JPH0394339A - 信号処理装置およびその故障診断方法 - Google Patents

信号処理装置およびその故障診断方法

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JPH0394339A
JPH0394339A JP23376289A JP23376289A JPH0394339A JP H0394339 A JPH0394339 A JP H0394339A JP 23376289 A JP23376289 A JP 23376289A JP 23376289 A JP23376289 A JP 23376289A JP H0394339 A JPH0394339 A JP H0394339A
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JP
Japan
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fault
signal processing
functional module
processing
signal
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JP23376289A
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English (en)
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Shiroji Shoren
城二 勝連
Tsuguyasu Hatsuda
次康 初田
Takao Yamamoto
崇夫 山本
Masayuki Koyama
雅行 小山
Tamasuke Shimoda
下田 玲祐
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体集積回路などとして構威される信号
処理装置およびその故障診断方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、信号処理:!!i置の故障診断は、その信号処理
装置の本来の目的のための動作から切り離した状態で、
この信号処理装置に所定の診断パターン信号を与え、こ
の診断パターン信号に対して正常動作時に出力されると
予想される期待値と、実際の出力信号とを比較するよう
にして行われていた。
したがって、信号処理装置が本来の目的のための動作を
行っている期間に故障診断を行う場合には、何らかの手
段で動作中の信号処理装置に割り込みをかけて故障診断
処理を行い、その後に本来の目的のための動作に復帰さ
せるという手順を踏む必要があった. 〔発明が解決しようとする課題〕 したがって、所定の信号処理とともに、故障診断処理を
行う場合には、信号処理の総実行時間は、本来の目的の
ための処理の実行に要する時間と故障診断処理に要する
時間との和にほぼ等しくなる.このように、信号処理装
置の故障診断を行うことによって、信号処理装置の処理
能力は故障診断処理に要する時間の分だけ低下すること
になる.また、信号処理装置内に故障が発生すれば、こ
の信号処理装置からは所望の出力信号を得ることができ
なくなるのであるが、故障発生時にも正常動作時と同様
な出力を得ることができれば、信号処理装置の信頼性が
格段に向上する。
この発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、処理速
度が向上されるとともに信頼性が向上される信号処理装
置を提供することである。
またこの発明の他の目的は、所定の信号処理動作を阻害
することなく故障診断が行われるようにした信号処理装
置の故障診断方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の信号処理装置は、機能モジュールが待ち状態
である期間に、この機能モジュールの故障診断を故障診
断手段により行わせ、その結果故障と判断されたときに
は、故障修復手段から機能モジュールの正常動作時の信
号と同等の信号を出力させるようにしたものである。
またこの発明の信号処理装置の故障診断方法は、機能モ
ジュールが待ち状態である期間に故障診断手段による故
障診断処理を行い、機能モジュールが待ち状態から通常
動作状態に移行するときには、この移行時における診断
処理状態情報を記憶手段に記憶して故障診断処理を中断
