JPH0389351A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

感光性樹脂組成物

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JPH0389351A
JPH0389351A JP22462089A JP22462089A JPH0389351A JP H0389351 A JPH0389351 A JP H0389351A JP 22462089 A JP22462089 A JP 22462089A JP 22462089 A JP22462089 A JP 22462089A JP H0389351 A JPH0389351 A JP H0389351A
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JP
Japan
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formula
weight
denotes
parts
diamine
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JP22462089A
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English (en)
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Akira Toko
都甲 明
Nobuyuki Sashita
暢幸 指田
Etsu Takeuchi
江津 竹内
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0389351A publication Critical patent/JPH0389351A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は密着性が良く、弾性率が小さく、高感度で高耐
熱の感光性ポリイミド樹脂組成物に関するものである。
(従来の技術) 従来、半導体素子の表面保護膜、眉間絶縁膜などには、
耐熱性が優れ、また卓越した電気的特性、機械的特性な
どを有するポリイミド樹脂が用いられているが、近年半
導体素子の高集積化、大型化、封止樹脂パッケージの薄
型化、小型化、半田リフローによる表面実装方式などへ
の移行により耐熱サイクル性、耐熱ショック性等の著し
い向上の要求があり、これまでのポリイミド樹脂では、
対応が困難となってきた。
この対策として、例えばポリイミド樹脂にシリコーン成
分を導入して、密着性を上げ弾性率を低くすることが知
られている。(特開昭61−64730号公報、特開昭
62−223228号公報等)一方、ポリイミド樹脂自
身に感光性を付与する技術が最近注目を集めてきた。
これらの感光性を付与したポリイミド樹脂を使用すると
、付与していないポリイミド樹脂に比較してパターン作
成工程の簡素化効果があるだけでなく、毒性の強いエツ
チング液を使用しなくてすむので、安全、公害上も優れ
ており、ポリイミド樹脂の感光性化はポリイミド樹脂の
高密着、低弾性率化とともに今後−層重要な技術となる
ことが期待されている。
感光性ポリイミド樹脂としては、例えば下式で示される
ような構造のエステル基で感光性基を付与したポリイミ
ド前駆体組放物(特公昭55−30207号公報、特公
昭55−41422号公報)あるいは下式で示されるよ
うな構造のポリアミック酸に化学線により2量化、また
は重合可能な炭素−炭素二重結合およびアミノ基または
、その四級化塩を含む化合物を添加した組成物(例えば
特開昭54−145794号公報)などが知られている
これらは、いずれも適当な有機溶剤に溶解し、ワニス状
態で塗布、乾燥した後、フォトマスクを介して紫外線照
射し、現像、リンス処理して所賃のパターンを得、さら
に加熱処理することによりポリイミド被膜としている。
しかし、かかる従来の感光化技術をポリイミド樹脂成分
にシリコーン基を導入した高密着、低弾性率のポリイミ
ド樹脂に適用すると、紫外線を照射してもパターニング
することは離しいか、または著しく感度が低く、半導体
工業で通常用いられている露光装置で処理するには不十
分であった。
更には、これらの感光性ポリイミド樹脂の膜厚を厚くし
ていくと光感度が極端に低下してしまい、適正露光時間
が極端に長くなってしまうという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的とするところは、ポリアミック酸中にシリ
