JPH0394239A - レンズ駆動機構 - Google Patents
レンズ駆動機構Info
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- JPH0394239A JPH0394239A JP23223089A JP23223089A JPH0394239A JP H0394239 A JPH0394239 A JP H0394239A JP 23223089 A JP23223089 A JP 23223089A JP 23223089 A JP23223089 A JP 23223089A JP H0394239 A JPH0394239 A JP H0394239A
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- Japan
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- lens
- spring
- driving member
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- cam
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- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract 1
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Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明はレンズ駆動機構に関し,特に焦点調節用レンズ
群と連結されるとともに初期位置に向けて常時付勢され
たレンズ駆動部材をステノプモータを駆動源として所望
の合焦位置まで移動させて係合し.撮影終了後には上記
係合を解除してレンズ駆動部材に与えられた付勢力によ
って初期復帰をなす様にしたレンズ駆動機構の改良に関
する.
群と連結されるとともに初期位置に向けて常時付勢され
たレンズ駆動部材をステノプモータを駆動源として所望
の合焦位置まで移動させて係合し.撮影終了後には上記
係合を解除してレンズ駆動部材に与えられた付勢力によ
って初期復帰をなす様にしたレンズ駆動機構の改良に関
する.
焦点調節用レンズ群と連結されるとともに初期位置に向
けて常時付勢されたレンズ駆動部材をステンプモータを
駆動源として所望の合焦位置まで移動させて係合し,撮
影終了後には上記係合を解除してレンズ駆動部材に与え
られた付勢力によって初期復帰をなす様にしたレンズ駆
動機構が従来より知られており,特に単一のステップモ
ータをレンズ駆動及びシャノタ駆動の双方に兼用する様
な形式の機構において.核種機構が多く採用されている
。 第4図は従来の核種機構を原理的に示す概略図である. 先ず,lは左右に走行可能な主駆動部材であり,主駆動
部材に形威されたラソクlaにはステソブモータの出力
ピニオン2が噛合しており,出力ピニオン2が左旋する
時に主駆動部材1は左方に前進し.出力ピニオン2が右
旋する時に主駆動部材1は右方に向かって初期復帰する
。 又,3は摺動面4上に左右に走行可能に支持されたレン
ズ駆動部材であり,レンズ駆動部材3は初期復帰用スプ
リング5によって初期方向(右方向)に向けて常時付勢
されており,ストソパ6に当接した位置で停止している
.レンズ駆動部材3には傾斜カム面3aが形威されてお
り,図面上上下方向に可動な焦点調節用レンズ群7を収
めたレンズ鏡胴7aの側面に突出して形威されたカムフ
ォロア7bはレンズ押え用スプリング8から下方に向け
て与えられた付勢力によって上記カム面3aに圧接され
ている。 図示する初期状態から出力ピニオン2を左旋させて主駆
動部材1を左方に前進させると.主駆動部材1に形成さ
れた係合突片1bはレンズ駆動部材3に形威された係を
アーム3bを係合しながらレンズ駆動部材3をスプリン
グ5の付勢力に抗して左方に前進させる。 又.軸9に枢支されたラチェノトレバ−10は主駆動部
材二の前進に伴って主駆動部材1に形成されたカム面1
cから開放されて,スプリング1lよって右旋し.クリ
ノク10aがレンズ駆動部材3に形威されたラチェノト
ギア3Cの走行径路上に侵入する。 上述の様にしてレンズ駆動部材3を左方に前進させると
.レンズ鏡胴7aは,カムフォロア7 1)がレンズ駆
動部材3に形或されたカム面3aに従動しながら,上方
に繰り出され,焦点調節動作がなされる。 レンズ駆動部材3を所望の合焦位置まで前進させると出
力ピニオン2が右旋方向に反転して主駆動部材1は右方
に復帰走行をし,その復帰過程において図外のシャッタ
機構をレリーズするが,レンズ駆動部材3はラチェソト
ギア3cがラチェフトレバー10に係合されて合焦位置
に留まる.撮影終了後に主駆動部材が初期位置まで復帰
するとラチェフトレバ−lOは主駆動部材lに形威され
たカム面1cに乗り上げて,ラチェノトギア3cを開放
する。従って.レンズ駆動部材3は初期復帰用スプリン
グ5の付勢力によって初期位置に復帰する。 又X l2はレンズ駆動部材3の初期位置検出用のスプ
リングスイッチであり.レンズ駆動部材3が初期位置に
ある時はブレークするが.レンズ駆動部材3が初期位置
から前進するとスプリングスイノチ18自身の弾性によ
りメータする.
