JPH0395176A - スピロ化合物 - Google Patents

スピロ化合物

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JPH0395176A
JPH0395176A JP1223910A JP22391089A JPH0395176A JP H0395176 A JPH0395176 A JP H0395176A JP 1223910 A JP1223910 A JP 1223910A JP 22391089 A JP22391089 A JP 22391089A JP H0395176 A JPH0395176 A JP H0395176A
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dihydro
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勇夫 早川
Seigo Shinko
新子 省悟
Masazumi Imamura
今村 正純
Yoichi Kimura
陽一 木村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は医薬、動物薬、水産用薬、保存剤として有用な
抗菌性スピロ化合物に関し、さらにこの化合物を有効威
分として含有する抗菌剤に関する.〈従来の技術〉 現在まで合成抗菌化合物としては種々の誘導体が知られ
ている。しかし、高い抗菌活性を発現するものの中には
、しばしば経口吸収性が悪い(低い)ものがあることが
ことが知られている。
本発明者は、高い抗菌活性を有し、かつ経口吸収性にも
優れるキノロン誘導体を鋭意探索しこの発明を完威した
〈発明の構成〉 本発明は一般式I (式中、土は0または1を、互は2から5までの整数を
、Cは0または1を、dはOから2までの整数を意味す
る。Zは、〉cHR’、−”> NR2、〉c−Nop
.3、酸素原子、または硫黄原子を表わし、ここでRl
は水素原子、アミノ基、炭素数1〜6のモノアルキルア
ミノ基、各々の炭素数が独立じ1〜6であるジアルキル
アミノ基、水酸基、炭素数1〜6のアルコキシル基また
は炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基を表わし、R2
は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6
のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜6のハロゲノアル
キル基、ホルミル基または炭素数2〜7のアルキルカル
ボニル基を表わし、R3は水素原子または炭素数1〜6
のアルキル基を表わす。また、Qは式II白4 (式中、R4は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜
6のアルケニル基、炭素数1〜6のハロゲノアルキル基
、置換基を有することもある炭素数3〜6の環状アルキ
ル基、置換基を有することもあるアリール基、置換基を
有することもあるヘテロアリール基、炭素数1〜6のア
ルコキシル基または炭素数1〜6のアルキルア主ノ基を
意味し R4は水素原子または炭素数1〜6のアルキル
基を意味する。R8は水素原子、置換基を有することも
あるアくノ基、水酸基、炭素数1〜6のアルコキシル基
またはハロゲン原子を意味し、Aは窒素原子または ≧
C−R’ 9意味し、R7は水素原子、炭素数1〜6の
アルキル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ
ル基、炭素数1〜6のハロゲノアルキル基またはシアノ
基を意味する。また、R4はR5および/またはR7 
と共に環状構造を形威してもよく、この環は酸素原子、
窒素原子、硫黄原子を含むこともあり、さらに炭素数1
〜6のアルキル基またはハロゲノアルキル基などで置換
されていてもよい。Xはハロゲン原子を意味し、Yは水
素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のア
ルコキシアルキル基、炭素数1〜6のアルキル鏡のフェ
ニルアルキル基、ジハロゲノホウ素基、フエニル基、ア
セトキシメチル基、ビバロイルオキシメチル基、エトキ
シカルボニルオキシ基、コリン基、ジメチルアミノエチ
ル基、5−インダニル基、フタリシニル基、5一置rA
−2− ,l−!t−ソ−1y3−ジオキソール−4−
イルメチル基または3−アセトキシー2−オキソブチル
基を意味する。)で表わされる部分構造を意味する)で
表わされるスピロ化合物及びその塩に関し、また一般式
工中、aが1、bが2、CがO, dが1であり、Zが
’>CH(NH2)であるスビロ化合物及びその塩に関
し、そして一般式I中、aが1、bが3、Cが0、dが
1であり、Zが冫CH (NH2)であるスピロ化合物
及びその塩に関し、さらに一般式I中、aが1、bが2
、CがO,dが2であり、Zが〉NHであるスビロ化合
物に関し、また純粋な光学異性体からなる一般式Iの化
合物に関し、さらに7−(7−アミノー5−アザスピロ
[2.4]へブタン−5−イル)−1−シクロブロビル
−6.8−ジフルオロ−1.4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸, 7−(7−アミノー5−
アザスビロ[2.4]へブタン−5−イル)−8−クロ
ロー1−シクロブロビル−6−フルオロー1.4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸、7−(7
−アミノー5一アザスビロ[2.4]へブタン−5−イ
ル)−1−シクロブロビル−6−フルオロー1.4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸、7−(
7−アよノー5−アザスピロ[2.4] へブタン−5
−イル)−6−フルオロー1−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸、7−(7−アミノー5ーアザスピロ[2
.4] へブタン−5−イル)−1−シクロブロビル−
6−フルオロー1.4−ジヒドロ−4−オキソー1,8
−ナフチリジン−3−カルボン酸、10−(7−アよノ
ー5−アザスビロ[2.4]へブタン−5−イル)−9
−フルオロー2,3−ジヒドロ−3−(S)一メチル−
7−オキソー78−ピリド[1 . 2 . 3−de
] [1 . 4]ペンゾオキサジン−6−カルボン酸
、1−シクロブロビル−7−(4.7−ジアザスビロ[
2.5] オクタン−7−イル)−6−フルオロー1.
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸、
7−(7−アミノー5−アザスビロ[2.4]へブタン
−5−イル)−1−シクロプロビル−6−フルオロー8
−メチルー1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸、7−(7−ヒドロキシ−5−アザスビロ
[2.4]ヘブタンー5−イル)−8−クロロー1−シ
クロブロビル−6−フルオロー1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸、7−(7−アミノー
5−アザスビロ[2.4] へブタン−5−イル)−1
−(2−メチル−2−プロビル)−6−フルオロー1.
4−ジヒドロ−4−オキソー1,8−ナフチリジン−3
−カルボン酸、7−(7−ヒドロキシイミノー5一アザ
スピロ[2.4] へブタン−5−イル)−8−クロロ
ー1−シクロブロビル−6−フルオロー1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸、1−シクロ
ブロビル−6,8−ジフルオロ−7−(8−ヒドロキシ
メチルー6−アザスビロ[3.4] オクタン−6−イ
ル)−4−オキソー1.4−ジヒドロキノリン−3−カ
ルボン酸、1−シクロプロビル−6,8−ジフルオロ−
7−(4−ヒドロキシメチル−2−アザスビロ[4.4
] ノナンー2−イル)−4−オキソー1.4−ジヒド
ロキノリン−3−カルボン酸、1−シクロブロビル−6
.8−ジフルオロ−7−(4−ヒドロキシメチル−2−
アザスビロ[4.5]デカンー2−イル)−4−オキソ
ー1.4−ジヒドロキノリン−3−カルボン酸、7−(
8−アミノー6−アザスピロ[3.4]オクタン−6一
イル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−4
−オキソー1,4−ジヒドロキノリン−3−カルボン酸
、10−(8−アミノー6−アザスピロ[3.4] オ
クタン−6−イル)−9−フルオ0−2.3−ジヒドロ
ー3− (S)一メチル−7−オキソー7H−ピリド[
1,2.3−de] [1.4] ペンゾオキサジン−
6−カルボン酸、または7−(4−アミノー2一アザス
ビロ[4.4] ノナンー2−イル)−1−シクロブロ
ビル−6.8−ジフルオロ−4−オキソー1.4−ジヒ
ドロキノリン−3−カルボン酸に関し、さらに一般式■
の化合物を有効戒分として含有する抗菌剤に関する。
本発明化合物の特徴はスビロ環を有する環状アミン化合
物であることであり、こ゜れにキノロン銹導体の“7位
相当位”が結合していることである.キノロン誘導体の
“7位相当位′゜とは、種々の置換基を有する4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸や4−オキソー1,8−ナ
フチリジン−3−カルポン酸の7位、また、7−オキソ
ビリド[i,2.3−del [1.4]−ベンゾオキ
サジン−6−カルボン酸の10位、ベンゾー[ijlキ
ノリジン−2−カルボン酸の8位等を意味する。
スビロ環の大きさは3〜6員環の範囲で、特に3員環及
び4員環が好ましい。
スビロ環を除いた環状アミンの環の大きさとしては4〜
8員環、特に5員環及び6員環が好ましい。この環状ア
ミンは窒素原子を介してキノロン誘導体の“7位相当位
”に結合している。
この環状アミンは環内にざらにヘテロ原子、例えば酸素
原子、硫黄原子または窒素原子等を有していてもよく、
これらのうちでは特に窒素原子が好ましい。この窒素原
子は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヒドロ
キシアルキル基、炭素数1〜6のハロゲノアルキル基゛
、ホル稟ル基、炭素数2〜7のアルキル力ルボニル基等
でW換されていてもよい。
スビロ環を有する環状ア稟ンの構造としては次のものを
例示することができる。すなわち、5−アザスビロ[2
.4]へブタン、6−アザスピロ[3.4] オクタン
、2−アザスビロ[4.4] ノナン、2−アザスピロ
[4,Slデカン、5−アザスビロ[2.5] オクタ
ン、6−アザスピロ[2.5]オクタン、6−アザスピ
ロー[3.5] ノナン、7−アザスビロ[3.5] 
ノナン、7−アザスビロ[4.5] デカン、8−アザ
スピロ[4.5] デカン、2−アザスピロ[5.5]
  ウンデカン、3−アザスピロ[5.5] ウンデカ
ン、4,7−ジ7ザスビロ[2.5] オクタン、5.
8−ジアザスビロ[3.5] ノナン、6.9−ジアザ
スビロ[4.5] デカン, 7.10−ジアザスビロ
−[5.5] ウンデカン、7−アザー4−オキサスビ
ロ−[2,5]オクタン、8−アザー5−オキサスビロ
[3.5]−ノナン、9−アザー6−オキサスビロ[4
.5]デカン、7−アザー4−チアスビロ[2.5]オ
クタン、8−アザー5−チアスピロ[3.5] ノナン
、9−アザー6−チアスビロ[4.5]デカン、7−ア
ザー4−チアスピロ[2.5]才クタンー4−オキシド
、8〜アザー5−チアスビロ−[3.5]ノナンー5−
オキシド、9−アザー6−チアスビロE4,5]デカン
ー6−オキシド等の構造である。
環状アミンの環内にさらに酸素原子、硫黄原子あるいは
窒素原子等のへテロ原子が存在している場合に、またこ
れらが存在しない場合には特に、アよン環上にはアミノ
基、炭素数1〜6のモノアルキルアミノ基、各々の炭素
数が独立に1〜6であるジアルキルア主ノ基、炭素数1
〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヒドロキシア
ルキル基で置換されていてもよいアくノ基を有する炭素
数が1〜6のアくノアルキル基、水酸基、炭素数1〜6
のヒドロキシアルキル基、ヒドロキシイミノ基または炭
素数1〜6のアルコキシ基等の極性基が置換していても
よい。これらのうちではアミノ基類が好ましい。
このスビロ置換環状アよンの環上の置換基は適当な保護
基で保護してあってもよい。保護基は一般に使用されて
いるものから適宜選択すればよいが、例えば第三級ブト
キシカルボニル基、2,2.2−トリクロロエトキシカ
ルボニル基等のアルコキシカルボニル基類、ペンジル才
キシカルボニル基、バラメトキシベンジルオキシカルボ
ニル基、パラニトロベンジルオキシカルボニル基等のア
ラルキルオキシ力ルボニル基類、アセチル基、メトキシ
アセチル基、トリプルオロアセチル基、クロロアセチル
基、ピバロイル基、ホルミル基、ベンゾイル基等のアシ
ル基類、第三級ブチル基、ベンジル基、パラニトロベン
ジル基、パラメトキシベンジル基、トリフェニルメチル
基等のアルキル基類又はアラルキル基類、メトキシメチ
ル基、第三級ブトキシメチル基、テトヒドロピラニル基
、2,2.2−トリクロロエトキシメチル基等のエーテ
ル類、トリメチルシリル基、イソプロピルジメチルシリ
ル基、第三級ブチルジメチルシリル基、トリベンジルシ
リル基、第三級プチルジフェニルシリル基等のシリル基
類を挙げることができる。
スビロ置換環状アミンにスピロ環以外の置換基があって
、その置換基の結合している炭素原子が不斉炭素である
場合にはこの環状アミンはは立体異性体が存在すること
になる。この様な環状アミンを“7位相当位”の置換基
として立体異性体の混合物のままの結合させると、生成
するスビロ化合物Iがジアステレオマーの混合物となる
場合がある。ジアステレオマーの混合物は物理定数の異
なる化合物の混合物であり、医薬としての適用は困難で
ある。この様な場合はこの環状アミンを導入する際に、
立体異性体を分離した後に反応させる必要がある。
生成するスピロ化合物Iがラセ主体となる場合には、化
合物Iはラセ主体のままでもよい。しかし、立体異性体
をxm’.,て光学活性な化合物に導く方がラセよ体の
場合よりも有利な生物活性を示すこともある。例えば、
7−アミノー5−アザスピロ[2.4]へブタン骨格を
含む化合物の場合、アミノ基の結合している炭素原子上
での立体配置はS−配置の異性体の方が抗菌活性の面で
有利であることが判明した。すなわち、7−(7−アミ
ノー5−アザスビロ[2.4]へブタン−5−イル)−
8−クロロー1−シクロブロビル−6−フルオロー1.
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸の
2 fiの異性体のうちで抗菌力の強いほうの異性体の
合成中間体である、7−(7一第三級プトキシカルボニ
ルアミノ−5一アザスビロ[2.4]へブタン−5−イ
ル)−8−クロローl−シクロブロビル−6−フルオロ
ー1.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸のX線結晶解析によって、このアミノ基の付け根の
不斉炭素での絶対配置はS配置であることが判明した。
スピロ環で置換された環状アよンは次の方法で合成でき
る。
例えば7−アミノー5−アザスビロ(2,4]へブタン
の場合、先ずアセト酢酸エチルに塩基存在下で1.2−
ジブロモエタンを反応させ、1−アセチルー1−シクロ
プロパンカルボン酸エチルとする。次いでこのもののア
セチル基を臭素にてブロム化し、1−プロモアセチル−
1−シクロプロパンカルボン酸エチルに導く。次いでこ
のものにベンジルアよンを反応させて閉環し、5−ベン
ジルー4.7−ジオキソー5−アザスピロ[2.4]へ
ブタンに変換する。このものにヒドロキシルアミン塩酸
塩を反応きせると7位のケトンがオキシムとなって、5
−ペンジル−7−(ヒドロキシイミノ)−4−オキソー
5−アザスピロー[2,4]ヘブタンとなる。このオキ
シム体をリチウムアルミニウムハイドライドで還元し、
スビロ環を有するア果ノビロリジン化合物の7−アくノ
ー5−ベンジルー5−アザスビロ[2,4]ヘブタンに
変換する。この化合物は通常の接触水素添加等によって
ベンジル基を除去するとラセく体の7−アミノー5−ア
ザスビロ[2.4]へブタンとなる。また、2一(第三
級ブトキシカルボニルアくノ)−2−フェニルアセトニ
トリル(以下、BOC−ONと略す)にてアミノ基を保
護した後にベンジル基を除去すると 7−第三級ブトキ
シカルボニルアミノ−5−アザスビロ[2.4]へブタ
ンとなる。。
7−アミノー5−アザスピロ[2.4] へブタンの光
学活性体は次の様にして得ることができる。7−アくノ
ー5−ベンジルー5−アザスピロ[2.4]へブタンに
(R) 一N−p− トルエンスルホニルブロリンの酸
クロリドを反応させて、7−[(R)一N−p〜トルエ
ンスルホニルブロリル]アミノー5−ベンジルー5−ア
ザスビロー[2.4]へブタンに導く。このものにクロ
ル炭酸ベンジルを反応させると,  7−[(R)−N
−p−トルエンスルホニルプロリル]アミノ−5−ペン
ジルオキシカルボニル−5−アザスビロ[2.4]へブ
タンが得られる。このものは高速液体クロマトグラフィ
(以下HPLCと略す)によって各々の光学活性体に分
離できる。光学活性体をsa後、各々を2N水酸化ナト
リウムにて処理するとプロリン部分とペンジルオキシカ
ルボニル基が除去され、光学活性体の7−アよノー5−
アザスピロ[2.4]へブタンに変換される。
また、l−プロモアセチル−1−シクロプロパンカルボ
ン酸エチルにベンジルアミンの代わりに光学活性な1−
フェネチルア主ンを反応させて閉環した化合物では、後
の工程での光学異性体の分離が容易に実施できることが
判明した。
すなわち、l−プロモアセチル−1−シクロプロパンカ
ルボン酸エチルにR−(+)−1−フェニルエチルアミ
ンを反応させ、5−[1−(R)一フ二ニルエチル1−
4.7−ジオキソ−5−アザスビロ[2,4]へブタン
とする。この化合物にヒドロキシルアミン塩酸塩を反応
させ、4位のカルボニル基をオキシムに変換する。この
様にして得られる 541−(R)一フェニルエチル]
一7−ヒドロキシイよノー4−オキソー5−アザスピロ
[2.4]へブタンを接触還元してヒドロキシイミノ基
をアミノ基に変換し、7−アくノー4−オキソー5−(
1−(R)一フェニルエチル1−5−アザスビロ[2.
4]−ヘブタンとする。この化合物は7位の炭素原子が
不斉炭素であり、また、5位に (R)一フェニルエチ
ル基が存在することから、ジアステレオマ−2種の混合
物である。この混合物の分離はシリカゲルカラムクロマ
トグラフィにて実施できることが判明し、光学活性体の
分割は}lI’ LCを使用せずどもよい。また、この
化合物の各種の結晶性酸付加塩を合成すれば、分別再結
晶でも分離が可能である。
この7−アミノー4−オキソー5− [1− (R)一
フエニルエチル]−5−アザスピロ[2,4]ヘブタン
をメタルハイドライド、例えばリチウムアルミニウムハ
イドライドで還元し7−アくノー5−[1−(R)一フ
エニルエチル]−5−アザスピロ[2.4]へブタンに
変換する。
次いでこのもののアミノ基をBOC−ONにて第三級プ
トキシカルボニルアよノ基に変換後、接触還元にてフエ
ニルエチル基を除去すれば光学活性な7一第三級ブトキ
シカルボニルアミノ−5−アザスビロ[2,4]ヘブタ
ンが得られる。
ここではR−(+)−1−フェニルエチルアくンを使用
した例を述べたが、(S)一フェニルエチルアミンでも
同様に実施できよう。また、光学活性なl−フェニルブ
ロピルアミン、1−フェニルブチルアよン等でも実施可
能と考えられる。
また、5−[1−(R)一フェニルエチル]−4.7−
ジオキソ−5−アザスピロ[2.4]へブタンは以下の
方法でも合成できる。すなわち、l−アセチルーl−シ
クロプロパンカルボン酸エチルのエステルを加水分解し
てカルボン酸とした後、R−(◆)−1−フェニルエチ
ルアミンとのアミド誘導体である, N−[1−(R)
一フェニルエチル]−1−アセチルー1−シクロプロパ
ンカルボキサミドとする。この化合物は、メチルケトン
部分のカルボニル基をケクールに変換してNー[1− 
(R)一フェニルエチル]−1−(1.1−エチレンジ
オキシエチル)−1−シクロプロパンカルボキサミドと
する。この後にケクールに隣接したメチル基をハロゲン
化し、例えばN− [1− (R)一フェニルエチル]
−l一(2−ブロモー1.1−エチレンジオキシエチル
)−1一シクロブロバンカルボキサよドとする。このハ
ロメチル化合物は塩基性条件下で処理すると、スビロ環
とケタールを有するビロリジンジオンである4.7−ジ
オキソ−5− [1− (R)一フェニルエチル]−5
−アザスピロ[2,4Jヘブタン−7一二チレンアセタ
)ルをとなる。このものは酸性条件でケタールを除去す
ることで4.7−ジオキソ−5−[1−(R)一フェニ
ルエチル]−5−アザスビロ[2.4]へブタンに変換
される。
この後は既に記載したと同様の方法で変換すればよい。
次にスビロ環を有するピベラジン化合物について述べる
。例えば1,4−ジアザスビロ[2.5]オクタンの合
成であるが、先ずシクロプロパン−1.1一ジア主ドに
臭素と塩基とを反応させてシクロプロパン−11−ジブ
ロモアよドとする。これをアルコキサイドで処理すると
スビロヒダントイン、すなわち4,6−ジアザスビロ[
2.4]へブタン−5.7−シオンに変換する。これを
アルカリ処理して 1−アミノシクロプロパンカルボン
酸に導く。このもののアミノ基を第三級ブトキシカルボ
ニル基で保護して1−(第三級ブトキシカルボニルアミ
ノ)−1−シクロプロパンカルボン酸とし、次いでグリ
シンエチルエステルをジシクロへキシルカルボジイミド
存在下に縮合させ、エチル (1一第三級ブトキシカル
ボニルアミノ−1−シクロブロビルカルボニルアミノ)
アセテートに変換する。このもののアミノ基の保謹基を
除去した後に加熱すると閉環し、スビロ環を有するジケ
トビベラジン体、すなわち4.7−ジアザスビロ[2.
