JPH0393532A - ハニカムサンドイッチ構造パネルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特殊な一液湿気硬化型ウレタン系接着剤をハ
エカムコアのセルエッジに塗布し、パネル表面を汚すこ
となく、又、特別なプレス工程を必要としないハニカム
構造体の製法に関する０く従来技術と問題点〉 ハニカムサンドイッチ構造パネルは軽量で高強度性、寸
法安定性に優れ、断熱機能や防音機能を有することから
、キャビネット、ドア、間仕切パネル、黒板などに多用
されている。従来かかるノ１二カム構造体の製法として
は、ペーパーやアルミなどからなるハニカムコアを芯材
とし、これに各種の表面板（合板、塗装鋼板、表面処理
鋼板、プラスチック板、アルミ合金板など）を接着剤て
貼合せて製造されている。これらの接着加工には、エボ
キシ樹脂系接着剤や、クロロプレンゴム系溶剤型接着剤
が使用されるが、前者の場合、主剤と硬化剤を計量混合
しなければならず、しかも硬化物性面においても可とう
性か不足しているため衝撃等によるハガレが起るなどの
問題があった。又、後者に於いては、コンタクト接着型
のため、ハエカムコアと表面板及び枠材のいずれの接着
面にも塗布しなければならないなどの問題があった。

１たハニカムサンドイッチ構造パネルは、胴縁端部筐で
表面板を接着しなければならず近年表面板端部を予め威
型加工したいわゆる弁当箱状の表面板が採用されつつあ
ｂ１この場合には、ロールコーターによる塗布作業がで
きず、又、スプレー塗布では表面板の表面をスプレーミ
スト等により汚してしまうなどの問題があった。

そこで近年、表面板に接着剤を塗布せずに片面塗布にて
接着加工する方法が検討されて＞Ｂ，特公昭６３−３９
４１９号公報の如くチクソ性を有する特殊な一液湿気硬
化型ウレタン系接着剤を使用し、コアのセルエッジにロ
ール塗布し接着加工する方法。特公昭６３−３１３８１
号公報の如く折りたたみ可能なハニカムコアに対し折ｂ
たたみ状態で接着剤槽に浸漬し塗布した後、ハニカムコ
アを展張して表面板と接着する方法。フイルム状接着剤
を使用する方法、又は特公平１−２４０６２号公報の如
くハニカムコアに粘着剤又は接着剤により粉末状接着剤
を付着させ引き続いて加熱処理しパネル化する方法など
がある。これらはいずれも表面板の表面を汚すことはな
いが、パネル化の段階で長時間の冷圧工程、或いは熱圧
工程等、特別なプレス工程ｄ（必要で、又、コアのセル
エッジに塗布された前記特殊ウレタン系接着剤等は、接
着の際、ズレ等によ）欠膠が生じやすく、フィルム状接
着剤は、表面板が有孔材の場合は使用できずさらにフィ
レット形或も少ないため強度が低い。

さらに粉末状接着剤はコアへの付着工程が必要など煩雑
で問題があった。

く問題を解決するための手段〉 発明者は鋭意研究の結果、後述の初期は〈ｂ強さが、０
．　１　ｋｇｆ／２　５　ＪＥＩ巾以上の一液湿気硬化
型ウレタン系接着剤がスプレー等によりハエカムコアの
セルエッジに塗布した場合てもタレることなくハエカム
コアを強化し、又、表面板との接着時にも７イレットを
形威しながらもズレを生じにくいことを発見し、本発明
を完戒した。すなわちへ本発明は、特殊な一液湿気硬化
ウレタンをハニカムコアのセルエッジにスプレー等によ
ｂ塗布し接着加工することによシ、パネル表面を汚すこ
となく、作業が簡単で短時間に製造可能な、ハニカムサ
ンドイッチ構造パネルの製造方法を提供することにある
０ く発明の開示〉 本発明の要旨は前記の通りであり、ハニカムコア芯材及
び表面板としては前記の如き公知の従来品である。接着
剤として用いる一液湿気硬化型ウレタン系接着剤は、過
剰量のポリイソシアネート化合物（ジフェニルメタンジ
イソシアネート、ジメチルジフェニルメタンジイソシア
ネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネート、トリ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、キシレンジイソシアネート、ｐ−フエエレンジイソ
シアネートなど）と１分子中に２個以上（好會しくは２
〜３個）の活性水素を有するボリオール（ボリオキシア
ルキレンエーテルボリオール、ポリエステルポリオール
、アクリルボリオール、ブタジエンボリオール、ひ資し
油誘導体など）の１種管たぱ２種以上を適宜選択使用し
、これらを６０−１００℃の加熱下で数時間反応させて
得られるウレタンプレボリマーを主或分とし、これに必
要に応じて通常の添加剤、例えば可塑剤（ＤＢＰ，ＤＯ
Ｐなど）、粘着付与剤（アルキルフェノール樹脂、ケト
ン樹脂、ロジン、石油樹脂など）、塩素化オレ７イン（
塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩化ゴム
など）、密着付与剤（アミノシラン、ビニルシ２ンなど
のシ２冫化合物、有機チタネート化合物）、溶剤（トル
エン、キシレン、エステル類、ケトン類、塩素系など）
、触媒（ジブチルチンジ２ウレート、ジブチルチンジオ
クテート、オクテン酸スズ、ジオクチルチンジラウレー
ト、ジメチルシクロヘキシルアミン、トリプチルアミン
、トリエチレンジアミン、ジメテルベンジルアミンなど
）等を配合した系で構威される。