けて常時付勢されたレンズ駆動部材をステンプモータを
駆動源として所望の合焦位置まで移動させて係合し,撮
影終了後には上記係合を解除してレンズ駆動部材に与え
られた付勢力によって初期復帰をなす様にしたレンズ駆
動機構が従来より知られており,特に単一のステップモ
ータをレンズ駆動及びシャノタ駆動の双方に兼用する様
な形式の機構において.核種機構が多く採用されている
。 第4図は従来の核種機構を原理的に示す概略図である. 先ず,lは左右に走行可能な主駆動部材であり,主駆動
部材に形威されたラソクlaにはステソブモータの出力
ピニオン2が噛合しており,出力ピニオン2が左旋する
時に主駆動部材1は左方に前進し.出力ピニオン2が右
旋する時に主駆動部材1は右方に向かって初期復帰する
。 又,3は摺動面4上に左右に走行可能に支持されたレン
ズ駆動部材であり,レンズ駆動部材3は初期復帰用スプ
リング5によって初期方向(右方向)に向けて常時付勢
されており,ストソパ6に当接した位置で停止している
.レンズ駆動部材3には傾斜カム面3aが形威されてお
り,図面上上下方向に可動な焦点調節用レンズ群7を収
めたレンズ鏡胴7aの側面に突出して形威されたカムフ
ォロア7bはレンズ押え用スプリング8から下方に向け
て与えられた付勢力によって上記カム面3aに圧接され
ている。 図示する初期状態から出力ピニオン2を左旋させて主駆
動部材1を左方に前進させると.主駆動部材1に形成さ
れた係合突片1bはレンズ駆動部材3に形威された係を
アーム3bを係合しながらレンズ駆動部材3をスプリン
グ5の付勢力に抗して左方に前進させる。 又.軸9に枢支されたラチェノトレバ−10は主駆動部
材二の前進に伴って主駆動部材1に形成されたカム面1
cから開放されて,スプリング1lよって右旋し.クリ
ノク10aがレンズ駆動部材3に形威されたラチェノト
ギア3Cの走行径路上に侵入する。 上述の様にしてレンズ駆動部材3を左方に前進させると
.レンズ鏡胴7aは,カムフォロア7 1)がレンズ駆
動部材3に形或されたカム面3aに従動しながら,上方
に繰り出され,焦点調節動作がなされる。 レンズ駆動部材3を所望の合焦位置まで前進させると出
力ピニオン2が右旋方向に反転して主駆動部材1は右方
に復帰走行をし,その復帰過程において図外のシャッタ
機構をレリーズするが,レンズ駆動部材3はラチェソト
ギア3cがラチェフトレバー10に係合されて合焦位置
に留まる.撮影終了後に主駆動部材が初期位置まで復帰
するとラチェフトレバ−lOは主駆動部材lに形威され
たカム面1cに乗り上げて,ラチェノトギア3cを開放
する。従って.レンズ駆動部材3は初期復帰用スプリン
グ5の付勢力によって初期位置に復帰する。 又X l2はレンズ駆動部材3の初期位置検出用のスプ
リングスイッチであり.レンズ駆動部材3が初期位置に
ある時はブレークするが.レンズ駆動部材3が初期位置
から前進するとスプリングスイノチ18自身の弾性によ
りメータする.
さて.核種のレンズ駆動機構において,レンズ7の光軸
を安定化させるためには.レンズ押え用スプリング8に
十分な力量を持たせることが要求され2スプリング8の
付勢力はカムフォ口ア7bカム面3a−レンズ駆動部材
3を介して最終的には摺動面4で支承される。従って,
摺動面4とレンズ駆動部材3との摺動箇所にはスプリン
グ8に起因する摩擦抵抗が発生することになり,初期復
帰用スプリング5は上記摩擦抵抗に抗してレンズ駆動部
材3を初期復帰させなければならない。 ところで,初期復帰用スプリング5はレンズ駆動部材3
が初期位置に近づくと撓み量が減少するので力量は低下
し.レンズ駆動部材3が前進限に近づくと撓み量が増大
するので力量は上昇する。 そして.初期復帰用スプリング5は力量が最も低下する
初期位置付近においても上記の摩擦力に抗してレンズ駆
動部材3を初期復帰させることが可能な力量を確保しな
ければならないので,レンズ駆動部材3の前進限付近に
おける初期復帰用スプリング5の力量は極めて大きくな
り.ステップモー夕はスプリング5の付勢力に抗してレ
ンズ駆動部材3を前進させる必要上,ステップモータに
要求される力量も増大するという問題が生じる。 特に.レンズ駆動部材3の初朋位置検出用にスグリング
スイッチl2を設けた場合には.このスプリングスイッ
チ12の弾性も初期復帰用スプリング5に対して負荷と
して作用するので.初期復帰用スプリング5はスプリン
グスイッチ12に対しても抗し得る力量を重畳的に確保
しなければならないので,ステップモータに加わる負荷
も重畳的に大きくなってしまう。
を安定化させるためには.レンズ押え用スプリング8に
十分な力量を持たせることが要求され2スプリング8の
付勢力はカムフォ口ア7bカム面3a−レンズ駆動部材
3を介して最終的には摺動面4で支承される。従って,
摺動面4とレンズ駆動部材3との摺動箇所にはスプリン
グ8に起因する摩擦抵抗が発生することになり,初期復
帰用スプリング5は上記摩擦抵抗に抗してレンズ駆動部
材3を初期復帰させなければならない。 ところで,初期復帰用スプリング5はレンズ駆動部材3
が初期位置に近づくと撓み量が減少するので力量は低下
し.レンズ駆動部材3が前進限に近づくと撓み量が増大
するので力量は上昇する。 そして.初期復帰用スプリング5は力量が最も低下する
初期位置付近においても上記の摩擦力に抗してレンズ駆
動部材3を初期復帰させることが可能な力量を確保しな
ければならないので,レンズ駆動部材3の前進限付近に
おける初期復帰用スプリング5の力量は極めて大きくな
り.ステップモー夕はスプリング5の付勢力に抗してレ
ンズ駆動部材3を前進させる必要上,ステップモータに
要求される力量も増大するという問題が生じる。 特に.レンズ駆動部材3の初朋位置検出用にスグリング
