JPH038965B2 - - Google Patents

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JPH038965B2
JPH038965B2 JP17213085A JP17213085A JPH038965B2 JP H038965 B2 JPH038965 B2 JP H038965B2 JP 17213085 A JP17213085 A JP 17213085A JP 17213085 A JP17213085 A JP 17213085A JP H038965 B2 JPH038965 B2 JP H038965B2
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JP
Japan
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roof
link
worm
vehicle body
feed screw
Prior art date
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Expired
Application number
JP17213085A
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English (en)
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JPS6231515A (ja
Inventor
Hiroshi Ootsuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP17213085A priority Critical patent/JPS6231515A/ja
Publication of JPS6231515A publication Critical patent/JPS6231515A/ja
Publication of JPH038965B2 publication Critical patent/JPH038965B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は自動車の開閉屋根装置に関する。
従来技術 自動車の上部を開放してオープンエアモータリ
ングを楽しめるように、自動車の屋根を開閉可能
に構成することは既に周知であり、従来より各種
形式の開閉屋根装置が提案され、かつ実用化され
ている。たとえば剛体から成るルーフパネルを車
体に着脱自在に支持し、車体上部を開放したとき
取外したルーフパネルをトランクルーム等に収納
しておく形式の開閉屋根装置が広く知られている
が、この構成によると収納されたルーフパネルが
大きなスペースをとるため、ルーフパネル用の大
きな収納空間を必要とする欠点を免れない。また
可撓性材料から成る屋根により車体の上部開口を
覆い、車体上部の開放時にはこの屋根を折り畳ん
で収納する形式の屋根装置も公知であるが、この
形式の構成においては、その走行中に屋根を開く
と風圧をまともに受けるため、その開放作業を行
い難く、通常は自動車を停止させて屋根の開閉を
行う必要があり、実用性に欠ける欠点があつた。
また従来の開閉屋根装置はその構造が大変複雑
で、従来よりその改善が望まれていた。
目 的 本発明は上記認識に基きなされたものであり、
その目的とするところは屋根の収納に大きなスペ
ースをとらず、しかも自動車の走行中にも屋根を
開閉できる、構造の簡単な開閉屋根装置を提供す
ることである。
構 成 本発明は、車体の上部開口を覆うフロントルー
フおよびリヤルーフと、リヤルーフが取付けられ
ていて車体の前後方向に回動可能な回動リンク
と、回動リンクに回転可能に支持されたウオーム
と、該ウオームと一体またはジヨイントを介して
連結された送りねじと、送りねじに係合するナツ
ト部材と、一端側をナツト部材に、他端側をフロ
ントルーフに枢着された連結リンクと、前記ウオ
ームに噛み合い、かつ車体に固定されたウオーム
ホイールとを具備し、前記回動リンクは、連結リ
ンクとフロントルーフの枢着部よりも車体の後方
側にてフロントルーフに枢着されている自動車の
開閉屋根装置を提案する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図および第2図において、自動車の車体1
の車室上部は開放されており(第8図参照)、こ
の上部開口は通常、2つの屋根部材、すなわちフ
ロントルーフ2とリヤルーフ3とによつて閉鎖さ
