JP2001281735A - バリア開閉装置 - Google Patents
バリア開閉装置Info
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- JP2001281735A JP2001281735A JP2000099687A JP2000099687A JP2001281735A JP 2001281735 A JP2001281735 A JP 2001281735A JP 2000099687 A JP2000099687 A JP 2000099687A JP 2000099687 A JP2000099687 A JP 2000099687A JP 2001281735 A JP2001281735 A JP 2001281735A
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- barrier
- rotational force
- opening
- ring member
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/02—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Blocking Light For Cameras (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リング部材をレンズ鏡胴に掛止される複数の
回転力伝達部を通じて直接回転させてバリアを開閉する
ことにより、装置の低コスト化が図れるバリア開閉装置
を提供すること。 【解決手段】 光学レンズ系を収容したレンズ鏡胴の回
転によりバリヤ2を開閉するバリヤ開閉装置であって、
光学レンズ系の光軸Oを中心に回転可能に取り付けら
れ、その回転によりバリヤ2、2の開閉を行うリング部
材5を備えて構成され、そのリング部材5がその後方へ
光軸Oと平行に延びレンズ鏡胴に掛止される複数の回転
力伝達部52を形成している。
回転力伝達部を通じて直接回転させてバリアを開閉する
ことにより、装置の低コスト化が図れるバリア開閉装置
を提供すること。 【解決手段】 光学レンズ系を収容したレンズ鏡胴の回
転によりバリヤ2を開閉するバリヤ開閉装置であって、
光学レンズ系の光軸Oを中心に回転可能に取り付けら
れ、その回転によりバリヤ2、2の開閉を行うリング部
材5を備えて構成され、そのリング部材5がその後方へ
光軸Oと平行に延びレンズ鏡胴に掛止される複数の回転
力伝達部52を形成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどの光学
機器の光学系に用いられるバリア開閉装置に関するもの
である。
機器の光学系に用いられるバリア開閉装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラなどの光学機器の光学系に
用いられるバリア開閉装置として、特開平5−8039
1号公報又は特開平10−186453号公報に記載さ
れるように、レンズ鏡胴の外周側に光軸方向に延びるレ
バーを備えたものが知られている。これらのバリヤ開閉
装置は、レバーをレンズ鏡胴の外周面に回転可能に取り
付け、レバーの先端部分をリング部材に掛止させ、レン
ズ鏡胴の回転に応じてレバーを回転させて、リング部材
を介してバリアを開かせるものである。
用いられるバリア開閉装置として、特開平5−8039
1号公報又は特開平10−186453号公報に記載さ
れるように、レンズ鏡胴の外周側に光軸方向に延びるレ
バーを備えたものが知られている。これらのバリヤ開閉
装置は、レバーをレンズ鏡胴の外周面に回転可能に取り
付け、レバーの先端部分をリング部材に掛止させ、レン
ズ鏡胴の回転に応じてレバーを回転させて、リング部材
を介してバリアを開かせるものである。
【0003】また、実公平7−55546号公報に記載
されるように、バリアを開閉させる駆動リングを備え、
その駆動リングから光軸方向へ駆動腕を伸ばし、この駆
動腕にカム機構を用いて回転力を与え、駆動リングを介
してバリアを開閉させるものも知られている。
されるように、バリアを開閉させる駆動リングを備え、
その駆動リングから光軸方向へ駆動腕を伸ばし、この駆
動腕にカム機構を用いて回転力を与え、駆動リングを介
してバリアを開閉させるものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特開平5−80391号公報又は特開平10−1864
53号公報に記載されるバリア開閉装置にあっては、装
置の構成部品として、リング部材の他にレバーが必要で
あり、装置の製造工程ではレバーをレンズ鏡胴に対して
回転自在に取り付ける必要がある。このため、レバーを
用いてバリア開閉を行うためには、レバーの部品コスト
及びレバー取り付けの製造コストなどを要することとな
る。
特開平5−80391号公報又は特開平10−1864
53号公報に記載されるバリア開閉装置にあっては、装
置の構成部品として、リング部材の他にレバーが必要で
あり、装置の製造工程ではレバーをレンズ鏡胴に対して
回転自在に取り付ける必要がある。このため、レバーを
用いてバリア開閉を行うためには、レバーの部品コスト
及びレバー取り付けの製造コストなどを要することとな
る。
【0005】また、後者の実公平7−55546号公報
に記載されるバリア開閉装置にあっては、駆動リングに
回転力を与える駆動腕が一本であるため、駆動リングを
円滑に回転できないおそれがある。例えば、駆動腕が長
く形成された場合には、駆動リングを回転させるだけで
なく傾ける方向の力が加わってしまい、駆動リングとそ
の駆動リングを保持する部材の摩擦力によって駆動リン
グが円滑に回転せず、バリア開閉が円滑に行われないお
それがある。
