JPH038914Y2 - - Google Patents

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JPH038914Y2
JPH038914Y2 JP1983103328U JP10332883U JPH038914Y2 JP H038914 Y2 JPH038914 Y2 JP H038914Y2 JP 1983103328 U JP1983103328 U JP 1983103328U JP 10332883 U JP10332883 U JP 10332883U JP H038914 Y2 JPH038914 Y2 JP H038914Y2
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JP
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cylinder
outer cylinder
bathtub
wall
connecting pipe
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JP1983103328U
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  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は浴槽用接続管に関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
従来、室内の浴槽と屋外の加熱用外釜とを連結
する接続管は、温湯吐出用と、吸水用の上下2本
をもつて構成され、夫々の接続管に使用される接
続管本体は連続した一本の円筒体にて形成されて
いる。従つて、該接続管の取付作業に於て円筒体
を所定長さ寸法に正確に切断しなければならず手
間が掛かり、また湯水が漏洩した場合には、浴室
の壁を打割つて接続管を交換せねばならず、非常
な労力と経費を要するという問題があつた。
本考案はこのような問題点を解決し、接続管の
取付作業及び取替作業を容易迅速に行なうことが
出来、かつ、多種多様の浴室現場に対して共通し
て同一部品が広く適用出来、さらに、製作が安価
にかつ容易であつて、確実に湯水の洩れを防止出
来る浴槽用接続管を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、浴槽と加熱用外釜とを連結する上下
一対の接続管本体を、各々、外筒と、該外筒端部
に長さ調整可能として挿脱自在に嵌挿される内筒
とで構成し、かつ、該外筒及び該内筒を薄肉パイ
プで形成すると共に、該外筒の内端を浴槽の側壁
に接続し、該外筒の中間部を浴室の壁に埋込状に
固着し、該外筒の外端を該壁から外方へ突出状と
すると共に該外端に外方拡径状テーパ部を形成
し、さらに、薄肉パイプの上記内筒の内端部外周
面に複数本の凹状周溝部を蛇腹状塑性加工にて形
成し、上記外筒の内周面に密接する複数本のOリ
ングを上記凹状周溝部に嵌着した。
〔作 用〕
上下接続管が共通化し、かつ、外筒の長さを現
場にかかわらず一定長さとして、浴槽と外釜との
距離は、内筒と外筒の挿入深さにて調整出来、部
品が共通化出来る。外筒及び内筒を薄肉パイプと
したから、外筒の外端のテーパ部、及び、Oリン
グ嵌着用凹状周溝部の加工が容易かつ安価とな
る。湯水が万一洩れた場合に、外筒の外端が、屋
外にあつて外方を向いているから、直ちに発見さ
れ、修理が早期に行なわれる。外筒の外端のテー
パ部から内筒の内端を挿入するから、Oリングに
傷が付き難い。さらに、外釜からの特に熱い湯は
直接に内筒に接触するため、内筒の外径が熱膨張
を生ずる。このとき、内筒と重なつて二層となつ
た外筒の部分は外気に触れていて冷たいため、外
径の増加が少ない。そのため、内筒の外周と外筒
の内周との間隙寸法が減少し、Oリングが弾性的
に圧縮されて、湯の漏洩を確実に防止する。他
方、不使用時には、内筒と外筒とは同一の低温と
なり、両者の間隙が元にもどつて、Oリングが弾
性的に復元して、僅かの圧縮のみとなり、クリー
プ変形を生ずることもない。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説す
る。
第1図に於て、1は浴槽、2は浴室であり、浴
室2の壁3を隔てて外部に加熱用外釜4が設置さ
れ、いわゆる外釜式の風呂を例示する。この浴槽
1の側壁5の一部と外釜4とは、上下に温湯吐出
用と吸水用の接続管6,6をもつて連通連結され
て温湯が上下に循環しつつ温めるように構成され
ている。温湯用の接続管6には、浴槽1の側壁5
の開口部に遮蔽傘7が取付けられる以外は、吸水
用の接続管6と全く同じものを使用するのが好ま
しい。
第2図は下方の接続管6を例示したものであつ
て、接続管本体8と該接続管本体8の浴槽1側の
内端部に嵌着された雌ねじ部材9とで接続管6が
構成される。
しかして、接続管本体8は、浴室2の壁3に埋
込状として固着される外筒10と、該外筒10端
部に長さ調整可能として挿脱自在に嵌挿される内
筒11とで構成される。図で明らかなように、該
外筒10と内筒11は共に金属製の薄肉パイプで
形成されている。
外筒10は、その途中部に蛇腹部12を有し、
且つ前記雌ねじ部材9を一端に嵌着すると共に、
該雌ねじ部材9の外鍔13に被覆状として横断面
J字状のガスケツト14を取付け、このガスケツ
ト14を介して浴槽1の側壁5の裏面に当接する
ように取付けられる。則ち、浴槽1の側壁5の表
て面側より環状のガスケツト15を介して浴槽用
口金16を螺着して、側壁5と両ガスケツト1
4,15を挟着状として外筒10が取付けられ
る。また、外筒10の他端近傍は図示の如く浴室
2の壁3に埋込状として固着され、その他端が壁
3外方に突設される。
17はこの外筒10他端に形成されたテーパ部
であつて、該テーパ部17は屋外方に僅かに拡大
されて前記内筒11が挿脱自在に嵌挿される。
具体的には、内筒11は所定長さ寸法に設定さ
れると共にその外径寸法が外筒10の内径寸法よ
り僅かに小さく設定され、且つその一端外周縁に
