JPH0393837A - 繊維強化樹脂複合材料の製造方法 - Google Patents

繊維強化樹脂複合材料の製造方法

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JPH0393837A
JPH0393837A JP22986389A JP22986389A JPH0393837A JP H0393837 A JPH0393837 A JP H0393837A JP 22986389 A JP22986389 A JP 22986389A JP 22986389 A JP22986389 A JP 22986389A JP H0393837 A JPH0393837 A JP H0393837A
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JP
Japan
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fiber
resin
heat
composite material
aromatic polyamide
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Application number
JP22986389A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Hayashida
林田 靖之
Hiromitsu Kimura
木村 裕光
Yasuki Matsuo
松尾 泰樹
Junichi Aoki
淳一 青木
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は芳香族ボリアミド繊維とポリイミド,エボキシ
等の耐熱性樹脂とからなる繊維強化樹脂複合材料の製造
方法に関する. (従来の技術) 一般に繊維強化樹脂複合材料には繊維織物と樹脂とから
なるブリプレグ積層材、フィラメントワインディング法
によるもの、短繊維を分散せしめた射出戒型物等がある
.これらはいずれも引張強さ、衝撃強さ、ヤング率等の
改善、寸法安定性の向上、耐熱性の向上等の効果を期待
してなされたものであり、実際上の効果も発現されてい
る。そしてその効果は樹脂の性質や繊維の構造.形状M
i織等により影響され、就中強化繊維とマトリソクス樹
脂の界面接着性の影響が大きく、繊維表面にカップリン
グ剤処理をするのが通例である.また、繊維強化樹脂複
合材料に用いられる繊維として重要なものにガラス繊維
,炭素織維等があるが、一IIIQに上記の処理を施し
て供されている。
従来、LSI搭!!基板としてガラス繊維/エポキシ樹
脂4n層板が産業用i器に多用されて来たが、近年のL
SIの高密度化などの進歩に伴ない、かかる積層板は高
温時の特性、特に寸法安定性に欠けるため、高精度回路
の製造に対応するのが困難となってきた. 一方、芳香族ボリアミド繊維、例えばポリパラフェニレ
ンテレフタルアξド繊維は密度が1.45g/cm’ 
とガラス繊維に比べ著しく軽量で、比強度,比弾性率が
優れており、また電気特性,耐熱性も良好であり、更に
熱膨張率が負であるという特性を生かし、適切なマトリ
ックス樹脂を組み合わせることにより、LSIチップの
材料であるセラ旦ソクやシリコンと同等の寸法安定性を
実現できることが知られている.即ち、芳香族ボリアミ
ド繊維にポリイミド(例えばボリアξノビスマレイミド
)樹脂を組み合わせたf!i層板は耐熱性に優れ、その
熱膨張率が10−’/’Cオーダーであり、シリコンの
2. 8 x 1 0−”/℃,セラ旦ソクパンケージ
の6 X 1 0−”/”Cに近く、該積層板を用いる
ことにより高信頼性の回路基板を得ることができる. しかしながら芳香族ボリアミド繊維は、高強度且つ極め
て靭性が高く、プリント配vA基板として用いた場合、
穿孔加工(ドリリング)時に毛羽立ちやスミアが発生し
、穴壁面がきれいに仕上げられないといった問題点があ
り、高密度の穿孔には耐えられないものであった. (発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、上記問題点を改善し、芳香族ボリアξ
ド繊維とボリイξド或はエボキシ等の耐熱性樹脂の特性
を十分に活かし、耐熱性.寸法安定性及び穿孔加工性(
ドリリング性)に優れた複合材料の製造方法を提供する
にあり、就中ドリリング時の毛羽立ちやスミアの発生等
を著しく改善し、ドリリング性に極めて優れた繊維強化
樹脂複合材料の製造方法を提供するに.ある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的は、芳香族ボリアiド繊維を耐熱性樹脂に含