に記載されるバリア開閉装置にあっては、駆動リングに
回転力を与える駆動腕が一本であるため、駆動リングを
円滑に回転できないおそれがある。例えば、駆動腕が長
く形成された場合には、駆動リングを回転させるだけで
なく傾ける方向の力が加わってしまい、駆動リングとそ
の駆動リングを保持する部材の摩擦力によって駆動リン
グが円滑に回転せず、バリア開閉が円滑に行われないお
それがある。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点を解
消するためになされたものであって、装置の低コスト化
が図れ、バリア開閉が円滑に行えるバリア開閉装置を提
供することを目的とする。
消するためになされたものであって、装置の低コスト化
が図れ、バリア開閉が円滑に行えるバリア開閉装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係るバリア開閉装置は、光学レンズ
系を収容したレンズ鏡胴の動作に基づいてバリヤを開閉
するバリヤ開閉装置において、光学レンズ系の光軸を中
心に回転可能に取り付けられ、その回転によりバリヤの
開閉を行うリング部材を備え、リング部材は、その後方
へ光軸と平行に延びる複数の回転力伝達部を形成し、レ
ンズ鏡胴の動作に伴い回転力伝達部を介してバリアを開
閉させる回転力が与えられることを特徴とする。
るために、本発明に係るバリア開閉装置は、光学レンズ
系を収容したレンズ鏡胴の動作に基づいてバリヤを開閉
するバリヤ開閉装置において、光学レンズ系の光軸を中
心に回転可能に取り付けられ、その回転によりバリヤの
開閉を行うリング部材を備え、リング部材は、その後方
へ光軸と平行に延びる複数の回転力伝達部を形成し、レ
ンズ鏡胴の動作に伴い回転力伝達部を介してバリアを開
閉させる回転力が与えられることを特徴とする。
【0008】また本発明に係るバリア開閉装置は、前述
のリング部材の回転力伝達部がレンズ鏡胴に掛止され、
レンズ鏡胴の回転により回転力伝達部を介してリング部
材に回転力が伝達されることを特徴とする。
のリング部材の回転力伝達部がレンズ鏡胴に掛止され、
レンズ鏡胴の回転により回転力伝達部を介してリング部
材に回転力が伝達されることを特徴とする。
【0009】また本発明に係るバリア開閉装置は、前述
の回転力伝達部がリング部材の円周方向にほぼ等間隔で
形成されていることを特徴とする。
の回転力伝達部がリング部材の円周方向にほぼ等間隔で
形成されていることを特徴とする。
【0010】また本発明に係るバリア開閉装置は、前述
の回転力伝達部がレンズ鏡胴の後端位置に掛止されてい
ることを特徴とする。
の回転力伝達部がレンズ鏡胴の後端位置に掛止されてい
ることを特徴とする。
【0011】これらの発明によれば、レンズ鏡胴の回転
又は移動に応じて回転力伝達部を介しリング部材に回転
力が直接伝達される。このとき、リング部材の回転力が
複数の回転力伝達部材により伝達されるため、その回転
力伝達によりリング部材が傾くことなく円滑に回転す
る。従って、円滑なバリア開閉が可能となる。
又は移動に応じて回転力伝達部を介しリング部材に回転
力が直接伝達される。このとき、リング部材の回転力が
複数の回転力伝達部材により伝達されるため、その回転
力伝達によりリング部材が傾くことなく円滑に回転す
る。従って、円滑なバリア開閉が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
における実施の形態について説明する。尚、各図におい
て同一要素には同一符号を付して説明を省略する。ま
た、図面の寸法比率は説明のものと必ずしも一致してい
ない。
における実施の形態について説明する。尚、各図におい
て同一要素には同一符号を付して説明を省略する。ま
た、図面の寸法比率は説明のものと必ずしも一致してい
ない。
【0013】図1に本実施形態にバリア開閉装置の分解
斜視図を示す。図1に示すように、バリア開閉装置1
は、例えば、カメラの撮影光学系に用いられるものであ
り、撮影光学系の先端開口部分を開閉するバリア2、2
を備えている。バリア2、2は、撮影光学系の光軸Oを
中心に対称に配置され、それぞれバリア本体3に回転可
能に取り付けられている。例えば、バリア2には、その
表裏を貫通する貫通孔21が形成され、その貫通孔21
にバリア本体3の表面31から突出する軸ピン32が挿
入される。これにより、軸ピン32を中心にバリア2が
回転可能となり、その回転によりバリア開閉が行われ
る。
斜視図を示す。図1に示すように、バリア開閉装置1
は、例えば、カメラの撮影光学系に用いられるものであ
り、撮影光学系の先端開口部分を開閉するバリア2、2
を備えている。バリア2、2は、撮影光学系の光軸Oを
中心に対称に配置され、それぞれバリア本体3に回転可
能に取り付けられている。例えば、バリア2には、その
表裏を貫通する貫通孔21が形成され、その貫通孔21
にバリア本体3の表面31から突出する軸ピン32が挿
入される。これにより、軸ピン32を中心にバリア2が
回転可能となり、その回転によりバリア開閉が行われ
る。
【0014】バリア本体3の外縁には、掛止部33が形
成されている。掛止部33は、バリア本体3の表面側に
取り付けられる前カバー4を掛止するものであり、例え
ば、バリア本体3の外縁を切り欠いてなる突起体により
構成され、前カバー4の被掛止部41を掛止する。
成されている。掛止部33は、バリア本体3の表面側に
取り付けられる前カバー4を掛止するものであり、例え
ば、バリア本体3の外縁を切り欠いてなる突起体により
構成され、前カバー4の被掛止部41を掛止する。
【0015】バリア本体3の軸ピン32近傍位置には、
開口部34が形成されている。開口部34は、バリア本
体3の表裏を貫通する孔であり、バリア2の背面に突設
されるピン22を貫通させるものである。
開口部34が形成されている。開口部34は、バリア本
