JP3229070B2 - 多数決回路及び制御ユニット及び多数決用半導体集積回路 - Google Patents

多数決回路及び制御ユニット及び多数決用半導体集積回路

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JP3229070B2 JP13072493A JP13072493A JP3229070B2 JP 3229070 B2 JP3229070 B2 JP 3229070B2 JP 13072493 A JP13072493 A JP 13072493A JP 13072493 A JP13072493 A JP 13072493A JP 3229070 B2 JP3229070 B2 JP 3229070B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重化による高信頼計
算機における多数決回路に関するものである。特に同一
命令を実行する3台以上のプロセッシングユニットの中
から正常なプロセッシングユニットの出力を選択するた
めの多数決回路に関する。
【0002】
【従来の技術】フォールトトレラント計算機の分野にお
いて、計算機の信頼性を高めるためにいろいろな技術が
用いられている。その最も一般的な技術の1つは、クリ
ティカルな論理機能を提供する回路(通常の場合はプロ
セッシングユニット)を多重化することである。多重化
されたプロセッシングユニットの各出力を多数決回路に
入力して多重化されたプロセッシングユニットの出力値
を決定することが一般的に用いられている。多数決回路
の典型的な例として、三重化されたプロセッシングユニ
ットの場合、3つの出力のうち2つの一致するものを選
択する2/3多数決方式と呼ばれるものがある。この方
式によると3つのプロセッシングユニットの内いずれか
1つが故障しても多数決により正しいプロセッシングユ
ニットの出力が得られる。ところが、2つのプロセッシ
ングユニットが故障した場合、あるいは多数決回路が故
障した場合には正常な出力を得ることが出来なくなり、
システム全体の停止につながる可能性がある。
【0003】多数決回路の故障を検出するための従来技
術として、例えば、図27に示すように、特公平3−2
6415号公報に記載されている方式がある。この方式
では、入力信号31〜33の多数決を多数決回路200
で行う。さらに自己診断回路4の内部に多数決回路20
0と同等の回路を持たせ、多数決回路200の出力信号
7と自己診断回路4内の多数決結果を比較する。比較結
果が不一致の場合は多数決回路が故障したと判断する。
入力信号31〜33がそれぞれ2ビットで構成されてい
る場合には、多数決回路200は図28に示すように構
成されている。この多数決回路200は、単にビット単
位で論理演算をして図29の表に示すような出力信号を
得る。ところがこの方式だと問題点として図29の第4
列と第5列と第7列に示すように入力信号31〜33が
3つとも異なる場合でも、多数決回路200の出力信号
7と自己診断回路4内の多数決結果は等しくなってしま
う。すなわちプロセッシングユニットの二重故障時でも
多数決回路200の出力信号7には何らかの意味のある
信号が出力される。従って多数決回路200の後段に接
続される回路に誤った信号を供給してしまう欠点(問題
点1)がある。
【0004】一方、通常のプロセッシングユニットの出
力は、アドレス信号、データ信号、制御信号で構成され
る。アドレス信号あるいは、データ信号はあるタイミン
グで不定状態等(ハイインピイーダンス)になる事があ
る。従って全てのタイミングで不一致検出や異常検出を
行うと誤検出が発生してしまう。図27記載の方式では
これを解決する為に、マスク時間設定回路5を用いて、
ある一定時間不一致が検出された時だけ不一致が検出さ
れてものとしている。しかし、不定状態の時間はプロセ
ッシングユニットの動作状態により一定でないため、不
定状態が長くなるとマスク時間も長くする必要がある。
一方、マスク時間を長くすると本来チェックすべき対象
範囲もマスクしてしまう事になり、信頼性が低下する。
このようにマスク時間設定回路5を用いることは完全な
対策とはならない。またタイマ等で構成されるマスク時
間設定回路5が余分に必要であるという欠点(問題点
2)がある。
【0005】また、図27記載の方式では、多数決回路
200、自己診断回路4、不一致検出回路3は入力信号
31〜33が1ビットずつの時は回路規模はそれ程大き
くならない。しかし、最近のプロセッシングユニットで
は出力信号のビット数が通常32ビット以上である。従
って多数決回路200、自己診断回路4、不一致検出回
路3すべての部分で32倍の回路が必要であり全体の回
路規模が大きくなる欠点(問題点3)がある。
【0006】さらに、特公平3−26415号公報によ
ると、多数決回路を多重化して信頼性を向上し、この出
力をドライバを経由して機能回路に出力する方式があ
る。この方式では、さらに多重化した多数決回路の部分
をLSI化することにより高信頼性を高めている。図3
0にこの方式を計算機とこれに接続される制御回路に使
用した場合の構成を示す。このように、多数決回路20
0を多重化しても、その結果を出力するドライバ回路1
6−2、あるいは後段の制御回路(例えば制御ユニット
18のレシーバ回路13−4)が故障すると、システム
バスには正しい結果が出力されない。また機能回路14
を多重化しても前段の多数決回路内のドライバ回路16
−2、あるいはレシーバ回路13−4が故障すると機能
回路14に正しい入力が行われなくなり多重化の意味が
無くなってしまう欠点(問題点4)があった。
【0007】フォールトトレラント計算機ではプロセッ
シングユニット部分は三重化し、多数決論理により、使
用する信号を決定する。こうしてフォールトトレラント
計算機では信頼性を向上している。また、多数決回路以
下のモジュールは一般に二重化を行う事により信頼性を
向上している。図31に特開平2−202636号公報
による方式を簡略化したものを示す。この方式では、グ
ローバルメモリ#1,#2にそれぞれ独立した多数決回
路200−1,200−2がある。それぞれの多数決回
路200−1,200−2は3つのプロセッシングユニ
ット(CPU#A,CPU#B,CPU#C)の出力の
多数決を取って、システムバスに出力している。この構
成では多数決回路は二重化されているが、各多数決回路
は互いに独立して動作し、お互いに動作を確認する信号
を交換していないので真の意味での二重化ではない。従
って一方の多数決回路の故障によりシステムバスに誤っ
た信号を出力することになる欠点(問題点5)があっ
た。
【0008】多数決回路の信頼性を向上させる別の方式
として、図32に特公平3−46851号公報による方
式を示す。この方式では3つのプロセッシングユニット
の出力を誤り訂正符号化回路(ECC・ENC)28を
介して多数決回路200に入力する。そして多数決回路
200の出力を誤り訂正復号化回路(ECC・DEC)
29に入力する。従って途中の経路でビット誤りが発生
した場合でも誤り訂正復号化回路29の機能により正し
く訂正される。この方式における故障位置と故障回避手
段の関係を図33に示す。この方式では故障が発生して
も図33に示すように後段の回路により故障は回避でき
る。このように、この方式は多重化した回路の信頼性を
向上する事に主眼を置いている。しかし、この方式で
は、故障個所を特定して修理する事には重点が置かれて
いない。従って故障発生個所をCPUが自動的に切り離
したり、修復したり、または交換修理を行う際に、故障
個所が特定できないため修理に時間がかかるという欠点
(問題点6)がある。
【0009】さらに、多数決回路の信頼性を向上させる
別の方式として、図34に特開平1−98034号公報
による方式を示す。この方式では、系1〜3の出力に対
するパリティ生成回路23−1〜23−3を付加してい
る。多数決回路200の出力に対してもパリティ生成回
路23−4を付加している。系1〜3の故障をそれぞれ
のパリティ生成回路23−1〜23−3の出力を比較す
る事により検出する。多数決回路200の故障をパリテ
ィ生成回路23−1〜23−4の出力を比較する事で検
出する。系1〜3は通常はプロセッシングユニットであ
るが、プロセッシングユニットから出力される複数ビッ
トの情報のうち1ビットだけ他と事なるケースはまれで
ある。例えばプロセッシングユニットが分岐命令等を間
違えて実行してしまうと複数ビットが異る事が多い。一
般にパリティチェック方式では1ビット誤りまでしか検
出能力がない。このため、系1〜3の故障をパリティ生
成回路23の出力を比較する事では特定できない欠点
(問題点7)がある。
【0010】この様な多数決回路の故障を訂正する方式
として、前述した図32に示した特公平3−46851
号公報に記載の方式がある。この方式では、多数決回路
に1ビットの故障が発生した場合は自動訂正を行い、複
数ビットの故障が発生した場合は、これを検出する方式
が提案されている。しかしこの方式は誤り訂正符号化/
復号化回路の回路規模が大きくなる欠点(問題点8)が
ある。
【0011】多数決論理による多重化システムにおい
て、故障した系をそのまま接続したままにしておくと、
その系が依然として多数決の出力に影響を与える。従っ
て故障した系を切り離す方式や、複数系から主系を選択
する方式が提案されている。一例として特開昭57−3
6356号公報による方式(図示せず)では故障した系
の切り離しと、複数系からの主系選択が可能である。し
かし、その公報に示された1ビットに対する多数決回路
においても、系の切り離しと、複数系からの主系選択の
ためにかなりの論理回路が必要である。これが複数ビッ
ト(nビット)になるとほぼn倍の論理回路が必要とな