スイッチl2を設けた場合には.このスプリングスイッ
チ12の弾性も初期復帰用スプリング5に対して負荷と
して作用するので.初期復帰用スプリング5はスプリン
グスイッチ12に対しても抗し得る力量を重畳的に確保
しなければならないので,ステップモータに加わる負荷
も重畳的に大きくなってしまう。
本発明はこの様な問題点に鑑みてなされたものであり,
初期復帰用スプリング5の力量が減少する初期位置付近
において.スプリング5に加わる負荷を減少せしめるこ
とによりスプリング5の力量の低減を可能とし,以てス
テップモータの力量の低減を可能とすることを目的とす
る。 要約すれば本発明のレンズ駆動機構は.正逆回転可能な
ステップモータと.該ステソプモー夕にギア連結され前
進方向及び復帰方向に走行可能な主駆動部材と.核主駆
動部材の前進方向の走行時に該主駆動部材に従動して前
進方向に走行するとともに復帰方向にスプリングによっ
て付勢されたレンズ駆動部材と.該レンズ駆動部材とカ
ム連結されて繰出し位置が決定される焦点調節用レンズ
群と.該焦点調節用レンズ群を前記レンズ駆動部材に向
けて圧接するレンズ押えスプリングと.前記主駆動部材
か前進方向から復帰方向に反転した時点で前記レンズ駆
動部材を係合する係合部材とを有し,露光動作終了後に
前記係合部材を解除して前記レンズ駆動部材を復帰方向
に自走させる様にしたレンズ駆動機構を前提とするもの
であり.前記レンズ駆動部材が有効焦点調節領域から自
身の初期位置側に後退した走行領域で前記焦点調節用レ
ンズ群を支承して該焦点調節用レンズ群と前記レンズ駆
動部材とのカム連結を遮断する支持部材を設けることに
より.初期復帰用スプリングの力量が最も少ない領域に
おいてレンズ駆動部材とこのレンズ駆動部材を支承する
摺動面との間に発生するI1!擦抵抗を低減し,初期復
帰用のスプリングの力量を低減しても初期復帰動作がで
きる様になしたものである。
初期復帰用スプリング5の力量が減少する初期位置付近
において.スプリング5に加わる負荷を減少せしめるこ
とによりスプリング5の力量の低減を可能とし,以てス
テップモータの力量の低減を可能とすることを目的とす
る。 要約すれば本発明のレンズ駆動機構は.正逆回転可能な
ステップモータと.該ステソプモー夕にギア連結され前
進方向及び復帰方向に走行可能な主駆動部材と.核主駆
動部材の前進方向の走行時に該主駆動部材に従動して前
進方向に走行するとともに復帰方向にスプリングによっ
て付勢されたレンズ駆動部材と.該レンズ駆動部材とカ
ム連結されて繰出し位置が決定される焦点調節用レンズ
群と.該焦点調節用レンズ群を前記レンズ駆動部材に向
けて圧接するレンズ押えスプリングと.前記主駆動部材
か前進方向から復帰方向に反転した時点で前記レンズ駆
動部材を係合する係合部材とを有し,露光動作終了後に
前記係合部材を解除して前記レンズ駆動部材を復帰方向
に自走させる様にしたレンズ駆動機構を前提とするもの
であり.前記レンズ駆動部材が有効焦点調節領域から自
身の初期位置側に後退した走行領域で前記焦点調節用レ
ンズ群を支承して該焦点調節用レンズ群と前記レンズ駆
動部材とのカム連結を遮断する支持部材を設けることに
より.初期復帰用スプリングの力量が最も少ない領域に
おいてレンズ駆動部材とこのレンズ駆動部材を支承する
摺動面との間に発生するI1!擦抵抗を低減し,初期復
帰用のスプリングの力量を低減しても初期復帰動作がで
きる様になしたものである。
本発明においてもレンズ押え用スプリング8の付勢力は
.レンズ駆動部材3が有効焦点調節領域内にある時には
従来と同様にカムフォロア7b−カム面3a−レンズ駆
動部材3を介して最終的には摺動面4で支承される.し
かしながら.レンズ駆動部材3が有効焦点調節領域から
自身の初期位置側に後退した走行領域では焦点調節用レ
ンズ群7を収納したレンズ鏡胴7 aは支持部材に支持
されてレンズ鏡胴7aとレンズ駆動部材3とのカム連結
は店断されるので,レンズ押え用スプリング8の付勢力
はレンズ駆動部材3を支承する摺動面4には伝達されな
くなり.従って,支承面4とレンズ駆動部材3間の摩擦
力は極めて小さなものとなり,初期復帰用スプリング5
の力量やステップモー夕の力量を低減することが可能と
なる.
.レンズ駆動部材3が有効焦点調節領域内にある時には
従来と同様にカムフォロア7b−カム面3a−レンズ駆
動部材3を介して最終的には摺動面4で支承される.し
かしながら.レンズ駆動部材3が有効焦点調節領域から
自身の初期位置側に後退した走行領域では焦点調節用レ
ンズ群7を収納したレンズ鏡胴7 aは支持部材に支持
されてレンズ鏡胴7aとレンズ駆動部材3とのカム連結
は店断されるので,レンズ押え用スプリング8の付勢力
はレンズ駆動部材3を支承する摺動面4には伝達されな
くなり.従って,支承面4とレンズ駆動部材3間の摩擦
力は極めて小さなものとなり,初期復帰用スプリング5
の力量やステップモー夕の力量を低減することが可能と
なる.
以下図面を参照して本発明の1実施例を詳細に説明する
。 先ず,第l図を参照して本発明の基本原理を説明する. 尚.第1図中において第4図に示した例と同一の要素に
関しては第l図と同一の符号を付して,重複した説明は
省略する. 第1図は基本的な構戒においては第4図の従来例と共通
するが,第1図に示す原理的な例ではレンズ駆動部材3
とレンズ境胴7a間に支持部材13が設けられ,レンズ
駆動部材3が1i影レンズ7の有効焦点調節領域(例え
ば無限遠位置)から初期位置側に後退した時にはレンズ
鏡胴7aは支持部材i3に支承されてレンズ鏡胴7aに
形威されたカムフォロア3aはレンズ駆動部材3に形威
されたカム面3aから離反する。従って.レンズ押え用
スプリング8の付勢力はレンズ鏡胴7aを介して支持部
