JPH0391806A - 記録装置におけるタイマ設定方式 - Google Patents

記録装置におけるタイマ設定方式

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JPH0391806A
JPH0391806A JP1230208A JP23020889A JPH0391806A JP H0391806 A JPH0391806 A JP H0391806A JP 1230208 A JP1230208 A JP 1230208A JP 23020889 A JP23020889 A JP 23020889A JP H0391806 A JPH0391806 A JP H0391806A
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timer
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remote
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module
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JP1230208A
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Inventor
Koichi Oi
浩一 大井
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録装置のタイマ設定方式に係わり、特にタイ
マ設定値を可変にしてソフトの設計、機械の調整等を容
易にした記録装置におけるタイマ設定方式に関するもの
である。
〔従来の技術〕
近年、複写機やファクシミリ等の記録装置は高画質、多
機能化、高信頼性等進歩がめざましく、各方面に普及さ
れている。しかし、ユーザーからの二−ズは多様で、さ
らに高画質、多機能化、高信頼性である・と共に低コス
ト化、低消費エネルギー化、高速化等の要請に応える必
要がある。このような観点から、例えば、複写機を例に
とると、システムを複数のサブシステムに分けて各サブ
システム毎に必要な処理を行い、全体としてメインシス
テムで統括管理してシステム全体としての処理の効率化
を図っている。
このような各サブシステムあるいは全体を統括するサブ
システムにおいては、そのモニタは第l7図に示すよう
に、IOmsec単位でタイマ処理、人出力処理、送受
信処理、アプリケーションソフト(以下、APPSと言
う)のコール処理等を行い、このような10+nsec
毎のモニタ通常処理を行うことにより全体の制御を円滑
に行っている。
モニタの行うタイマ処理は、第l8図に示すように、例
えば記録用紙の通過をあるセンサで検出した時に、それ
から所定時間(T)後にソレノイドを動作させてゲート
を開閉するような場合に行う処理であり、APPSのス
ーパーバイザーコールに対するモニタのサービス処理の
中で行っている。
すなわち、第19図に示すようにモニタの各モジュール
10msec起動/停止処理部210、100 mse
c起動/停止処理部211、1 0 0 0msec起
勤/停止処理部212は、10msec割り込みを単位
時間として利用し、APPSからのスーパーバイザーコ
ールに対してタイマサービス処理を行い、APPSはこ
れを利用してタイマセット、停止を行うことができる。
もちろん、13msec等のlmsec単位のタイマセ
ットを行うことも可能であり、この場合はマシンクロツ
ク割り込みにより行うこととなる。
〔発明が解決すべき課題〕
ところで、従来、モニタに設定されるタイマ値は、それ
ぞれ各センサ毎に固有の値としてROMに記憶されてお
り、パワーON時にこの値を読みだしてモニタに通知し
て登録するようにしている。
すなわち、APPSがROMから読みだしたタイマ値T
1、T2、T3・・・と、タイムアウト時に実行すべき
タスクのアドレスA1、A2、A3・・・をモニタに通
知し、モニタにおいては第20図に示すようなテーブル
として登録される。各タイマ値には番号が付されており
、APPSが実際にタイマの設定を行うときには、この
番号をモニタに通知することにより行われる。
しかしながら従来のタイマ処理においては、タイマ値が
ROMに記憶された固定値であるため、機械の調整等の
ためにタイマ値を少し変化させたいような場合には、R
OM基板を変更するか、あるいはAPPS側において機
能毎にループ回数を加算してソフト上でタイマ値を生或
しなければならず極めて不便であった。また、せっかく
調整して変更した値が何らかの原因で大幅に変化してし
まった場合には、そのまま使用すると誤動作の原因とな
ってしまう。
本発明は上記課題を解決するためのものである。
本発明の目的は、タイマ設定値を可変と,することによ
りソフト設計や機械の調整等の負担をIi減することで
ある。
本発明の他の目的は、可変にしたタイマ設定値が異常値
であるか否かチェックして所定許容範囲内におさまるよ
うにして誤動作を防止することである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明は、第l
図に示すように、所定時間毎の割り込みによりタイマ処
理を実行する記録装置のタイマ処理方式において、タイ
マ固定値設定部lと、タイマ補正値設定部2と、許容範
囲設定部3と、タイマ値作成・設定処理部4とを備えた
ことを特徴とする。
本発明においては、ROMに記憶された固定値と、不揮
発性リードライトメモリ (NVM)に設定した補正値
とを加算または減算することにより容易にタイマ値を変
えることができ、またNVM値を変えることにより任意
のタイマ値を設定することも可能となる。このタイマ設
定値を10msec割り込み毎にカウントダウンするこ
とによりタイマ処理が実行される。NVMはノイズ、α
線、バッテリ不良等により書き込まれた値が変化する場
合があるので、あらかじめNVM値に、例えば上限値、
下限値等により許容範囲を決めておき、パワーON時ま
たはタイマ設定時にNVM値が許容範囲内にあるか否か
判断し、許容範囲を越えて変化している場合は、上限値
、下限値、基準値、許容範囲の中央値等をもってタイマ
補正値とする。
このように、タイマ値が可変であるので、ソフトの設計
や機械調整等の負担を軽減することが可能となり、しか
もNVM値が異常値を示した場合には許容範囲内の値を
タイマ補正値とすることにより、誤動作の発生を防止す
ることができる。
〔実施例〕
本発明が適用される複写機の全体構或の概要を説明する
項であって、その構戊の中で本発明の実施例を説明する
項が(III)である。
(1−1)装置構戊 (I−2>電気系制御システムの構或 (n)    システム (III)   タイマ設定方式 (r−1)装置構或 第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構戊の
1例を示す図である。
本発明が適用されるカラー複写機は、基本構戊となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ人力ターミナル(IIT)32、電気
系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(IOT)
34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/I
)36から構戊され、オプションとして、エディットパ
ッド6l1オートドキュメントフィーダ(ADF)62
、ソータ63およびフィルムブロジエクタ(F/P)6
4を備える。
前記I ITS IOTSU/1等の制御を行うために
は電気的ハードウェアが必要であるが、これらのハード
ウェアは、IIT.IITの出力信号をイメージ処理す
るIPS,U/I、F/P等の各処理の単位毎に複数の
基板に分けられており、更にそれらを制御するSYS基
板、およびIOT、ADF,ソータ等を制御するための
MCB基板(マシンコントロールボード)等と共に電気
制御系収納部33に収納されている。
11T32は、イメージングユニット37、該ユニット
を駆動するためのワイヤ38、駆thブーリ39等から
なり、イメージングユニット37内のCCDラインセン
サ、カラーフィルタを用いて、カラー原稿を光の原色B
(青)、G(緑)、R(赤)毎に読取り、デジタル画像
信号に変換してIPSへ出力する。
[’Sでは、前記IIT32のB%G,R信号をトナー
の原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ〉
、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精細度
等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を施して
プロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの2値化
トナー信号に変換し、TOT34に出力する。
10T34は、スキャナ40、感材ベルト4lを有し、
レーザ出力部40aにおいて前記IPSからの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラ−40b,F/θレン
ズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベルト4
1上に原稿画像に対応した潜像を形或させる。感材ベル
ト41は、駆動プーU 4 1 aによって駆動され、
その周囲にクリーナ4lb,帯電器4 1c,Y,M,
C,Kの各現像器41dおよび転写器41eが配置され
ている。そして、この転写器41eに対向して転写装置
42が設けられていて、用紙トレイ35から用紙搬送路
35aを経て送られる用紙をくわえ込み、例えば、4色
フルカラーコピーの場合には、転写装置42を4回転さ
せ、用紙にY,M,C,Kの順序で転写させる。転写さ
れた用紙は、転写装置42が設けられていて、用紙トレ
イ35から用紙搬送路35aを経て送られる用紙をくわ
え込み、例えば、4色フルカラーコピーの場合には、転
写装置42を4回転させ、用紙にY,M,C,Kの順序
で転写させる。転写された用紙は、転写装置42から真
空搬送装置43を経て定着器45で定着され、排出され