は凹状周溝部18,18が凹設され、該凹状周溝
部18,18に夫々Oリング19,19が嵌着さ
れる。この凹状周溝部18,18は薄肉パイプ素
材を蛇腹状塑性加工にて形成する。また、内筒1
1の他端は第1図の如く任意の接続具20,20
をもつて外釜4に連結される。
しかして、内筒11は外筒10の屋外端側にO
リング19,19を介して密嵌状に嵌挿され、外
釜4と浴室2の壁3との間隔寸法、詳しくは接続
具20端部と外筒10端部との間隔寸法Lに対応
して、矢印Aの如く長さ調整可能として外筒10
内周面に挿脱自在に嵌挿される。
本考案の図示の実施例の効果によれば、外筒1
0の屋外端部にテーパ部17を形成し、内筒11
の挿入が容易とされ、且つ挿入に際しOリング1
9,19が傷付かずシール性能の優れたものとな
る。また、浴室2の壁3に埋込状として固着され
る外筒10と、該外筒10端部に長さ調整可能と
して挿脱自在に嵌挿される内筒11とで接続管本
体8を構成したから、従来のように取付作業に於
て接続管6を所定長さ寸法にいちいち切断する手
間が省け、外釜4と浴室2の壁3との間隔寸法が
異なる場合にも内筒11の挿脱操作によつて所望
の長さ寸法に調整可能となり、あらゆる場合に使
用出来て汎用性の優れたものとなる。また、外筒
10及び内筒11とも夫々予め所定の長さ寸法に
設定しておくだけであらゆる場合に対応出来るか
ら、長さ寸法の異なる外筒10及び内筒11を多
数用意せずに済み部品点数を少なくして在庫管理
が容易となると共に、外筒10を共通化出来、長
さ寸法の調整は内筒11の挿脱操作により行な
い、取付作業が容易となる。さらに、漏洩等の事
故の場合、外筒10は壁3に埋込んだままで内筒
11を取外し、Oリング19,19の交換が可能
とされ密封性の優れたものとなると共に、修復工
事に際し内筒11の取替作業を容易迅速に行なう
ことが出来る。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように構成され、浴槽用接続管
として次のような著大な効果を奏する。
浴槽と外釜が設置される現場の状況は種々多
様であるが、内筒11及び外筒10の長さ寸法
が一種類(又は最少種類)で済む。
機械切削加工を全く要さずに、塑性加工によ
つて、テーパ部17及び凹状周溝部18…が、
容易かつ安価に形成出来る。
湯水が万一漏洩した時、テーパ部17から滴
下し、直ちに目視出来、早期発見可能である。
テーパ部17を有するから、Oリング19…
を傷付けずに(内筒11と共に)挿入出来る。
外筒10と内筒11が二重となつた範囲に於
て、熱い湯が加熱用外釜4から送られてくる
と、これに直接接触する内筒11が大きく熱膨
張し、(これに対して外筒10は外気に接して
冷たいから余り熱膨張せず、)相互間隙が減少
し、Oリング19…が弾性的に圧縮されて、確
実に、熱湯供給時の密封作用をなす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面正面
図、第2図は要部拡大断面図である。 1……浴槽、2……浴室、3……壁、4……加
熱用外釜、8……接続管本体、10……外筒、1
1……内筒、17……テーパ部、18……凹状周
溝部、19……Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 浴槽1と加熱用外釜4とを連結する上下一対の
    接続管本体8,8を、各々、外筒10と、該外筒
    10端部に長さ調整可能として挿脱自在に嵌挿さ
    れる内筒11とで構成し、かつ、該外筒10及び
    該内筒11を薄肉パイプで形成すると共に、該外
    筒10の内端を浴槽1の側壁5に接続し、該外筒
    10の中間部を浴室2の壁3に埋込状に固着し、
    該外筒10の外端を該壁3から外方へ突出状とす
    ると共に該外端に外方拡径状テーパ部17を形成
    し、さらに、薄肉パイプの上記内筒11の内端部
    外周面に複数本の凹状周溝部18…を蛇腹状塑性
    加工にて形成し、上記外筒10の内周面に密接す
    る複数本のOリング19…を上記凹状周溝部18
    …に嵌着したことを特徴とする浴槽用接続管。
JP10332883U 1983-07-02 1983-07-02 浴槽用接続管 Granted JPS6010981U (ja)

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JP10332883U JPS6010981U (ja) 1983-07-02 1983-07-02 浴槽用接続管

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JP10332883U JPS6010981U (ja) 1983-07-02 1983-07-02 浴槽用接続管

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JPS6010981U JPS6010981U (ja) 1985-01-25
JPH038914Y2 true JPH038914Y2 (ja) 1991-03-06

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JPH0514116Y2 (ja) * 1986-11-05 1993-04-15

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JPS533468B2 (ja) * 1973-08-20 1978-02-07

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JPS533468U (ja) * 1976-06-28 1978-01-13

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JPS533468B2 (ja) * 1973-08-20 1978-02-07

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