5] オクタン−5.8−シオンとなる。これをリチウ
ムアル主ニウムハイドライドで還元すると 4.7−ジ
アザスビロ [2.5]オクタンが得られる。
スビロ環を有する環状アよン誘導体は次の方法でも合成
できる。シクロアルキルケトンとマロン酸ジエステルを
四塩化チタニウムの存在下に縮合させるとシクロアルキ
リデンマロン酸ジエステルが得られる。この化合物に塩
基存在下にニトロメタンを反応させると (1−ニトロ
メチル−1−シクロアルキル)マロン酸ジエステルが得
られる。この化合物を還元的に閉環させれば、スビロ環
を有するビロリドンカルボン酸、例えばスビロ環が四員
環の場合は7−オキソー6−アザスビロ[3.4] オ
クタン−8−カルボン酸エステルが得られる。この還元
的閉環反応は金属触媒の存在下での接触還元にて実施す
るのが便利であるが、他の化学的還元反応でも実施でき
る。
次にこのカルボン酸エステルを加水分解して遊離のカル
ボン酸に変換後、クルチウス反応を第三級プタノール中
で実施すると、このカルボン酸部分が第三級ブトキシカ
ルポニルアミノ基に変換されたピロリドンを得ることが
できる。この第三級ブトキシカルボニル基を除去後、リ
チウムアルニウムハイドライド等のメタルハイドライド
で還元すればアミノ基とスピロ環で置換された環状アよ
ン、この場合はビロリジン、が得られる。
一方、上記のビロリドンカルボン酸をメタルハイドライ
ドで還元すれば、ヒドロキシメチル基で置換されている
スピロ環を有する環状アくンに変換できる。
スビo:lllを有する環状アミンと結合させるキノロ
ン誘導体としては例えば二環性の1.4−ジヒドロー4
−オキソキノリン−3−カルボン酸類、1.4−ジヒド
ロ−4−オキソー1.8−ナフチリジン−3−カルボン
酸類等、三環性の2.3−ジヒドロー7−オキソー7H
−ピリド[1,2.3−de][1.4]ペンゾオキサ
ジンー6−カルボン酸類、 2.3−ジヒドロ−7−オ
キソー78−ピリド[1,2.3−de] [1.41
ペンゾチアジン−6−カルボン酸類、6.7−ジヒド′
CJ−1.7−ジオキソー111.5}1−ベンゾ[i
j]キノリジン−2−カルボン酸類、6.7−ジヒドロ
ベンゾ[ij]キノリジン−2−カルボン酸類等、また
四環性の9,1−エボキシメタノ−5H−チアゾロ−[
3 . 2−a] キノリン−3−カルボン酸類等を挙
げることができる。これらの部分構造を次に示す。
八一 一〇−R’ ,;N  等; B−OSC・0等 ここで1.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3一カ
ルボン酸、 1.4−ジヒドロ−4−オキソー1.8−
ナフチリジン−3−カルボン酸の場合、1位は各種の置
換基、例えはエチル基、イソプロビル基、第三級ブチル
基等の低級アルキル基類、2−フルオロエチル基等のハ
ロゲノアルキル基類、ビニル基、インプロベニル基等の
低級アルケニル基類、シクロブロピル基、シスー2−メ
チルシクロブロビル基、2−gerQ−ジハロゲノシク
ロブロビル基等の、置換基を有することもある環状アル
キル基類、4−フルオロフェニル基、2,4−ジフルオ
ロフェニル基、2−フルオロー4−ピリジル基等の、置
換基を有することもあるアリール基類またはへテロアリ
ール基類、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基類
、そしてメチルア且ノ基、エチルア朶ノ基等のアルキル
アミノ基類等がよい。これらのうちではエチル基、2−
フルオロエチル基、ビニル基、シクロブロビル基、シス
ー2−メチルシクロブロビル基、4−フルオロフェニル
基、2.4−ジフルオロフェニル基、2−フルオロー4
−ピリジル基、メトキシ基、メチルアミノ基等が好まし
い。
2位は水素原子またはメチル基、エチル基、フロビル基
等のアルキル基類がよい, 5位の置換基としては水素原子やアミノ基、また、メチ
ルアミノ基、エチルアよノ基、イソブロピルアミノ基、
ジメチルアミノ基、ジエチルアミン基等の、炭素数1〜
6のモノアルキルアくノ基類あるいは各々の炭素数が独
立に1〜6であるジアルキルアミノ基類、水酸基、炭素
数1〜6のハロゲノアルキル基類、またはメトキシ基、
エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基類、ハロゲ
ン原子等がよい。
6位はハロゲン原子、特にフッ素原子、塩素原子で置換
されているのがよい。
キノリン誘導体の場合には8位に置換基が導入されてい
なくてもよいがハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のハロ
ゲノアルキル基、あるいはシアン基等が置換していても
よくこの場合、特に塩素原子、フッ素原子、メチル基、
メトキシ基がよい。
キノロン骨格としては二環性だけでなく、キノリン骨格
を主体としてこの1位と、8位または2位との間で、あ
るいは8位及び2位との間で三環性または四環性の環状
構造を形威してもよい。これらの場合に形成される環の
大きさは4〜7員環の範囲がよく、5または6員環が特
に好ましい。
また、ここで形威される環は窒素原子、酸素原子、硫黄
原子等を含んでいてもよい。また単結合だけでなく、二
重結合を含む場合もあり、芳香化していてもよい。この
環はさらに炭素数1〜6のアルキル基またはハロゲノア
ルキル基などで置換されていてもよい。
三理性のキノロン誘導体については例えば2.3ージヒ
ドロー7−オキソー7H−ビリド[1,2.3−de]
[1.4]−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸では3
位は特にアルキル基で置換されていてもよく、この場合
はS一配位に置換されているのがよい。9位はハロゲン
原子、特にフッ素原子、塩素原子で置換されているのが
よい。これらの置換基の状況は他の三環性キノロン骨格
である2.3−ジヒドロー7−オキソー7H−ビリド[
1 , 2 . 3−de] [1 . 4]ペンゾチ
アジン−6−カルボン酸、6.7−ジヒドロ−1.7−
ジオキソ−IH.5H−ベンゾ[ij]キノリジン−2
−カルボン酸についても同様と考えられる。また、 2
.3−ジヒドロー7−オキソー7H−ビリド[3,2.
1−ij]−1.3.4−ペンゾオキサジアジン−6−
カルボン酸では9位はハロゲン原子、特にフッ素原子、
塩素原子で置換されているのがよい。
スビロ環を有する環状アよンと結合させるキノロン誘導
体としては、先に述べた各種の置換基を有する1.4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸が好ま
しい。
これらのスビロ環を有する環状アミンには例えば、特開
昭61−1657号公報、特開昭81−205240号
公報、特開昭60−197886号公報そして欧州特許
出願公開第206283号公報記載の方法等でキノロン
誘導体を導入できる(例えば、7−クロロー6−フルオ
ローl一エチル−1,4−ジヒドロ−3−カルボン酸、
ヨーロッパ特許第27752号. 9.10−ジフルオ
ロ−3−メチル−7−オキソー2.3−ジヒドロ−7H
−ピリドー[3,2.1−ij]−1.3.4−ペンゾ
オキサジアジン−6−カルボン酸、特開昭63−132
891号:9,1一二ポキシメタノ−7.8−ジフルオ
ロ−5−オキソー5H−チアゾロ=[3.2−al キ
ノリン−3−カルボン酸、特開平1−117888号;
7,8−ジフルオロ−5−オキソー5H−チアゾロ−[
3.2−a] キノリン−3−カルボン酸、特開昭57
−136588号;7−ハロゲノ−6−フルオロー1−
メチル−4−オキソー4}1−[1.3] チアゼト[
3.2−a] キノリン−3−カルボン酸、特開昭63
−107990号. 9.10−ジフルオロ−3−メチ
ル−2.3−ジヒドロー7−オキソー7H−ビリド[1
.2.3−del [1.4]ペンゾオキサジン−3−
カルボン酸、ヨーロッパ特許第47005号)。
本発明化合物の製造法を説明する。
(式中、a.し、c, d,  z. A, R’、R
5、R6、A1Y,Z、Xは前記の定義に等しく、X′
はハロゲン原子を表わす.) すなわち、スピロ環を有する環状アミンと 7一八ロゲ
ノキノロン誘導体を反応させると、ビロリジンの環内の
窒素原子がキノロンの7位に結合したキノロン誘導体が
生成する。
原料のキノロン誘導体、例えば1−シクロブロビル−6
−フルオロー7−ハロゲノー1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸誘導体では、7位のハロ
ゲン原子は塩素原子またはフッ素原子のいずれでもよい
。これらは特開昭61−1667号公報、特開昭61−
205240号公報記載の方法で合成できる.またこれ
以外のキノロン母核についても公知の方法で合成できる
特開昭61−205240号公報記載の方法では中間体
の3−クロロー2.4.5−トリフルオロ安息香酸をl
O工程の反応によって合戊しているが、本発明者は3−
アミノー2,4.5− トリフルオロ安息香酸から1工
程で合成する方法を開発し、これは他の安息香酸誘導体
にも応用可能であることを見い出した。
29:R’−Br、30:R’−H、 さらに本発明者は2,4.5− トリフルオロ−3−メ
チル安息香酸の簡便で、かつ大量合成も可能な合戊経路
の開発にも戊功した。すなわち、テトラフルオロフタル
酸ジエステルから出発する下記の経路である。先ず、例
えばテトラフルオロフタル酸ジメチルをニトロメタンに
溶解し、冷却下に塩基を加えると 3,S,8−トリフ
ルオロー4一二トロメチルフタル酸ジメチルとなる。こ
の塩基としては無機塩基、有機塩基の何れでもよく、例
えば有機塩基としてはテトラメチルグアニジン、1.8
−ジアザビシクロ[5,4.0]−7−ウンデセン、1
.4−ジアザビシクロ[2,2.2]オクタン等の超強
塩基を挙げることができる。また無機塩基としてはナト
リウムアくド、ナトリウムヒドリド、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム等を使用することができる。これらの
塩基の中では有機塩基の超強塩基を使用するのがよい。
反応温度は−30℃から50℃の範囲で実施すれば良く
、特に10℃以下の温度が好ましい。またニトロメタン
を反応剤と溶媒を兼ねて使用することもできるが、反応
に不活性な他の溶媒を使用しても良い。例えばベンゼン
、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチル
エーテル、ジイソブロビルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、1.2−ジメトキシエタン、ジオキサン等のエーテ
ル類を使用してもよい。
この3,5.6−トリフルオロ−4−ニトロメチルフタ
ル酸ジメチルはトリブチルスズヒドリドおよびアルファ
、アルファ゜−アゾビス(イソブチロニトリル)との反
応で3.5.6− トリフルオ′o−4−メチルフタル
酸ジメチルに一行程で変換できる。反応溶媒としてはベ
ンゼン、トルエン、ヘキサン等が使用でき、反応温度は
室温から 150℃の範囲で実施すればよく、好ましく
は室温から 120℃の範囲である。
この3.5.6− }−リフルオロ−4−メチルフタル
酸ジメチルは次の方法でも合成できる。すなわち、3,
5.6−トリフルオロー4−ニトロメチルフタル酸ジメ
チルのニトロメチル基をジメチルアミノ基に変換し、さ
らにこのジメチルア≧ノ基を四級化した後に、この四級
塩を遠元して目的の4−メチルフタル酸誘導体とする経
路である。先ず、4−ジメチルアミノー3,5.6− 
トリフルオロフタル酸ジメチルの合戒であるが、3,5
.6−トリフルオロー4−ニトロメチルフタル酸ジメチ
ルをホルムアルデヒド存在下に接触還元的にメチル化す
るのが最も簡便な方法である。ここで使用できる金属触
媒としてはラネーニッケル、パラジウムー炭素等である
。溶媒は特に制限はないが、メタノール、エタノール等
のアルコール系溶媒あるいは水がよい。一方、ニトロメ
チル基をアミノメチル基に還元し、しかる後にジメチル
化してもよい。
4−ジメチルアミノ−3.5.6− 1−リフルオロフ
タル酸ジメチルの四級化はジメチルアミノメチル化合物
にアルキルハライドを反応させればよい。例えばヨウ化
メチルを反応させれば四級塩の2.5.6−トリフルオ
ロー3.4−ジ(メトキシカルボニル)フェニルメチレ
ンートリメチルアンモニウムヨージドが得られる。本明
細書では四級塩として、トリメチルアンモニウム化合物
を例にして説明したが他のエチル、プロビル、ブチル等
のトリアルキルアンモニウム塩としてもよい。また複数
のアルキル基から構威される四級塩でもよい。この様に
して得られる四級塩をラネーニッケル存在下に接触還元
すると3.5.6−トリフルオロー4−メチルフタル酸
ジメチルが得られる。
次にこの化合物のメチル基のバラ位のカルボキシル基を
除去するのであるが、先ずエステルを加水分解する。こ
の加水分解は通常の方法でよく、塩基性ないし酸性条件
下で実施すればよい。またエステルの種類によっては水
素化分解でもよい。
加水分解で得られる3,5.8− トリフルオロー4−
メチルフタル酸を水に溶解し、封管中で200℃で加熱
するとメチル基のパラ位のカルボキシル基が脱炭酸によ
り脱離し、2,4.5−1−リフルオロ−3−メチル安
息香酸が得られる。他の脱炭酸の反応条件としては酸化
第一銅、酸化第二銅、酢酸銅(I)あるいは銅粉等の存
在下にジメチルホルムアよド、ジメチルアセトアミド、
ジメチルスルホキシド等の極性溶媒あるいはキノリン、
ビリジン等の極性塩基性溶媒中で加熱する反応や、含水
の硫酸中で加熱するといった反応を挙げることができる
上記の一連の反応による2,4.5− トリフルオロー
3−メチル安息香酸の合成はこれ迄知られていた合成経
路に比して工程数も短く、簡便でかつ大量合戒にも適用
で、きる優れた経路である。
キノロンの3位(または3位相当位)のカルボン酸部分
が置換ホウ素エステルとなったキノロン誘導体をスビロ
置換環状アよンとの反応の原料としてもよい,このホウ
素エステル体はキノロン母核の3位(または3位相当位
)に例えば次に示す置換基、 0 11 − C−OBF, を有する化合物であり、キノロンの4位(または4位相
当位)のカルボニル基とキレートを形成している。この
フッ素原子は他のハロゲン原子でもよいしまた、アセト
キシ基でもよい。
このジハロゲノホウ素化体はt1ffiIのカルボン酸
誘導体と適当な三ハロゲン化ホウ素化合物、例えば三フ
ッ化ホウ素エーテル錯体、とから容易に調製できる。
すなわちカルボン酸誘導体をジエチルエーテル、ジイソ
プロビルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類に懸濁または溶解し、過剰量の三フッ化ホ
ウ素ジエチルエーテル錯体を加え室温で攪拌する。反応
温度は室温でもよいが必要に応じて100℃位まで加熱
してもよい。反応時間は30分から24時間で充分であ
る。生成物は通常は析出するのでこれを集め、エーテル
等の不活性な溶媒で洗浄した後、減圧下に乾燥する(特
開昭62− 252790号公報参照)。
3位(または3位相当位)のカルボン酸部分がエステル
であると合成中間体やプロドラッグとして有用である。
例えば、アルキルエステル類やベンジルエステル類、ア
ルコキシアルキルエステル類、フェニルアルキルエステ
ル類及びフェニルエステル類等は合戒中間体として有用
である。
スビロ置換環状アミンの導入反応は通常、脱酸剤の存在
下に実施する。この脱酸剤は有機塩基、無機塩基のいず
れもが使用できるが、一般的には有機塩基の方が好まし
い。
有機塩基としては三級アミン類がよく、トリエチルアよ
ン、トリブロピルアよン、N,N−ジイソブロビルエチ
ルアミン、トリブチルアミン等のトリアルキルアミン類
、N,N−ジメチルアニリン, N,N−ジエチルアニ
リン等のアニリン類、N−メチルモルホリン、ピリジン
、N,N−ジメチルアミノピリジン等の複素環化合物を
例示することができる。
無機塩基としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等
のアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩等を挙
げることができる。具体的には水酸化リチウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、無水炭酸ナトリウム、無
水炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム等である。
また反応に使用するスビロ置換環状アミンを反応に必要
な当量の倍以上を使用し、アミン自体に脱酸剤を兼ねさ
せることもできる。
反応溶媒としては反応に不活性であればよく、アセトニ
トリルの他、N,N−ジメチルホルムアくド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド等
のアミド類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、ジメチルスホキシド、スルホラン等の非プロ
トン性極性溶媒、メタノール,エタノール、プロバノー
ル、ブタノール、アミルアルコール、イソアミルアルコ
ール、シクロヘキシルアルコール、3−メトキシブタノ
ール等の低級アルコール類、ジオキサン、ジメチルセロ
ソルブ、ジエチルセロソルブ、ダイグライム等のエーテ
ル類を例示することができる。また水溶性の溶媒の場合
では含水溶媒として使用してもよい。この場合、脱酸剤
は有機塩基を使用するのがよい。
反応温度は室温〜180℃の範囲で実施できるが通常は
80〜130℃の範囲でよい。
反応時間は10分から48時間、通常30分から30時
間の範囲で充分である。
スビロ置換環状アミンの導入反応に際してこのアくンの
環上の置換基を保護して反応した場合、生成物からの保
護基の除去は、使用した保謹基に応じた通常の方法で実
施すればよい。
3位(または3位相当位)のカルボン酸が遊離体でない
場合は各々に応じた方法で遊離のカルボン酸に誘導でき
る。例えば、エステルの場合は通常の加水分解法、すな
わち水酸化アルカリと含水溶媒中で処理する方法等を例
示できる。またホウ素化合物では水、アルコール等のプ
ロトン性物質で処理すればよく、この際に脱酸剤が存在
していてもよい。例えば、トリエチルア稟ン存在下はエ
タノールで処理する方法等がある。
生成したスビロ化合物Iは、再結晶、再沈殿、活性炭処
理、クロマトグラフィ等で、あるいはこれらを組合せて
使用し、精製することができる。
本発明に含まれる新規なスビロ化合物の例としては次の
化合物を挙げることができる。
7−(7−アミノー5−アザスビロ[2,4]へブタン
−5一イル)−1−シクロブロビル−6.8−ジフルオ
ロ−1.4一ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸7−(7−アミノー5−アザスビロ[2.4]へ
ブタン−5−イル)−8−クロロー1−シクロブロビル
−6−フルオロー1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリ
ンー3−カルボン酸7−(7−アミノー5−アザスビロ
(2,4]ヘブタン−5−イル)−1−シクロブロビル
−6−フルオロー1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸7−(7−アミノー5−アザスビロ
[2.4]へブタン−5一イル)−1−シクロブロビル
−6−フルオロー1,4−ジヒドロ−4−オキソー1.