材13で支承され,摺動面4には伝達されなくなり.レ
ンズ駆動部材3と摺動面4との間の摩擦力は低下する。 従って.初期復帰用スプリング5の付勢力が最も少ない
領域においてはレンズ駆動スプリング5に加わる負荷も
大幅に低減されることになるので,初期復帰用スプリン
グ5の力量を低減しても初期復帰動作を行うことが可能
となり.ステップモータに対して要求される力量も低減
される。 以下図面を参照して本発明の1実施例を詳細に説明する
。 第2図は本発明の1実施例を示す分解斜視図であり,第
3図は本発明の1実施例を示す斜視図である。 図面において,20はベースプレートであり.ベースプ
レート20の中央部には露光用のアバーチュア20aが
形威されるとともに,アパーチュア20aの外周には円
形の内周ガイド20bと外周ガイド20eが形威されて
おり,ベースプレート20の裏面に配設されたステップ
モータ21(ステンプモータ21のステータは省略。)
の回転軸21aはベースプレート20を貫通して出力ビ
ニオン2lbが取付られている. 次に.22は第2図の主駆動部材lに相当する主駆動リ
ング,23は第2図のレンズ駆動部材3に相当するレン
ズ駆動リングであり,主駆動リング22は外周ガイド2
0cの内周面に沿って摺動可能に支持され,又.レンズ
駆動リング23は主駆動リング22の内周面と内周ガイ
ド20bの外周面に沿って摺動可能に支持される.即ち
,内周ガイド20bと外周ガイド20cに挟まれた平板
状の摺動面20dが第2図の摺動面4に相当し,主駆動
リング22とレンズ駆動リング23は摺動面20dに支
承される。 主駆動リング22の外縁部に形成されたランク22aは
出力ピニオン2lbと噛合しており.主駆動リング22
は出力ビニオン2lbの回転が伝達されて旋回する.尚
,本実施例では出力ビニオン2lbが直接的にラソク2
2aと噛合する様にした例を示しているが,ギアトレイ
ンを介在せしめても良い。 一方.レンズ駆動リング23の外縁部にはバネ掛けアー
ム23aが突出して形威されており,初期復帰用スプリ
ング(第1図の初期復帰用スプリング5に相当する。)
24によって右旋習性を与えられているが.図外のスト
ツバ部材によって第2図及び第3図に示す初期位置で係
止されている.主駆動レバー22の外縁部にはレンズ駆
動リング23を係合するための係合突片22bが形威さ
れており,レンズ駆動リング23の外縁部には係合突片
22bの左旋径路上に係合アーム23bが形威されてい
る。しかして,主駆動リング22が初期位置から左旋す
る過程において係合突片22bが係合アーム23bを係
合するとレンズ駆動リング23は主駆動リング22に従
動して左旋する様になされている。 次に,25は図外の焦点調節用レンズ群を収納したレン
ズ境胴であり,レンズ鏡胴25の外周部に120度間隔
で植設されたカムフォロア25a(第1図のカムフォロ
ア7bに相当する。)はレンズ駆動リング23の被写体
側端面に各カムフオロア25aに対応して形威された同
一傾斜のカム面23C(第1図の傾斜カム3aに相当す
る.)に当接している.そして,レンズ鏡M425の被
写体側に形或されたフランジ25bはレンズ押え用スプ
リング26 (第1図のスプリング8に相当する。)に
よってレンズ駆動リング23側に押圧されている。従っ
て.レンズ駆動リング23が初期位置から左旋させると
,レンズ鏡胴25はカムフォロア25aがカム面23c
に従動しながら被写体方向に繰り出されて.焦点調節が
なされる。 レンズ駆動リング23の外周部には焦点調節ステノプ数
に対応した数のラチェソトギア23dが形威されており
.ラチェットギア23dの左旋径路の外縁部にはラチヱ
ットギア23dを係合するためのラチェットレバー27
がベースプレート20上の軸20eに揺動自在に支持さ
れている。このラチェソトレバ−27はスプリング2日
・から左旋習性を与えられているが,初期状態では主駆
動リング22に形戒された係合突片22bの外側部によ
ってラチェットレバー27の左旋は規制されている。 次に.29はベースプレート20上の軸30に枢支され
た開閉レバーであり,開閉レバー29は図示の状態から
右旋することにより図外のシャ,夕羽根を開口させる様
に図外のシャソタ羽根と関連付けられている。この開閉
レバー30はスプリング3lによって右旋習性を与えら
れているが.初期状態では主駆動リング22に形戒され
たホールド突片22cに当接して右旋を規制されている
.又.32は主駆動リング22の左旋後も開閉レバー2
9を閉鎖位置で係止する係止レバーであり係止レバー3
2はベースプレート20上の軸33に枢支されている.
係止レバー32はスプリング34によって右旋習性を与
えられるとともに.係止レバー32に形威された切欠部
32aが開閉レバー29に植設された角ダボ29aを係
合して,開閉レバー29の右旋を規制する。 係止レバー32上の軸32aには係止レバー32による
開閉レバー29の係止を解除するためのカムレパー35
が枢支されており,カムレパー35の作動アーム35a
は係止レバー32上のダボ32bと当接している。又,
係止レバー32の他端にはトリガアーム32bが形成さ
れており.トリガアーム32bは主駆動リング22に形
威された台形カム22dの左旋径路上に侵入している.
従って,主駆動リング22の左旋に伴って台形カム22
dの左側斜面がトリガアーム35bに当接する時にはカ
ムレパー35のみが右旋するが,主駆動リング22の右
旋に伴って台形カム22dの右側斜面がトリガアーム3
5bに当接する時にはカムレパー35は係正レバー32
を左旋させて,係止レバー32による開閉レバー29の
係止を解除させる. 又.36はレンズ駆動リング23の初期位置検出用スプ
リングスイッチ(第1図のスプリングスイノチl2に相