コーン基を導入して密着性を向上させ、弾性率を低下さ
せたにもかかわらず高感度の光硬化性を有し、さらに硬
化後の被膜の耐熱性に優れた感光性樹脂組成物を提供す
るにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は下記の一般式CI)で示されるシリコーン系ジ
アミンを1〜50重量%含有するポリアミック酸(A)
と、感光剤として下記の一般式(n)で示される、1分
子中にアクリルまたはメタクリル基を2〜3基有する多
官能アミノアリル化合物(C) と開始剤として下記一般式〔■〕で示されるグリシン化
合物(D) とを必須成分としくA)100重量部に対し、感光剤(
B)20〜200重量部、増感剤(C) 1〜10重量
部および開始剤(D)1〜20重量部を配してなる感光
性樹脂m酸物を用いることにある。
(作用) 本発明において用いる一般式(1)で示されるシリコー
ン系ジアミンはポリイミド被膜の密着性を向上させ、弾
性率を低下させる効果を有する。
シリコーン系ジアミンの重合度nは1〜50であること
が必要であり、nが1未満であると密着性を向上させ、
弾性率を低下させる効果が得られず、またnが50を越
える長鎖シリコーン系ジアミンを使用すると、テトラカ
ルボン酸二無水物との反応が定量的に進行しにくくなり
、未反応物として残存し、分子量が大きくならないばか
りか柔軟性を低下させ、クラックを発生し易くなるので
好ましくない。
またシリコーン系ジアミンの使用量は、ポリアミック酸
成分に対して1〜50重量%が好ましい。
1重量%未満では密着性の向上、弾性率の低下の効果が
得られず、また50重量%を越えると耐熱性が著しく低
下し、ポリイミド樹脂本来の特徴が得られなくなるので
好ましくない。
本発明で使用するジアミン成分としては上記のシリコー
ン系ジアミンの他に各種特性を付与するために以下に挙
げるような芳香族ジアミンも勿論使用することができる
例えばrフェニレン−ジアミン、1−インフロピル−2
,4−7エニレンージアミン、p−7エニレンージアミ
ン、4.4’−ジアミノ−ジフェニルプロパン、3.3
’−ジアミノージフェニルプロパン、4.4’−ジアミ
ノ−ジフェニルエタン、3.3’−ジアミノ−ジフェニ
ルエタン、4.4’−ジアミノ−ジフェニルメタン、3
.3’−ジアミノ−ジフェニルメタン、4.4’−ジア
ミノ−ジフェニルスルフィト、3 * 3 ’−ジアミ
ノ−ジフェニルスルフィド、4.4’−ジアミノ−ジフ
ェニルスルホン、3.3’−’;アミノージフェニルス
ルホンミノ−ジフェニルエーテル、3.3’−ジアミノ
−ジフェニルエーテル、ベンジジン、313’−ジアミ
ノ−ビフェニル、3.3′−ジメチル−4.4′−ジア
ミノ−ビフェニル、3.3′−ジメトキシ−ベンジジン
、4.4”−ジアミノ−p−テルフェニル、3.3”−
ジアミノ−p−テルフェニル、ビス(p−アミノ−シク
ロヘキシル)メタン、ビス(p−β−アミノ−t−プチ
ルフェニノリエーテル、ビス(p−β−メチル−ドアミ
ノペンチJし)ベンゼン、p−ビス(2−メチル−4−
アミノ−ペンチル)ベンゼン、p−ビス(1.1−ジメ
チル−5−アミノ−ペンチル)ベンゼン、l,5−ジア
ミノ−ナフタレン、2.6−シアミツーナフタレン、2
.4−ビス(β−アミノ−1−メチル)トルエン、2.
4−ジアミノ−トルエン、−キシレン−2,5−ジアミ
ン、p−キシレン−2.5−ジアミン、m−キシリレン
−ジアミン、p−キシリレン−ジアミン、2.6−シア
ミツーピリジン、2.5−ジアミノ−ピリジン、2.5
−ジアミノ−1.3.4−オキサジアゾール、1.4−
ジアミノ−シクロヘキサン、ピペラジン、メチレン−ジ
アミン、エチレン−ジアミン、フロピレン−ジアミン、
2、2−ジメチル−プロピレン−ジアミン、ヲ ンメチ
レンージアミン、ペンタメチレンージアミ,、ヘキサメ
チレン−ジアミン、2.5−ジメチル−、ヘキサメチレ
ン−ジアミン、3−メトキシ−ヘキサメチレン−ジアミ
ン、ヘプタメチレンージアミン、2.5−ジメチル−へ
ブタメチレン−ジアミン、3−メチル−ヘプタメチレン
−ジアミン、4.4−ジメチル−へブタメチレン−ジア
ミン、オクタメチレン−シア /、ノナメチレン−ジア
ミン、5−メチル−ノナ7  ンージアミン、2.5−
ジメチル−ノナメチレン−ν ミノ、デカメチレン−ジ
アミン、t.io−ジアミノ−1.10−ジメチル−デ
カン、2.11−ジアミノ−ドデカン、1.12−ジア
ミノ−オクタデカン、2.12−ジアミノ−オクタデカ
ン、2.17−シアミツーアイコサンなどがあげられる
が、これらに限定されるものではない。
ジアミン成分と反応させるテトラカルボン酸二無水物成