し、機能モジュールが再び待ち状態となるときには、前
記記憶手段から前記診断処理状態情報を読み出して、故
障診断処理を再開することを特徴とする。
〔作用〕
この発明の信号処理装置によれば、機能モジュールが待
ち状態である期間に、この機能モジュールの故障診断処
理が行われるので、機能モジュールの故障診断を行いな
がら、その本来の目的とする信号処理を行わせる場合に
も、この信号処理に要する時間はほとんど長くはならな
い.また、機能モジュールに故障が生じていると診断さ
れたときには、故障修復手段が機能モジュールに代わっ
て信号処理を行い、機能モジュールの正常動作時の出力
信号と同等の出力信号を導出するので、故障時において
も、正しい信号処理を行わせることができるようになり
、したがって信号処理装置の信頼性が格段に向上する。
またこの発明の信号処理装置の故障診断方法によれば、
機能モジュールが待ち状態である期間に故障診断処理が
行われ、機能モジュールが通常動作状態に移行するとき
には、故障診断処理が中断される。この中断する際に、
その時点での診断処理状態を表す診断処理状態情報が記
憶手段に記憶され、そして機能モジュールが再度待ち状
態となったときには、前記記憶した診断処理状態情報に
基づいて、故障診断処理が再開される。このようにして
、故障診断処理を待ち状態の期間に行うことにより、機
能モジュールの本来の目的の信号処理を阻害することな
く故障診断処理を行うことができるとともに、この故障
診断処理を中断し、そして再開することができるので、
機能モジュールの1回の待ち状態の期間で故障診断処理
が完了しなくても、次の待ち状態の期間に続きの処理を
行わせることができ、したがって故障診断処理を確実に
行わせることができる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の第1実施例の信号処理装置の基本的
な構戒を示すブロック図である。この信号処理装置は、
たとえば半導体集積回路などとして横或されるもので、
所定の信号処理を行う機能モジュール21と、機能モジ
ュール2lの故障診断を行う故障診断手段22と、この
故障診断手段22による機能モジュール21の診断処理
状態を表す診断処理状態情報などを記憶する記憶手段3
4と、機能モジュール21に故障が発生したときに誤り
訂正を行い、または機能モジュール21の代替として働
いて外部に対して機能モジュール2lの正常動作時の期
待値と同等の信号を出力する機能を有する故障修復手段
23とを備えている。この信号処理装置は、所定の信号
処理を行う「通常動作状態」と、この信号処理が中断さ
れる何らかの「待ち伏態jとを有し、通常動作状態から
待ち状態への移行は、ライン3lを介するWAIT信号
により行われる. このWAIT信号により、機能モジュール21が通常動
作状態から待ち状態に移行し、この待ち状態の期間に故
障診断手段22による故障診断が実行される。この故障
診断はたとえば、機能モジュール21に所定の診断パタ
ーン信号を人力し、この診断パターン信号に対して正常
動作時に出力されると予想される期待値と実際の出力信
号とを比較することによって行われる。もしも、機能モ
ジュール21の出力が期待値と一致せず、したがって機
能モジュール21が故障していると診断されるときには
、この情報がライン32を介して故障修復手段23に与
えられる。この故障修復千段23は、機能モジュール2
1の正常動作時の出力信号と同等の出力信号をライン3
3から出力ライン35に導出し、このようにして機能モ
ジュール21の故障時にも信号処理が正常に行われるこ
とになる。
第2図は前述の故障診断処理手順を示すフローチャート
である。前述のように信号処理装置は、通常動作状態(
ステップnl)と、待ち状態(ステップn2)とを有し
、待ち状態となるとステップn3に移って、故障診断処
理が開始(または再開)される。ステップn3では、先
ず以前の待ち状態のときに実行された故障診断処理の最
終状態に復元される.次にステップn4では、故障診断
手段22により故障診断が実行される。この故障診断は
、常に待ち状態であるかどうか、すなわち故障診断手段
22にWAIT信号が与えられるかどうかをモニタしな
がら(ステップn5)行われる。故障診断処理は、必ず
しも1回の待ち状態の期間ですべての故障診断項目に関
する処理を終了する必要はない.途中で待ち状態が解除
されて、通常動作状態に移行する場合には、故障診断処
