JPH0391917A - 位置合わせ方法及び露光装置 - Google Patents

位置合わせ方法及び露光装置

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JPH0391917A
JPH0391917A JP1228952A JP22895289A JPH0391917A JP H0391917 A JPH0391917 A JP H0391917A JP 1228952 A JP1228952 A JP 1228952A JP 22895289 A JP22895289 A JP 22895289A JP H0391917 A JPH0391917 A JP H0391917A
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    • G03F9/7049Technique, e.g. interferometric

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体素子や液晶表示素子製造用の露光装置
におけるレチクルとウエハとの位置合わせ(アライメン
ト)方法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、半導体素子製造のりソグラフィ工程では、レチク
ルパターンを高分解能でウエハ上に転写する装置として
、ステップ・アンド・リピート方式の縮小投影型露光装
置(ステッパー)が多用されるようになっている。この
種のステッパーでは半導体素子の高集積化に伴って、露
光光の短波長化や高開口数(N.A.)の投影レンズの
開発が行われ、最近ではウエハ上での解像線幅がサブ・
ミクロン(0.5〜0.7μm程度〉に達している。こ
のような高解像パターンを転写するには、その解像力に
見合ったアライメント(重ね合わせ)精度が必要で、例
えばアライメントセンサーの分解能を高めることによっ
て、アライメント精度を向上させることが考えられてい
る。
この高分解能なアライメントセンサーとしては、例えば
特開昭61−215905号公報に開示されたように、
ウエハ上に形成された1次元の回折格子マークに対して
2方向からコヒーレントな平行ビームを照射することに
よって回折格子マーク上に1次元の干渉縞を作り、この
干渉縞の照射によって回折格子マークから発生する回折
光(干渉光)の強度を光電検出する方式が提案されてい
る。
この開示された方式には、2方向からの平行ビームに一
定の周波数差を与えるヘテロダイン法と、周彼数差のな
いホモダイン法とがあり、例えばヘテロダインl去では
周波数差を与えることによって、回折格子マークからの
干渉光をビート周波数で強度変調させて光電検出するも
のである。
ヘテログイン型アライメントセンサー(以下、Lase
r Interferometric Alignme
nt; L I A系と呼ぶ)は、ウエハ上の回折格子
マークからの干康光の光電信号(光ビート信号)と、2
本の送光ビームから別途作成された参照用干捗先の光ビ
ート信号との位相差(±180°以内)を求めることで
、格子ピッチPの士P/4以内の位置ずれを検出するも
のである。
ここで、格子ビッチPを2μm(1μmのラインアンド
スペース)とし、位相差計測の分解能か0.5°程度で
あるものとすると、位置ずれ計測の分解能は、(P/4
)・(0.  5/l 8 0)’=0.0014μm
となる。このようにLIA系はアライメントセンサーと
して極めて高分解能であるため、従来のアライメント方
式に比べてI桁以上重ね合わせ精度が向上するものと期
待されている。
現在、ステッパーのアライメント方式は、例えば特開昭
61−44429号又は特開昭62−84516号公報
に開示されているように、拡張されたウエハ・グローバ
ル・アライメント(以下、エンハンスメント●グローバ
ルーアライメントEGAと呼ぶ)が主流となっている。
EGA方式とは、1枚のウエハを露光するのに、まず始
めにウエハ上に形成されたパターン(チップ)に付随し
たアライメントマークの位置を計測(サンプル・アライ
メント)した後、ウエハ中心位置のオフセッ} (X,
Y方向)、ウエハの伸縮度(X,Y方向)、ウエハの残
存回転量、及びウエハステージの直交度(或いはチップ
配列の直交度)の計6つのパラメータを、マーク位置に
関する設計値と計測値の差に基づいて統計的手法で決定
する。そして、決定されたパラメータの値に基ついて、
重ね合わせ露光すべきセカンド(2nd)チップの位置
を設計値から補正して、順次ウエハステージをステッピ
ングさせていく方式である。
このEGA方式の利点は、ウエハ露光に先立ってウエハ
上の全チップ数と比べてわずかな数(3〜16個程度)
のマークの位置を計測した後は、最早マークの検出及び
位置計i1+1を必要としないため、スループットの向
上が望めること、及び十分な数のマークをサンプル・ア
ライメントすると、個々のマーク検出誤差が統計的な成
算のもとて平均化されることになり、lチップ毎のアラ
イメント(ダイ・パイ・ダイ又はサイト・パイ・サイト
方式)と同等、若しくはそれ以上のアライメント精度が
、ウエハ全面の全てのチップに対して望めることである
従って、LIA系によるEGA方式は、アライメント精
度、スループット等の点から、今後のステッパーのアラ
イメント方式の主流になるものと有望視されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の如き従来の技術においては、2本
の平行ビームをウエハ上に照射すると、回折格子マーク
がない場合でもウエハからの戻り光(0次光)の一部が
光電検出器によって受光されるので、光電検出器からは
光ビート信号が出力されることになる。特に、表面にア
ルミニウム等のメタル層が形成されているウエハでは、
メタル層のグレインによるスペックル等によっても光ビ
一ト信号が発生する。
従って、位置計測のために2本の平行ビームを回折格子
マークに照射した場合、光電検出器から出力される光ビ
ート信号には、スペックル等による光ビート信号がノイ
ズ成分として含まれていることになる。つまり、LIA
系によるEGA方式のアライメントを行う場合、上記ノ
イズ成分によりアライメントマークの検出精度が低いと
考え得るチップ、換言すればアライメントマークの計測
値の信頼度(確からしさ)が低いチップであっても、サ
ンプル・アライメントを行ったチップの計測値は全て同
等に取り扱われるので、信頼度が低い計測値によってア
ライメント(EGA計測)精度が低下し得るという問題
点がある。
この際、信頼度が低い計測値を平均化するため、サンプ
ル・アライメントを行うべきチップ数を増すか、或いは
信頼度が低いと思われる計測値をEGA計測から除くこ
とによって、アライメント精度を低下させることなく位
置合わせを行うことは可能である。
しかしながら、前者の場合には計測チップ数の増加に伴
って、マーク位置計測及びアライメントに要する時間が
長くなるという問題点がある。また、後者の場合にはE
GA計測から除外された計測値は全く生かされず、その
除外された計測値の信頼度が明らかに低い時以外は、E
GA計測に適用するチップ数が減少することになって、
EGA計測精度等の点から必ずしも最適な方法であると
言い難い。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼度が
低い計測値によるスループット、アライメント精度等の
低下を防止でき、高精度、高速にアライメンが可能な位
置合わせ方法を得ることを目的としている。
〔課題を解決する為の手段〕
かかる問題点を解決する為本発明においては、複数のチ
ップCがマトリックス状に形威されたウエハW上でのチ
ップ配列の規則性を決定することによって、前記複数の
チップCの夫々を所定の基準位置(ステッパーではレチ
クルパターンの投影位置)に対して順次位置合わせする
際、チップCの設計上の配列座標値( D xn, D
 yn)と実際に計測される配列座標値( F xn,
 F yn)とに基づいて、チップ配列の規則性(変換
パラメータA,O)を決定するのに先立って、LIA系
により計ijll1された配列座標値( F xn, 
 F yn)に関する信頼度(Hxn,  H yn)
を算出するようにし、この算出した信頼度( H xn
, H yn)を変換パラメータ(A,O)の決定に適
用することとする。
〔作 用〕
本発明においては、EGA計測に適用するチップの位置
情報(実際の配列座標値)の信頼度を、チップ位置計測
時にアライメントマークから発生する光情報、即ち光情
報強度に応じた光電信号の強度に基づいて算出するよう
にし、この算出した信頼度をチップ配列の規則性(変換
パラメータA,O)の決定に適用している。
従って、信頼度の低い位置情報が変換バラメータ(A.
