JPH0395113A - 脱臭剤組成物 - Google Patents

脱臭剤組成物

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JPH0395113A
JPH0395113A JP1234453A JP23445389A JPH0395113A JP H0395113 A JPH0395113 A JP H0395113A JP 1234453 A JP1234453 A JP 1234453A JP 23445389 A JP23445389 A JP 23445389A JP H0395113 A JPH0395113 A JP H0395113A
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JP
Japan
Prior art keywords
chloride
keratin
deodorizing
general formula
peptide
Prior art date
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Pending
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JP1234453A
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English (en)
Inventor
Kazunari Yoshioka
吉岡 一成
Yoichi Kamimura
洋一 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiwa Kasei Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Kasei Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0395113A publication Critical patent/JPH0395113A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アミン臭およびメルカブト臭のいずれに対し
ても優れた脱臭作用を有し、かつ水溶性で、しかも皮膚
、粘膜などに対する刺激性が少なく、安全性が高い脱臭
剤&[I或物に関する。
〔従来の技術〕
悪臭を発生する主たる物質としては、トリメチルアミン
やアンモニアなどの低分子のアミン類とエチルメルカブ
タンや硫化水素などの低分子のメルカプト化合物が挙げ
られる。
しかしながら、これら低分子のアミン類から発生する悪
臭(アミン臭)と低分子のメルカブト化合物から発生す
る悪臭(メルカプト臭)の両方に対して優れた脱臭作用
を有する脱臭剤は少ない。
すなわち、従来の脱臭剤は、塩基性物質から発生する悪
臭に対しては酸性物質を施して中和し、酸性物質から発
生する悪臭に対しては塩基性物質を施して中和すること
によって、脱臭するものであるが、このような化学的な
中和反応を利用した脱臭剤では、メルカプト化合物のよ
うな中性物質から発生する悪臭に対して、ほとんど効果
を発揮できない.また、上記のような化学的中和反応を
利用した脱臭剤以外に、活性炭やシリカゲルのように吸
着作用を利用した脱臭剤もあるが、活性炭の場合、IF
I質によっては、アξン臭、メルカブト臭のいずれに対
しても脱臭効果を発揮するものの、アンモニアや硫化水
素などのように分子が小さいものに対しては脱臭効果が
悪いというように、脱臭能力に選択性があり、一方、シ
リカゲルの場合は総じて脱臭能力が小さく、これらも充
分に満足すべきものとはいえない。
また、水に容易に溶解し、かつ人体に対して悪影響を及
ぼさず、しかもアミン臭およびメルカブト臭の両方に対
して有効に作用し、例えばパーマネントウエーブ処理後
の毛髪の脱臭にも使用できるような脱臭剤はさらに少な
い.つまり、パーマネントウエーブ用第1剤には、チオ
グリコール酸、チオグリコール酸アンモニウムなどのメ
ルヵプト化合物とp}{18I整のためのアンモニア、
モノエタノールアミンなどが含まれているので、バーマ
不ントウエーブ処理後の毛髪はメルヵブト臭とアミン臭
が入り混じっており、この脱臭にはメルヵプト臭とアミ
ン臭の両方に対して有効に作用し、しかも水に容易に溶
解して水溶液状で毛髪に使用することができ、かつ安全
性の高いものでなければならない.したがって、このパ
ーマネントウエーブ処理後の毛髪の脱臭に際しては、た
とえアミン臭およびメルカプト臭に対する脱臭作用が優
れていても、水に溶けないものや皮膚や粘膜に対して刺
激性があって安全性に欠けるものは使用することができ
ず、このようなパーマネントウエーブ処理後の毛髪の脱
臭に使用できるような脱臭剤で効果の優れたものはほと
んど見当たらない。
例えば、これまでに提案された脱臭剤では、特公昭61
−48379号公報に示される脱臭剤が、平均分子量2
00〜s.oooのケラチン加水分解物を脱臭基剤とし
て含有したもので、比較的上記のような制約された条件
下でも使用できるものであるが、それでも、効果が充分
といえず、より効果の優れた脱臭剤の出現が望まれてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように、従来の脱臭剤が、たとえア
ミン臭の脱臭に対しては有効に作用しても、メルカブト
臭の脱臭に際しては有効でなく、また、アミン臭および
メルカプト臭の両方の脱臭に作用するものも、その性能
面において必ずしも満足すべき結果が得られなかったと
いう問題点を解決し、アミン臭およびメルカブト臭のい
ずれに対しても優れた脱臭効果を発揮し、しかも水に容
易に溶解し、かつ皮膚や粘膜に対する刺激性が少なく、
安全性の高い脱臭剤組或物を提供することを目的とする
. 〔諜題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達戒するために種々研究を重ねた
結果、脱臭基剤としてケラチンベプチドのN一第4級ア
ンモニウム誘導体を用いるときは、上記目的が容易に達
戒されることを見出すことによって、完威されたもので
ある。
すなわち、本発明は、一般式(1) R.             R, R.−NΦ一CH.−CH−CH.→NH−CH−CO
厠OOR z     R 4 (式中、R1〜R3は炭素数l〜20のアルキル基また
はR,〜R,のうち1個または2個が炭素数1〜20の
アルキル基で、残りが炭素数1〜3のヒドロキシアルキ
ル基またはベンジル基である。R4は水素原子または水
酸基で、R,はケラチンより誘導されるベプチドを構或
するアξノ酸の側鎖であり、nは2〜30である) で示されるN一第4級アンモニウム誘導ケラチンペブチ
ドを脱臭基剤として含有することを特徴とする脱臭剤組
威物に関する。
上記一般式(1)で示されるN′−アンモニウム誘導ケ
ラチンペプチドにおけるケラチンベプチド部分は、その
分子構造中にアξノ基などの塩基性基やカルボキシル基
などの酸性基を有しており、また、その各種アミノ酸の
側鎖も同様に塩基性基や酸性基を有していて、これらの
塩基性基や酸性基が悪臭物質と造塩して酸性物質に基づ