る欠点(問題点9)がある。またこの方式では、主系選
択を行うと無条件で多数決結果は無効になるため、信頼
性が低下する欠点(問題点10)がある。
【0012】また切り離しを行う別の例として特開平1
−126825号公報による方式(図示せず)がある。
この方式ではパージング回路により故障が発生した系を
切り離す事ができるが、この方式もパージング回路部分
は複数ビット(nビット)になるとほぼn倍の論理回路
が必要となる欠点(問題点9)がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の技
術によると多数決回路の信頼性を向上するために、さま
ざまな方式がなされているが以下の問題点があった。
【0014】問題点1:多数決回路を単純な回路構成に
すると、プロセッシングユニットの二重故障時でも多数
決回路の出力信号には何らかの意味のある信号が出力さ
れることもあり、後段に接続される回路に誤った信号を
供給してしまい、後段の回路に誤動作を引き起す。
【0015】問題点2:マスク時間設定回路を設け多数
決回路による入力信号不一致の誤検出を防止する構成に
すると、マスク時間設定回路がタイマ等の手段で構成さ
れるために、バスの動作に合わせた時間設定を行うこと
が困難である。さらにタイマ等で構成されるマスク時間
設定回路が余分に必要である。
【0016】問題点3、問題点8:プロセッシングユニ
ットに多数決回路を適用すると、プロセッシングユニッ
トの出力信号が多数ビットで構成されているため、回路
規模が大きくなる。また、多数決回路の信頼性を向上す
るため誤り訂正を行なう場合はさらに回路規模が大きく
なる。
【0017】問題点4:多数決回路と機能回路を分離し
た場合、分離された回路に備えられるドライバ回路ある
いはレシーバ回路が故障することにより機能回路に正し
い入力が行われなくなる。従って、多数決回路の信頼性
が向上しても、機能回路を含めた全体の信頼性は向上し
ない。
【0018】問題点5:プロセッシングユニットに接続
される多数決回路(あるいは、それを含む制御回路)を
二重化した場合、多数決回路間でお互いに信号を交換し
ていないので多数決回路が故障するとシステムバスに誤
った信号を出力することになる。
【0019】問題点6:誤り訂正符号化/復号化回路を
設ける場合、故障は回避できるが、故障発生個所を特定
することができないため、交換修理を行うことが困難で
ある。
【0020】問題点7:パリティ生成回路を設けてその
出力を比較する場合、プロセッシングユニットの出力の
複数ビットが異る場合にプロセッシングユニットの誤動
作を発見できない場合がある。
【0021】問題点9:故障が発生した系を切り離す従
来の方式では、ビット単位で切り離し指示を行う処理に
なっているため、複数ビット(nビット)になるとほぼ
n倍の論理回路が必要である。
【0022】問題点10:複数の系のうち特定の系を強
制的に指示選択する場合、3つの系が正しい動作を行っ
ている時でも、指示選択された系がのみ選択され多数決
結果は無効にされるためシステムの信頼性が低下する。
【0023】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものである。この発明は、多重化され
たプロセッシングユニット等の複数の系の二重故障の際
に後段の回路に誤った信号を供給することを防止するこ
とを目的とする。また、プロセッシングユニットの出力
バスの動作に合わせて不一致の誤検出を防止することを
目的とする。また多数決回路の信頼性を少ない回路で向
上することを目的とする。また、ドライバ回路あるいは
レシーバ回路あるいは機能回路を含めたシステムの信頼
性を向上することを目的とする。また、二重化した(制
御回路の中)の多数決回路の故障検出能力を向上するこ
とを目的とする。また、故障発生時の故障箇所を特定で
き、少ない回路で多数決回路の出力の正当性を検出で
き、故障系の切り離しが容易にできるようにすることを
目的とする。また、複数の系の出力が全て異なった場合
でも可能な限り動作を継続できる多数決回路を提供する
ことを目的とする。また、さらに以上の機能を持った汎
用的な多数決用半導体集積回路を提供することを目的と
する。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明では、3つのプロセッシングユニットの出
力の中から正しいプロセッシングユニット出力を決定す
る多数決回路において、3つのプロセッシングユニット
の出力を2つずつの組み合わせで比較する比較手段と、
該比較手段の比較結果に基づき1つのプロセッシングユ
ニットの出力を選択出力する選択手段を備えたものであ
る。
【0025】また、第2の発明では、比較手段の比較結
果により故障の度合いを調べるエラー判別手段を備えた
ものである。
【0026】また、第3の発明では、nビットの入力信
号がnビットすべてにおいて一致するかを判定して、入
力信号の一致を判定する比較手段を備えたものである。
【0027】また、第4の発明では、前記選択手段の中
に比較回路からの比較結果が全て“0”の時に予め決め
られたレベルの信号を出力するためのレベル設定手段を
備えたものである。
【0028】また、第5の発明では、前記エラー判別手
段の前段にプロセッシングユニットの出力信号の中の特
定の制御信号を使用し、エラー判別手段に対してエラー
チェックの有効性を示す信号を生成するウィンドウ手段
を備えたものである。
【0029】また、第6の発明では、多数決回路を含む
制御ユニットを二重化し、前記多数決回路内の比較手段
の比較結果をお互いの多数決回路間で交換し合うように
したものである。
【0030】また、第7の発明では、前記多数決回路に
おける比較手段を二重化し、2つの比較手段の出力の論
理積をとるようにしたものである。
【0031】また、第8の発明では、前記多数決回路に
おいて、自分内の制御ユニット内の比較結果と、相手制
御ユニットからの比較結果の両方を記憶する記憶手段を
設け、該記憶手段に比較結果の不一致を示す内容が書込
まれたことにより、前記プロセッシングユニットに対し
て割込み発生手段、該プロセッシングユニットから該記
憶手段の内容を読み出す手段を備えたものである。
【0032】また、第9、第10の発明では、前記選択
手段の前段に外部から設定が可能なマスク手段を備えた
ものである。例えば、前記マスク手段としてプロセッシ
ングユニットの接続及び切り離しを制御する接続フラグ
と、プロセッシングユニットの二重故障あるいは比較手
段の故障が発生した時に優先的に選択するプロセッシン
グユニットを示すマスタフラグとを備えたものである。
【0033】また、第11の発明では、前記プロセッシ
ングユニットの出力にパリティを付加するためのチェッ
ク符号生成手段と、該プロセッシングユニットの出力と
該チェック符号生成手段の出力の双方を含め正常な出力
を選択する多数決回路と、該多数決回路の正常動作を検
査する検査手段を備えたものである。
【0034】また、第12の発明では、前記プロセッシ
ングユニットの出力を受けて動作する制御ユニットのレ
シーバ回路の後段に多数決回路を設けたものである。
【0035】また、第13の発明では、前記プロセッシ
ングユニットに接続される制御ユニットの内の機能回路
を三重化し、機能回路の後段に前記多数決回路を設けた
ものである。
【0036】さらに、第14、第15の発明では多数決
回路をLSI化したものである。
【0037】
【作用】第1〜第3の発明においては、比較手段は3つ
のプロセッシングユニット出力の中から2つずつのプロ
セッシングユニットの組み合わせで比較し、その比較結
果を選択手段及びエラー判別手段に入力し、選択手段で
は該比較結果信号に従って出力すべきプロセッシングユ
ニットの信号を選択し、エラー判別手段では該比較結果
信号を解析し該プロセッシングユニットの故障状況を出
力することにより二重故障の検出を可能にし、この時選
択手段からは信号を出力しない様に制御する。
【0038】また、第4の発明においては、選択手段に
設けられたレベル設定手段により、前記比較手段の比較
結果信号が全て“0”の時、選択手段の出力を予め決め
られたレベルに固定出力する。
【0039】また、第5の発明においては、ウィンドウ
手段ではプロセッシングユニットからの出力信号の内で
特定な制御信号が有効状態にある時に、エラーチェック
信号を出力するので、前記プロセッシングユニットがア
イドル状態あるいはバスの切換え時においてアドレス及
びデータ出力信号が不定になる場合でも、エラー判別手
段での故障の誤検出をするのを防止する。
【0040】また、第6の発明においては、制御ユニッ
トを二重化しこの中に設けられた多数決回路内の比較手
段の比較結果をお互いの多数決回路で交換することによ
り、多数決回路の信頼性を向上させる。
【0041】また、第7の発明においては、多数決回路
における比較手段を二重化し、2つの比較手段の比較結
果の論理積を最終の比較結果として使用することによ
り、比較手段の故障による誤動作を防止する。
【0042】また、第8の発明においては、二重化され
た制御ユニットにおいて自己制御ユニット内の比較手段
の比較結果と、相手制御ユニットからの比較手段の比較
結果の両方を記憶する記憶手段を設け、該記憶手段に1
ビットでも“0”が書込まれるとプロセッシングユニッ
トに対して割込みをかけ、プロセッシングユニットから
記憶手段の内容を読み出すことにより、きめ細かな故障
解析ができる。
【0043】また、第9、第10の発明においては、多
数決回路内の選択手段の前段に、外部から設定可能なマ
スク手段を設け、マスク手段に設定された内容により該
選択手段の選択結果を用途に応じて切換える。例えば、
前記マスク手段として接続フラグまたはマスタフラグを