 O)の算出に与える影響は、信頼度の高い位置情報に
比べて小さくなる、換言すれば変換パラメータ(A,O
)の決定に対して、位置情報の信頼度の高低が忠実に反
映されることになる。
この結果、信頼度が低い位置情報によるアライメント精
度の低下、及びその位置情報のEGA計測からの除外を
防止でき、スループットを低下させることな(高精度、
換言すれば最も確からしいチップ配列の規則性(変換パ
ラメータA,O)を決定することが可能となる。
そこで、本発明の原理、即ちチップ位置情報の信頼度を
位置計測時にアライメントマークから発生する光情報に
基づいて算出できる理由について、第1図を参照して説
明する。ここではウエハ表面にメタル(Aj7)層が形
成され、アライメントセンサーとしてはLIA系(ヘテ
ログイン型)を用いるものとする。
第1図(A)、(D)は、グレインによるスペックルに
よって発生する光ビート信号(ノイズ成分)を含まない
光ビート信号SDa,SDdを表し、例えばレジスト層
での薄膜干渉、或いはアライメントマークのだれ等を要
因として、信号SDdは信号SDaに比べて振幅が小さ
くなっている。また、第1図(B)はスペックルによる
光ビート信号(ノイズ或分)SDbを表し、第I図(C
)、(E)は最終的に光電検出器から出力される光ビー
ト信号SDc,SDeを表している。尚、第1図(A)
〜(E)における縦軸は光ビート信号のレベルを、横軸
は時間を示すと共に、光ビート信号SDa〜SDeの波
形を表す式も付してあり、その式中のfはビート周波数
(H z )を、tは時間(s)を表している。また、
LIA系は光ビート信号SDa〜SDeと参照用の光ビ
ート信号との位相差を求めることで位置ずれを検出する
が、第1図ではその参照用光ビート信号を示していない
。そこで、ここでは説明を簡単にするため、その参照用
光ビート信号は光ビート信号SDaと同位相、つまり両
信号の位相差が零であるものとする。
さて、第1図(A)、(D)に示す光ビート信号SDa
,SDdの位相或分ψ。は、正確なマーク位?を示すも
ので、マーク位置(座■標値)をX、格子ピッチをPと
すると、以下の式(1)に示すような関係となる。尚、
第1図(B)に示す光ビート信号SDbはノイズ成分で
あるため、当然ながらその位相成分φ、はマーク位置と
は全く関係がなく、式(1)も成り立たない。
また、第L図(C)、(E)における位相或分φ3,ψ
,′は、ノイズ或分SDbを含むために第1図(A)、
(D)の位相戒分ψ。と一致せず、光ビート信号SDa
,SDdとSDc,SDeとの間には、夫々誤差Δψ(
Δψ=ψ0−ψs)、Δψ゜(Δψ゛=φ。一ψ,゛)
が生じている。
従って、ノイズ成分となる光ビート信号SDbの振幅(
以下、ノイズ振幅と呼ぶ)gと、光ビート信号SDa 
(又はSDd)の振幅(以下、マーク振幅と呼ぶ) G
 (G’)との比g/G (g/G’)が大きくなる程
、上記誤差Δψ(Δψ“)も大きくなることがわかる。
このことは振幅比(g/G)と(g/G’)とを比較(
g/G<g/G’)すれば、誤差Δψ,Δψ′がΔψ〈
Δψ′ となることから明らかである。
ところで、一般にマーク振幅Gとノイズ振幅gとは、レ
ジスト膜厚やマーク形状等の微妙な変化によって、同一
ウエハ内にあってもチップ(アライメントマーク)毎に
異なってしまい、両者の間に必ずしも密接な(一定の大
小)関係が成り立つとは言えない。例えば、全チップの
中でマーク振幅Gが最大となるチップであっても、ノイ
ズ振幅gが全チップの中で最小であったり、逆に全チッ
プの中でマーク振幅Gが最小となるチップで、ノイズ振
幅gが全チップの中で最大になることもあり得る。
しかしながら、略全てのウエハについて、そのウエハ上
の全チップの中で最大となるノイズ振幅g maxと、
最小となるマーク振幅Gminとの間には、gmax 
<Gminなる関係が成り立つと言える。
従って、マーク振幅G、即ち実際に光電検出器から出力
される光ビート信号SDc,SDeの振幅否,百゜が大
きい程、上記振幅比( g / G )が小さく、逆に
振幅否,否′が小さい程、振幅比(g/G)が大きくな
ると言える。
以上のことから、振幅否,百゛ が大きくなる程、振幅
比(g/G) 、即ち誤差Δψ(又はΔψ゛)が小さく
なることがわかる。従って、LIA系によりアライメン
トマークの位置を検出すると同時に、その干渉光の光ビ
ート信号SDwの振幅(GXII、G yn)を求めれ
ば、位置計測時の誤差(Δψ)の大小、即ち位置情報の
信頼度(Hxn. Hyn)を決定できる。
さて.、振幅と信頼度とを対応付ける関数はいろいろ考
えられるが、例えば閾値としての定数G。
を予め経験的(実験的)に決めておけば、以下の式(2
)により信頼度Hnを振幅Gnから求めることができる
。但し、n=1.2,・・・・,m (mはサンプルア
ライメントすべきチップ数)で、計測された振幅Gnの
中で最大となるものをG m m xとする。
尚、上記式(2)から明らかなように、最大振幅G +
n m。となるアライメントマークの信頼度が1となり
、定数G。を下まわったマークの信頼度は0となる。ま
た、その中間の振幅が得られたマークの信頼度は0<H
n<1となり、信号強度が強くなる程、lに近くなるこ
とは明らかである。
本発明では、EGA方式のアライメントを行う際、上記
原理を用いてアライメントマークの位置情報の信頼度を
求めることで、信頼度が低い計測値によるスノψ−プッ
ト、アライメント(EGA計測)精度等の低下を防止し
ようとするものである。
〔実 施 例〕
第2図は、本発明の実施例による方法を適用するのに好
適なステッパーの概略的な構或を示す平面図であって、
露光用照明装置(不図示)はg線、i線或いはKrFエ
キシマレーザ光等のレジスト層を感光するような波長(
露光波長)の照明光ILを発生し、照明光ILはメイン
コンデンサーレンズCLを介してレチクルRのパターン
領域PAを均一な照度で照明する。レチクルRは、その
投影中心(パターン領域中心)を投影レンズPLの光軸
AXが通るようにレチクルステージRSに載置されてい
る。パターン領域PAを通過した照明光ILは、両側(
若しくは片側)テレセントリックな投影レンズPLに入
射し、投影レンズPLはパターン領域PAに形成された
回路パターンの像を、表面にレジスト層が形戊されたウ
エハW上に投影する。ウエハWは不図示のウエハ・ホル
ダー(θテーブル)を介してウエハステージWS上に載
置され、ウエハステージWSは駆動部MTによりステッ
プ・アンド・リピート方式でX,Y方向に2次元移動す
るように構成されている。また、ウエハステージWSの
X,Y方向の位置はレーザ干1歩計LGによって、例え
ば0.02μm程度の分解能で常時検出され、ウエハス
テージWSの端部にはレーザ干渉計LGからのレーザビ
ームを反射する移動鏡MRが固定されている。
また、ステッパーにはLIA系と、マーク検出可能範囲