体3の表裏を貫通する孔であり、バリア2の背面に突設
されるピン22を貫通させるものである。
【0016】バリア本体3の裏側には、リング部材5が
配置されている。リング部材5は、光軸Oを中心とした
回転によりバリア2を開閉させるものであり、リング状
を呈するリング部51を備えている。リング部51は、
バリア本体3の裏側に回転可能に取り付けられ、外縁部
に第一フック53及び第二フック54を形成している。
配置されている。リング部材5は、光軸Oを中心とした
回転によりバリア2を開閉させるものであり、リング状
を呈するリング部51を備えている。リング部51は、
バリア本体3の裏側に回転可能に取り付けられ、外縁部
に第一フック53及び第二フック54を形成している。
【0017】第一フック53には、コイルバネ61の一
端が掛け止められている。コイルバネ61の他端は、バ
リア本体3の裏面に突設されるピン35に掛け止められ
ている。このコイルバネ61の収縮力により、リング部
材5が一定の方向、例えば光軸Oを中心に反時計回りの
方向に付勢される。
端が掛け止められている。コイルバネ61の他端は、バ
リア本体3の裏面に突設されるピン35に掛け止められ
ている。このコイルバネ61の収縮力により、リング部
材5が一定の方向、例えば光軸Oを中心に反時計回りの
方向に付勢される。
【0018】一方、第二フック54には、コイルバネ6
2の一端が掛け止められている。コイルバネ62の他端
は、バリア本体3を貫通して延びるバリア2のピン22
に掛け止められている。コイルバネ61の付勢によりリ
ング部材5が反時計回りに回転すると、第二フック54
の鈎状部分の他端面54aがピン22に当接し、ピン2
2が押圧されることによりバリア2が開かれる。また、
リング部材5がコイルバネ61の付勢に抗して時計回り
に回転すると、コイルバネ62の収縮力によりピン22
が引っ張られ、バリア2が弾力的に閉じられる。
2の一端が掛け止められている。コイルバネ62の他端
は、バリア本体3を貫通して延びるバリア2のピン22
に掛け止められている。コイルバネ61の付勢によりリ
ング部材5が反時計回りに回転すると、第二フック54
の鈎状部分の他端面54aがピン22に当接し、ピン2
2が押圧されることによりバリア2が開かれる。また、
リング部材5がコイルバネ61の付勢に抗して時計回り
に回転すると、コイルバネ62の収縮力によりピン22
が引っ張られ、バリア2が弾力的に閉じられる。
【0019】リング部材5のリング部51の外縁部分に
は、回転力伝達部52が形成されている。回転力伝達部
52は、リング部51にレンズ鏡胴からの回転力を伝達
するものであり、リング部51と一体に形成され、リン
グ部51から後方へ光軸Oと平行に延びる帯状体として
構成される。なお、回転力伝達部52は、帯状を呈する
ものに限られず、棒状のものその他の形状を有するもの
であってよい。
は、回転力伝達部52が形成されている。回転力伝達部
52は、リング部51にレンズ鏡胴からの回転力を伝達
するものであり、リング部51と一体に形成され、リン
グ部51から後方へ光軸Oと平行に延びる帯状体として
構成される。なお、回転力伝達部52は、帯状を呈する
ものに限られず、棒状のものその他の形状を有するもの
であってよい。
【0020】回転力伝達部52は、リング部51の外周
にほぼ等間隔で三つ形成されている。この回転力伝達部
52の形成数は、リング部51を安定して回転させるた
めには、二つ以上等間隔に設けることが望ましい。
にほぼ等間隔で三つ形成されている。この回転力伝達部
52の形成数は、リング部51を安定して回転させるた
めには、二つ以上等間隔に設けることが望ましい。
【0021】回転力伝達部52の先端部分の外面側に
は、突起55が設けられている。突起55は、レンズ鏡
胴に掛止されるものである。
は、突起55が設けられている。突起55は、レンズ鏡
胴に掛止されるものである。
【0022】図2にバリア開閉装置1を組み込んだレン
ズ鏡胴の断面図を示す。
ズ鏡胴の断面図を示す。
【0023】図2に示すように、バリア開閉装置1は、
移動筒200、中間筒300を備えるレンズ鏡胴に取り
付けられて用いられる。具体的には、バリア開閉装置1
は、移動筒200の先端部分にバリア2、2が位置する
ように設置される。リング部材5の回転力伝達部52
は、移動筒200の内周面に沿って配される。そして、
回転力伝達部52の先端に形成される突起55は、中間
筒300の内周面に形成される掛止部310に当接して
いる。
移動筒200、中間筒300を備えるレンズ鏡胴に取り
付けられて用いられる。具体的には、バリア開閉装置1
は、移動筒200の先端部分にバリア2、2が位置する
ように設置される。リング部材5の回転力伝達部52
は、移動筒200の内周面に沿って配される。そして、
回転力伝達部52の先端に形成される突起55は、中間
筒300の内周面に形成される掛止部310に当接して
いる。
【0024】移動筒200、中間筒300は、カメラ本
体800から繰り出し及び繰り込み可能に設けられてい
る。中間筒300は、両端を開放した筒体であり、カメ
ラ本体800に設置される固定筒400に収容されてい
る。中間筒300の後部外周面にはヘリコイドネジ30
1及び歯302が形成されている。例えば、中間筒30
0の後部外周面に螺旋状の凹凸としてヘリコイドネジ3
01が形成され、そのヘリコイドネジ301の凸部の間
に外周に沿って多数の歯302が形成される。
体800から繰り出し及び繰り込み可能に設けられてい
る。中間筒300は、両端を開放した筒体であり、カメ
ラ本体800に設置される固定筒400に収容されてい
る。中間筒300の後部外周面にはヘリコイドネジ30
1及び歯302が形成されている。例えば、中間筒30
0の後部外周面に螺旋状の凹凸としてヘリコイドネジ3
01が形成され、そのヘリコイドネジ301の凸部の間