8−ナフチリジン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスビロ[2.4]へブタン
−5一イル)−6.8−ジフルオロ−1−(2−フルオ
ロエチル)−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸7−(7−アミノー5−アザスビロ[2
,4] ヘブタン−5−イル)−8−クロロー6−フル
オロー1−(2−フルオロエチル)−1.4−ジヒドロ
ー4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスピロ[2.4] へブタ
ン−5一イル)−6−フルオロー1−(2−フルオロエ
チル)−1.4−ジヒドロ−4一子キソキノリン−3−
カルボン酸7−(7−アミノー5−アザスビロ(2,4
]ヘブタン−5−イル)−6−フルオロー1−(2−フ
ルオロエチル)−1.4−ジヒドロ−4−オキソー1,
8−ナフチリジン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスピロ[2,4] ヘブタ
ン−5ーイル)−1−エチル−6.8−ジフルオロ−1
,4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(7−ア稟ノー5−アザスビロ[2,4コヘブタン
−5−イル)−8−クロロー1−エチル−6−フルオロ
ー1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸7−(7−アミノー5−アザスビロ[2.4] へ
ブタン−5一イル)−1−エチル−6−フルオロー1.
4−ジヒドo −4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスピロ[2.4] へブタ
ン−5一イル)−1−エチル−6〜フルオロー1.4−
ジヒドロ−4−オキソー1,8−ナフチリジン−3−カ
ルボン酸7−(7−アミノー5−アザスビロ[2.4]
 へブタン−5−ィル)−a,a−ジフルオロ−1−(
2.4−ジフルオロフエニル)−1.4−ジヒドロー4
−オキソキノリン−3−カルポン酸 7−(7−アミノー5−アザスビロ(2,4]ヘブタン
−5−イル)−8−クロロー6−フルオロー1−(2.
4−ジフルオロフエニル)−1.4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスビロ[2,4] ヘブタ
ン−5一イル)−6−フルオロー1−(2.4−ジフル
オロフエニル)−14−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸7−(7−アミノー5−アザスビロ[
2.4]へブタン−5ーイル)−6−フルオロー1−(
2.4−ジフルオロフエニル)一1.4−ジヒドロ−4
−オキソー1.8−ナフチリジン−3一カルボン酸 7−(7−ア稟ノー5−アザスビつ(2,4] へブタ
ン−5一イル)−8.8−ジフルオロ−1−ビニル−1
.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスピロ[2,4] へブタ
ン−5ーイル)−8−クロロー6−フルオローl−ビニ
ル−1.4−ジヒドロ−4一才キソキノリン−3−カル
ボン酸7−(7−アミノー5−アザスビロ[2.4] 
へブタン−5ーイル)−6−フルオロー1−ビニル−1
.4−ジヒドロ−4一オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスピロ[2.4] へブタ
ン−5−イル)−6−フルオローl−ビニル−1.4−
ジヒドロ−4−オキソー1.8−ナフチリジン−3−カ
ルボン酸1−シクロプロピル−7−(4.7−ジアザス
ビロ[2.5]−オクタン−7−イル)−6.8−ジフ
ルオロ−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸8−クロロー1−シクロブロピル−7−(4
.7−ジアザスピロ[2.5] オクタン−7−イル)
−6−フルオロ−1.4一ジヒドロ−4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸1−シクロブロビル−7−(4.7
−ジアザスビロ[2.5]−オクタン−7−イル)−6
−フルオロー1.4−ジヒドロ−4一オキソキノリン−
3−カルボン酸 1−シクロプロビル−7−(4.7−ジアザスビロ[2
.5]−オクタン−7−イル)−6−フルオロ−1.4
−ジヒドロ−4−オキソーl18−ナフチリジン−3−
カルボン酸7−(4.7−ジアザスビロ[2.5] オ
クタン−7−イル)−6.8−ジフルオロ−1−(2−
フルオロエチル)−1.4−ジヒドロー4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸8−クロロー7−(4.7−ジア
ザスピロ[2.5] オクタン−7−イル)−6−フル
オロ−1−(2−フルオロエチル)−1.4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸7−(4.7−
ジアザスビロ[2.5] オクタン−7−イル)一6−
フルオロー1−(2−フルオロエチル)−1.4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7.−(4.7−ジアザスビロ[2.5] オクタン−
7−イル)−6−フルオロ−1−(2−フルオロエチル
)−1.4−ジヒドロ−4−オキソー1.8−ナフチリ
ジン−3−カルボン酸7−(4.7−ジアザスビロ[2
,5] オクタン−7−イル)−1−エチル−6.8−
ジフルオロ−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸 8−クロロー7−(4.7−ジアザスビロ[2.5] 
オクタン−7−イル)−1−エチル−6−フルオロ−1
.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(4.7−ジアザスビロ[2.5] オクタン−7
−イル)−1−エチル−6−フルオロ−1.4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7− (4 .7−ジアザスビロ[2.5] オクタン
−7−イル)一l一エチル−6−フルオロ−1.4−ジ
ヒドロー4−オキソー1.8−ナフチリジン−3−カル
ボン酸7−(4.7−ジアザスビロ(2,5] オクタ
ン−7−イル)−6.8−ジフルオロ−1−(2.4−
ジフルオロフエニル)−14−ジヒドロー4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸8−クロロー7−(4.7−ジ
アザスピロ[2.5] オクタンー7−イル)−6−フ
ルオロー1−(2.4−ジフルオロフェニル)−1.4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(4.7−ジアザスビロ[2.5] オクタン−7
−イル)−6−フルオロ−1−(2.4−ジフルオロフ
エニル)−1.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3
−カルボン酸7−(4.7−ジアザスビロ[2.5] 
オクタン−7−イル)一6−フルオロ−1−(2.4−
ジフルオロフエニル)−1.4−ジヒドロ−4−オキソ
ー1.8−ナフチリジン−3−カルボン酸 7−(4.7−ジアザスピロ[2,5] オクタン−7
−イル)一68−ジフルオローL−ビニル−1.4−ジ
ヒドロー4−オキソキノリン−3−カルボン酸 8−クロロー7−(4.7−ジアザスピロ[2.5] 
オクタンー7−イル)−6−フルオロ−1−ビニル−1
.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(4.7−ジアザスビロ[2.5] オクタン−7
−イル)−6−フルオロ−1−ビニル−1.4−ジヒド
ロー4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(4.7−ジアザスビロ(2,5] オクタン−7
−イル)−6−フルオロ−1−ビニル−1.4−ジヒド
ロー4−オキソー18−ナフチリジン−3−カルボン酸 10−(7−アミノー5−アザスピロ(2.43 へブ
タン−5ーイル)−9−フルオロー3−(S)一メチル
−2.3−ジヒドロ=7−オキソー7H−ビリド[1,
2.3−del [1.4] ペンゾオキサジン−6−
カルボン酸 10−(4.7−ジアザスビロ[2.5] オクタン−
7−イル)−9−フルオロ−3− (S)一メチル−2
.3−ジヒドロー7−オキソー7H−ビリド[1,2.
3−de] [1.4] ペンゾオキサジン−6−カル
ボン酸 8−(7−アミノー5−アザスビロ(2,4] ヘブタ
ン−5一イル)−9−フルオロー5− (S)一メチル
−6.7−ジヒドロ−1.7−ジオキソ−1}1 ,5
H−ベンゾ[ijlキノリジン−2=カルボン酸 8−(4.7−ジアザスビロ[2.5] オクタン−7
−イル)−9−フルオロ−5−.(S)−メチル−6.
7−ジヒドロー17−ジオキソ−IH,5H−ベンゾ[
iJ]キノリジン−2−カルボン酸 10−(7−アミノー5−アザスビロ[2.4]へブタ
ン−5ーイル)−9−フルオロー3− (S)−メチル
−2.3−ジヒドロー7−オキソー7H−ビリド[1 
, 2 . 3−de] [1 . 4] ペンゾチア
ジン−6−カルボン酸 10−(4,7−ジアザスビロ[2 , 5]オクタン
−7−イル)−9−フルオロ−3−(S)一メチル−2
,3−ジヒドロー7−オキソ−7H−ビリド[1,2.
3−del [1.4]ペンゾチアジン−6−カルボン
酸 5−アミノー7−(7−ア5ノー5−アザスビロ[2.
4]へブタン−5−イル)−1−シクロブロビル−6.
8−ジフルオロ−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸 5−アミノー7−(7−アよノー5−アザスピロ[2.
4]へブタン−5−イル)−8−クロロー1−シクロプ
ロビル−6−フルオロー1.4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸 5−アくノー7−(7−アミノー5−アザスビロ[2,
4]へブタン−5−イル)−6.8−ジフルオロ−1−
(2−フルオロエチル)−1.4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸 5−ア主ノー7−(7−アミノー5−アザスビロ[2.
4]へブタン−5−イル)−8−クロロー6−フルオロ
ー1−(2−フルオロエチル)−1.4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸 5−アミノー7−(7−ア稟ノー5−アザスビロ[2.
4]へブタン−5−イル)−1−エチル−6.8−ジフ
ルオロ−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸5−ア主ノー7−(7−アミノー5−アザス
ビロ[2.4] へブタン−5−イル)−8−クロロー
1−エチル−6−フルオロー1.4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸 5−アミノー7−(7−アよノー5−アザスビロ[2,
4] ヘブタン−5−イル)−6.8−ジフルオロ−1
−(2.4−ジフルオロフェニル)−1.4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン〜3−カルボン酸 5−アミノー7−(7−ア稟ノー5−アザスビロ[2.
4]へブタン−5−イル)−8−クロロー6−フルオロ
−1−(2.4−ジフル才ロフェニル)−1.4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 5−アミノーl−シクロプロピル−7−(4.7−ジア
ザスビロ[2.5] オクタン−7−イル)一a,a−
ジフルオロ−1,4−ジヒドロー4−オキソキノリン−
3−カルボン酸5−アミノー8−クロローl−シクロプ
ロビル−7−(4.7−ジアザスビロ[2.5] オク
タン−7−イル)−6−フルオロー1.4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸 5−アくノー7−(4.7−ジアザスピロ[2.5] 
オクタンー7−イル)−6.8−ジフルオロ−1−(2
−フルオロエチル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸5−アよノー8−クロロー7−
(4.7−ジアザスピロ−[2.5] オクタン−7−
イル)−6−フルオロー1−(2−フルオロエチル)−
1,4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 5−アミノー7−(4.7−ジアザスピロ[2.5] 
オクタン−7−イル)−1−エチル−6.8−ジフルオ
ロ−1.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸5−アミノー8−クロロー7−(4.7−ジアザ
スビロ−[2.5] オクタン−7−イル)−1−エチ
ル−6−フルオロー1,4−ジヒドロー4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸5−アミノー7−(4,7−ジア
ザスビロ[2.5] オクタン−7−イル)−8.8−
ジフルオロ−1−(2.4−ジフルオロフェニル)−1
.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カルボン酸 5−アミノー8−クロロー7−(4.7−ジアザスビロ
[2,5]−オクタン−7−イル)−6−フルオロー1
−(2.4−ジフルオロフェニル)−1.4−ジヒドロ
ー4一才キソキノリン−3−カルボン酸 5−アミノー7−(7−アミノー5−アザスビロ[2.
4]へブタン−5−イル)−6.8−ジフルオロ−1−
ビニル−■,4一ジヒドロー4−オキソキノリン−3−
カルボン酸5−アくノー7−(7−ア主ノー5−アザス
ビロ(2,4]ヘブタン−5−イル)−8−クロロー6
−フルオロー■−ビニル−1.4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸 5−アミノー7−(4.7−ジアザスピロ[2.5] 
オクタン−7−イル)−6.8−ジフルオロ−1−ビニ
ル−1.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸5−アくノー8−クロロー7−(4.7−ジアザ
スピロ−[2.5]オクタン−7−イル)−6−フルオ
ローl−ビニルー1.4−ジヒドロー4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸7−(7−アミノー5−アザスピロ
[2.4] へブタン−5−イル)−1−シクロブロビ
ル−6−フルオロー8−メトキシーl4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスピロ[2.4]へブタン
−5一イル)−6−フルオロー1−(2−フルオロエチ
ル)−8−メトキシ−1.4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスビロ(2,4]ヘブタン
−5−イル)−1−エチル−6−フルオロー8−メトキ
シ−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸7−(7−アよノー5−アザスビロ[2,4コヘ
ブタン−5一イル)−6−フルオロー1−(2.4−ジ
フルオロフェニル)一8−メトキシ−1.4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(7−アくノー5−アザスビロ[2.4]へブタン
−5−イル)−6−フルオロ−8−メトキシ−1−ビニ
ル−114−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸7−(7−アミノー5−アザスビロ[2.4] 
へブタン−5−イル)−1−シクロブロビル−6−フル
オロー8−メチル−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸7−(7−アミノー5−アザスビ
ロ[2,4] へブタン−5一イル)−6−フルオロ−
1−(2−フルオロエチル)−8−メチル−1.4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスピロ(2,4] ヘブタ
ン−5−イル)−1−エチル−6−フルオロー8−メチ
ル−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸7−(7−ア友ノー5−アザスビロ[2,41へ
ブタン−5−イル)−6−フルオ04−(2.4−ジフ
ルオロフエニル)−8−メチル−1,4−ジヒド′o−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(7−アミノー5−アザスビロ[2,4コヘブタン
−5ーイル)−6−フルオロー8−メチル−1−ビニル
−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸1−シクロブロビル−7−(4.7−ジアザスビロ
[2.5]−オクタン−7−イル)−6−フルオロ−8
−メトキシー1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸7−(4.7−ジアザスピロ[2.5]
オクタン−7−イル)一6−フルオロー1−(2−フル
オロエチル)−8−メトキシー1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸7−(4.7−ジアザ
スビロ[2,5]オクタン−7−イル)一l一エチル−
6−フルオロ−8−メトキシー1.4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸?−(4.7−ジアザ
スビロ[2,5] オクタン−7−イル)一1−(2.
4−ジフルオ口フェニル)−6−フルオロー8−メトキ
シ−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸 7−(4.7−ジアザスビロ[2.5] オクタン−7
−イル)−6−フルオロー1−ビニル−8−メトキシ−
1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸l−シクロプロビル−7−(4.7−ジアザスビロ[
2.5]−オクタン−7−イル)−6−フルオロ−8−
メチル−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸7−(4.7−ジアザスピロ[2.5] オ
クタン−7−イル)−6−フルオローl一(2−フルオ
ロエチル)−8−メチル−1.4一ジヒドロー4−オキ
ソキノリン−3一カノレボン酸7−(4.7−ジアザス
ピロ(2,5] オクタン−7−イノレ)−1−エチル
−6−フルオロー8−メチル−1.4−ジヒドロー4−
オキソキノリン−3−カルボン酸 ?−(4.7−ジアザスビロ[2,5] オクタン−7
−イノ1ノ)−6−フルオロ−1−(2.4−ジフルオ
ロフエニノレ)−8−メチル−1.4−ジヒドロー4−
オキソキノリン−3一カノレボン酸 7−(4.7−ジアザスビロ(2.53 オクタン−7
−イル)−6−フルオロー1−ビニル−8−メチル−1
.4−ジヒトロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(8−アミノー6−アザスビロ[3.4] オクタ
ン−6−イル)−1−シクロブロビル−6.8−ジフル
オロ−1,4一ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸7−(8−アミノー6−アザスピロ[3.4]
 オクタン−6一−i’ル)−8−クロロー1−シクロ
プロビル−6−フノレオロ−14−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリンー3−カノレボン酸7−(8−アミノー6−
アザスピロ[3.4] オクタン−6一イル) −6 
.8−ジフルオロ−1−(2−フルオロエチル)−1.
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸7
−(8−アミノー6−アザスビロ(3,4] オクタン
−6ーイル)−8−クロロー6−フルオロー1−(2−
フルオロエチル)−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸 7−(8−アよノー6−アザスビロ[3.4] オクタ
ン−6−イル)−1−エチル−6.8−ジフルオロ−1
.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(8−アミノー6−アザスビロ[3.4] オクタ
ン−6一イル)−8−クロロー1−エチル−6−フルオ
ロー1.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸7−(8−アよノー6−アザスビロ[3.4]オ
クタン−6一イル)−6.8−ジフルオロ−1−(2.
4−ジフルオロフェニル)−1.4−ジヒドロー4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸 7−(8−ア主ノー6−アザスビロ[3.4] オクタ
ン−6−イル)−8−クロロー6−フルオロー1−(2
.4−ジフルオロフェニル) −1 .4−ジヒド′o
−4−オキソキノリンー3−カルボン酸 7−(8−アミノー6−アザスピロ(3,4] オクタ
ン−6−イル)−6.8−ジフルオロ−1−ビニル−1
.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(8−ア亙ノー6−アザスビワ[3,4] オクタ
ン−6−イル)−8−クロロー6−フルオロー!−ビニ
ル−1.4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸10−(8−アミノー6−アザスピロ[3.4]
オクタン−6一イル)−9−フルオロー3−(S)一メ
チル−2.3−ジヒドロ−7−オキソー7H−ピリド(
1,2.3−del[1,4]ベンゾオキサジン−6−
カルボン酸 8−(8−ア稟ノー6−アザスビロ[3.4] オクタ
ン−6−イル)−9−フルオロー5− (S)一メチル
−6.7−ジヒドロー1,7−ジオキソ−11{,51
{−ベンゾ[ijlキノリジン−2−カルボン酸 1−シクロブロビル−7−(5.8−ジアザスビロ[3
.5]−ノナンー8−イル)−6.8−ジフル才ロ−1
.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 8−クロローl−シクロブロビル−7−(5、8−ジア
ザスビロ[3.5] ノナンー8−イル)−6−フルオ
ロー1.4−ジヒドロ−4−才キソキノリン−3−カル
ボン酸?−(5.8−ジアザスビロ(3,51 ノナン
ー8−イル)−6,8−ジフルオロ−1−(2−フルオ
ロエチル)−L4−ジヒドロー4−オキソキノリン−3
−カルボン酸8−クロロー7−(5.8−ジアザスピロ
[3.5] ノナンー8−イル)−6−フルオロー1−
(2−フルオロエチル)−1.4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸7−(5.8−ジアザスピ
ロ[3 , 5] ノナンー8−イル)−68−ジフル
オロ−1−エチル−1.4−ジヒドロー4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸 8−クロロー7−(5.8−ジアザスビロ[3.5] 
ノナンー8一イル)−1−エチル−6−フルオロー1.
4−ジヒドロー4一オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(5.8−ジアザスピロ[3.5] ノナンー8−
イル)−68−ジフルオロ−1−(2.4−ジフルオロ
フエニル)一1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸8−クロロー7−(5.8−ジアザスビ
ロ[3,S]ノナンー8ーイル)−1−(2.4−ジフ
ルオロフふニル)−6−フルオロー1.4−ジヒドロー
4−オキソキノリン−3−カルボン酸7−(5,8−ジ
アザスビロ[3,53 ノナンー8−イル)−6.8−
ジフルオロ−1−ビニル−1.4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸 8−クロロー7−(5.8−ジアザスピロ[3.53 
ノナンー8一イル)−1−ビニル−6−フルオロ−1.