理は中止されて、その診断処理の最終状態が診断処理状
態情報として記憶手段34に記憶される(ステップn6
).そして再び待ち状態となって、故障診断処理が再開
されるときには、ステップn3において、前記記憶した
最終状態に復元されて、中断された故障診断処理が、中
断された時点から再開されることになる. このようにして、この実施例では信号処理装置が本来の
機能としての信号処理を行わない待ち状態の期間におい
て、故障診断処理を行うようにしているので、信号処理
装置が所定の信号処理に要する時間は、故障診断を行わ
ない場合とほとんど差がないこととなる。すなわち、機
能モジュール2lにおける所定の信号処理を阻害するこ
となく、この機能モジュール2lの故障診断処理を行う
ことができる結果、故障診断処理による信号処理装置の
能力低下を最小限に抑えることができるようになる. この発明の第2実施例としての信号処理装置の構戒を述
べる。すなわち、それぞれ所定の信号処理を行う複数の
機能モジュールが備えられ、この複数の機能モジュール
の中の少なくとも1つの機能モジュールに故障診断手段
が備えられ、また前記複数の機能モジュールの中の少な
くとも1つの機能モジュールに故障回復手段が備えられ
る。このような構或では、各機能モジュールに対してそ
れぞれ故障診断手段および故障修復手段を備える場合に
比較して、ハードウェアが有効に利用されるとともに、
構威を簡単にすることができる。
第3図はこの発明の第3実施例の基本的な構戒を示すブ
ロック図である。この信号処理装置は、3つのバレルシ
フタ41〜43と3つのALU(ArithlWeti
c and Logical Unit ) 4 4 
〜4 6とを用いて三重化構或とした加減算器47と、
この加減算器47とはそれぞれ独立のハードウェア構成
とした乗算器48,除算器49とを備え、ライン50か
ら入力される命令信号SLに対応する演算処理を行って
、その演算結果をレジスタ5lに与えるものである。加
減算器47の3つのALU44〜46の出力は多数央回
路68に与えられ、多数を占める出力が選択される。命
令信号Slは命令レジスタ52に保持され、この命令レ
ジスタ52から、命令信号S1に対応する制御信号を発
生させるデコーダ53A,53Bに与えられる。
命令レジスタ52にはまた、信号処理を中断させて待ち
状態とするためのWAIT信号Wlが入力され、このW
AIT信号W1も命令信号S1と同様にデコーダ53A
,53Bに共通に与えられる。
デコーダ53A,53Bには、内部の機能モジュールと
しての乗算器48または除算器49が故障しているかど
うかを表す故障フラグがセットされる故障フラグレジス
タ54からの信号が与えられており、この信号をもとに
、未故障時にはデコーダ53Aが内部制御信号を生成し
、故障時にはデコーダ53Bが内部制御信号を生或する
。このようにして、未故障時(すなわち正常動作時)と
故障時とで異なる内部制御が行われる。
正常動作時には、デコーダ53Aからの内部制御信号が
、内部バス55からレジスタ5lに与えられ、そのオペ
ランドデータがライン56から命令信号S1に対応した
加減算器47.乗)l:2i48,除算器49にそれぞ
れ与えられる。これらの各機能モジュールにおける演算
桔果は、ライン57からレジスタ5lに与えられて記億
される。このようにして命令が実行されると、プログラ
ムカウンタ58の値がインクリメントされて、処理プロ
グラムを記憶した図外の記憶手段のアドレスが指示され
、新たな命令がライン50から命令レジスク52に与え
られる。レジスタ51にはデータラソチ回路59を介し
てデータの入出力が可能である。
また、内部バス55には記憶手段69が接続されており
、プログラムカウンタ58の値,レジスタ51の内容,
および後述するカウンタ61の値を記IQさせることが
できる。
命令レジスタ52にWAIT信号Wlが入力され、デコ
ーダ53Aから対応する内部制御信号が内部バス55に
与えられると、レジスタ51と内部ハス55およびライ
ン56などとの間が切り離される。これにより、加減算
器47,乗算器4日および除算器49にはレジスタ5I
からのデータが与えられない状態となる。そして、故障
診断手段として設けたROM(続出専用メモリ)60に
、そのアドレスを指示するカウンタ6lの出力が与えら
れる。
ROM60はその内部に、乗算器48,除算器49の故
障診断を行うための診断パターン信号であるテストヘク
タと、このテストベクタに対して正常動作時に乗算器4