分は1種類でも、2種類以上の混合物でもかまわないが
、用いられるテトラカルボン酸二無水物としては、例え
ばピロメリット酸二無水物、ベンゼン−1,2,3,4
,−テトラカルボン酸二無水物、3.3 ’、4.4 
’−ベンゾフェノンテトラカルポン酸二無、l、2.2
 ’、3.3 ’−ヘンシフエノンテトラカルボン酸二
無水物、2.3.3 ’、4 ’−ベンゾフェノンテト
ラカルポン酸二無水物、ナフタレン−2,3,6,7−
テトラカルボン酸二無水物、ナフタレン−1,2,5,
6−テトラカルボン酸二無水物、ナフタレン−1,2,
4,5−テトラカルボン酸二無水物、ナフタレン−1,
4,5,8−テトラカルボン酸二無水物、ナフタレン−
1,2,6,7−テトラカルボン酸二無水物、4.8−
ジメチル−1,2゜3.5.6.7−へキサヒドロナフ
タレン−1,2,5,6−テトラカルボン酸二無水物、
4,8.−ジメチル−1,2,3,5゜6.7−へキサ
ヒドロナフタレン−2,3,6,7−テトラカルボン酸
二無水物、2,6−シクロペンタンーl、4゜5.8−
テトラカルボン酸二無水物、2.7−シクロロナフタレ
ンー1.4.5.8−テトラカルボン酸二無水物、2゜
3.6.7−チトラクロロナ7タレンー1.4.5.8
−テトラカルボン酸二無水物、 1,4.5.8−テト
ラクロロナフタレン−2,3,6,7−テトラカルボン
酸二無水物、3.3’、4.4 ’−ジフェニルテトラ
カルボン酸二無水物、2゜2 ’、3.3 ’−ジフェ
ニルテトラカルボン酸二無氷物、2.3.3 ’、4 
’−ジフェニルテトラカルボン酸二無水物、3.3 ”
 、4.4 ”−p−テルフェニルテトラカルボン酸二
無水物、2.2”、3.3”−p−テルフェニルテトラ
カルボン酸二無水物、2.3.3”、4”−p−テルフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物、2.2−ビス(2,
3−ジカルボキシフェニル)−プロパンニ無水物、2,
2−ビス(3゜4、−ジカルボキシフェニル)−プロパ
ンニ無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エ
ーテルニ無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル
)エーテルニ無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェ
ニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)メタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシ
フェニル)スルホンニ無水物、ビス(3,4−ジカルボ
キシ7エ二ル)スルホンニ無水物、1.l−ビス(2,
3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、1.1−
ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物
、ペリレン−2゜3.8.9−テトラカルボン酸二無水
物、ペリレン−3,4゜9、IO−テトラカルボン酸二
無水物、ペリレン−4,5゜10.11−テトラカルボ
ン酸二無水物、ペリレン−5,6゜11.12−テトラ
カルボン酸二無水物、7エナンスレンー1.2.7.8
−テトラカルボン酸二無水物、フェナンスレン−1,2
,6,7−テトラカルボン酸二無水物、フェナンスレン
−1,2,9,10−テトラカルボン酸二無水物、シク
ロペンタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸二無水
物、ピラジン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無
水物、ピロリジン−2,3,4,5−テトラカルボン酸
二無水物、チオフェン−2,3,4,5−テトラカルボ
ン酸二無水物などがあげられるが、これらに限定するも
のではない。
本発明における(B)成分の多官能アミノアクリレート
は1分子中に2個または3個のアクリル基またはメタク
リル基を有する3級アミノアクリル化合物である。
1分子中にアクリル基またはメタクリル基が1個である
単官能アミノアクリレートでは、光照射しても架橋構造
が得られないので、感度が低く、また現像時にパターン
にクラックが発生したり、多くの膜減りが生じるため好
ましくない。
多官能アミノアクリレート(B)としては、エチルジェ
タノールアミンジアクリレート、 N−n−プロピルジ
ェタノールアミンジメタクリレート、N−n−プロピル