(サーチ範囲)が広く、高速アライメント計測が可能な
レーザ・ステップ・アライメント(LSA)系とを組み
合わせたTTL方式のアライメント系(以下、Site
 by Site Alignment ; SSA系
と呼ぶ)が設けられている。SSA系は、LIA系及び
LSA系のビーム成形光学系(5,6)以外の光学部材
を最大限共有させることで、レチクル周辺でのスペース
を最小としている。
そこで、第3図を併用してSSA系の概略的な構威につ
いて詳述する。第3図はSSA系、特にLIA光学系の
具体的な構或を示す斜視図であって、LSA系の構戒に
ついては、例えば特開昭60−130742号公報に開
示されているので、ここでは説明を省略する。
尚、ウエハW上にはチップCに付随してウエハマークW
Mx,WMY (WMYのみ図示)が形成されている。
第4図に示すようにウエハマークWMyは、複数のドッ
トマークがX方向に配列された回折格子マーク(以下、
LSAマークと呼ぶ)と、X方向に伸びた複数本(図で
は12本)のバーパターンとから構成され、例えば4μ
mのライン・アンド・スペース・パターンが形成される
ように、LSAマークを中心としてY方向に配列された
ものである。
第2図において、レーザ光源lは所定波長の直交直線偏
光のアライメント用照明光(ビーム)ALを発生し、ビ
ームALは172波長板2を介して偏光ビームスプリッ
ター3に至り、P偏光成分から成るビームALpとS偏
光成分から或るビームALsとに波面分割される。レー
ザ光源1としては、レジスト層に対してほとんど感度を
持たない波長、例えば波長633nmのHe−Neレー
ザを光源とすることが望ましい。偏光ビームスプリッタ
ー3を通過したビームALpは、ミラーMl及びシャッ
ター4aを介して、2光束周波数シフター12等を含む
第1ビーム戒形光学系(以下、LIA光学系と呼ぶ)5
に入射する。一方、偏光ビームスプリッタ−3で反射さ
れたビームALsは、シャッター4bを介してシリンド
リカルレンズ等を含む第2ビーム或形光学系(以下、L
SA光学系と呼ぶ)6に入射する。シャッター4a,4
bは、それぞれビームALp,ALsの光路の閉鎖、開
放を行う、例えば4枚羽根のロータリーシャッターであ
って、常にいずれか一方の光路のみを開放するように同
時に回転制御される。
さて、第3図に示すように2光束周波数シフター12に
おいてビームALpは、1/4波長板l2a及び偏光ビ
ームスプリッター12bによって、同一光量となるよう
にP偏光ビームとS偏光ビームとに波面分割される。偏
光ビームスプリッター12bを通過したP偏光ビームは
、ミラー12cを介して第1音響光学変調器12d(以
下、単にAOMl2dと呼ぶ)に入射し、偏光ビームス
プリッタ−12bで反射されたS偏光ビームは、第2音
響光学変調器12e(以下、単にAOMl2eと呼ぶ)
に入射する。
AOML 2dは、周波数f1の高周波信号SFlでド
ライブされ、第3図には示していないが、その周波数f
lで決まる回折角だけ偏向されたl次光をビームLBI
として出力する。一方、AOM12eは周波数11であ
るビームLBIとの差周波数がΔfとなるように、周波
数f2(f2fl−Δf)の高周波信号SF2でドライ
ブされ、同様にその周波数f2で決まる回折角だけ偏向
された1次光をビームLB2として出力する。
尚、AOMl2d,12eに対する入射ビームのうちの
0次光は、適当な位置に配置されたスリット(不図示)
で遮光される。また、本実施例ではAOM12d,12
eのドライブ周波数r1、f2を、例えば80,025
MHz、80.000MHzとし、その周波数差Δ[を
25KHzと低く設定するため、2つのAOM12d,
12eでの1次回折光の回折角は共に等しくなる。
AOM12dにより周波数flに変調されたビームLB
Iは、レンズ系L2hを介してSSA系の瞳面若しくは
その近傍に配置された偏光ビームスプリッタ−12iに
入射する一方、AOMl2eにより周波数f2に変調さ
れたビームLB2は、ミラー12f及びレンズ系12g
を介して偏光ビームスプリッター12iに入射する。偏
光ビームスプリッター12iは、ビームLBI,LB2
を完全に同軸に合或するのではなく、所定量だけ間隔を
あけるようにビームLBI,LB2を互いに平行に合成
する。
偏光ビームスプリッタ−12i(2光束周波数ンフター
12)から射出した2本の平行なビームLBI(P偏光
で周波数fl)とLB2(S偏光で周波数12)とは、
共にミラーMa,Mbで反射された後、1/2波長板l
3を通って偏光ビームスプリッター14に入射する。こ
れより、ビームLBIは周波数ftのP偏光ビームLB
lpとS偏光ビームLBIsとに波面分割され、ビーム
LB2は周波数f2のP偏光ビームLB2pとS偏光ビ
ームLB2sとに波面分割される。
偏光ビームスプリッターl4を通過する2本のP偏光ビ
ームLB1p(周波数f 1),LB2p(同f2)は
、瞳を像面に変換するレンズ系(逆フーリエ変換レンズ
)15aを介して、装置上で固定されている参照用回折
格子15bに、異なる2方向から所定の交差角ωで入射
し結像(交差)する。光電検出器(受光素子)15cは
、例えば参照用回折格子15bを通過したビームLB1
pの0次光とビームLB2pの+1次回折光との干渉光
及び、ビームLBlpのーl次回折光とビームLB2p
の0次光との干渉光を独立に受光(光電変換)し、それ
ら2つの干渉光の強度に応した正弦波状の光電信号を加
算する。この結果得られる光電信号SRは、ビームLB
1p,LB2pの差周波数Δfに比例した周波数となり
、光ビート信号となる。この際、参照用回折格子15b
の格子ピッチは、ビームLB1p,LB2pによって作
られる干渉縞のピッチと等しくなるように定められてい
る。尚、光電検出器15cは上記2つの千1歩光を同一
受光面上で受光し、この受光面上で加算された干渉光の
強度に応じた光電信号を出力するものであっても良い。
以上のように構成すれば、参照用回折格子15bと光電
検出器15cとの間隔を短くすることができるといった
利点がある一 一方、偏光ビームスプリッターl4で反射される2本の
S偏光ビームLBIs(周波数fl),LB2s(同f
2)は、レンズ16により所定角度だけ傾いた平行光束
となり、ミラーMcを介して、ウエハWと共役な位置に
配置された視野絞りl7で一度交差した後、レンズ18
を通ってビームスプリッター7に入射する。以上述べた
2光束周波数シフターl2から符号順にレンズ18まで
によってLIA光学系5が構成されている。尚、視野絞
り17にはビームLBIs.LB2sにより作られる干
渉縞に対して傾いたエッジを有する、例えば菱形又は平
行四辺形状開口が形戒されている。
一方、シャッター4bを通過したビームALsは、LS
A光学系6 (シリンドリ力ルレンズ等)により細長い
帯状のスポット光S″P (S偏光)に成形された後、