8.除算器49からそれぞれ出力される期待値とを記憶
しており、テストヘクタがライン62から乗算器48,
除算器49に与えられるとともに、これに同期して前記
期待値が、乗算器48,除算器49の各出力が与えられ
る一致回路63.64にライン65.66を介してそれ
ぞれ与えられる。このようにして、1り1待値と実際の
出力信号とを一敗回路63.64でそれぞれ調べること
により、乗算器48,除’30349がそれぞれ故障し
ているか否かを調べることができる。
一致回路63.64の出力信号は、故障が生しているか
どうかを示す故障フラグとしてライン67から前述の故
障フラグレジスタ54に与えられ、これにより故障診断
処理が終了する。このとき、レジスタ5lの内容とプロ
グラムカウンタ58の値とが診断状態情報として記憶手
段69に記憶される。
故障診断処理が完了する以前に、WAIT信号W1が与
えられなくなり、したがって待ち状態から通常動作状態
に復帰する場合には、前記故障診断処理は中断される。
この中断に当たり、カウンタ6lの値は診断処理状態を
表す診断処理状態情報として記憶手段69に記↑0され
る。そして、再度WAIT信号W1が与えられたときに
、カウンタ6lに前記記憶手段69に記憶した故障診断
処理の中断時の値がセットされることによって、前記中
断した故障診断処理が再開される。このようにして、本
来の目的の演算処理を阻害することなく故障診断処理が
確実に実行されていく。
故障診断処理の結果、故障フラグレジスタ54に、乗算
器48.除算器49に故障が生じていることを示す故障
フラグがセントされると、以後の動作は、デコーダ53
Bからの内部制御信号に基づいて行われ、たとえば除算
器49に故障が生じた場合には以後の除算機能は加減算
器47および乗算器48で行う.すなわちこの場合には
加減算器47および乗算器48が故障修復手段として律
能することになる。また乗算器48に故障が生した場合
には以後の乗算機能は加減算器47で行わせる。加減算
器47における加算演算とシフト演算は最も基本的な演
算であるため、この実施例では加減算器47を3対のA
LUおよびバレルシフタを用いた三重化横或としている
除算器49が故障した場合の加減算器47および乗算器
48による除算演算は、たとえばニュートンラプソン法
などの収束型除算法あるいは乗算型除算法などと呼ばれ
る方法で実現することができる。ニュートンラプソン法
では、除数bの逆数1/bを下記第(1)式に示される
漸化式を反復使用して求め、これに被除数aを乗じるよ
うにして、除算演夏a/bを実行する。
1/b=X,,..=Xn(2−bXX,,)  ・ 
(1)(n=o,1,2,・・・・) ただしX0は初期近似値である。
すなわち、加算演算と乗算演算とにより除算演CIを行
う。
また乗算器48が故障した場合における乗算演算はシフ
ト演算と加算演算の繰り返しにより実現される。このよ
うにして、基本的な演算は加算とシフトにより達戒する
ことができ、したがって加減算器47により、必要とさ
れる任意の項算を行わせることができる。
デコーダ53Bは、命令信号S1に対応して、加減算器
47および乗算器48に前述のような演算を行わせるた
めの内部制御信号を生成し、これによってたとえ除算器
49,乗算器48が故障した場合にも、正常動作時と同
様な演算を行わせることができるようにしている。
しかもこの実施例では、前述のように前回の故障診断処
理終了時におけるレジスタ5lの内容と、プログラムカ
ウンタ58の内容とが、診断状態情報として記憶されて
いるので、この診断状態情報が記憶された時点に遡って
、処理を再度行わせることができる。すなわち、前回の
故障診断処理において正常と診断され、今回の故障診断
処理において故障と診断された場合には、この間の信号
処理では正しい演算結果が得られていない可能性が高い
のであるが、確実に正しい結果が得られていた前回の故
障診断処理の終了時点に遡って信号処理を再度行わせる
ようにすれば、誤った演算結果を出力させることなく、
全期間において正しい信号処理を行わせることができる
ようになる。
上述のようにこの実施例によれば、故障診断処理は、前
述の第1実施例と同じように、演算処理が中断される待
ち状態の期間に行われるので、濱算処理に要する時間の
増大を招くことなく良好に故障診断処理を達威すること
ができ、さらにたとえ故障が生しても正常動作時と同等
の演算結果を得ることができる。このような信号処理装