く悪臭や塩基性¥yJ質に基づくアごン臭などを脱臭す
る。そして、メルカブタンや硫化水素などのように中性
でメルカプト臭を発生する物質に対しては、ケラチンベ
プチドを構或するシスチン(シスチンのジスルフィド結
合部分)が上記メルカブト臭を発生する物質のメルカブ
ト基と反応してメルカプト臭を脱臭する。したがって、
メルカプト臭の脱臭には、ケラチンベブチド中のシスチ
ンが多い方が好ましく、本発明においては、上記一般式
(1)で示されるN−アンモニウム誘導ケラチンペプチ
ドのケラチンペプチドを構或するアミノ酸のうち、シス
チンがハーフシスチンとして6.0モル%以上含まれて
いることが望ましい。
そして、上記一般式(1)で示されるN−アンモニウム
誘導ケラチンペブチドは、上記のようにアミン臭、メル
カプト臭の脱臭に有用なケラチンペプチドをN一第4級
化したものであって、そのN一第4級化により毛髪への
吸着性が高められ、毛髪への吸着性が非常に強いので、
この一般式(I)で示されるN−アンモニウム誘導ケラ
チンペプチドが毛髪上に残存するトリメチルアミンやア
ンモニアなどのアξン臭を発生する低分子のアごン類と
置換して、これらアミン類から発生するアよン臭に対す
る脱臭効果をさらに高めるとともに、そのN一第4級化
によって導入されたアルキル基がエチルメルカブタンや
硫化水素などのメルカブト臭を発生する低分子のメルカ
プト化合物に対して親和性を発揮し、ケラチンベブチド
の有するメルカプト臭の脱臭効果をさらに高める。また
、毛髪上に残存するチオグリコール酸などの酸性物質と
はイオン結合して、それらの酸性物質を毛髪上から除去
するので、この面からも脱臭効果がさらに高くなる.し
たがって、この一般式(1)で示されるN−アンモニウ
ム誘導ケラチンベプチドの脱臭効果は、ケラチン設プチ
ドそのものの脱臭効果より優れている。しかも、上記一
般式(1)で示されるN−アンモニウム誘導ケラチンベ
プチドは、そのケラチンペプチド部分が天然の蛋白質か
ら誘導されるものであって、皮膚、粘膜などに対する刺
激が少なく安全である。さらに、この一般式(■)で示
されるN−アンモニウム誘導ケラチンペプチドは、その
ケラチンベプチド部分がもともと水溶性であり、それに
加えて、N一第4級化によりさらに水溶性が高められて
いるので、水に容易に溶解する。したがって、水に溶解
した水溶液状で使用することができる。しかも、パーマ
ネントウエーブ処理時の毛髪の脱臭では、この一般式(
I)で示されるN−アンモニウム誘導ケラチンペブチド
は、水溶解性ではあるが、そのケラチンベブチド部分が
毛髪の構戒蛋白質であるケラチンと同様の化学構造を有
していて、両者の有するアミノ基やカルポキシル基が互
いに吸着するので、水洗によって全部が毛髪上から洗い
流されるのではなく、一部が毛髪に吸着して毛髪上に残
って、毛髪を保護するという効果もある. 前記の一般式(1)で示されるN一第4級アンモニウム
誘導ケラチンペプチドは、ケラチンペプチドと、下記の
一般式(II) R, 〔弐中のR.,R,、R,は前記一般弐(1)の場合と
同しであり、XはCI,Br,I,Not 、SO,/
2またはR.OSO,(R4は低級アルキル基である)
を示す] で示されるグリシジルアンモニウム塩、または下記の一
般式(III) R, (式中のRl,Rt、R,およびXは前記一般式(II
)の場合と同しであり、Yはc1、Br,1などのハロ
ゲン原子を示す) テ示サレる3−ハロゲン−2−ヒドロキシフロビルアン
モニウム塩、または下記の一般式(■)R 1 R.−No−cHz−CH.=CH.Y − Xep− (式中のR1、Rt,Rx、XおよびYは前記一般式(
III)の場合と同じである) で示される3−ハロゲンプロピルアンモニウム塩のいず
れかを反応させることによって得られる。
上記一般式([)で示されるN一第4級アンモニウム誘
導ケラチンペブチドを得るためのケラチンペプチドは、
羊毛、ヤギ毛、モヘア毛、ウサギ毛、カシミア毛などの
獣毛、入毛、ニワトリ、ガチゴウ、アヒルなどの羽毛、
羽根、爪、角、諦、鱗のケラチン蛋白質などを、酸、ア
ルカリまたは酵素で加水分解することによって得られる
.このようなケラチンベブチドを得るための加水分解の
詳細は、例えば特開昭59−84898号公報に記載さ
れている。
上記一般式([)において、ケラチンペブチド部分のI
!l!l鎖がR,で示されるアミノ酸としては、アラニ
ン、グリシン、パリン、ロイシン、イソロイシン、ブロ
リン、フエニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニ
ン、メチオニン、アルギニン、ヒスチジン、リジン、ア
スパラギン酸、アスノくラギン、グルタミン酸、グルタ
ミン、シスチン、システイン、トリプトファンなどがあ
げられる。そして、これらのアミノ酸の組威比の分析結
果の一例を示すと第1表のとおりである。なお、第1表
中にはアスパラギンやグルタξンが示されていないが、
これは分析に先だって行われる加水分解時に(常法では
6N塩酸により完全加水分解される)、それぞれアスパ
ラギン酸とグルタミン酸になったからである。つまり、
第1表中のアスパラギン酸やグルタミン酸にはケラチン
中ではアスパラギンやグルタξンとして存在したものも
含まれている。また、シスチンはアミノ基およびカルポ
キシル基を2個ずつ持っているので、第1表ではハーフ
シスチンとしてモル%を示している。また、トリブトフ
ァンは分析に先だって行われる6N塩酸による完全加水
分解の時に失われるので、第1表中には示されていない
が、ケラチン中には約1モル%程度含まれている。
第 l 表 上記ケラチンペプチドを得るためのケラチンの加水分解
は、前記のように、酸、アルカリまたは酵素によって行
われる。
酸加水分解に際しては、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭
化水素酸などの無機酸、酢酸、ギ(蟻)酸などの有機酸
が用いられる。
アルカリ加水分解に際しては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム、水酸化ハリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムなどが用いられ
る。ただし、アルカリ加水分解は、その加水分解時の条
件によって、ソスチンが破壊されるおそれがあるため、
本発明においては、好ましい方法とはいえない。
また、酵素による加水分解に際しては、ペプンン、プロ
クターゼA、プロクターゼBなどの酸性蛋白質分解酵素
、パパイン、ブロメライン、サーモライシン、トリプシ
ン、プロナーゼ、キモトリプシンなどの中性蛋白質分解
酵素などが使用される。また、スフ゛チリシン、スタフ
イロコンカスフ゜ロテアーゼなどの菌産性の中性蛋白質
分解酵素も使用できる。酵素の使用に際しては、それら
の菌産性蛋白質分解酵素を含む菌体、あるいは酵素また
は酵素を含む菌体を固定化した膜、粒体などの状態で使
用することもできる。
上記のような酸、アルカリまたは酵素による力■水分解
によって得られるケラチンペブチド番よ、一般式(1)
におけるnが2〜30(ただし、nの{直番よ平均値で
あり、nが2〜30ということは平均分子量で約150