当する.)であってスプリングスインチ36は図外のダ
ボの周囲に捲着されている.スプリングスイッチ36の
自由端は導電子37に係合され.スプリングスイッチ3
7の自由端は主駆動リング23に設けられた絶縁性のダ
ボ23eに係合されている.そしてレンズ駆動リング2
3の左旋に伴ってダボ23が左旋すると.スプリングス
イッチ36の自由端が導電子38に当接して導電子37
と導電子38間が導通する様になされテイる。尚,この
状態をスプリングスインチ36がオンと定義する. 次に,38は本実施例の特徴となるストンバリングであ
り.ストフパリング38は第1図における支持部材13
に相当するものである。ストッパリング38はレンズ鏡
胴25の外形よりも大きく且つ.フランジ25bの外形
よりも小さい孔部38aを有しており,レンズ鏡胴25
は孔部38a内を前後に移動する。 そして,本実施例における特徴点としてレンズ鏡v42
5が無限遠位置よりも後退した時点でフランジ25bが
ストッパリング38の前面に当接してレンズ鏡W425
の後退が規制される様になされている. 次に.上記事項を参照して本実施例の動作を説明する。 先ず,初期状態においてはスプリングスイッチ38の自
由端はダボ23eに係合されているので,導電子37と
導電子38間は遮断されており.スプリングスイッチ3
8はオフである. 又,初期状態ではレンズ押え用スプリング26からの付
勢力がレンズ鏡胴25のフランジ25bに加えられてい
るが,フランジ25bはストツバリング38に支承され
ており.レンズ鏡胴25に植設されたカムフォロア25
bはレンズ駆動リング23に形威されたカム面23Cか
ら離反している. この初期状態からステップモータ21に正転パルスを加
えて出力ビニオン2lbを右旋させるとラソク22aを
介して主駆動リング22は左旋する。 この主駆動リング22の左旋過程で開閉レバー29は主
駆動リング22に形威されたホールド突片22cから開
放されるが,開閉レバー29に植設された角ダボ29a
が係止レバー32の切欠部32aに係止されて.閉鎖状
態を維持する.又.主駆動リング22の左旋過程で主駆
動リング22に形威された台形カム22dがカムレパー
35のトリガアーム35bの位置を通過するが,カムレ
パー35が右旋するのみで係止レバー32は開閉レバー
29の係止状態を維持する。 更に,主駆動リング22の左旋過程で主駆動リング22
に形威された係合突片22bはレンズ駆動リング23の
係合アーム23bを係合し,初期復帰用スプリング24
に抗してレンズ駆動リング23を左旋させる. レンズ′tA動リング23の左旋に伴って,レンズ駆動
リング23に形威されたカム面23cも移動し,レンズ
wivA25はカムフオロア25aがカム面23Gに当
接しながら.レンズ押え用スプリング26に抗して繰り
出される。 又,レンズ駆動リング23の左旋に伴ってダボ23eが
左旋するとスプリングスイノチ36の自由端は導電子3
8に当接し,スイッチスイノチ36はオンし.このスプ
リングスイッチ36の作動タイξングを起点としてレン
ズ駆動リング23の旋回量が制御される. そして,レンズ駆動リング23が所望の合焦位置まで旋
回するとステップモータ2lは反転し,主駆動リング2
3も反転して右旋を開始する.しかしながら,この時点
ではラチェットレバー27は主駆動リング22の係合突
片22bから開放されているので,ラチェットレバー2
7はスプリング28によって左旋しており.レンズ駆動
リング23に形威されたラチェントギア23dはラチェ
ノl・レバー27に係合されて合焦位置に留まる。 さて,主駆動リング22が更に右旋して初期位置に復帰
する過程において台形カム22dがカムレパー35のト
リガアーム35bの箇所を通過する時に,トリガアーム
35bが台形カム22dの右側斜面に乗り上げると,カ
ムレハー35の作動アーム35aがボス32bを係合し
ながら係止レバー32を左旋せしめ,切欠部32aによ
る角ダボ29aの係止を解除する。 従って,開閉レバー29はスプリング31の付勢力によ
って右旋して,図外のシャノタ羽根を開口方向に走行さ
せる。又.引き続く主駆動リング22の右旋過程におい
てトリガアーム35bが台形カム22dの左側斜面を下
ると係止レバー32はスプリング34によって右旋する
ので,開閉レバー29の角ダボ29aは係止レバー32
の切欠部32aに係止され,開閉レバー29は閉鎖位置
に向けて左旋して,図外のシャッタ羽根を閉鎖させる。 さて2主駆動リング22は更に初期位置に向けて右旋を
継続し,主駆動リング22に形或された係合突片22b
がラチェソトレバ−27の先端位置まで到達すると係合
突片22bはラチェ,トレバー27を押し上げるので,
ラチヱントギア23dはラチェットl/バー27から開
放される。 従って,レンズ駆動リング23は初期復帰用スプリング
24の゛付勢力によって初期位置に向けて右旋する。 そして,レンズ鏡胴25はフランジ25bがレンズ押え
用スプリング26によって押されているので,レンズ駆
動リング23が右旋するとカムフォロア25aがレンズ
駆動リング23のカム面23cに追従しながら後退する
.尚.この様にしてレンズ駆動リング23が後退を開始
した時にはレンズ押え用スプリングと26が発生する力
はフランジ2sb−カムフォロア25a一カム面23c
一レンズ駆動リング23を介してベースプレート20の
摺動面20dに支承されており,従って摺動面20dと
レンズ駆動リング23の摺動箇所には摩擦力が発生して
いるが,この時点では初期復帰用スプリング24は大き
く引き伸ばされており,十分な力量を持っているので.
上記の摩擦力に抗してレンズ駆動リング23を右旋させ
得る。 さて,上記の様にしてレンズ駆動リング23が右旋し.