ジェタノールアミンジアクリレート、N−メチルジブロ
バノールジメタクリレート、N−エチルジブロバノール
ジメタクリレート、トリエタノールアミントリメタクリ
レート、トリエタノールアミントリアクリレートなどで
あるが、これらに限定されない。
また、本発明で使用するアミノアクリレート成分として
、上記の多官能アミノアクリレートの他に各種特性を付
与するI;めに単官能アミノアクリレ−トやアミノ基を
有さない多官能アクリレートももちろん併用することが
できる。
また、多官能アミノアクリレートの配合量はポリアミッ
ク酸の固形分100重量部に対して、20〜200重量
部であることが好ましい。
配合量が20重量部未満であると充分な光架橋物が得ら
れず、現像時にすべて溶解してしまうので好ましくない
また配合量が200重量部を越えると、添加量が多いた
め有効に光架橋した場合でも熱熱理をした際に飛散収縮
が大きく、クラックが生じやすくなるので好ましくない
本発明における(C)成分の増感剤は下記式(I[[)
(式中R=ニーH,−CHx、−CzHs、−CsHs
る。
感光性樹脂組成物に用いられる増感剤としてはベンゾフ
ェノン、アセトフェノン、アントロン、p1p′−テト
ラメチルジアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、
フェナントレン、2−ニトロフルオレン、5−ニトロア
セナフテン、ベンゾキノン、N−アセチル−p−ニトロ
アニリン、p−ニトロアニリン、2−エチルアントラキ
ノン、2−ターシャリ−ブチルアントラキノン、N−ア
セチル−4−二トロー1−ナフチルアミン、ピクラミド
、l、2−ベンズアンスラキノン、3−メチル−1,3
−ジアザ−1,9−ベンズアンスロン、p、p’−テト
ラエチルジアミノベンゾフェノン、2−クロロ−4−ニ
トロアニリン、ジペンザルアセトン、1.2−す7トキ
ノン、2,5−ビス−(4′−ジエチルアミノベンザル
)−シクロペンクン、2.6−ビス−(4′−ジエチル
アミノベンザル)−シクロヘキサノン、2.6−ビス−
(4′〜ジメチルアミノベンザル)−4−メチル−シク
ロヘキサノン、2.6−ビス−(4′−ジエチルアミノ
ベンザル)−4−メチル−シクロヘキサノン、4.4′
−ヒス−(ジエチルアミノ)−カルコン、4,4°−ビ
ス−(ジエチルアミノ)−カルコン、p−ジメチルアミ
ノベンジリデンインダノン、■、3−ビス−(4′−ジ
メチルアミノベンザル)−アセトン、l、3−ヒス−(
4’−ジエチルアミノベンザル)−アセトン、N−フェ
ニル−ジェタノールアミン、N−p−)リルージエチル
アミンなどがあげられるが、本発明に於いて見いだされ
たスチリル化合物は、本発明において開始剤として用い
るグリシン化合物との組み合わせで用いることによって
のみ、驚くほど優れた増感効果を示す。
この驚くべき相乗効果がいかにして発現されるのか、そ
の理由は今のところ明確ではない。なお、スチリル化合
物の配合量はポリアミック酸100重量部に対して1重
量部以上、10重量部以下が最も好ましく、スチリル化
合物以外の増感剤もこれに併用しても差し支えがない。
スチリル化合物の配合量が1重量部未満であると、光エ
ネルギーの吸収量が不足し架橋が不十分となり、また、
10重量部を越えると、光エネルギーの透過量が不足し
、深部の光硬化が迅速に進まず好ましくない。
本発明における(D) 11t分の開始剤は下記式(I
V)(式中R@ニーH,−CH,,−C,Hs、−Cs
H%。
−0CHx、−00CC)is、−0CzHs。
−OOCCzHs、−N(CH3)!、−N(C!Hs
)t。
−NHCooC)(s、−COCHs 。
−COCtH1−NHCONHz、−CHgoH−OH
,−CH(CHs)*、−C(CHs)s)で示される
フェニル基を持ったグリシン化合物である。
感光性樹脂組成物に用いられる開始剤としては2゜2−
ジメトキシ−2−フェニル−アセトフェノン、l−ヒド
ロキシ−シクロへキシル−フェニルケトン、2−メチル
−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モル7オリノ
ーl−プロパン、 3.3 ’4.4 ’−テトラー(
t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、ベ
ンジル、ベンゾインーイングロビルエーテル、ベンゾイ
ン−イソブチルエーテル、4.4’−ジメトキシベンジ
ル、l、4−ジベンゾイルベンゼン、4−ペンシイルビ
7エ二ル、2−ベンゾイルナフタレン、メチル−□−ベ
ンゾイルベンゾエー)、2.2’−ビス(o−クロロフ
ェニル)−4,4’5.5 ’−テトラフェニルー1.