に外周に沿って多数の歯302が形成される。
【0025】ヘリコイドネジ301は、固定筒400の
内周面に形成されるヘリコイドネジ401と螺合してい
る。また、歯302は、カメラ本体800に設置される
図示しない駆動歯車と噛合している。このため、駆動歯
車が回転することにより、歯302を介して中間筒30
0が光軸Oを中心に回転する。そして、中間筒300が
回転すると、ヘリコイドネジ301とヘリコイドネジ4
01の螺合により、固定筒400に対し中間筒300が
光軸Oに沿って移動する。
内周面に形成されるヘリコイドネジ401と螺合してい
る。また、歯302は、カメラ本体800に設置される
図示しない駆動歯車と噛合している。このため、駆動歯
車が回転することにより、歯302を介して中間筒30
0が光軸Oを中心に回転する。そして、中間筒300が
回転すると、ヘリコイドネジ301とヘリコイドネジ4
01の螺合により、固定筒400に対し中間筒300が
光軸Oに沿って移動する。
【0026】中間筒300には、移動筒200が収容さ
れている。移動筒200は、中間筒300と同様に光軸
Oに沿って移動する筒体であり、光軸Oを中心に中間筒
300と同心状に配置されている。移動筒200の後部
外周面には、螺旋状の凹凸であるヘリコイドネジ201
が形成されている。ヘリコイドネジ201は、中間筒3
00の内周面に形成されるヘリコイドネジ304と螺合
している。
れている。移動筒200は、中間筒300と同様に光軸
Oに沿って移動する筒体であり、光軸Oを中心に中間筒
300と同心状に配置されている。移動筒200の後部
外周面には、螺旋状の凹凸であるヘリコイドネジ201
が形成されている。ヘリコイドネジ201は、中間筒3
00の内周面に形成されるヘリコイドネジ304と螺合
している。
【0027】移動筒200は、直進筒500に係止され
ており、光軸O回りの回転が防止され、光軸Oに沿った
直線的な移動のみが許容されている。このため、中間筒
300が回転すると、ヘリコイドネジ304とヘリコイ
ドネジ201の螺合により、中間筒300に対し移動筒
200が光軸Oに沿って相対的に移動する。
ており、光軸O回りの回転が防止され、光軸Oに沿った
直線的な移動のみが許容されている。このため、中間筒
300が回転すると、ヘリコイドネジ304とヘリコイ
ドネジ201の螺合により、中間筒300に対し移動筒
200が光軸Oに沿って相対的に移動する。
【0028】直進筒500は、移動筒200の内側に配
設される筒体であり、後端部分にキー部501を形成し
ている。キー部501は、固定筒400の内周面に形成
される縦溝402に係止されている。これにより、直進
筒500は、光軸O回りの回転が防止され、光軸Oに沿
った直線的な移動のみが許容されている。
設される筒体であり、後端部分にキー部501を形成し
ている。キー部501は、固定筒400の内周面に形成
される縦溝402に係止されている。これにより、直進
筒500は、光軸O回りの回転が防止され、光軸Oに沿
った直線的な移動のみが許容されている。
【0029】また、直進筒500の後端部分は、中間筒
300の回転を許容する状態で中間筒300と係合して
いる。このため、直進筒500は、中間筒7の光軸方向
への移動に伴って回転することなく直線的に移動する。
300の回転を許容する状態で中間筒300と係合して
いる。このため、直進筒500は、中間筒7の光軸方向
への移動に伴って回転することなく直線的に移動する。
【0030】直進筒500の内側には、前群レンズ60
0及び後群レンズ700が配設されている。前群レンズ
600及び後群レンズ700は、光学レンズ系を構成す
るレンズ群である。
0及び後群レンズ700が配設されている。前群レンズ
600及び後群レンズ700は、光学レンズ系を構成す
るレンズ群である。
【0031】後群レンズ700は、後群レンズ枠701
に取り付けられている。後群レンズ枠701は、直進筒
500に光軸方向に向けて摺動自在に係合している。ま
た、後群レンズ枠701は、側部から外側へ突出するカ
ムフォロワ702を形成している。カムフォロワ702
は、直進筒500及び移動筒200を貫通して中間筒3
00の内周面に形成されるカム溝306に挿入されてい
る。このため、中間筒300が回転移動すると、後群レ
ンズ700はカム溝306に従い光軸Oに沿って移動す
る。カム溝306の詳細については、後述する。
に取り付けられている。後群レンズ枠701は、直進筒
500に光軸方向に向けて摺動自在に係合している。ま
た、後群レンズ枠701は、側部から外側へ突出するカ
ムフォロワ702を形成している。カムフォロワ702
は、直進筒500及び移動筒200を貫通して中間筒3
00の内周面に形成されるカム溝306に挿入されてい
る。このため、中間筒300が回転移動すると、後群レ
ンズ700はカム溝306に従い光軸Oに沿って移動す
る。カム溝306の詳細については、後述する。
【0032】前群レンズ600は、前群レンズ枠601
に取り付けられている。前群レンズ枠601は、シャッ
タユニット602に結合されており、シャッタユニット
602と一体となって移動する。シャッタユニット60
2は、光軸方向に沿って摺動可能に直進筒500に取り
付けられている。
に取り付けられている。前群レンズ枠601は、シャッ
タユニット602に結合されており、シャッタユニット
602と一体となって移動する。シャッタユニット60
2は、光軸方向に沿って摺動可能に直進筒500に取り
付けられている。
【0033】シャッタユニット602の側面には、光軸
方向に延びる溝603が形成されている。溝603に
は、移動筒200の内壁から突出する突起202が挿入
されている。このため、シャッタユニット602及び前
群レンズ600は、移動筒200に対し溝603の形成
長に対応した距離だけ相対的に移動可能となっている。
