JPH0386569A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はロール状に巻き取られた記録シートの巻きぐせ
を矯正するためのデカール機構を有する記録装置に関す
る。

〈従来の技術〉 今日、ファクシ逅りやプリンタ等の事務機器が広く普及
しているが、これら装置の記録系には一般に長尺の記録
シートを巻芯に巻き付けたロールシートを使用している
。

この記録シートはロール状に巻き付けられていることか
ら巻きぐせ（以下「カールＪという）が付き易く、カー
ルした記録シートは搬送する際にジャムを生じ易くなる
。このため゛前記カールを除去或いは軽減するために前
記ロールシートを用いる記録装置の多くはデカール機構
を設けている。

前記デカール機構を具備した記録装置として例えば第５
図に示すように構成したものがある。これはロール状に
巻き回した感熱タイプの記録シート５０ａを装填したロ
ールホルダー５０とプラテンローラ５２との間にデカー
ルローラ５１ａ、５１ｂを配置して、プラテンローラ５
２により記録シート５０ａを記録ヘッド５３に搬送する
過程でカールと逆方向に折り曲げてカールを矯正して記
録ヘッド５３に搬送し、該記録ヘッド５３で記録シート
５０ａを選択的に加熱して画像を形成し、次いでガイド
部材５４．５５を経由してカンタ−５６に搬送し、該カ
ッター５６で画像後端から記録シート５０ａをカットし
、カットされた記録シート５０ａをスタッカー５７にく
わい込むように構成している。

前記記録装置では、カッター５６によって切断される迄
は、記録シート５０ａの先端部分はスタッカー５７にく
わえ込まれて第５図の二点鎖線に示すようにループ状に
湾曲し、カッター５６によって切断されると、同図の点
線に示すように切断された記録シート５０ａの後端が記
録シート５０ａ自身のコシによって装置外側に飛び出る
ようになっている。

またロールホルダー５０側に残る記録シー１−５０ａの
先端５０ａ　ｌは第６図に示すようにプラテンローラ５
２によって次の画像出力に備えて記録ヘッド５３の記録
ライン５３ａまで巻き戻され、この巻き戻された状態で
待機する。

〈発明が解決しようとする課題〉 前記記録装置では、次の画像出力までの待機状態におい
て、第６図に示すように記録シー）５０ａがデカールロ
ーラ５１ｂから離れて弛んでしまい、弛み部５０ａ２が
生じる。この弛み部５０ａ　ｔは１分〜２分程度の短時
間では曲げ癖として残ることはないが、それ以上の時間
が経過すると記録シート５ｏａに曲がり癖がつき、時間
の経過に伴って曲がり癖の程度が強くなってしまう。

そのため、記録シート５０ａの先端５０ａ　＋がら弛み
部（曲がり脚部）５０ムまでの記録シート５ｏａの長さ
り、が記録ヘッド５３の発熱タイプ５３ａからスタッカ
ー５７までの長さＬ□よりも短い場合には、画像出力を
再開して記録シー１−５０ａを搬送すると、第７図に示
すように弛み部（藺かり脚部）５０む自身のこしによっ
て記録シート５０ａの先端５０ａ１が跳ね上がってスタ
ッカー５７に収まらなくなってしまうおそれがあった。

本発明の目的は従来の前記課題を解決し、待機時に弛み
部に曲がり癖が生じても記録再開時に記録シート先端を
搬送方向下流側の記録シート受け部材に収めることが出
来る記録装置を提供することにある。

〈課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するための本発明の代表的な手段は、記
録シートを搬送するための搬送手段と、前記搬送手段で
搬送される記録シートに画像を形成するための記録手段
と、前記記録手段よりも記録シートの搬送方向上流側に
配置され、前記記録シートのカールを除くためのデカー
ル手段と、前記記録手段よりも記録シートの搬送方向下
流側に配置され、前記記録シートを切断するための切断
手段と、前記切断手段よりも記録シートの搬送方向下流
側に配置され、搬送されてきた記録シートを受ける記録
シート受け部材と、前記デカール手段から前記切断手段
で切断された記録シート先端までの記録シート長さが、
記録シート搬送方向の最下流位置の搬送手段から前記記
録シート受け部材までの距離よりも長くなるように、前
記記録シートの巻き戻し量を設定した搬送制御手段とか
ら構成したことを特徴としてなる。

〈作用〉 前記手段にあっては、画像記録後、記録シートの先端を
記録手段位置まで戻して次の画像記録まで待機する。

この巻き戻し時に、切断手段によって切断された記録シ
ート先端とデカール手段までの距離が、搬送方向の最下
流位置の搬送手段から記録シート受け部材までの距離よ
りも長くなるように巻き戻し量を設定しているため、画
像記録を再開して□送手段により記録シートを搬送する
際、デカール手段付近で生じた曲がり脚部の影響が出る
前に、即ち曲がり癖部自身のこしによって記録シート先
端が跳ね上がる前に記録シート受け部材に到達する。

