JPH038941A

JPH038941A - 風呂装置

Info

Publication number: JPH038941A
Application number: JP2017361A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Nishi; 西　恭弘; Yoshiro Kato; 加藤　善郎; Setsuo Watanabe; 節雄渡辺; Kimio Mochizuki; 望月　公雄; Taisuke Watanabe; 渡辺　泰典; Yukio Nakada; 幸雄中田; Michihiro Shimizu; 道弘清水; Shigetoshi Akiyama; 秋山　茂俊; Junya Hirano; 平野　順也; Hiroshi Ichikawa; 浩市川
Original assignee: Takagi Industrial Co Ltd
Current assignee: Takagi Industrial Co Ltd
Priority date: 1990-01-26
Filing date: 1990-01-26
Publication date: 1991-01-16
Anticipated expiration: 2012-05-28
Also published as: JP2615232B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は風呂装置に関するものである。

（従来の技術）家庭用等の従来の風呂装置に於ける浴槽の水位は、そこ
に入る人により左右されて上下する。

（発明が解決しようとする課題）従って、水位が高い状態で浴槽内に入ると、湯が浴槽の
上部から溢れ、この溢れた湯は無駄となる。このため浴
槽に湯を入れる場合には、その水位に気を使う必要があ
り、これを怠ると無駄が生じていた。また水位は体格に
よって左右され、体格の大きい人が入浴した後は水位が
低下するので、次に入浴する人は足し湯をしたり、低い
水位に甘んじなければならなかった。

本発明は以上の課題を解決することを目的とするもので
ある。

（課題を解決するための手段）前述した課題を解決するための手段を実施例を表わした
図面を参照して説明すると、本発明の風呂装置は、内部
の湯を上部から溢水可能に構成した浴槽１と、該溢水さ
せた湯を回収する回収手段２と、該回収した湯を貯める
貯湯手段３と、該貯湯手段３内の湯をポンプ４により前
記浴槽ｌに還流させる還流経路５とから構成した風呂装
置に於いて、前記還流経路５の下流端に接続する還流用
湯流出部１８ａ、１８ｂを前記浴槽１の」二部と側壁部
に設けたものである。

上記の構成に於いて側壁部の還流用湯流出部１８ｂには
気泡発生手段を構成することができる。

（作用）以上の構成に於いて、人が浴槽１内に入り、内部の湯が
上部から溢水すると、この溢水した湯は回収手段２から
貯湯手段３に導入される。次いでこの貯湯手段３内の湯
はポンプ４により還流経路５を流れ、還流用湯流出部１
８ａ、１８ｂから再び浴槽１内に還流する。従って溢水
した湯は無駄とはならない。このため本発明に於いては
、浴槽１の水位を常時高く、溢水する水位に維持するこ
とができ、人が浴槽１に入る際に溢水することにより非
常に満足感に溢れる入浴を行なうことができる。

以上の浴槽１への湯の還流は、その上部と側壁部に設け
た還流用湯流出部１８ａ、１８ｂのいずれかを選択した
り、または双方を同時に介して行うことができ、」二部
の還流用湯流出部１８ａからの還流では、還流した湯の
流れが温泉湯の風呂を彷佛とさせ、満足感を更に高める
ことができると共に、側壁部に設けた還流用湯流出部１
８ｂからの還流では、ここに気泡発生手段を構成するこ
とによりやはり入浴時の満足感を更に高めることができ
る。

（実施例）次に本発明の実施例を図について説明する。

第１図は本発明の全体構成の系統説明図、第２図は浴槽
部分の説明的斜視図であり、かかる図に於いて符号１は
浴槽であり、この浴槽１は内部の湯を上部から溢水可能
に構成しており、そしてこの溢水した湯を回収する回収
手段２と、回収した湯を貯める貯湯手段３と、該貯湯手
段３内の湯をポンプ４により前記浴槽１に還流させる還
流経路５とから風呂装置を構成している。

実施例に於いて、回収手段２は、浴槽ｌの周囲に貯湯手
段３への連通部１６を構成した樋状部として構成してい
る。この他、浴槽１の下部に受容器（図示省略）を設け
る等して構成することができる。また、浴槽１からの溢
水個所は実施例に於いては、浴槽１の上縁の一部のみと
し、ここから前記樋状部に溢水させて流し、連通部１６
から貯湯手段３に導入する構成としている。この他、上
縁の全部から溢水するように構成することもできるし、
また溢水部２０はこのように浴槽１の上縁とする他、浴
槽１の上部に溢水口（図示省略）を設ける等して構成す
ることもできる。次に貯湯手段３は、図示例に於いて前
記樋状部に構成した連通部１６の下方に設置したタンク
として構成しているが、浴槽１から離隔して設けたタン
クとして構成することもでき、この場合には前記回収手
段２と該貯湯手段３間に配管を設ければよい。

また、上記還流経路５の下流端には、浴槽ｌへの還流用
湯流出部１８ａ、１８ｂを設けており、この還流用湯流
出部１８ａ、１８ｂは、浴槽ｌの上部と側壁部に設けて
いる。この側壁部の還流用湯流出部１８ｂには、エゼク
タ作用を利用した気泡混合噴出ノズルを構成することが
できる。

更に、実施例に於いて還流経路５にはポンプ４に加えて
、追焚用熱交換部７と濾過部６を構成している。追焚用
熱交換部７は、ポンプ４の下流側に熱交換器８と、その
加熱用のバーナ９とを設けた構成としている。また還流
経路５には、上記濾過部６の逆洗経路１０を分岐構成し
ており、この逆洗経路１０は濾過部６の上流側及び下流
側に切換弁１１ａ、ｌｌｂを設けると共に、」二流側の
切換弁１１ａの選択ボート１２ａに排水経路１３、下流
側の切換弁１１ｂの選択ボート１２ｂに逆洗水源１４に
至る逆洗水経路１５を分岐接続して構成している。