設ける。接続フラグの該当ビットを“0”にすることで
故障を起こしたプロセッシングユニットを正常なプロセ
ッシングユニットから切り離すことができる。またマス
タフラグを予め設定しておくことにより、3つのプロセ
ッシングユニットの出力が全て異なる(二重故障)の場
合でも、指定されたプロセッシングユニットの出力を選
択することができる。
【0044】また、第11の発明においては、プロセッ
シングユニットの出力にチェック符号生成手段によりパ
リティビットを付加し、このパリティビットを含めて前
記多数決回路に入力し、多数決回路内の選択手段の出力
を検査手段により検査することで、多数決回路内の比較
手段及び選択手段の故障を検出でき、さらに選択手段の
後段に接続される制御ユニットにもパリティビットを付
加した情報を送出できる。
【0045】また、第12の発明においては、制御ユニ
ットの中に多数決回路を設けることにより、プロセッシ
ングユニット及び制御ユニットのレシーバを含めた多数
決を行う。
【0046】また、第13の発明においては、制御ユニ
ットの中の機能回路を三重化し、その後に多数決回路を
設けることにより、プロセッシングユニット、制御ユニ
ット中のレシーバ及び機能回路を含めた多数決を行う。
【0047】さらに、第14、第15の発明において
は、高信頼化した多数決回路を半導体集積回路に入れて
1チップ化したので、種々の用途に汎用の多数決用チッ
プとして使用することができる。
【0048】
【実施例】実施例1. 図1は、本発明の第1実施例に係る多数決回路の全体構
成を示すブロック図であり、説明を簡単にするために図
27と共通の要素には同一の符号が付されている。
【0049】この多数決回路2が、先に示した図27の
回路と異なる点は、図28で構成される多数決回路20
0の代わりに、比較回路41ないし43で構成される比
較手段と、選択回路6(選択手段)を設け、また不一致
検出回路3の代わりにエラー判別回路8(エラー判別手
段)を設けた点である。プロセッシングユニット1−1
ないし1−3から多数決回路2へ入力される入力信号3
1ないし33は、比較回路41ないし43と選択回路6
に供給される。選択回路6は比較回路41ないし43の
比較結果信号51ないし53により入力信号31ないし
33のいずれかを多数決信号7として選択する。さらに
エラー判別回路8は比較結果信号51ないし53を評価
して故障を検出する。
【0050】図2は、図1中の比較回路41の構成を示
す図である。図中入力信号31−1ないし31−nはプ
ロセッシングユニット1−1から多数決回路2へ入力さ
れる入力信号31をビット対応に表現した信号である。
同様に入力信号32−1ないし32−nはプロセッシン
グユニット1−2から多数決回路2へ入力される入力信
号32をビット対応に表現した信号である。反転型排他
的論理和回路(EXNOR回路)44−1ないし44−
nはプロセッシングユニットの入力信号31及び32を
ビット単位で比較する。反転型排他的論理和回路(EX
NOR回路)において、入力信号が一致すると出力は
“1”になる。また論理積回路(AND回路)45はn
ビットの論理積をとる。論理積回路(AND回路)でn
ビットの全ての入力信号が“1”の時出力は“1”とな
る。この出力は比較結果信号51として出力される。こ
のように比較回路41はプロセッシングユニット1−1
からのnビットの入力信号31とプロセッシングユニッ
ト1−2からのnビットの入力信号32を比較し比較結
果信号51を出力する。同様に比較回路42はプロセッ
シングユニット1−2からのnビットの入力信号32と
プロセッシングユニット1−3のnビットの入力信号3
3を比較し比較結果信号52を出力する。比較回路43
はプロセッシングユニット1−3からのnビットの入力
信号33とプロセッシングユニット1−1からのnビッ
トの入力信号31を比較し比較信号53を出力する。
【0051】図3は、図1中のエラー判別回路8の構成
を示す図である。3入力反転型論理和回路(NOR回
路)81は比較結果信号51ないし53が全て“0”の
時二重故障信号10を“1”にして出力する。また3入
力論理積回路82は比較結果信号51ないし53のいず
れかが“0”の時に“0”を出力する。さらに2入力N
OR回路83は、二重故障信号10が“0”でかつ3入
力AND回路82の出力が“0”の時に、単一故障信号
9を“1”にして出力する。
【0052】図4は、図1中の選択回路6の構成を示す
図である。2入力AND回路61−1ないし63−nの
片方の入力には3つのプロセッシングユニットからの出
力がそれぞれ入力され、もう一方の入力には比較結果信
号51ないし53が入力される。比較結果信号51ない
し53が“1”であれば対応するプロセッシングユニッ
トの出力信号が、3入力OR回路64−1ないし64−
nを介して多数決信号7−1ないし7−nとして出力さ
れる。
【0053】図5は、図1の多数決回路における入力信
号と比較結果信号及び出力信号を表わすものである。こ
こでは、説明を簡単にするため、プロセッシングユニッ
トの出力信号が2ビット(n=2)で構成されている場
合を示している。AないしCはそれぞれプロセッシング
ユニット1−1ないし1−3の出力信号すなわち多数決
回路2への入力信号31ないし33を示している。A
B,BC,CAは比較結果信号51ないし53を示して
いる。Vは多数決信号7を示している。ESは単一故障
信号9を示している。EMは二重故障信号10を示して
いる。
【0054】次に、以上のように構成された多数決回路
の動作について説明する。主に比較回路41、選択回路
6、エラー判別回路8の動作について図5を参照しなが
ら、図2、図3、図4を用いて説明する。
【0055】図5における第1列及び第2列は、3つの
プロセッシングユニットの出力が全て等しい場合であ
る。この場合、比較回路41の内部にある2入力EXN
OR回路44−1ないし44−nの出力は全て“1”に
なる。従ってAND回路45の出力信号すなわち比較結
果信号51は“1”を出力する。同様に比較結果信号5
2及び比較結果信号53も“1”を出力する。
【0056】また、選択回路6に入力される比較結果信
号51ないし53は前述のように全て“1”であるか
ら、2入力AND回路61−1ないし61−n,62−
1ないし62−n,63−1ないし63−nは、入力信
号31−1ないし31−n,32−1ないし32−n,
33−1ないし33−nをそのまま出力信号として出力
する。これらの出力信号は3入力OR回路64−1ない
し64−nを介して多数決信号7−1ないし7−nとし
て出力される。
【0057】また、エラー判別回路8において3入力N
OR回路81の出力信号(すなわち二重故障信号10)
は“0”になる。また、3入力AND回路82の出力信
号は“1”になる。このため2入力NOR回路83の出
力信号(すなわち単一故障信号9)は“0”になる。
【0058】次に、図5における第3列は、3つのプロ
セッシングユニットの出力の中で1つのプロセッシング
ユニット1−1の出力だけが異なる場合である。この場
合、比較回路41の比較結果信号51及び比較回路43
の比較結果信号53が“0”になる。比較回路42の比
較結果信号52は“1”になる。この時、選択回路6は
2入力AND回路62−1ないし62−nに入力されて
いる入力信号32−1ないし32−nをそのまま出力す
る。2入力AND回路61−1ないし61−n及び63
−1ないし63−nからは常に“0”が出力される。従
って3入力OR回路64−1ないし64−nの出力信号
としては、入力信号32−1ないし32−nがそのまま
出力される。すなわち、プロセッシングユニット1−2
の出力が多数決信号7−1ないし7−nとして選択され
る。
【0059】また、エラー判別回路8では3入力NOR
回路81の出力信号(すなわち二重故障信号10)は
“0”になる。3入力AND回路82の出力信号は
“0”になる。このため2入力NOR回路83の出力信
号(すなわち単一故障信号9)は“1”になる。
【0060】なお、図5における第6列は3つのプロセ
ッシングユニットの出力の中で1つのプロセッシングユ
ニット1−3の出力だけが異なる場合である。この場合
は、プロセッシングユニット1−1の出力が多数決信号
7−1ないし7−nとして選択される。その他の点につ
いては、第3列の場合と同様である。
【0061】次に、図5における第4列、5列及び7列
は、3つのプロセッシングユニットからの入力信号31
ないし33が全て異なる場合である。この場合、比較回
路41ないし43の比較結果信号は51ないし53が全
て“0”になる。この比較結果信号51ないし53は選
択回路6に入力される。比較結果信号51ないし53は
全て“0”であるから、2AND回路61−1ないし6
1−n,62−1ないし62−n,63−1ないし63
−nは、入力信号31−1ないし31−n,32−1な
いし32−n,33−1ないし33−nの内容にかかわ
らず全て“0”を出力する。従って、3入力OR回路6
4−1ないし64−nから出力される多数決信号7−1
ないし7−nは全て“0”として出力される。
【0062】また、エラー判別回路8では3入力NOR
回路81の出力信号(すなわち二重故障信号10)は
“1”になる。3入力AND回路82の出力信号は
“0”になる。このため2入力NOR回路83の出力信
号(すなわち単一故障信号9)は“0”になる。
【0063】以上のように、この実施例は、同一の演算
を実行する3台のプロセッシングユニットと多数決回路
により計算機システムの信頼性を向上させる方式におい
て、多数決回路が、3台のプロセッシングユニットの内
で2台ずつのプロセッシングユニットの組み合わせでそ
の出力を比較する比較回路と、この比較回路の比較結果