〈実施例〉 次に前記手段をファクシミリ装置に適用した一実施例を
例示して説明する。

〔第一実施例］ 第１図はファクシミリ装置の中央断面説明図である。

先ず装置の全体構成を説明すると、１は熱印加により発
色する感熱記録シートであって、そのシートロールｌａ
が落とし込み式のロールホルダー２に収納されている。

前記記録シート１はデカール手段６によってロール紙の
巻きぐせを取り除いてから後述する記録部３において画
像が記録され、記録済みのシート１はガイド部材４で切
断手段となるカッター５に導かれて画像後端からカント
されて反転トレー７にスタックされる如く構成されてい
る。

一方、前記カフター５でカットした後の装置内の記録シ
ートｌは、次の記録の際に先端部分に空白部分が生しな
いように、後述する制御手段によってシート先端が記録
部３の付近まで巻き戻される如く構成されている。

また８は原稿読み取り部であって、上面カバーに積層し
た原稿９を、分離押圧片８ａと圧接した予備搬送ローラ
８ｂ及び分離押圧片８ｃと圧接した分離ローラ８ｄで一
枚ずつ分離し、更に押圧コロ８ｅと圧接した搬送ローラ
８「で搬送する如く構成している。更に前記搬送される
原稿９の面に、光源８ｇによって光照射し、その反射光
をミラー８ｈ及びレンズ８１を介してＣＣＤ等の光電変
換素子８ｊに至らせ、その画像をコピーモードの場合は
自己の記録部に、ファクシミリモード（送信モード）の
場合は他機の記録部に送信する如く構成している。

次に各部の構成について詳細に説明する。

前記記録部３の構成は、図示しないモーターにより駆動
する搬送手段を兼ねるプラテンローラ３ａの表面に、両
信号に応じて個々通電発熱する発熱素子を一列に配列し
た記録へラド３ｂを押圧スプリング３ｃによって押圧し
てなる。従って、プラテンローラ３ａを第１図に示す矢
印へ方向に回転して記録シートｌを搬送すると共に、こ
れに同期して画信号に応して前記発熱素子を発熱させる
ことにより記録シート１に画像が記録されるものである
。ここで、プラテンローラ３ａは前述した如く記録シー
トｌの搬送手段を兼ねており、記録シート搬送方向の最
下流に位置している。

またデカール手段６はロール状に巻き回した記録シート
ｌの巻き癖を取り除くものであり、記録シートｌをその
巻き癖と逆向きになるように巻き付けるデカールローラ
６ａと、このデカールローラ６ａに対する記録シート１
の巻き付は角度を設定するガイドローラ６ｂとによって
構成されている。本実施例では、デカールローラ６ａ、
ガイドローラ６ｂは直径４ＩＩＩ１１程度の金属シャフ
トによって構成されている。

前記デカールローラ６ａに対する記録シートｌの巻き付
は角度は前記ガイドローラ６ｂと前記プラテンローラ３
ａの位置によってき決められるもので、該位置はロール
状の記録シー）１の径が大きい場合から小さい場合まで
程度良く巻き癖が矯正される如く設定されている。

次にカッター５について説明すると、これは固定刃５ａ
と移動刃５ｂとからなる回転式カッターである。前記固
定刃５ａは軸５ａ＋を中心に回動可能な固定刃ステー５
ａｘに取り付けられ、このステー　５８　ｇに固定刃５
ａの上側ガイド部５ａｓが形成されている。

移動刃５ｂも同様に、軸５ｂ、を中心に回動可能な移動
刃ステー５ｂｘに取り付けられており、更に前記移動刃
５ｂの上面に、このカッター５でカットした記録シート
１を反転トレー７へ導くための移動刃ガイド５ｂｚが設
けられている。

尚、第１図中、５ｃはカッタ−５全体の構造体となるカ
ッターシャーシであって、図示しない両側板部分を有し
、その側板の位置決め孔に前記固定刃５ａの軸５ａ＋が
移動刃５ｂに付勢するように回動可能に取り付けられて
いる。また同様に、前記側板の位置決め孔に前記移動刃
５ｂの軸５ｂ、が回動可能に取り付けられ、この軸５ｂ
、には図示しないモーターからの回転力が伝達される如
く構成されている。前記移動刃５ｂが回転すると、固定
刃５ａと順次擦合し、両刃５ａ、５ｂ間に挿通された記
録シート１がカットされるものである。

次に前記記録シートｌの搬送制御について説明する。

記録シートｌはプラテンローラ３ａによって搬送され、
このとき記録へラド３ｂで所定記録が行われる。そして
画像記録が終了すると、その画像後端がカッター５まで
搬送されてカットされる。