4−ジヒドロー4一オキソキノリン−3−カルボン酸 10−(5.8−ジアザスビロ[3,5] ノナンー8
−イル)−9−フルオロー3−(S)一メチル−2,3
−ジヒドロー7−オキソー7H−ビリド[1.2.3−
de] [1.4] ペンゾチアジンー6−カルボン酸 10−(5.8−ジアザスピロ[3,51 ノナンー8
−イル)一9−フルオロー3−(S)一メチル−2.3
−ジヒドロー7−オキソー7H−ビリド[1 . 2 
. 3−de] [1 . 4] ペンゾオキサジン−
6−カルボン酸 8−(5.8−ジアザスビロ(3.53 ノナンー8−
イル)−9−フルオロ−5−(S)一メチル−6.7−
ジヒドロー1.7−ジオキソ−1}1.58−ベンゾ[
ij]キノリジン−2−カルボン酸 7−(フーメチルアミノー5−アザスビロ[2,4] 
ヘブタン−5−イル)−8−クロローl−シクロブロビ
ル−6−フルオロー1.4−ジヒドロ−4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸 7−(7−ジメチルアよノー5−アザスビロ[2,4]
ヘブタン−5−イル)−8−クロロー1−シクロブロビ
ル−6−フルオロ−1.4−ジヒドロー4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸 8−クロロー1−シクロブロビル−7−(4−メチル−
4.7−ジアザスピロ[2.5] オクタン−7−イル
)−6−フル才ロー1.4−ジヒドロ−4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸 これらのスビロ環状アミンを有するキノロン誘導体は、
対応するスピロ環を持たないキノロン誘導体に比べ脂溶
性が高く、より高い経口吸収性が期待でき、より優れた
抗菌活性の発現が期待される。
本発明のビリドンカルボン酸銹導体は遊離体のままでも
よいが、酸付加塩としてあるいはカルボキシル基の塩と
してもよい。酸付加塩とする場合の例としては、塩酸塩
、硫酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、リ
ン酸塩等の無機酸塩類、あるいは酢酸塩、メタンスルホ
ン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩
、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、乳酸塩等の
有機酸塩類を挙げることができる. またカルボキシル基の塩としては、例えばリチウム塩、
ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネ
シウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アン
モニウム塩、またトリエチルア主ン塩やN−メチルグル
カミン塩、トリスー(ヒドロキシルメチル)アミノメタ
ン塩等で無機塩類、有機塩類の何れでもよい。
またこれらのビリドンカルボン酸誘導体の遊離体や酸付
加塩、カルボキシル基の塩は永和物として存在すること
もある。
一方、カルボン酸部分がエステルであるキノロン誘導体
は合戒中間体やプロドラッグとして有用である.例えば
、アルキルエステル類やベンジルエステル類、アルコキ
シアルキルエステル類、フェニルアルキルエステル類及
びフェニルエステル類は合成中間体として有用である。
また、プロドラッグとして用いられるエステルとしては
、生体内で容易に切断されてカルボン酸の遊離体を生戒
するようなエステルであり、例えば、アセトキシメチル
エステル、ビバロイルオキシメチルエステル、エトキシ
力ルポニルオキシエステル、コリンエステル、ジメチル
ア5ノエチルエステル、5−インダニルエステル及びフ
タリジニルエステル、5一置換−2−オキソー1.3−
ジオキソール−4−イルメチルエステルモして3−アセ
トキシー2−オキソプチルエステル等のオキソアルキル
エステルを挙げることができる。
本発明化合物は強い抗菌作用を有することから人体、動
物、及び魚類用の医薬として或はa薬、食品の保存剤と
して使用することができる。
本発明化合物を人体用の医薬として使用する場合、投与
量は成人一日当たり 50mgから1g、好ましくは1
00mgから300mgの範囲である。
また動物用としての投与量は、投与の目的(治療或は予
防)、処置すべき動物の種類や大きさ、感染した病原菌
の種類、程度によって異なるが、一日量と1ノて一般的
には動物の体重 1kg当たりIBから200mg,好
ましくは5mgから100mgの範囲である。
この一日量を一日1回、あるいは2〜4回に分けて投与
する。また一日量は必要によっては上記の量を超えても
よい。
本発明化合物は各種の感染症の原因となる広範囲の微生
物類に対して活性であり、これらの病原体によって引き
起こされる疾病を治療し、予防し、または軽減すること
ができる。
本発明化合物が有効なバクテリア類又はバクテリア様微
生物類としてブドウ球菌属、化膿レンサ球菌、溶血レン
サ球菌、腸球菌、肺炎球菌、ベフトストレプトコッカス
属、淋菌、大腸菌、シトロバクター属、シゲラ属、肺炎
桿菌、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属
、緑膿菌、インフルエンザ菌、アシネトバクター属、カ
ンピロバクター属、トラコーマクラミジア等を例示する
ことができる。
またこれらの病原体によって引き起こされる疾病として
は、毛嚢炎、せつ、よう、丹毒、蜂巣炎、リンパ管(節
)炎、ひよう桓、皮下膿瘍、汗腺炎、集籏性ざ渣、感染
性粉瘤、肛門周囲膿瘍、乳腺炎、外傷・熱傷・手術創な
どの表在性二次感染、咽喉頭炎、急性気管支炎、扁桃炎
、慢性気管支炎、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎
、慢性呼吸疾患の二次感染、肺炎、腎孟腎炎、膀胱炎、
前立腺炎、副皐丸炎、淋菌性尿道炎、非淋菌性尿道炎、
胆のう炎、胆管炎、細菌性赤痢、陽炎、子宮付属器炎、
子宮内感染、バルトリン腺炎、眼瞼炎、麦粒腫、涙嚢炎
、瞼板腺炎、角膜潰瘍、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎
、歯冠周囲炎、顎炎、腹膜炎、心内膜炎、敗血症、髄膜
炎、皮膚感染症等を例示することができる。
また動物の感染症の原因となる各種の微生物、例えばエ
シエリキア属、サルモネラ属、バスツレラ属、ヘモフィ
ルス属、ボルデテラ属、スタヒロコッカス属、マイコブ
ラズマ属等に有効である。
具体的な疾病名を例示すると鳥類では大腸菌症、ひな白
痢、鶏バラチフス症、家禽コレラ、伝染性コリーザ、ブ
ドウ球菌症、マイコプラズマ感染症等、豚では大腸菌症
、サルモネラ症、バスツレラ症、ヘモフィルス感染症、
萎縮性鼻炎、滲出性表皮炎、マイコブラズマ感染症等、
牛では大腸菌症、サルモネラ症、出血性敗血症、マイコ
ブラズマ感染症、牛肺疫、乳房炎等、犬では大腸菌性敗
血症、サルモネラ感染症、出血性敗血症、子宮蓄II症
、膀胱炎等、そして猫では滲出性胸膜炎、膀胱炎、慢性
鼻炎、ヘモフィルス感染症、仔猫の下痢、マイコブラズ
マ感染症等を挙げることができる。
本発明化合物からなる抗菌製剤は投与法に応じ適当な製
剤を選択し、通常用いられている各種製剤の調製法にて
調製できる。本発明化合物を主剤とする抗菌製剤の剤型
としては例えば錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤や、溶
液剤、シロップ剤、エリキシル剤、油性ないし水性の懸
濁液等を経口用製剤として例示できる。
注射剤としては製剤中に安定剤、防腐剤、溶解補助剤を
使用することもあり、これらの補助剤を含むこともある
溶液を容器に収納後、凍結乾燥等によって固形製剤とし
て用時調製の製剤としても良い。また一投与量を容器に
収納しても良く、また多投与量を同一の容器に収納して
も良い。
また外用製剤として溶液剤、懸濁液、乳濁液、軟膏、ゲ
ル、クリーム、ローション、スプレー等を例示できる。
固形製剤としては活性化合物とともに製剤学上許容され
ている添加物を含み、例えば充填剤類や増量剤類、結合
剤類、崩壊剤類、溶解促進剤類、湿潤剤類、潤滑剤類等
を必要に応じて選択して混合し、製剤化することができ
る。
液体製剤としては溶液、懸濁液、乳液剤等を挙げること
ができるが添加剤として懸濁化剤、乳化剤等を含むこと
もある。
本発明化合物を動物に投与する方法としては直接あるい
は飼料中に混合して経口的に投与する方法、また溶液と
した後、直接もしくは飲水、飼料中に添加して経口的に
投与する方法、注射kよって投与する方法等を例示する
ことができる。
本発明化合物を動物に投与するための製剤としては、こ
の分野に於いて通常用いられている技術によって適宜散
剤、細粒剤、可溶散剤、シロップ剤、溶液剤、あるいは
注射剤とすることができる.次に製剤処方例を示す。
製剤例1.(カプセル剤): 化合物32b コーンスターチ C M Cカルシウム ハイドロキブ口ビルシメチルセルロース100.0mg 23.0mg 22.5mg 3.0mg 製剤例2、(溶液剤): 化合物3lb 酢酸又は水酸化ナトリウム パラオキシ安息香酸エチル 1 〜 0.5〜 O 10 2 1 g g g 製剤例3−.(飼料混合用散剤): 化合物55b1〜10 g コーンスターチ    98.5〜89.5 g軽 無
水ケイ酸        0.5g計   100  
g 次に実施例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。
また、抗菌活性は日本化学療法学会指定の方法(日本化
学療法学会雑誌、29(1)、76 (1981))に
準じて実施した。抗菌活性の表の次に各種スピロ置換環
状アミン誘導体、キノロン骨格合成の中間化合物そして
各種スピロ化合物の合成の反応式を示した。
参考例1.7−アミノー5−アザスビロ2.41へブタ
ンの合成 !)1−アセチルー1−シクロブロバンヵルボン酸エチ
ル2 アセト酢酸エチル、10.4gに 1.2−ジブロモエ
タン15g、炭酸カリウム23g, N,N−ジメチル
ホルムアミド (DMF) 150mlを混合し室温で
2日間攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を減圧乾固して
残留物に水を加え、クロロホルムで抽出した。抽出液を
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して得ら
れた淡黄色油状物を減圧蒸留し、沸点70〜71t /
2〜3 m m H gの留分として標記の化合物2、
7.5gを得た。
’H−NMR(CDCIs)  δppm1.30(3
}1, t, J−7Hz), 1.48(4H, s
), 2.49(3}1,s), 4.24(2H, 
q, J=7Hz)化合物2、7gをエタノール50m
lに溶解し、臭素8.0gを室温攪拌下に滴下した。室
温で2時間攪拌した後、過剰の臭素と溶媒を減圧留去し
、1−プロモアセチルーl−シクロブロバンヵルボン酸
エチル3、を得た。これは精製することなくエタノール
50mlに溶解し、氷?l!攪拌下にベンジルア多ン1
2gを滴下した。室温に戻して24時間攪拌後、溶媒を
減圧留去し、残留物をクロロホルム2oolTl1に溶
解してIN塩酸、飽和食塩水の順に洗浄して無水硫酸ナ
トリウムにて脱水した。溶媒を減圧留去し、残留物をシ
リカゲルクロマトグラライに付して296メタノールー
クロロホルムで溶出し標記の化合物4、2.3gを淡黄
色結晶として得た。
’ H−NMR (CDCl3)  δppm+1.6
 〜1.8(4}1,  m),  3.78(2H,
  s),  4.68(21{,  s)7.2  
〜7.45f5H,br  s)化合物4、670mg
にヒドロキシルアくン塩酸塩7001ng、トリエチル
アミン 200mg,エタノール10mlを加え、室温
で一夜攪拌した。溶媒を減圧留去し、残留物に10*ク
エン酸水溶液を加えて溶解し、クロロホルムで抽出した
。クロロホルム抽出液を1N水酸化ナトリウム水溶液で
逆抽出し、この水層を濃塩酸酸性としてクロロホルムで
抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで脱水後、溶媒
を減圧留去し、標記の化合物5、490mgを白色結晶
として得た。
’}I−NMR(CDClz)  δpptn:1.3
 〜1.7(4H, ml, 3.80’ & 4.1
0’(28, S)4.60”″″& 4.70”(2
}1,S), 7.38(5}1, arm.)(本,
傘傘 : sin, antiの冫毘ざりである)4)
7−アミノー5−アザスビロ2.41へブタン7化合物
5、490mgを無水テトラヒドロフラン80mlに溶
解し、リチウムアルくニウムハイドライド500mgを
加えて8時間加熱還流した。室温に戻した後、水0.5
ml、15′4水酸化ナトリウム水溶波0.5ml,水
1.5mlの順に加え、不溶物を濾去して濾液を減圧濃
縮し、7−アミノー5−ベンジルー5−アザスビロ[2
.4]へブタン6、を得た。これは精製せずにエタノー
ル20mlに溶かし lO*パラジウムー炭素を加え、
4.5kg/am2, 50℃の条件下で接触水素化し
た。6時間後、触媒を濾去し、濾液を室温以下の温度で
減圧濃縮し、標記の化合物7の粗成績体を得た。この化
合物7は精製することなく種々の反応に使用した。
化合物6、2.8g、 レンクロリド 50ml 調製した (R)−N−p− の酸クロリド(註、 トリエチルアよン1.5g、メチ を混合し、水冷攪拌下、別に トルエンスルホニルブロリン (R)−N−p−トルエンスルホニル プロリン4gと過剰の塩化チオニルを使用して調製した
。)のメチレンクロリド 10mlの溶液を10分で滴
下した後、室温に戻し3時間攪拌した。反応混合物を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残
留物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル
80g)に付し、酢酸エチル溶出部から飴状物貿の標記
の化合物8、3.5gを得た。
サン(2:1〜4:1, v/v)溶出部から標記の化
合物9、3gを淡黄色油状物として得、直ちに HP 
LCに付して光学活性化合物9a及び9bを各々 1.
40g、1.45g得た。
使用カラム:ヌクレオシル50−5 (20x 250
mm)展開溶媒:酢酸エチル 流速: llml/min、9a ;  19.5分で
溶出9b;  21分で溶出 9a :  [a], +133.6 (c O.75
,クロロホルム)9b : [ a”H, + 76.
0 (c O.85,クロロホルム)化合物8、3.5
g、クロル炭酸ベンジル2.5mlを乾燥メチレンクロ
リド4mlに加え、12時間室温で攪拌した。更にクロ
ル炭酸ベンジル4mlを加えて5時間攪拌後、クロロホ
ルムを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水で順次洗浄した.無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を減圧留去して残留物をフラッシュカラムクロマトグラ
フィ(シリカゲル,85g)に付し、酢酸エチルーn−
ヘキ化合物9a、1.4gをエタノール20mlに溶解
し、2N水酸化ナトリウム水溶液15mlを加えて19
時間還流した。反応液を濃塩酸酸性とし、クロロホルム
で2回、酢酸エチルで1回洗浄後、水層を減圧濃縮して
無色固体を残留物として得た。この無色固体に50*水
酸化ナトリウム水溶液10mlを加え、減圧蒸留し、化
合物7aを含む水溶液を留出物として得、このままで次
の反応に使用した。
もう一方の化合物7bについても化合物9bから同様の
操作で得ることができた。
一考例2. 学活性7−アミノー5−アザスビロー化合
物6、800mgをテトラヒドロフラン30mlに溶解
し、室温で2−(第三級プトキシカルボニルオキシイミ
ノ)−2−フェニルアセトニトリル( BOC−ON)
、1.2gを加え、2時間反応させた.溶媒を減圧留去
し、残留物にクロロホルムを加え、10*クエン酸水溶
液で抽出した。クエン酸抽出液をIN水酸化ナトリウム
水溶液でp}lを10以上とし、クロロホルムで抽出し
た。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を減圧留
去し、7一第三級ブトキシカルボニルア稟ノー5−ベン
ジルー5−アザスビロ[2.4]へブタン10、900
mgを得た。この化合物10、870mgをエタノール
15ml に溶解し、10*−パラジウム炭素500+
ngを加えて加圧下(4.5kg/cm2)、40℃で
接触水素化した。2時間後触媒を濾去し、濾液を減圧濃
縮し、標記の化合物工1を得、これは精製することなく
置換反応に用いた。
化合物2、35.7gをエタノール200mlに溶解し
て臭素40gを室温で攪拌下に滴下した。室温で2時間
攪拌した後、過剰の臭素と溶媒を減圧留去して1−プロ
モアセチル−1−シクロブロバンカルボン酸エチル3、
を得た。これは精製することなくエタノール200ml
に溶解し、水冷攪拌下に R− (+)l−フェニルエ
チルア稟ン33gとトリエチルアミン27gを同時に1
時間にわたり滴下し、その後室温に戻し2日間攪拌を行
った。不溶物を濾去した後エタノールを減圧留去し、残
留物を酢酸エチル300mlに溶解しIN塩酸、飽和重
曹水、飽和食塩水の順に洗浄して有機層を無水硫酸ナト
リウムにて乾燥した。溶媒を減圧留去し、残留物を20
0gのシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ク
ロロホルム〜296メタノール/クロロホルムで溶出し
、標記の化合物12を無色結晶として得た.融点. 9
8−103℃ ’}I−NMR (CD[:13)  δppm  :
 1.62(3}1,  d,  J−7.2}!z)
,1.4−1.8(4}1.m),3.5(IH,d,
J−18Hz),3.9(1M.  d.  J=18
}1x),  5.82(IH,  q.  J−7.
2Hz)7.36(5H,S) 化合物12、3.35gにヒドロキシルアミン塩酸塩1
.6g,  トリエチルアミン 2.3g,  エタノ
ール80m1を加え、室温で2時間攪拌した。溶媒を減
圧留去し、残留物にクロロホルムを加え、109gクエ
ン酸水溶液および飽和食塩水で洗浄し有機層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去することにより
標記の化合物13、3.5gを無色結晶として得た。
融点. 188−194℃ ’H−NMR (CDCl3)  δppm  : 1
.2−1.4(2H, m).1.53(38, d,
 J−7.2}1z,& 2}1, m)3.8(1}
1, d, J−18HZ), 4.1Nl}I, d
, J−18HZ),5.63(IH, q, J・7
.2Hz). 7.32(5}1, s)3)7−アミ
ノー4−オキソー5− 1−(R)一フェニルエチ化合
物13、3.5gとラネーニッケル7.5mlをメタノ
ール150mlに加え、室温で12時間接触還元を行な
った.触媒を濾去後、溶媒を減圧留去し、残留物を10
0gのシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5
零メタノール/クロロホルムで溶出することにより、化
合物14b(始めに溶出されるフラクション)および化
合物14aを無色油状物として各々 1.0g, 0.
8g得た。
14b:’H−NMR(CDCIs)  δppm :
 0.8−1.4(4}1, m)1.52(3H, 
d, J−7Hz), 2.87(IH, dd, J
−10.3Hz)3.3−3.9(2H, m), 4
.27(2}1, br s),5.42(1}1, 
q, J−71{z), 7.29(5}1, s)1
4a:’}I−NMR(CDCIs)  δppm :
 0.6−1.3(4H, m),1.40(2H, 
S). 1.53(3H, d, J−7.28Z),
2.99(IH, dd, J−12.8, 7.2H
Z),3.15−3.45(21{, m). 5.5
2(IH, q, J−7.2Hz),7.30(5H
, S) 4)7−アミノー5−[1−(R)一フェニルエチル]
−5−アザスピロ2.4へブタン.15a%15b無水
テトラヒドロフラン50mlに化合物14b,1.0g
およびリチウムアルミニウムハイドライド、500mg
を加え17時間遠流を行なった。冷後、反応液に水0.
