JPH0386117A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、加熱プレートの上で焼き肉などを調理する
加熱調理器に関するものである。

［従来の技術］ 一般家庭で加熱調理器を用いて、肉や野菜類の調理品を
食卓の上で加熱しながら食事をすることが広く行なわれ
ている。

第６図は、従来のこの種の加熱調理器の一例の構成説明
図である。

第６図において、（１）はガード、（２〉は加熱プレー
ト、（３）は感熱部、（４）は蓋、（５〉はソケット、
（６）はプラグ、（７）は操作部、（８）はスライドレ
バーである。

ガード（１）は加熱プレート〈２）を取り付けた状態で
食卓上に置かれ、調理中の火傷を防ぐことや食卓へ熱が
伝わらないようにするためにプラスチックの射出成形材
等により作られている。ガード（１）には、感熱部（３
〉と、スライドレバー〈８）を有する操作部（７）が設
けられている。また、図示されていないが、ガード（１
）には操作部（７）で操作される温度調節器が内蔵され
、感熱部（３）は加熱プレート（２）の底側面に接触し
て加熱プレート（２）の温度を感知している。電源コー
ドはコードリール式で、使用しないときにはガード（１
〉の内部に設けられたリール（いずれも図示せず）に巻
取って収納されている。加熱調理器を使用するときはコ
ードをガード（１）の引き出し部から引き出して、所望
の長さにして使用できるようになっている。この外、図
示していないが、従来の加熱調理器では、温度調節器を
ガード（１）から着脱自在に構成したものや、電源コー
ドをリール式に巻き取ることなく温度調節器に固定的に
接続したもの等が用いられている。

ガード（１）の上に取り付けられる加熱プレート（２〉
は、上の調理面で種々の調理が行われる。したがって、
一般には調理に適した熱容量を得るためにやや厚いアル
ミニウムのダイカスト成形品が使われ、調理面にはテフ
ロン加工が施されて調理品の焦げ付きが防止されるよう
になっている。また、加熱プレート（２〉の底面には、
ソケット（５）に接続されたヒータがインサート成形さ
れており、加熱プレート（２）を事実上直接的に加熱す
ることができる。加熱プレート（２）側のソケット（５
）には、ガード（１）側のプラグ（６）が取外し自在に
差し込まれるようになっている。

また、蓋（４）は各種の調理方法に応じて加熱プレート
〈２）を覆うために使用され、或いは加熱調理器を使わ
ないときのカバーにもなる。

上記のような従来の加熱調理器は、通電することにより
加熱プレート（２）を希望の温度に設定し、焼肉等の調
理を行うことができる。調理後、プラグ（６）をソケッ
ト（５）から引抜いて加熱プレート（２〉をガード（１
）から分離し、加熱プレート（２）のソケット（５〉の
部分に水が掛からないように調理面だけを流し洗いして
いた。

［発明が解決しようとする課題］ 上記した従来の加熱調理器によれば、加熱プレー　）　
（２）をガード（１）から分離した時、加熱プレート（
２〉側にヒータが一体に構成されているために洗浄の時
に、加熱プレート（２〉を水の中に漬は置きにして洗う
ことができなかった。

また、操作部（７）は四隅を丸めた長方形のガード〈１
）の短辺部に設けられ、スライドレバー（８）を矢印Ａ
に示すように水平方向に円弧状に回転して加熱プレート
（２）の調理の温度を調節するようになっている。この
ため、温度の調節をするときにスライドレバー（８）が
両端で引っ込み中央で飛び出して、スムースに操作でき
なくなる等の問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、洗浄性を向上させ、しかも操作部の操作をス
ムースにして取扱いが容易な加熱調理器を得ることを目
的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明は、合成樹脂のガード上に反射板を断熱的に取
り付け、この反射板上にシースヒータを配置すると共に
中心にヒートコンダクタを備えた温度調節器を露出させ
てなるほぼ楕円形の本体を形成して、この本体の上に電
気的に分離された加熱プレートを載置するようにした加
熱調理器を構成したものである。特に、本体に設けられ
た操作部の円弧の半径と、レバーの回転半径とをほぼ等
しく構成した。

［作　　用］ 反射板の上面にシースヒータが取り付けられた本体の上
に加熱プレートが載置されると、温度調節器のヒートコ
ンダクタが加熱プレートの底面に接触する。シースヒー
タが通電すると発熱して加熱プレートが加熱され、その
温度をヒートコンダクタが温度調節器に伝える。また、
操作部のツマミを操作するとレバーが操作部の円弧に沿
って移動し、このレバーを介してギヤーが回転して、温
度調節器の接点間隔を広狭させてバイメタルの動作点の
温度を変化させる。