以上の構成に於いて、人が浴槽１内に入り、内部の湯が
上部から溢水すると、この溢水した湯は回収手段２とし
ての樋状部から貯湯手段３としてのタンク内に導入され
る。次いでこの貯湯手段３内の湯はポンプ４により還流
経路５を流れ、濾過部６と追焚用熱交換器７を順次繰て
、浴槽１の側壁部に設けた還流用湯流出部１８ｂ又は上
部に設けた還流用湯流出部１８ａから再び浴槽１内に還
流する。

以上の還流の制御は、貯湯手段３内に溢水の検出手段１
７を設けて行うことにより容易に行うことかできる。例
えば、貯湯手段３内に湯が導入されてこれを検出手段３
により検出することにより、溢水の検出、即ち人が浴槽
１内に入ったことを検出することができ、かかる検出に
基づいて所定の還流制御を自動的に行なうことができる
。

以上の入浴に於いて浴槽１内の湯温が低下した場合には
還流に際して、必要に応じてバーナ９を動作させて熱交
換器８により昇温することにより追焚を行なうことがで
きる。

ところで、入浴に際して浴槽１内に入ってしまう垢や毛
髪等の異物は軽いため上方に浮かび上がり易く、従って
浴槽ｌの上部からの溢水と共に回収手段２から貯湯手段
３に導入され、次いでこの貯湯手段３内から還流する湯
と共に還流経路５を流れる。しかして、実施例に於いて
は該還流経路５には濾過部６を構成しているのでこれら
の異物は、この濾過部６において濾過され、浴槽１に還
流する湯から除去される。従って浴槽ｌ内の湯を清澄状
態に保持することができる。濾過部６に溜まった異物は
例えば濾過部６の濾材を適宜期間毎に取替えて濾過部６
から除去するようにしてもよいし、前述したように還流
経路５に、濾過部６の逆洗経路１０を分岐構成し、適宜
期間使用した後の逆洗によって濾過部６から除去するよ
うに構成することができる。前述した逆洗経路１０に於
いては、前記還流を行なっていない状態において逆洗水
経路１５からの逆洗水を、切換弁１１ｂを経て還流とは
逆方向に濾過部６を通過させ、そして切換弁１１ａを経
て排水経路１３から排水させることにより逆洗による異
物の除去、そして濾材の再生を行なうものである。尚、
逆洗水としては、上水の他、浴槽１内の湯を利用するこ
ともできる。

尚、浴槽１内への最初の給湯や湯の使用により還流系か
ら失われた湯は、給湯装置１９等により適宜補充すれば
良い。また、以」二の実施例に於いては、還流経路５に
ポンプ４に加えて迫焚用熱交換部７と濾過部６を構成し
ているが、これらは省略も可能であり、例えば浴槽ｌ内
の湯の追焚は、浴槽ｌに風呂釜を設置して行うようにし
ても良いし、異物の除去も通常の浴槽と同様な方法によ
り行うことができる。

（発明の効果）本発明は以上の通り、入浴時に浴槽の上部から湯を溢水
させると共に、この溢水した湯を還流経路を経て再び浴
槽に還流させる構成としたので、この溢水した湯を無駄
にすることがなく、このため取り立てて注意を払わずに
浴槽の水位を高く、溢水する水位に維持することができ
、人が浴槽に入る際に溢水することにより非常に満足感
に溢れる入浴を行なうことができると共に、浴槽の水位
が体格によって左右されないので体格の大きい人が入浴
した後の水位の低下という不都合も生じないという効果
がある。特に本発明は、以上の浴槽への湯の還流は、そ
の上部と側壁部に設けた還流用湯流出部のいずれかを選
択したり、または双方を同時に介して行うことができ、
上部の還流用湯流出部からの還流では、還流した湯の流
れが温泉湯の風呂を彷佛とさせ、満足感を更に高めるこ
とができると共に、側壁部に設けた還流用湯流出部から
の還流では、ここに気泡発生手段を構成することにより
やはり入浴時の満足感を更に高めることができるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

全図共に本発明の実施例に対応するもので、第１図は全
体の構成を表わした系統説明図、第２図は本発明の構成
及び使用状態を表わした説明的斜視図である。符号１・・・浴槽ヰ、２・・回収手段名、３・・・貯湯
手段番、４・・・ポンプ４．５・・・還流経路５．６・
・・濾過部、７・・・追焚用熱交換部、８・・熱交換器
、９・・バーナ、１０・・・逆洗経路、ｌｌａ、ｌｌｂ
・・・切換弁、１２ａ、１２ｂ・・・選択ボート、１３
・・・排水経路、１４・・・逆洗水源、１５・・・逆洗
水経路、１６・・・連通部、１７　・・・検出手段、１
８　（１８ａ、１８ｂ）　・還流部、１９・・・給湯装
置、２０・・・溢水部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）内部の湯を上部から溢水可能に構成した浴槽と、
該溢水させた湯を回収する回収手段と、該回収した湯を
貯める貯湯手段と、該貯湯手段内の湯をポンプにより前
記浴槽に還流させる還流経路とから構成した風呂装置に
於いて、前記還流経路の下流端に接続する還流用湯流出
部を前記浴槽の上部と側壁部に設けたことを特徴とする
風呂装置
（２）請求項１の側壁部の還流用湯流出部に、気泡発生
手段を構成したことを特徴とする風呂装置