5ml、15″!4水酸化ナトリウム水溶液0.5ml
,水1.5mlを順次加え、室温で更に30分攪拌した
。不溶物を濾過後、テトラヒドロフランでよく洗浄し、
濾液、洗液を合して乾燥した。溶媒を減圧留去後、淡黄
色油状物の標記の化合物15b、940mgを得た。同
様にして化合物14a、800mgから化合物ISa、
755mgを得た。
15b;’H−NMR((:DCla)  δppm 
 : 0.2−0.8(4}1, m),1.35(3
H, d, J−6.6Hz), L.S−2.0(2
H, br m),2.2−3.1 (4H, lI1
) , 3.24 (IH. q, J”6.8Hz)
 ,3.5−3.9(11{, m), 7.28(5
H, br s)15a;’}I−NMR(CDCIs
)  δppm : 0.3−0.9(4H, m),
1.36(3}1, d, J−6.7}1z), 1
.8−2.2(2H, m),2.2−3.2(4H,
 II1). 3.24(IH, q, J−6.71
{z)、3.[i−3.9(IH, m), 7.28
(5H, br s)5) 7−(第三級ブトキシカル
ボニルアミノ)−5−1− (R)−フェニルエチル−
5−アザスビロ2,4  へ無水テトラヒドロフラン2
0ml中に化合物15b、764mgおよびBOC−O
N、1.3gを加え、室温で4時間攪拌を行なった。反
応液に酢酸エチルを加え、1N水酸化ナトリウム水溶液
で2回、水で1回洗浄後1帖クエン酸水溶液で抽出した
。水層を酢酸エチルで1回洗浄後、15*水酸化ナトリ
ウム水溶液を冷却下に加えてアルカリ性にした後、クロ
ロホルムで3回抽出を行い、有機層を飽和食塩水で洗浄
して乾燥した.溶媒留去後、残漬をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル、20g、クロロホルム
;メタノール−20:f, lollで溶出)に付し、
標記の化合物16b、690mgを得た。このものは放
置後結晶化した。n−ヘキサンで洗浄した。
化合物16aも同様の方法で得た。
16b;無色結晶 融点: l03−105℃ [αlo −15.2 (C−1.475.クロロホル
ム)’ H−NMR (CDCh)  δppm : 
0.4−0.9(4}1, m),?.36(3}1.
d.J−7.28Z),1.44(9H,S)2.42
(2H,AB  q,J=10.2}1z),2.79
(2H,  d,  J−5.6HZ),  3.24
(1}1,  q,  J−7.2HZ),3.6−4
.0(1}1.  m),  4.6−5.118, 
 br d).7.28(5H,  S) 元素分析 ’lsH2aN2Q■として計算値: C 
72.12, H 8.92, N 8.85分析値:
 C 71.83, H 9.07, N 8.641
6a:無色結晶 融点:94−97℃ [α]。+47.6 (c−0.89,クロロホルム)
’H−NMR (CDCl3)  δppm : 0.
4−0.9(4H, m),1.33(3H. d, 
J−8.88Z), 1.40(9H, S)2.29
(IH, d, J=9Hz), 2.44(1}1,
 dd, J−IQ.8,3.[iHz). 2.77
(IH. d. J−9Hz), 2.fl8(l}I
, dd,J−10.8. 5.38Z), 3.22
(IH, q, J−8.6Hz)3.6−3.9(I
H. m), 4.7−5.2(IH, b’r d)
,7.27(5H, s) 元素分析 C+,H2aN20■として計算値: G 
72.12, H 8.92, N 8.85分析値:
 C 71.86, H 9.36, N 8.58化
合物tab, 850mgと 5096含水パラジウム
ー炭素500IIlgを30mlのエタノールに加えて
4.2気圧で加温下に接触還元を行なった。6時間後、
触媒を濾去して母液を減圧留去し得られた油状残留物に
酢酸エチルを加え1096クエン酸水溶液で2回抽出後
、水層をl5七水酸化ナトリウム水溶液を加えアルカリ
性にし、次いでこれをクロロホルムで3回抽出し、クロ
ロホルム層を水洗後乾燥した。溶媒を留去後、粗生戊物
の標記の化合物1lbを440mg得た。同様にして化
合物11aも得た。化合物1lb, llaの ’ H
−NMRスペクトルは完全に一致した.17b;’}I
−NMR(CDCl3)  δppm  + 0.4−
1.0(4H, m)1.42(9H. s). 2.
71(IH, d, J=10.2Hz),2.92(
IH. dd,Ji0.8, 3.6Hz),3.01
(1}1, d, J−10.2HZ), 3.33(
IH, ddJ−10.8,5.4}12),.3.5
−3.9(1}1,m),5.0−5.4(1}1,b
r  d)例3.4.7−ジアザスビロ2.5  オク
タンの合歴 1) シクロブロバンー1.1−ジブロモアミド 18
シクロプロパン−1.1−ジアよド l7、14.0g
を臭素35gに懸濁し、室温攪拌下、水酸化カリウムl
4gより調整した水酸化カリウム水溶液130l!ll
を滴下した。1時間攪拌後、氷水で冷却し、析出晶を濾
取して氷水で洗い、風乾後66℃で2時間減圧乾燥し、
標記の化合物18、28.6gを得た。
2) 4.6−ジアザスビロ 2.4  へブタン−5
.7−ジオン19 化合物l8、26gを水冷攪拌下、金属ナトリウム9.
1gと無水メタノールから調整したナトリウムメトキサ
イド溶液に加えた。冷却を止め攪拌を続けると内温は徐
々に上昇し、約20℃から一気に上昇してメタノールは
沸騰した。10分間加熱還流後室温に戻し、減圧乾固し
た。残留物にアセトンを加えて濾過し、結晶をアセトン
で洗浄し、洗液を濾液に加えて減圧濃縮し、標記の化合
物19の粗体を得、精製することなく次の反応に用いた
3)1−アよノシクロプロパンカルボン酸20及び化合
物19の粗体を水60mlに溶解し、水酸化バリウム1
5gを加え、ステンレスオートクレープ中にて外温17
0℃で2時間反応させた。一夜放置後、析出した炭酸バ
リウムを濾去し、更に濾イ夜に炭酸アンモニウムを加え
て析出する炭酸バリウムを濾去した。濾液を濃縮し、ア
よノ酸化合物20の粗体を得た。この化合物20は精製
することな<  BOC−ONを用いて第三級ブトキシ
カルボニル化して化合物21、2.5gを得た ’ H−NMR (CDCIs)  δppm:1.8
5(2}1, t), 2.05(9H, S). 2
.15(2}1, t)化合物21、700mgをジオ
キサン50(01に溶解し、ジシクロへキシルカルボニ
ルジイミド800mg、グリシンエチルエステル塩酸塩
600mgを加え、M ?Fiで攪拌下、トリエチルア
よン400mgのジオキサン溶?&: 10mlを徐々
に滴下し、更に3時間攪拌を続けた。溶媒を減圧留去し
て残留物をシリカゲルヵラムクロマトに付し、5零メタ
ノールークロロホルム溶出部から標記の化合物22、7
00mgを得た。
化合物22、6BOrBglZ t−り7,Ilzオロ
酢酸10ml, 7ニソール0.5gを加え、室温で2
時間攪拌した。
溶媒を減圧留去し、残留物心炭酸カリウム水溶液を加え
てpHを10以上とした。食塩で飽和した後クロロホル
ムで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで
脱水して溶媒を減圧留去し、標記の化合物23、410
mgを得た。
’}l−NMR (CDCLJ  δppm:0.85
(2H, t). 1.28(3}1, t), 1.
46(2H,t,J−4HZ)1.68(2H, br
−s). 4.21(2H, t, J−7HZ), 
4.40(2}1, d, J−7Hz) , 6) 4.7−ジアザスビロ 2,5] オクタン−5
.8−ジオン24 化合物23、500mgを220℃の油浴で加熱すると
発泡の後に固化した。20分加熱を続けた後、室温にま
で冷却し、標記の化合物24の粗体を得た。
’ }I−NMR (DMSO−d6) δppm:0
.96(2H,.t). 1.17(2H, t, J
−4}1x), 3.86(2H,J@3HZ), 8
.0,8.25(各IH, br−s)7) 4.7−
ジアザスピロ2.5  オクタン25化合物24、35
0mgを無水テトラヒドロフラン200mlに懸濁し、
リチウムアルミニウムハイドライド0.6gを加え、1
4時間加熱還流した。反応後、氷玲下で水0.6g 、
1596水酸化ナトリウム水溶液0.6g、水1.8g
を順に加え、析出物を濾取した。テトラヒドロフラン、
エーテルで析出物を充分洗浄し、洗液を濾液に加えて溶
媒を減圧留去濃縮し、標記の4.7−ジアザスビロ[2
.5]オクタン25の粗戒績体を得、これは更に精製す
ることなく置換反応に用いた。
考例4   香酸誘導体の合成 1)3−クロロー2.4.5− トリフルオロ一 息香
酸27 アセトニトリル15001’lに無水塩化第一銅9,3
g、亜硝酸第三級ブチル8.8gを加え、ao’cで加
熱攪拌下に3−アミノー2,4.5− トリフルオロー
安息香酸26(市販品),llgを加え、20分攪拌を
続けた。
玲後、1訛塩酸500mlを加え、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去して残留物をシリカゲル100gのカラムクロマト
グラフィーに付し、クロロホルムで溶出して8.4gの
3−クロロー2.4.5− トリフルオロ安息香酸27
、を無色針状晶として得た。
融点:114階115℃ 元素分析値 C,}I2CIF.0.とじて理論値 G
  39.93  HO.96実測値 C’39.87
  H  1.04’H−NMR (CDCI.) δ
ppm:7.76(IH, .ddd, J−6.5,
 8.5, 9.9Hz)8.6 〜9.2(IH, 
br s)2) 2,4.5− トリフルオロ−3−イ
オド 息香酸28アセトニトリル150mlにヨウ化第
一銅10g,亜硝vL第三級ブチル8.8gを加え、6
0℃で加熱攪拌しながら3−アミノー2,4.5−トリ
フルオロ安息香酸11gを加え20分攪拌した。玲後、
15零塩酸500lI11を加え酢酸エチルで抽出した
。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去
した。残留物をシリカゲル100gのカラムに付しクロ
ロホルムで溶出した。目的物を含む分画を集め溶媒を減
圧留去し、残留物をn−ヘキサンで再結晶し8,4gの
標記の化合物の無色結晶を得た。
融点: 121−122℃ 元素分析 C7H2F3I02・1/4}1,0として
計算値: [: 28.26. H O.51分析値:
 C 28.19, H D.7BMS m/z:30
2(M”) 同様の操作で無水臭化第一銅を用いることにより、3−
ブロモー2.4.5− トリフルオロ安息香酸29、融
点124−125℃、を得た。
亜硝酸第三級ブチル1.8gを無水ジメチルホルムアよ
ド5mlに溶解して60℃に加熱攪拌し、3−アくノー
2,4.5− 1−リフルオロ安息香酸2.0gを加え
てさらに20分攪拌した。反応液を水50011に注ぎ
ジエチルエーテルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後減圧乾固した。残留物をシリカゲルカラム
に付しクロロホルムで溶出し 1,1gの標記の化合物
の結晶を得た。
3−2.  プロム化合物  −する 法3−ブロモー
2.4.5− }−リフルオロ安息香酸29、5.0g
、酢酸30ml,  酢酸ナトリウム2.0g、594
パラジウムー炭素1.0gを混合し水素雰囲気下4時間
還元した。触媒を濾去し濾液を減圧濃縮した。
残留物を酢酸エチルで抽出して抽出液を水洗し、無水硫
酸ナトリウム乾燥後溶媒を減圧留去し3.2gの標記化
合物の無色結晶を得た。
30;’}I−NMR(CDCIs)δppm : 7
.10(IH, ddd, J−6.59, 9}1z
), 7.98(IH, ddd, J−6.3, 8
.5, 9.8Hz)9.2−9.6 (IH, br
 s)ボン酸3l 7−アミノー5−アザスピロ[2.4]へブタン7、3
00mg、1−シクロブロビル−6.7.8−トリフル
オロー1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸、250mgをジメチルスルホキシド5mlに
加え、 100℃で30分反応させた。玲後溶媒を減圧
留去し、残留物にエタノールを加えて結晶化させ、析出
晶を濾取した.得られた粗晶をエタノールに懸濁し、2
8*アンモニア水を加えて溶解して活性炭50mgを加
え濾過した.濾液を加熱濃縮して析出晶を濾取し、標記
の化合物170mgを得た。
融点238〜245℃ 元素分析値 C+eH+9F20s・局H20として理
論値 C 59.37  H  5.24  N  1
0.93実測値 C 59.63  H  5.71 
 N  10.[l5施例2; 化合物31の 学活性
体31a、3lbの合成 1−シクロブロビル−6.7.8−トリフルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸、
140mgをジメチルスルホキシド 2mlに懸濁し、
トリエチルアミン66B ,次いで光学活性ア主ン、化
合物7aの水溶液を加え、 120℃で3時間加熱した
。溶媒を減圧留去後、残留物をプレパラティブTLCに
付し(クロロホルム:メタノール:水=7:3:1の下
層で展開した)て精製し、得られた結晶をエタノール−
2896アンモニア水から再結晶して、淡黄色微結晶の
化合物31a、40.5mgを得た。
化合物7bを用い同様の操作で化合物3lb、34mg
を得た。
融点 221〜235℃(分解) [α]o +116.2(c−0.575.  濃アン
モニア水)元素分析値 Cl98l9F2N303 ・
5AIhOとして理論値 C  59.37  8  
5.24  N  10.93実測値 C  59.3
1  8  5.02  N  10.93ジヒドロー
4−オキソキノリン−3−カルボン酸3lb融点 22
7〜240℃(分解) [alo −106J(G O.365,  濃アンモ
ニア水)元素分析値 C198111F2N303・3
,!. }+20として■里論値   C   59.
37    8   5.24    N   10.
93実測値 C  59.33  }1  4.90 
 N  10.1358−クロロー1−シクロブロビル
−6.7−ジフルオロ−1.4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸200mg、化合物11、1
50mg,及びトリエチルア主ン7 0mgをアセトニ
トリル5mlに加え、24時間加熱通流した。冷後溶媒
を減圧留去し、残留物に水を加え濾取した。水、アセト
ニトリル、エタノール、エーテルで順次洗浄後乾燥し、
7−(7一第三級ブトキシカルボニルアくノー5−アザ
スビロ[2.4]へブタン−5−イル)−8−クロロー
l−シクロプロビル−6−フルオロー1.4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3一カルボン酸、245mg、
融点205〜207℃を得た。
このカルボン酸200mgにアニソール0.3ml, 
 トリフルオロ酢酸5mlを加え、室温で30分攪拌し
た.溶媒を減圧留去後、残留物に水、次いでIN水酸化
ナトリウム水溶液を加えアルカリ性にし、クロロホルム
で2回洗浄後10*クエン酸水溶液で中和し(pH 7
.1)、クロロホルムで3回抽出して抽出液を水洗後無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、残留
物をエタノールー濃アンモニアで再結晶し、標記の化合
物32、105mgを得た。
融点:235〜240℃(分解) 元素分析値 CI9Hl9CIFN303 ・V4H2
oとして理論値 C  57.58  8  4.96
  N  10.60実測値 C  57.64  8
  5.33  N  10.371−シクロプロビル
−6,7−ジフルオロ−2.3−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸250mg,化合物l1、2
50mgをジメチルスルホキシド4mlに加え、 12
0℃で゛2時間反応した。冷後、溶媒を減圧留去し、残
留物にエタノールを加え結晶化させて析出晶を濾取し、
7−(7− i三級ブトキシカルボニルアミノ−5−ア
ザスピロ[2.4]へブタン−5−イル)−1−シクロ
ブロビル−6−フルオロー1.4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸の粗戒績体を得た。
この化合物にトリフル才ロ酢酸5mlを加え室温で30
分攪拌し、第三級ブトキシカルボニル基を除去した。溶
媒を減圧留去して残留物に IN水酸化ナトリウム水溶
液を加えて溶解し、クロロホルムで洗浄後、 IN塩酸
でp}I 7.0 とすると結晶が析出した。析出晶を
濾取し、エタノールー濃アンモニア水で再結晶し、標記
の化合物33、200mgを得た。
融点=249〜252℃ 元素分析値 Cl9H2。FN303 として工里論イ
直  C   63.85    11   5.64
    N   11.76実測値 C  63.61
  8  5.94  N  11.71実施例4の方
法に準じ、7−(7−アミノー5−アザスピロ(2 ,
 4.1へブタン−5−イル)−6−フルオローl一(
2.4−ジフルオロフェニル) −1 .4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸34、融点22
6〜228℃及び7−(7−アミノー5−アザスピロ[
2.4]へブタン−5−イル)−1−シクロブロビル−
6−フルオロー1.4−ジヒドロ−4−オキソー1.8
−ナフチリジン−3=カルボン酸35を得た。
融点;256〜257℃ 媒を減圧留去し、残留物にエタノールを加えてトリチュ
レートし、結晶を濾取した。この結晶を実施例4に準じ
た操作で第三級プトキシヵルボニル基を除去し、標記の
化合物の粗体170mgを得、エタノールー濃アンモニ
アに溶解し、活性炭処理後再結晶し、標記の化合物1 
10mgを得た。
融点・ 236〜237℃ 9.10−ジフルオロ−2,3−ジヒドロー3− (S
)一メチル−7−オキソー7H−ピリド[1,2.3−
del [1.4] ペンゾオキサジン−6−カルボン
酸ah−キレート、 300Illg、化合物1l、2
50Bをジメチルアセトア稟ド5mlに加え、室温で3
時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残留物にトリエチル
アミン lmlと 95*メタノール30mlを加え、
6時間遠流した。冷後、溶■−シクロブロビル−6.7
−ジフルオロ−14−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸200mg、4.7−ジアザスピロ[2
.5]オクタン25の粗体200mgをジメチルスルホ
キシド 10mlに加え、トリエチルアミン0.3ml
を加えて、浴温120tで2時間反応した。溶媒を減圧
留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、クロロポルム;メタノール:水= 15:3:
1(V/V)を用いて溶出し、溶出物をエタノールー濃
アンモニアより再結晶し標記の化合物37,180mg
を得た。
融点: 243〜245℃(分解) 元素分析値 CI1182。N303F−%H20とし
て理論値 C  63.03  H  5.71  N
  11.61実測値 C  62.88  14  
5.99  N  11.64’H−NMR(NaOD
−DSS)δppm:0.97(2}1,  t, J
−6}1z),  1.12(2}1, m),  1
.36(2}1br−t),  1.48(2}1, 
 b−t,  J・6H),  7.84(IH,  
d,J−8}IZ),  7.92(IH,  d, 
 J−14}12), 8.52(LH,  S)7−
アセトキシー5−アザスピロ[2。4]へブタン900
mgの乾燥アセトニトリル10ml溶液に8−クロロー
1−シクロブロビル−6.7−ジフルオロ−3−オキソ
ー3.4−ジヒドロキノリン−3−カルボン酸3601
1g、トソエチルアミン 1a+1  を加え、2.5
日間加熱還流した(3時間後に、上記アザスビロへブタ
ン、400mgを追加した)。反応液をクロロ゛ホルム
で希釈し、有機層を10!liクエン酸水溶液で洗い、
乾燥後溶媒を減圧留去した。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、20
g )に付し、クロロホルム、3*メタノールークロロ
ホルムで溶出した。
目的物を含む画分を集め溶媒を減圧留去した。
残留物にエタノールを少量加え、少し加熱し放置した。
析出した結晶を濾取し、ジイソブロビルエーテルで洗い
、標記化合物174mgを得た。
融点:  179−182℃ ’}l−NMR (CDlj3)  δ: 0.72−
1.00(4}1, m), 1.00−1.40(4
H, m), 2.10(3}1, S), 7.95
(IH, d)8.87 (1}1. s) 7−(7−アセトキシー5−アザスビロ[2.4)ヘブ
タン−5−イル)−8−クロロー1−シクロブロビル−
6−フルオロー1.4−ジヒド0−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸38、174mgをエタノール8ml
に怒濁し、1N水酸化ナトリウム水溶液1.5mlを加
え、室温で10分間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残留
物にクロロホルムを加え水で洗った。水層をIN塩酸で
酸性とし、クロロホルムで抽出した。抽出液を乾燥後、
溶媒を減圧留去し、残留物をアンモニア水−エタノール
より再結晶し、標記化合物127lIlgを得た。
融点:  242−244℃ ’H−NMR(IN NaOD)  δ: 0.53−
1.17(8H, m)2.98, 3.35, & 
3.74(各々 1}1), 4.09−4.13(3
}1, D), 7.59(11{, d). 8.4
5(IH, S)元素分析:  C+,H+aNzO4
(:IFとして計算値 C  58.10  H  4
.62  N  7.13測定値 C  58.39 
 8  4.65  N  7.275一第三級ブトキ
シカルボニル−7−ヒドロキシイミノ−5−アザスビロ
[2.4]へプタン67、578+ngにアニソール0
.5mlを加え、氷玲下でトリフルオロ酢酸5mlを加
えて、そのまま30分攪拌した。溶媒を減圧留去し、残
留物に乾燥アセトニトリル100mlを加え、次いで8
−クロロー1−シクロブロビル−67−ジフルオロ−4
−オキソー3.4−ジヒドロキノリン−3−カルボン酸
300mg、トリエチルアミン lmlを加えた後、9
時間加熱還流した。溶媒を減圧留去して残留物にメタノ
ールを加え不溶物を濾去した。母液を2日間放置し、析
出した結晶を濾取した後アンモニア水−エタノールより
再結晶し、標記の化合物58mgを得た。
融点:  239−242℃ ’ }l−NMR (IN NaOD)  δ: 0,
70−1.05(811, m)3.50(2}1, 
S), 4.09−4.12(18, m), 4.2
9(211, s), 7.65(IH, d. J−
15Hz), 8.46(IH, s)元素分析:  
Cl98I7N304FCIとして計算値 C  56
.24  H  4.22  N  10.35測定値
 C  56.34  }1  4.34  N  1
0.32施例12.  (−) −10− (7−アミ
ノー5−アザスビロ[2,4ヘブタン−5−イル)−9
−フルオロー2.3−ジヒドロー3−(S)一メチル−
7〜オキソー7H−ビリド[1,2.3−de −(−
)−9.10−ジフルオロ−2.3−ジヒドロー3− 
(S) −メチル−7−オキソー7H−ビリド[1 ,
 2 . 3−de] [1 . 4]ペンゾオキサジ
ン−3−カルボン酸BF2キレート 280mgを無水
ジメチルスルホキシド4mlに懸濁させ、室温にて化合
物68b、450Bを加え、さらにトリエチルアミン5
20mgを加え45分攪拌した。反応液を氷冷しながら
水をゆっくりと加え、析出した結晶を濾取した。濾取し
た結晶に90%メタノール30mlを加え、トリエチル
ア稟ン2ml存在下、17時間加熱還流した。?8媒を
減圧留去し、残留物をアンモニア水一エタノールより再
結晶し、標記の化合物73mgを得た。
融点:  217−238℃ [α]o  − 109.22’ (f:−0.683
, IN NaOf1)’I{−NMR(IN NaO
D)  δ: 0.38−0.68(4H. m).1
.31(3H, d, J−5Hz), 2.91−4
.39(8H, m)7.28 (IH, d, J−
15Hz) . 8.17 (1N, s)元素分析:
  C+9H2。N304F’!!4H20として計算
値 C  57.64 測定値 C  57.84 8   5.73 H 5.21 N N 10.61 10.81 7−クロロー1−シクロブロビル−6−フルオロ−4−
オキソー1.4−ジヒドロ−1.8−ナフチリジン−3
−カルボン酸282.5mg、化合物88b、200m
,gおよびl・リエチルアミン1gをジメチルスルホキ
シド6mlに加え110℃で1時間攪拌した。溶媒を減
圧留去後、残留物にジエチルエーテルを加えて沈殿物を
濾取した。このものに IN塩酸を加えクロロホルムで
洗浄後、水溶液をIN水酸化ナトリウム水溶液でアルカ
リ性とし、再度クロロホルムで洗浄した。次にこのアル
カリ溶液に水冷下、濃塩酸にてpH 7.1に調整した
。析出した無色結晶を濾取して水、エタノール、エーテ
ルで洗浄して乾燥した。
濃アンモニア水−エタノールより再結晶し、標記の化合
物を無色微針状晶として283B得た,−融点:240
〜250℃ (分解) [:aL  −13.6° (c−0.6[i,  I
N NaO}I)元素分析:  C111}+19}1
403F・1/4}120として計算値 C  59.