レンズ駆動リング23が初期位置に近づくにつれて初期
復帰用スプリング24の伸びは減るので,スプリング2
4の力量は低下してくる。 しかしながら.レンズ鏡胴25が無限遠位置よりも後退
するとレンズ鏡胴25に形威されたフフンジ25bがス
トソバリング38と当接し,カムフォロア25aはレン
ズ駆動リング23のカム面23cから離反する.従って
,この時点からレンズ押え用スプリング26の付勢力は
,ストツバリング38で支承され,レンズ駆動リング2
3には伝達されなくなるので.レンズ駆動リング23と
摺動面20d間の摩擦力は大幅に低減され,スプリング
24は力量が低下した領域であっても十分にレンズ駆動
リング23を初期位置に向けて復帰し得る。 そして,レンズ駆動リング23が初期位置に復帰した時
点でスプリングスイッチ36はオフし2レンズ駆動リン
グ23が初期位置に復帰したことが検出される. 尚,上記では主駆動リングの作動によってシャッタ羽根
を開閉させる様にした例を示したが,シャッタ羽根の開
閉を別の機構に依存する場合にも本発明は適用し得るも
のである。
。 先ず,第l図を参照して本発明の基本原理を説明する. 尚.第1図中において第4図に示した例と同一の要素に
関しては第l図と同一の符号を付して,重複した説明は
省略する. 第1図は基本的な構戒においては第4図の従来例と共通
するが,第1図に示す原理的な例ではレンズ駆動部材3
とレンズ境胴7a間に支持部材13が設けられ,レンズ
駆動部材3が1i影レンズ7の有効焦点調節領域(例え
ば無限遠位置)から初期位置側に後退した時にはレンズ
鏡胴7aは支持部材i3に支承されてレンズ鏡胴7aに
形威されたカムフォロア3aはレンズ駆動部材3に形威
されたカム面3aから離反する。従って.レンズ押え用
スプリング8の付勢力はレンズ鏡胴7aを介して支持部
材13で支承され,摺動面4には伝達されなくなり.レ
ンズ駆動部材3と摺動面4との間の摩擦力は低下する。 従って.初期復帰用スプリング5の付勢力が最も少ない
領域においてはレンズ駆動スプリング5に加わる負荷も
大幅に低減されることになるので,初期復帰用スプリン
グ5の力量を低減しても初期復帰動作を行うことが可能
となり.ステップモータに対して要求される力量も低減
される。 以下図面を参照して本発明の1実施例を詳細に説明する
。 第2図は本発明の1実施例を示す分解斜視図であり,第
3図は本発明の1実施例を示す斜視図である。 図面において,20はベースプレートであり.ベースプ
レート20の中央部には露光用のアバーチュア20aが
形威されるとともに,アパーチュア20aの外周には円
形の内周ガイド20bと外周ガイド20eが形威されて
おり,ベースプレート20の裏面に配設されたステップ
モータ21(ステンプモータ21のステータは省略。)
の回転軸21aはベースプレート20を貫通して出力ビ
ニオン2lbが取付られている. 次に.22は第2図の主駆動部材lに相当する主駆動リ
ング,23は第2図のレンズ駆動部材3に相当するレン
ズ駆動リングであり,主駆動リング22は外周ガイド2
0cの内周面に沿って摺動可能に支持され,又.レンズ
駆動リング23は主駆動リング22の内周面と内周ガイ
ド20bの外周面に沿って摺動可能に支持される.即ち
,内周ガイド20bと外周ガイド20cに挟まれた平板
状の摺動面20dが第2図の摺動面4に相当し,主駆動
リング22とレンズ駆動リング23は摺動面20dに支
承される。 主駆動リング22の外縁部に形成されたランク22aは
出力ピニオン2lbと噛合しており.主駆動リング22
は出力ビニオン2lbの回転が伝達されて旋回する.尚
,本実施例では出力ビニオン2lbが直接的にラソク2
2aと噛合する様にした例を示しているが,ギアトレイ
ンを介在せしめても良い。 一方.レンズ駆動リング23の外縁部にはバネ掛けアー
ム23aが突出して形威されており,初期復帰用スプリ
ング(第1図の初期復帰用スプリング5に相当する。)
24によって右旋習性を与えられているが.図外のスト
ツバ部材によって第2図及び第3図に示す初期位置で係
止されている.主駆動レバー22の外縁部にはレンズ駆
動リング23を係合するための係合突片22bが形威さ
れており,レンズ駆動リング23の外縁部には係合突片
22bの左旋径路上に係合アーム23bが形威されてい
る。しかして,主駆動リング22が初期位置から左旋す
る過程において係合突片22bが係合アーム23bを係
合するとレンズ駆動リング23は主駆動リング22に従
動して左旋する様になされている。 次に,25は図外の焦点調節用レンズ群を収納したレン
ズ境胴であり,レンズ鏡胴25の外周部に120度間隔
で植設されたカムフォロア25a(第1図のカムフォロ
ア7bに相当する。)はレンズ駆動リング23の被写体
側端面に各カムフオロア25aに対応して形威された同
一傾斜のカム面23C(第1図の傾斜カム3aに相当す
る.)に当接している.そして,レンズ鏡M425の被
写体側に形或されたフランジ25bはレンズ押え用スプ
リング26 (第1図のスプリング8に相当する。)に
よってレンズ駆動リング23側に押圧されている。従っ
て.レンズ駆動リング23が初期位置から左旋させると
,レンズ鏡胴25はカムフォロア25aがカム面23c
に従動しながら被写体方向に繰り出されて.焦点調節が
なされる。 レンズ駆動リング23の外周部には焦点調節ステノプ数
に対応した数のラチェソトギア23dが形威されており
.ラチェットギア23dの左旋径路の外縁部にはラチヱ
ットギア23dを係合するためのラチェットレバー27
がベースプレート20上の軸20eに揺動自在に支持さ
れている。このラチェソトレバ−27はスプリング2日
・から左旋習性を与えられているが,初期状態では主駆
動リング22に形戒された係合突片22bの外側部によ
ってラチェットレバー27の左旋は規制されている。 次に.29はベースプレート20上の軸30に枢支され
た開閉レバーであり,開閉レバー29は図示の状態から
右旋することにより図外のシャ,夕羽根を開口させる様
に図外のシャソタ羽根と関連付けられている。この開閉
レバー30はスプリング3lによって右旋習性を与えら
れているが.初期状態では主駆動リング22に形戒され
たホールド突片22cに当接して右旋を規制されている
.又.32は主駆動リング22の左旋後も開閉レバー2
9を閉鎖位置で係止する係止レバーであり係止レバー3
2はベースプレート20上の軸33に枢支されている.
係止レバー32はスプリング34によって右旋習性を与
えられるとともに.係止レバー32に形威された切欠部
32aが開閉レバー29に植設された角ダボ29aを係
合して,開閉レバー29の右旋を規制する。 係止レバー32上の軸32aには係止レバー32による
開閉レバー29の係止を解除するためのカムレパー35
が枢支されており,カムレパー35の作動アーム35a
は係止レバー32上のダボ32bと当接している。又,
係止レバー32の他端にはトリガアーム32bが形成さ
れており.トリガアーム32bは主駆動リング22に形
威された台形カム22dの左旋径路上に侵入している.