れ、あるいは後述するように開放される。
車室の後部領域における車体側部には車体1の
前後方向X1,X2に傾動可能な回動リンク4が配
置され、図に一例として示した回動リンク4は第
3図乃至第5図から明らかなように内部が中空で
直線状に細長く延びた箱形状に形成されている。
回動リンク4の下端にはモータ5が取付けら
れ、このモータ5により回転駆動されるウオーム
軸6が回動リンク4内を延びている。この軸6に
固着されたウオーム7はウオームホイール8に噛
み合い、このホイール8を固定支持するホイール
軸9は、第4図に示明する如く車体に固定された
取付ブラケツト10に支持されている。その際ホ
イール軸9は回転止めキー11によつて取付ブラ
ケツト10に対する回転が阻止され、よつてウオ
ームホイール8はその軸9およびブラケツト10
を介して車体1に不動に支持される。
第3図および第4図から判るようにウオーム7
およびウオームホイール8はギヤボツクス12内
に収容され、このボツクス12は回動リンク4の
下端部近傍に固定されている。13,14は、ギ
ヤボツクス12に付設されたウオーム軸用の軸
受、15は同じくボツクス12に設けられたホイ
ール軸用の軸受であり、ウオーム軸6とホイール
軸9はこれらの軸受13,14;15を介してギ
ヤボツクス12に対して回転することができる。
また上述した構成によりウオーム7は、ウオーム
軸6およびギヤボツクス12等を介して回動リン
ク4に回転自在に支持される。
ウオーム軸6の上端には送りねじ16を固定支
持したシヤフト17が連結されており、第3図に
示した実施例ではウオーム軸6とシヤフト17が
一体に固定され、両者が1本の軸によつて構成さ
れている。
送りねじ16は回動リンク4の内部を延び、該
ねじ16を一体に支持したシヤフト17の上端は
回動リンク4に固設されたシヤフト軸受18に回
転自在に嵌合している。
送りねじ16にはナツト部材19のめねじ(図
示せず)が噛み合い、送りねじ16とナツト部材
19によつて送りねじ機構が構成されている。こ
のナツト部材19の耳部20には、第1図および
第2図にも示すように連結リンク21の一端がピ
ン22を介して回動可能に枢着され、該リンク2
1の他端は他のピン23を介してフロントルーフ
2に枢着されている。また連結リンク21とフロ
ントルーフ2の枢着部(すなわちピン23の位
置)よりも車体の後方側において、回動リンク4
の上端またはその近傍部分がピン24を介してフ
ロントルーフ2に回動可能に枢着されている。ピ
ン22,23,24は車体の横方向に延びてい
る。
ナツト部材19は、第5図に示すように回動リ
ンク4の内壁面によつてガイドされ、かつリンク
4に対して回転しないようにその角部25がリン
ク4内の内壁面に接触している。またナツト部材
19の耳部20は回動リンク4に穿設された縦ス
リツト26を通して外部に突出している。
以上、自動車の進行方向に見て左側のリンク装
置の構成について説明したが、右側にも第3図乃
至第5図に示したリンク装置と全く同様なリンク
装置が第2図に示すように対称に配置されてい
る。これらのリンク装置には実質上の相違がない
ため、第2図に示した右側のリンク装置の各部に
も左側のリンク装置の各部に付した符号と同じ符
号を付してその説明を省略する。
フロントルーフ2は板金または合成樹脂の成形
品から成る剛体によつて構成され、リヤルーフ3
は布または軟質合成樹脂シート等の可撓性材料の
幌から構成されている。リヤルーフ3には、透明
な軟質合成樹脂シートから成るバツクウインド3
1が一体的に取付けられている。またこのリヤル
ーフ3は、第1図および第2図から判るようにそ
の下部周辺27が車体1に固定され、前端縁28
は両回動リンク4に固定されている。また左右の
回動リンク4を車体の横方向に延びるロツド29
(第2図)で連結し、このロツド29にもリヤル
ーフ3の上部前端縁30を固着するとよい。
屋根を閉じたときは、第1図および第2図のよ
うにフロントルーフ2とリヤルーフ3が車体1の
上部開口を覆い、その際回動リンク4はウオーム
7、ウオームホイール8、およびホイール軸9等
を介して車体1に不動に支持され、この回動リン
ク4にフロントルーフ2とリヤルーフ3が支持さ
れ、これらが屋根としての働きを支障なく果すこ
とができる。
屋根を開いて車体1の上部を開放すべきとき
は、乗員が図示していないスイツチを押下するこ
とによりモータ5を作動させ、ウオーム軸6を矢
印A方向(第3図)に回転させる。これによりウ
オーム7が同じ方向Aに回転し、これに噛み合う
ウオームホイール8が第3図に矢印Bで示した方