第3図には示していないが、ミラ−M2(第2図に図示
)を介してビームスプリッター7に入射する。
ビームスプリッタ−7は、ビームLBIs,LB2sと
スポット光SPとが互いに略直交して入射するように配
置され、ビームLBIs,LB2Sとスポット光SPと
の夫々を同一光量となるように2分割(振幅分割)する
。即ち、ビームスプリッタ−7より後方に配置される2
組(X,Y方向)の検出光学系(対物レンズlox,1
0y等を含む)において、LIA光学系5とLSA光学
系6との光軸を正確に合致させ、ビームLBIs,LB
2sとスポット光SPとで対物レンズ10X,10y等
を共有させるためのものである。
ここで、ビームスプリッタ−7より後方に配置される2
組の検出光学系は同一構或であるため、以下の説明では
一方(第2図中にも示したY方向の検出光学系)の構成
のみについて述べる。尚、第2図ではY方向の検出光学
系のミラーMY2に対応するミラーMX2のみを示し、
第3図ではミラーMYIを省略してある。
さて、第2図又は第3図において、ビームLBIs,L
B2sは対物レンズIOYにより空間上の焦点(ウエハ
共役面)で一度交差した後、ミラ−MY L MY2を
介して投影レンズPLに入射する。ビームLBIs,L
B2s (円偏光)は、一度スポット状に集光して入射
瞳Epを通った後、第5図に示すようにウエハマークW
Myのピッチ方向(Y方向)に関して光軸AXを挟んで
互いに対称的な角度で傾いた平行光束となって、ウエハ
マークWMY上に異なる2方回から交差角ωで入射し結
像(交差)する。尚、ビームLB1s.LB2sの交差
角ωは、大きくても投影レンズPLの射出(ウエハW)
側の開口数(N. A. )を越えることはない。
一方、スポット光SPは対物レンズlOyにより一度ス
リット状に収束した後、ミラーMYl、MY2を介して
投影レンズPLの入射瞳Epに至り、入射瞳Epの略中
央を通って露光フィールド内でX方向に伸び、且つ光軸
AXに向かうようにウエハW上に形成される。
ここで、入射瞳EpにおいてビームLBIs,LB2s
の各スポットは、スポット光SPの中心を通り、且つス
ポット光SPの長平方向(Y方向)に伸びた直線上に、
スポット光SPの中心に関して略点対称となるように形
成され、且つ入射瞳Epでのスポット光SPの長手方向
(Y方向)と、ウエハW上に照射されるスポット光SP
の長平方向(X方向)とは互いに略直交している。
また、第5図に示したようにビームLB 1 s,LB
2sが交差角ωでウエハマークWMy上に入射すると、
ビームLBIs,LB2sが交差している空間領域内で
、光軸AXと垂直な任意の面内(ウエハ面)には、格子
ピッチPに対してl/N倍(Nは整数)のピッチP’ 
 (本実施例ではP′P/2)で、1次元の干渉縞が作
られることになる。この干渉縞はウエハマークWMVの
ピッチ方向(Y方向)に、ビームLBIs,LB2sの
差周波数Δfに対応して移動(流れる)ことになり、そ
の速度Vは、V一Δf−P’なる関係式で表される。
従って、ウエハマークWMYからは光軸AX上に沿って
進行する±1次回折光(干渉光)BTLが発生し、この
干渉光BTLは干渉縞の移動によって明暗の変化を周期
的に繰り返すビート波面を持つ。この干渉光BTLは投
影レンズPL,l/4波長板9y等を通り、P偏光とな
って偏光ビームスプリッタ−8yを通過した後、瞳共役
面に配置された光電検出器(受光素子)zyにより受光
される。光電検出器11yから出力される光電信号SD
wは、干渉縞の明暗変化の周期に応じた正弦波状の交流
信号(ビート周波数、以下光ビート信号と呼ぶ)SDw
となって、アライメント信号処理回路(以下、ASCと
呼ぶ)19に出力される。
一方、LS,A系のスポット光SPがウエハマークWM
y (LSAマーク)をY方向に相対走査すると、マー
クからは正反射光(0次光)以外に回折光(1次光以上
)や散乱光が生じる。これら光情報(円偏光)は再び投
影レンズPL等を通って、1/4波長板9yによりP偏
光となった後、偏光ビームスプリッター8yを通過し、
光電検出器1iyにより受光される。光電検出器zyは
、これら光情報のうちの高次回折光、例えば±l〜3次
回折光と散乱光とをそれぞれ光電検出し、この回折光及
び散乱光の各強度に応じた光電信号SDi.SDrをA
SC19に出力する。
ここで、上述した光電検出器zy(但し、1lxも同一
構威)の概略的な構成を第6図に示す。
第6図に示すように光電検出器ttyは、スポット光S
Pの照射によってLSAマークから発生する、例えば±
l〜3次回折光44の分布に合わせた受光面41a,4
lbと、そのLSA?−クのエッジから発生する散乱光
45の分布に合わせた受光面42a,42b及び、ビー
ムLB1p,LB2pの照射によってウエハマークWM
Yから発生する干渉光BTLを受光するように配置され
た受光面40を有する分割受光素子である。
尚、第4図に示す如くウエハW上でX方向にスリット状
に伸びたスポット光SPで、ウェハマークWMy (L
SAマーク)をY方向に相対走査すると、LSAマーク
からは回折光44と共に正反射光43も発生し、この正
反射光43は受光面40上に集光される。しかし、本実
施例ではシャツ夕−4a,4bを回転制御して、スポッ
ト光SPとビームLBIs,LB2sとが同時にウエハ
W上に照射されないように切換えを行っているため、受
光面40で正反射光43と干l歩光BTLとが混在して
しまうクロストークは防止される。
ASCI9は、LSA系(スポット光SP)を用いる時
、光電検出器11yから出力される光電信号SDi(又
はSDr)と、レーザ干渉計LGからの位置信号とを入
力し、ウエハステージWSの単位移動ffi(0.02
μm)毎に発生するアップ・ダウンパルス信号に同期し
て光電信号SDi(又はSDr)をサンプリングする。
そして、各サンプリング値をデジタル値に変換してメモ
リに番地順に記憶させた後、所定の演算処理によってウ
エハマークWMy (LSAマーク)のY方向の位置を
検出する。尚、ASC l 9は光電信号SDI及びS
Drの波形処理を並行して行い、両方の検出結果からウ
エハマークWMyの位置を決定することが望ましい。
また、LIA系(ビームLBIs,LB2s)を用いる
時、光電検出器11Yから出力される光ビート信号SD
wと、参照信号として光電検出器15dから出力される
光ビート信号SRとを入力し、光ビート信号SRを基準
とした光ビート信号SR,SDwの波形上の位相差を検
出する。この位相差(±180゜)は、ウエハマークW
MyのP/2内の相対位置ずれ量に一義的に対応してい
る。
ここで、ウエハマークWMxXWMyのピッチPを8μ
mとし、ASC19の位相検出の分割能が0,2゜であ
るものとすると、位置ずれの計測分解能は0.0044
μmにもなる。実際にはノイズ等の影響も受けるため、
実用的な計測分解能は0,01l1m(位相で0.  