［発明の実施例］ 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明実施例の構成説明図、第２図は第１図の
本体の上面説明図、第３図は第１図の本体の側面説明図
１、第４図は第３図の一部の拡大説明図、第５図は温度
調節器の分解斜視図である。

第１図〜第５図において、（１）は加熱調理器の蓋、（
２）は加熱プレート、（３）は本体で、これらはいずれ
も楕円形に作られている。蓋（１）には把手（４〉が設
けられ、加熱プレート（２〉の上面を覆う。（５）は本
体（３）に設けられ薄い金属板を縞状に成型した反射板
、（６）はシースヒータ、（７〉は樹脂材からなるガー
ドである。反射板（５）は、ガード（７）に対して長軸
Ｘ−Ｘに沿って一方に僅かにズしており、図示のように
その周りに隙間を開けて後述するスペーサ（６１）と協
働して断熱的に取り付けられている。（８）は反射板（
５）の中央の盛上り部に設けられた露出孔、（９）は長
軸Ｘ−Ｘ方向の一方の側面に形成された２つの挿通孔で
ある。

シースヒータ（８）は挿通孔（９）から反射板（５）の
上に引き出され、二重サークルの部分が複数の保持金具
（１１）を介して反射板（５）の上に間隔を空けて保持
されている。

（２０）は本体〈３〉の中央部に設けられた温度調節器
、（２１）は熱を感知するヒートコンダクタである。

ヒートコンダクタ（２１）は燐青銅のような熱の伝導率
の高い金属が使われ、加熱プレート（２）の温度をキャ
ッチして温度調節器（２０）に伝達する。（３１）は有
蓋円筒状のカバー　（３２）は頭部が六角でボルト状に
作られた固定軸、（３３）はバイメタル、（３４）と（
３５）は接点、（３Ｂ）は取付板である。固定軸（３２
〉の頭部には、ヒートコンダクタ（２１〉が固着されて
いる。また、カバー（３１）には貫通孔（３７）が設け
られ、その回りに六角形の回り止め用の穴（３８）が形
成されており、穴（３８）に固定軸（８２）の頭部が嵌
着されて回り止めされるようになっている。固定軸（３
２）はカバー（３１）に上から挿入されて下からナツト
を締付けて、バイメタル（３３）と接点（３４）、　　
（３５）及び取付板（３Ｂ〉等が電気的に絶縁して層状
に固定されている。そして、これらの部品で構成された
温度調節器（２０）のカバー〈３１）は、反射板（５）
の下方に設けられたガード（７〉と一体の固定金具（３
９）にバネ（４０）により露出孔（８）内を上下に揺動
可能に取り付けられている。

（４１）は取付板（３６）に装着されたギヤー　（４２
〉はギヤー（４１〉に連動する可動軸である。（４３〉
は固定金具（３ｇ）に取り付けられたレバー　（４４）
はこのレバー（４３〉と一体でギヤー（４Ｉ〉に噛み合
うセクタギヤー　（４５）はレバー〈４３〉の支点であ
る。（５０）はガード（７〉の長軸Ｘ−ｘ上の一端の円
弧部に設けられた操作部、（５１）は温度目盛りを設け
た円弧状の表示窓、（５２）は指針、（５３）は表示窓
（５１）の角範囲内を移動するツマミである。ツマミ（
５３）は、レバー　（４３）の一端に固定されている。

そして、操作部（５０）の円弧の半径はレバー（４３）
の回転半径Ｒと等しく作られ、ツマミ（５３）が正確に
操作部（５０）の円弧に沿って移動するように構成され
ている。（６１）はスペーサ、（６２）は遮熱板である
。スペーサ（８１）は反射板（５〉と遮熱板（６２）を
介してネジによりガード（７）に固定されている。（７
１）はガード（７）の底部に設けられた吸気口、（７２
〉はガード（７）の底の開口部を被う底板、（７３）は
リール（図示せず）に巻かれるコードリール式の電源コ
ードで端末にプラグが取り付けられている。

以上のような構成において、加熱プレート（２〉をシー
スヒータ（６〉を覆うように本体（３）の上に載せる。

このとき、バネ（４０）のバネ圧が加わっているカバー
（３１）と一体のヒートコンダクタ（２１）が、加熱プ
レート（２）の底面に接触する。そして、電源コード（
７３）を１００Ｖ電源に接続して、操作部（５０〉のツ
マミ〈５３〉を指針（５２〉を見ながら矢印Ａ方向に移
動する。表示窓（５１）の温度目盛を調理の種類に合わ
せると、シースヒータ（６）が通電して発熱する。発熱
したシースヒータ（８）の輻射熱は直接加熱プレート（
２）を加熱すると共に、反射板（５〉からの反射熱も加
熱プレート（２）に加わる。そして、加熱調理器として
食卓に載せ、加熱プレート（２〉の調理面で焼肉等の調
理ができる。