方向に延びる溝603が形成されている。溝603に
は、移動筒200の内壁から突出する突起202が挿入
されている。このため、シャッタユニット602及び前
群レンズ600は、移動筒200に対し溝603の形成
長に対応した距離だけ相対的に移動可能となっている。
【0034】シャッタユニット602には、クリックボ
ール604が設置されている。クリックボール604
は、前群レンズ600を中間筒300と一体に移動させ
るための球体であり、シャッタユニット602の後部を
貫通する設置孔605の内部に配置されている。また、
シャッタユニット602には、押圧部材606が設置さ
れている。押圧部材606は、クリックボール604を
外側へ付勢する付勢手段である。
ール604が設置されている。クリックボール604
は、前群レンズ600を中間筒300と一体に移動させ
るための球体であり、シャッタユニット602の後部を
貫通する設置孔605の内部に配置されている。また、
シャッタユニット602には、押圧部材606が設置さ
れている。押圧部材606は、クリックボール604を
外側へ付勢する付勢手段である。
【0035】直進筒500の内面には、クリックボール
604を掛止するための凹部502が形成されている。
凹部502は、光軸方向に沿って一定間隔で複数形成さ
れている。
604を掛止するための凹部502が形成されている。
凹部502は、光軸方向に沿って一定間隔で複数形成さ
れている。
【0036】直進筒500の内側には、可動マスク10
0が配設されている。可動マスク100は、直進筒50
0に対し光軸方向へ移動自在に取り付けられ、バネ10
1により基端側へ付勢されている。また、可動マスク1
00と後群レンズ枠701との間にはバネ102が取り
付けられ、バネ102により後群レンズ枠701が基端
側へ付勢されている。
0が配設されている。可動マスク100は、直進筒50
0に対し光軸方向へ移動自在に取り付けられ、バネ10
1により基端側へ付勢されている。また、可動マスク1
00と後群レンズ枠701との間にはバネ102が取り
付けられ、バネ102により後群レンズ枠701が基端
側へ付勢されている。
【0037】図3に移動筒の斜視図を示す。
【0038】本図に示すように、筒体である移動筒20
0の後部外周面には、螺旋状の凹凸であるヘリコイドネ
ジ201が複数形成されている。また、ヘリコイドネジ
201のうち一部のヘリコイドネジ201には、ピン2
03が形成されている。ピン203は、例えばヘリコイ
ドネジ201の上部に上方へ向けて突設される。
0の後部外周面には、螺旋状の凹凸であるヘリコイドネ
ジ201が複数形成されている。また、ヘリコイドネジ
201のうち一部のヘリコイドネジ201には、ピン2
03が形成されている。ピン203は、例えばヘリコイ
ドネジ201の上部に上方へ向けて突設される。
【0039】次に、固定筒のヘリコイドネジについて詳
述する。
述する。
【0040】図4は、固定筒400の内周面の一部を展
開した図である。本図に示すように、固定筒400の内
周面403には、ヘリコイドネジ401が光軸方向に対
し傾斜して多数形成されている。なお、図4では、上下
方向が光軸方向である。このヘリコイドネジ401は、
長溝状を呈し、中間筒300のヘリコイドネジ301を
収容し、中間筒300の回転により中間筒300を光軸
方向へ案内する。
開した図である。本図に示すように、固定筒400の内
周面403には、ヘリコイドネジ401が光軸方向に対
し傾斜して多数形成されている。なお、図4では、上下
方向が光軸方向である。このヘリコイドネジ401は、
長溝状を呈し、中間筒300のヘリコイドネジ301を
収容し、中間筒300の回転により中間筒300を光軸
方向へ案内する。
【0041】ヘリコイドネジ401は、平行する突条4
04、404の間に形成されている。ヘリコイドネジ4
01の端部では、先端側の突条404のみが光軸方向と
直交する向きに形成されている。
04、404の間に形成されている。ヘリコイドネジ4
01の端部では、先端側の突条404のみが光軸方向と
直交する向きに形成されている。
【0042】このため、中間筒300が固定筒400に
繰り込まれると、ヘリコイドネジ301がヘリコイドネ
ジ401から外れ、中間筒300が光軸方向に移動する
ことなく回転が可能となる。
繰り込まれると、ヘリコイドネジ301がヘリコイドネ
ジ401から外れ、中間筒300が光軸方向に移動する
ことなく回転が可能となる。
【0043】次に、中間筒のカム溝とヘリコイドネジに
ついて詳述する。
ついて詳述する。
【0044】図5は、中間筒300の内周面の一部を展
開した図である。本図に示すように、中間筒300の内
周面307には、ヘリコイドネジ304が光軸Oの方
向、即ち光軸方向に対し傾斜して多数形成されている。
なお、図5では、上下方向が光軸方向である。このヘリ
コイドネジ304は、長溝状を呈し、移動筒200のヘ
リコイドネジ201を収容して移動筒200を光軸方向
へ案内する。
開した図である。本図に示すように、中間筒300の内
周面307には、ヘリコイドネジ304が光軸Oの方
向、即ち光軸方向に対し傾斜して多数形成されている。
なお、図5では、上下方向が光軸方向である。このヘリ
コイドネジ304は、長溝状を呈し、移動筒200のヘ
リコイドネジ201を収容して移動筒200を光軸方向
へ案内する。
【0045】また、複数平行に形成されるヘリコイドネ
ジ304のうちの一部のヘリコイドネジ304aは、他
のヘリコイドネジ304より深く形成され、他のヘリコ
イドネジ304より基端側へ長く形成されている。ま
た、ヘリコイドネジ304aの基端側は、光軸方向と直
交する方向に屈曲している。
ジ304のうちの一部のヘリコイドネジ304aは、他
のヘリコイドネジ304より深く形成され、他のヘリコ
イドネジ304より基端側へ長く形成されている。ま