る。また、用紙搬送路35aには、SSI  (シング
ルシ一トインサータ)35bからも用紙が選択的に供給
されるようになっている。
U/136は、ユーザが所望の機能を選択してその実行
条件を指示するものであり、カラーディスプレイ5■と
、その横にハードコントロールパネル52を備え、さら
に赤外線タッチボード53を組み合わせて画面のソフト
ボタンで直接指示できるようにしている。
次にベースマシン30へのオプションについて説明する
。lつはプラテンガラス31上に、座標入力装置である
エディットバッド6lを載置し、入力ペンまたはメモリ
カードにより、各種画像編集を可能にする。また、既存
のADF62、ソータ63の取付を可能にしている。
さらに、本実施例における特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニッ} (M/U)6 5を載置し、これ
にF/P 6 4からフィルム画像を投射させ、TIT
32のイメージングユニット37で画像信号として読取
ることにより、カラーフィルムから直接カラーコピーを
とることを可能にしている。対象原稿としては、ネガフ
ィルム、ポジフィルム、スライドが可能であり、オート
フォーカス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えてい
る。
(f−2>電気系制御システムの構成 この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウエアアーキテクチャー、ソフトウェアアーキテク
チャーおよびステート分割について説明する。
(Δ)ハードウェアアーキテクチャーおよびソフトウエ
アアーキテクチャー 本複写機のようにUlとしてカラニCRTを使用すると
、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー表
示のためのデータが増え、また、表示画面の構戊、画面
遷移を工夫してよりフレンドリーなUlを構築しようと
するとデータ量が増える。
これに対して、大容量のメモリを搭載したCPUを使用
することはできるが、基板が大きくなるので複写機本体
に収納するのが因難である、仕様の変更に対して柔軟な
対応が困難である、コストが高くなる、等の問題がある
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分敗させることでデータ量の増加に対
応するようにしたのである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
Ll’T系、SYS系およびMCB系の3種の系に大別
されている。UI系はU I IJモート70を含み、
SYS系においては、F/Pの制御を行うF/PIJモ
ート72、原稿読み取りを行うII T IJモート7
3、種々の画像処理を行うIPSリモート74を分散し
ている。IITIJモート73はイメージングユニット
を制御するためのIITコントローラ73aと、読み取
った画像信号をデジタル化してIPSリモート74に送
るVIDEO回路73bを有し、IPSリモート74と
共にVCPUT 4 aにより制御される。前記及び後
述する各リモートを統括して管理するものとしてS Y
 S (System)  リモート71が設けられて
いる。
SYSリモート71はUlの画面遷移をコントロールす
るためのプログラム等のために膨大なメモリ容量を必要
とするので、16ビットマイクロプロセッサである80
86を使用している。なお、8086の他に例えば68
000等を使用することもできるものである。
また、MCB系においては、感材ベルトにレーザで潜像
を形成するために使用するビデオ信号をIPSリモート
74から受け取り、IOTに送出するためのラスター出
力スキャン(Rastar OutputScan:R
OS)インターフェースであるVCB(Video C
ontrol Board )  リモート76、転写
装置(タートル)のサーボのためのR C B Uモー
ト77、更には■○T,ADF,ソータ、アクセサリー
のためのI/OボートとしてのIOBリモート78、お
よびアクセサリーリモート79を分散させ、それらを統
括して管理するためにMCB(Master Cont
rol Board)  リモート75が設けられてい
る。
なお、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構或さ
れている。また、図中の太い実線はl87.5 k b
 p s(7)LNET高速通信網、太い破線は960
0bpsのマスター/スレーブ方式シリアル通信網をそ
れぞれ示し、細い実線はコントロール信号の伝送路であ
るホットラインを示す。また、図中76. 8kbps
とあるのは、エディットパッドに描かれた図形情報、メ
モリカードから人力されたコピーモード情報、編集領域
の図形情報をtJ I IJモート70からIPS!J
モート74に通知するための専用回線である。更に、図
中C C C ([:ommunication Co
ntrol chip)とあるのは、高速通信回線LN
ETのプロトコルをサポートするICである。
以上のようにハードウエアアーキテクチャーは、Ul系
、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これらの
処理の分担を第4図のソフトウエアアーキテクチャーを
参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢印
は第3図に示す187. 5kbpsのLNET高速通
信網、9600b p sのマスター/スレーブ方式シ
リアル通信網を介して行われるデータの授受またはホッ
トラインを介して行われる制御信号の伝送関係を示して
いる。
Ulリモート70は、LLU I  (Low Lev
el UI)モジュール80と、エディットパッドおよ
びメモリカードについての処理を行うモジュール(図示
せず)から構或されている。LLUIモジュール80は
通常CRTコントローラとして知られているものと同様
であって、カラーCRTに画面を表示するためのソフト
ウェアモジュールであり、その時々でどのような絵の画
面を表示するかは、SYSUIモジュール8lまたはM
CBUIモジュール86により制御される。これにより
U1 1Jモートを他の機種または装置と共通化するこ
とができることは明かである。なぜなら、どのような画
面構或とするか、画面遷移をどうするかは機種によって
異なるが、CRTコントローラはCRTと一体で使用さ
れるものであるからである。
SYSリモート7lは、SYSUIモジュール8lと、
SYSTEMモジュール82、およびSYS.DIAG
モジュール83の3つのモジュールで構或されている。
SYSUIモジュール8lは画面遷移をコントロールす
るソフトウエアモジュールであり、SYSTEMモジュ
ール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選択
されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを認
識するF/F (Feature Function)
選択のソフトウエア、コピー実行条件に矛盾が無いかど
うか等最終的にジョブをチェックするジョブ!i忍のソ
フトウエア、および、他のモジュールとの間でF/F遺
択、ジョブリカバリー、マシンステート等の種々の情報
の授受を行うための通信を制御するソフトウエアを含む
モジュールである。
SYS.DrAGモジュール831t、自己診断を行う
ダイアグノスティックステートでコピー動作を行うカス
タマーシミュレーションモードの場合に動作するモジュ
ールである。カスタマーシミュレーションモードは通常
のコピーと同じ動作をするので、SYS.DIAGモジ
ュール83は実質的にはSYSTEMモジュール82と
同じなのであるが、ダイアグノスティックという特別な
ステートで使用されるので、SYSTEMモジュール8
2とは別に、しかし一部が重畳されて記載されているも
のである。
また、IITリモート73にはイメージングユニットに
使用されているステッピングモータの制御を行うIIT
モジュール84が、IPSリモート74にはIPSに関
する種々の処理を行うIPSモジュール85がそれぞれ
格納されており、これらのモジュールはSYSTEMモ
ジュール82によって制御される。
一方、MCBIJモート75には、ダイアグノスティッ
ク、オーディトロン(Auditron)およびジャム
等のフォールトの場合に画面遷移をフントロ−ルするソ
フトウエアであるMCBUIモジュール86、感材ベル
トの制御、現像機の制御、フユーザの制御等コピーを行
う際に必要な処理を行うrOTモジュール90、ADF
を制御するためのADFモジュール91、ソータを制御
するためのSORTERモジュール92の各ソフトウエ
アモジュールとそれらを管理するコピアエグゼクティブ
モジュール87、および各種診断を行うダイアグエグゼ
クティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンターに
アクセスして料金処理を行うオーディトロンモジュール
89を格納している。
また、R C B. !Jモート77には転写装置の動
作を制御するタートルサーボモジュール93が格納され
ており、当該タートルサーボモジュール93はゼログラ
フィーサイクルの転写工程を司るために、IOTモジュ
ール90の管理の下に置かれている。なお、図中、コピ
アエグゼクティブモジュール87とダイアグエグゼクテ
ィブモジュール88が重複しているのは、.SYSTE
Mモジュール82とSYS.DIACモジュール83が
重複している理由と同様である。
以上の処理の分担をコピー動作に従って説明すると次の
ようである。コピー動作は現像される色の違いを別にす
ればよく似た動作の繰り返しであり、第5図(a)に示
すようにいくつかのレイヤに分けて考えることができる
1枚のカラーコピーはピッチと呼ばれる最小の単位を何
回か繰り返すことで行われる。具体的には、l色のコピ
ーを行うについて、現像機、転写装置等をどのように動
作させるか、ジャムの検知はどのように行うか、という
動作であって、ピッチ処理をY. M. Cの3色につ
いて行えば3色カラーのコピーが、Y, M,  C.