5B  }1  5.42  N  15.44測定値
 C  59.68  }1  5.40  N  1
5.38化合物68b、200mgをアセトニトリル1
5011に懸濁し、トリエチルアミン3mlを加えて加
熱還流し、7−クロロー1.4−ジヒドロー6−フルオ
ロー1−(2−メチル−2−プロビル)−4−オキンー
1.8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルエステル
327mgを少しずつ加えた。1時間加熱還流後、溶媒
を減圧留去して残留物に水を加え、クロロホルム及びn
−ブタノールで抽出して有機層を合して溶媒を減圧留去
した。残留物にジエチルエーテルを加え析出物を濾取し
て白色粉末518[llgを得た。’H−NMR(DM
SO−da)δ:0.77−1.05(4H, mal
, 1.27.(3H, t. J−7HZ),1.8
2(9}1.  s).  2.8[i−3.35(4
}1.  m).  4.20(11{.m),4.2
1(2}1.  q,  J・7}1z),  7.9
1(1}1,  d.  J−1:JHz),8.68
(IH,s)。
得られた白色粉末510mgを水2mlに懸濁し、IN
水酸化ナトリウム水溶液2mlを加え、40分加熱還流
した。水5@lを加え、0.25N塩酸でpH 7.5
に調整し、析出した結晶を濾取して水洗した。乾燥後、
エタノールから再結晶して白色粉、末の標記化合物17
 1mgを得た。
融点:  243−247℃(分解) [a]o  −16.7° (c−0.504, IN
 Nail{)’ H−NMR (DMSO−da) 
 δ: 0.45−0.82(4H, m),1.87
 (9H, s) , 2.80−3.80 (4H,
m) , 4.00 (IH, m)7.98(1}1
, d, J−13Hz), 8.82(1}1,s)
元素分析:  CI9H23H403F・1/2B20
として計算値 C  59.52  H  6.31 
 N  14.61測定値 C  59.17  8 
 5.17  N  14.491) 3,5.8− 
トリフルオロ−4−ニトロメチルフタル酸ジメチル42 テトラフルオロフタル酸ジメチル(日本化学会誌、19
76、200、石川、鈴木、田辺)、200gをニトロ
メタン400mlに溶解して氷一塩で冷却し、内温15
〜20℃で1.8−ジアザビシクロ[5,4,Ol−7
−ウンデセン171gを30分間で滴下した。滴下後、
内温lO℃でさらに30分攪拌し、1規定塩酸1.5リ
ットルと氷1リットルの混合物に注加した。
反応液をベンゼンで抽出し、有81層を水洗して無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残留物を
シリカゲルカラム(500g)に付し、ベンゼンで溶出
して195gの黄色油状物の標記の化合物を得た. ’H−NMR(CDCh)  δ: 3.88(3H,
 s), 3.94(3tl, s),5.60(2H
, t, J・2Hz)化合物42、5.0g、ラネー
ニッケル10ml.ホルマリン(35竃) 15ml、
エタノール70mlを混合し常圧で22時間還元した。
溶媒を濾去し、濾液を減圧濃縮して残留物をクロロホル
ムに溶解して水洗した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶
媒を減圧留去して5.2gの黄淡泊状物の標記化合物を
得た。
’}l−NMR(CDC’l3)  δ: 2.32(
6H, S). 3.70(2}1, t,J−21{
Z), 3.98(3H, S), 3.98(3}1
, S)化合物42、5.2gをエタノール50mlに
溶解してヨウ化メチル5mlを加え1.5時間放置した
。析出した結晶を濾取し3.6gの無色結晶の標記化合
物を得た。
融点: 186−190℃(分解) 4) 3,5.6− トリプルオロー4−メチルフタル
酸 ジメチル45 a) 化合物42、4.6g、トリブチルスズヒドリド
6.8g、α.α゛−アゾビスイソブチロニトリル30
0mg、ベンゼン70mlを混合して4時間加熱還流し
た。反応液を減圧?I4縮して残留物をシリカゲル50
gのカラムに付し、ベンゼンで溶出して 2.45gの
黄淡泊状物の標記化合物を得た。
b) 化合物44、17.0g、ラネー−1− ッケル
30ml、エタノール350mlを混合してタングステ
ンランプで照射加熱しながら常圧で25.5時間遠元し
た。
触媒を濾去し濾液を減圧濃縮した。残留物に水を加えク
ロロホルム抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を減圧留去し、9.62gの黄色油状物の標
記化合物を得た。
’H−NMR(CDCI 3)   δ 二 2.29
(3}1,  t,  J−2Hz),  3.91(
3H, s) ,  3.93 (3K, s)5) 
3.5.6−hリフルオロ−4−メチルフタル酸45化
合物45、2.45g,酢酸10ml ,濃塩酸20m
lを混合し12時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し
、残留物をジエチルエーテルで抽出して無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、2.1gの無色結
晶の標記化合物を得た。
融点: 155−160℃ [t) 2,4.5− トリフルオロ−3−メチル 息
香酸47化合物46、10.1gを水40mlに溶解し
封管中で浴?a 2 0 0℃にて4日間反応させた反
応液をクロロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後溶媒を減圧留去し、6.2gの淡黄色結晶の標記化
合物を得た。
融点: 8!l−90℃ ’ +{−NMR (CDCl3)  δ: 2.29
(31{, t, J−2Hz),7.56−7.84
(IH, m) , 8.1−8.6(1}1, br
oad)2,4.5−トリフルオロ−3−メチル安息香
酸47、!1.89gをベンゼン200mlに熔解し、
塩化チオニル40mlを加え14時間加熱還流した。反
応液を減圧乾固し残留物にベンゼン200mlを加えた
後、再度減圧乾固して得られた粗酸クロリドをジエチル
エーテル200mlに溶解した。
マグネシウム1.26g,エタノール250ml,四塩
化炭素6mlを混合して室温で1時間攪拌した。マロン
酸ジエチル8.34gのジエチルエーテル溶渡50ml
を10分で滴下後、室温で1時間攪拌した。反応液を減
圧乾固し、ジエチルエーテル300mlに溶解した。こ
れに上記の酸クロリドのジエチルエーテル溶液を10分
間で滴下し室温で4日間攪拌した。
1規定塩酸100mlを加え攪拌後エーテル層を分取し
、水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して溶媒を減圧留
去した。残留物に水50ml, p− トルエンスルホ
ン酸500mgを加え7時間加熱還流した。反応液をク
ロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥後溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムに
付しベンゼンで溶出し6.1gの無色油状物を得た。放
置すると一部結晶化した。
色結晶の標記化合物、2gを得た。
化合物49、1.97,gを無水ジオキサン30mlに
溶解し6情水素化ナトリウム 360Bを加え18時間
室温で攪拌した。反応液に1規定塩酸10mlを加えて
減圧濃縮し、水を加えて結晶を濾取し、水、少量のエタ
ノール、ジエチルエーテルで洗い1.35gの標記化合
物の無色結晶を得た。
融点:  204−210℃ 化合物48、1.57g、オルトギ酸エチル6ml、無
水酢酸6mlを混合して120℃で3時間加熱攪拌した
。反応液を減圧乾固し、1.2−ジクロロメタン250
Ill.:溶解し、シクロブロビルアミン4000gの
1.2−ジクロロメタン溶液10口1を加え室温で14
時間攪拌した。反応液を減圧乾固し、融点61−54℃
の無化合物50、1.30g,濃塩酸10mlを混合し
て3時間加熱還流した。反応液に水50miを加え結晶
を濾取し、水、エタノールで洗浄して 1.12gの標
記化合物を得た。
融点+  241−242℃ 考例10. 1−シクロブロビル−6.7−ジフルオロ
ー8−メチル−4−オキソー1.4−ジヒドロキノリン
ー3一化合物50、420+ngをジエチルエーテル3
0mlに悲濁し、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体
2+1を加え室温で24時間攪拌した。
結晶を濾取し、ジエチルエーテルで洗い487mgの凛
記化合物の黄色結晶を得た。
融点:  275−278℃ 化合物52、340mg、7一第3級ブトキシカルボニ
ルアよノー5−アザスビロ[2.3]へブタンllb、
330mg,  l−り二チルアミン 150mg,ジ
メチルスルホキシド 5mlを混合して室温で5日間攪
拌した。反応液をクロロホルム100mlに溶解して水
洗後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧
留去した。
残留物をシリカゲル30gのカラムに付しクロロホルム
ーメタノール(95:5)で熔出した。得られた7−(
7− 第三級ブトキシカルボニルアミノ−5−アザスビ
ロへブタン−5−イル)−1−シクロプロビル−6−フ
ルオロー8−メチル−4−オキソー1,4〜ジヒドロキ
ノリン−3−カルボン[17 BF2キレートを7帖メ
タノール30mlに溶解し、トリエチルアよン lml
を加えて3時間加熱還流した。
反応液を減圧濃縮し、残留物に 10零クエン酸20m
lを加えクロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後溶媒を減圧留去した。
残留物にトリフルオロ酢酸10mlを加え室温で20分
攪拌後減圧乾固した。残留物に塩酸を加え、クロロホル
ムで洗い、水層を水冷下、水酸化ナトリウム水溶液でp
}l 12としクロロホルムで洗った。
水層を塩酸でpH 7.4としてクロロホルムで抽出し
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去し
た。残留物をアンモニア水一エタノールで2回再結晶し
52mgの無色結晶を得た。
融点180−182℃ [a]o − 128.0’ (c−0.125, I
N NaOH)’}l−NMR (CDCI+)  δ
: 0.61−0.63 (111,  巾)0.64
−0.74(2}1,  m),  0.84−0.8
8(IH,  m),0.90−0.97(.2H,m
),1.19−1.28(2H,[11)2.62(3
H,  S),  3.19−3.21(111,  
m)3.29(ill,  d,  J−9}12).
  3.38−3.39(IH, m),3.84(I
H,  d,  J・9Hz).  3.99−4.0
3(1l1,  m)4.05−4.08(1!{, 
 m),  7.85(IH,  d,  J−13.
5Hz),8.88 (11{,  s) 56a、 56b 8−クロロー1−シクロプロビル−6.7−ジフル才ロ
ー1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸、500mg、化合物1lb、440m3およびト
リエチルア且ン2mlをアセトニトリル20o1に溶か
し、一夜還流した。玲後、溶媒を減圧?!A縮して得ら
れた析出物を濾取し、水、アセトニトリル、エタノール
およびエーテルで順次洗浄して減圧乾燥した。標記の化
合物を淡黄色結晶として560mg得た。化合物11a
より化合物56aを同様の方法で得た。
56b;淡黄色結晶、融点: 216−217℃[α]
D  −134.7 (C−1.653,クロロホルム
)’}l−NMR ((;DC13)δppm : 0
.4−1.6(8H, m),1.45(9}1, s
), 3.33(IH, d, J−9Hz).3.6
0(IH, d. J−9}1z), 3.7−4.5
(4}1, m),4.7−5.1(11{, br 
d), 7.95(IH, d, J・12.91{z
},8.87(1}1, S} 元素分折 C2aH27NyO5CIFとして計算値:
 C 58.60, H 5.53, N 8.54分
析値二C 58.43, H 5.59. N 8.4
056a;淡黄色結晶、融点: 215−216℃[α
]0◆131.4 (c−0.77 ,クロロホルム)
元素分析 C24}127830!IcIFとして計算
値: C 58.60, H 5.53, N 8.5
4分析値: C 5L37, H 5.5a, N 8
.44尚、 NMRスペクトルは56bと完全に一致し
た。
施例l7:  学活性7−(7−アミノー5−アザスビ
ロー[2.4]へブタン−5−イル)一8−’7つロー
1−シクロブロビルー6−フルオロ−1.4−ジヒドロ
−4−オキソキ化合物56b、520IIlgに水冷下
でアニソール0.5mlとトリフルオロ酢酸10mlを
加えてから室温に戻し、30分攪拌を行なった。溶媒を
減圧留去後、残留物に水を加え、水冷下で1N*酸化ナ
トリウム水溶液を加え、p}lを約11−12とする。
この水溶液をクロロホルムで2回洗浄した後、濃塩酸お
よびIOQ6クエン酸水溶液にてpl{を約7とした。
クロロホルムで3回抽出後、水洗して乾燥した。溶媒を
減圧留去し残留物の固体をエタノールーアンモニア水で
再結晶し、標記の化合物32bを淡黄色結晶として32
8mg得た。同様にして化合物5Baより化合物32a
を得た。
化合物32b:淡黄色結晶 融点: 186−170℃(分解) [αlo −112.6 (c−0.43, IN *
酸化ナトリウム水溶凛) ’H−NMR(CDCh,500MHZ)δppm  
: 0.6−1.25(8M,ml,J−10.31{
Z),  3.41(l}l,  d,  J−9.5
1{Z)3.96 (it{,  d, J=9.5H
z) ,  4.11 (1}t, m) ,4.24
(11{,  m),  7.75(IIL  d, 
 J−13.5}1z),8.55(IH,!.) 元素分析: CI9819N303CIF・1/2i{
20として計算値: 0 56.93, }I 5.0
3, N 10.48分析値: C 57.16, }
I 5.44, N 10.46化合物32a: ?’
A黄色結晶 融点: 160−165℃(分解) [αlo +110.3 (c・0.435,IN水酸
化ナトリウム水溶冫夜) 元素分析 CI91{IQN303cIF・172H2
0として計算値: C 56.93, }l 5;03
, N 10.4B分析値: C 56.87, }I
 5.37, N 10.32尚、NMRスペクトルは
化合物32bのそれと完全に一致した。
3.08(1}1,t,J−4.4}IZ).3.30
(IH,d,8−クロロー1−シクロブロピル−6.7
−ジフルオロー4−オキソキノリン−3−カルボン酸3
gを無水ジエチルエーテル30mlに懸濁させ、次いで
三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体15mlを加え室
温で2時間攪拌した。沈殿物を濾取しエーテルで数回洗
浄後減圧乾燥を行い、無色粉末の標記化合物を3.35
g得た。
融点;245〜260℃(徐々に分解)元素分析値 C
l3}17N038cIF4として計算値 C  44
.94  H  2.03  N  4.03実測値 
C  45.07  H  2.21  N  4.1
2留去後、残留物にIN塩酸を加えクロロホルムで洗浄
した。水層を IN水酸化ナトリウムでアルカリ性にし
、再度クロロホルムで洗浄を行った。次にこのアルカリ
溶液に水冷下、濃塩酸をp}! 7.1となるまで滴下
し、この水溶液をクロロホルムで3回抽出した。抽出液
を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し乾燥した。溶媒を
減圧留去し、得られた結晶をアンモニアーエタノールよ
り再結晶し、標記の化合物61(logを無色結晶とし
て得た。
化合物57、700mg,化合物88b, 450Bお
よびトリエチルアミン6 1 0mgをジメチルスルホ
キシド7[o1に加え室温で24時間攪拌した。反応液
に水を加え、析出した黄色沈殿物を濾取し乾燥した。こ
のものに95*メタノール50lIll及びトリエチル
アミンlmlを加え1時間攪拌を行った。溶媒を減圧化
合物2、268.8gをエタノール400mlに溶解し
て、水酸化ナトリウム75.67gの水2000+1の
水溶液を室温下、20分間で滴下(内温は21〜41℃
であった)し、室温で2時間攪拌した。反応液にジクロ
ロメタン1,500mlと水1,500mlを加え、振
盪後分液し、水層をジクロロメタン500mlで2度洗
浄した。水層を水冷下、濃塩酸でpH 2として、ジク
ロロメタン1 ,500mlで抽出した,.水層を再度
ジクロロメタン500mlで抽出してジクロロメタン層
を集め、水500[01で洗浄後、無水硫酸ナトリウム
でジクロロメタン層を乾燥した。ジクロロメタンを減圧
留去して無色透明の標記の化合物を232g得た。
Jl−NMR(CDCl+)  δppm  : 1.