た、ヘリコイドネジ304aの基端側は、光軸方向と直
交する方向に屈曲している。
【0046】ヘリコイドネジ304aには、上部にピン
203を形成したヘリコイドネジ201が挿入されい
る。このため、このピン203により、ヘリコイドネジ
201が深く形成されるヘリコイドネジ304aから外
れないようになっている。
203を形成したヘリコイドネジ201が挿入されい
る。このため、このピン203により、ヘリコイドネジ
201が深く形成されるヘリコイドネジ304aから外
れないようになっている。
【0047】内周面307には、カム溝306が形成さ
れている。カム溝306は、後群レンズ700の移動を
案内するためのものであり、後群レンズ枠701のカム
フォロワ702を収容している。
れている。カム溝306は、後群レンズ700の移動を
案内するためのものであり、後群レンズ枠701のカム
フォロワ702を収容している。
【0048】このカム溝306は、ヘリコイドネジ30
4とほぼ平行して形成される傾斜領域306aと、その
傾斜領域306aの基端側に連続して形成される直交領
域306bとを有している。傾斜領域306aは、中間
筒300の回転に伴い後群レンズ700を光軸方向へ移
動させる領域である。また、直交領域306bは、光軸
方向と直交する向きに形成される領域であり、中間筒3
00が回転しても後群レンズ700を光軸方向へ移動さ
せない領域である。
4とほぼ平行して形成される傾斜領域306aと、その
傾斜領域306aの基端側に連続して形成される直交領
域306bとを有している。傾斜領域306aは、中間
筒300の回転に伴い後群レンズ700を光軸方向へ移
動させる領域である。また、直交領域306bは、光軸
方向と直交する向きに形成される領域であり、中間筒3
00が回転しても後群レンズ700を光軸方向へ移動さ
せない領域である。
【0049】移動筒200が中間筒300に繰り込まれ
ているときには、後群レンズ枠701のカムフォロワ7
02がカム溝306の直交領域306bに位置するた
め、中間筒300が回転しても、中間筒300に対して
後群レンズ700は相対的に移動しない。
ているときには、後群レンズ枠701のカムフォロワ7
02がカム溝306の直交領域306bに位置するた
め、中間筒300が回転しても、中間筒300に対して
後群レンズ700は相対的に移動しない。
【0050】内周面307には、掛止部310が設けら
れている。掛止部310は、中間筒300の回転力を突
起55を介してリング部材5に伝達するものであり、内
周面307から内側に突出して形成されている。
れている。掛止部310は、中間筒300の回転力を突
起55を介してリング部材5に伝達するものであり、内
周面307から内側に突出して形成されている。
【0051】次に、本実施形態に係るバリア開閉装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0052】図2に示すように、カメラ本体800のメ
インスイッチがオフのときには、固定筒400内に中間
筒300が繰り込まれ、その中間筒300内に移動筒2
00が繰り込まれている。このとき、回転力伝達部52
の突起55は、カメラを正面側から見て時計回りの方向
へ中間筒の掛止部310により回し込まれている。この
ため、突起55及び回転力伝達部52を介してリング部
材5が時計回りに回転した状態とされ、コイルバネ62
を介して各バリア2、2が閉じられる。
インスイッチがオフのときには、固定筒400内に中間
筒300が繰り込まれ、その中間筒300内に移動筒2
00が繰り込まれている。このとき、回転力伝達部52
の突起55は、カメラを正面側から見て時計回りの方向
へ中間筒の掛止部310により回し込まれている。この
ため、突起55及び回転力伝達部52を介してリング部
材5が時計回りに回転した状態とされ、コイルバネ62
を介して各バリア2、2が閉じられる。
【0053】そして、カメラのメインスイッチがオンさ
れると、中間筒300が正面側から見て反時計回りに回
転する。それに伴い、突起55及び回転力伝達部52を
介して中間筒300に回し込まれていたリング部材5の
回転が許容され、中間筒300の回転と共にリング部材
5も反時計回りに回転する。このリング部材5の回転に
より、各バリア2、2が開くこととなる。
れると、中間筒300が正面側から見て反時計回りに回
転する。それに伴い、突起55及び回転力伝達部52を
介して中間筒300に回し込まれていたリング部材5の
回転が許容され、中間筒300の回転と共にリング部材
5も反時計回りに回転する。このリング部材5の回転に
より、各バリア2、2が開くこととなる。
【0054】一方、中間筒300が回転しても、一定以
下の回転範囲においては、中間筒300が固定筒400
から繰り出さず、移動筒200が中間筒300から繰り
出さない。すなわち、図3に示すように、中間筒300
が回転しても、中間筒300のヘリコイドネジ301が
固定筒400のヘリコイドネジ401に螺合していない
場合には、中間筒300が固定筒400から繰り出さな
い。また、図5に示すように、中間筒300が回転して
も、移動筒200のピン203が中間筒300のヘリコ
イドネジ304aの光軸直交部分に位置している場合に
は、移動筒200が中間筒300から繰り出さない。
下の回転範囲においては、中間筒300が固定筒400
から繰り出さず、移動筒200が中間筒300から繰り
出さない。すなわち、図3に示すように、中間筒300
が回転しても、中間筒300のヘリコイドネジ301が
固定筒400のヘリコイドネジ401に螺合していない
場合には、中間筒300が固定筒400から繰り出さな
い。また、図5に示すように、中間筒300が回転して
も、移動筒200のピン203が中間筒300のヘリコ
イドネジ304aの光軸直交部分に位置している場合に