〜約5.000に相当する)になるよう番こされる。こ
れはnが2未満では脱臭効果、特2こメルカプト臭に対
する脱臭効果が低下し、また、nが30を超えると水溶
性が低下して取り扱b)にくくなり、また脱臭効果も低
下するからである。
一般式(1)で示されるN一第4級アンモニウム誘導ケ
ラチンペブチドは、前記のように、ケラチンペブチドと
一般式(n)〜(TV)で示されるアンモニウム塩との
反応によって得られるが、それらの反応式を示すと次の
とおりである。なお、反応式を示すにあたって、ケラチ
ンベプチドは、次の一般式(V)で示す。
R5 H→NH−Cl{−Co結○H ■ ケラチンペブチドと一般式(II)で示されるグリ
シジルアンモニウム塩との反応 ■ ケラチンペプチドと一般式(III)で示される3
−ハロゲン−2−ヒドロキシブロビルアンモニウム塩と
の反応 R3 OH R3 OH ■ ケラチンベブチドと一般式(IV)で示される3−
ハロゲンプロビルアンモニウム塩との反応R3 上記■、■または■で示すケラチンペプチドと、一般式
(It)で示されるグリシジルアンモニウム塩、一IG
式(I[I)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロキシ
ブロビルアンモニウム塩または一般式(rv)勿示され
る3−ハロゲンプロビルアンモニウム塩との反応は、通
常、ケラチンペプチドの水溶液に一般式(n)で示され
るグリシジルアンモニウム塩、一般式(I[l)で示さ
れる3−ハロゲン−2−ヒドロキシプ口ピルアンモニウ
ム塩または一般式(IV)で示される3−ハロゲンプロ
ビルアンモニウム塩の溶液を滴下し、水中で両者を接触
させることによって行われる。反応に際して反応系内の
pHを8〜l2、特に9〜11に保つことが好ましく、
そのために水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
リチウムなどのアルカリ溶液を必要に応じて反応液中に
滴下することが行われる。反応時、反応系内のpHを前
記の範囲に維持するのは、ケラチンペブチドのアξノ基
が一般式(n)で示されるグリシジルアンモニウム塩、
一般式(III)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロ
キシプ口ビルアンモニウム塩または一般式(TV)で示
される3−ハロゲンプロピルアンモニウム塩と反応する
ためには、pH8以上のアルカリ側であることが望まし
く、またPHが12を超えるとケラチンベブチドや一般
式(II)で示されるグリシジルアンモニウム塩、一I
II式(III)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロ
キシプロビルアンモニウム塩、一1式(IV)で示され
る3−ハロゲンプロピルアンモニウム塩などが加水分解
を起こすからである.反応は常温でも進行するが、温度
が高いほど反応は速くなる。しかし、pHが高い状態で
温度が高くなると、−II式(II)で示されるグリシ
シルアンモニウム塩、−a式(II[)で示される3−
ハロゲン−2−ヒドロキシブロビルアンモニウム塩、一
般式(IV)で示される3−ハロゲンプロビルアンモル
ウム塩などの加水分解も促進されるため、高くても80
゜C以下にするのが好ましい.一般式(n)で示される
グリシジルアンモニウム塩、一般式(]I[)で示され
る3−ハロゲン−2−ヒドロキシブ口ビルアンモニウム
塩、一般式(rV)で示サれる3−ハロゲンブロピルア
ンモニウム塩などは結晶で用いてもよいが、水またはア
ルコールなどの溶液としたものを滴下するのが好ましい
.ケラチンペプチド溶液への一般式(If)で示される
グリシジルアンモニウム塩、一般式(I[I)で示され
る3−ハロゲン−2−ヒドロキシブ口ピルアンモニウム
塩、−a式(IV)で示される3−ハロゲンブロピルア
ンモニウム塩などの滴下は、15分間〜6時間で終わる
のが好ましい。
これらの反応においては、反応によってハロゲン化水素
が生戊して反応液のpHが低下するので、アルカリを反
応の開始と同時に滴下し、攪拌して液中のpHを反応に
適する範囲に維持することが必要である。
反応の進行と終了は、アミノ基への反応についてファン
・スレータ(Van Slyke)法により、反応液中
のケラチンペブチドのア果ノ態チッ素を測定することに
よって確認することができる。反応が終了したのち、反
応液は、適宜、濃縮あるいはイオン交換樹脂、ゲル濾過
、電気透析などによって精製した上で、適宜、濃縮して
、反応生戒物を固体あるいは濃縮液の状態で得ることが
できる。
上記のように、ケラチンベプチドとの反応に使用される
一般式(It)で示されるグリシジルアンモニウム塩、
一般式(I[I)で示される3−ハロゲン2−ヒドロキ
シプロビルアンモニウム塩、一般式(IV)で示される
3−ハロゲンブロピルアンモニウム塩について、その具
体例を示すと次のとおりである。
一般式(n)で示されるグリシジルアンモニウム塩とし
ては、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド、
グリシジルトリエチルアンモニウムクロライド、グリシ
ジルトリエタノールアンモニウムクロライド、グリシジ
ルトリブロビルアンモニウムクロライド、グリシジルト
リイソプ口ピルアンモニウムクロライド、グリシジルト
リメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルトリメチ
ルアンモニウムアイオダイド、グリシジルラウリルジメ
チルアンモニウムクロライド、グリシジルもリスチルジ
メチルアンモニウムクロライド、グリシジルセチルジメ
チルアンモニウムクロライド、グリシジルステアリルジ
メチルアンモニウムクロライド、グリシジルラウリルジ
メチルアンモニウムブロマイド、グリシジルミリスチル
ジメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルセチルジ
メチルアンモニウムブロマイド、グリシジルステアリル
ジメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルカプリル
ジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルエイコシ
ルジメチルアンモニウムクロライド、グリシジルカブリ
ルジメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルエイコ
シルジメチルアンモニウムブロマイド、グリシジルラウ
リルジベンジルアンモニウムクロライド、グリシジルセ
チルジベンジルアンモニウムクロライド、グリシジノレ
ステアリルジベンジルアンモニウムクロライド、グリシ
ジルラウリルジエタノールアンモニウムクロライド、グ
リシジルセチルジエタノールアンモニウムクロライド、
グリシジルステアリルジエタノールアンモニウムクロラ
イド、グリシジルジラウリルメチルアンモニウムクロラ
イド、グリシジルジセチルメチルアンモニウムクロライ
ド、グリシジルジステアリルメチルアンモニウムクロラ
イド、グリシジルジラウリルエタノールアンモニウムク
ロライド、グリシジルジセチルエタノールアンモ;ウム