有せしめてなる繊維強化樹脂複合材料を製造するに際し
、上記芳香族ポリアミド繊維を350〜450℃の温度
で熱処理することを特徴とする繊維強化樹脂複合材料の
製造方法により達威される. 本発明で用いられる芳香族ポリアミド繊維はボリパラフ
ェニレンテレフタルアミド,ポリメタフェニレンイソフ
タルアξド,ポリパラフェニレン・3.4′ジフエニル
エーテル・テレフタルアミド等いずれも用い得るが通常
はポリパラフェニレンテレフタルアミドが多く用いられ
る。また繊維は織物,編物,糸等いずれの形態でも可で
あるが複合材料の特徴から織物,引揃え糸が有利である
.に十分に乾燥しておくことが好適である.本発明の熱
処理は、350〜450℃の温度範囲で行なわれる。芳
香族ポリアξド繊維は、熱処理により引張り強度が低下
するが、同時に穿孔加工(ドリリング)時の毛羽立ちや
スミアの発生等を押える効果も発現するものである.尚
、熱処理後の引張り強度は製織時に引張られているタテ
糸よりもヨコ糸の方がより低下する傾向がみられる.上
記引張り強度の低下は、補強材としての性能を失なわせ
る程のものであってはならず、例えばタテ糸,ヨコ糸の
引張り強度はそれぞれ5〜Log/d.3〜6 g /
 d程度とすることが好ましい.又、熱処理時間は通常
30分から3時間程度で、好ましくは1〜2時間である
本発明において熱処理の温度が350℃より低い場合は
脆化があまり進まずドリリング性の改善が見られないか
、たとえ改善したとしても相当長時間熱処理する必要が
あり実用的ではない.また処理温度が450℃より高い
場合は、処理時間を短かくする必要があり品質の安定が
困難となり、更に芳香族ボリアミド繊維が炭化をし始め
るといった不都合も生じる.従って熱処理温度は、上記
限定範囲においてはじめて安定した品質で穿孔加工性に
優れた複合材料を得ることができるものである. マトリックスとして用いられる耐熱性樹脂は芳香族ボリ
アミド繊維の特性を活かせる複合材料を形或し得るもの
であれば特に限定はしないが熱硬化性樹脂が好ましく、
特にポリイミド樹脂及びエポキシ樹脂が好適である。
複合材料全体中の樹脂の重量は通常30〜70重蚕%で
ある.樹脂量が少ないと電気,ja械特性が劣ったり、
変形の原因となり、一方多くても均一な戒型がなされに
くくなる.プリプレグの乾燥についても耐熱性樹脂の種
類、樹脂溶液濃度等に応じて適切な状態を保つ必要があ
る. 前述の熱処理を施した芳香族ボリアミド繊維は、次に耐
熱性樹脂の溶液を含浸した後、乾燥して本発明の繊維強
化樹脂複合材料とすることができる.更に必要により、
これを所定枚数積層して加熱加圧することにより、プリ
ント配線基板等に用いられる積層1反とすることができ
る. 上記耐熱性樹脂の溶液を作る際の溶剤としては、該樹脂
の溶剤で芳香族ボリアミドに不活性なものなら使用でき
る. 積層板は、通常温度150〜200℃,圧力1 0 〜
1 5 0 k g / c m ”の範囲で1〜5時
間加熱加圧して得られる. 尚、上述の芳香族ボリアミド繊維に耐熱性樹脂を含浸す
る際、芳香族ボリ75ド繊維と耐熱性樹脂の界面接着性
をよくする目的で、あらかじめ該芳香族ボリアミド繊維
に対し表面処理することが好適である。かかる表面処理
の方法としては、例えば芳香族ポリアミド繊維をアミノ
ホ0リアミド溶液に浸漬あるいは塗布により施与した後
、乾燥“する方法がある.ここで、アごノボリアミドの
施与量は繊維重量に対し好ましくは0.05〜5重量%
であり、またアミノボリアミドの溶剤は水.アルコール
,芳香族系溶剤が使用できる。
(発明の効果) 本発明の製造方法によれば、耐熱性及び寸法安定性に優
れ、特にドリリング性に優れた芳香族ボリアミド繊維強
化樹脂複合材料を製造することができ、プリント配線基
板材料をはしめ、軽量先進複合材料として航空機,自動
車.産業機器の構造部材を提供する製造方法として極め
て有用である。
以下、実施例により本発明壱詳述する。尚、その前に本
明細書における種々の特性の測定方法及び評価方法につ
いて記述する. 〈引張り強度〉 熱処理を施した平織物をタテ方向およびヨコ方向に巾2
.5mで採取し、定速伸張型引張り試験機テンシロンU
TM−5000型(東洋ボールドゥイン社製)によって
測定した。
《ドリリング性〉 得られたプリント配線基板1枚の上側に厚さ0.8mm
,下側に厚さ1. 6 m mの当仮を当てたものを用
意し、このものをNCドリリングマシン(エクセロンK
K製)により、0. 2 m mのストレl000ヒッ
ト後の穴壁面の状態を顕鏡観察し、穴壁面に芳香族ボリ
アミド繊維の切れ端がどの程度出ているかによって、下