8−2.0(4H, m)2.21(3H, s) 化合物58、232.0gをクロロホルム 1,500
mlに溶解し、トリエチルアミン250.8mlを加え
、ドライアイスーアセトン浴にて内湯−40℃まで冷却
して、クロロギ酸エチル215.9gを20分間で滴下
した(内温−40〜−30℃)。40分間、−30℃付
近で攪拌後、−40℃に再度玲却し、R− (+)−1
−フェニルエチルアミン241.1gを20分間で滴下
した(内温−25℃)。そのまま 1.5時間攪拌し、
IN塩酸を加え洗浄した。再度IN塩酸で洗浄後、水、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、水洗した。ク
ロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、クロロホ
ルムを減圧留去して標記の化合物を無色油状物として4
89.3g得た。
”H−NMR (CDC13)  δppm  : 1
.50(3H, d, J−7.2HZ)1.4−1.
6 & 1.7−1.9(各2}t, m),  1.
95(3H. s)5.10(IH, q, J−7.
2Hz) . 7.30(5H, s)五一状 化合物59,248.4gをベンゼン800mll,:
溶解して、エチレングリコール230ml. p−トル
エンスルホン酸一水塩10.Ogを加え、脱水しながら
24時間加熱還流した.冷後、水500ml、ベンゼン
500mlを加え分液し、続いて飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で洗浄後水洗し、ベンゼン層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。ベンゼンを減圧留去し、標記の化合物
227.8gを得た。
J−NMR(CDCh)δppm : 0.7−0.9
5 & 1.0−1.2 (各28, m), 1.4
8(3}1, s), 1.47(3}1, d, J
m7.2Hz)3.98(4}1, s) , 5.I
N!}1, q, J−7.211z)7.31(51
{. S}, 7.75(1}1, bs)4) N−
 1−(R)一フェニルエチル]−1−(2−ブロモー
1.1一ジオキサン436mlに室温で、臭素145.
4gを30分間で滴下した(内湯は35度に上昇)。一
部、ジオキサン臭素錯体が析出した。30分間、同温度
で攪拌し、その溶液は化合物60、227.8gのジク
ロロメタン2,000mlの溶液を一度に加えた(内温
は35℃から25℃迄下がり、その後35℃位迄上昇)
2時間攪拌し、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて、分
液後有機層を水洗した。ジクロロメタン層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、ジクロロメタンを減圧留去して標記
の化合物326.0gを得た。
’}I−NMR(CDCI3)δppm : 0.7−
1.0 & 1.0−1.25 (各28. m). 
1.49(3}1, d, J−7.2Hz), 3.
69(2H, s)3.8−4.3(4L m), 5
.08(IH, q, J−7.2}1z),7.30
(5H, s) , 7.8(1}1, bs)ル62 化合物61、293.0gをN,N−ジメチルホルムア
ミド 1,500mlに溶解し、6096水素化ナトリ
ウム43.0gを3回に分けて室温で少量ずつ1.5時
間で加えた。内温が28℃から35℃位迄発熱するので
、氷水で冷却し、内温30℃前後で反応を続け、18時
間室温で反応した。反応液を氷にあけ、酢酸エチル3,
OOOmlで抽出して水洗を数回行い、酢酸エチル層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を濃縮し、活性炭
処理後、溶媒を減圧留去し、黒色油状物として標記の化
合物203.3gを得た。
’}I−N+JR(CDCl3)  δppm  : 
0.98−1.38(4H. m)1.50(3H, 
d, J−7.2Hz), 3.07 & 3.41(
各IH, d,J−10.21{Z}, 3.83(4
H, S), 5.81(IH, QJ−7.2Hz)
, 7.30(5H, S)化合物62、203.3g
にアセトン1,000mlと、IN塩酸300mlを加
え、 1.5時間加熱還流した。アセトンを減圧留去し
、残留物に酢酸エチル1、500mlを加え、水洗後無
水硫酸ナト・リウムで酢酸エチル層を乾燥した。活性炭
!A埋後、酢酸エチルを減圧留去し、粗体の標記の化合
物を160.0g得た。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル1.3kg)に付し、O−
10kの酢酸エチルを含有するクロロホルムで溶出して
、標記の化合物を白色結晶として 55.73得た。
’ H−NMR (CDCl3)  δppm  : 
1.61(3H. d  J−7.21{z)1.4−
1.75(4H. Il1),  3.4[1 & 3
.88(各 IH, dJ−17.7Hz) , 5.
81 (IH, q, J−7.2}1z)7.34(
5}1, s) 化合物62、7.1gの乾燥テトラヒドロフラン150
mlの溶7夜に水冷下、リチウムアルミニウムハイドラ
イド 2.5gをゆっくり加えた後35時間加熱還流し
た。反応液を玲却し、水冷下、水2.5+lI1、15
零水酸化ナトリウム水溶岐2 . 5 rn l、最後
に水7.5mlを順に加えた。不溶物を濾去し、濾液の
溶媒を減圧留去した。残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル100g)に付し、ヘキサンー酢酸エチ
ルの混合溶媒(3;2)で溶出し、標記の化合物5.6
7gを得た。
’H−NMR(CDCh)  δppm  : 0.4
0−0.60 (2tl, m)0.76−0.96(
2H. [l1). 1.36(3H, d. J−7
.2}1z)2.40−2.88(4}1, m). 
3.77(4H, S), 7.18−7.50(51
{, m) 2)  7,7−エチレンジオキシー5−アザスビロr
2,4]−ヘブタン64 化合物63、3.885gのエタノール50m1の溶波
に5*バラジウムー炭素4gを加え、タングステンラン
プで加熱しながら4気圧の水素雰囲気下で還元を行った
。3時間後、触媒を濾去し、濾(ヴの溶媒を減圧留去し
て、標記の化合物2gを得た。
’}l−NMR(CDC13)  δppm : 0.
44−0.64(21{, m)0.72−0.92(
2H., m), 3.03 & 3.05(各28.
 s)3.86(4}1, S) 化合物64、1.98gの乾燥ジクロロメタン25ml
の溶液に、水冷下、トリエチルアミン 1.515g、
ジ第三級プチルジカーボネート 3.05gを加えた後
、室温で30分攪拌した。溶媒を減圧留去して残留物に
クロロホルムを加え、有機層を水洗して乾i後溶媒を減
圧留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル50g)に付し、ヘキサンー酢酸エチルの混合溶
媒(3:1)で溶出して標記の化合物3.21gを得た
化合物65、3.ISgのアセトン30mlの溶液にI
N塩酸5mlを加え、30分加熱還流した。反応液を減
圧濃縮し、残留物をクロロホルムで抽出した。クロロホ
ルム層を乾燥後、溶媒を減圧留去して標記の化合物1.
94gを得た。
’ H−NMR (CDCh)  δppm : 1.
00−1.20 & 1.30−1.50(各28, 
m), 4.49(9H. s). 3.78(2}1
, m),3.95(2H, S) 5)  s−3三級ブトキシカルボニル−7−ヒドロキ
シイよノー5−アザスピロ2.4  へブタン67化合
物66、1.9gのエタール10mlの溶液にヒドロキ
シルアミン塩酸塩1.25g,  トリエチルアミン 
1.8gを加え、室温で約1日攪拌しk(途中、トリエ
チルアミン lmlを追加した)。溶媒を減圧留去し、
残留物に10*クエン酸水溶液を加え、クロロホルムで
抽出した。抽出液を水洗後乾燥し、溶媒を減圧留去して
標記の化合物1.86gを得た。
融点:117〜119℃ ’}I−NMR(CDCI3)  δppm : 0.
90−1.10 & 1.14−1.34(各2}1,
 m), 1.45(9}1, s). 3.36(2
}1, s),4.29(2H, S) 化合物15b、630mg、IN塩酸10ml、エタノ
ール20mlの溶液に5零パラジウムー炭素800mg
を加えて、タングステンランプで加温しながら4気圧の
水素雰囲気下で還元を行った。3.5時間後、触媒を除
き、濾液の溶媒を減圧留去して標記の化合物350mg
を得た。
?点:  230−240℃(分解、 190℃付近で
分解し始める) [αlo −41.5° (c−1.616, }12
0)元素分析値 C6HI4N2CI■・%H20とし
て言十算イii    C   37.13   H 
  7.79    N   14.43実測値 C 
 37.49  H  7.32  N  14.59
Ms:m/z−t49(M”−Hc1)H−N)IIR
(CDCl3)  δppm : 0.79−1.60
(4}1. m)3.08(IH, d, J=12H
z), 3.48−3.67(3}1, m)3.93
(IH, dd, J−7 & 13.5}1z)化合
物16b, 11.8gのエタノール200mlの溶液
に50零含水5零パラジウムー炭素11gを加え、タン
グステンランプで加温しながら接触還元した。
6時間後、触媒を除き、濾液の溶媒を減圧留去した。残
留物に酢酸エチルを加え、10*クエン酸水溶液で抽出
した。水層を酢酸エチルで洗浄した後に15〜20!水
酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性としクロロホルムで
抽出した。抽出液を乾燥し、溶媒を減圧留去して標記の
化合物7.6gを得た。
融点: 56−59℃ [α]o − 88.54@(C−1.742, C}
ICl3)テトラヒドロフラン285mlを−30℃に
冷却し、この中に攪拌下、四塩化チタン 15.7ml
の四塩化炭素36mlの溶液を素早く滴下した。ここに
シクロブタン5g、マロン酸ジエチルlO.83gを加
え、そしてビリジン23.1+nlのテトラヒドロフラ
ン50mlの溶液を内温一lO℃以下に保ちつつ、1時
間かーけて滴下した。滴下終了後、内温O℃で18時間
攪拌した。反応液に水、ジエチルエーテルを加え、分液
後更にジエチルエーテル2回で水層を抽出した。有機層
を飽和塩化ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無
水硫酸ナトリウムで乾燥して溶媒を減圧留去し、無色油
状物の標記の化合物 17.265gを得た。
’+1−NMR (CDCl3)  δppm : 1
.29(13H. t, J・7.3Hz)1.7−2
.t(2H,  m) ,  3.15 (4H,  
t,  J−7.7Hz) ,4.22(4}1,  
q.  J=7.3}1z)上記と同様の方法によって
ジエチルシクロベンチリデンマロネート71 (’}l
−NMR(CDCh)  δppm:1.29(6H.
 t, J−7Hz), 1.6−2.0(4}1, 
m), 2.6−2.8(4H, m). 4.24(
4H, q, J−71{z))及びジェチルシクロヘ
キシリデンマロネート 72(’}I−NMR(CDC
h)  6ppm:1.28(8H,   t.   
J−7.2}1z),   1.4−1.85(6H,
br).2.3−2.3(4H. br), 4.22
(4H, q, J=7.2}1z))を得た.4.8
2(2}1,  S) 上記と同様の方法にて、ジェチル (1−ニトロメチル
−1−シクロペンチル)マロネート 74 (’ }I
−NMR(CDClff)  δppm:1.27(6
1{, t, J−7Hz), 1.6−2.0(8}
!, m), 3.79(IH, s), 4.20(
41{, q, J−7Hz)4.71(2H, S)
)及びジェチル (1−ニトロメチル−1一シクロヘキ
シ71/)マoネート 75 (’H−NlilR (
CDCl3)δ ppm:1.27(6N,  仁, 
 J−7NZ),  1.4−L.S(1(II{, 
 ML3.88(1}!, s), 4.20(41{
, q, J−7Hz), 4.96(2H,s))を
得た。
化合物70、15.32g、ニトロメタ:/ 59ml
,テトラメチルグアニジン4.5011の混合物を室温
で16時間攪拌した。反応液にクロロホルムを加え1帖
クエン酸水溶液で洗浄後、有機層を飽和塩化ナトリウム
水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を減圧留去して、黄色油状の標記の化合物19.027
gを得た。
’H−NMR((;l1(:13)  δppm : 
1.28(5}1, t, J−7.1Hz).1.8
−2.4(6H, ml, 4.20(41{. Q,
 J−7,IHz),化合物73、19.03gをエタ
ノール4ooIlllニ溶解し、水、エタノールで洗浄
したラネーニッケル30mlを加えて脱気後、水素ガス
雰囲気下で2日間接触還元した。触媒を濾去した後溶媒
を減圧留去した。残留物に酢酸エチルと IN塩酸を加
えて振盪し、分液した。有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲル10
0gのフラッシュカラムに付し、 0〜3零メタノール
含有クロロホルムにて溶出し、標記の化合物2.972
gを得た。一方、IN塩酸層を炭酸水素ナトリウムで中
和し、酢酸エチルで抽出した。これを再度行い、有機層
を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥後mt3.を減圧
留去した。標記の化合物1.583gを得た。合わせて
4.555gを得た。
’H−NMR(CDC13)  δppm  : 1.
28(3H, t, J−7.1Hz)1.8−2.2
(6H. it), 3.21(IH, S). 3.
41(IH. ddJJ.7 & 1.4Hz), 3
.80(IH. d. J・9.7Hz)4.20(2
N, q, J−7.1}1z), 7.21(11{
, br)同様の方法にて、エチル3−オキソー2−ア
ザスビロ[4.4] ノナン〜4一カルボキシレート 
77(’H−NMR(CDCI,)δppm:1.28
(3H, t, J−7.38Z) , 2.6−2.
8(8}1,  br).  3.07(1}1,  
s),  3.01DH,  dd;  J−7.3&
 1.3Hz), 3.45(1}1, d, J−9
.3Hz), 4.20(2H, q,J−7.3Hz
) , 7、30(IH, s))及びエチル3−オキ
ソー2−アザスピロ[4,5] デカンー4−カルボキ
シレート78 (’H−NMR’(CDCh)δppm
:1.29(3H, t, J−7.3}1z),1.
3−1.7(1}i, br). 3.05(II{,
 S), 3.17(1}1, ddJ−9.9 & 
1.48Z), 4.20(2H, q, J−7.3
Hz). 7.30(1}1, br))  を得た。
化合物79、1.97gをエタノール20mlに溶解し
て水20mlを加え、更に水酸化ナトリウム0.8gを
加えて2時間加熱通流した。有機溶媒を減圧留去し、ク
ロロホルムで水層を洗浄後IN塩酸で氷玲攪拌下に水層
を中和した。水層を2−ブタノンで抽出し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥して溶媒を減圧留去した。標記の化合
物1.567gを無色の結晶として得た。
’}I−NMR (CDfl:i3)  δppm  
: IJ−2.7(6H, m), 3.15(ill
, S), 3.40(LH, d, J−9.2HZ
). 3.6(IH, dJ−9.2}1z), 6.
2(l}I, br)上記と同様の方法にて3−オキソ
ー2−アザスビロ(4,4]ノナンー4−カルボキシレ
ート 80(’H−N〜IR(CDCl3)  δpp
m:1.5−2.3 (8H, m) . 3.15 
(IH, ci, J−9.5}IZ), 3.28(
IH, S), 3.33(IH, d, J−9.5
Hz),6.45(II{. br))及び3一才キソ
ー2−アザスビロー[4.5] デカンー4−カルボキ
シレート81(’}I−N+.lR(CDCl3)  
δppm+1.2−2.0 (101{,  m) ,
  3.06 (18,  s) ,3.11(11{
,d,J−9.8}12).3.48(IH,d,J−
9.8HZ),6.47(1}1, br))を得た。
化合物79、1.57gをベンゼン20mlに懸濁して
攪拌下に、ジフェニルホスホリルアジド2.2ml及び
トリエチルアミン 1.55mlを順次加え、1.5時
間加熱還流した。ここで第三級ブタノール4.4+nl
を加え更に16時間加熱通流した。溶媒を減圧留去し、
残留物に酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液、10%Fクエン酸水
溶イ夜、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。水層は
更に酢酸エチルで抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去
した。残留物をシリカゲル50gのフラッシュカラムに
付して0〜396メタノール含有クロロホルムで溶出し
、標記の化合物0.560gを得た。
’H−NMR (CDCla)  δppm  : 1
.48(9H, s),’1.5−2.5(6H, m
), 3.27(IH, d, J−9.9}1z),
 3.44(IH, dJ”9.9Hz) .  4.
18(11{,  d.  J−7.7Hz) ,  
5.20(1N,dJ=7.7Hz),  7.13(
IH,  brs)上記と同様の方法にて、4一第三級
ブトキシカルボニルアミノ−3−オキソー2−アザスビ
ロ[4.4] ノナン83 (J−NMR(CDCI3
)  δppm:1.45(9H, S)1.2−1.
8(8H. m), 3.13(28, s), 4.
35(IH, d, J−7.9Hx).5.15(1
}1. d, J=7.9Hz), 7.211H, 
br s))及び4一第三級ブトキシカルボニルアよノ
ー3−オキソー2−アザスピロ[4.5] デカン84
 (’H−NMR(CDCl3)δppm:1.48(
9H, s), 1.0−1.8(10H, m),2
.9−3.4(2H, m), 4.15(18, d
, J=8.6f{z), 4.8!1(IH, d,
 J−8.6HZ). 6.71(1}i. br s
)) を得た。
タン87 化合物82、560mgを氷冷し、攪拌しながらトリフ
ルオロ酢酸15mlを加えた後、室湯で1.5時間攪拌
した。トリプルオロ酢酸を減圧留去して残留物にテトラ
ヒドロフラン30mlを加え、氷hm押下にリチウムア
ルミニウムハイドライド 884mgを加えてl6時間
加熱還流した。反応液に水を水冷攪拌下に加え、不溶物
を濾過した(セライト濾A).不溶物をテトラヒドロフ
ランでよく洗浄後、ジ第三級プチルジカーボネート1.
02gを加え室温で16時間攪拌した。溶媒を減圧留去
して残留物をシリカゲル50gのフラッシュ力ラムに付
し、酢酸エチル二〇−ヘキサン=+1:10の混合溶媒
で溶出し、標記の化合物273mgを得た。
’+{−NMR(CDCl3)  δppm : 1.