信号に基づき正常なプロセッシングユニットの出力を選
択する選択回路と、前記比較回路の比較結果信号を基に
プロセッシングユニットの単一故障と二重故障を区別す
るエラー判定回路とを備えたことを特徴とする。
【0064】前述したように、この実施例では、比較回
路で3つのプロセッシングユニット出力の中から2つず
つのプロセッシングユニットの組み合わせで比較し、そ
の比較結果信号を選択回路及びエラー判別回路に入力す
る。選択回路では比較結果信号に従って出力すべきプロ
セッシングユニットの信号を選択する。全てのプロセッ
シングユニットの出力が異なる時、選択回路は信号を出
力しない。エラー判別回路では比較結果信号を解析し該
プロセッシングユニットの故障状況を出力することによ
りプロセッシングユニット二重故障の検出ができる。
【0065】従って、この実施例によれば、1つのプロ
セッシングユニットが故障した場合は正しいプロセッシ
ングユニットを特定してその出力を選択出力できる。ま
た、複数のプロセッシングユニットが故障した場合は二
重故障として検出できる。
【0066】なお、この例では、エラー判定回路を有す
る多数決回路を示したが、エラー判定回路がなくてもよ
い。選択回路は全ての入力信号が異なる場合、いずれの
入力信号も選択しない。従って、多数決回路の後段の回
路が有効状態“1”の場合に動作する場合には、なんら
誤動作しない。
【0067】実施例2. 図6は、実施例1の図4の選択回路6の第2ビット目
に、3入力NOR回路65及び2入力OR回路67で構
成されるレベル設定回路68を設けたものである。レベ
ル設定回路68は、比較結果信号51ないし53の状態
により多数決信号7−2のレベルを設定するようにした
ものである。このレベル設定回路68は、多数決信号7
−2の信号レベルが後段の回路において有効状態となる
“0”である場合であって選択回路6がいずれの入力信
号をも選択しない場合に多数決信号7−2のレベルを強
制的に“1”にして後段の回路を動作させないようにす
る。
【0068】図7は、実施例1における図4の選択回路
を図6の選択回路に置きかえた時の動作を示している。
図の中の定義は実施例1における図5と同じである。
【0069】以上のように構成される多数決回路の動作
について、特に実施例1との相違を中心に図6及び図7
を用いて説明する。
【0070】図7の第1列及び第2列のように3つのプ
ロセッシングユニットの出力が全て同じ場合、及び第3
列及び6列のように3つのプロセッシングユニットのう
ち1つのプロセッシングユニットの出力が異なる場合の
動作は、レベル設定回路68内の3入力NOR回路65
の出力は“0”となるため実施例1における動作と全く
同一である。
【0071】ところが、第4列、第5列及び第7列のよ
うに3つのプロセッシングユニットの出力が全て異なる
場合は、比較結果信号51ないし53が全て“0”にな
るため、レベル設定回路68内の3入力NOR回路65
の出力信号66が“1”になる。従って2入力OR回路
の出力信号すなわち多数決信号7−2は強制的に“1”
になる。
【0072】以上のように、この実施例で多数決回路に
用いられる選択回路は、前記比較回路からの比較結果信
号に基づいていずれの入力信号も出力されない場合は、
多数決信号が後段に接続される制御回路にとって無効な
信号レベルになるように設定するためのレベル設定回路
を含むことを特徴とする。
【0073】このように、比較回路からの比較結果信号
が全て“0”の時に予め決められたレベルの信号を出力
するためのレベル設定回路を備えることにより、後段に
接続される回路に誤った信号を出力するのを未然に防ぐ
ことができる。
【0074】なお、この例では、レベル設定回路68を
第2ビット用に設けた場合を示したが、その他のビット
で有効状態が“0”であるビットがある場合には、同様
にそのビットにレベル設定回路68を設けるようにして
もよい。
【0075】実施例3. 図8は、本発明の第3実施例に係る多数決回路の全体構
成を示すブロック図である。ここでは、説明を簡単にす
るために第1実施例と共通の要素には同一の符号が付さ
れている。
【0076】この多数決回路は第1実施例で説明した多
数決回路の構成にウィンドウ回路11を付加したもので
ある。また、先に示した従来技術による図27の回路と
異なる点は、図28で構成される多数決回路2の代わり
に比較回路41ないし43で構成される比較手段と、選
択回路6(選択手段)を設け、また不一致検出回路3の
代わりにエラー判別回路8a(エラー判別手段)を設
け、マスク時間設定回路5の代わりにウィンドウ回路1
1を設けた点である。プロセッシングユニット1−1な
いし1−3から多数決回路への入力信号31ないし33
は、比較回路41ないし43と選択回路6に供給され
る。プロセッシングユニットからの入力信号のうち特定
の制御信号34ないし36はウィンドウ回路11に入力
される。比較回路41ないし43の比較結果信号51な
いし53により選択回路6はいずれかの入力信号を多数
決信号7として選択する。さらにエラー判別回路8aで
ウィンドウ回路11から出力されるエラーチェック信号
12に従い比較結果信号51ないし53を評価する。
【0077】図9に、図8中のエラー判別回路8aの構
成を示す。実施例1の図3と異なる点は、3入力NOR
回路81及び2入力NOR回路83からの出力信号をマ
スクするための2入力AND回路84及び85を付加し
たことである。
【0078】図10に、図8中のウィンドウ回路11の
構成を示す。ウィンドウ回路11は、プロセッシングユ
ニットからの特定の制御信号を入力する。この例ではプ
ロセッシングユニットの出力しているアドレスが有効で
あることを示すアドレスストローブ信号34−1,35
−1,36−1と、データが有効であることを示すデー
タストローブ信号34−2,35−2,36−2を2入
力OR回路56−1ないし56−3に入力する。そし
て、2入力OR回路56−1ないし56−3の出力信号
を3入力OR回路57を介して、エラーチェック信号1
2として出力する。
【0079】図11は、図8中のプロセッシングユニッ
ト1−1ないし1−3の入力信号31ないし33と、ア
ドレスストローブ信号34−1,35−1,36−1
と、データストローブ信号34−2,35−2,36−
2と、エラーチェック信号12の動作タイミングを示す
図である。
【0080】図12に、図8における多数決回路の動作
を示す。図12は図11のタイミング信号と対応して表
わされている。図においてADDR/DATAはアドレ
ス/データ線への出力信号を示している。ASはアドレ
スストローブ信号を示している。DSはデータストロー
ブ信号を示している。ECはエラーチェック信号を示し
ている。ZZはプロセッシングユニットの出力信号がハ
イインピーダンスであることを示している。Xは比較結
果信号が不定であることを示している。
【0081】以上のように構成される多数決回路の動作
について、特にウィンドウ回路11及びエラー判別回路
8aの動作について、図9、図10、図12を用いて説
明する。
【0082】図12における第1列、第3列、第5列及
び第7列はプロセッシングユニットの特定の制御信号す
なわち、アドレスストローブ34−1,35−1,36
−1及びデータストローブ34−2,35−2,36−
2のいずれか1つが有効状態“1”の場合である。この
場合、図10のウィンドウ回路11の2入力OR回路5
6−1ないし56−3のいずれかの入力に“1”が入力
される。このため、3入力OR回路57の出力信号すな
わちエラーチェック信号12は“1”となる。そして、
図9のエラー判別回路8aの2入力AND回路84,8
5の出力信号すなわち二重故障信号10及び単一故障信
号9は、比較結果信号51ないし53に従って故障検出
状態を出力する。
【0083】次に、図12における第2列、第4列、及
び第6列はプロセッシングユニットの入力信号31ない
し33がハイインピーダンス“ZZ”にある場合であ
る。この場合、比較結果信号51ないし53は不定値
“X”を出力する。また、アドレスストローブ34−
1,35−1,36−1及びデータストローブ34−
2,35−2,36−2は全て“0”の状態にある。従
って、図10のウィンドウ回路11の2入力OR回路5
6−1ないし56−3には全て“0”が入力される。こ
のため、3入力OR回路57の出力信号すなわちエラー
チェック信号12は“0”となる。そして、図9のエラ
ー判別回路8aの2入力AND回路84,85の出力信
号すなわち二重故障信号10及び単一故障信号9は、比
較結果信号51ないし53の状態に関係無く常に“0”
を出力する。
【0084】以上のように、この実施例は、プロセッシ
ングユニットから出力される特定の制御信号を用いて、
比較回路の比較結果信号の有効性を示すエラーチェック
信号を生成するウィンドウ回路を設け、該ウィンドウ回
路のエラーチェック信号により故障検出の出力を抑止す
るエラー判別回路を備えたことを特徴とする。
【0085】この実施例では、プロセッシングユニット
の出力信号の中の特定の制御信号を使用し、エラー判別
回路に対してエラーチェックの有効性を示す信号を生成
するウィンドウ回路をエラー判別回路の前段に備えた。
ウィンドウ回路はプロセッシングユニットからの出力信
号の内で特定な制御信号が有効状態にある時に、エラー
チェック信号を出力する。前記プロセッシングユニット
がアイドル状態あるいはバスの切換状態の場合は、アド
レス信号及びデータ信号が不定になるが、この場合で
も、エラー判別回路で故障プロセッシングユニットを誤
検出するのを防止することができる。また、誤検出防止
のためのマスク条件は図9,図10に示したように単純
な組み合わせロジックで構成できるという利点がある。
