JPH0395526A - カメラのセルフタイマー撮影制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ．産業上の利用分野 本発明は、複数のセルフタイマーモードを有するカメラ
のセルフタイマー撮影制御装置に関する。

Ｂ．従来の技術 レリーズスイッチのオンに伴って所定時間の計時を開始
し、計時完了後にシャツタレリーズを行なう、いわゆる
セルフタイマー撮影が可能なカメラが知られている。ま
た、工回目のセルフタイマー撮影の後に再び計時を開始
し、計時終了後に再び撮影を行なうダブルセルフタイマ
ー撮影が可能なカメラも既に知られている。

このようにセルフタイマー撮影を１回のみ行うシングル
セルフタイマー撮影とダブルセルフタイマー撮影とが可
能なカメラでは、例えば電源スイッチなどのメインスイ
ッチのオンに伴ってカメラが撮影可能な状態となり、そ
の後、セルフタイマースイッチを１回操作するとシング
ルセルフタイマーモードが設定され、その後、さらにセ
ルフタイマースイッチを操作するとダブルセルフタイマ
ーモードが設定されるようになっている。

Ｃ．発明が解決しようとする課題 ところで、撮影者によっては、シングルセルフタイマー
撮影よりもダブルセルフタイマー撮影を頻繁に行う人も
ある。しかしながら上述したカメラでは、セルフタイマ
ーモードの設定順序が一定であるから、ダブルセルフタ
イマー撮影を行う場合には、メインスイッチのオン後に
必ずセルフタイマースイッチを２回操作しなければなら
ない。

このため、ダブルセルフタイマー撮影を頻繁に行う人に
とっては使い勝手が悪いものとなってしまう。

本発明の技術的課題は、煩わしい操作を行うことなくそ
の撮影者が最も好むセルフタイマーモードを設定するこ
とにある。

Ｄ．課題を解決するための手段 クレーム対応図である第１図により説明すると、本発明
は、複数のセルフタイマーモードからいずれかを選択す
るために操作される操作部材１０１と、セルフタイマー
指令に応答して所定の初期セルフタイマーモードを設定
するとともに、その後に上記操作部材１０１が操作され
ると、その操作のたびにセルフタイマーモードを順次に
変更して設定する設定手段１０２と、設定されたセルフ
タイマーモードに応じてセルフタイマー撮影を行なう撮
影手段１０３とを備えたカメラのセルフタイマー撮影制
御装置に適用される。そして、いずれのセルフタイマー
モードが何回使用されたかを計数する計数手段１０４と
、計数手段】−０４の計数結果から最も使用回数の多い
セルフタイマーモードを選択し、そのセルフタイマーモ
ードを上記所定の初期セルフタイマーモードとする初期
モード決定手段１０５とを具備し、これにより上記技術
的課題を解決する。

Ｅ，作用 計数手段１０４は、いずれのセルフタイマーモードが何
回使用されたかを計数し、初期モード決定手段１０５は
、計数手段１０４の計数結果から＝３ −４− 最も使用回数の多いセルフタイマーモードを選択し、そ
のセルフタイマーモードを所定の初期セルフタイマーモ
ードとする。その後、セルフタイマー指令が出力された
ときには、この初期セルフタイマーモードが設定される
。すなわち、過去に最も頻繁に使用されたセルフタイマ
ーモードが最初に設定される。

Ｆ．実施例 第２図〜第５図により本発明の一実施例を説明する。

全体構或を示す第２図において、制御回路１には、表示
回路２および露出制御回路３が接続され、表示回路２に
は第３図に示すような液晶表示装置１０（カメラ本体表
面に設けられる）が接続されている。表示回路２は、制
御回路１からの表示信号に応答してこの液晶表示装置１
０にフイルムカウント値１１，バッテリー残量１２およ
びセルフタイマーモードを示すマーク１３ａ，１３ｂを
表示する。露出制御回路３は、制御回路１−からの指令
に応答して絞りやシャッタを駆動して撮影を行なう。

また制御回路工には、カメラ本体表面に設けられた３つ
の手動スイッチＳＷＩ〜ＳＷ３が接続されている。スイ
ッチＳＷＩはレリーズスイッチであり、制御回路１は、
このスイッチＳＷＩのオンに伴って上述の露出制御回路
３を作動せしめて撮影を行う。スイッチＳＷ２はセルフ
タイマースイッチであり、セルフタイマーモードの設定
，変更，解除を指令するものである。スイッチＳＷ３は
例えば電源スイッチなどのメインスイッチであり、この
スイッチＳＷ３のオンに伴ってカメラが撮影可能な状態
となる。すなわち、スイッチＳＷ３がオフしているとき
には、レリーズスイッチＳＷＩが操作されても撮影は行
なわれない。