は、移動筒200が中間筒300から繰り出さない。
【0055】このため、中間筒300の回転により、中
間筒300及び移動筒200を繰り出すことなく、バリ
ヤ2、2を開くことができ、WIDE端での撮影が可能
となる。
間筒300及び移動筒200を繰り出すことなく、バリ
ヤ2、2を開くことができ、WIDE端での撮影が可能
となる。
【0056】この状態において、カメラ本体800にて
ズーム操作がされると、中間筒300が更に回転し、固
定筒400から中間筒300が繰り出し、中間筒300
から移動筒200が繰り出す。これにより、望遠撮影が
可能となる。そして、カメラの使用を終了するときに
は、カメラ本体800の操作に応じて、中間筒300が
逆回転し、固定筒400に中間筒300が繰り込まれ、
中間筒300に移動筒200が繰り込まれていく。
ズーム操作がされると、中間筒300が更に回転し、固
定筒400から中間筒300が繰り出し、中間筒300
から移動筒200が繰り出す。これにより、望遠撮影が
可能となる。そして、カメラの使用を終了するときに
は、カメラ本体800の操作に応じて、中間筒300が
逆回転し、固定筒400に中間筒300が繰り込まれ、
中間筒300に移動筒200が繰り込まれていく。
【0057】そして、図6に示すように、固定筒400
に中間筒300が完全に繰り込まれ、中間筒300に移
動筒200が完全に繰り込まれると、中間筒300及び
移動筒200が光軸方向に移動することなく、中間筒3
00の回転のみが行われる。
に中間筒300が完全に繰り込まれ、中間筒300に移
動筒200が完全に繰り込まれると、中間筒300及び
移動筒200が光軸方向に移動することなく、中間筒3
00の回転のみが行われる。
【0058】このとき、中間筒300の掛止部310が
突起55に当接し、突起55を時計回りに回し込む。こ
のため、突起55及び回転力伝達部52を通じてリング
部材5が時計回りに回転する。このリング部材5の回転
により、バリア2、2が閉じられる。
突起55に当接し、突起55を時計回りに回し込む。こ
のため、突起55及び回転力伝達部52を通じてリング
部材5が時計回りに回転する。このリング部材5の回転
により、バリア2、2が閉じられる。
【0059】以上のように、本実施形態に係るバリア開
閉装置1によれば、レンズ鏡胴の一つである中間筒30
0が回転すると、その回転力が回転力伝達部52を通じ
て直接リング部材5に伝達される。このため、リング部
材5を回転させるために、リング部材5と別部品のレバ
ーなどの構成部品を設ける必要がなく、装置の構成部品
の削減が可能となる。従って、部品コストの削減が図れ
る。また、部品点数が少なくできるため、装置製造時の
組立が容易となり製造コストの低減も図れる。
閉装置1によれば、レンズ鏡胴の一つである中間筒30
0が回転すると、その回転力が回転力伝達部52を通じ
て直接リング部材5に伝達される。このため、リング部
材5を回転させるために、リング部材5と別部品のレバ
ーなどの構成部品を設ける必要がなく、装置の構成部品
の削減が可能となる。従って、部品コストの削減が図れ
る。また、部品点数が少なくできるため、装置製造時の
組立が容易となり製造コストの低減も図れる。
【0060】また、リング部材5には回転力伝達部52
が複数設けられているため、リング部材5の回転力が複
数の回転力伝達部材により伝達され、その回転力伝達に
よりリング部材5が傾くことなく円滑に回転する。従っ
て、円滑にバリア開閉が行える。
が複数設けられているため、リング部材5の回転力が複
数の回転力伝達部材により伝達され、その回転力伝達に
よりリング部材5が傾くことなく円滑に回転する。従っ
て、円滑にバリア開閉が行える。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ンズ鏡胴の回転又は移動に応じて、回転力伝達部を通じ
リング部材に回転力が直接伝達される。このとき、リン
グ部材の回転力が複数の回転力伝達部材により伝達され
るため、その回転力伝達によりリング部材が傾くことな
く円滑に回転する。従って、円滑なバリア開閉が可能と
なる。
ンズ鏡胴の回転又は移動に応じて、回転力伝達部を通じ
リング部材に回転力が直接伝達される。このとき、リン
グ部材の回転力が複数の回転力伝達部材により伝達され
るため、その回転力伝達によりリング部材が傾くことな
く円滑に回転する。従って、円滑なバリア開閉が可能と
なる。
【図1】本発明の第一実施形態に係るバリア開閉装置の
説明図である。
説明図である。
【図2】図1のバリア開閉装置を組み込んだレンズ鏡胴
の説明図である。
の説明図である。
【図3】図2のレンズ鏡胴の移動筒の説明図である。
【図4】図2のレンズ鏡胴の説明図である。
【図5】図2のレンズ鏡胴の説明図である。
【図6】図1のバリア開閉装置の動作説明図である。
1…バリア開閉装置、2…バリア、3…バリア本体、5
…リング部材、51…リング部、52…回転力伝達部、
55…突起。O…光軸。
…リング部材、51…リング部、52…回転力伝達部、
55…突起。O…光軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 幸夫 埼玉県大宮市植竹町一丁目324番地 富士 写真光機株 式会社内 Fターム(参考) 2H044 AE01 DA03 2H083 CC24 CC37 2H100 AA61
Claims (4)
- 【請求項1】 光学レンズ系を収容したレンズ鏡胴の動
作に基づいてバリヤを開閉するバリヤ開閉装置におい
て、 前記光学レンズ系の光軸を中心に回転可能に取り付けら
れ、その回転により前記バリヤの開閉を行うリング部材
を備え、 前記リング部材は、その後方へ前記光軸と平行に延びる
複数の回転力伝達部を形成し、前記レンズ鏡胴の動作に
伴い前記回転力伝達部を介して前記バリアを開閉させる