本発明では、各種添加剤も配合された全接着剤中の固形
分換算値で、イソシアネート含有量が１〜６重量多、分
子量分布のトップビークの数平均分子量（以降、分子量
と称す）が８０００〜５００００の製品が適している。

すなわちイソシアネート（ＮＣＯ）基含有量は、湿気硬
化機能と硬化後の諸性能維持のために固形分換算値で１
重量φ以上とする必要があり、また初期接着力の維持と
硬化速度の調整から６重量多以下としなければ々らない
。１た分子量が８０００未満では、ハニカムコアのセル
エッジに塗布した際、セルエッジ上に充分付着せずタレ
落ちてしまい、５００００以上では、セルエッジ上に塗
布された接着剤が表面板との圧着時に表面板へ充分付着
せず片面塗布接着加工作業ができない。１た該接着剤の
初期接着性能としては、ＪＩＳ　Ｋ　６８５４　Ｆ接着
剤のはく離接着強さ試験方法」による鋼板と綿帆布との
１８０度はくう接着強さが、接着直後にｏ．　ＩＷ／　
２　ｓ　ｗｓ巾以上あると接着加工の際、パネル圧着時
間が短〈てすみ、逆に０．　１　ｋｙｆ７　２　ｓ　ａ
ｇ巾未満では圧着時間が長くいるばかシか、ハニカムコ
アと表面板を接着加工する際にズレが生じやす〈、接着
剤の欠膠による接着不良を生ずるというトラブルが発生
する。又、該接着剤は公知のスプレー装置を使用して塗
布することが望筐しくそのため粘度を１０００ｅｐａ／
２５℃以下に調整する必要があシさらには、ハエカムコ
アのセルエッジに付着した接着剤量中の接着有効或分量
として不揮発分を３０％以上とすることが望１しい。な
シ誼接着剤が硬化時に溶剤の揮発、イソシアネート基と
水分の反応による炭酸ガスの発生などにより発泡倍率２
〜１０倍に調整されていると、フィレット形威と接着層
の強度の点からよう安定した接着性能が得られる。

次に実施例によ）説明する。

実施例１ クラフト紙からなる２５麿厚のロールコアを芯材とし、
１．２鱈厚ボンデ処理鋼板を表面板とするハニカムサン
ドイッチ構造パネルの製造に当９、接着剤として、粘度
２８０（！ｐ／２５゜Ｃ、不揮発分４（１、｝ップピー
クの数平均分子量１２０００，固形分換算値でイソシア
ネート含有量が５．０重量％、ＪＩＳ　Ｋ　６８５４に
規定する初期はく離接着強さが０．　１　ｓ　ｋｙｆ７
　２　５１！１１巾で、理論発泡倍率３倍の一液湿気硬
化型ウレタン系接着剤であるアイカ●アイポンＷＸ−２
（アイカ工業社製）を、八二カムコアのセルエッジにス
プレー塗布後、室温にて２〜３分間放置し、表面板をサ
ンドイッチして１ｋｙｆ７ａｔ荷重にて約３０分間堆積
してハニカムサンドイッチ構造パネルを作威した。

比較例１ 実施例ｌに於いて、接着剤として粘度ｘｓｏｃｐ／２５
゜Ｃ１不揮発分ｓＯＴｏｓ　　トクプピークの数平均分
子量７０００、固形分換算値でイソシアネート含有量が
９．５重量嘩ＪＩＳ　Ｋ　６８５４に規定する初期はく
離接着強さがｏ　ｋ９ｆ／　２　５鱈巾で理論発泡倍率
が１．５倍以下の一液湿気硬化型ウレタン系接着剤であ
るアイカ●アイボンＷ−６５３（アイカ工業社製）をハ
ニカムコアのセルエッジにスプレー塗布後、室温にて２
〜３分間放置し表面材にサンドイッチしてｓＷ７ａｌ荷
重にて約４時間堆積してハ二カムサンドイタチ構造パネ
ルを作威した。