次に、本実施例におけるセルフタイマー撮影について説
明する。

本実施例のカメラでは、シングルセルフタイマーモード
およびダブルセルフタイマーモードが設定可能とされて
いる。シングルセルフタイマーモードは、レリーズスイ
ッチＳＷＩのオンに伴って所定時間の計時を行ない、そ
の後に撮影を行なう通常のセルフタイマーモードである
。ダブルセルフタイマーモードは、スイッチＳＷＩのオ
ンに伴って所定時間の計時および撮影を行ない、その後
、再び所定時間の計時および撮影を行なうモードである
。つまりセルフタイマー撮影が２回連続して行なわれる
。ここで、上述の計時は制御回路上内に設けられたタイ
マにより行なわれる。

カメラ製造時における各セルフタイマーモードの設定順
序は以下に示すようになっている。

すなわちメインスイッチＳＷ３がオフからオンされると
、セルフタイマー撮影を行なわない通常撮影モードが制
御回路１内で設定され、このとき液晶表示装置１０には
、第３図（ａ）に示す表示がなされる。次いでセルフタ
イマースイッチＳＷ２が１回オンされると、セルフタイ
マー指令が出力されてシングルセルフタイマーモードが
設定され、液晶表示装置〕０には、第３図（ｂ）に示す
ようにシングルセルフタイマーモードを示すマーク１３
ａが表示される。ここで、セルフタイマースイッチＳＷ
２の最初のオン操作で設定されるセルフタイマーモード
を初期セルフタイマーモードと呼び、このように通常撮
影モードからセルフタイマーモードを設定するための信
号をセルフタイマー指令とする。

この状態でさらにスイッチＳＷ２がｌ回オンされるとダ
ブルセルフタイマーモードが設定され、液晶表示装置１
０には、第３図（ｃ）に示すようにダブルセルフタイマ
ーモードを示すマーク］．　３　ｂが表示される。その
後、スイッチＳＷ２がさらに工回オンされると、通常撮
影モードに戻り、第３図（．）の表示状態となる。

以上はカメラの製造時に決められたモード設定順序であ
るが、制御回路１は、各セルフタイマー撮影の使用回数
に応じてその設定順序を後述するように変更する。

第４図および第５図のフローチャートにより制御回路ｌ
による制御の手順を説明する。

メインスイッチＳＷ３のオン時にレリーズスイッチＳＷ
Ｉがオンすると第４図のプログラムが起−７＝ ８ 動され、まずステップＳｌで撮影を行なう。すなわち、
設定されているモードに応じて通常撮影，シングルセル
フタイマー撮影およびダブルセルフタイマー撮影のいず
れかが行なわれる。

次いでステップＳ２では、ステップＳ１の撮影がセルフ
タイマー撮影（シングルセルフタイマー撮影およびダブ
ルセルフタイマー撮影のいずれか）であるか否かを判定
する。ステップＳ２が否定された場合、すなわち通常撮
影であった場合には処理を終了させ、肯定された場合に
はステップＳ３に進んでいずれのセルフタイマー撮影か
を判定し、次いでステップＳ４でその判定結果に応じて
撮影回数のカウント値ＮｓまたはＮｄをカウントアップ
する。すなわち、制御回路１内には、各セルフタイマー
撮影がそれぞれ何回行なわれたかを示すカウント値Ｎｓ
およびＮｄが格納されており、ステップＳ１の撮影がシ
ングルセルフタイマー撮影であればＮｓを、ダブルセル
フタイマー撮影であればＮｄを「１」だけ歩進する。

ここで、あるセルフタイマーモードで撮影が行われたこ
とをもってそのセルフタイマーモードが使用されたと定
義する。なお、カウント値ＮｓおよびＮｄは、カメラの
製造時に共にｒＯＪとされこれらの値は、メインスイッ
チＳＷ３のオフ後も保存されるものとする。

次にステップＳ５に進み、ＮｓおよびＮｄの合計値、す
なわちセルフタイマー撮影が行なわれた合計の回数ＴＮ
が所定値（例えば２０回）に達したか否かを判定する。

ステップＳ５が否定されると処理を終了させ、肯定され
るとステップＳ６に進む。ステップＳ６ではカウント値
Ｎｓ，Ｎｄを比較し、ステップＳ７でＮＳ＞Ｎｄが判定
されるとステップＳ８でシングルセルフタイマーモード
を上述の初期セルフタイマーモードとし、Ｎｓ≦Ｎｄが
判定されるとステップＳ９でダブルセルフタイマーモー
ドを初期セルフタイマーモードとする。

以上によれば、セルフタイマー撮影が行われるたびにい
ずれのセルフタイマーモードが何回使用されたかが計数
され、各セルフタイマーモードの−１０− 使用回数の合計値が所定値に達すると、いずれのセルフ
タイマーモードの使用回数が多いかが判定され、多く使
用されたセルフタイマーモードが初期セルフタイマーモ
ードとされる。

第５図は、第４図の処理で初期セルフタイマーモードが
決定された後の処理を示している。

メインスイッチＳＷ３がオフからオンされるとこのプロ
グラムが起動され、まずステップＳ２１で通常撮影モー
ドを設定するとともに、表示回路２に表示信号を出力し
て第３図（ａ）の表示（通常撮影モード表示）を行う。