記の基準で評価した。
○・・・ほとんど出ていない ×・・・かなり出ている 〈スミアの有無〉 高速度ドリリング時に発生するa!擦熱により樹脂の切
粉が軟化溶融し、汚れつまりスミアとしてスルーホール
内壁の内外層や樹脂および基材断面に再付着した状態が
観察されるか否かで評価した.く板のuhげ強さ) JIS  C−6481法に準し測定した.曲げ強さ試
験片の両端を支点でささえて両端支持ばりとし、その中
央部に上部から集中荷重を加えたときの最大曲げ応力を
いう. (実施例1) ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維糸,(デュポ
ン社製,ケブラー49,195d/134f)をタテ糸
とヨコ糸に用い、密度タテ34本/ 2. 5 c m
 ,ヨコ34本/ 2. 5 c mの平織物(目付6
2g/m”,厚さO.11mm)を製織した. 次に、上記繊維布を、電気炉に入れ400℃で1.5時
間熱処理を施した. 次いで、上記熱処理布をアミノボリアミド(アミン価=
780)のエタノール溶液(2重量%)に浸漬後マング
ルにて絞り、110’C、5分間乾燥した. 引き続きアξノボリアもド処理布をケルイミド601 
(日本ポリイミド曲製ビスマレイξド樹脂)与したプリ
ブレグを得た.該ブリレグを18枚積層した後、プレス
機にて180’Cの温度.50k g / c m ”
の圧力で1時間プレスし、更に200℃にて48時間後
硬化を行なって本発明実施例1のプリント配線基板を得
た. 熱処理後の繊維織布の引張り強度を第1表に示し、プリ
ント配線基板の各種特性を第2表に示した。ドリリング
性は良好で、スミアの発生も見られなかった. (比較例l〉 実施例1と同じ繊維織布を用い、400℃での熱処理を
行わない他は実施例lと同様の方法で、アミノボリアミ
ド処理を行い、更にビスマレイミド樹脂を含浸せしめブ
リプレグを得、それを積層し比較例1のプリント配線基
板を得た。
上記アミノボリアξド処理前の繊維織布の引張り強度を
第1表に示し、プリント配線基板の各種特性を第2表に
示す.熱処理しないものは、ドリリング性が悪く且つス
ξアも発生した。
(比較例2) 実施例lと同じ繊維織布を用い、400℃での熱処理に
替えて300℃で4時間熱処理する他は実施例1と同様
の方法で、アミノボリアξ・ド処理を行い、更にビスマ
レイミド樹脂を含浸せしめプリプレグを得、それをa[
Lて比較例2のプリント配線基板を得た。
熱処理後の基布の引張り強度を第1表に示し、スプリン
ト配線基板の各種特性を第2表に示す。
結果は、ドリリング性が悪く、且っス逅アも発生した. (比較例3) 実施例1と同し繊維織布を用い、400℃での熱処理に
替えて500℃で30分間熱処理する他は実施例1と同
様の方法で、ア稟ノボリアミド処理を行い、更にビスマ
レイミド樹脂を含浸せしめプリプレグを得、それを積層
して比較例8のプリント配線基板を得た. 熱処理後の基布の引張り強度を第1表に示し、スプリン
ト配線基板の各種特性を第2表に示す。
結果は、ドリリング性は良好で且つスミアも発生しなか
ったが、基板の曲げ強度が弱く、強化材と第  2 表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 芳香族ポリアミド繊維を耐熱性樹脂に含有せしめてなる
    繊維強化樹脂複合材料を製造するに際し、上記芳香族ポ
    リアミド繊維を350〜450℃の温度で熱処理するこ
    とを特徴とする繊維強化樹脂複合材料の製造方法。
JP22986389A 1989-09-05 1989-09-05 繊維強化樹脂複合材料の製造方法 Pending JPH0393837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013021587A1 (ja) * 2011-08-09 2013-02-14 住友ベークライト株式会社 プリプレグ、積層板、プリント配線基板、半導体パッケージおよび半導体装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013021587A1 (ja) * 2011-08-09 2013-02-14 住友ベークライト株式会社 プリプレグ、積層板、プリント配線基板、半導体パッケージおよび半導体装置
JP2013053303A (ja) * 2011-08-09 2013-03-21 Sumitomo Bakelite Co Ltd プリプレグ、積層板、プリント配線基板、半導体パッケージおよび半導体装置

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