クロライド、グリシジルジステアリルエタノールアンモ
ニウムクロライドなどが用いられる。
一a式(DI)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロキ
シプロビルアンモニウム塩としては、3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリエチルアン
モニウムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプ口
ピルトリエタノ−ルアンモニウムクロライド、3−クロ
ロー2−ヒドロキシブロビルトリプロビルアンモニウム
クロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリ
イソプ口ピルアンモニウムクロライド、3−クロロー2
−ヒドロキシブロピルトリメチルアンモニウムプロマイ
ド、3−クロロー2−ヒドロキシプロピルトリメチルア
ンモニウムアイオダイド、3−ブロモー2−ヒドロキシ
プロピルトリメチルアンモニウムクロライド、3−ブロ
モー2−ヒドロキシブロピルトリメチルアンモニウムプ
ロマイド、ラウリル(3−クロロー2−ヒドロキシブロ
ビル)ジメチルアンモニウムクロライド、ミリスチル(
3−クロロ−2−ヒドロキシブロビル)ジメチルアンモ
ニウムクロライド、セチル(3−クロロ−2−ヒドロキ
シブロビル)ジメチルアンモニウムクロライド、ステア
リル(3−クロロ−2−ヒドロキシブ口ビル)ジメチル
アンモニウムクロライド、カブリル(3−クロロー2−
ヒドロキシブロビル)ジメチルアンモニウムクロライド
、エイコシル(3クロロー2−ヒドロキシプロビル)ジ
メチルアンモニウムクロライド、ラウリル(3−クロロ
−2ーヒドロキシブロビル)ジメチルアンモニウムプロ
マイド、ξリスチル(3−クロロ−2−ヒドロキシブ口
ビル)ジメチルアンモニウムプロマイド、セチル(3−
クロロ−2−ヒドロキシブ口ビル)ジメチルアンモニウ
ムブロマイド、ステアリル(3ークロロー2−ヒドロキ
シブロビル〉ジメチルアンモニウムブロマイド、ラウリ
ル(3−クロロ−2ヒドロキシブロビル)ジベンジルア
ンモニウムクロライド、ミリスチル(3−クロロー2−
ヒドロキシブロビル)ジベンジルアンモニウムクロライ
ド、セチル(3−クロロー2−ヒドロキシプ口ピル)ジ
ベンジルアンモニウムクロライド、ステアリル(3一ク
ロロー2−ヒドロキシプ口ピル)ジヘンジルアンモニウ
ムクロライド、ラウリル(3−クロロ2−ヒドロキシプ
口ビル)ジエタノールアンモニウムクロライド、ξリス
チル(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)ジエタノ
ールアンモニウムクロライド、セチル(3−クロロ−2
−ヒドロキシプロビル)ジエタノールアンモニウムクロ
ライド、ステアリル(3−クロロー2−ヒドロキシプロ
ビル)ジエタノールアンモニウムクロライド、ジラウリ
ル(3−クロロー2−ヒドロキシプ口ビル)メチルアン
モニウムクロライド、ジξリスチル(3−クロロ−2−
ヒドロキシプ口ビル)メチルアンモニウムクロライド、
ジセチル(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)メチ
ルアンモニウムクロライド、ジステアリル(3−クロロ
−2−ヒドロキシプ口ピル)メチルアンモニウムクロラ
イド、ラウリル(3ブロモー2−ヒドロキシプロビル)
ジメチルアンモニウムクロライド、ミリスチル(3−ブ
ロモー2−ヒドロキシブ口ビル)ジメチルアンモニウム
クロライド、セチル(3−プロモー2−ヒドロキシプ口
ビル)ジメチルアンモニウムクロライド、ステアリル(
3−ブロモー2−ヒドロキシプロビル)ジメチルアンモ
ニウムクロライドなどが用いられる。
また、一般式(IV)で示される3−ハロゲンプロピル
アンモニウム塩としては、3−クロロブロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、3−クロロブ口ピルトリエ
チルアンモニウムクロライド、3−クロロプロビルトリ
ブロビルアンモニウムクロライト、3−クロロプロピル
トリイソプ口ピルアンモニウムクロライド、3−クロロ
プロビルトリメチルアンモニウムブロマイド、3−プロ
モブロピルトリメチルアンモニウムブロマイド、ラウリ
ル(3−クロロブロビル)ジメチルアンモニウムクロラ
イド、ξリスチル(3−クロロプロビル)ジメチルアン
モニウムクロライド、セチル(3−クロロプロビル)ジ
メチルアンモニウムクロライド、ステアリル(3−クロ
ロブ口ピル)ジメチルアンモニウムクロライド、カプリ
ル(3−クロロプロビル)ジメチルアンモニウムクロラ
イド、エイコシル(3ークロロブロビル)ジメチルアン
モニウムクロライド、ラウリル(3−クロロプロピル)
ジメチルアンモニウムブロマイド、ミリスチル(3−ク
ロロプロビル)ジメチルアンモニウムブロマイド、セチ
ル(3−クロロプロビル〉 ジメチルアンモニウムブロ
マイド、ステアリル(3−クロロプロビル)ジメチルア
ンモニウムブロマイド、ラウリル(3−クロロプロビル
)ジベンジルアンモニウムクロライド、ごリスチル(3
−クロロプロビル)ジベンジルアンモニウムクロライド
、セチル(3−クロロプロピル)ジヘンジルアンモニウ
ムクロライド、ステアリル(3−クロロプロビル〉ジベ
ンジルアンモニウムクロライド、ラウリル(3−クロロ
プ口ピル)ジエタノールアンモニウムクロライド、ミリ
スチル(3ークロロプロピル〉ジエタノールアンモニウ
ムクロライド、セチル(3−クロロプロビル)ジエタノ
ールアンモニウムクロライド、ステアリル(3−クロロ
プロピル)ジエタノールアンモニウムクロライド、ジラ
ウリル(3−クロロブ口ビル)メチルアンモニウムクロ
ライド、ジ稟リスチル(3−クロロブ口ビル)メチルア
ンモニウムクロライド、ジセチル(3−クロロプロビル
)メチルアンモニウムクロライド、ジステアリル(3−
クロロプロピル)メチルアンモニウムクロライド、ラウ
リル(3−プロモブロピル)ジメチルアンモニウムクロ
ライド、ミリスチル(3−プロモプロビル)ジメチルア
ンモニウムクロライド、セチル(3−プロモプロビル)
ジメチルアンモニウムクロライド、ステアリル(3一プ
ロモブロビル)ジメチルアンモニウムクロライドなどが
用いられる。
一般式(1)におけるR1、Rz 、R3は、上記一般
式(n)で示されるグリシジルアンモニウム塩、一般式
(1[[)で示される3−ハロゲン−2−ヒドロキシブ
ロビルアンモニウム塩または一般式(■)で示される3
−ハロゲンプロピルアンモニウム塩に由来するものであ
るが、これらR..R.、R3は前記一般式(1)に示
す条件下において同一でもよく、また互いに異なってい
てもよい。
本発明の脱臭剤組成物は、脱臭基剤、つまり脱臭にあた
って有効に作用する一般式(1)で示されるN一第4級
アンモニウム誘導ケラチンペプチドを、脱臭剤&ll底
物に通常採用されている形態、例えば、水、有機溶剤な
どに溶解するか、または界面活性剤、乳化剤などによっ
て乳化させた液状脱臭剤、上記液状脱臭剤を噴射剤とと
もにスプレー容器に充填したエアゾール型脱臭剤、ゲル
状多糖類、ポリエチレングリコールなどの天然または合
