JPH038712Y2 - - Google Patents

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JPH038712Y2
JPH038712Y2 JP1985184674U JP18467485U JPH038712Y2 JP H038712 Y2 JPH038712 Y2 JP H038712Y2 JP 1985184674 U JP1985184674 U JP 1985184674U JP 18467485 U JP18467485 U JP 18467485U JP H038712 Y2 JPH038712 Y2 JP H038712Y2
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JP
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air
solenoid valve
brake
winding
winding drum
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JP1985184674U
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JPS6292292U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クローラークレーン等の屋外荷役機
の過巻上げを防ぐための安全装置に関する。
〔従来の技術〕
荷役機の過巻上げは、ワイヤロープの切損、ブ
ームの曲損等の操業上のトラブルを生じさせ、重
大な事故につながる。そこで、この過巻上げを防
ぐため、従来では過巻上げ直前に運転士に注意を
促すものとして、警報音または警告灯を発する警
報機構が採用されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、作業者がこのような警報装置から発せ
られる警報音または警告灯に気付くのが遅れた場
合に、巻上げが継続して行われる結果、依然とし
て過巻上げが生ずることになる。すなわち、この
ような警報装置は、過巻上げを未然に防止する機
構としては充分なものとはいえない。
本考案の安全装置は、上記のような事故を確実
に防ぐために、荷役機による過巻上げを自動的に
防ぐことを目的として開発されたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の安全装置は、その目的を達成すべく、
過巻上げ時にエア圧を利用して巻きドラムを自動
的に制動するブレーキ用電磁弁14及び遅延動作
式の開放用電磁弁15を備えたエア配管13をエ
アタンク11に連接すると共に、該エアタンク1
1に連通した空気配管34に、前記巻きドラムの
クラツチバンド42を弛めるエア抜き用電磁弁9
を設け、且つ該エア抜き用電磁弁9にエア圧を
徐々に下げるエアコントロールバルブ44を付設
すると共に、上記遅延動作式の開放用電磁弁15
を作動させる復帰スイツチ28とブレーキペダル
18の作動域深奥部に設けたペダルスイツチ27
とを直列接続してなることを特徴とする。
〔実施例〕
次いで、図面に示した実施例により本考案の特
徴を具体的に説明する。
第1図は本実施例における安全装置の全体構成
を示し、第2図aは当該安全装置が取り付けられ
る荷役機を示し、第2図bはその荷役機のクレー
ンブーム近傍を示すものである。
この安全装置は、クレーンブーム1に固定され
たリミツトスイツチ2から、保持ワイヤ3を介し
て過巻きウエート4を設けている。また、該クレ
ーンブーム1には、先端にフツク5が取り付けら
れたフツクブロツク6が巻きワイヤ7を介して吊
り下げられている。そして、前記リミツトスイツ
チ2には、過巻きブザー8、エア抜き用電磁弁9
及びバツテリー10がそれぞれ接続されている。
このリミツトスイツチ2から過巻きブザー8に至
る経路には、エアタンク11からエアチヤンバー
12に至る配管13に設けられているブレーキ用
電磁弁14が接続されている。この配管13に
は、更に遅延動作式の開放用電磁弁15が介在さ
れている。
エアチヤンバ12から延びるシヤフト16は、
その他端がブレーキバンドアーム17の一端に軸
支されている。このブレーキバンドアーム17の
中央部には、一端がブレーキペダル18のペダル
アーム19に軸支されたブレーキロツド20の他
端が枢着されており、またブレーキバンドアーム
17の他端には、ブラケツト21を介してリンク
22が接続されている。リンク22の先端には、
巻きハウジング23の周囲に巻かれたブレーキバ
ンド24の一端が取り付けられている。このブレ
ーキバンド24の他端には、ブレーキ調整ボルト
25が接続されている。なお、このブレーキバン
ド24は、バンドスプリング26により巻きハウ
ジング23面から引き外されている。
このような制動機構を備えた装置において、ブ
レーキペダル18を一杯に踏み込んだときに作動
する位置に設けたペダルスイツチ27と復帰スイ
ツチ28とを直列に接続した回線29を設け、こ
の回線29の途中には開放ブザー30に至る分岐
回線31を付設する。
また、エアタンク11は、操作レバー32を介
して空気配管33及び34によりエア抜き用電磁
弁9及びクラツチシヤフト35に取り付けられた
ロータリバルブ36にそれぞれ接続されている。
そして、ロータリバルブ36に付設されたリリー
スバルブ37から延びるエアホース38は巻きク
ラツチ用のエアチヤンバ39に至り、該エアチヤ
ンバ39から延出するシヤフト40はアーム41
を介してクラツチバンド42に連結されている。
そして、このクラツチバンド42の他端には調整
ボルト43が取り付けられており、クラツチバン
ド42の緊張力を調整することが可能なように構
成されている。
他方、過巻きブザー8に連結されているエア抜
き用電磁弁9には、徐々に圧縮空気を抜くための
エアコントロールバルブ44が接続されている。
次いで、該装置の作動を説明することにより、
本考案の作用を明らかにする。
フツク5が上昇して巻上げ限界に達したとき、
フツクブロツク6により過巻きウエート4が押し
上げられ、過巻きウエート4用の保持ワイヤ3が
弛緩し、過巻上げ警報装置に組み込まれたリミツ
トスイツチ2が作動する。この作動により、ブレ
ーキ用電磁弁14が開き、第3図aの状態にな
る。これと同時に、分岐された配管33のエア抜
き用電磁弁9が開く。
ブレーキ用電磁弁14の開放により、エアタン
ク11内のエア圧が、ブレーキバンドアーム17
を連結しているエアチヤンバ12を作動させる。
このエアチヤンバ12の作動により、巻きハウジ
ング23周面をブレーキバンド24が締付けて制
動力がかかる。この制動と同時に、エアタンク1
1内のエア圧が、クラツチバンド42作動用の空
気配管34に接続した分岐された配管33のエア
抜き用電磁弁9を介して、エアコントロールバル
ブ44から徐々に排出される。このため、巻きク
ラツチ用のエアチヤンバ39へのエア圧が不足
