心に一致して、且つドラムとは独立して回動自在に設
けられ、他方の面には、洗濯物の撹拌を促進するドラム
側洗濯用突起部材が固設されていることを特徴とする洗
濯乾燥機。