【0086】実施例4. 図13は、本発明の第4実施例に係る制御ユニットの全
体構成を示すブロック図である。ここでは、説明を簡単
にするために従来技術による図31と共通の要素には同
一の符号が付されている。
【0087】この制御ユニットが、先に示した図30の
構成と異なる点は、制御ユニットの中に組込んだ多数決
回路2−1及び2−2の間で、お互いの情報を交換する
ため比較結果信号21及び22を互いに出力することで
ある。
【0088】図14は、図13中の多数決回路2−1の
構成を示す図である。比較結果信号21−1ないし21
−3は比較回路41−1ないし43−1の比較結果信号
であり、二重化されたもう一方の制御ユニット内の多数
決回路2−2に渡される。また比較結果信号22−1な
いし22−3は同様にしてもう一方の制御ユニット内の
多数決回路2−2から出力された比較結果信号である。
【0089】図15に図13中の多数決回路内の選択回
路6Aの構成を示す。前述した実施例1の図4に、2入
力AND回路69−1ないし69−3を付加したもので
ある。2入力AND回路69−1ないし69−3には、
多数決回路2−1内の比較結果信号21−1ないし21
−3及び、多数決回路2−2からの比較結果信号22−
1ないし22−3が入力される。そして、この2入力A
ND回路69−1ないし69−3の出力により多数決信
号7−1ないし7−nが決定される。
【0090】図16は、多数決回路2−1の動作を示す
表である。特に比較結果信号21−1ないし21−3、
比較結果信号22−1ないし22−3、及び選択回路6
Aの出力信号である多数決信号V#1,V#2と、推定
される故障要因の関係を示す図である。図において、A
B#1,BC#1,CA#1は多数決回路2−1の比較
結果信号を示している。AB#2,BC#2,CA#2
は多数決回路2−2の比較結果信号を示している。V#
1は多数決回路2−1の多数決信号を示している。V#
2は多数決回路2−2の多数決信号を示している。
【0091】以上のように構成される制御ユニットの動
作について説明する。特に選択回路の動作について図1
6を参照しながら図14、図15を用いて説明する。
【0092】図16における第1列は、比較結果信号2
1−1ないし21−3及び比較結果信号22−1ないし
22−3の全てが“1”の場合である。この場合、プロ
セッシングユニット1−1ないし1−3の入力信号31
ないし33は全て正常であることを示しいる。選択回路
6A内の2入力AND回路69−1ないし69−3の出
力は全て“1”になり、多数決信号7−1ないし7−n
は結果としてプロセッシングユニット1−1からの入力
信号31を出力する。
【0093】次に、図16における第2列は、プロセッ
シングユニット1−1が故障しさらに比較回路41−1
が故障している場合である。この場合、多数決回路2−
1内の比較結果信号21−1ないし21−3がそれぞれ
“1”,“1”,“0”になる。比較結果信号(AB#
1)21−1が“1”になるのは、プロセッシングユニ
ット1−1が故障していることにより本来“0”になる
べきものが、比較回路41−1が故障しているため、
“1”に逆転するからである。また、比較結果信号22
−1ないし22−3はプロセッシングユニット1−1が
故障しているためそれぞれ“0”,“1”,“0”にな
る。これにより選択回路6A内の2入力AND回路69
−2の出力が“1”となり、多数決回路信号7−1ない
し7−nには結果としてプロセッシングユニット1−2
の入力信号32が出力される。
【0094】同様にして図16における第3列のよう
に、プロセッシングユニット1−3及び多数決回路2−
2内の比較回路42−2(BC#2)が故障した場合、
さらに第4列のように、プロセッシングユニット1−1
及び多数決回路2−2内の比較回路41−2(AB#
2)が故障した場合でも選択回路6Aは正しいプロセッ
シングユニットの出力を多数決信号として出力すること
ができる。
【0095】以上のように、この実施例は、多数決回路
を内蔵した制御ユニットを二重化し、前記多数決回路中
の比較回路の比較結果信号をお互いの多数決回路間で交
換し合うことを特徴とする。すなわち、多数決回路を二
重化し、2つの比較回路の比較結果信号の論理積をとる
ようにすることにより、比較回路の信頼性を向上させる
ものである。また、比較回路の故障を相手側の比較結果
信号により検出することができ、選択回路が故障プロセ
ッシングユニットからの入力信号を誤って選択出力して
しまうのを未然に防ぐことができる。
【0096】実施例5. 図17は、本発明の第5実施例に係る制御ユニット中
の、多数決回路2−1の構成を示すブロック図である。
先に示した図32の構成において、多数決回路2の故障
を救済するために前後に設けた誤り訂正符号化回路28
−1ないし28−3及び、誤り訂正復号化回路29を設
けていた。これに対してこの制御ユニットは、多数決回
路内の比較回路を二重化し、その比較結果をそれぞれ2
入力AND回路104ないし106を経由して出力する
ものである。さらに、二重化した多数決回路2−1及び
2−2の間でお互いの情報を交換するための比較結果信
号21及び22を設けている。また、さらに比較結果信
号をステータスレジスタ19(記憶手段)に記憶させ、
この記憶結果によりプロセッシングユニットに対して割
込み信号37を出力するものである。またプロセッシン
グユニットからステータスレジスタ19の内容を読み出
せるようにしたものである。
【0097】図18は、図17中ステータスレジスタ1
9の内部構成を示す図である。ステータスレジスタ19
は、フリップフロップ等で構成される記憶素子19−1
ないし19−9を備えている。記憶素子19−1ないし
19−9は、多数決回路2−1内の比較回路41−1
1,41−12,42−11,42−12,43−1
1,43−12の比較結果信号51−1,51−2,5
2−1,52−2,53−1,53−2及び、多数決回
路2−2からの比較結果信号22−1ないし22−3の
値をそれぞれ記憶する。9入力NAND回路40は、前
記ステータスレジスタのいずれかに“0”が書込まれる
と、プロセッシングユニットに対する割込み信号37を
“1”にする。
【0098】図19は、ステータスレジスタ19の内容
をチェックすることにより、プロセッシングユニットが
故障箇所を特定した結果を示すものである。
【0099】以上のように構成される多数決回路の動作
について、図17ないし図19を用いて説明する。な
お、比較回路41ないし43、選択回路6A及びエラー
判別回路8の動作は前述の実施例と同じなので説明を省
略する。
【0100】図17における比較回路は二重化されてい
る。比較回路のそれぞれの出力は2入力AND回路10
4ないし106を介して最終的な比較結果信号21−1
ないし21−3として、選択回路6A、エラー判別回路
8及び二重化された多数決回路2−2(図13参照)に
供給される。同様にして二重化された多数決回路2−2
から比較結果信号22−1ないし22−3が多数決回路
2−1に入力される。従って比較結果信号21−1ない
し21−3及び22−1ないし22−3は、二重化した
比較回路の比較結果信号51−1と51−2あるいは、
比較結果信号52−1と52−2あるいは、比較結果信
号53−1と53−2、の双方が“1”の時のみ“1”
になる。すなわち両方の比較回路が正しい動作をしてい
ることを保証することができる。
【0101】次に、図18におけるステータスレジスタ
19中ののフリップフロップ19−1ないし19−9
は、図示していないリセット信号により初期状態では全
て“1”となっているものとする。初期状態では9入力
AND回路40の出力信号すなわち割込み信号37は
“0”となる。従ってフリップフロップ19−1ないし
19−9のイネーブル信号ENは“1”となり、フリッ
プフロップの9本の入力信号の状態をそのまま出力信号
38−1ないし38−9として出力している。以後フリ
ップフロップの9本の入力信号のうちいずれか1本が
“0”になると、9入力NAND回路40の出力信号は
“1”になる。そして、プロセッシングユニットに対す
る割込み信号37が“1”となって割り込み信号が発生
する。割り込み信号37が“1”になると、フリップフ
ロップのイネーブル信号は“0”になりその時の入力信
号の状態を保持(記憶)する。
【0102】プロセッシングユニットは割り込み信号を
検出すると、ステータスレジスタ19の内容をステータ
ス読み出し信号38を介して読み出す。そして、プロセ
ッシングユニットは故障箇所をプログラムにより解析す
る。
【0103】図19に示すように第1列に示すステータ
スは、比較結果信号の全ての値が“1”の場合である。
このことからプロセッシングユニット、レシーバ回路、
比較回路の全てが正常な状態であることがわかる。第2
列に示すステータスは、比較結果BC#11,BC#1
2及びBC#2が“1”で、他は全て“0”の場合であ
る。このことからプロセッシングユニット1−1(CP
U#A)が故障していることがわかる。
【0104】第3列に示すステータスは多数決回路2−
2からの比較結果信号22−1ないし22−3(AB#
2,BC#2,CA#2)は全て“1”にもかかわら
ず、多数決回路2−1内の比較結果信号51−1(AB
#11)と51−2(AB#12)及び53−1(CA
#11)と53−2(CA#12)が全て“0”の場合
である。このことから、プロセッシングユニット1−1
(CPU#A)が故障しているのではなく、プロセッシ
ングユニット1−1の出力信号を受取るレシーバ回路1
3−1(レシーバA#1)が故障していることがわか
る。
【0105】同様にして、第4列に示すステータスから
は、プロセッシングユニット1−3(CPU#C)と、
多数決回路2−1内の比較回路43−12(CA#1