この場合、加熱プレート（２）の底面の中心付近にはヒ
ートコンダクタ（２１）が接触していて、このヒートコ
ンダクタ（２１）が常時加熱プレート（２）の温度を温
度調節器（２０）のバイメタル（３３〉に伝達する。バ
イメタル（３３〉は伝達された熱に基づいて上面側が膨
脂し、一定の温度を越えると上側に凸に弓状に変形して
接点（３４）又は（３５〉を押し下げて電源を開放させ
る。この結果、シースヒータ（Ｂ）の通電が停止して、
加熱プレート（２〉の加熱が中断されてから温度が低下
する。温度の低下が一定値以下になると、バイメタル（
３３）の変形が復元して再びシースヒータ（８）の通電
が再開する。このようにして、バイメタル（３３）を利
用した温度調節器〈２０〉によって、調理に適したほぼ
一定の設定温度に自動的にオン・オフ制御される。

また、調理の種類により加熱プレート（２〉の温度を調
整したいときは、操作部（５０）のツマミ（５Ｂ）を操
作部（５０）の円弧Ｒに沿って移動させる。ツマミ（５
３）が移動するとレバー（４３）が支点（４５）を中心
に回動し、セクタギヤー（４４）を介してギヤー（４１
）が回転する。ギヤー（４１〉が回転すると可動軸（４
２）が上下に変位して、バイメタル（３３）と接点（３
４〉または（３５）との間隔を変えて動作点の温度を変
化させる。そして、ツマミ（５８）と一体に移動する指
針（５２）を表示窓（５１）の温度目盛に一致させて、
加熱プレート（２）の加熱温度を所定の値に選ぶことが
できる。

調理が終わったら、本体（３）から加熱プレート〈２〉
だけを取り出して、炊事場のシンクやボールの水に漬け
て丸洗いされる。加熱プレート（２）は加熱調理器の電
気回路から分離されているので、漏電や短絡等の心配が
なく直接水を掛けて洗浄することができる。洗われた加
熱プレート（２〉は長軸Ｘ−Ｘ方向に沿って本体（３〉
の上にセットされて、次の調理のための準備が完了する
。

［発明の効果］ 以上のように、この発明は略楕円形のガード上に断熱的
に設けられた反射板にヒートコンダクタを備えた温度調
節器とシースヒータとを取付けた本体を構成したので、
加熱プレート電気的に分離され取り外して丸洗いするこ
とができ、また、操作部の円弧の半径とレバーの回転半
径とをほぼ等しく形成したので、操作部の操作がスムー
スになりガタッキのない取扱い易い加熱調理器が得られ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構成説明図、第２図は第１図の
本体の上面説明図、第３図は第１図の本体の側面説明図
、第４図は第３図の一部の拡大説明図、第５図は温度調
節器の分解斜視図、第６図は従来の加熱調理器の構成説
明図である。 第１図〜第５図において、（１）は蓋、（２）は加熱プ
レート、（３）は本体、（４〉は把手、（５）は反射板
、（６〉はシースヒータ、（７〉はガード、（８）は露
出孔、（９）は挿通孔、（１１）は保持金具、（２ｏ）
は温度調節器、（２１）はヒートコンダクタ、（３１〉
はカバー　（３２）は固定軸、（３３）はバイメタル、
（３４〉及び（３５）は接点、（３６）は取付板、（３
７）は貫通孔、（３８）は周り止め用の穴、（３９）は
固定金具、（４１〉はギヤー　（４２）は可動軸、（４
３）はレバー　（４４）はセクタギヤー　（４５〉は支
点、（５０）は操作部、（５１）は表示窓、（５２〉は
指針、（５３）はツマミ、（６１）はスペーサ、（８２
〉は遮熱板、（７１〉は吸気口、（７２）は底板、（７
３）は電源コード、Ｘ−Ｘは楕円の長袖、Ｒは操作部の
円弧の半径及びレバーの回転半径、Ａはレバーの移動方
向である。 なお、同一符号は同一または相当部分を示すものである
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 樹脂材からなるガードと、該ガード上に断熱的に取り付
   けられる反射板と、該反射板の露出孔から露出され中央
   部に設けられたヒートコンダクタを備えて前記ガードに
   取り付けられた温度調節器と、該温度調節器を囲んで前
   記反射板上に保持されたシースヒータと、前記温度調節
   器から導出され支点を中心に回転するレバーに連結され
   たツマミを設けた操作部とを備えたほぼ楕円形の加熱調
   理器の本体を構成し、該本体の楕円の長軸線の一端側の
   円弧部に前記操作部を設けて該操作部の円弧の半径と前
   記レバーの回転半径をほぼ等しく構成したことを特徴と
   する加熱調理器。