JPH0397860A - 金属化フィルムの製造方法 - Google Patents

金属化フィルムの製造方法

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JPH0397860A
JPH0397860A JP23253889A JP23253889A JPH0397860A JP H0397860 A JPH0397860 A JP H0397860A JP 23253889 A JP23253889 A JP 23253889A JP 23253889 A JP23253889 A JP 23253889A JP H0397860 A JPH0397860 A JP H0397860A
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Kazuo Iwaoka
和男 岩岡
Junichi Niiyama
新山 淳一
Yasuo Iijima
飯島 康男
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気機器,通信機器,制御機器等の電気回路用
素子のフィルムコンデンサ等に用いられる金属化フィル
ムの製造方法に関するものである。
従来の技術 近年、エレクトロニクス技術の進歩は著シク、エレクト
ロニクス技術を使用した電気機器,通信機器,制御機器
等は多機能化,小型化が進んでいる。従って、電気回路
を構或する回路素子の小型化が強く要望されている。
この中の回路素子の1つである蒸着電極型フィルムコン
デンサは、小型化を図るための一要因として誘電体とな
るフィルムの厚みを薄くしている。
コンデンサは電極層の形成のためにフィルムの表面に金
属薄膜層を形成する必要がある。従来から長尺のフィル
ムに金属薄膜層を形戒するのに巻取式真空蒸着法が多〈
用いられてきた。
発明が解決しようとする課題 従来や・ら行なわれている蕩取式真7l′!蒸着法は、
”ai jM r専膜層を1{3或するときにフィルム
が焼けたり、;塾,′{;化しないように蒸着ドラムの
温度をマイナス20=40℃にも冷却していた。しかし
フィルムーゴンデンザの小型化を目的とした数ミクロン
厚以−1・のフ、イルムでは付着した金属原子の持つ潜
熱や落発l原からの輻q4熱によりフィルムが焼けたり
、カ劣化したりしてフ,イノレムコンデンサの材料に供
しf′;’&い場合があった。叉、コンデンサ用のアル
ミニウム(A#)薄1摸層としては、耐湿特性を更に向
Lさせたい要望があった。
木允明は数ミクロン厚以下の極薄フィルムで、これらの
要望を満たす金属化フィルムを提供するものである。
1課題を解l1kするための手段 本発明は金属薄膜層を形成するときのフィルムの温度−
1二杯によるフィルムの熱劣化を防止するのに蒸着ドラ
J・の温度をマイナス20〜40℃にも1・゛げること
なく、蒸着ドラムの温度は5〜15℃程度で7ずル・ノ
・を蒸着ドラムの外周表面に強く密着させて、フィルム
の温度上−41を防+L L.でフイノレムの.ハ劣化
なしに金属薄膜層を形成するために、真空中で金属薄膜
屠を形成する[)1■のフイノレムに電子ビー1・を照
射すると共に蒸発源の如熱にも電子ビームを使って、フ
ィルムを電気的に帯電させて蒸着ドラムの外周表面に強
く密着させたものである。
作   用 −E記方法によれば、蒸1tドラム外周表面の両端に蒸
発金属が蒸着されるのを少なくするためのフィルム両端
のマージン部’ytで強い密着の/こめ、フィルムが蒸
着ドラl・の外周表面から離れる部分で3μm以下の極
薄フィルムでも切断しないようにできる。
実施例 以1ζ実施例を掲げて本発明の詳..細な説[111を
する。
第1図に本発明のアルミニウム薄膜層を形成するための
巻取式真空蒸着機を示す。真空槽1ぱ仕切り板3により
フィルムの巻出し、巻取りのための上室2 ト7 1レ
ミニウムをフィノレl・表面に蒸着するための−F室2
3に分割されている。」二室2は開閉弁4 , J;l
j気管5を経て図示されていない排気ポンプにより涌常
ぱ10Pa  以下に減圧されている。
十室23は開閉ブF6,排気管7を経て図示されていな
い排気ポンプにより通常は10Pa以下に減圧されてい
る。厚さ3.0μm,幅5 0 5 MM ,長さ5 
0 0 0 mのボリエナレンテレフタレート(以後P
ETという)フィル゛ムを上室2の巻出し4118ニセ
ットシタ。PETフィルム10はフリー口/l/11を
経て10℃に冷却された直径1200n,福600朋の
蒸着用ドラム14の外周に添って蒸+7f用ドラl、1
4と同期して走行(矢印Aの方向)した後、フリーロー
ル12を経て巻取り軸9に巻取られる。13はアルミニ