向に回転しようとする。ところがウオームホイー
ル8は車体1に固定されているため回転できず、
したがつてウオーム7の方が、回動リンク4およ
びギヤボツクス12等と共に矢印C方向に回動し
始め、回動リンク4は第6図および第7図に示す
如く車体1の後方へ向けて傾動する。このとき送
りねじ16も矢印A方向に回転するため、これに
ねじ係合したナツト部材19は第3図に矢印Dで
示すように下方へ移動する。したがつてフロント
ルーフ2はピン24を中心として回動リンク4に
近づく方向に回動し、第6図および第7図のよう
にフロントルーフ2と回動リンク4は順次折り畳
まれ、リヤルーフ3もほぼその中央部から折れ曲
がり、最終的に第8図に示すように、フロントル
ーフ2、回動リンク4およびリヤルーフ3が重な
つた状態に折り畳まれ、車体後部の屋根収納部3
2に収められる。このようにして車体の上部は開
放され、快くエアモータリングを楽しむことがで
きる。
モータ5を逆転させて逆の動作を行うことによ
り簡単にリンク2,3を車体上部にもたらし、上
部開口を閉鎖することができる。
上記実施例では回動リンク4が上下方向に直線
状に延び、該リンク4が地面に対して垂直な平面
上を回動するように構成したが、車体の意匠上の
要求等によつて、第9図に模式的に示すように左
右の回動リンク4の下部領域を上部領域よりも車
体の横方向に拡げ、後から見たとき両リンクがハ
の字をなすように配置したいこともある。このよ
うに回動リンク4を傾斜させて配置すれば、送り
ねじ16も同じく傾斜するが、このような場合に
はナツト部材19およびフロントルーフ2と、連
結リンク21の各端部を、ピン22,23(第3
図)ではなくユバーサルジヨイント122,12
3を介して互いに枢着すればよい。このようにす
れば第9図に鎖線で示す如く回動リンク4が回動
し、連結リンク21が送りねじ16に沿つて移動
するとき、該リンク21の角度姿勢は順次変化す
るが、連結リンク21と回動リンク4、および連
結リンク21とフロントルーフ2はユニバーサル
ジヨイント122,123を介して連結されてい
るので、連結リンク21はフロントルーフ2およ
びナツト部材19に対して任意の角度をとること
ができ、よつて連結リンク21は送りねじ16に
沿つて支障なく作動することができる。第3図に
示したピン22,23を用いれば、連結リンク2
1はこれらピン22,23の軸線に垂直な平面以
外は回動できないので、両送りねじ16を第9図
のようにハの字状に傾斜させれば、連結リンクは
送りねじに沿つて移動することはできない。
第1図乃至第8図に示した実施例では、ウオー
ム7と送りねじ16を一体に連結したが、第9図
に示すように回動リンク4の下部4aを上下方向
に垂直に延ばし、傾斜した回動リンク中間部4b
と下部4aとに角度αをもたせたような場合に
は、ウオーム軸6とシヤフト17をユニバーサル
ジヨイント40を介して連結することにより、支
障なくウオーム7の回転を送りねじ16に伝える
ことができる。勿論、回動リンク4の全体が直線
状に延びているときも、ウオーム7と送りねじ1
6を適宜なジヨイントを介して連結することもで
きる。また回動リンク4とフロントルーフ2を、
第3図に示したピン24の代りにユニバーサルジ
ヨイントによつて互いに枢着することもでき、こ
のようにすれば第9図に示したようにフロントル
ーフ2が枢着される回動リンク4の上部4cを上
下に垂直にしなくとも傾斜した回動リンクを直接
フロントルーフ2に枢着することができる。
送りねじ16およびシヤフト17を剛体によつ
て構成する代りに、これらを可撓性部材によつて
構成すれば、これをほぼ自由に湾曲させることが
できるので、回動リンク4を車体形状に合せて曲
線状に形成でき、その美観を高めることができ
る。たとえば可撓性のケーブルにワイヤをらせん
状に巻回し、このワイヤによつて歯を構成した送
りねじを用いることにより、送りねじに可撓性を
持たせることが可能である。
また図示した実施例ではウオームをモータによ
り回転駆動させたが、他の駆動装置を用いてもよ
いし、ウオームを手操作によつて回転させるよう
に構成することも可能である。たとえば、ウオー
ムにクランク状のハンドルを連結し、乗員がこれ
を回転操作できるようにすればよい。また図示し
た実施例ではフロントルーフ2を剛体から構成し
たが、フレーム等に可撓性の幌を張設したフロン
トルーフ等を用いてもよいし、逆にリヤルーフ3
を開閉動作時に車体等に干渉しない状態に取付け
れば、これを互いに曲折可能な複数の剛体により
構成することも可能である。
モータの電源線、ホイール軸およびリヤルーフ
を車体に対して着脱可能に取付ければ、屋根開閉