  Kの4色について行えば4色フルカラーのコピーが
1枚出来上がることになる。これがコピーレイヤであり
、具体的には、用紙に各色のトナーを転写した後、フユ
ーザで定着させて複写機本体から排紙する処理を行うレ
イヤである。ここまでの処理の管理はMCB系のコビア
エグゼクティブモジュール87が行う。
勿論、ピッチ処理の過程では、SYS系に含まれている
IITモジュール84およびIPSモジュール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、IOTモジュール90とrlT−T−ジュ−J
l/84(7)間ではPR−TRUEという信号と、L
E@REGという2つの信号のやり取りが行われる。具
体的にいえば、■OTの制御の基準タイミングであるP
 R (PITCH RBSBT )信号はMCBより
感材ベルトの回転を2または3分割して連続的に発生さ
れる。つまり、感材ベルトは、その有効利用とコピース
ピード向上のために、例えばコピー用紙がA3サイズの
場合には2ピッチ、A4サイズの場合には3ピッチとい
うように、使用されるコピー用紙のサイズに応じてピッ
チ分割されるようになされているので、各ピッチ毎に発
生されるPR信号の周期は、例えば2ピッチの場合には
3 secと長くなり、3ビッチの場合には2 sec
と短くなる。
さて、MCBで発生されたPR信号は、VIDEO信号
関係を取り扱うV C B IJモート等のIOT内の
必要な箇所にホットラインを介して分配される。
VCBはその内部にゲート回路を有し、■OT内でイメ
ージングが可能、即ち、実際に感材ベルトにイメージを
露光することが可能なピッチのみ遺択的にI P S 
IJモートに対して出力する。この信号がPR−TRU
E信号である。なお、ホットラインを介してMCBから
受信したPR信号に基づいてPR−TRUE信号を生成
するための情報は、LNETによりMCBから通知され
る。
これに対して、実際に感材ベルトにイメージを露光する
ことができない期間には、感材ベルトには1ビッ子分の
空ピッチを作ることになり、このような空ピッチに対し
てはPR−TRUE信号は出力されない。このようなP
R−TRUEが発生されないピッチとしては、例えば、
転写装置での転写が終了した用紙を排出してから次の用
紙を転写装置に供給するまでの間の期間を挙げることが
できる。つまり、例えば、A3サイズのように長い用紙
を最後の転写と共に排出するとすると、用紙の先端がフ
ユーザの人口に入ったときのショックで画質が劣化する
ために一定長以上の用紙の場合には最後の転写が終了し
てもそのまま排出せず、後述するグリッパーバーで保持
したまま一定速度でもう一周回転させた後排出するよう
になされているため、感材ベルトにはlピッチ分のスキ
ップが必要となるのである。
また、スタートキーによるコピー開始からサイクルアッ
プシーケンスが終了するまでの間もPRTRUE信号は
出力されない。この期間にはまだ原稿の読み取りが行わ
れておらず、従って、感材ベルトにはイメージを露光す
ることができないからである。
VCBリモートから出力されたPR−TRtJE信号は
、IPS!Jモートで受信されると共に、そのままI 
ITリモートにも伝送されて、IITのスキャンスター
トのためのトリガー信号として使用される。
これによりI ITUモート73およびIPsリモート
74を[OTに同期させてピッチ処理を行わせることが
できる。また、このときIPSリモ−ト74とVCBリ
モート76の間では、感材ベルトに潜像を形或するため
に使用されるレーザ光を変調するためのビデオ信号の授
受が行われ、VCBリモート76で受信されたビデオ信
号は並列信号から直列信号に変換された後、直接ROS
へVIDEO変調信号としてレーザ出力部40aに与え
られる。
以上の動作が4回繰り返されるとI枚の4色フルカラー
コピーが出来上がり、1コビー動作は終了となる。
次1ご、第5rlE (b) 〜(e)により、IIT
で読取られた画像信号をIOTに出力し最終的に転写ポ
イントで用紙に転写させるまでの信号のやりとりとその
タイミングについて説明する。
第5図(b)、(c)に示すように、SYSリモー}7
1からスタートジョブのコマンドが入ると、IOT78
bではメインモー夕の駆動、高圧電源の立ち上げ等サイ
クルアップシーケンスに入る。IOT78bは、感材ベ
ルト上に用紙長に対応した潜像を形或させるために、P
R (ピッチリッセット)信号を出力する。例えば、感
材ベルトが1回転する毎に、A4では3ピッチ、A3で
は2ピッチのPR信号を出力する。IOT78bのサイ
クルアップシーケンスが終了すると、その時点からPR
信号に同期してPR−TRUE信号が、イメージングが
必要なピッチのみに対応してIITコントローラ73a
に出力される。
また、IOT78bは、ROS (ラスターアウトプッ
トスキャン)の1ライン分の回転毎に出力されるIOT
−LS (ラインシンク)信号を、VCPU74a内の
TG(タイミングジェネレータ)に送り、ここでfOT
−LSに対してLPSの総パイプライン遅延分だけ見掛
け上の位相を進めたIPS−LSをIITコントローラ
?3aに送る。
IITコントローラ73aは、PR−TRUE信号が入
ると、カウンタをイネーブルしてIOT−LS信号をカ
ウントし、所定のカウント数に達すると、イメージング
ユニット37を駆動させるステッピングモータ2130
回転をスタートさせてイメージングユニットが原稿のス
キャンを開始する。さらにカウントしてT2秒後原稿読
取開始位置でLE@REGを出力しこれをIOT78b
に送る。
この原稿読取開始位置は、予め例えば電源オン後1回だ
け、イメージングユニットを駆動させてレジセンサ21
7の位置(レジ位置の近く、具体的にはレジ位置よりス
キャン側に約10mm)を一度検出して、その検出位置
を元に真のレジ位置を計算で求め、また同時に通常停止
位置(ホームポジション)も計算で求めることができる
。また、レジ位置は機械のばらつき等でマシン毎に異な
るため、補正値をNVMに保持しておき、真のレジ位置
とホームポジションの計算時に補正を行うことにより、
正確な原稿読取開始位置を設定することができる。この
補正値は工場またはサービスマン等により変更すること
ができ、この補正値を電気的に書き換えるだけで実施で
き、機械的調整は不要である。なお、レジセンサ217
の位置を真のレジ位置よりスキャン側に約10帥ずらし
ているのは、補正を常にマイナス値とし、調整およびソ
フトを簡単にするためである。
また、IIT:lントローラ73aは、L ’E @ 
RE’Gと同期してIMAGE−AREA信号を出力す
る。このIMAGE−AREA信号の長さは、スキャン
長に等しいものであり、スキャン長はSYSTEMモジ
ュール82よりIITモジュール84へ伝達されるスタ
ートコマンドによって定義される。具体的には、原稿サ
イズを検知してコピーを行う場合には、スキャン長は原
稿長さであり、倍率を指定してコピーを行う場合には、
スキャン長はコピー用絨長と倍率(100%を1とする
)との除数で設定される。IMAGE−AREA信号は
、VCPU74aを経由しそこでI IT−PS(ペー
ジシンク)と名前を変えてIPS74に送られる。II
T−PSはイメージ処理を行う時間を示す信号である。
LE@REGが出力されると、IOT−LS信号に同期
してラインセンサの1ライン分のデータが読み取られ、
VIDEO回路(第3図)で各種補正処理、A/D変換
が行われIF’S74に送られる。r P S 7 4
 ニおいては、IOT−Lsと同期して1ライン分のビ
デオデータを■○T78bに送る。こめときIOT−B
YTE−CLKの反転信号であるRTN−らYTE−C
LKをビデオデータと並列してIOTへ送り返しデータ
とクロックを同様に遅らせることにより、同期を確実に
とるようにしている。
10THlbにLE@REGが入力されると、同様に■
○T−LS信号に啄期してビデオデータがROSに送ら
れ、感材ベルト上に潜像が形戊される。IOT78bは
、LE@REGが入るとそのタイミングを基準にして■
○T−CLKによりカウントを開始し、一方、転写装置
のサーボモータは、所定カウント数の転写位置で用紙の
先端がくるように制御される。ところで、第5図(d)
に示すように、感材ベルトの回転により出力されるPR
−TRUE信号とROSの回転により出力されるIOT
−LS信号とはもともと同期していない。このため、P
R−TRUE信号が入り次の1.OT−LSからカウン
トを開始し、カウントmでイメージングユニット37を
動かし、カウントnでLE@REGを出力するとき、L
E@REGはPR−TRUEに対してT1時間だけ遅れ
ることになる。この遅れは最大1ラインシンク分で、4
色フルカラーコピーの場合にはこの遅れが累積してしま
い出力画像に色ズレとなって現れてしまう。
そのために、先ず、第5図(C)に示すように、1回目
のLE@REGが入ると、カウンタ1がカウントを開始
し、2、3回目のLE@REGが入ると、カウンタ゛2
、,3がカウントを開始し、それぞれのカウンタが転写
位置までのカウント数pに達子るとこれをクリアして、
以下4回目以降のLE@REGの入力に対して順番にカ
ウンタを使用して行く。そして、第5図(e)に示すよ
うに、LE@REGが入ると、IOT−CLKの直前の
パルスからの時間T3を補正用クロLツクでカウントす
る。感材ベルトに形成された潜像が転写位置に近ずき、
IOT−C.LKが転写位置までのカウント数pをカウ