ウム薄膜層が形成されfr− P E Tフィルムを示
す。アルミニウム1了ハ而ス火物よりl戊るルツボ16
に入れ、電子銃21から!Jt出さ7−1.7!(=電
子ビーム22により加熱、溶解されてア1・レミニ−7
ム蒸気18となって蒸発する。尚、電イビーム22は図
示されていない偏向装置によりア7Lミニウl, 1 
7 ..hでほぼ90度偏向した。アルミニウム17の
PETフィルム10への蒸着ハ、蒸発源からアルミニウ
ム17を蒸発させて、PETフィルム10を100m/
tinで走行させ、蒸気の初期入射部B側よりシャッタ
ー15を徐々に開けるのと同時に、徐々に電子銃19か
ら放出された電子ビーム20をPETフィル人10に連
続して照射して、シャソタ−15を全開してアルミニウ
ム蒸気18をPETフィルム10表面に准債させる。
電子銃19はPETフィルム10に電子ビーム20を照
射することでPETフィルlx 1 0 f帯電させる
ためのもので、電子ビーム20により帯電したPETフ
ィルム10は蒸着用ドラ人14の外周表面への密着力が
強くなり、ア1lレミニウl・蒸着時のPETフィノレ
ノ・10に論えられる熱を素早〈蒸着用ドラム14に伝
達してPETフィルムから熱を取り除きPFTフィルム
10の温度上昇を押さえてPETフィルム10の熱劣化
をな〈した3、第2図に蒸着T程図を示す。、在取り軸
8から出た唱SOS朋のPETフィノレJ・10は素着
用1・ヨム14の外周に添って−E.fF用ドラム14
ど同ip] l,?走行(矢印Aの方向)した後、蒸着
用ドラム14の下方に置かれた耐火物より戒るルツポ1
6内に入れられたア)v■ニウム17蒸発源からの蒸発
蒸気18によりアルミニウム薄膜層が形戒されルトトモ
に、PETフィルム10のアルミニウム薄膜層が形威さ
れた部分の帯電量は、蒸発源からの輻射熱や、薄膜層に
よる導電層により低減される。アルミニウム薄膜層形戒
時,PETフィルム10へのアルミニウム蒸気18の入
射は、PETフィルム10の両端マージンCについて2
.5Hずつマスク30によって妨げた。蒸着用ドラム1
4の外径とマスク30の内径は、それぞれ1200Il
Mと1210flであり、蒸着用ドラム14の外径とマ
スク30の内径の差は10ffで、蒸着用ドラム14の
外径とマスク30の距離Dは6ffである。
PETフィルム10への蒸着幅は、両端マスク3o間の
600ffにアルミニウムAl薄膜層が形成され、両端
マージンCぱ2.6flずつについてアルミニウム蒸着
量の少ない部分を作った。両端のマージンCを作ること
は、PETフィルム1oが両端のマスク30間よう狭い
場合PETフィルム10の幅方向全面にアルミニウム薄
膜層が形威されると同時、蒸着用ドラム14の外周表面
にもアルミニウム蒸気が付着堆積する。この蒸着用ドラ
ム14の外周表面のアルミニウム蒸気の付着堆積は,P
ETフィlレム10にアルミニウム薄膜層を形成してい
る規間中付着が累積されるもので、時間の経過と共に堆
積量が増加すると共に、蒸着用ドラム14の外周表面か
ら自然剥離してPETフィlレム10に着いたり、PE
Tフィルム10の端部にキズをつけたりしてPETフィ
ルム10の切断の原因になったシする。さらに、蒸着用
ドラム14の外周表面の保守の上からも、アルミニウム
蒸気を常時蒸着することは好捷しくなかった。反面、マ
ージンCの幅が広すぎるとマージンCに電子ビームによ
る帯電が残ジ、3μm以下のフィルムでは蒸着用ドラム
14の外周表面から蒸着されたPETフィルムを剥がす
際に、マージンC部分が6蒸着用ドラム14の外周表面
への強い密着でフィルムが切断されてし壕う。従って、
蒸着用ドラ?14の外周表面へのアノレ■ニウム蒸着量
を極力防止すると共に、マージンCの帯電量を減少させ
る必要があった。そこで、蒸着用ドラム14の外周表面
とマスク30間の空間にアyvミニウム蒸気が回り込み
、少量のアルミニウム蒸気がマージンCに蒸着されるこ
とにより、マージンCの帯電が減少することを見いだし
た。このとき蒸着用ドラム14の外周表面とマヌク30
間の距離と、マージンC幅との関係はマージンC幅を蒸
着用ドラム14の外周表面とマスク30間の距RIDか
ら0の範囲にすることが望1しく、更に、蒸着用ドラム
14の外周表面とマスク30間の距離は10n以下にす
ることが望ましかった。
本実施例ではアルミニウム薄膜層は表面抵抗値2.6〜
34Ω/口の範囲でPETフィルム10の幅500tm
に行なった。
表−1にフィルム厚,マージン幅による電子ビーム表面
処理、蒸着時のフィルム状況を示す。
表−1 このようにして作られた金属化フィルムは、(1)電子
ビームによるフィルムの表面処理、アルミニウムの加熱
、蒸発によりアルミニウム薄膜層とフィルムの付着力が