2)が故障していることがわかる。故障箇所の修復後、
プロセッシングユニットは、故障箇所の解析及び診断を
行い、その結果、故障箇所が正常に動作すると判定した
場合には、図18におけるステータスレジスタ19中の
フリップフロップ19−1ないし19−9を図示してい
ないリセット信号により初期状態の“1”に設定する。
【0106】以上のように、この実施例は、多数決回路
において比較回路を二重化し、2つの比較手段の出力の
論理積を比較結果信号として、前記選択回路及び前記エ
ラー判別回路へ供給することを特徴とする。この実施例
は、比較回路を二重化し、2つの比較回路の比較結果信
号の論理積をとるようにすることにより、比較回路の信
頼性を向上させるものである。また、比較回路の故障を
相手側の比較結果信号により検出することができ、選択
回路が故障プロセッシングユニットからの入力信号を誤
って選択出力してしまうのを未然に防ぐことができる。
【0107】また、この実施例は、多数決回路におい
て、自分内の制御ユニットにおける比較結果信号と、相
手制御ユニットからの比較結果信号の両方を記憶する記
憶回路を設け、該記憶回路に比較結果の不一致を示す内
容が書き込まれたことにより、プロセッシングユニット
に対して割込み信号を通知し、プロセッシングユニット
から該記憶手段の内容を読み出すことを特徴とする。
【0108】この実施例によれば、プロセッシングユニ
ットの故障なのか、あるいは制御ユニット中のレシーバ
回路の故障なのかを区別できる。このため、交換修理す
るときの修理個所を特定することで、修理時間を大幅に
短縮することができる。
【0109】実施例6.図20は、本発明の第6実施例
に係る多数決回路の構成を示すブロック図である。この
多数決回路が、先に示した従来の技術である特開昭57
−36356号公報あるいは、特開平1−126825
号公報における構成と異なる点は、主系選択回路あるい
はパージング回路の代わりにマスク回路54を設け、比
較結果信号51ないし53をマスク回路54を経由し
て、選択回路6に供給するようにした点である。
【0110】図21は、図20中のマスク回路54の内
部構成を示す図である。接続フラグ70はどのプロセッ
シングユニットを接続するかを示すフラグである。マス
タフラグ90は全ての比較結果信号が“0”の場合に特
定のプロセッシングユニットの出力を選択するフラグで
ある。接続フラグ70及びマスタフラグ90はフリップ
フロップ等の記憶回路で構成される。接続フラグ70及
びマスタフラグ90はプロセッシングユニットからの制
御信号であるマスク回路設定信号55により内容を設定
することができる。比較回路からの比較結果信号51な
いし53はこのマスク回路を通して変換され、最終的に
選択回路6への出力信号79−1ないし79−3として
供給される。
【0111】以上のように構成される多数決回路の動作
について、図20及び図21を用いて説明する。
【0112】通常の動作時は接続フラグ70は全て
“1”が設定され、マスタフラグ90には全て“0”が
設定されているものとする。比較結果信号51ないし5
3はそのままAND回路72−1ないし72−3及びO
R回路78−1ないし78−3を介して選択回路6への
出力信号79−1ないし79−3として供給される。従
って、選択回路6は前述の実施例と同様の動作を行う。
この状態では比較結果信号51ないし53の中で1つで
も“1”の信号があると、選択回路6からはいずれかの
プロセッシングユニットの出力が選択され出力される。
【0113】次に、比較結果信号51ないし53の全て
が“0”、すなわち3つのプロセッシングユニット1−
1ないし1−3の出力が全て異なる時には、3入力NO
R回路74の出力信号75が“1”になる。このため、
AND回路76−1ないし76−3はマスタフラグ90
の内容を出力する。最終的なマスク回路の出力信号79
−1ないし79−3としてマスタフラグ90の内容がそ
のまま出力される。前述したように、マスタフラグ90
の内容が“0”に設定されていると、マスク回路の出力
信号79−1ないし79−3は全て“0”になる。従っ
て、選択回路からは全て“0”が出力されることにな
り、この場合も前述の実施例と同じ動作をする。
【0114】次にプロセッシングユニットからのマスタ
フラグ書き込み信号55−8によりマスタフラグ設定用
信号55−5ないし55−7を介してマスタフラグのど
れかのビットに予め“1”が設定されてる場合について
説明する。例えばマスタフラグBに予め“1”が設定さ
れてる場合について説明する。3つのプロセッシングユ
ニットの出力が全て異なると、3入力NOR回路74の
出力信号75が“1”になる。マスタフラグBの出力信
号91−2は“1”であると、2入力AND回路76−
2の出力信号77−2が“1”となる。その結果マスク
回路の出力信号79−2が“1”になる。これを受けた
選択回路6はプロセッシングユニット1−2の出力を選
択し多数決信号7として出力する。
【0115】次に接続フラグ70の動作について説明す
る。接続フラグは3つのプロセッシングユニット1−1
ないし1−3の中で、多数決の対象にするものを決定す
るためのものである。プロセッシングユニットからの接
続フラグ書込み信号55−4により接続フラグ設定用信
号55−1ないし55−3の内容が設定できるようにな
っている。例えば接続フラグ70の接続フラグAに
“0”が設定され、接続フラグB及びCに“1”が設定
された場合は、プロセッシングユニット1−1(CPU
#A)が実際には接続されているにもかかわらず、接続
フラグAの出力信号71−1が“0”になっているた
め、3入力AND回路72−1及び72−3により、プ
ロセッシングユニット1−1(CPU#A)にかかわる
比較結果信号51(AB)及び比較結果信号53(C
A)を使用しないように制御する。
【0116】この実施例では、多数決回路内の選択回路
の前段に、外部から設定可能なマスク回路を設け、この
マスク回路に接続フラグとマスタフラグを設ける。そし
て接続フラグの該当ビットを“0”にすることで故障を
起こしたプロセッシングユニットを正常なプロセッシン
グユニットが切り離すことがでる。またマスタフラグを
予め設定しておくことにより、3つのプロセッシングユ
ニットの出力が全て異なる(二重故障)の場合でも、指
定されたプロセッシングユニットの出力を選択すること
ができる。従ってこの機能を使用すると、例えば故障履
歴により最終的に選択されるプロセッシングユニットを
指定することができ、万一3つのプロセッシングユニッ
トの中で2つのプロセッシングユニットが故障した場合
でも、正常と思われるプロセッシングユニットを選択で
きる確率を向上することができ、可能なかぎりシステム
の連続運転を続けることができる。また、プロセッシン
グユニットの出力ビット数に関係なく、比較結果に対し
て簡単な論理演算を行うことにより前記機能が実現でき
るので、回路規模を小さくすることが可能となる。
【0117】実施例7. 図22は、本発明の第7実施例に係る多数決回路の故障
を検出する構成を示すブロック図であり、この構成が、
先に示した従来の技術における図32あるいは図34の
構成と異なる点は、多数決回路2の前段にパリティ生成
回路(パリティ生成手段)23−1ないし23−3を付
加し、多数決回路2後段にパリティ検査回路25(パリ
ティ検査手段)を付加した点である。パリティ生成回路
の出力信号24−1ないし24−3と、プロセッシング
ユニット1−1ないし1−3からの入力信号31ないし
33の両方を多数決回路2に入力する。多数決回路2の
出力信号7の結果を、パリティ検査回路25(パリティ
検査手段)で検査し、パリティを含む出力信号7をその
まま次段の回路に供給する。
【0118】図22における動作を説明する。プロセッ
シングユニット1−1ないし1−3からの入力信号31
ないし33は多数決回路2及びパリティ生成回路23−
1ないし23−3に入力される。パリティ生成回路23
−1ないし23−3ではプロセッシングユニットからの
入力信号31ないし33に対してパリティビット24−
1ないし24−3を生成し、これを多数決回路2に入力
する。多数決回路では前述の実施例に従ってパリティビ
ットを含めた入力信号の中から、正しいものを多数決信
号7として出力する。この時選択回路6が故障し誤った
出力を行ったと仮定する。多数決回路7に対してパリテ
ィ検査回路25でパリティ検査を行うと、エラー出力信
号26は“1”となり、多数決回路2の故障を検出する
ことができる。
【0119】以上のように、この実施例は、プロセッシ
ングユニットの出力にパリティを付加するためのパリテ
ィ生成回路と、該プロセッシングユニットの出力と該パ
リティ生成回路の出力の双方を含め正常な出力を選択す
る多数決回路と、該多数決回路の正常動作を検査するパ
リティ検査回路を設け、多数決回路の後段に接続される
制御回路にパリティ情報が付加された信号を供給するこ
とを特徴とする。
【0120】この実施例では、プロセッシングユニット
の出力にパリティ生成回路によりパリティビットを付加
し、このパリティビットを含めて前記多数決回路に入力
し、多数決回路内の選択回路の出力をパリティ検査手段
により検査する。従って、多数決回路内の比較回路及び
選択回路の故障を検出できる。さらに選択回路の後段に
接続される制御回路にもパリティビットを付加した情報
を送出することにより、後段に接続される制御回路でも
エラーチェック用の信号として使用可能となる。このよ
うに簡単な回路でシステム全体の信頼性を向上すること
ができる。
【0121】実施例8. 図23は、本発明の第8実施例に係る制御ユニットの全
体構成を示すブロック図である。説明を簡単にするため
に従来技術による図30と共通の要素には同一の符号が
付されている。