4゜)程度になる。
この検出方式は所謂ヘテロダイン方式であり、ウエハW
がP/2の位置誤差範囲内であれば、静止状態であって
も高分解能で位置ずれを検出できるものである。
さて、第2図には投影レンズPLから一定間隔で固定さ
れ、ウエハマークを拡大観察するオフ・アクシス方式の
アライメント光学系(Field ImageAlig
nment;F I A系)も示されている。照明光源
20は所定の波長幅を有する照明光を発生し、この照明
光はレジスト層の感光波長域と赤外波長域とをカットす
るフィルター21を通り、レンズ系22を介してハーフ
ミラー23に達する。さらに、ミラー24及び対物レン
ズ25を通った後、投影レンズPLの視野を遮光しない
ように鏡筒下部の周辺に固定されたプリズム(ミラー)
26で反射されてウエハWを垂直に照射する。
尚、照明光はレジスト層に対して極めて感度の低い波長
(非露光波長)になるように選ばれ、マーク検出に必要
な波長域に対してブロードなスペクトル分布があるもの
、複数の峻鋭なスペクトルがあるもののいずれであって
も良い。また、対物レンズ25は少なくとも物体(ウエ
ハ)側がテレセントリック系であり、照明光の波長域に
関して色消し(収差補正)されている。
また、ウエハWからの反射光は対物レンズ25、ハーフ
ミラー23等を通って、レンズ系27により指標板(焦
点板)28に結像される。指標仮28は対物レンズ25
とレンズ系27とによってウヱハWと共役に配置され、
矩形の透明窓内に2本ずつX,Y方向に夫々伸び、且つ
互いに所定間隔だけ離れて平行に形成された4本の矩形
状マークから成る指標マーク28a(クロム等で形成さ
れた遮光性マーク)を有する。ウエハマークWMx、W
MYの像と指標マーク28aとは、リレーレンズ系29
.31及びミラー30を介してITV、CCDカメラ等
の撮像素子32の受光面上に結像される。撮像素子32
からのビデオ信号はレーザ干渉計LGからの位置計測信
号と共にFIAt寅算ユニット33に入力し、FIA演
算ユニット33はビデオ信号の波形に基づいて指標マー
ク28aに対するマーク像のずれを求め、マーク像が指
標マーク28aの中心に位置した時のFIA系のマーク
中心検出位置に関する情報(位置情報DR)を出力する
主制御装置MCSは、シャッター4a,4bを同時に駆
動制御したり、ASC 1 9からのマーク位置や位相
差(位置ずれ量)の情報、レーザ干渉計LGからの位置
情報等に基づいて、駆動部MTに所定の駆動指令を出力
し、レチクルRとウエハWとのアライメントを行う他、
FIA系(20〜33)等を含む装置全体を統括制御す
る。
次に、第7図〜第9図を参照して本実施例による位置合
わせ動作について、ステッパーの一連の露光動作と併せ
て説明する。第7図は、本実施例の動作の一例を示す概
略的なフローチャート図である。尚、本実施例ではLI
A系を用いてEGA方式のアライメントを行うものとす
る。
さて、ウエハステージWS上にローディングされたウエ
ハWは、まず機械的なブリアライメント装置(不図示)
によって数十μm以下の精度で載置される(ステップ1
00)。
次に、FIA系及びSSA系(LSA系)を用い、ウエ
ハWのブリアライメントを行う。この際、予めシャッタ
ー4a,4bを同時に回転制御し、LSA光学系6に入
射するビームALsの光路を開放する一方、LIA光学
系5に入射するビームALpの光路を閉鎖しておく。
まず、FIA系はウエハWの外周付近に、且つウエハセ
ンタに関して左右(Y軸)対称な位置に形威された2個
のチップのY方向の位置を検出し、一方LSA系はウエ
ハWの外周付近に、且つ上記2個のチップから等距離に
あるチップのX方向の位置を検出する。そして、主制御
装置MCSは3つのチップの位置情報に基づいて、座標
系XYに対するウエハWの位置ずれ量(回転誤差を含む
)を算出する。そして、この位置ずれ量に応じてウエハ
Wを駆動することによって、ウエハWのブリアライメン
トが終了する(ステップ101)。
この結果、レチクルRとウエハW(チップ)との相対的
な位置すれがlμm以下の精度で補正されると共に、チ
ップの設計上の配列座標値( D xn.Dyn)、所
謂配列マップに応じてウエハステージWSをステッピン
グさせれば、SSA系から照射されるビームLBIs,
LB2sに対してウエハマークWMx,WMyが±P/
4内に位置法めされることになる。
さて、ウエハWのブリアライメント終了後、上述と同様
の動作でシャッター4a,4bを回転制御し、スポット
光SPの代わりにビームLBIs,LB2sをウエハW
上に照射する。これより、LSA系からLrA系への切
換えが終了する(ステップl02)。
ここで、上記ステップ102(ブリアライメント)終了
後も、例えば第8図に誇張して示しているように、ウエ
ハステージWSの移動座標系(直交座標系XY)に対す
るチップCの配列座標系αβの回転量θ(ブリアライメ
ントにて補正しきれなかったローテーション)が残存し
ている。尚、第8図には配列座標系αβに沿ってマトリ
ックス状に形成されたチップのうち、ウエハWの略中心
を通るα軸及びβ軸上に配列されたチップC,〜C 1
3のみを示してある。また、チップC1〜C 13の夫
々に付随して、位置合わせ用のウエハマークWMx,W
My (第4図)も形成されている。
従って、上述した配列座標系αβの残存回転量θを含め
、さらに配列座標系αβの傾き量(直交度)ω、ウエハ
WのX(α)、Y(β)方向の線形伸縮量(スケーリン
グ)Rx. Ry,及びウエハWのX(α)、Y(β)
方向の平行移動量(オフセット量)Ox,Oyの6つの
パラメータ、即ち変換パラメータ(A,O)を決定する
ことによって、チップCの実際の配列座標値( F x
n,  F yn)と設計上の配列座標値( D xn
. D yn)とを、以下の式(3)に示す写像関係式
(行列式Fn=A−Dn+O)により一意に定める(対
応付ける)ことが可能となる。但し、上記写像関係式(
行列式)における変換パラメータ(A, O)は、上記
残存回転量θ、直交度ω及びスケーリング(Rx,Ry
)と、オフセット量(Ox,Oy)との夫々をパラメー
タとして含み、変換パラメータAは2行2列、Oは2行
1列の行列である。
そこで、主制御装置MCSはEGA計測を行うべく、L
IA系を用いてウエハWの中心及びその外周付近に位置
する複数個(3〜16個程度)のチップCの配列座標値
( F Xll,  F yn)を計測(サンプルアラ
イメント)すると共に、その計測した配列座標値の信頼
度( H xn, H yn)も同時に検出する。まず
、設計上の配列座標値(配列マップ)に従ってウエハス