前記カット動作後、装置内に残った記録シートｌを後述
する量だけ巻き戻すと、前記デカールローラ６ａ付近で
記録シート１の弛み部が生じるが、この状態を長時間（
例えば１時間〜２時間以上）放置すると、該弛み部に曲
がり癖が生じて肋かり脚部１ｂとなる。このように曲が
り脚部１ｂが生じると、再度記録を開始する際、この曲
がり脚部ｌｂによって記録シートｌの先端が反転トレー
７にスタックされずに直接装置外部に飛び出してしまう
おそれがある。

そこで、記録シートｌの先端が直接装置外部に飛び出さ
ず、かつ前記カット動作後は装置内に残った記録シート
１の先端が出来る限り記録部３に於ける記録位置近傍ま
で搬送され、次の記録に際してシート先端に空白部分が
可及的に少なくなるように巻き戻される如く構成されて
いる。

具体的には、第２図に示すように、記録シート１の曲が
り脚部１ｂから記録シートｌの先端ｉＣ迄の長さをＬｌ
とし、また記録へラド３ｂの記録ラインＷ（ＩＩ送手段
であるプラテンローラ３ａに相当する箇所）から反転ト
レー７間での記録シートｌの搬送量をり、とし、また前
記記録ラインＷからカッター５によるカットラインＣま
での記録シートｌの搬送量をり、とし、またカット後の
巻き戻し搬送量をＬとする。そして画像記録終了後に記
録シート１をり３分だけ搬送して画像後端をカットライ
ンＣまで送った後、カッター５を駆動して記録シート１
をカットし、次いでプラテンローラ３ａを逆転駆動して
記録シートｌを巻き戻すが、゛このときの巻き戻し量り
を、Ｌ、＜Ｌ、となるように制御するものである。

このように巻き戻し量を制御すると、デカールローラ６
ａ付近の記録シートｌの＋Ｉｂがり脚部１ｂの影響によ
って記録シート１の先端１ｃが反転トレー７から飛び出
してしまうような事態を防止することが出来る。即ち、
曲がり脚部１ｂによる影響が出てくる前（曲がり脚部１
ｂがプラテンローラ３ａを通過して仙がり両部１ｂｌ″
Ｉ身のこしによって先端１ｃを撥ね上げる前）に記録シ
ート１の先ｇｆＡｌｃが反転トレー７に収まるようにな
る。

ここで前記の如く搬送制御するための制御系について説
明すると、この制御系は第３図のブロック図に示す如く
構成されている。同図に於いて、２０は例えばマイクロ
プロセッサ等のＣＰＵ２０ａ、該ＣＰＵ２０ａの制御プ
ログラムや各種データを格納しているＲＯＭ２０ｂ、及
びＣＰＵ２０ａのワークエリアとして使用されると共に
、各種データの一時保存等を行うＲＡＭ２０ｃ等を備え
た制御部であり、インターフェース２１を介して操作パ
ネル２２、原稿読み取り部８或いは外部機器２３からの
信号を受け、それぞれモータードライバー２４．２５を
介してプラテンローラ３ａを駆動するためのプラテンモ
ーター２６、移動刃５ｂを駆動するためのカッターモー
ター２７を駆動すると共に、ヘッドドライバー２８を介
して記録へラド３ｂを駆動制御するように構成している
。

次に前記制御系によるシート搬送制御手順を第４図のフ
ローチャートを参照して説明する。

ステップＳ１において操作パネル２２等から記録開始信
号を入力すると、ステップＳ２へ移行してプラテンモー
ター２６が正転駆動してプラテンローラ３ａを第１図の
矢印Ａ方向へ回転させ、記録シート１を搬送する０次に
ステップＳ３に於いて前記シート搬送に同期するように
記録ヘッド３ｂが外部機器２３等から入力した画１３号
に応じて発熱して記録シート１に画像を記録する。この
画像記録が終了したことをステップＳ４で検出すると、
ステップＳ５に移行してプラテンモーター２６をり。

ライン分駆動して画像後端がカットラインＣに至るまで
搬送した後、ステップＳ６に於いてプラテンモーター２
６の駆動を停止する。

次にステップＳ７に移行してカンタ−モーター２７を一
定量正転駆動して移動刃５ｂを回転させ、記録シー）１
を画像後端から力ントシ、反転］・レーアへり［出する
。

またステップＳ８に於いてプラテンモーター２６を逆転
駆動して記録シートｌを巻き戻す、この巻き戻し量はス
テップＳ９に於いて前記巻き戻し所がＬライン分に達し
たときに、ステップ３１０へ移行してプラテンモーター
２６の駆動を停止する。また記録済みの記録シート１が
反転トレー７に排出されたときにステップ３１１に於い
てカントモーター２７の駆動を停止する。