戒高分子からなるゲル化剤に添加してゲル状にしたゲル
状脱臭剤、布状、粉末状、粒状などの多孔性物質に吸着
させ、または合威樹脂とともに固体状にした固体状脱臭
剤などの形態に調製される。
また、一般式(1)で示されるN一第4級アンモニウム
誘導ケラチンペプチドをそのまま固体状で用いることも
できる。
そして、上記&iIrIi.物には、必要に応じて、水
、溶剤、PH調整剤、香料、防腐剤、着色料などを適宜
添加することができる。また、パーマネントウェーブ時
など、毛髪に関連した脱臭に応用する場合には、通常の
毛髪用化粧品に配合される種々の或分を添加することが
できる.このような戒分としては、例えば、ラウリル硫
酸アンモニウム、ラウリル硫酸エタノールアごン、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ンなどのアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン(2E○
)ラウリルーテル硫酸トリエタノールアミン(なお、E
○はエチレンオキサイドで、E○の前の数値はエチレン
オキサイドの付加モル数を示す〉、ポリオキシエチレン
(3EO)アルキル(炭素数11〜15のいずれかまた
は2種以上の混合物)工一テル硫酸ナトリウムなどのポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ラウリルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルベンゼンスルホ
ン酸トリエタノールアミンなどのアルキルベンゼンスル
ホン酸塩、ポリオキシエチレン(3EO)}リデシルエ
ーテル酢酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル酢酸塩、ヤシ油BFI肪酸サルコシンナトリ
ウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ラ
ウロイルメチルーβ−アラニンナトリウム、ラウロイル
ーし−グルタミン酸ナトリウム、ラウロイルーL−グル
タミン酸トリエタノールアξン、ヤシ油脂肪酸−L−グ
ルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸=し−グルタミン
酸トリエタノールアごン、ヤシ油脂肪酸メチルタウリン
ナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウムなど
のN−アシルア旦ノ酸塩、エーテル硫酸アルカンスルホ
ン酸ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナト
リウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸
二ナトリウム、オクチルフエノキシジエトキシエチルス
ルホン酸ナトリウム、オレイン酸アミドスルホコハク酸
二ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、
スルホコハク酸ラウリルニナトリウム、ポリオキシエチ
レンアルキル(炭素数12〜15)エーテルリン酸(8
〜10E)、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウ
リルニナトリウム、ボリオキシエチレンラウリルエーテ
ルリン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、
テトラデセンスルホン酸ナトリウムなどのア二オン性界
面活性剤、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩
化ジボリオキシエチレンオレイルメチルアンモニウム、
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ス
テアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチ
ルアンモニウム、塩化トリ (ポリオキシエチレン)ス
テアリルアンモニウム、塩化ポリオキシブロビレンメチ
ルジエチルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベン
ジルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウ
ムなどのカチオン性界面活性剤、2−アルキルーNカル
ボキシメチルーN−ヒドロキシエチルイ兆ダゾリニウム
ベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリウム
ベタインナトリウム、ウンデシルーN−ヒドロキシェチ
ルーN一力ルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、
ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステアリルジ
メチルアミノ酢酸ベクイン、ヤシ油アルキルベタイン、
ヤシ油脂肪酸アξドブロピルベタイン、ヤシ油アルキル
N一カルボキシエチルーN−ヒドロキシエチルイミダソ
゛リニウムベタインナトリウム、ヤシ冫由アルキルN一
カルボキシエトキシエチルーN一力ルボキシエチルイ≧
ダゾリーニウムジナトリウムヒドロキシド、ヤシ油アル
キルN一カルボキソメトキシエチルーN−カルボキシメ
チルイミダゾリニウムジナトリウムラウリル硫酸、N−
ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・DL−ピロ
リドンカルポン酸塩などの両性界面活性剤、ポリオキシ
エチレンアルキル(炭素数12〜14)エーテル(7E
○)、ボリオキエチレンオクチルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレ
ンオレイン酸グリセリル、ポリオキシエチレンステアリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ボリ
オキシエチレンセチルステアリルジエーテル、ポリオキ
シエチレンソルビトール・ラノリン(40EO)、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル、ボリオキシエ
チレンボリオキシプロピレンセチルエーテル、ボリオキ
シエチレンボリオキシプロビレンデシルテトラデシルエ
ーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチ
レンラノリンアルコール、ポリオキシプロピレンステア
リルエーテルなどのノ二オン性界面活性剤、カチオン化
セルロース、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、
ポリ (塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、ポリビ
ニルピリジン、ポリエチレンイξンなどのカチオン性ボ
リマー、両性ポリマー、アニオン性ボリマーなどの合或
ポリマー、イソステアリン酸ジエタノールアくド、ウン
デシレン酸モノエタノールアξド、オレイン酸ジエタノ