ントすると、同時に補正用クロックがカウントを開始し
、上記時間T3に相当するカウント数rを加えた点が、
正確な転写位置となり、これを転写装置の転写位置(タ
イミング)コントロール用カウンタの制御に上乗せし、
LE@REGの入力に対して用紙の先端が正確に同期す
るように転写装置のサーボモー夕を制御している。
以上がコビーレイヤまでの処理であるが、その上に、1
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがパーオリジ
ナル(PIER ORIGINAL)レイヤで行われる
処理である。更にその上には、ジョブのパラメータを変
える処理を行うジョブプログラミングレイヤがある。具
体的には、ADFを使用するか否か、原稿の一部の色を
変える、偏倍機能を使用するか否か、ということである
。これらバーオリジナル処理とジョブプログラミング処
理はSYS系のSYSモジュール82が管理する。
そのためにSYSTEMモジュール82は、LLUIモ
ジュール80から送られてきたジョブ内容をチェック、
確定し、必要なデータを作或して、9600b p s
シリアル通信網によりIITモジュール84、IPSモ
ジュール85に通知し、またLNETによりMCB系に
ジョブ内容を通知する。
以上述べたように、独立な処理を行うもの、他の機種、
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUl系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジュールを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフトウエア等の藺発技術を均一化できる
、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変更
等があった場合にも関係するモジュールだけを変更する
ことで容易に対応することができる、等の効果が得られ
、以て開発効率を向上させることができるものである。
(B)ステート分割 以上、Ul系、SYS系およびMCB系の処理の分担に
ついて述べたが、この項ではII系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
複写機では、パワーONからコピー動作、およびコピー
動作終了後の状態をいくつかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めておき、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。
これをステート分割といい、本複写機においては第6図
に示すようなステート分割がなされている。
本複写機におけるステート分割で特徴的なことは、各ス
テートにおいて、当該ステート全体を管理するコントロ
ール権および当該ステートでUlを使用するUlマスタ
ー権が、あるときはSYSリモート7lにあり、またあ
るときはMcB’Jモート75にあることである。つま
り、上述したようにCPUを分散させたことによって、
LJIリモート70のLLUIモジュール80はSYS
U1モジュール81ばかりでな<MCBUIモジュール
86によっても制御されるのであり、また、ビッチおよ
びコピー処理はMCB系のコビアエグゼクティブモジュ
ール87で管理されるのに対して、バーオリジナル処理
およびジョブプログラミング処理はSYSモジュール8
2で管理されるというように処理が分担されているから
、これに対応して各ステートにおいてSYSモジュール
82、コビアエグゼクティブモジュール87のどちらが
全体のコントロール権を有するか、また、U■マスター
権を有するかが異なるのである。第6図においては縦線
で示されるステートはUIマスター権をMCB系のコピ
アエグゼクティブモジュール87が有することを示し、
黒く塗りつぶされたステートはUIマスター権をSYS
モジュール82が有することを示している。
第6図に示すステート分割の内パワーONからスタンバ
イまでを第7図を参照して説明する。
電源が投入されてパワーONになされると、第3図でS
YSリモート71からIITリモート73および■PS
リモート74に供給されるIPSリセット信号およびI
 I T Uセット信号がH(旧GH) となり、IP
Sリモート74、IITリモート73はリセットが解除
されて動作を開始する。
また、電源電圧が正常になったことを検知するとパワー
ノーマル信号が立ち上がり、MCBIJモート75が動
作を開始し、コントロール権およびUIマスター権を確
立すると共に、高速通信網LNETのテストを行う。ま
た、パワーノーマル信号はホットラインを通じてMCB
リモート75からSYSリモー}71に送られる。
MCBIJモート75の動作開始後所定の時間TOが経
過すると、MCBリモート75からホットラインを通じ
てSYSリモート7lに供給されるシステムリセット信
号がHとなり、SYSリモート71のリセットが解除さ
れて動作が開始されるが、この際、SYS Uモート7
1の動作開始は、SYS !Iモート71の内部の信号
である86NM+,861Jセットという二つの信号に
より上記TO時間の経過後更に200μsec遅延され
る。この200μsecという時間は、クラッシュ、即
ち電源の瞬断、ソフトウエアの暴走、ソフトウエアのバ
グ等による一過性のトラブルが生じてマシンが停止、あ
るいは暴走したときに、マシンがどのステートにあるか
を不揮発性メモリに格納するために設けられているもの
である。
S Y S IJモー}71が動作を開始すると、約3
.8secの間コアテスト、即ちROM,RAMのチェ
ック、ハードウェアのチェック等を行う。このとき不所
望のデータ等が入力されると暴走する可能性があるので
、SYSリモート71は自らの監督下で、コアテストの
開始と共にIPSリセット信号およびIITリセット信
号をL (Low )とし、IPSリモート74および
IITリモート73をリセットして動作を停止させる。
SYS !Jモート7lは、コアテストが終了すると、
10〜3100msecの間CCCセルフテストを行う
と共に、IPSリセット信号およびI ITリセット信
号をHとし、IPSリモート74およびIIT IJモ
ート73の動作を再開させ、それぞれコアテストを行わ
せる。CCCセルフテストは、LNETに所定のデータ
を送出して自ら受信し、受信したデータが送信されたデ
ータと同じであることを確認することで行う。なお、C
CCセルフテストを行うについては、セルフテストの時
間が重ならないように各CCCに対して時間が割り当て
られている。
つまり、LNETにおいては、SYSリモート71、M
CBリモート75等の各ノードはデータを送信したいと
きに送信し、もしデータの衝突が生じていれば所定時間
経過後再送信を行うというコンテンション方式を採用し
ているので、SYSリモート71がCCCセルフテスト
を行っているとき、他のノードがLNETを使用してい
るとデータの衝突が生じてしまい、セルフテストが行え
ないからである。従って、SYS !JモートフlがC
CCセルフテストを開始するときには、MC’Bリモー
ト75のLNETテストは終了している。
CCCセルフテストが終了すると、SYSリモート71
は、IPSリモート74およびIITリモート73のコ
アテストが終了するまで待機し、T1の期間にSYST
EMノードの通信テストを行う。この通信テストは、9
600b p sのシリアル通信網のテストであり、所
定のシーケンスで所定のデータの送受信が行われる。当
該通信テストが終了すると、T2の期間にSYS !J
モート71とMCBIJモート75の間でLNETの通
信テストを行う。即ち、MCBリモート75はSYSリ
モート7lに対してセルフテストの結果を要求し、SY
SIJモート7lは当′該要求に応じてこれまで行って
きたテストの結果をセルフテストリプルドとしてMCB
リモート75に発行する。
MCBリモート75は、セルフテストリプルトを受け取
るとトークンノセスをSYSリモート71に発行する。
トークンバスはUIマスター権をやり取りする札であり
、トークンパスがSYSリモート7lに渡されることで
、Ulマスター権はM′CBリモート75からSYSリ
モート71に移ることになる。ここまでがパワーオンシ
ーケンスである。当該パワーオンシーケンスの期間中、
Ulリモート70は「しばらくお待ち下さい」等の表示
を行うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、各種
のテストを行う。
上記のパワーオンシーケンスの内、セルフテストリザル
トの要求に対して返答されない、またはセルフテストリ
ザルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、Ulコントロール権を発動してUI
リモート70を制御し、異常が生じている旨の表示を行
う。これがマシンデッドのステートである。
パワーオンステートが終了すると、次に各リモートをセ
ットアップするためにイニシャライズステートに入る。
イニシャライズステートではSYSリモート7lが全体
のコントロール権とUlマスター権を有している。従っ
て、SYS!Jモート71は、SYS系をイニシャライ
ズすると共に、rlNITrALIZB StlffS
YS’l’BM」コマンドをMCBリモート75に発行
してMCB系をもイニシャライズする。その結果はサブ
システムステータス情報としてMCBリモート75から