高く、又、高密度のアルミニウム薄膜層が得られる。
(2)アルミニウム薄膜層形戒時のフィルム温度上昇が
少なくフィルムの劣化の極めて少ない金属化フィルムで
ある。
(3)アルミニウム薄膜層の耐湿性が優れている。
上記アルミニウム金属化フィルムでフィルムコンデンサ
を製作して電気特性を調べた。
コンデンサ仕様 定格電圧:直流25V 静電容量C:10nF (初 期) 静電容漬C:10nF 誘電損失tanδ :0.Oa% (1KHz) 絶縁抵抗I R : 2X10  Ω (耐湿負荷寿命試験1000時間後) 条件 60℃ 90%RH 印加電圧  直流25V 静電容低変化JC/C:→・0.6% 誘電損失tanδ:o.1s% <1KHZ) 絶縁抵抗IR:2X10Ω (耐湿負荷寿命試験2000時間後) 静電容量変化1c/C: −2.0% 誘電損失tanδ:0.3% (IKHz) 絶縁抵抗IR:2X10  Q L−1 1二の如く耐湿負荷寿命試験2000時間後に
かいて、優れた電気特性を持つフィノレl、コンデンサ
が得られた。
なお、本発明の詳細な説明に当たってld、J1体的な
材料や、寸法,形状を掲げて説明したが、これらに限定
されるものでなく、例えばフィルムもPETフィルムp
1外ニ、p p s ( ポリフェニレ冫′スルファイ
ド)フィルム,PP(ポリプl:I ヒレン)フィルム
等の高分子フィノレl・でも可fFで3)る3、発明の
効果 以上のように、本発明の金属化フィルムの製造方法は、 (1)3μm以下の甑薄フィ,・レムに安定し7て77
・シミニウノ、薄膜層が形成でき、しかも、春取式の生
産性の高い機械であるのでT業性が人であろ1、(2)
耐湿性に優れたアノレミニウl・薄膜層の金Q%化フィ
ルムが得られる。
(3)  フィルムコンデンザ用金属化フィル・人1↓
」−2て優れた金属化フィルムが得られる。
等の特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いた巻取式真空蒸着法真空蒸着機の
全体構或図、第2図はフィルム両端のマージンCと蒸着
ドラム14とマスク30との距離Dの関係及びアルミニ
ウl.蒸着丁稈を示す概略図である,3 1・・・・・・真空槽、8・・・・・・巻出し軸、9・
・・・・・巻取り軸、1o・・・・・PETフィルム、
14・・・・・・蒸着用ドラム、15・・・・・・シャ
ノター、16・・・・・・ルツボ、17・・・・・・ア
ルミニウム、18・・・・・・蒸気、19.21・・・
・・・電子銃。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 巻取式真空蒸着法を用いて得られる金属化フィ
    ルムの製造方法において、フィルムに3μm以下の高分
    子フィルムを用い、10^−^2Pa以下の真空中で、
    フィルムの表面処理および蒸発源の加熱に電子ビームを
    使い、フィルムへの金属薄膜層形成は、フィルムの両端
    に金属薄膜層の極めて少ないマージン部を残して全面に
    行ない、このフィルム両端のマージン幅は、蒸着用ドラ
    ムの直径と、蒸着用ドラムと同心円上にあって、蒸着用
    ドラムの外側にあるフィルム両端への蒸着を妨げるため
    に、蒸着用ドラムの両端に設けられたマスクの内直径と
    の差の2分の1から0の幅であり、蒸着用ドラム直径と
    マスクの内直径の差は20mm以下であることを特徴と
    する金属化フィルムの製造方法。
  2. (2) 金属薄膜層はアルミニウム層であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の金属化フィルムの製
    造方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018530U (ja) * 1983-07-18 1985-02-07 ソニー株式会社 磁気テ−プ製造用蒸着装置
JPS63310959A (ja) * 1987-06-11 1988-12-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属薄膜の製造方法

Patent Citations (2)

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JPS63310959A (ja) * 1987-06-11 1988-12-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属薄膜の製造方法

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