比較例２ 実施例ｌに於いて比較例１の接着剤を表面板接着面にス
プレー塗布後室温にて２〜３分間放置し、表面板にサン
ドイッチしてｓｋ９ｆ／ａｔ荷重にて約４時間堆積して
ハニカムサンドイッチ構造パネルを作威した。

比較例３ 実施例１に於いて接着剤として粘度３　７　０　０ｐ／
２５℃、不揮発分１２Ｌ（／ルー｝”ＭＤＩ　　５重量
部添加時１６．２１、トクプピークの数平均分子量が１
０００００、固形分換算値でイソシアネート含有量が０
重量多（クルードＭＤＩ　　５重量部添加時１０．３重
量％）ＪＩＳ　Ｋ　６８５４Ｋ規定する初期はく離接着
強さが、片面塗布接着時ＯＷ／　２　５　ｍｓ巾（両面
塗布接着時２．　ａ　＃ｆ／２　ｓ鱈巾）で無発泡タイ
プの二液硬化型ウレタン系接着剤アイカ●アイボンＷＸ
−６２０（アイカ工業社製：主剤１００重量部に対しク
ルードＭＤＩ　　５重量部を添加して使用。）をハニカ
ムコアのセルエッジにスプレー塗布後、室温にて２〜３
分間放置し表面板にサンドイッチしてｓＷ／ｄ荷重にて
約３０分間堆積してハエカムサンドイッチ構造パネルを
作威した。

比較例４ 実施例１に於いて比較例３の接着剤をハニカムコアのセ
ルエッジと表面板接着面の両面にスプレー塗布後、室温
にて２〜３分間放置し、表面板にサンドイッチして３ｋ
ｇｆ／ｄにて３０分間堆積してハニカムサｙドイクチ構
造パネルを作威した０次に、実施例１及び比較例１〜４
で作成した製品の性能を測定し、その結果を第１表に示
す０（測定方法） １０ＸＩＯＩ：１１’試験片に測定治具を取ｂ付けオー
トグラフにてクロスヘッドスピード５０ｍ’／分で千面
引張ｂ強度（　ｋｙｆ７ｃｘｔ　）を測定した。

く発明の効果〉 第１表よＤ明らかの如く、本発明に係る前記特殊危一液
湿気硬化型ウレタン系接着剤をハニカ▲コアのセルエッ
ジにスプレー塗布して作成する実施例１の場合は、堆積
圧力が低〈堆積時間が短かくても充分なフィレットを形
成し製品の千面引張強度が大きいが、他の接着剤を用い
た比較例１〜４の場合は堆積圧力●時間が大きくても製
品の千面引張強度が小さい。筐た、表面板に塗布する比
較例２．４の場合には、パネル表面にスプレー？ストに
よる汚染が認められる。

以上の如く、本発明による方法では、接着剤の少量使用
でも欠膠が愈＜、有効に接着し、堆積時間の短縮化によ
る作業性の向上、高接着力による製品の信頼性たどの効
果があり、軽量で高強度、寸法安定性、断熱性、防音性
を有することから、キャビネット、ドア、間仕切パネル
、黒板たどとして有用である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ハニカムコアを芯材とし、これに表面板を接着して
   成るハニカムサンドイッチ構造パネルの製造に当り、各
   種添加剤も配合された全接着剤中の固形分換算値で、イ
   ソシアネート含有量が１〜６重量％、平均分子量が８０
   ００〜５００００でかつＪＩＳＫ６８５４に規定する初
   期はく離接着強さが０．１ｋｇｆ／２５ｍｍ巾以上の一
   液湿気硬化型ウレタン系接着剤をハニカムコアのセルエ
   ッジに塗布し、これに表面板を接着加工することを特徴
   とするハニカムサンドイッチ構造パネルの製造方法。 ２、一液湿気硬化型ウレタン系接着剤が有機溶剤等によ
   り固形分３０％以上、粘度１０００ｃｐｓ／２５℃以下
   に希釈されている吹付け塗布可能な接着剤である請求項
   第１項記載のハニカムサンドイッチ構造パネルの製造方
   法。 ３、一液湿気硬化型ウレタン系接着剤が、発泡倍率２〜
   １０倍の発泡硬化量接着剤である請求項第１項または第
   ２項記載のハニカムサンドイッチ構造パネルの製造方法
   。