テージWSをステッピングさせ、配列座標値を計測すべ
きチップCのウエハマークWMYを、ビームLBIs,
LB2sに対して±P/4内に位置決めする。
次に、ビームLBIs,LB2sをウエハマークWMy
に照射し、ウエハマークWMyから発生する干渉光BT
Lを光電検出器11y (受光面40)により受光する
。そしてASC l 9は、光電検出器1lyからの光
ビート信号SDwと光電検出器15dからの光ビート信
号(参照信号)SRとに基づいて、光ビート信号SDw
,SRの位相差(±180゜)を検出し、このP/2内
の位相差からウエハマークWMYのY方向の位置を算出
する。
以下、上記動作を繰り返し行うことによって、残りのチ
ップC(ウエハマークWMy)のY方向の位置、及びウ
エハマークWMxのX方向の位置を計測し、これら計測
値を配列座標値(Fxn,Fyn)として記憶する。こ
れより、サンプルアライメントが終了するか、この際主
制御装置MCSはチップ毎に光電検出器tix,tty
から出力される光ビート信号SDwの強度、即ち振幅(
 G xn.G yn)も併せて記憶しておく (ステ
ップ103)。
次に、主制御装置MCSは上記式(2)を用い、上記ス
テップ103での計測結果、即ち光ビート信号SDwの
振幅( G xn, G yn)に基づいて、配列座標
値( F xn,  F yn)の信頼度( H xn
, H yn)を決定する。この信頼度( H xn,
 H yn)は、上記振幅( G xn. G yn)
が最大となるチップC(ウエハマークW M x , 
W M y )でl、式(2)中の定数Goを下回る振
幅が得られたチップCで0となる。
さらにその中間の振幅が得られたチップCでOく(Hx
n, Hyn) < 1となり、振幅が大きくなる程、
信頼度( H xn. H yn)は1に近くなる(ス
テップl04)。
さて、主制御装置M C Sは上記ステップ103、1
04の夫々で検出されたチップCの配列座標値( F 
xn,  F yn)及びその信頼度( H xn, 
H yn)と、予め入力されているチップCの設計上の
配列座標値( D xn. D yn)とに基づいて、
ステップ・アンド・リピート方式で位置合わせすべきウ
エハW上でのチップ配列の規則性、即ち上記式(3)に
示した写像関係式(Fn=A−Dn+O)における変換
パラメータ(A,O)を決定する。
この際、上述した如くウエハステージWSの直交座標系
XYとチップの配列座標系αβとの間には、残存回転量
θ、スケーリングω、線形伸縮量(R x, R y)
及びオフセットffi(Ox,Oy)が存在し、以下に
示すようなこれらパラメー、夕を表す一次変換(行列式
)によって、変換パラメータ(A, O)が決定され、
実測された配列座標値( F xn,  F yn)と
設計上の配列座標値(Dxn, Dyn)とが対応付け
られることになる。
即ち、変換パラメータ(A、0)の夫々は、以下に示す
式(4)、(5)のように表される。
・・゛・・・・(4) しかしながら、ウエハW上のチップCは、実際の配列座
標値( F xn,  F yn)及び設計上の配列座
標値( D xn, D yn)に対して残差項(εX
n+  εYn)が存在し、上記式(3)は以下の式(
6)のように書き換えられる。
従って、上記残差の二乗和ΣεXn”とΣεYn2とを
最小とするように、例えば最小二乗法により変換パラメ
ータA.Oを決定してやれば良い。
ここで、信頼度( H xn, H yn)を全く考慮
に入れない場合には、残差の二乗和Eを式(7)のよう
に定義すれば良い。但し、mはサンプルアライメントを
行うチップ数とする(m≧3)。
しかしながら、本実施例ではチップCの配列座標値( 
F xn,  F yn)の信頼度(Hxn. Hyn
)を用い、残差の二乗和Eを、以下の式(8)のように
定義する。
・・・・・・(8) 上記式(8)から明らかなように、式(8)での右辺の
2項の夫々をEx.Eyとおけば、Ex,Eyの夫々が
最小になる時に残差の二乗和Eも最小となる。そこで、
このEx,Eyを書き下すと、以下の式(9)、(lO
)のようになる。
Ex ΣHxn”(F xn−(a DXn+a 2D yn十〇 X))2 そこで、上記式(9)、(lO)の夫々を最小とするa
ll+  a+2+  a2l+  a2z及びbll
 (Ox) . b21 (Oy)を求めるため、式(
9〉、(lO)を未知数all、al2、Oxとa 2
1% a 22、oyとで夫々偏微分し、各偏微分式を
零とおいて、その連立方程式を解いてやれば良い。この
結果を行列の形に書き直すと、式(l1)、(l2)の
ように表される。
但し、 従って、上記式(l1)、(12)において、サンプル
アライメントを行ったチップCの配列座標値( F X
n,  F Yn)及びその信頼度( H xn, H
 yn)の各々を順次加算していけば、変換パラメータ
(A,O)、即ち未知数az+  al2+  aff
il+  a22+ bb21の全てを求めることがで
きる。尚、未知数aal2+  a21+ a22+ 
1)lt+ b21が求まれば、以下の関係に基づいて
6つのパラメータ、即ち残存回転量θ、スケーリングω
、線形伸縮量(R x,Ry)及びオフセット量(Ox
,Oy)も求まる。
a2 θ a22 at    82 ω all   a22 Rx=a Ry=a. Ox=b O y = b 2 以上により変換パラメータ(A,O)が決定され、上記
式(3)からウエハW上のチップ配列が導き出されるこ
とになる(ステップ105)。
次に、主制御装置MCSは上記ステップ105で算出し
たチップ配列に従って、ウエハステージWSをステッピ
ングさせながらレチクルパターンの投影像とチップCと
を正確に重ね合わせて露光を行う(ステップ106)。
そして、全てのチップCでの重ね合わせ露光が終了した
後、ウエハWはステッパーから搬出(アンロード)され
る(ステップ107)。
以下、ウエハ毎に上記ステップ100からステップ10
7までを繰り返し実行することによって、信頼度が低い
チップによるスループットやアライメント計測精度等を
低下させることなく、高精度、高速に重ね合わせ露光を
行うことが可能になる。
ところで、本実施例においては配列座標値の信頼度(H
xn, Hyn)を上記式(2)により決定していたが
、サンプルアライメントすべきチップCのウエハ内での
位置によって信頼度(Hxn. Hyn)が片寄る、例
えばウエハWの上半分と下半分とで極端に異なり得る。
つまり、ウエハの上半分と下?分とでの信頼度が極端に
異なってしまえば、変換パラメータ(A, O)の決定
に際して、信頼度の高い側(例えば上半分)での配列座