装置の全体を車体から取り外すことができ、これ
によつてオープンカーを構成することができる。
効 果 本発明によれば、その構造がシンプルな上、屋
根の開閉動作時にフロントルーフが回動リンクに
連結されたままであるため、自動車の走行時に開
閉操作を行つてもフロントルーフに作用する風圧
によつてフロントルーフの作動が阻害されること
はなく、自動車の走行時にも支障なく屋根を開閉
できる。しかも各ルーフを折り畳んで収納するの
で収納スペースを小さくでき、また構成を簡素化
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は屋根を閉じた状態における開閉屋根装
置の側面図、第2図は第1図の平面図、第3図は
フロントルーフと回動リンクを作動させるリンク
装置の部分断面側面図、第4図は第3図の一部を
示す斜視図、第5図は第3図のV−V線断面図、
第6図乃至第8図は屋根を開く際の動作を説明し
た、第1図と同様な側面図、第9図はリヤルーフ
を取り除いて示した、他の実施例の模式斜斜視図
である。 1……車体、2……フロントルーフ、3……リ
ヤルーフ、4……回動リンク、7……ウオーム、
8……ウオームホイール、16……送りねじ、1
9……ナツト部材、21……連結リンク、40…
…ジヨイント、X1,X2……前後方向。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車体の上部開口を覆うフロントルーフおよび
    リヤルーフと、リヤルーフが取付けられていて車
    体の前後方向に回動可能な回動リンクと、回動リ
    ンクに回転可能に支持されたウオームと、該ウオ
    ームと一体またはジヨイントを介して連結された
    送りねじと、送りねじに係合するナツト部材と、
    一端側をナツト部材に、他端側をフロントルーフ
    に枢着された連結リンクと、前記ウオームに噛み
    合い、かつ車体に固定されたウオームホイールと
    を具備し、前記回動リンクは、連結リンクとフロ
    ントルーフの枢着部よりも車体の後方側にてフロ
    ントルーフに枢着されていることを特徴とする自
    動車の開閉屋根装置。
JP17213085A 1985-08-05 1985-08-05 自動車の開閉屋根装置 Granted JPS6231515A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17213085A JPS6231515A (ja) 1985-08-05 1985-08-05 自動車の開閉屋根装置

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JP17213085A JPS6231515A (ja) 1985-08-05 1985-08-05 自動車の開閉屋根装置

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Publication Number Publication Date
JPS6231515A JPS6231515A (ja) 1987-02-10
JPH038965B2 true JPH038965B2 (ja) 1991-02-07

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ID=15936120

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JP17213085A Granted JPS6231515A (ja) 1985-08-05 1985-08-05 自動車の開閉屋根装置

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Families Citing this family (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT408868B (de) * 2000-05-31 2002-03-25 Hoerbiger Hydraulik Betätigungsanordnung für schwenkbare teile von verdecken
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JPS6231515A (ja) 1987-02-10

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