2′−ビイミダゾール、 10−ブチル−2−クロロア
クリドン、エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、
ジベンゾイルメタン、2,4−ジエチルチオキサントン
、3.3−ジメチル−4−メトキシ−ベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−
1−オン、1−(4−イングロビルフェニル)−2−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−
ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
パン−1−オン、1−7zニル−1゜2−ブタンジオン
−2−(o−メトキシカルボニルシム、l−フェニル−
プロパンブタンジオン−2−( o −ベンゾイル)オ
キシム、1.2−ジフェニル−エタンジオン−1−(o
−ベンゾイル)オキシム、1.3−ジ7工二ループロパ
ントリオン−2−(o−ベンゾイル)オキシム、l−7
エニルー3−エトキシ−プロパントリオン−2−(o−
ベンゾイル)オキシムなどが使用されているが、本発明
に於いて見いだされたグリシン化合物は、増感剤として
のスチリル化合物との組み合わせによって、他の開始剤
にくらべて格段の光反応開始効果を示した。
この驚くべき効果がいかにして発現されるのかその理由
は現在のところ明確ではない。
なお、グリシン化合物の配合量は、ポリアミック酸10
0重量部に対して1〜20重量部を必須とし、グリシン
化合物以外の開始剤もこれと併用しても差し支えない。
開始剤としてのグリシン化合物が1重量部未満であると
光感度が十分でなく、好ましくない。
また、20重量部を越えると、熱処理硬化後の皮膜特性
が低下する。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 シリコーンジアミンとしてシロキサン結合がi5(n 
= 1 5)の下記式で示されるもの35gLH,  
  CM。
(ポリアミック酸中35重量%)と3.3 ’.4.4
 ’ーベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物45g
と4、4’−ジアミノジフェニルエーテル20gをN−
メチルピロリドン溶媒中で反応させ、得られたポリアミ
ック酸溶液(固形分で100重量部)にN−メチルジェ
タノールアミンジメタクリレート60g(60重量部)
と2−(p−ジメチルアミノスチリル)ベンゾオキサゾ
ール4g(4重量部)と3−7二二ルー5−イソオキサ
シロン8g(8重量部)を添加し、室温で混合溶解した
得られた溶液をアルミ板上にスピンナーで塗布し、乾燥
機により80℃で1時間乾燥した。
このフィルムにコダック社製フォトグラフィックステッ
プタブレットNo2.21ステツプ(本グレースケール
では、段数が一段増加するごとに透過光量が前段のl/
v’″2に減少するので現像後の残存段階が大きいもの
ほど感度が良い)を重ね、500mj/c−の紫外線を
照射し、N−メチルピロリドン60重量%、メタノール
40重量%の現像液を用い現像、さらにイソプロピルア
ルコールでリンスをしたところ14段までパターンが残
存し、高感度であることが判った。
次に、前述と同様な方法でシリコーンウェハー上に塗布
し全面露光し、現像、リンスの各工程を行い、さらに1
50,250.350℃で各々30分熱硬化した。
密着力試験のため1mm角に100ケカツトし、セロテ
ープで引き剥がそうとしたが、1ケも剥がれず、高密着
性であることが判った。
また、別途アルミ板上に塗布し、全面露光、現像、リン
ス、熱硬化したあとアルミ板をエツチングで除去し、フ
ィルムを得た。
得られたフィルムの引張弾性率(JIS K−6760
)は1 1 0 Kg/me”と小さく、熱分解開始温
度は4206Cと高かった。
この様に高感度であり、かつ高密着、低弾性率、高耐熱
という非常に優れた効果が同時に得られた。
比較例1〜13 実施例1の方法に従いシリコーンジアミンのシロキサン
結合数と添加量、感光剤、増感剤、開始剤の種類と添加
量をそれぞれかえ、同様の実験を行い第1表の結果を得
た。
比較例1は開始剤の添加量を0.8重量部にしたもので
、光感度が著しく低くなってしまった。
比較例2は比較例工とは逆に28重量部にしたもので、