し、クラツチバンド42が弛み、巻上げ動作が停
止する。
このように、過巻上げが生じたとき、自動的に
ブレーキバンド24に対して緊張力が働くことに
より、巻きドラムの回転を強制的に制動する。同
時に、クラツチバンド42に対ししては弛緩力が
働き、巻きドラムは駆動源から切り離される。し
たがつて、駆動源が停止することはない。
巻上げ停止後、操作レバー32を中立に戻し、
復帰スイツチ28を入れると共に、ブレーキペダ
ル18をいつぱいに踏み込んでペダルスイツチ2
7を入れる。すると、エアタンク11からエアチ
ヤンバ12に至る配管13の途中に設けた開放用
電磁弁15が閉じられ、第3図cの状態になる。
この開閉用電磁弁15の閉弁時点では、ブレーキ
用電磁弁14は開いている。他方、エアタンク1
1からのエア圧は、開閉用電磁弁15によつてそ
の流路が閉じた状態となる。したがつて、エアタ
ンク11からのエアが遮断されると共に、エアチ
ヤンバ12内のエアが系外に排出され、エアチヤ
ンバ12による巻きハウジング23への制動力が
減衰する。
そして、復帰スイツチ28を開放すると、操作
電流が断となり、第3図cの状態を維持している
開放用電磁弁15は一定時間経過後、元の位置に
復帰する。この開放用電磁弁15が元の位置に復
帰するまでの間に、ブレーキペダル18を緩める
とフツクブロツク6が降下し、過巻きウエート4
が自由状態となつた後、リミツトスイツチ2は開
放され、すでに元の位置に復帰している開放用電
磁弁15と同様にブレーキ用電磁弁14は流路を
閉じ〔第3図bの状態〕、同時にエア抜き用電磁
弁9も元の位置に復帰する。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の安全装置にお
いては、巻上げ作業が過巻上げに近づいたとき自
動的に停止する。したがつて、作業者が警報音等
に気付くのが遅れても、吊荷の落下や荷役機の破
損等の事故を起こすことがなくなる。また、この
安全装置は、作動後も駆動源を停止させることが
ないので、リフテイングマグネツトを使用する荷
役作業においても同一の駆動源を用いる発電機の
停止を招くことがない。したがつて、磁着力の喪
失による吊り荷の落下等の事故が発生するおそれ
がない。そして、本考案装置の解除機構は2重と
なつているので操作の安全性が高く、さらに、既
存の巻上げ装置自体の構造を根本的に変えること
なく、新たな機構を付加することにより製作され
るものであるから、安全設備等の改造の必要な
く、何ら労災防止に関する法律上の制約も受けな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の安全装置を示し、第2
図aは当該安全装置が取り付けられる荷役機を示
し、第2図bはその荷役機のクレーンブーム近傍
を示す。第3図は当該安全装置の作動を説明する
ための図である。 1……クレーンブーム、2……リミツトスイツ
チ、3……保持ワイヤ、4……過巻きウエート、
5……フツク、6……フツクブロツク、7……巻
きワイヤ、8……過巻きブザー、9……エア抜き
用電磁弁、10……バツテリー、11……エアタ
ンク、12……エアチヤンバ、13……配管、1
4……ブレーキ用電磁弁、15……開放用電磁
弁、16……シヤフト、17……ブレーキバンド
アーム、18……ブレーキペダル、19……ペダ
ルアーム、20……ブレーキロツド、21……ブ
ラケツト、22……リンク、23……巻きハウジ
ング、24……ブレーキバンド、25……ブレー
キ調整ボルト、26……バンドスプリング、27
……ペダルスイツチ、28……復帰スイツチ、2
9……回線、30……開放ブザー、31……分岐
回線、32……操作レバー、33,34……空気
配管、35……クラツチシヤフト、36……ロー
タリバルブ、37……リリースバルブ、38……
エアホース、39……エアチヤンバ、40……シ
ヤフト、41……アーム、42……クラツチバン
ド、43……調整ボルト、44……エアコントロ
ールバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻上げ時にエア圧を利用して巻きドラムを自動
    的に制動するブレーキ用電磁弁14及び遅延動作
    式の開放用電磁弁15を備えたエア配管13をエ
    アタンク11に連接すると共に、該エアタンク1
    1に連通した空気配管34に、前記巻きドラムの
    クラツチバンド42を弛めるエア抜き用電磁弁9
    を設け、且つ該エア抜き用電磁弁9にエア圧を
    徐々に下げるエアコントロールバルブ44を付設
    すると共に、上記遅延動作式の開放用電磁弁15
    を作動させる復帰スイツチ28とブレーキペダル
    18の作動域深奥部に設けたペダルスイツチ27
    とを直列接続してなることを特徴とする荷役機に
    おける過巻上げ防止用安全装置。
JP1985184674U 1985-11-30 1985-11-30 Expired JPH038712Y2 (ja)

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JP1985184674U JPH038712Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

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JP1985184674U JPH038712Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

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Publication Number Publication Date
JPS6292292U JPS6292292U (ja) 1987-06-12
JPH038712Y2 true JPH038712Y2 (ja) 1991-03-04

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ID=31132571

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JP1985184674U Expired JPH038712Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491820A (ja) * 1972-04-24 1974-01-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491820A (ja) * 1972-04-24 1974-01-09

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JPS6292292U (ja) 1987-06-12

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