標値が極端に反映されることになる。従って、このよう
に決定された変換パラメータ(A, ○)に基づいて、
レチクルパターンとチップCとを順次重ね合わせ露光し
ていくと、もう一方の側(下半分)での重ね合わせ精度
が低下し得る。
そこで、第9図に示すようにウエハWをいくつかのブロ
ック(図では■〜■)に分割し、上記式(2)を用いて
ブロック毎に信頼度(Hxn, Hyn)を算出するよ
うにする。この際、ブロック毎にサンプルアライメント
すべきチップ(ウエハマークWMx,WMy)からの光
ビート信号SDwのうち、振幅Gnが最大となるものを
選び出し、その最大振幅G■,。を夫々式(2)に適用
すれば良い。
これより、ウエハW内での信頼度の片寄りをなくす(平
均化する)ことができ、変換パラメータ(A.0)の算
出精度(重ね合わせ精度)の低下を防止できる。
尚、第9図ではウエハWを4つのブロックI〜■に分割
したが、このブロックの数は4つに限られるものではな
く、いくつでも良い。また、そのブロックの形状も第9
図に示すような扇形にとらわれる必要はなく、例えば同
心円状に選んでも良い。さらに、チップに付随したウエ
ハマークWMXとWMYとで、分割方法(ブロック数、
ブロック形状等)を変えてブロックを決めても構わない
また、本実施例では光電検出器11x,llyからの光
ビート信号SDwの振幅( G yen, G yn)
に基づいて、上記式(2)により信頼度(Hxn, H
yn)を算出していたが、振幅Gnと信頼度Hnとを対
応付ける関係式は上記式(2)に限られるものではなく
、例えば以下に示す式(l3)〜(l5)のいずれかを
用いても構わない。
・・・・・・(l 3〉 但し、Ga,goは共に定数であって、上記式(2)中
の定数G,と同様に予め経験的に決めてお?ば良い。ま
たは、g o= G−1。=MIN(G +. G 2
.”・,G■)(但し、mはサンプルアライメントする
チップ数)、或いはg。=G.,.−K・σ(Gn) 
(但し、K>0で、σ(Gn)は分散)としても良い。
一方、定数Gaに関しても同様に、Ga ” G m 
h t =MAX(G ,. G 2. −−−−. 
G,’) 、或いはGa=G+,.++K・σ(Gn)
 (K > O )としても良い。
・・・・・・(14) 但し、定数Ga,goは上記式(l3)と同様であり、
τはτ〉0なる実数である。
但し、Sは定数であって、上述した如く経験的、若しく
はS=K・σ(Gn) (K > 0 )なる式から定
めれば良い。
ここで、式(l3)、(l4)は上記式(2)をより一
般的な形に書き換えたものであり、考え方としては式(
2)と同様のものである。また、式(15)では信頼度
が1となるのがGn=G.,,の時であり、振幅Gnが
G,96より大きくなる場合には信頼度がHn< 1と
なる点で、上記式(l3)及び(l4)と異なる。即ち
式(l5)の考え方としては、他のチップより強い振幅
Gnが得られる場合、何か異常が起こっていると判断で
きることである。
以上、本実施例ではアライメントセンサーとしてLIA
系(特にヘテロダイン方式)を用いる場合について述べ
たが、例えばホモダイン方式のLIA系、LSA系、F
IA系、或いは特開昭63−283129号公報に開示
されているスルー・ザ・レチクル(TTR)方式のヘテ
ログイン型アライメントセンサー等を用いても、本実施
例と同様の効果を得られるのは明らかである。以下、L
SA系、FIA系の夫々を用いて信頼度を計測する動作
について簡単に説明する。
第lO図(A)、(B)は、LSA系のスポット光SP
でウエハマーク(LSAマーク)を相対走査した時、マ
ークから発生する回折光44を受光する光電検出器(受
光面41a,4lb)の出力信号(光電信号SDi)の
波形を示す図である。通常、この光電信号は第lO図(
A)に示すような波形となるが、LSA系を用いる場合
にもLIA系と同様に、メタル層のグレインによるスペ
ックル等により回折光(ノイズ成分)が発生する。この
ため、マークからの回折光と共に、このノイズ成分が光
電検出器により受光されることになり、そのノイズ成分
を含む光電信号(第lO図(B))は、第10図(A)
と比較して信号強度(例えばピーク値V2)が低くなる
従って、上記式(2)、(l3)等において光ビート信
号SDwの振幅( G Xn, G Yl1)の代わり
に、光電信号SDiの強度(ピーク値Vl,V2)を用
いるようにすれば、LSA系によるEGA計測において
も、信頼度(Hxn, Hyn)を算出することにより
信頼度の低いチップによるEGA計測精度の低下を防止
することができる。
また、LSA系においては光電信号SDiの波形の対称
性から6、信頼度(Hxn, Hyn)を算出すること
が可能である。第11図(A)、(B)は、光電検出器
11x,llyから出力される光電信号SDiの波形を
示すもので、通常第11図(A)に示す如く光電信号S
Diは、信号強度がピークとなる走査位置X,に関して
左右対称な波形となる。しかし、ウエハ処理プロセス(
エッチング工程等)によるマーク破壊やレジスト層の塗
布むら等のため、第ll図(B)に示すように光電信号
はピーク位置X2に関して非対称な波形となり得る。
そこで、例えば第11図(B)において光電信号SDi
の波形を表す式をV=f(x)とすると、以下に示す式
(16)においてI(u)が最小となるU。を求めれば
、波形が完全に左右対称となる時にI(uo)は0とな
ることから、その時のI(uo)の大小により波形の対
称性を知ることかできる。但し、a,−aは走査範囲(
距離)を表す任意の定数である。
・・・・・・(16) さて、上記1  (uo)の値から信頼度を算出する際
、本実施例での振幅Gnとは逆に、I (uo)の値が
0に近くなる程、その信頼度を太き<(1に近く)する
ような関係式を用いなければならず、上記式(2)、(
13)等をそのまま適用することはできない。
そこで、例えばビー1 / v’ I ( u o )
なる変換式を用いることとし、この■゜を式(2)、(
l3)、(l4)中の振幅Gnの代わりに適用すれば、
同様に光電信号SDiの波形対称性から信頼度を算出す
ることにより、信頼度の低いチップによるEGA計測精
度の低下を防止できる。但し、上記変換式においてI(
uo)=0となる時は、主制御装置MCS(不図示の計
算機)がオーバーフローしないように、I  (uo)
を適当な数に置換すれば良い。
尚、信号波形の対称性(式(16))を用いて信頼度を
算出する際は、上記式(15)を使わないようにする。
これは、本実施例ではLIA系の振幅Gnが大きい程、