従って,主駆動リング22の左旋に伴って台形カム22
dの左側斜面がトリガアーム35bに当接する時にはカ
ムレパー35のみが右旋するが,主駆動リング22の右
旋に伴って台形カム22dの右側斜面がトリガアーム3
5bに当接する時にはカムレパー35は係正レバー32
を左旋させて,係止レバー32による開閉レバー29の
係止を解除させる. 又.36はレンズ駆動リング23の初期位置検出用スプ
リングスイッチ(第1図のスプリングスイノチl2に相
当する.)であってスプリングスインチ36は図外のダ
ボの周囲に捲着されている.スプリングスイッチ36の
自由端は導電子37に係合され.スプリングスイッチ3
7の自由端は主駆動リング23に設けられた絶縁性のダ
ボ23eに係合されている.そしてレンズ駆動リング2
3の左旋に伴ってダボ23が左旋すると.スプリングス
イッチ36の自由端が導電子38に当接して導電子37
と導電子38間が導通する様になされテイる。尚,この
状態をスプリングスインチ36がオンと定義する. 次に,38は本実施例の特徴となるストンバリングであ
り.ストフパリング38は第1図における支持部材13
に相当するものである。ストッパリング38はレンズ鏡
胴25の外形よりも大きく且つ.フランジ25bの外形
よりも小さい孔部38aを有しており,レンズ鏡胴25
は孔部38a内を前後に移動する。 そして,本実施例における特徴点としてレンズ鏡v42
5が無限遠位置よりも後退した時点でフランジ25bが
ストッパリング38の前面に当接してレンズ鏡W425
の後退が規制される様になされている. 次に.上記事項を参照して本実施例の動作を説明する。 先ず,初期状態においてはスプリングスイッチ38の自
由端はダボ23eに係合されているので,導電子37と
導電子38間は遮断されており.スプリングスイッチ3
8はオフである. 又,初期状態ではレンズ押え用スプリング26からの付
勢力がレンズ鏡胴25のフランジ25bに加えられてい
るが,フランジ25bはストツバリング38に支承され
ており.レンズ鏡胴25に植設されたカムフォロア25
bはレンズ駆動リング23に形威されたカム面23Cか
ら離反している. この初期状態からステップモータ21に正転パルスを加
えて出力ビニオン2lbを右旋させるとラソク22aを
介して主駆動リング22は左旋する。 この主駆動リング22の左旋過程で開閉レバー29は主
駆動リング22に形威されたホールド突片22cから開
放されるが,開閉レバー29に植設された角ダボ29a
が係止レバー32の切欠部32aに係止されて.閉鎖状
態を維持する.又.主駆動リング22の左旋過程で主駆
動リング22に形威された台形カム22dがカムレパー
35のトリガアーム35bの位置を通過するが,カムレ
パー35が右旋するのみで係止レバー32は開閉レバー
29の係止状態を維持する。 更に,主駆動リング22の左旋過程で主駆動リング22
に形威された係合突片22bはレンズ駆動リング23の
係合アーム23bを係合し,初期復帰用スプリング24
に抗してレンズ駆動リング23を左旋させる. レンズ′tA動リング23の左旋に伴って,レンズ駆動
リング23に形威されたカム面23cも移動し,レンズ
wivA25はカムフオロア25aがカム面23Gに当
接しながら.レンズ押え用スプリング26に抗して繰り
出される。 又,レンズ駆動リング23の左旋に伴ってダボ23eが
左旋するとスプリングスイノチ36の自由端は導電子3
8に当接し,スイッチスイノチ36はオンし.このスプ
リングスイッチ36の作動タイξングを起点としてレン
ズ駆動リング23の旋回量が制御される. そして,レンズ駆動リング23が所望の合焦位置まで旋
回するとステップモータ2lは反転し,主駆動リング2
3も反転して右旋を開始する.しかしながら,この時点
ではラチェットレバー27は主駆動リング22の係合突
片22bから開放されているので,ラチェットレバー2
7はスプリング28によって左旋しており.レンズ駆動
リング23に形威されたラチェントギア23dはラチェ
ノl・レバー27に係合されて合焦位置に留まる。 さて,主駆動リング22が更に右旋して初期位置に復帰
する過程において台形カム22dがカムレパー35のト
リガアーム35bの箇所を通過する時に,トリガアーム
35bが台形カム22dの右側斜面に乗り上げると,カ
ムレハー35の作動アーム35aがボス32bを係合し
ながら係止レバー32を左旋せしめ,切欠部32aによ
る角ダボ29aの係止を解除する。 従って,開閉レバー29はスプリング31の付勢力によ
って右旋して,図外のシャノタ羽根を開口方向に走行さ
せる。又.引き続く主駆動リング22の右旋過程におい
てトリガアーム35bが台形カム22dの左側斜面を下
ると係止レバー32はスプリング34によって右旋する
ので,開閉レバー29の角ダボ29aは係止レバー32
の切欠部32aに係止され,開閉レバー29は閉鎖位置
に向けて左旋して,図外のシャッタ羽根を閉鎖させる。 さて2主駆動リング22は更に初期位置に向けて右旋を
継続し,主駆動リング22に形或された係合突片22b
がラチェソトレバ−27の先端位置まで到達すると係合
突片22bはラチェ,トレバー27を押し上げるので,
ラチヱントギア23dはラチェットl/バー27から開
放される。 従って,レンズ駆動リング23は初期復帰用スプリング
24の゛付勢力によって初期位置に向けて右旋する。 そして,レンズ鏡胴25はフランジ25bがレンズ押え
用スプリング26によって押されているので,レンズ駆
動リング23が右旋するとカムフォロア25aがレンズ
駆動リング23のカム面23cに追従しながら後退する
.尚.この様にしてレンズ駆動リング23が後退を開始
した時にはレンズ押え用スプリングと26が発生する力
はフランジ2sb−カムフォロア25a一カム面23c
一レンズ駆動リング23を介してベースプレート20の
摺動面20dに支承されており,従って摺動面20dと
レンズ駆動リング23の摺動箇所には摩擦力が発生して
いるが,この時点では初期復帰用スプリング24は大き
く引き伸ばされており,十分な力量を持っているので.
上記の摩擦力に抗してレンズ駆動リング23を右旋させ
得る。 さて,上記の様にしてレンズ駆動リング23が右旋し.