置では、故障診断のための時間を意識することなく演算
処理を行わせることができるとともに、演算結果は高い
信頼性を有するものとなる。また、故障が発生した場合
にも、命令セットの変更を要することなく演算処理を行
わせることができ、さらに半導体集積回路などとして構
威した信号処理装置に初期不良が生じている場合にも、
演算速度の低下は避けられないにしても、正しい演算結
果を得ることができるので、たとえば低速版などとして
の使用が可能となる。
また、各機能モジュール毎に故障修復手段を設けるので
はなく、故障した機能モジュールの演算を他の正常な機
能モジュールで行わせることにより誤り訂正を行うよう
にしているので、構戒を簡単にし゛て、ハードウェアの
有効利用を図ることができる。
なお、この実施例で示した加.減,乗,除の四則演算の
他にも、開平演算などを独立のハードウェアで構成する
場合があるが、この開平演算もまたニュニトンラプソン
法などにより、加算,シフト 乗算の各演算により実行
することができる。
すなわち、開平演算機能などを有する信号処理装置に対
しても、この実施例は容易に応用することができる。
第4図はこの発明の第4実施例の基本的な構或を示すブ
ロック図である。この実施例において前述の第3図に示
された各部に対応する部分には同一の参照符号を付して
示す。
この信号処理装置は、浮動小数点数の加減乗除を行うた
めのもので、それぞれ浮動小数点数の加減算5乗算,除
算を行う加減算器71,乗算器72,除算器73を備え
ている.加減算器71は仮数部演算器74および指数部
演算器75を備え、同様に乗算器72は仮数部演算器7
6および指数部演算器77を、除算器73は仮数部演算
器78および指数部演算器79をそれぞれ備えている。
各仮数部演算器74,76.78からの桁あふれ信号は
、それぞれライン81,82.83から各指数部演算器
75,77.79に与えられるとともに、後述するセレ
クタ80に共通に与えられる。
各指数部演算器75,77.79の出力は、各仮数部演
算器74.76.78からの出力とともにライン57を
介して演算結果としてレジスタ5lに与えられて記憶さ
れるとともに、それぞれ一致回路84,85.86に与
えられて、RQM60からライン87を介して与えられ
る期待値と比較される。この期待値は、故障診断処理時
にROM60から各指数部演算器75,77.79にそ
れぞれ入力されるテストベクタに対する正常動作時の各
出力信号であり、この期待値と各指数部演算器75,7
7.79からの実際の出力信号とが比較される。その比
較結果は、ライン67から、故障フラグとして故障フラ
グレジスタ54に与えられる。前述のセレタク80は、
指数部演算器75,77.79のうちの1つまたは2つ
が故障した場合に、デコーダ53Bが生或する内部制御
信号に従って動作し、故障修復のための桁あふれ信号を
正常な指数部演算器(75,77.79)を選択して与
える。
浮動小数点数の演算については、たとえばHWANG著
:「コンビュークの高速演算方式(近代科学社)」〈昭
和55年)第284頁〜第307頁に解説されているが
、以下において浮動小数点数の四則演算に関して若干の
説明を行う。
浮動小数点数のフォーマットがたとえばIEEE754
規格の単精度浮動小数点数とする。そのデータ値Vは次
のように示される。
v−(−1)”X2’−”’X (1.F)  −  
(2)ここでSは符号部、Eは指数部、127は指数部
のバイアス値、Fは仮数部である。1.Fは正規化され
ており、次の範囲の値をとる。
1≦1. F < 2           ・・・ 
(3)演算に使うオペランドX, Yを上記第(2)式
に示された表現を用いて下記のように表す。
X=(−1)”X2tK−1”X(1.F.) ・ (
4)Y=(−1)”x2ty−+2’x(1.Fy)−
(5)また演算結果Zを正規化して次式で表す。
Z=(−1)”X2”−”’X(1.Fg) ・ (6
)仮数部の演算結果を上記第(6)式の形に再正規化す
るために、仮数部から桁あぶれが生しる。下記第1表は
、四則演算の指数部の結果を、桁あふれの有無と種類に
ついてまとめたものである。この第1表から理解される
ように演算は全て加減算により実現され、したがってこ
の第1表に従う演算を行う加減算器によって、指数部の
計算を行うことができる。第4図の指数部演算器75,
77.79は、上記のような加減算器により構威されて
おり、加減算器71,乗算器72.除算器73の各指数
部の計算を行う。