【0122】この制御ユニットが、先に示した図30の
構成と異なる点は、多数決回路2を制御ユニットの内部
に組込み、レシーバ回路13−1ないし13−3を介し
てプロセッシングユニット1−1ないし1−3の出力信
号131ないし133を多数決回路2に供給し、多数決
回路2の多数決信号7を機能回路14に供給するように
したものである。
【0123】以上のように構成される制御ユニットの動
作について図23を用いて説明する。プロセッシングユ
ニット1−1ないし1−3の出力信号131ないし13
3はレシーバ回路13−1ないし13−3に入力され
る。レシーバ回路からは出力信号231ないし233と
して出力され、多数決回路2の入力信号31ないし33
となる。多数決回路は前述した実施例で述べたものと同
様のものを使用できるのでここではその動作については
触れない。
【0124】プロセッシングユニット1−1ないし1−
3が全て同一の動作をしていると出力信号131ないし
133は全て同じものが出力される。レシーバ回路のい
ずれか例えばレシーバ回路13−1が故障すると、多数
決回路2に入力される入力信号31はプロセッシングユ
ニット1−1の出力信号131とは異なったものとな
る。しかし、多数決回路2ではプロセッシングユニット
1−2の出力信号132を選択し多数決信号7として機
能回路14に供給する。すなわち機能回路14にはプロ
セッシングユニットの出力の中からレシーバ回路を含め
た正しい出力が供給される。
【0125】以上のようにこの実施例は、プロセッシン
グユニットに接続される制御ユニットに複数のレシーバ
回路を設けるとともに、レシーバ回路の後段に多数決回
路を設け、プロセッシングユニットと制御ユニットのレ
シーバ回路を含め正常な出力を選択することを特徴とす
る。
【0126】この実施例では、制御ユニットの中に多数
決回路を設けることにより、プロセッシングユニット及
び制御ユニットのレシーバを含めた多数決を行うことが
できる。
【0127】実施例9. 図24は、本発明の第9実施例に係る制御ユニットの全
体構成を示すブロック図である。説明を簡単にするため
に従来技術による図30と共通の要素には同一の符号が
付されている。
【0128】この制御ユニットが、先に示した図30の
構成と異なる点は、多数決回路2を制御ユニットの内部
に組み込み、レシーバ回路13−1ないし13−3を介
してプロセッシングユニット1−1ないし1−3の出力
信号131ないし133を三重化した機能回路14−1
ないし14−3に供給し、機能回路14−1ないし14
−3の出力信号15−1ないし15−3を多数決回路2
に供給し、多数決回路2の多数決信号7をドライバ回路
16を介して出力するようにしたものである。
【0129】以上のように構成される制御ユニットの動
作について図24を用いて説明する。プロセッシングユ
ニット1−1ないし1−3の出力信号131ないし13
3はレシーバ回路13−1ないし13−3に入力され
る。レシーバ回路からは出力信号231ないし233と
して出力され、機能回路14−1ないし14−3に入力
される。機能回路では制御ユニットに必要な機能例えば
プロセッシングユニットの命令を格納する主記憶装置
(図示せず)のアクセスに必要な制御を行うための信号
を生成する。機能回路からの出力信号15−1ないし1
5−3は多数決回路2の入力信号31ないし33とな
る。多数決回路は前述した実施例で述べたものと同様の
ものをそのまま使用できるのでここではその動作につい
ては触れない。
【0130】プロセッシングユニット1−1ないし1−
3が全て同一の動作をしていると出力信号131ないし
133は全て同じものが出力される。そして、レシーバ
回路を介して機能回路に同一の信号が供給される。も
し、機能回路のいずれか例えば機能回路14−1が故障
すると、機能ユニットの回路14−1の出力は他の2つ
の機能回路14−2及び14−3と異なったものにな
る。しかしながら、多数決回路2では機能回路14−1
ないし14−3の出力信号の中から正しいものを選択し
て多数決信号7として出力する。従ってプロセッシング
ユニット1−1ないし1−3、レシーバ回路13−1な
いし13−3、及び機能回路14−1ないし14−3の
いずれか1つが故障しても正しい出力が得られる。
【0131】以上のように、この実施例は、プロセッシ
ングユニットに接続される制御ユニット中の機能回路を
三重化し、機能回路の後段に多数決回路を設け、多数決
回路がプロセッシングユニットと制御ユニット中のレシ
ーバ回路及び機能回路を含め正常な出力を選択すること
を特徴とする。
【0132】この実施例では、制御ユニットの中の機能
回路を三重化し、その後に多数決回路を設けることによ
り、プロセッシングユニット、制御ユニット中のレシー
バ及び機能回路を含めた多数決を行うことができ、機能
回路の信頼性を向上することが可能になる。
【0133】実施例10. 図25は、本発明の第10実施例に係る多数決用LSI
(半導体集積回路)構成を示すブロック図である。説明
を簡単にするために前述の実施例と共通の要素には同一
の符号が付されている。
【0134】多数決用LSI30は、多数決の対象とな
る複数組みの汎用入力ピン31Pないし33P、多数決
信号を出力する汎用出力ピン7Pと、汎用入力ピン31
Pないし33Pの信号が有効であることを示す制御信号
を入力する制御入力ピン34Pないし36Pと、マスク
回路に設定するための設定信号入力ピン55Pと、外部
に比較結果を出力するための比較結果出力ピン21−1
Pないし21−3Pと、外部から比較結果を入力するた
めの比較結果入力ピン22−1Pないし22−3Pと、
3つのプロセッシングユニットの単一故障状態を出力す
る単一故障信号出力ピン9Pと、二重故障状態を出力す
る二重故障信号出力ピン10Pと、いずれかの比較結果
に誤りが発生した時に外部に割り込みを出力するための
割り込み信号出力ピン37Pと、このとき記憶された比
較結果を外部に出力するためのステータス出力ピン38
P等で構成される多数の入出力ピンを備えている。さら
に、多数決用LSIは、これらの入出力ピンに接続され
る比較回路41ないし43、選択回路6、エラー判別回
路8、ウィンドウ回路11、マスク回路54、ステータ
スレジスタ19で構成される。
【0135】図26は図25中の多数決用LSIを実際
のシステムに応用した例を示している。3つのプロセッ
シングユニット1−1ないし1−3は二重化された多数
決用LSIの汎用入力ピン31Pないし33P、及び制
御用入力ピン34Pないし36Pに接続され、二重化さ
れた多数決用LSIはお互いに比較結果出力ピン21−
1Pないし21−3Pと22−1Pないし22−3Pが
接続され、汎用出力ピン7Pは主記憶制御回路に接続さ
れ、主記憶制御回路の出力信号15が主記憶装置に出力
され、単一故障信号出力ピン9P及び二重故障信号出力
ピン10Pは表示パネル94に接続されている。さらに
設定信号入力ピン55Pは“1”のレベルに固定され、
割り込み信号出力ピン37Pと、ステータス出力ピン3
8Pは本例では使用されていない。
【0136】このように構成される多数決用LSIの動
作は前述の多数決回路の実施例と同じなので省略する
が、以下に図26の応用例について全体の動作を説明す
る。
【0137】3つのプロセッシングユニット1−1ない
し1−3は同一命令を同じタイミングで実行しており、
この出力は多数決用LSIを介して主記憶制御回路に供
給される。多数決回路は前述のように高信頼化されてい
るので、3つのプロセッシングユニットの中で1つのプ
ロセッシングユニットが故障しても、主記憶制御回路1
4には常に正しい信号が供給されるため、主記憶装置9
3には正しいデータが書込まれることになる。
【0138】また、多数決用LSIは二重化されてお
り、しかもお互いの比較回路の比較結果を交換している
ため、故障検出及び故障解析能力が高められている。さ
らに故障の様子は単一故障信号出力ピン9P及び二重故
障信号出力ピン10Pに接続された表示パネルにより知
ることができる。
【0139】以上のように、この実施例では、多数決の
対象となる入力信号を入力する複数組みの汎用入力ピン
と、該汎用入力ピンの入力信号を比較回路の比較結果に
より選択出力する選択回路と、該選択回路からの出力を
前記汎用入力ピンからの入力信号の多数決信号として出
力するための汎用出力ピンと、前記比較回路の比較結果
により前記入力信号の故障の程度を判別するエラー判別
回路と、該エラー判別回路の結果を出力する単一故障信
号出力ピン及び二重故障信号出力ピンとを備えたことを
特徴とする多数決用半導体集積回路を説明した。
【0140】また、この実施例は多数決用半導体集積回
路において、入力信号に対して特別な意味を持つ制御信
号を入力する制御入力ピンと、該制御入力ピンからの入
力によりエラー判別回路の故障信号を抑止する信号を生
成するウィンドウ回路とを備えたことを特徴とする。
【0141】また、この実施例は多数決用半導体集積回
路において、前記比較回路からの比較結果をマスクし前
記選択回路に選択情報を出力するマスク回路と、該マス
ク回路によるマスク情報を設定するための設定信号入力
ピンとを備えたことを特徴とする。
【0142】また、この実施例は多数決用半導体集積回
路において、前記比較回路からの比較結果を外部に出力
するための比較結果出力ピンと、別に設けられた同様の
半導体集積回路からの比較結果を入力するための比較結
果入力ピンとを備え、前記比較手段では前記両方の比較
結果に基づき前記汎用入力ピンからの入力信号を選択す
る。
【0143】以上のように、この実施例は、多数決回路
において、選択回路の前段に外部から設定が可能なマス
ク回路を設け、前記プロセッシングユニットの出力信号
の選択に使用する比較回路の比較結果信号を修飾するこ
とを特徴とする。