送られてくる。これにより例えば■OTではフユーザを
加熱したり、トレイのエレベータが所定の位置に配置さ
れたりしてコピーを行う準備が整えられる。ここまでが
イニシャライズステートである。
イニシャライズが終了すると各リモートは待機状態であ
るスタンバイに入る。この状態においてもUlマスター
権はS Y Sリモート71が有しているので、SYS
 !Jモート71はUlマスター権に基づいてII画面
上にF/Fを表示し、コピー実行条件を受け付ける状態
に入る。このときMCBリモートマ5はIOTをモニタ
ーしている。また、スタンバイステートでは、異常がな
いかどうかをチェックするためにMCB!Jモート75
は、500msec毎にバックグランドボールをSYS
リモート71に発行し、SYSリモー}71はこれに対
してセルフテストリザルトを200msec以内にMC
 B Uモート75に返すという処理を行う。このとき
セルフテストリザルトが返ってこない、あるいはセルフ
テス} IJザルトの内容に異常があるときには、MC
Bリモート75はUlリモート70に対して異常が発生
した旨を知らせ、その旨の表示を行わせる。
スタンバイステートにおいてオーディトロンが使用され
ると、オーディトロンステートに入り、MCBIJモー
ト75はオーディトロンコントロールを行うと共に、U
 r IJモート70を制御してオーディトロンのため
の表示を行わせる。スタンバイステートにおいてF/F
が設定され、スタートキーが押されるとプログレスステ
ートに入る。プロダレスステートは、セットアップ、サ
イクルアップ、ラン、スキップピッチ、ノーマルサイク
ルダウン、サイクルダウンシャットダウンという6ステ
ートに細分化されるが、これらのステートを、第8図を
参照して説明する。
第8図は、プラテンモード、4色フルカラーコピー設定
枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
SYSリモー}71は、スタートキーが押されたことを
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
 IT!Jモート73およびIPS’Jモート74に送
り、またLNETを介してジョブの内容をスタートジョ
ブというコマンドと共にMCBリモート75内のコビア
エグゼクティブモジュール87に発行する。このことで
マシンはセットアップに入り、各リモートでは指定され
たジョブを行うための前準備を行う。例えば、IOTモ
ジュール90ではメインモータの駆動、感材ベルトのパ
ラメータの合わせ込み等が行われる。 スタートジョブ
に対する応答であるA C K(Acknowledg
e )がMCBリモート75から送り返されたことを確
認すると、SYSリモート7lは、IITリモート73
にプリスキャンを行わせる。プリスキャンには、原稿サ
イズを検出するためのブリスキャン、原稿の指定された
位置の色を検出するためのブリスキャン、塗り絵を行う
場合の閉ループ検出のためのブリスキャン、マーカ編集
の場合のマーカ読み取りのためのブリスキャンの4種類
があり、選択されたF/Fに応じて最高3回までブリス
キャンを行う。このときUIには例えば「しばらくお待
ち下さい」等の表示が行われる。
プリスキャンが終了すると、rlTレディというコマン
ドが、コピアエグゼクティブモジュール87に発行され
、ここからサイクルアップに入る。
サイクルアップは各リモートの立ち上がり時間を待ち合
わせる状態であり、MCBUモート75は10T1転写
装置の動作を開始し、SYS!Iモート71はIPS!
Jモート74を初期化する。このときUrは、現在プロ
ダレスステートにあること、および選択されたジョブの
内容の表示を行う。
サイクルアップが終了するとランに入り、コピー動作が
開始されるが、先ずMCBIJモート75のTOTモジ
ュール90から1個目のPROが出されるとIITは1
回目のスキャンを行い、I○Tは1色目の現像を行い、
これで1ピッチの処理が終了する。次に再びPROが出
されると2色目の現像が行われ、2ビッチ目の処理が終
了する。
この処理を4回繰り返し、4ビッチの処理が終了すると
rOTはフユーザでトナーを定着し、排紙する。これで
1枚目のコピー処理が完了する。以上の処理を3回繰り
返すと3枚のコピーができる。
ピッチレイヤの処理およびコピーレイヤの処理はMCB
IJモート75が管理するが、その上のレイヤであるパ
ーオリジナルレイヤで行うコピー設定枚数の処理はSY
Sリモート71が行う。従って、現在何枚目のコピーを
行っているかをSYSリモート71が認識できるように
、各コピーの1個目のPROが出されるとき、MCBリ
モート75はSYSリモート7Iに対してメイドカウン
ト信号を発行するようになされている。また、最後のP
ROが出されるときには、MCBリモート75はSYS
リモート7lに対してrRDY  FOR  NXT 
 JOBJというコマンドを発行して次のジョブを要求
する。このときスタートジョブを発行すると・ジョブを
続行できるが、ユーザが次のジョブを設定しなければジ
ョブは終了であるから、SYSリモート7lはrEND
 .JOBJというコマンドをMCBリモート75に発
行する。
MCBリモート75はrEND  JOBJコマンドを
受信してジョブが終了したことを確認すると、マシンは
ノーマルサイクルダウンに入る。ノーマルサイクルダウ
ンでは、MCBIJモート75はIO−Tの動作を停止
させる。
サイクルダウンの途中、MCB’Jモート75は、コピ
ーされた用紙が全て排紙されたことが確認さレルトソノ
旨をrDELIVERED  JOBJコマンドでSY
Sリモート71に知らせ、また、ノーマルサイクルダウ
ンが完了してマシンが停止すると、ソノ旨をrIOT 
 STAND  BYJコマンドでSYSリモート71
に知らせる。これによりプログレスステートは終了し、
スタンバイステートに戻る。
なお、以上の例ではスキップピッチ、サイクルダウンシ
ャットダウンについては述べられていないが、スキップ
ピッチにおいては、SYSリモー}71はSYS系を次
のジョブのためにイニシャライズし、また、MCBリモ
ート75では次のコピーのために待機している。また、
サイクルダウンシャットダウンはフォールトの際のステ
ートであるので、当該ステートにおいては、SYSリモ
ート7lおよびMCBリモート75は共にフォールト処
理を行う。
以上のようにプロダレスステートにおいては、MCBリ
モート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、S
YS!Jモート71はバーオリジナル処理およびジョブ
プログラミング処理を管理しているので、処理のコント
ロール権は双方が処理の分担に応じてそれぞれ有してい
る。これに対してUlマスター権はSYSリモート71
が有している。なぜなら、UIにはコピーの設定枚数、
選択された編集処理などを表示する必要があり、これら
はパーオリジナル処理もしくはジョブプログラミング処
理に属し、SYS ’Jモート71の管理下に置かりる
からである。
プログレスステートにおいてフォールトが生じるとフォ
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー、ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがリカバリーできるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーシなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBUIモジュール86が行うが、F/FはS
YSモジュール82が管理するので、F/Fの再設定で
リカバリーできるフォールトに関してはSYSモジュー
ル82がリカバリーを担当し、それ以外のりカバリーに
関してはコビアエグゼクティブモジュール87が担当す
る。
また、フォールトの検出はSYS系、MCB系それぞれ
に行われる。つまり、IIT.IPS,F/PはSYS
IJモート71が管理しているのでSYSリモート71
が検出し、IOT,ADF,ソータはMCBIJモート
75が管理しているのでMCBIJモート75が検出す
る。従って、本複写機においては次の4種類のフォール
トがあることが分かる。
■SYSノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 例えば、F/Pが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーできる。
■SYSノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PRO信号の異常、CCCの異常、
シリアル通信網の異常、ROMまたはRAMのチェック
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、I
Tにはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さい」等のメッセージが表示される。
■MCBノ一ドで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/’Fでソー
タが設定された場合にはMCBノードでフォールトが検
出されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータ
を使用しないモードに変更することでもリカバリーでき
る。ADFについても同様である。また、トナーが少な
くなった場合、トレイがセットされていない場合、用紙
が無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォ
ールトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいは
トレイをセットする、用紙を補給することでリカバリー
されるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった
場合には他のトレイを使用することによってもリカバリ
ーできるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の
色を指定することによってもリカバリーできる。つまり
、F/Fの選択によってもリカバリーされるものである
から、SYSノードでリカバリーを行うようになされて
いる。
■MCBノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フユーザの故障
等11McBノードで検出され、U■には故障の箇所お
よび「サービスマンを呼んで下さいJ等のメッセージが
表示される。また、ジャムが生じた場合には、ジャムの
箇所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示する
ことでリカバリーをユーザに委ねている。
以上のようにフォールトリカバリーステートにおいては
コントロール権およびUlマスター権は、フォールトの
生じている箇所、リカバリーの方法によってSYSノー
ドが有する場合と、MCBノードが有する場合があるの
である。
フォールトがリカバリーされて■○Tスタンバイコマン
ドがMCBノードから発行されるとジョブリカバリース
テートに移り、残されているジョブを完了する。例えば
、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしている
ときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムがク
リアされた後、残りの2枚をコピーしなければならない
ので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理する
処理を行ってジョブをリカバリーするのである。従って
、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、SY
Sノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担に
応じて有している。しかし、Urマスター権はSYSノ
ードが有している。なぜなら、ジョブリカバリーを行う
については、例えば「スタートキーを押して下さい」、
「残りの原稿をセットして下さい」等のジョブリカバリ
ーのためのメッセージを表示しなければならず、これは
SYSノードが管理するパーオリジナル処理またはジョ
ブプログラミング処理に関する事項だからである。
なお、プロダレスステートでIOTスタンバイコマンド
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジョブが完了したことが確認されるとスタンバイステー
トに移り、次のジョブを待機する。スタンバイステート
において、所定のキー摸作を行うことによってダイアグ
ノスティック(以下、単にダイアグと称す。)ステート
に入ることができる。
ダイアグステートは、部品の入力チェック、出力チェッ
ク、各種パラメータの設定、各種モードの設定、NVM
 (不揮発性メモリ)の初期化等を行う自己診断のため
のステートであり、その概念を第9図に示す。図から明
らかなように、ダイアグとしてTECH  REPモー
ド、カスタマーシミュレーションモードの2つのモード
が設けられている。
TECH  REPモードは入力チェック、出力チェッ
ク等サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモ
ードであり、カスタマーシミュレーションモードは、通
常ユーザがコピーする場合に使用するカスタマーモード
をダイアグで使用するモードである。
いま、カスタマーモードのスタンバイステートから所定
の操作により図のAのルートによりTECH  REP
モードに入ったとする。TECHREPモードで各種の
チェック、パラメータの設定、モードの設定を行っただ
けで終了し、再びカスタマーモードに戻る場合(図のB
のルート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示す
ようにパワーオンのステートに移り、第7図のシーケン
スによりスタンバイステートに戻ることができるが、本
複写機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を
備えているので、TECH  REPモードで種々のパ
ラメータの設定を行った後に、実際にコピーを行ってユ
ーザが要求する色が出るかどうか、編集機能は所定の通
りに機能するかどうか等を確認する必要がある。これを
行うのがカスタマーシミュレーションモードであり、ビ
リングを行わない点、Uiにはダイアグである旨の表示
がなされる点でカスタマーモードと異なっている。これ
がカスタマーモードをダイアグで使用するカスタマーシ
ミュレーションモードの意味である。なお、TECH 
 REPモードからカスタマ=シミュレーションモード
への移行(図のCのルート)、その逆のカスタマーシミ
ュレーションモードからTECH  REPモードへの
移行(図のDのルート〉はそれぞれ所定の操作により行
うことができる。また、TECH  REPモードはダ
イアグエグゼクティブモジュール88(第4図)が行う
のでコントロール権、UIマスター権は共にMCBノー
ドが有しているが、カスタマーシミュレーションモード
はSYS.DIAGモジュール83(第4図)の制御の
基で通常のコピー動作を行うので、コントロール権、U
lマスター権は共にsysノ一ドが有する。
(n)システム (n−1)システムの位置付け 第10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図で
ある。
前述したように、リモート71にはSYSUIモジュー
ル8lとSYSTEMモジュール82が搭載され、SY
SUI81とSYSTEMモジュール82間はモジュー
ル間インタフェースによりデータの授受が行われ、また
SYSTEMモジュール82とIIT73、IPS?4
との間はシリアル通信インターフェースで接続され、M
CB75、ROS76、RAIB79との間it L 
N E T高速通信網で接続されている。
次にシステムのモジュール構成について説明する。
(n−2)システムのモジューノ1構戒第」1図はシス
テムのモジュール構或を示す図である。
本複写機においては、I IT,IPS,IOT等の各
モジュールは部品のように考え、これらをコントロール
するシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えて
いる。そして、分散CPU方式を採用し、システム側で
はパーオリジナル処理およびジョブプログラミング処理
を担当し、これに対応してイニシャライズステート、ス
タンバイステート、セットアップステート、サイクルス
テートを管理するコントロール権、およびこれらのステ
ートでUlを使用するUrマスター権を有しているので
、それに対応するモジュールでシステムを構戊している
システムメインl00は、SYSUIやMCB等からの
受信データを内部パッファに取り込み、また内部バッフ
ァに格納したデータをクリアし、システムメイン100
の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、システ
ムズテートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101は
、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態になる
までのイニシャライズシーケンスをコントロールしてお
り、MCBによるパヮーオン後の各種テストを行うパヮ
ーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアップコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コビーレイアーの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアップシーケンスをコ
ントロールし、具体的にはSYSUIから指示されたF
EATURE (使用者の要求を達或するためのM/C
に対する指示項目)に基づいてジョブモードを作成し、
作或したジョブモードに従ってセットアップシーケンス
を決定する。
第12図(a)に示すように、ジョブモードの作或は、
F/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分け
ている。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/
Cがスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され