レンズ駆動リング23が初期位置に近づくにつれて初期
復帰用スプリング24の伸びは減るので,スプリング2
4の力量は低下してくる。 しかしながら.レンズ鏡胴25が無限遠位置よりも後退
するとレンズ鏡胴25に形威されたフフンジ25bがス
トソバリング38と当接し,カムフォロア25aはレン
ズ駆動リング23のカム面23cから離反する.従って
,この時点からレンズ押え用スプリング26の付勢力は
,ストツバリング38で支承され,レンズ駆動リング2
3には伝達されなくなるので.レンズ駆動リング23と
摺動面20d間の摩擦力は大幅に低減され,スプリング
24は力量が低下した領域であっても十分にレンズ駆動
リング23を初期位置に向けて復帰し得る。 そして,レンズ駆動リング23が初期位置に復帰した時
点でスプリングスイッチ36はオフし2レンズ駆動リン
グ23が初期位置に復帰したことが検出される. 尚,上記では主駆動リングの作動によってシャッタ羽根
を開閉させる様にした例を示したが,シャッタ羽根の開
閉を別の機構に依存する場合にも本発明は適用し得るも
のである。
以上説明した様に,本発明によれば初期復帰用スプリン
グの力量が最も少ない初期領域付近までレンズ駆動部材
が復帰した時点ではレンズ鏡胴を介して伝達されるレン
ズ押え用スプリングの押圧力は支持部材によって支承さ
れるので,レンズ駆動部材と摺動面との間の摩擦力は大
幅に低減されるので.初期復帰用スプリングの力量を低
減しても十分な初期復帰動作を行うことができる。 従って.初期復帰用スプリングからステップモータに加
わる負荷が相対的に最も大きくなるレンズ駆動部材の前
進限付近においても初期復帰用スプリングの力量の絶対
値は少ないものとなり,ステップモータに要求される力
量も低減される。
グの力量が最も少ない初期領域付近までレンズ駆動部材
が復帰した時点ではレンズ鏡胴を介して伝達されるレン
ズ押え用スプリングの押圧力は支持部材によって支承さ
れるので,レンズ駆動部材と摺動面との間の摩擦力は大
幅に低減されるので.初期復帰用スプリングの力量を低
減しても十分な初期復帰動作を行うことができる。 従って.初期復帰用スプリングからステップモータに加
わる負荷が相対的に最も大きくなるレンズ駆動部材の前
進限付近においても初期復帰用スプリングの力量の絶対
値は少ないものとなり,ステップモータに要求される力
量も低減される。
第l図は本発明のレンズ駆動機構を原理的に示す概略図
,第2図は本発明の1実施例に係るレンズ駆動機構の分
解斜視図,第3図は第2図に示すレンズ駆動機構の斜視
図.第4図は従来の該種レンズ駆動機構を原理的に示す
概略図。 1・・・主駆動部材 3・・・レンズ駆動部材3
a・・・カム面 3C・・・ラチェソトギア5
・・・初期復帰スプリング7a・・・レンズ鏡胴7b・
・・カムフォロア 8・・・レンズ押えスプリング 10・・・ラチェットレバー 13・・・支持部材 21・・・ステップモータ
22・・・主駆動リング 23・・・レンズ駆動リン
グ3c・・・カム面 23d・・・ラチェソトギ
ア4・・・初期復帰スプリング 5・・・レンズ鏡胴 25a・・・カムフォロア6
・・・レンズ押えスプリング 7・・・ラチェソトレバー 9・・・開閉レバー 32・・・係止レバー5・・
・カムレパー 38・・・ストノパリング第 1 図
,第2図は本発明の1実施例に係るレンズ駆動機構の分
解斜視図,第3図は第2図に示すレンズ駆動機構の斜視
図.第4図は従来の該種レンズ駆動機構を原理的に示す
概略図。 1・・・主駆動部材 3・・・レンズ駆動部材3
a・・・カム面 3C・・・ラチェソトギア5
・・・初期復帰スプリング7a・・・レンズ鏡胴7b・
・・カムフォロア 8・・・レンズ押えスプリング 10・・・ラチェットレバー 13・・・支持部材 21・・・ステップモータ
22・・・主駆動リング 23・・・レンズ駆動リン
グ3c・・・カム面 23d・・・ラチェソトギ
ア4・・・初期復帰スプリング 5・・・レンズ鏡胴 25a・・・カムフォロア6
・・・レンズ押えスプリング 7・・・ラチェソトレバー 9・・・開閉レバー 32・・・係止レバー5・・
・カムレパー 38・・・ストノパリング第 1 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 正逆回転可能なステップモータと、該ステップモータに
ギア連結され前進方向及び復帰方向に走行可能な主駆動
部材と、該主駆動部材の前進方向の走行時に該主駆動部
材に従動して前進方向に走行するとともに復帰方向にス
プリングによって付勢されたレンズ駆動部材と、該レン
ズ駆動部材とカム連結されて繰出し位置が決定される焦
点調節用レンズ群と、該焦点調節用レンズ群を前記レン
ズ駆動部材に向けて圧接するレンズ押えスプリングと、
前記主駆動部材が前進方向から復帰方向に反転した時点
で前記レンズ駆動部材を係合する係合部材とを有し、露
光動作終了後に前記係合部材を解除して前記レンズ駆動
部材を復帰方向に自走させる様にしたレンズ駆動機構に
おいて、 前記レンズ駆動部材が有効焦点調節領域から自身の初期
位置側に後退した走行領域で前記焦点調節用レンズ群を
支承して該焦点調節用レンズ群と前記レンズ駆動部材と
のカム連結を遮断する支持部材を設けたことを特徴とす
るレンズ駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23223089A JP2893408B2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | レンズ駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23223089A JP2893408B2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | レンズ駆動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0394239A true JPH0394239A (ja) | 1991-04-19 |
JP2893408B2 JP2893408B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=16936015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23223089A Expired - Lifetime JP2893408B2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | レンズ駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2893408B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107924106A (zh) * | 2015-04-20 | 2018-04-17 | 奥林巴斯株式会社 | 光调节装置及诊断处置设备 |
-
1989
- 1989-09-07 JP JP23223089A patent/JP2893408B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107924106A (zh) * | 2015-04-20 | 2018-04-17 | 奥林巴斯株式会社 | 光调节装置及诊断处置设备 |
CN107924106B (zh) * | 2015-04-20 | 2020-06-16 | 奥林巴斯株式会社 | 光调节装置及诊断设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2893408B2 (ja) | 1999-05-24 |
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