【0144】また、この実施例は、多数決回路において
マスク回路は、プロセッシングユニットの接続及び切り
離しを制御する接続フラグと、プロセッシングユニット
の二重故障あるいは比較手段の故障が発生した時に優先
的に選択するプロセッサユニットを示すマスタフラグと
含むことを特徴とする。
【0145】また、この実施例は、多数決用の半導体集
積回路において、比較結果出力ピンと比較結果入力ピン
からの信号を記憶する記憶回路と、該記憶回路に特定の
内容が書込まれたことにより外部に対し割り込み信号を
出力する割り込み信号出力ピンと、前記記憶回路に書込
まれた内容を外部に出力するステータス出力ピンを備え
たことを特徴とする。
【0146】この実施例では前述した実施例で述べたよ
うな信頼性を向上した多数決回路を、1チップの多数決
用LSIにし、汎用の入出力ピン、制御ピンを設けるこ
とにより、接続するプロセッシングユニットを多くの種
類の中から自由に選択できる。あるいは使用目的により
使用するピンを自由に選択できる。さらにこの多数決用
LSIを2個使用することで、簡単にしかも安価に二重
化システムを構築することができる。
【0147】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、プロセ
ッシングユニットの二重故障の際に後段の回路に誤った
信号を供給することを防止できる。また、プロセッシン
グユニットの出力バスの動作に合わせて不一致の検出を
行うので不一致の誤検出を防止することができる。ま
た、ドライバ回路あるいはレシーバ回路あるいは機能回
路を含めたシステムの信頼性が向上する。また、二重化
した(制御回路の中の)多数決回路の故障検出能力が向
上する。また、故障発生時の故障箇所を特定でき、少な
い回路で多数決回路の出力の正当性を検出でき、故障系
の切り離しが容易にでき、3つのプロセッシングユニッ
トの出力が全て異なった場合でも可能な限り動作を継続
できる。また、さらに以上の機能を持った汎用的な多数
決用半導体集積回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る多数決回路の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る比較回路41の構成
を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るエラー判別回路8の
構成を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る選択回路6の構成を
示す図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る多数決回路2の動作
を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る選択回路6の構成を
示す図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る多数決回路2の動作
を示す図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る多数決回路の全体構
成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3実施例に係るエラー判別回路8a
の構成を示す図である。
【図10】本発明の第3実施例に係るウィンドウ回路1
1の構成を示す図である。
【図11】本発明の第3実施例に係る多数決回路2の動
作タイミングを示す図である。
【図12】本発明の第3実施例に係る多数決回路2の動
作を示す図である。
【図13】本発明の第4実施例に係る二重化制御ユニッ
トを示すブロック図である。
【図14】本発明の第4実施例に係る多数決回路2−1
の全体構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第4実施例に係る選択回路6Aの構
成を示す図である。
【図16】本発明の第4実施例に係る多数決回路2−1
の動作を示す図である。
【図17】本発明の第5実施例に係る多数決回路の全体
構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第5実施例に係るステータスレジス
タ19の構成を示す図である。
【図19】本発明の第5実施例に係る多数決回路2−1
の動作を示す図である。
【図20】本発明の第6実施例に係る多数決回路の全体
構成を示すブロック図である。
【図21】本発明の第6実施例に係るマスク回路54の
構成を示す図である。
【図22】本発明の第7実施例に係る多数決回路の信頼
性向上を示す図である。
【図23】本発明の第8実施例に係る制御ユニット内に
設けた多数決回路を示す図である。
【図24】本発明の第9実施例に係る制御ユニット内の
機能回路の三重化を示す図である。
【図25】本発明の第10実施例に係る多数決用LSI
の全体構成を示すブロック図である。
【図26】本発明の第10実施例に係る多数決用LSI
の応用例を示す図である。
【図27】従来の多数決回路の高信頼化例を示す図であ
る。
【図28】従来の多数決回路2の構成を示す図である。
【図29】従来の多数決回路の動作を示す図である。
【図30】従来の多数決回路LSIの応用例を示す図で
ある。
【図31】従来の多数決回路の二重化例を示す図であ
る。
【図32】従来の多数決回路の故障回避例を示す図であ
る。
【図33】従来の多数決回路の故障回避手段を示す図で
ある。
【図34】従来の多数決回路の故障検出手段を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 プロセッシングユニット 2 多数決回路 6 選択回路 7 多数決信号 8 エラー判別回路 9 単一故障信号 10 二重故障信号 11 ウィンドウ回路 18 制御ユニット 19 ステータスレジスタ 21 比較結果信号 22 比較結果信号 23 パリティ生成回路 25 パリティ検査回路 30 多数決用LSI 34 CPU#Aからのストローブ信号 35 CPU#Bからのストローブ信号 36 CPU#Cからのストローブ信号 37 割り込み信号 38 ステータス読み出し信号 54 マスク回路 55 マスク回路設定信号 68 レベル設定回路 70 接続フラグ 90 マスタフラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 次彦 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 情報電子研究所内 (72)発明者 畑下 豊仁 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 情報電子研究所内 (72)発明者 阿部 薫 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 情報電子研究所内 (56)参考文献 特開 昭52−131438(JP,A) 特開 平3−192425(JP,A) 特開 平2−210545(JP,A) 特開 昭62−150439(JP,A) 特開 平2−156301(JP,A) 特開 昭60−142431(JP,A) 特開 平3−276339(JP,A) 特公 昭56−6023(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/16 - 11/20 G06F 12/16 G06F 15/16 - 15/177 G05B 9/03 H03K 19/23

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X個(X≧3)の系からそれぞれ出力さ
    れるnビット(n≧1)の信号を入力信号として入力
    し、異なるY個(X>Y≧2)の系を組み合せ、各組み
    合せでそれぞれ入力信号を比較する比較手段と、 上記比較手段の比較結果に基づいて、上記X個の系の信
    号の中から1個の系の入力信号を選択してnビットの多
    数決信号として出力する選択手段とを備え、 上記比較手段と選択手段の間に、特定の系を優先的に選
    択するマスク手段を備え、 上記マスク手段は、X個の系の信号が全て異なる場合
    に、選択手段が選択すべき上記1個の系を示すマスタフ
    ラグと、X個の系のどの系を多数決の対象とするかを示
    す接続フラグとを記憶し、マスタフラグと接続フラグと
    の内容を用いて上記選択手段に対して選択する系を指示
    することを特徴とする多数決回路。
  2. 【請求項2】 以下の要素を有する制御ユニット (a)X個(X≧3)の系からの出力信号をそれぞれ入
    力するX個のレシーバ回路、 (b)上記X個のレシーバ回路からの出力信号を入力信
    号として入力し、多数決信号を出力する上記請求項1記
    載の多数決回路。
  3. 【請求項3】 以下の要素を有する制御ユニット (a)X個(X≧3)の系からの出力信号をそれぞれ入
    力して、制御ユニットが期待されている機能を実行する
    X個の機能回路、 (b)上記X個の機能回路からの出力信号を入力信号と
    して入力し、多数決信号を出力する上記請求項1記載の
    多数決回路。
  4. 【請求項4】 上記請求項1記載の多数決回路を半導体
    基板上に集積したことを特徴とする多数決用半導体集積
    回路。
  5. 【請求項5】 上記請求項4記載の多数決用半導体集積
    回路を複数用いて、多数決回路を多重化したことを特徴
    とする制御ユニット。
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