(以下余白) 故障診断処理において、一致回路84,85.86のう
ちのいずれかで、ROM60から与えられる期待値との
不一致が検出されると、故障フラグレジスタ54に故障
状熊であることを示す故障フラグがセットされる。これ
により、この後の動作はデコーダ53Bから生或される
内部制御信号に従うこととなる。
たとえば、除算器73の指数部演算器79に故障が生じ
た場合には、仮数部演算器78からセレクタ80に与え
られる桁あふれ信号は、正常に動作している機能モジュ
ール、すなわち加算器71または乗算器72のいずれか
の指数部演算器7577に与えられ、この指数部演算器
75.77において、除算演算のための指数部の演算が
行われる。すなわち、未故障の指数部演算器75.77
が故障修復手段として機能する。
このようにしてこの実施例によれば、浮動小数点数の演
算を行う信号処理装置において、前述の第3実施例の場
合と同様の作用および効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
この発明の信号処理装置によれば、機能モジュールが待
ち状態である期間に故障診断手段による故障診断処理が
行われるので、故障診断処理を行いつつ本来の目的とす
る信号処理を行う場合にも、この信号処理の実行が阻害
されることはなく、したがって処理時間はほとんど長く
はならない。これによって処理速度が格段に向上される
ようになる。また故障診断手段によって、故障が生して
いると診断されたときには、故障修復手段から、機能モ
ジュールの正常動作時と同等の信号が導出されるので、
たとえ機能モジュールに故障が生しても正しい信号処理
を行わせることができ、したがって信号処理装置の信頼
性が格段に向上されるようになる。
またこの発明の信号処理装置の故障診断方法によれば、
機能モジュールが待ち状態である期間に、この機能モジ
ュールの故障診断処理を行うようにしているので、この
機能モジュールの本来の目的とする信号処理を阻害する
ことなく故障診断処理を行うことができるようになる。
しかも、この故障診断処理は、機能モジュールの1回の
待ち状態の期間に完了する必要はなく、次回の待ち状態
の期間に続きの処理を行わせることができるので、確実
に実行させることができ、これによって故障診断処理を
確実なものとすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の信号処理装置の基本的な
構戒を示すブロック図、第2図はその故障診断方法を示
すフローチャート、第3図はこの発明の第3実施例の基
本的な構或を示すブロック図、第4図はこの発明の第4
実施例の基本的な構戒を示すブロック図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の信号処理動作中に、この所定の信号処理が
    中断される待ち状態となる期間を有する機能モジュール
    と、 前記機能モジュールが前記待ち状態である期間に、この
    機能モジュールの故障診断を行う故障診断手段と、 この故障診断手段により前記機能モジュールが故障して
    いると診断されたときに能動化され、前記機能モジュー
    ルの正常動作時の信号と同等の信号を導出する故障修復
    手段とを備えた信号処理装置。
  2. (2)所定の信号処理を行う通常動作状態と、前記所定
    の信号処理が中断される待ち状態とを有する機能モジュ
    ールを備えた信号処理装置の故障診断方法であって、 前記機能モジュールの故障診断を行う故障診断手段と、
    前記故障診断手段による診断処理状態を表す診断処理状
    態情報を記憶する記憶手段とを準備し、 前記機能モジュールが前記待ち状態である期間に前記故
    障診断手段による故障診断処理を行い、前記機能モジュ
    ールが待ち状態から通常動作状態に移行するときには、
    この移行時における診断処理状態情報を前記記憶手段に
    記憶して故障診断処理を中断し、 前記機能モジュールが再び待ち状態となるときには、前
    記記憶手段から前記診断処理状態情報を読み出して、前
    記故障診断処理を再開することを特徴とする信号処理装
    置の故障診断方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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