、停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に
対して作業分割できる最小単位、ジョブモードの集合体
である。例えば、嵌め込み合或の場合で説明すると、第
l2図ら)示すように、ジョブモードは削除と移動、抽
出とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体となる
。また、第12図(C)に示すようにADF原稿3枚の
場合においては、ジョブモードはそれぞれ原稿l,原稿
2、原稿3に対するフィード処理であり、ジョブはそれ
らの集合となる。
そして、自動モードの場合はドキュメントスキャン、ぬ
り絵モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モードの時はサンプルスキャ
ンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサイ
クルに必要なコピーモードをI IT,I PS,MC
Bに対して配付し、セットアップシーケンス終了時MC
Bを起動する。
M/Cスタンバイコントロールモジュールl02はM/
Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具体的
にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダイ
アグモードのエントリー等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジュール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してIITの立ち上げ要求
、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行う
また、M/C停止中、あるいは動作中に発生するスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール106はIIT,I
PSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMCB
に対して立ち下げ要求し、具体的にはIIT,IPSか
らのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またMC
Bからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のりカバ
リーを判断して決定し、例えばMCBからのジャムコマ
ンドによりリカバリーを行っている。
コミニュケーションコントロールモジュール107はI
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/デイスエイブルを設定してい
る。
DIACコントロールモジュール108は、DIΔGモ
ードにおいて、人力チェックモード、出力チェックモー
ド中のコントロールを行っている。
(n−3)システムのデータ授受 次に、これらシステムの各モジュール同士、あるいは他
のサブシステムとのデータの授受について説明する。
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー、お
よびシステム内モジュール間データフローを示す図であ
る。図のA−Nはシリアル通信を、2はホットラインを
、■〜@はモジュール間データを示している。
SYSU Iリモートとイニシャライズコントロール部
101との間では、SYSUIからはCRTの制御権を
SYSTEM  NODEに渡すT○KENコマンドが
送られ、一方イニシャライズコン}O−ル部1 0 1
カラはコンフィグコマンドが送られる。
SYSU Iリモートトスタンバイコントロール部10
2との間では、SYSU Iからはモードチェンジコマ
ンド、スタートコピーコマンド、ジョブキャンセルコマ
ンド、色登録リクエストコマンド、トレイコマンドが送
られ、一方スタンバイコントロール部102からはM/
Cステータスコマンド、トレイステータスコマンド、ト
ナーステータスコマンド、回収ボトルステータスコマン
ド、色登録ANSコマンド、TOKENコマンドが送ら
れる。
SYSU Iリモートとセットアップコントロール部I
O′3との間では、セットアップコントロール部103
からはM/Cステータスコマンド(ブログレス) 、A
PMSステータスコマンドが送られ、一方3YStJI
リモートからはストップリクエストコマンド、インター
ラプトコマンドが送られる。
IPSリモートとイニシャライズコントロー゛ル部10
1との間では、tpsリモートからはイニシャライズエ
ンドコマンドが送られ、イニシャライズコントロール部
101からはN V Mパラメータコマンドが送られる
IITリモートとイニシャライズコントロール部10l
との間では、IITリモートからはIITレディコマン
ド、イニシャライズコントロール部1(11からはNV
Mパラメータコマンド、INITIALIZEコマンド
が送られる。
■PSリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IPSリモートからイニシャライズフリーハン
ドエリア、アンサーコマンド、リムーヴエリアアンサー
コマンド、カラー情報コマンドが送られ、スタンバイコ
ントロール部102からはカラー検出ポイントコマンド
、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド、リムー
ヴエリアコマンドが送られる。
IPSリモートとセットアップコントロール部103と
の間では、IPSリモートからIPSレディコマンド、
ドキュメント情報コマンドが送られ、セットアップコン
トロール1103スキャン情報コマンド、基本コビーモ
ードコマンド、エディットモードコマンド、M/Cスト
ップコマンドが送られる。
IITリモートとスタンバイコントロール部l02との
間では、IITリモートからプレスキャンが終了したこ
とを知らせるFITレディコマンドが送られ、スタンバ
イコントロール部102からサンプルスキャンスタート
コマンド、イニシャライズコマンドが送られる。
11Tリモートとセットアップコントロール部103と
の間では、IITリモートからはIITレディコマンド
、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットアッ
プコントロール部103からはドキュメントスキャンス
タートコマンド、サンプルスキャンスタートコマンド、
コピースキャンスタートコマンドが送られる。
MCBリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、スタンバイコントロール邪102からイニシャ
ライズサブシステムコマンド、スタンバイセレクション
コマンドが送られ、MCBリモートからはサブシステム
ステータスコマンドが送られる。
MCBリモートとセットアップコントロール邪103と
の間では、セットアップコントロール部103からスタ
ートジョブコマンド、IITレディコマンド、ストップ
ジョブコマンド、デクレアシステムフォールトコマンド
が送られ、MCBリモートから■○Tスタンバイコマン
ド、デクレアMCBフォールトコマンドが送られる。
MCBリモートとサイクルコントロール部104との間
では、サイクルコントロール$104からストップジョ
ブコマンドが送られ、MCBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネクストジョブコマンド、ジョブ
テ゜りヴアードコマンド、IOTスタンバイコマンドが
送ラれる。
MCB’Jモートとフォールトコントロール邪106と
の間では、フォールトコントロール部106からデクレ
アシステムフォールトコマンド、システムシャットダウ
ン完了コマンドが送られ、MCBリモートからデクレア
MCBフォールトコマンド、システムシャットダウンコ
マンドが送られる。
1 ITリモートトコミニュケーションコントロール部
107との間では、IITIJモートからスキャンレデ
ィ信号、イメージエリア信号が送られる。
次に各モジュール間のインターフェースについて説明す
る。
システムメイン100から各モジュール(101〜10
7)に対して受信リモー}N○.及び受信データが送ら
れて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ授受
を行う。一方、各モジュール(1 0 1〜107)か
らシステムメインl00に対しては何も送られない。
イニシャライズコントロール部101は、イニシャライ
ズ処理が終了するとフォルトコントロールll06、ス
タンバイコントロール部102に対し、それぞれシステ
ムステート (スタンバイ)を通知する。
コミニュケーションコントロール部107は、イニシャ
ライズコントロール部101、スタンバイコントロール
部1 0 2、セットアップコントロール部l03、コ
ピーサイクルコントロール部104、フォルトコントロ
ール部106に対し、それぞれ通信可否情報を通知する
スタンバイコントロールB102は、スタートキーが押
されるとセットアップコントロール部103に対してシ
ステムステート(ブログレス)を通知する。
セットアンプコントロール部103は、セットアノブが
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート (サイクル〉を通知する。