次いでステップＳ２２でセルフタイマースイッチＳＷ２
がオンか否かを判定し、否定されると肯定されるまで待
ち、肯定されるとステップＳ２３で初期セルフタイマー
モード（第４図のステップＳ８またはＳ９で決定された
もの）を設定するとともに、そのモードを示すマーク１
３ａまたは１３ｂを液晶表示装置１０に表示してステッ
プ８２４に進む。

ステップＳ２４では、セルフタイマースイッチＳＷ２が
オフからオンされたか否かを判定し、否定されると肯定
されるまで待ち，肯定されるとステップＳ２５で次のモ
ードを設定するとともに、そのモードに応じた表示を行
ってステップ８２４に戻り、ステップＳ２４，Ｓ２５の
処理を繰り返す。

以上の手順によれば、メインスイッチＳＷ３のオンで通
常モードが設定され、その後、セルフタイマースイッチ
ＳＷ２がオンすると、セルフタイマーモードのうち過去
に最も頻繁に使用された初期セルフタイマーモードが設
定される。すなわち、例えばある撮影者がシングルセル
フタイマー撮影よりもダブルセルフタイマー撮影を多く
行っていた場合には、セルフタイマースイッチＳＷ２の
最初のオンでダブルセルフタイマーモードが設定され、
その後、スイッチＳＷ２がオンするとシングルセルフタ
イマーモードが設定されることになる。

これにより、煩わしい操作を行うことなくその撮影者の
好みのセルフタイマー撮影が行えるようになり、カメラ
の使い勝手が向上する。

以上の実施例の構戊において、セルフタイマー−１１− −１２ スイッチＳＷ２が操作部材１０１を、制御回路上および
露出制御回路３が撮影手段１０３を、制御回路１が設定
手段１０２、計数手段１０４および初期モード決定手段
１０５をそれぞれ構成する。

なお以上では、セルフタイマー撮影回数の合計が所定回
数に達したら各セルフタイマーモードの使用回数を比較
して初期セルフタイマーモードを決定するようにしたが
、例えばいずれかのセルフタイマーモードが所定回数（
例えば１５回）に達したらそのモードを初期セルフタイ
マーモードとするようにしてもよい。あるいは所定回数
を特に設けず、セルフタイマー撮影が行われるたびに各
セルフタイマーモードの使用回数に応じて初期セルフタ
イマーモードを決定するようにしてもよい。

また、初期セルフタイマーモード設定後にスイッチＳＷ
２の操作により設定されるセルフタイマーモードの設定
順序は任意である。

さらに、通常モード時にスイッチＳＷ２がオンされると
セルフタイマー指令が出力されて初期セルフタイマーモ
ードが設定され、その後、スイッチＳＷ２の操作のたび
にセルフタイマーモードが変更されるようにしたが、初
期セルフタイマーモードを設定するスイッチと、その後
のモード変更を行うスイッチとを別々のスイッチとして
もよい。

さらにまた、シングルセルフタイマーモードとダブルセ
ルフタイマーモードの２つのセルフタイマーモードが設
定可能な例を示したが、これに加えて、例えばセルフタ
イマー撮影を３回連続して行うモードなど、３つ以上の
セルフタイマーモードを有するカメラにも本発明を適用
できる。また、セルフタイマー撮影の回数は］回のみで
あるが計時時間が異なる複数のセルフタイマーモードを
有するものでもよい。

Ｇ．発明の効果 本発明によれば、各セルフタイマーモードの使用回数を
それぞれ計数し、最も使用回数の多いセルフタイマーモ
ードを上記初期セルフタイマーモードとしたので、セル
フタイマースイッチの最初の操作で撮影者が最も好んで
使用するセルフタイマーモードが設定され、カメラの使
い勝手が向上する。

【図面の簡単な説明】

第工図はクレーム対応図である。 第２図〜第５図は本発明の一実施例を示し、第２図は本
発明に係るセルフタイマー撮影制御装置の全体構或を示
すブロック図、第３図はその表示例を示す図、第４図お
よび第５図は処理手順を示すフローチャートである。 １：制御回路　　　　　２：表示回路 ３：露出制御回路　１０１：操作部材 工０２：設定手段　　　１０３：撮影手段１０４：計数
手段 １０５　：初期モード決定手段 ＳＷＩ　：レリーズスイッチ ＳＷ２　：セルフタイマースイッチ ＳＷ３　：メインスイッチ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数のセルフタイマーモードからいずれかを選択するた
   めに操作される操作部材と、 セルフタイマー指令に応答して所定の初期セルフタイマ
   ーモードを設定するとともに、その後に前記操作部材が
   操作されると、その操作のたびにセルフタイマーモード
   を順次に変更して設定する設定手段と、 前記設定されたセルフタイマーモードに応じてセルフタ
   イマー撮影を行なう撮影手段とを備えたカメラのセルフ
   タイマー撮影制御装置において、いずれのセルフタイマ
   ーモードが何回使用されたかを計数する計数手段と、 該計数手段の計数結果から最も使用回数の多いセルフタ
   イマーモードを選択し、該セルフタイマーモードを前記
   所定の初期セルフタイマーモードとする初期モード決定
   手段とを具備することを特徴とするカメラのセルフタイ
   マー撮影制御装置。