回転力が与えられること、を特徴とするバリア開閉装
置。 - 【請求項2】 前記リング部材の前記回転力伝達部が前
記レンズ鏡胴に掛止され、前記レンズ鏡胴の回転により
前記回転力伝達部を介して前記リング部材に前記回転力
が伝達されること、を特徴とする請求項1に記載のバリ
ア開閉装置。 - 【請求項3】 前記回転力伝達部は、前記リング部材の
円周方向にほぼ等間隔で形成されていることを特徴とす
る請求項1又は2に記載のバリア開閉装置。 - 【請求項4】 前記回転力伝達部は、前記レンズ鏡胴の
後端位置に掛止されていることを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載のバリア開閉装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000099687A JP2001281735A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | バリア開閉装置 |
US09/820,797 US6381075B2 (en) | 2000-03-31 | 2001-03-30 | Barrier opening and closing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000099687A JP2001281735A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | バリア開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001281735A true JP2001281735A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18614008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000099687A Pending JP2001281735A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | バリア開閉装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6381075B2 (ja) |
JP (1) | JP2001281735A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7349608B2 (en) * | 2003-12-31 | 2008-03-25 | Inkology, Inc. | Stationery products incorporating fiber optics |
CN103135315B (zh) * | 2011-11-25 | 2015-07-08 | 华晶科技股份有限公司 | 镜头前盖模块及其摄像装置 |
TWI448768B (zh) * | 2011-11-25 | 2014-08-11 | Altek Corp | 鏡頭前蓋模組及其攝像裝置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1331429C (en) | 1988-06-03 | 1994-08-16 | Hiroshi Nomura | Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel |
GB2261303B (en) * | 1989-03-31 | 1993-09-15 | Asahi Optical Co Ltd | Zooming adjustment of a zoom lens |
JP3107611B2 (ja) | 1991-09-19 | 2000-11-13 | 富士写真光機株式会社 | カメラのバリア開閉機構 |
JP3190403B2 (ja) * | 1992-01-08 | 2001-07-23 | オリンパス光学工業株式会社 | レンズ鏡筒 |
US5376761A (en) | 1993-06-04 | 1994-12-27 | Chmeda Inc. | In bed infant scale |
JPH10186453A (ja) | 1996-12-27 | 1998-07-14 | Canon Inc | バリア装置及びカメラ |
US6264380B1 (en) * | 1999-02-12 | 2001-07-24 | Fuji Photo Optical Co., Ltd. | Barrier opening and closing mechanism |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000099687A patent/JP2001281735A/ja active Pending
-
2001
- 2001-03-30 US US09/820,797 patent/US6381075B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20010026407A1 (en) | 2001-10-04 |
US6381075B2 (en) | 2002-04-30 |
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---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061005 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080520 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081007 |