JPH039435Y2 - - Google Patents

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JPH039435Y2
JPH039435Y2 JP1982113986U JP11398682U JPH039435Y2 JP H039435 Y2 JPH039435 Y2 JP H039435Y2 JP 1982113986 U JP1982113986 U JP 1982113986U JP 11398682 U JP11398682 U JP 11398682U JP H039435 Y2 JPH039435 Y2 JP H039435Y2
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JP
Japan
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adhesive
piezoelectric element
circumferential surface
piezoelectric
diaphragm
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JP1982113986U
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JPS5917628U (ja
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  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は超音波送受波器あるいは圧電ブザー
などに用いる圧電振動子に関するものである。
このような圧電振動子は金属板などからなる振
動板上にセラミツクなどからなる圧電素子を接着
したものである。
従来のこの種の振動子に用いる圧電素子はセラ
ミツク板の両面にスクリン印刷法により周縁部を
残して電極層を設けていた。しかし最近は広い面
積のセラミツク板の両面にメツキにより電極層を
設けたのち、これを所定の大きさに切り出して用
いる方法が行われるようになつた。
このような圧電素子を用いる振動子は例えば下
記のような方法により製作される。
接着に用いる接着剤は、例えばエポキシ系樹脂
など2液混合熱硬化性樹脂からなるもので、第1
図のように振動板1上に該接着剤2を塗布し、そ
の上に圧電素子3を載せたものと、下側に突部4
を有するスペーサ5とを第2図のようなケース6
内に交互に積上げて上端に押え板7を載せて加圧
した状態で、70〜80℃程度に加熱して接着剤を熱
硬化させたのち、ケース6から取出すなどの方法
がとられているが、つぎのような問題がある。
すなわち、上記のような2液混合熱硬化性樹脂
からなる接着剤は70〜80℃に加熱すると一たん軟
化したのち80℃で約30分(接着剤の種類により異
なる)で硬化するが、その間軟化した接着剤が圧
電素子2の周面に沿つて上昇し、第3図のaのよ
うに圧電素子3の上面を汚して不良品を生ずると
いう問題があつた。
この考案は上記のような従来の圧電素子の問題
点を解消するためになされたものであり、周面に
油性の速乾性インキを塗布することにより、該周
面を平滑にした薄板状の圧電素子を接着剤により
振動板上に接着することによつて接着剤が圧電素
子の表面を汚さないようにした圧電振動子を提供
することを目的とする。
以下、この考案の一実施例を添付図面の第4
図、第5図にもとづいて説明する。
この考案に用いる圧電素子11は、セラミツク
板12の表裏に例えば銀などによるメツキ層を電
極13として全面に形成したものを所定の大きさ
に切り出したものである。
この圧電素子11の周面に市販の油性の速乾性
インキを塗布剤として塗布し、層14を形成す
る。
15は振動板で実施例では金属板を用いるが、
必ずしも金属板でなくともよい。この振動板15
上に2液混合熱硬化性樹脂からなる接着剤16を
塗布して、第2図のような公知の方法を用いて加
圧加熱して接着剤を熱硬化させると第5図bのよ
うに溶融した接着剤が圧電素子11の周面に回る
が、圧電素子11の上面にまで回ることはなく、
従つて接着剤16が電極13を汚すようなおそれ
はない。
この考案は上記のように振動板15上に圧電素
子11を接着した接着剤16が上面の電極11を
汚さない効果がある。その理由はセラミツク板1
2の切口である周面は微細な凹凸があるため溶融
状態となつた接着剤が表面張力または毛管現象に
より、圧電素子11の周面の凹凸に沿つて上昇
し、圧電素子11の上面を汚すものと思われる
が、この考案のように周面に油性の速乾性インキ
を塗布することにより形成される層12によりセ
ラミツク12の周面の微細な凹凸が埋められ平滑
な面となる。このため溶融状態の接着剤が層14に
沿つて若干上昇するが上面までは上れないのであ
る。
従つて塗布剤は油性の速乾性インキのみでなく
超微粒子を含む油性などの溶剤を用いてもよく要
はセラミツクの切口の微細な凹凸を埋めて平滑な
表面とするような塗布剤を用いればよいのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の圧電振動子に接着順序
を示す縦断面図、第3図は従来の圧電振動子の不
良品の一例を示す拡大縦断面図、第4図はこの考
案の圧電振動子に用いる圧電素子の拡大縦断面
図、第5図はこの考案の圧電振動子の一部切欠拡
大縦断面図である。 11……圧電素子、12……セラミツク、13
……電極、14……平滑な層、15……振動板、
16……接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周面に油性の速乾性インキを塗布して該周面を
    平滑にした薄板状の圧電素子を熱硬化性接着剤に
    より振動板上に接着した圧電振動子。
JP11398682U 1982-07-26 1982-07-26 圧電振動子 Granted JPS5917628U (ja)

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JP11398682U JPS5917628U (ja) 1982-07-26 1982-07-26 圧電振動子

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JP11398682U JPS5917628U (ja) 1982-07-26 1982-07-26 圧電振動子

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JPS5917628U JPS5917628U (ja) 1984-02-02
JPH039435Y2 true JPH039435Y2 (ja) 1991-03-08

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ID=30263661

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583399A (ja) * 1981-06-29 1983-01-10 Toshiba Corp 圧電振動子の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583399A (ja) * 1981-06-29 1983-01-10 Toshiba Corp 圧電振動子の製造方法

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Publication number Publication date
JPS5917628U (ja) 1984-02-02

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