ここで巻き戻しＩＬは、Ｌ　ｚ　＜　Ｌ　＋　となるよ
うに設定しであることは前述した通りである。前記の如
く記録シートｌの巻き戻し量を制御することによって記
録シート１の先端１Ｃが曲がり両部ｌｂの影響によって
跳ね上がる前に反転トレー７に収まることになる。

〔他の実施例〕

前述した第一実施例では記録シート受け部材として反転
トレー７を示したが、この反転トレー７に限定されるも
のではなく、カッター５よりも搬送方向下流側に配置さ
れた紙ガイド、記録紙スタックポケット、排紙ローラ等
の記録シート受け部材でもよく、記録シート１の先端１
ｃがこれら紙ガイド、記録紙スタックポケット、排紙ロ
ーラ等正しく搬送されるようにしても良い。

また記録シートｌのカット直後に巻き戻す場合を示した
が、カット直後に巻き戻さなくても良く、更にプラテン
ローラ３ａを正転してから巻き戻すようにしても良い、
更に記録シートｌの先端に空白部分が生じないように、
記録直前に記録シート１の先ｉ１ｃを記録ヘッド３ｂの
記録ラインＷ近傍まで巻き戻してから記録を再開するよ
うに制御してもよい。

また前述した第一実施例では、記録シー）１の搬送手段
としてプラテンローラ３ａを例にとって説明したが、搬
送手段は前記プラテンローラ３ａに限定する必要はなく
、プラテンローラ３ａとは別個の搬送ローラであっても
よい。

更に前述した記録系は感熱シート材を用いる感熱記録装
置を例にとって説明したが、本発明はインクシートのイ
ンクを瞥通祇に転写する熱転写記録装置にも同様に適用
することが出来るものである。

〈発明の効果〉 本発明は前述した如く、デカール手段から切断手段で切
断された記録シート先端までの記録シート長さが、搬送
手段の最下流位置から記録シート受け部材までの距離よ
りも長くなるように、記録シートの巻き戻し量を設定し
たので、待機時に弛み部に曲がり癖が生じても記録再開
時に記録シート先端を搬送方向下流側の記録シート受け
部材に収めることが出来、装置構成を何ら変更する必要
かない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の中
央断面説明図、第２図はカット後の記録シートの巻き戻
し量を示す説明図、第３図は制御系のブロック図、第４
図はシートの巻き戻し制御手順を表すフローチャート、
第５図乃至第７図は従来技術の説明図である。 ■は記録シート、１ａはシートロール、ｌｂは油かり両
部、１ｃは先端、２はロールホルダー３は記録部、３ａ
はプラテンローラ、３ｂは記録ヘッド、３ｃは押圧スプ
リング、４はガイド部材、５ばカッター、５ａは固定刃
、５ａ、は軸、５むは固定刃ステー、５ａｓは上側ガイ
ド部、５ｂは移動刃、５ｂ＋は軸、５ｂｔは固定刃ステ
ー、５ｂ、は移動刃ガイド、６はデカール手段、６ａは
デカールローラ、６ｂはガイドローラ、７は反転トレー
、８は原稿読み取り部、８ａは分離押圧片、８ｂは予６
［送ローラ、８ｃは分離押圧片、８ｄは分離ローラ、８
ｅは押圧コロ、８ｆは搬送ローラ、８ｇは光源、８ｈは
ミラー、８１はレンズ、８ｊは光電変換素子、９は原稿
、２０は制御部、２０ａはＣＰＵ、２０ｂはＲＯＭ、２
０ｃはＲＡＭ、２１はインターフェース、２２は操作パ
ネル、２３は外部機器、２４，２５はモータードライバ
ー、２６はプラテンモーター２７はカッターモーター、
２８はヘッドドライバーである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録シートを搬送するための搬送手段と、前記搬
   送手段で搬送される記録シートに画像を形成するための
   記録手段と、 前記記録手段よりも記録シートの搬送方向上流側に配置
   され、前記記録シートのカールを除くためのデカール手
   段と、 前記記録手段よりも記録シートの搬送方向下流側に配置
   され、前記記録シートを切断するための切断手段と、 前記切断手段よりも記録シートの搬送方向下流側に配置
   され、搬送されてきた記録シートを受ける記録シート受
   け部材と、 前記デカール手段から前記切断手段で切断された記録シ
   ート先端までの記録シート長さが、記録シート搬送方向
   の最下流位置の搬送手段から前記記録シート受け部材ま
   での距離よりも長くなるように、前記記録シートの巻き
   戻し量を設定した搬送制御手段と、 を有する記録装置。
2. （２）前記搬送手段が前記記録手段と圧接したプラテン
   ローラであることを特徴とする請求項（１）記載の記録
   装置。