この場合フィルム中に開始剤が残留し、このため熱分解
開始温度が低くなってしまった。
比較例3は本発明以外の開始剤を使用したもので、光感
度が低く、実用的ではなかった。
比較例4は増感剤の添加量を0.4重量部にしたもので
、この場合光感度が著しく低く、架橋も不十分であった
比較例5は増感剤量を24重量部としたもので、この場
合深部への光透過量が不足し、深部の硬化が不十分でボ
イドを発生し、均一なフィルムにはならなかった。
比較例6は本発明以外の増感剤を使用した場合で光感度
が低く、実用的ではなかった。
比較例7は感光剤の添加量を15重量部にしたもので、
この場合、光感度が低いだけでなく、架橋が不十分なた
め膜減りも大きかった。
比較例8は感光剤の添加量を250重量部にしたもので
、この場合、高温硬化時の飛散量が多く、クラックが発
生、均一なフィルムが得られなかった。
比較例9は本発明以外の感光剤を使用したもので、単官
能アクリレートであるため露光しても3次元化せず現像
時にすべて流れてしまった。
比較例1Oはシリコーンジアミンの添加量を0.5重量
%にしたものであり、この場合弾性率を低下させること
が出来なかった。
比較例11はシリコーンジアミンの添加量を75重量%
にしたもので、この場合フィルムがモロクなってしまっ
た。
比較例12はシリコーンジアミンのシロキサン結合数を
nmQとしたもので、この場合柔軟性に欠けるためフィ
ルム化時点でクラックが発生した。
比較例13はシロキサンジアミンのシロキサン結合数を
n−100としたもので、この場合反応性が低く、 フィルム化時点で未反応シリコーンが浮き出し、感度も
上がらなかった。
(発明の効果) ポリイミド樹脂の主鎖構造中にシロキサン結合を導入し
、密着性の向上や、弾性率の低下を図る試みは、これま
でもなされてきた。
しかしながら、従来の感光性化技術では、シリコーン変
性したポリイミド樹脂の光感度を向上させる適当な増感
剤、開始剤がなく、良好なパターンを得ることが出来な
かった。
しかるに、本発明では、極めて光感度の高い特殊な増感
剤と開始剤との組み合わせを採用することで、少ない光
照射量で良好なパターンを得ることができるようになっ
た。さらに、熱硬化後のポリイミド樹脂は光硬化したア
クリレート類がすべて飛散するので耐熱性が優れ、また
、シリコーン変性しであるので低弾性率で、しかも高密
着性であるという非常に優れた効果が同時にえられた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)下記式〔 I 〕で示されるシリコーン系ジ
    アミンを1〜50重量%含有するポリアミック酸▲数式
    、化学式、表等があります▼ (式中nは1〜50) (B)下記式〔II〕で示される、1分子中にアクリルま
    たはメタクリル基を2〜3基有する多官能アミノアクリ
    レート ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1:−H、−CH_3 R_2:−C_2H_4−、−C_3H_6−、−CH
    _2CHOHCH_2− R3:−CH_3、−C_2H_5、−C_3H_7、
    ▲数式、化学式、表等があります▼l:2〜3、m:0
    〜1、l+m=3) (C)下記式〔III〕で示されるスチリル化合物▲数式
    、化学式、表等があります▼ (式中R4_:−H、−CH_3、−C_2H_5、−
    C_6H_5▲数式、化学式、表等があります▼ (D)下記式〔IV〕で示されるグリシン化合物▲数式、
    化学式、表等があります▼ (式中R_6:−H、−CH_3、−C_2H_5、−
    C_6H_5、−OCH_3、−OOCCH_3、−O
    C_2H_5、−OOCC_2H_5、−N(CH_3
    )_2−N(C_2H_5)_2、−NHCOOCH_
    3、−COCH_3、 −COC_2H_5、−NHCONH_2、−CH_2
    OH−OH、−CH(CH_3)_2−C(CH_3)
    _3)を必須成分とし(A)100重量部に対して(B
    )20〜200重量部、(C)1〜10重量部及び(D
    )1〜20重量部を配してなる感光性樹脂組成物。
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