45(18H, s), 1.7−2.1(8H, m
), 3.0−3.6(41{, m). 3.8−4
.2(IH, m),5.11}1, br d) 上記と同様の方法にて、2一第三級ブトキシカルボニル
−4一第三級ブトキシカルボニルアミノ−2−アザスビ
ロ[4,4] ノナン 90(’+{−NMR(CDC
l3)  δppm :l.45(18H, s), 
1.3−1.8(8H, m), 3.0−3.3(3
}1, II+), 3.4−3.7(IH, fI1
), 3.7−4.1(IH, at). 4.55(
IH, br d))及び2一第三級ブトキシカルボニ
ルー4一第三級ブトキシカルボニルアミノ−2−アザス
ビロ[4.5]デカン91 (J−NMR.(CDCI
s)  δppm:1.0一1.9(28}1, m)
, 2.9−4.1(5H. m). 4.510}1
, br d))を得た。
ボン酸94 化合物87、173rngを氷冷し、攪拌しながらトリ
フルオロ酢酸2.7mlを加えた後、室温で 1.5時
間攪拌した。トリフルオロ酢酸を減圧留去して残留物に
アセトニトリル10IIllを加え、次いでl−シクロ
プロピル−6.7.8−トリフルオロー4−オキソー1
,4−ジヒドロキノリン−3−カルボン酸100mg,
  トリエチルアよン0.98mlを加え16時間加熱
還流した。反応液を濃縮し、残留物にジエチルエーテル
を加えた。生威した結晶を濾取後、エタノールーアンモ
ニア水で再結晶し、標記の化合物125mgを得た。
融点: 260−283℃ 元素分析 C2。H21F2N303として計算値 C
  58.19  }1  5,7.5  N  10
;18実測値 C  58.10  8  5.38 
 N  10.13’}I−NMR(0.IN NaO
D−DtO)  δppm  : 1.05(2H, 
 brs).1.13−1.20(2H.  m), 
 1.85−2.01(6H,  m),  2.15
−2.22(IH,  m),  3.25−3.95
(6H,  m),  7.56(1}1,  dJ−
15.0Hz),  8.41(IH,  S)同様の
方法によって、7−(4−アミノー2−アザスビロ[4
.4]ノナンー2−イル)−1−シクロブロビルー6.
8−ジフルオロ−4−オキソー1.4−ジヒドロキノリ
ンー3−カルボン酸95及び7−(4−アミノー2−ア
ザスビロ[4,5] デカンー2−イル)−1−シクロ
ブロビル−6.8−ジフルオロ−4−オキソー1.4−
ジヒドロキノリン−3−カルボン酸96を得た。
化合物95; 融点: 24’9−253℃ 元素分析 C21823F2N303・0.7H20と
して計算値 C  60.63  H  5.91  
N  10.10実測値 C  60.63  8  
5.69  N  9.94’H−NMR(0.lN 
NaOD−D20)  δppm : 1.00(2}
1, brs),1.11−1.15 (2}1, m
) , 1.4−1.7 (8M, m) ,3.1−
3.9(61{, m}, 7.49(1}1, d,
 J−13.5}IZ)8.38(IH, s) 化合物96: 融点: 247−274℃ 元素分析 C22H2sFzNsOsとして計算値 C
  63.30  8  6.04  N  10.0
7実測値 (:  63.14  }1  6.08 
 N  10.02’H−NMR(0.IN NaOD
−020)  δppm  : 1.00(2H, b
rs)1.10−1.18(2H. m), 1.20
−1.Ii3(IOH, m),2.99−3.90(
81{, m), 7.50(IH, d, J−14
.5HZ)8.38(1}1, s) 化合物87、120Illgとトリフルオロ酢酸2+n
lを混合し室温で2時間攪拌した。トリフルオロ酢酸を
減圧留去し、残留物に 9.10−ジフルオロ−2.3
−ジヒドロー3−(S)一メチル−7−オキソー7H−
ピリド[1,2.3−de] [1,4]ベンゾ才キサ
ジン−6−カルボン酸BF2−キレート、85IIlg
、ジメチルスルホキシトl5IIll、トリエチルアミ
ン lmlを加えた。この混合物を一晩加熱還流した。
溶媒を減圧留去後、残留物に 95*メタノール20m
l,  hリエチルアよン1.2mlを加え、混合物を
5時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し残留物にジェチ
ルエーテルを加えた。生成した結晶を集め、アンモニア
水−エタノールの混合溶媒から再結晶し、標記の化合物
50mgを得た。
融点: 229−231℃ 元素分析 C2。To2FNsO+・1/2}1.0と
して計算値 C  57.96  }1  8.08 
 N  10.14実測値 C  57J6  H  
5.84  N  10.24エトl− NMR(0.
IN  NaOD−DzO)   δ ppm   :
  1.28(38,  s),1.80−1.82 
(5}1, to) , 1.95−2.04 (IH
, m)2.95−3.02 (IH, m) , 3
.08−3.17 (IH, m) .3.34−3.
46(LH, m), 3.58−3.70(2H, 
m)4.00−4.08(IH, CI), 4.18
−4.24(IH, m),4.29−4−36(IH
, m), 7.18(IH, d, J−19.5H
z),8.13(IH, s) 釡j目Iビエ 1)  %三級ブチル 7−オキソー6−アザスビロ[
3,4]オクタン−8−カルボキシレート 99化合物
79、2gを第三級プタノールに加熱溶解し攪拌下にジ
フェニルホスホリルアジド 2.8ml、トリエチルア
ミン 1.97mlを加え、16時間カ口熱還流した。
溶媒を減圧留去し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和塩化ナトリウム水溶液、 10′6クエン酸水溶液、
飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。更に水層を
酢酸エチルで抽出をくり返す。有機層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去した。得られた油秋
物をシリカゲル75gのカラムに付し0〜2零メタノー
ル含有クロロホルムで溶出し、標記の化合物1.974
gを得た。
’+1−NMR(GO(:l,)  δppm  : 
1.46(9H. s), 1.7−2.4(6}1,
 m), 3.09(11{, S), 3.41(1
1{, d, J−10.0Hz) , 3.62 (
1}!, d, J−10.0Hz)[i.90(1}
1. brs) 同様の方法によって、第三級ブチル3一才キソー2−ア
ザスビロ[4.4] ノナンー4−カルホキシレート1
00(’H−NMR((:DCh)  δppm:1.
47(91{, s). 1.70(8H,br s)
, 2.98(III, S), 3.10(IH, 
d, J−9.7Hz)3.43(IN, d, J=
9.71{z), 7.50(It{. br s))
及び第三級ブチル3−オキソー2−アザスピロ[4.5
]デカンー4−カルボキシレート 101 (’}I−
NMR (CDCI,)δppm:1.45(19}1
, br S), 2.93(IH, S), 3.1
3(IH,d, J=11}1z), 3.32(1}
1, d, J−11Hz), 8.90(IH, b
rs))を得た。
化合物99、1.94gを氷冷し、攪拌しながら、氷冷
したトリフルオロ酢酸20m1を加えた。すぐに室温に
もどし、1時間攪拌後、トリフルオロ酢酸を減圧留去し
、減圧下に十数分おいた後、残留物を無水テトラヒドロ
フラン100mlに溶解した。氷玲攪拌下にリチウムア
ル亙ニウムハイドライド3.11gをゆっくりと加え、
18時間加熱還流した。
反応液を氷玲攪拌しながら水10mlをゆっくり加え、
30分室温攪拌した。セライトで不溶物を濾去し、よく
テトラヒドロフランで不溶物を洗う。濾冫夜を50ml
 まで濃縮し、ジ第三級プチノレジカーボネートを加え
、室温で18時間攪拌した。溶媒を減圧留去し残留物を
シリカゲル150gのカラムに付し、n−へキサン:酢
酸エチル=3;2の混合溶媒で溶出し、標記の化合物4
20mgを得た。
’H−NMR(CDGI3)  δppm : 1.4
6(9H, s),  1.7−2.3(8}1, m
) , 3.2−3.9(5H, m)上記と同様の方
法によって、2一第三級ブトキシカルボニル−4−ヒド
ロキシメチル−2−アザスビロ[4.4]ノナン105
 (’H−NMR (CDC13)δppm:1 .4
6 (91イS), 1.61(8H, S), 3.
0−3.9(7}1, m))及び2一第三級ブトキシ
カルボニル−4−ヒドロキシメチル−[4.5]デカン
107 (’}I−NMR (CDCIs)δppm:
1.46 (9Hs), 1.1−1.7(IOH, 
m), 3.0−3.8(5}1, o))を得た。
化合物103,120mgを氷冷し、攪拌しながら氷冷
したトリフルオロ酢酸2.7+nlを滴下した。すぐに
室温にもどし、1時間攪拌した。トリフルオロ酢酸を減
圧留去して残留物をアセトニトリル10ml?熔解し、
1−シクロブロビル−6.7.8− トリフルオロー4
−オキソー1,4−ジヒドロキノロン−3−カルボン酸
100mg、トリエチルアミン 0.22mlを加え、
■8時間加熱遠流した。溶媒を減圧留去し、濃塩酸及び
クロロホルムを加え、水層を分け、更にクロロホルムで
2回水層を洗浄した。クロロホルム層を少量の濃塩酸で
抽出した。水層を合わせ、水冷攪拌下に水酸化ナトリウ
ムを加え、pHを13以上とする。クロロホルムを用い
て、水層を洗浄した後、濃塩酸、1N塩酸、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液を用いてpHを約7.4とした。ク
ロロホルムを加え水層を3回抽出し、有機層を合わせ無
水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を減圧留去した。残留物
をエタノールーアンモニア水に溶解、熱時濾過したのち
、再結晶を2回行い、黄色針状晶の標記の化合物52B
を得た。
融点:273〜274℃ 元素分析値 C2182■F2N204として計算値 
C  62.37  }1  5.48  N  6.
93実測値 C  63.31  }1  5.39 
 N  8.96?−NMR(CDCls)  δpp
m  : 1.11−1.31(4H, m)1.89
−2.31 (7}1,  m) ,  3.63−3
.99 (7H,  m)7.75(1}1,  dd
,  J−13.5 & 1.61{z’),  8.
52(1}1,  s)上記と同様の方法によって、1
−シクロブロピル=6,8−ジフルオロ−7−(4−ヒ
ドロキシメチル−2−アザスビロ[4.4] ノナンー
2−イル)−4−オキソー1.4−ジヒドロキノリン−
3−カルボン酸109及び1−シクロブロビル−6.8
−ジフルオロ−7−(4−ヒドロキシメチル−2−アザ
スビロ(4,5] デカンー2−イル)−4−オキソー
1,4−ジヒドロキノリン−3−カルボン酸110を得
た。
化合物109; 融点:  249−252℃ 元素分析値 C2■H24F2N204として計算値 
C  B3.15  H  5.78  N  6.7
0実測値 C  B2.74  8  5.76  N
  6.46H−NMR(CDCh)  6 1)Il
m : 1.11−1.31 (41−1, m)1.
50−1.77(8H, m), 2.18−2.22
(IH, m), 3.47−4.03(7H, m)
, 7.73(IH, dd, J−13.5& 1.
6}1z78.60(IH, S) 化合物110 : 融点:  231−234℃ 元素分析値 C2s’H2aFJ204・1/2tbO
として計算値 [:  62.58  H  6.17
  N  6.35実測値 C  62.92  H 
 8.17  N  6.25’H−NMR(CDC1
s) δppm : 1.11−1.18(2H, m
),1.24−1.28(2L m), 1.30−1
.69(11H. m), 3.51−4.02(7}
1, m). 7.80(1}1, dd, J−13
.5 & 1.6Hz),8.70(1}1, S) 参考例18.7−アセトキシー5−アザスビロ[2 .
 4]へブタン69 化合物12、1.5gをテトラヒドロフラン30mlに
懸濁し、リチウムアルミニウムヒドリド 500mgを
加えて16時間加熱還流した。玲却下に水0.5ml、
15¥3水酸化ナトリウム水溶液0.5ml、水1.5
mlを加えて室温で30分攪拌した。不溶物を濾去し濾
液を減圧乾固すると黄色油状の7−ヒドロキシ−5−[
1−(R)一フェニルエチル〕−5−アザスピロ[2.
4]ヘブタン1.4gが得られた。このものを氷冷し、
無水酢酸5mlとビリジン5mlとを加えた。この混合
物を室温で3時間攪拌した。混合物に酢酸エチルを加え
、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去すると黄色油
状の7−アセトキシー5−[1−(R)一フェニルエチ
ル1−5−アザスビロ[2,4]へブタン 1.6gが
得られた。このものをエタノール20m1に溶解し、パ
ラジウムー炭素(50*含水)  1.24を加え、タ
ングステンランプで加温しながら3.8気圧の水素雰囲
気下で5時間接触還元した。触媒を濾去し濾戒の溶媒を
減圧留去すると油状の標記化合物880mgが得られた
. 以上の化合物に加えて次の化合物を合戒した。
これらをその物理定数とともに示す 1)  (−)−7−[7−(S)一アミノー5−アザ
スピロ[2,3]−ヘブタン−5−イル)−1−シクロ
ブロビル−6〜フルオロー1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸33b,融点: 259−
261℃2)  (−)−7−[7−(S)一アミノー
5−アザスビロ[2.3]−ヘブタン−5−イル)−6
−フルオロ−1−(2.4−ジフル才ロフェニル)−1
.4−ジヒドロ−4−オキソー1.8−ナフチリジン−
3−カルボン酸11lb,  融点: 232−235
℃、[α]o − 20.54’″ (C−0.73,
 C}ICh)20 21 22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I (式中、¥a¥は0または1を、¥b¥は2から5まで
    の整数を、¥c¥は0または1を、¥d¥は0から2ま
    での整数を意味する。Zは、▲数式、化学式、表等があ
    ります▼、 酸素原子、または硫黄原子を表わし、ここでR^1は水
    素原子、アミノ基、炭素数1〜6のモノアルキルアミノ
    基、各々の炭素数が独立に1〜6であるジアルキルアミ
    ノ基、水酸基、炭素数1〜6のアルコキシル基または炭
    素数1〜6のヒドロキシアルキル基を表わし、R^2は
    水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6の
    ヒドロキシアルキル基、炭素数1〜6のハロゲノアルキ
    ル基、ホルミル基または炭素数2〜7のアルキルカルボ
    ニル基を表わし、R^3は水素原子または炭素数1〜6
    のアルキル基を表わす。また、Qは式II ▲数式、化学式、表等があります▼II (式中、R^4は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2
    〜6のアルケニル基、炭素数1〜6のハロゲノアルキル
    基、置換基を有することもある炭素数3〜6の環状アル
    キル基、置換基を有することもあるアリール基、置換基
    を有することもあるヘテロアリール基、炭素数1〜6の
    アルコキシル基または炭素数1〜6のアルキルアミノ基
    を意味し、R^5は水素原子または炭素数1〜6のアル
    キル基を意味する。R^6は水素原子、置換基を有する
    こともあるアミノ基、水酸基、炭素数1〜6のアルコキ
    シル基またはハロゲン原子を意味し、Aは窒素原子また
    は▲数式、化学式、表等があります▼を意味し、R^7
    は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、ハロゲン原子
    、炭素数1〜6のアルコキシル基、炭素数1〜6のハロ
    ゲノアルキル基またはシアノ基を意味する。また、R^
    4はR^5および/またはR^7と共に環状構造を形成
    してもよく、この環は酸素原子、窒素原子、硫黄原子を
    含むこともあり、さらに炭素数1〜6のアルキル基また
    はハロゲノアルキル基などで置換されていてもよい。X
    はハロゲン原子を意味し、Yは水素原子、炭素数1〜6
    のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシアルキル基、
    炭素数1〜6のアルキル鎖のフェニルアルキル基、ジハ
    ロゲノホウ素基、フェニル基、アセトキシメチル基、ピ
    バロイルオキシメチル基、エトキシカルボニルオキシ基
    、コリン基、ジメチルアミノエチル基、5−インダニル
    基、フタリジニル基、5−置換−2−オキソ−1,3−
    ジオキソール−4−イルメチル基または3−アセトキシ
    −2−オキソブチル基を意味する。)で表わされる部分
    構造を意味する)で表わされるスピロ化合物及びその塩 2)一般式中、¥a¥が1、¥b¥が2、¥c¥が0、
    ¥d¥が1であって、Zが▲数式、化学式、表等があり
    ます▼である請求項1記載のスピロ化合物及びその塩 3)一般式中、¥a¥が1、¥b¥が3、¥c¥が0、
    ¥d¥が1であって、Zが▲数式、化学式、表等があり
    ます▼である請求項1記載のスピロ化合物及びその塩 4)一般式中、¥a¥が1、¥b¥が2、¥c¥が0、
    ¥d¥が2であって、Zが▲数式、化学式、表等があり
    ます▼である請求項1記載のスピロ化合物及びその塩 5)一般式の化合物が純粋な光学活性体からなる化合物
    である請求項1記載のスピロ化合物及びその塩 6)7−(7−アミノ−5−アザスピロ[2,4]ヘプ
    タン−5−イル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフ
    ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
    カルボン酸、7−(7−アミノ−5−アザスピロ[2,
    4]ヘプタン−5−イル)−8−クロロ−1−シクロプ
    ロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
    キノリン−3−カルボン酸、7−(7−アミノ−5−ア
    ザスピロ[2,4]ヘプタン−5−イル)−1−シクロ
    プロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
    ソキノリン−3−カルボン酸、7−(7−アミノ−5−
    アザスピロ[2,4]ヘプタン−5−イル)−6−フル
    オロ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−
    ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸、7−
    (7−アミノ−5−アザスピロ[2,4]ヘプタン−5
    −イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4
    −ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−
    カルボン酸、10−(7−アミノ−5−アザスピロ[2
    ,4]ヘプタン−5−イル)−9−フルオロ−2,3−
    ジヒドロ−3−(S)−メチル−7−オキソ−7H−ピ
    リド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン
    −6−カルボン酸、1−シクロプロピル−7−(4,7
    −ジアザスピロ[2,5]オクタン−7−イル)−6−
    フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
    −カルボン酸、7−(7−アミノ−5−アザスピロ[2
    ,4]−ヘプタン−5−イル)−1−シクロプロピル−
    6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オ
    キソキノリン−3−カルボン酸、7−(7−ヒドロキシ
    −5−アザスピロ−[2,4]ヘプタン−5−イル)−
    8−クロロ−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,
    4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸、
    7−(7−アミノ−5−アザスピロ[2,4]ヘプタン
    −5−イル)−1−(2−メチル−2−プロピル)−6
    −フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−
    ナフチリジン−3−カルボン酸、7−(7−ヒドロキシ
    イミノ−5−アザスピロ[2,4]ヘプタン−5−イル
    )−8−クロロ−1−シクロプロピル−6−フルオロ−
    1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
    酸、1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(
    8−ヒドロキシメチル−6−アザスピロ[3,4]オク
    タン−6−イル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロキノ
    リン−3−カルボン酸、1−シクロプロピル−6,8−
    ジフルオロ−7−(4−ヒドロキシメチル−2−アザス
    ピロ[4,4]ノナン−2−イル)−4−オキソ−1,
    4−ジヒドロキノリン−3−カルボン酸、1−シクロプ
    ロピル−6,8−ジフルオロ−7−(4−ヒドロキシメ
    チル−2−アザスピロ[4,5]デカン−2−イル)−
    4−オキソ−1,4−ジヒドロキノリン−3−カルボン
    酸、7−(8−アミノ−6−アザスピロ−[3,4]オ
    クタン−6−イル)−1−シクロプロピル−6,8−ジ
    フルオロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロキノリン−3
    −カルボン酸、10−(8−アミノ−6−アザスピロ−
    [3,4]オクタン−6−イル)−9−フルオロ−2,
    3−ジヒドロ−3−(S)−メチル−7−オキソ−7H
    −ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサ
    ジン−6−カルボン酸、または7−(4−アミノ−2−
    アザスピロ[4,4]ノナン−2−イル)−1−シクロ
    プロピル−6,8−ジフルオロ−4−オキソ−1,4−
    ジヒドロキノリン−3−カルボン酸である請求項1)記
    載のスピロ化合物及びその塩7)請求項1)記載の化合
    物を有効成分として含有する抗菌剤
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