ールアミド、牛脂肪酸モノエタノールアミド、硬化牛脂
肪酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールア
ξド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステ
アリン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノ
ールア≧ド、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド、ヤシ油脂
肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸インプロパノール
アミド、ラウリン酸エタノールアξド、ラウリン酸ジエ
タノールアミド、ラノリン脂肪酸ジエタノールアミドな
どの増粘剤、動植物抽出物、ポリサッカライドまたはそ
の誘導体、鎖状または環状メチルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン、ジメチルボリシロキサンポ
リエチレングリコール共重合体、ジメチルポリシロキサ
ンポリプロピレン共重合体、アミノ変性シリコンオイル
、第4級アンモニウム変性シリコンオイルなどのシリコ
ンオイル、プロピレングリコール、l,3−ブチレング
リコール、エチレングリコール、グリセリン、ボリエチ
レングリコーノレなと′のfW潤剤、エタノール、メタ
ノール、プロビルアルコール、イソプロビルアルコール
などの低級アルコール類、L−アスパラギン酸、L−ア
スパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギ
ニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、
L−スレオニンなどのアミノ酸などをあげることができ
る。
本発明の脱臭剤組或物を使用する場合、その使用量は悪
臭の強さおよび種類によって異なり、脱臭基剤としての
一般式([)で示されるN一第4級アンモニウム誘導ケ
ラチンベプチドの濃度が被処理系中、通常、0.01重
量%、特に0.1重量%以上となるようにするのが好ま
しい。したがって、脱臭剤組威物中における一般式(1
)で示されるN一第4級アンモニウム誘導ケラチンペプ
チドの含有量は、0.1〜100重景%、特に1〜30
重景%とするのが好ましい。
本発明の脱臭剤組威物は、酸性またはアルカリ性のpH
m整剤を用いて、広いpHfil域、例えばpH0.5
〜10、好ましくはpH1〜6に調整し、使用すること
ができる。本発明の脱臭剤組或物の使用にあたって、上
記のように、pHを1〜6の範囲に調整するのが好まし
いというのは、そのように酸性側に調整することによっ
てアごノ臭に対する脱臭効果がより向上するからである
また、本発明の脱臭剤組成物中に、極く少量の銅イオン
などの重金属イオンを含有させると、メルカブタン類に
対する脱臭効果がさらに向上する。
すなわち、銅などの2種以上のイオン価をとり得る金属
は、メルカプタン類のメルカプト基が空気酸化してジチ
オ化合物となる過程に触媒として働く作用がある。その
ため、本発明の脱臭剤uya物中に銅イオンなどの重金
属イオンが微量でも存在すると、脱臭すべき対象である
メルカブタン類と該メルカプクン頻に反応して生戒した
N一第4級アンモニウム誘導ケラチンペブチドの還元体
との酸化が促進され、脱臭効果がさらに向上する。これ
ら銅イオンなどの重金属イオンは脱臭剤&il7il2
物中に0.1〜100ppm程度存在していればよい。
これら銅イオンなどの重金属イオンは、0.1pρm程
度であれば、通常、脱臭剤組戒物を調製する際に自然に
混入するが、効果を上げるためには、例えば硫酸銅など
の塩の形で銅イオンなどの重金属イオンを添加して濃度
を高めるようにすればよい。しかし、濃度がloOpp
mを超えるようになるとそれ以上の効果の増加は期待で
きない。なお、本発明の脱臭剤組或物によって悪臭を脱
臭した結果、悪臭が消失するので、「消臭」という表現
の方が適切な場合もあるが、本明細書では、「脱臭」と
いう表現で統一した。また、本発明の脱臭剤it物は悪
臭を脱臭するので、当然、防臭効果も有している。
〔実施例〕
以下、実施例をあげて本発明を説明するが、本発明は実
施例のみに限定されるものではない,なお、実施例に先
立って実施例で用いるN−第4級アンモニウム誘導ケラ
チンペプチドの製造例を参考例として示す。
参考例l 三ツ口フラスコ中で羊毛soo gに35%塩酸450
gを加え、80゜Cで16時間攪拌下に加水分解を行っ
た.加水分解後、反応混合物を濾過し、濾液を弱塩基性
アニオン交換樹脂ダイヤイオンWA−20(商品名、三
菱化或工業■) 1.400 mlにより中和したのち
、濃縮し、濾過してイオン交換樹脂を除いて、濃度40
%のケラチンペブチドの水溶液を得た。このようにして
得られたケラチンペブチドの分子量をゲル濾過により測
定したところ、平均分子量800であった. 得られた濃度40%のケラチンベブチド水溶液900g
[ケラチンペブチドの平均分子i1800(これを一般
式(V)のnで表示すると平均値で約7である)、アξ
ノ態チッ素の総量610ミリモル]を反応容器に入れ、
40゛Cに加熱して攪拌しながら濃度75%のグリシジ
ルトリメチルアンモニウムクロライド水溶液111g 
 (ケラチンペブチドのアくノ態チッ素の0.9当量)
を30分間かけて冴下し、かつその間、20%水酸化ナ
トリウム水溶液を適宜滴下して反応液のpHを10.0
に維持した.グリシジルトリメチルアンモニウムクロラ
イドの滴下終了後、pHをlO.0に維持しながら2時
間攪拌を続け、ついで24時間放置したのち、アξノ態
チッ素を測定したところ、ア逅ノ態チッ素の総量は98
ミリモルであり、アξノ態チッ素の84%が反応してい
た。つぎに反応液に弱酸性カチオン交換樹脂アンバーラ
イトIRC−50(商品名、オルガノ■)220m l
を加え、p H6.5に中和し、反応液中のナトリウム
イオンとわずかに残存している未反応のグリシジルトリ
メチルアンモニウムとをイオン交換樹脂に吸着させ、つ
いで該イオン交換樹脂を除去して濃度30%のN一第4
級アンモニウム誘導ケラチンペブチド(N−(3−トリ
メチルアンモニオ−2−ヒドロキシプ口ピル)ケラチン
ペプチド〕の水溶液を得た。
得られた水溶液について第4級アンモニウム塩の呈性反
応を行ったところ、テトラフェニルホウ素ナトリウムに
より白色の沈澱が生じ、またドーラーゲンドルフ試薬に
より赤色の沈澱を生じ、陽性を示した。
さらに、ケラチンペブチドとグリシジルトリメチルアン
モニウムクロライドとが反応していることを確認するた
めに、得られた水溶液を用い、ゲル濾過(G−25、フ
ァルマシア社製)を行い、各分子量フラクションについ
て、上記の呈性反応を行ったところ、各フラクションは
いずれも第4級アンモニウム塩の呈性反応が陽性であり
、ケラチンベブチドとグリシジルトリメチルアンモニウ
ムクロライドとが反応していることが確認された。
また、得られたN一第4級アンモニウム誘導ケラチンベ
プチド〔つまり、N−(3−}リメチルアンモニオ−2
−ヒドロキシブ口ビル)ケラチンペブチド]のアミノ酸