(III)タイマ設定方式(本発明の要部)本発明のタ
イマ設定方式は、ROMに設定されたタイマ固定値に対
してNVMに補正すべき値を記憶させておき、ROMデ
ータにNVMのデータを加算または減算してタイマ値と
して登録することにより、タイマ設定値を可変にし、ま
たNVMに設定したデータが許容範囲を越えて変化し、
異常値を示した場合には許容範囲内の所定の値、例えば
許容範囲を設定するための上限値または下限値、或いは
基準値、中央値等をROMデータに加算または減算して
タイマ値として登録することにより誤動作を防止するよ
うにしたことを特徴としている。
第14図は本発明のタイマ設定方式を説明するためのブ
ロック図である。
記録装置において使用されるさまざまなタイマ値、例え
ば記録用紙の通過を検出してからゲートを開閉するまで
の時間、ジョブ終了後画面をデフォルトに戻す時間等の
値をあらかじめROMデータ201として設定しておく
。また、ROMに記憶したタイマ固定値に対してそれぞ
れ補正値をNVMデータ202として設定する。この補
正値の設定は任意であり、可変にしたい範囲で、また可
変にしたい細かさで適宜設定すればよい。そして、タイ
マ値を設定するに際し、ROMデータ201と異なる値
をタイマ値としてセットしたい場合には、APPS側で
NVMデータ202をタイマ値作成処理部203におい
て加減算し、この値をパワーON時にモニタに通知する
ようにする。モニタ側ではタイマ値設定処理部204に
より通知された値をタイマ値として登録する。
ところで、NVMデータは電磁波ノイズ、α線のような
放射線、バッテリ不良等により変化してしまう場合があ
る。そのためタイマ補正値の変化が大きいと、記録装置
における用紙のレジゲート制御を行うタイマのような場
合には、用紙の所定位置に記録を行うことができなくな
り、色ずれを起こしたり、場合によってはジャムの原因
になったりする可能性がある。そこで、第15図に示す
ように、例えば固定値Tと補正値CとでT十Cを設定す
る場合、補正値Cの上限値U、下限値Dを設定しておき
補正値Cが上限値Uを越えてしまった場合にはT+Uを
タイマ値として設定する。同様に補正値Cが下限値Dよ
り小さい値となってしまった場合にはT十Dをタイマ値
として設定する。
そのために、タイマ値作成処理部203はタイマ値を作
或する場合に上下限設定値204を読みだしてNVMデ
ータと比較し、タイマ補正値が許容範囲内か否か判断し
て許容範囲内であればそのまま固定値と加算または減算
してタイマ値を設定する。また補正値が許容範囲を越え
た異常値である場合にはNVMデータ202を上限値ま
たは下限値に書き換え、この書き換えた値を使用してタ
イマ値を作成する。すなわち、第16図に示すよう1:
 R O MデータT. 、T2 、Tj 、T.−・
・とNVMデータN.%N. 、N. 、N.・・・を
読みだし、NVMデータをそれぞれ上限値U.,Uj 
、U.、U4・・・、下限値]:L 、D2 、D3 
、Da・・・と比較する。
例えば、 D1≦N,≦UI N* >U2 ’N3<Ds D,≦N4≦U4 であればN+<N−は信用できる値としてROMデータ
とNVMデータとをそのまま加算してT1+I’J+ 
、Ta 十N4を作或する。またN,は上限値を越えて
いるので異常値と判断しNVMをU2に書き換え、N,
は下限値より小さいので同様に異常値と判断してNVM
をD,に書き換え、それぞれ固定値と加算してT2 +
U2 、Ts +03を作或する。こうして作或したタ
イマ値をモニタにi!i知して登録する。このとき、モ
ニタには設定したタイマ値に対応して実行されるタスク
のアドレスA1、A2 、Aa 、A−・・・も同時に
登録され、それぞれに番号が付されてテーブル化される
。そして、実際に使用するときには、APPSから第1
6図のテーブルの番号をモニタに通知することで対応す
るタイマ値の設定が行われ、モニタにおいてはlQms
ec割り込み毎に設定値をカウントダウンしていき、設
定値が0になると該当するアドレスA+ 、Aa 、A
s 、A4・・・のタスクを実行することになる。
なお、必要に応じてl msecマシンクロック割リ込
みを利用してl msec単位のタイマセットを行うこ
とも可能である。
なお、上記実施例ではNVM値が異常値であった場合に
許容範囲の上限値、または下限値に書き換えるようにし
たが、許容範囲内の基準値、或いは中央値等に書き換え
るようにしてもよい。
また、上記実施例ではNVMの異常値を書き換えるよう
にしたが、書き換えてしまうと異常が起きたか否か後で
分からないので、NVM値は書き換えずにタイマ設定す
る際に、異常値に置き換えて許容範囲の上限値、下限値
、基準値、中央値等を使用すればサービスマンがダイア
グ(自己診断)モードで異常の発見を行うことができる
また、NVMデータが異常か否かの判断はパワーON時
に行う例について説明したが、パワーON時ではなく実
際にタイマーをセットするときに行うようにしてもよい
このように、従来ROMに設定されて変えることができ
なかったタイマ設定値(固定値)を可変にすることがで
きるので、ソフトの設計の負担を幡減し、また機械の調
整等の負担も軽減することが可能となる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、NVMにタイマ設定値の
補正データをセットするようにし、この値をROMにセ
ットされたタイマ値に加減算できるようにしたので、タ
イマ設定値を可変にすることができ、ソフト設計や機械
の調整等の負担を軽減化することか可能で、しかもNV
Mデータがノイズ等の影響で変化して異常値を示した場
合には許容範囲内のデータを補正値として使用するよう
にしたのでタイマ値が大幅に変化して誤動作が発生する
のを防止することできる。
【図面の簡単な説明】
第l図は本発明のタイマ設定方式の構成を示す図、第2
図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構戊のl例
を示す図、第3図はハードウェアアーキテクチャーを示
す図、第4図はソフトウェアアーキテクチャーを示す図
、第5図はコピーレイヤを示す図、第6図はステート分
割を示す図、第7図はパワーオンステートからスタンバ
イステートまでのシーケンスを説明する図、第8図はプ
ロダレスステートのシーケンスを説明する図、第9図は
ダイアグノ・スティックの概念を説明する図、第10図
はシステムと他のリモートとの関係を示す図、第11図
はシステムのモジュール構或を示す図、第l2図はジョ
ブモードの作或を説明する図、第13図はシステムと各
リモートとのデータフロー、およびシステム内モジュー
ル間データフローを示す図、第14図は本発明のタイマ
設定方式を説明するための図、第15図はタイマ値の許
容範囲設定を説明するための図、第16図はタイマ設定
値可変処理を説明するための図、第17図はモニタの割
り込みによる通常処理を説明するための図、第18図は
センサ出力とタイマ出力の関係を示す図、第19図はタ
イマ設定モジュール構戊を示す図、第20図はモニタに
おけるタイマ値設定テーブルを示す図である。 ■・・・タイマ固定値設定部、2・・・タイマ補正値設
定部、3・・・許容範囲設定部、4・・・タイマ値作成
・設定処理部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定時間毎の割り込みによりタイマ処理を実行す
    る記録装置のタイマ処理方式において、タイマ固定値設
    定部と、タイマ補正値設定部と、許容範囲設定部と、タ
    イマ値作成・設定処理部とを備え、タイマ値作成・設定
    処理部はタイマ補正値が設定された許容範囲内にあると
    きタイマ固定値に補正値を加算または減算してタイマ値
    を作成・設定することを特徴とする記録装置におけるタ
    イマ設定方式。
  2. (2)タイマ固定値はリードオンリメモリに設定される
    請求項1記載の記録装置におけるタイマ設定方式。
  3. (3)タイマ補正値は不揮発性リードライトメモリに設
    定される請求項1または2記載の記録装置におけるタイ
    マ設定方式。
  4. (4)所定間隔毎の割り込みは、10msec割り込み
    である請求項1記載の記録装置におけるタイマ設定方式
  5. (5)タイマ値作成・設定処理部は、タイマ補正値が許
    容範囲外にあるときはタイマ補正値を許容範囲に含まれ
    る所定値に書き変えることを特徴とする請求項1ないし
    4のうち何れか1項記載の記録装置におけるタイマ設定
    方式。
  6. (6)タイマ値作成・設定処理部は、タイマ補正値が許
    容範囲外にあるときはタイマ補正値は書き変えず、タイ
    マ固定値に加算または減算する補正値を許容範囲に含ま
    れる所定値とすることを特徴とする請求項1ないし4の
    うち何れか1項記載の記録装置におけるタイマ設定方式
  7. (7)許容範囲に含まれる所定値は、上限値、下限値、
    基準値、または中央値である請求項5または6記載の記
    録装置におけるタイマ設定方式。
  8. (8)タイマ補正値が許容範囲にあるか否かの判断はパ
    ワーON時、またはタイマ設定時に行うことを特徴とす
    る請求項1、5または6項記載の記録装置におけるタイ
    マ設定方式。
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