信頼度が高いとは必ずしも言えないが、LSA系におけ
る波形対称性を用いる場合には限りなく対称に近い波形
で最も信頼度が高くなると考えられるためである。
以上のように、LSA系を用いてEGA計測を行う際に
も、光電検出器11x、11yからの光電信号SDiの
強度(ピーク値等)、若しくは波形対称性(式(16)
)から信頼度を算出することによって、EGA計測精度
の低下を防止できる。従って、レジスト層の塗布むら、
メタル層のスパッタリングによる表面荒れ等が少ないと
考えられるウエハWに対しては、本実施例のステップ1
02でのLSA系からLrA系への切換えを行わず、そ
のままLSA系を用いてEGA計測を行うようにしても
構わない。
また、第l2図(A)はFIA系において撮像素子32
により観察される指標マーク28aとウエハマークWM
Yとを示すもので、撮像素子32から出力される画像信
号は第12図(B)に示すような波形となる。FIA系
では、画像信号にAGC(オート・ゲイン・コントロー
ル)がかかってしまうため、チップ(ウエハマーク)毎
の信号強度(マークからの戻り光の強度)の絶対値を求
められず、その信号強度を直接比較することができない
。そこで、例えば指標マーク28aとウエハマークWM
Yの信号強度V。,■1を求めることとし、本実施例で
の振幅Gnの代わりに、この強度比V,/V.を上記式
(2)、(l3)等で用いれば、LIA系と同様にチッ
プCの配列座標値の信頼度を算出することができる。
尚、チップ毎の増幅度(ゲイン)を記憶しておけば、こ
の増幅度からウエハマーク毎の信号強度の絶対値を算出
することによって、強度比V./Voを求めずとも、そ
の絶対値を式(2)、(l3)等に適用して信頼度を算
出することができる。
一方、FIA系において信号波形の対称性から信頼度を
算出する場合には、例えば第l2図(B)に示すように
画像信号がピークとなる位置Ytを選び出し、上記LS
A系と同様の動作で、その位置Ytに関する波形の対称
性から信頼度を算出すれば良い。
また、TTR方式のヘテロダイン型アライメントセンサ
ーを用いる場合には、例えば第13図に示すようなレチ
クルマークRMyを透明な窓RW内に設けることによっ
て、本実施例で示した視野絞り17(菱形開口)と同様
に、2本の平行ビームの照射によって窓RWのマークR
MYの格子と平行なエッジから発生する回折光(フラウ
ン・ホーファ回折)の混入によるアライメント計測精度
の低下を防止できる。レチクルマークRMYは、レチク
ル用の回折格子マークと、ウエハマークWMYを照射す
るための2本の平行ビームが交差して通過する光透過部
とから戊り、且つ回折格子マーク及び、2本の平行ビー
ムによって作られる干渉縞のピッチ方向と略垂直な方向
に伸びるエッジの夫々を、該ピッチ方向と略垂直な方向
に対して角度υだけ傾けて形威したものである。
以上の通り本実施例では、本発明による方法を露光装置
に適用する場合について述べたが、ステップ・アンド・
リピート方式で順次検査を行う装置、又はウエハ上の素
子の一部にレーザ光を照射して、欠陥素子のりベアを行
う装置等に適用しても、本実施例と同様の効果を得られ
る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、基板上のパターン配列の
規則性を決定する際、パターンの位置情報(配列座標値
)の信頼度を用いるため、信頼度の低い(不確かな)配
列座標値によるアライメント計測精度の低下を防止でき
ると共に、位置計測(サンプルアライメント)を行った
パターンの配列座標値を無駄に捨てる必要がなくなる。
この結果、サンプルアライメントを行った全てのパター
ンの位置情報を使って、最も確からしいパターン配列の
規則性を決定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(E)は本発明の原理の説明に供する光
ビート信号の波形図、第2図は本発明による方l去を適
用するのに好適なステッパーの概略的な構成を示す平面
図、第3図は本発明による方法を実施するのに好適なS
SA系(特にLIA系)の具体的な構成を示す斜視図、
第4図はウエハマ−クの概略的な構成を示す平面図、第
5図はウエハマークの検出時の様子を示す図、第6図は
SSA系の光電検出器の具体的な構戊を示す図、第7図
は本発明の一実施例の動作の一例を示す概略的なフロー
チャート図、第8図はウエハ上のチップの配列状態を示
す図、第9図は本発明の変形例の説明に供する図、第l
O図(A)、(B)及び第l1図(A)、(B)は本発
明による方法をLSA系により行う場合の説明に供する
図、第l2図(A)、(B)は本発明による方法をFI
A系により行う場合の説明に供する図、第13図はTT
R方式のヘテログイン型アライメントセンサーで好適な
レチクルマークの概略的な構成を示す図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1−19・・・SSA系、20〜33・・・FIA系、
IL・・・露光用照明光、CL・・・コンデンサーレン
ズ、R・・・レチクル、PA・・・パターン領域、RS
・・・レチクルステージ、PL・・・投影レンズ、Ep
・・・入射瞳、AX・・・光軸、W・・・ウエハ、WS
・・・ウエハステージ、MT・・・ウエハステージ駆動
部、 LG・・・レーザ干}歩 計、 MCS・・・主制御装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のパターンがマトリックス状に形成された基
    板上でのパターン配列の規則性を決定することによって
    、前記複数のパターンの夫々を所定の基準位置に対して
    順次位置合わせする方法において、 前記パターンの位置に関する設計値と計測値とに基づい
    て、前記パターン配列の規則性を決定するのに先立って
    、前記パターン位置の計測値に関する所定の信頼度を算
    出するようにし、該算出した信頼度を前記パターン配列
    の規則性の決定に適用することを特徴とする位置合わせ
    方法。
  2. (2)前記パターン位置の計測値は、前記複数のパター
    ンの夫々に付随して設けられたアライメントマークの前
    記基準位置に対する位置として検出され、前記計測値の
    信頼度は、前記アライメントマークの位置を光学的に検
    出する際、前記アライメントマークから発生する光情報
    に基づいて算出されることを特徴とする請求項第1項記
    載の位置合わせ方法。
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