中のシスチン量をアミノ酸分析により測定したところ、
ハーフシスチンとして9.0モル%であった。
参考例2 豚毛500gに35%塩酸400 gと水100gを加
え、40゜Cで24時間放置して加水分解を行ったのち
、反応混合物を濾過し、濾液を弱酸性カチオン交換樹脂
アンバーライトIRC−50(前出)600mffiに
より中和した。これをe4縮後、濾過してイオン交換樹
脂を除去し、濃度40%のケラチンベプチドの水溶液を
得た.このようにして得られたケラチンペブチドの分子
量をゲル濾過法により測定したところ平均分子M 1,
200であった。
上記のようにして得られた濃度40%のケラチンベブチ
ド水溶液900g (ケラチンペプチドの平均分子量1
 , 200 (これを一般式(V)のnで表示すると
平均値で約lOである)、アミノ態チッ素の総量480
ξリモル]を反応容器に入れ、撹拌しながら濃度39%
の3−クロロ−2−ヒドロキシブ口ピルベンジルメチル
アンモニウム水溶液262g  (ケラチンベプチドの
アミノ態チッ素の0.85当量)を30分間かけて滴下
し、かつその間、20%水酸化ナトリウム水溶液を適宜
滴下して反応液のPHを10.5に維持した。3−クロ
ロ−2−ヒドロキシブロビルベンジルジメチルアンモニ
ウムの滴下終了後、pHを10.5に維持しながら2時
間攪拌を続け、ついで24時間放置したのち、ア旦ノ態
チン素を測定したところ、アミノ態チッ素の総量は91
ミリモルであり、アミノ態チッ素の81%が反応してい
た。つぎに反応液を強酸性カチオン交換樹脂ダイヤイオ
:/SK−IB (商品名、三菱化威工業■)320m
j2の樹脂塔に通液し、pH6.9に中和し、反応液中
のナトリウムイオンとわずかに残存している未反応の3
−クロロー2−ヒドロキシブロビルヘンジルジメチルア
ンモニウムとをイオン交換樹脂に吸着サセ、ついでイオ
ン交換樹脂を除去して濃度30%のN一第4級アンモニ
ウム誘導ケラチンペプチド(N−(3−ペンジルジメチ
ルアンモニオ−2ヒドロキシフ゜ロビノレ)ケラチンペ
フ゜チド〕の水冫容液を得た。
得られた水溶液について参考例1と同様に第4級アンモ
ニウム塩の呈性反応を行ったところ、いずれも陽性であ
った。
また、得られた水溶液を用い、参考例1と同様にゲル濾
過し、各分子量フラクションについて第4級アンモニウ
ム塩の呈性反応を行ったところ、各フラクションとも陽
性で、ケラチンペブチドと3−クロロー2−ヒドロキシ
プロビルベンジルジメチルアンモニウムクロライドとが
反応してぃることがl+I認された。
また、得られたN一第4級アンモニウム誘導ケラチンペ
ブチド〔つまり、N一(3−ペンジルジメチルアンモニ
オ−2−ヒドロキシプロビル)ケラチンベプチド〕のア
ξノ酸中のシスチン量をアξノ酸分析により測定したと
ころ、ハーフシスチンとして12.4モル%であった。
参考例3 羽毛500gを高圧容器中、10kg/cul,  2
00゜Cの過熱水蒸気で30分間処理したのち、大気中
に放出して羽毛の多孔質膨化物を得た。これに水3iを
加え、バパイン30gを加えて40’Cで24時間加水
分解を行った。加水分解後、反応混合物を濾過し、濾液
を滅圧′a縮して濃度40%のケラチンペプチドを得た
。このようにして得られたケラチンペプチドの分子量を
ゲル濾過法により測定したところ平均分子量600であ
った. 得られた濃度40%のケラチンペブチド水溶液700g
〔ケラチンペブチドの平均分子量600 (これを一般
式(V)のnで表示すると平均値で約5である)、アミ
ノ態チッ素の総量635ミリモル]を反応容器に入れ、
30゜Cで攪拌しながら濃度32%の3−クロロ−2−
ヒドロキシプロビルトリエチルアンモニウム水溶液45
6g  (ケラチンペプチドのアミノ態チッ素の1.0
当量)を1時間かけて滴下し、かつその間、20%水酸
化ナトリウム水溶液を適宜滴下して反応液のpHを11
.0に維持した。3−クロロー2−ヒドロキシブロピル
トリエチルアンモニウムの滴下終了後、PHを11.0
に維持しながら2時間攪拌を続け、ついで24時間放置
したのち、アミノ態チッ素を測定したところ、アミノ態
チッ素の総量は46ミリモルであり、アiノ態チッ素の
90%が反応していた。つぎに反応液に弱酸性カチオン
交換樹脂アンバーライ}IRC−50(前出)100m
eを加え、反応液中のナトリウムイオンとわずかに残存
している未反応の3−クロロー2−ヒドロキシブロピル
トリエチルアンモニウムとをイオン交換樹脂に吸着させ
、ついでイオン交換樹脂を除去して濃度30%のN一第
4級アンモニウム誘導ケラチンベプチド(N−(3−1
−リエチルアンモニオー2−ヒドロキシプ口ビル)ケラ
チンペブチド〕の水溶液を得た。
得られた水溶液について参考例1と同様に第4級アンモ
ニウム塩の呈性反応を行ったところ、いずれも陽性であ
った。
また、得られた水?8′aを用い、参考例lと同様にゲ
ル濾.過し、各分子量フラクションについて第4級アン
モニウム塩の呈性反応を行ったところ、各フラクション
とも陽性で、ケラチンベプチドと3−クロロー2−ヒド
ロキシプロビルトリエチルアンモニウムとが反応してい
ることが確認された.また、得られたN一第4級アンモ
ニウム誘導ケラチンペブチド(つまり、N−(3−}リ
エチルアンモニオー2−ヒドロキシ)ケラチンペブチド
]のアミノ酸中のシスチン量をアミノ酸分析により測定
したところ、ハーフシスチンとして6.4モル%であっ
た. なお、第2表中の各成分の配合部数は重量部によるもの
である, 実施例1〜4および比較例1〜4 第2表に示す組成の脱臭剤&I或物を調製した。
上記のようにして調製した実施例1〜4および比較例1
〜4の脱臭剤組戒物ならびに市販の脱臭剤(A:活性炭
、B:酸性担体に鉄アスコルビン酸を含浸させたもの、
C:5〜10メッシュのシリカゲル、D:茶抽出物〕の
脱臭効果を次のようにして確認した。
内容積5lの広口瓶(ビン)の中に、あらかじめ実施例
1〜4および比較例1〜4の脱臭剤組或物をそれぞれ5
g(各脱臭剤組威物とも脱臭基剤の濃度は20%なので
、有効成分としてはIg)ずつ入れ、ガラス管を通した
ゴム栓で栓をした。また、同様に内容積5lの広口瓶の
中に市販の各脱臭剤をそれぞれ1gずつ入れ、ガラス管
を通したゴム栓で栓をした。
上記のようにして実施例l〜4および比較例1〜4の脱
臭剤&I威物ならびに市販の脱臭剤を封入した広口瓶中
に、悪臭物質としてアンモニア、トリメチルアミン、硫
化水素、エチルメルカブタンをガスタイトのディスポー
ザル型注射器で同量ずつ注入し、一定時間経過後にガス
を抜き、悪臭吻質をガスクロマトグラフにより定量し、
その脱臭率を求めて、その結果をそれぞれ第3〜6表に
示した。なお、この脱臭効果確認試験にあたって、実施
例1〜4および比較例1〜4の脱臭基剤濃度を20%と
高く調製したのは、固体系の市販脱臭剤との比較上、水
による影響をできるかぎり少なくするためである。
アンモニア (注)市販品A:活性炭 市販品B:酸性担体に鉄アスコルビン酸を含浸させたも
の市販品C:シリカゲル 市販品D:茶抽出物 5 (?カ市販品A:活性炭 市販晶B:酸性担体に鉄アスコルビン酸を含浸させたち
の市販品C:シリカゲル 資釘因話もD:奔j由硅埒勿 ルアミンの (の市販品A:活性炭 市販品B:酸性担体に鉄アスコルビン酸を含浸させたち
の市販品C:シリカゲル 市販品D;茶抽出物 6 エ ル ルカブ ンの ((4)市販品A:・活性炭 市販品B:酸性担体に鉄アスコルビン酸を含浸させたち
の市販品C:シリカゲル 市販品D:茶抽出物 第3〜第6表に示すように、本発明の実施例1〜4の脱
臭剤組成物は、アンモニア、トリメチルアミンに対する
脱臭効率が高く、また、硫化水素、エチルメルカブタン
に対する脱臭効率も高く、アンモニアやトリメチルアξ
ンなどから発生するアミン臭に対しても、また硫化水素
やエチルメルカプタンから発生するメルカプト臭に対し
ても、脱臭効果が優れていた。
これに対し、ケラチンペプチドを脱臭基剤とする比較例
1〜3の脱臭剤組成物は、アンモニア、トリメチルアξ
ンなどのアミン臭に対する脱臭効果は比較的良好であっ
たが、硫化水素に対する脱臭効果は本発明の実施例1〜
4の脱臭剤組或吻に比べて低く、エチルメルカブタンに
対する脱臭効果はさらに低かった。これら硫化水素、エ
チルメルカブタンなどのメルカプト臭に対する本発明の
実施例1〜4の脱臭剤&II或物と比較例1〜3の脱臭
剤U或物の脱臭効果の差は、本発明の脱臭剤組底物では
、ケラチンペプチドのN一第4級化によって導入された
アルキル基により、これらメ・ルカプト臭を発生する物
質に対する親和性が高まっていることによるものと考え
られる。
また、コラーゲンペプチドを脱臭基剤として用いた比較
例4の脱臭剤組或物は、コラーゲンベブチドがシスチン
(このシスチンがメルカプト化合物と反応する)を含有
しないため、硫化水素、エチルメルカブタンなどのメル
カプト化合物に対する脱臭効果が非常に低かった。
市販品A、つまり、活性炭は、トリメチルアミンやエチ
ルメルカブタンに対する脱臭効果は比較的良好であった
が、分子が小さいアンモニアや硫化水素に対する脱臭効
果が低かった。また、市販品B、つまり、酸性担体にア
スコルビン酸鉄を含浸させたものは、アンモニアやトリ
メチルアミンに対する脱臭効果は比較的良好であったが
、硫化水素やエチルメルカプタンに対する脱臭効果が低
く、市販品C、つまり、シリカゲルや、市販晶D、つま
り、茶抽出物も、同様に硫化水素やエチルメルカブタン
に対する脱臭効果が非常に低かった。
実施例5〜7および比較例5〜8 第7表に示す組成のパーマ不ントウエーブ用脱臭剤組底
物を調製した.なお、第7表中の各戒分の配合部数は重
量部によるものである。
上記実施例5〜7および比較例5〜8のパーマネントウ
ェーブ用脱臭剤組7il2@!Jの脱臭効果を次のよう
にして検討した。
!qt  る 切i (i)パーマネントウエーブ用剤の調製:上記パーマネ
ントウエーブ用脱臭剤組成物の脱臭効果を確認するにあ
たって、毛髪にパーマネントウェーブ処理を施すために
、第8表に示す2種類のパーマネントウェーブ用第l剤
(第1剤Xおよび第1剤Y)および第9表に示すパーマ
ネントウエーブ用第2剤を調製した。なお、第8表およ
び第9表における各戒分の配合量は重量部によるもので
ある。
(ii)処理方法: 長さ13cmの毛髪を束ねた重さ1gの毛束を、それぞ
れ35゜Cに温度調整したパーマネントウエーフ゛用第
l剤(第1剤Xおよび第1剤Y)に15分間浸漬し、第
1剤中から取り出した後、水洗し、つし)で35゜Cに
温度調整したパーマネントウエーブ用第2剤に15分間
浸漬してパーマネントウエーブ処理を行った後、第2剤
から取り出し、水洗後、軽くしぼってから、それぞれ3
5゜Cに温度調整した前記実施例5〜7および比較例5
〜8のノくーマネントウェーブ用脱臭剤m威物ならびに
水に10分間浸漬した。
浸漬後、毛束を液中から取り出して、乾燥し、24時間
後、各毛束に残ったパーマネントウエーブ用第l剤に基
づく臭の残存程度をそれぞれlO人の専門パネルによっ
て4段階評価した。
土没旧箆伍 4:最も強い (水で処理したものを基準とする) 3:強い 2:弱い 1:最も弱い (パーマネントウエーブ処理を行わなかった毛束を基準
とする) 10人の専門パネルによる評価結果の平均値をノく一マ
ネントウエーブ用第1剤の種別ごとに次の第10表に示
す。
第 10 表 第10表に示すように、本発明の実施例5〜7の脱臭剤
組或物は、比較例5〜8の脱臭剤組戒吻に比べて、パー
マネントウエーブ用第1剤に基づく臭の残存が少なく、
脱臭効果が優れていた。また、本発明の実施例5〜7の
脱臭剤組或物は、パーマネントウェーブ用第1剤の種類
が変わっても、脱臭効果が変わらなかった。
また、上記実施例5〜7の脱臭剤m威物を、パーマネン
トウェーブ用第1剤で処理し、水洗後、パーマネントウ
ェーブ用第2剤処理前の毛髪に用いた場合も、上記とほ
ぼ同程度の脱臭効果があった。
(発明の効果〕 以上説明したように、本発明の脱臭性組底物は、アξン
奥、メルカブト基のいずれに対しても脱臭効果が優れて
おり、しかも水に容易に溶解し、かつ皮膚、粘膜に対し
て刺激性がなく、安全性が高く、パーマネントウエーブ
処理時の毛髪の脱臭にあたっても、容易にかつ安心して
使用することができ、しかも脱臭効果が優れていた.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1〜R_3は炭素数1〜20のアルキル基
    またはR_1〜R_3のうち1個または2個が炭素数1
    〜20のアルキル基で、残りが炭素数1〜3のヒドロキ
    シアルキル基またはベンジル基である。 R_4は水素原子または水酸基で、R_5はケラチンよ
    り誘導されるペプチドを構成するアミノ酸の側鎖であり
    、nは2〜30である) で示されるN−第4級アンモニウム誘導ケラチンペプチ
    ドを脱臭基剤として含有することを特徴とする脱臭剤組
    成物。
  2. (2)一般式( I )で示されるN−第4級アンモニウ
    ム誘導ケラチンペプチドのケラチンペプチドを構成する
    アミノ酸のうち、シスチンがハーフシスチンとして6.
    0モル%以上含まれていることを特徴とする請求項1記
    載の脱臭剤組成物。
JP1234453A 1989-09-08 1989-09-08 脱臭剤組成物 Pending JPH0395113A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057334A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Nakano Seiyaku Kk パーマネントウェーブ処理方法およびパーマネントウェーブ用中間処理剤
JP2010063762A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Yoshiharu Masui 抗菌消臭剤

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JP2009057334A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Nakano Seiyaku Kk パーマネントウェーブ処理方法およびパーマネントウェーブ用中間処理剤
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