JPH0386058A - 回転振動防止装置付きステッピングモータ - Google Patents

回転振動防止装置付きステッピングモータ

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JPH0386058A
JPH0386058A JP22068089A JP22068089A JPH0386058A JP H0386058 A JPH0386058 A JP H0386058A JP 22068089 A JP22068089 A JP 22068089A JP 22068089 A JP22068089 A JP 22068089A JP H0386058 A JPH0386058 A JP H0386058A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばプリンタの用紙送り機構の駆動源とし
て、或いは印字ヘッドを搭載したヘッドキャリアを移動
させる機構の駆動源として、または、その他事務機器な
どに各種の駆動源として使用されるステッピングモータ
に係り、特に回転振動を防止する装置がロータに取付け
られたステッピングモータに関する。
[従来の技術] ステッピングモータは、ステータの励磁相を入力パルス
にしたがって切換えることにより、1ステップ角度ずつ
回転されるものであり、入力パルスはステップ状に印加
される。そのために、入力パルスが印加されるごとに、
ロータ軸の角変位(ステップ角度)は第9図に示すよう
に応答し、各ステップごとに第9図中Aで示すような大
きいピーク部が形成される。したがって、これらのピー
ク部Aの発生により、振動とそれに基づく騒音とが引き
起こされる。
そこで、このような弊害を回避するために、第7図およ
び第8図に示すように従来のステッピングモータaでは
、そのロータ軸すに回転振動防止装置Cを取付けている
この装置Cは、ロータ軸すの一端部にねじdにより固定
されるボスeと、このボスeを囲んでその外側に同心的
に配置されたリング形の重りfと、これらボスeと重り
fとを繋いで設けられたゴム製のリング状弾性体gとか
ら形成されている。重りfはステッピングモータaのロ
ータhに対して慣性質量を与える。この回転振動防止装
置Cのねじd以外の部分は、弾性体gの成形型に上記ボ
スeと重りfとを予めセットした後に、この型内にゴム
材料を注入充填することによって、弾性体gの成形と同
時にこの弾性体gによりボスeと重りfとを連結して得
たものである。なお、第7図中iはロータ軸すの他端部
に取付けられた出力歯車である。
このような回転振動防止装置Cにおいては、ロータ軸す
と、この軸すのラジアル方向に配置された重りfとの相
互運動に対して、弾性体gの弾性変形に基づく抵抗が働
く。この抵抗により、ロータhの回転速度変動に対する
減衰力を得て、振動と騒音を軽減できる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来の回転振動防止装置Cは、それを構成
するボスe2弾性体g、および重りfが、夫々ロータ軸
すのラジアル方向に沿って重なるように連続的に繋がっ
て設けられているため、装置Cの外径が大きい。そのた
め、例えば事務機器などに使用されているステッピング
モータのように小形化が進められているモータにおいて
は、第7図に示すようにモータaのフレーム外径よりも
回転振動防止装置Cの方が大径となり、実質的なモータ
の大形化を招くという問題があった。
しかも、上記回転振動防止装置Cは、既述のようにして
作られるため、成形型内にボスeと重りfとをセットす
る手間が面倒であるから、製造性が悪いという問題もあ
った。
また、上記回転振動防止装置Cは、ボスeの中心孔とロ
ータ軸すとの嵌め合い遊びの分だけは、ねじdのねじ込
みによって、ロータ軸すに対して重りfが僅かながらも
必ず偏心することは避けられない。そのため、この偏心
に基づく回転振動防止装置の振れ回りにより、回転振動
防止効果が損なわれる傾向がある。
本発明、の目的は、重りの偏心を防止してモータの振動
および騒音を少なくできるとともに、小形で、しかも製
造性がよい回転振動防止装置付きステッピングモータを
得ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の回転振動防止装置
付きステッピングモータにおいては、回転振動防止装置
を、 中心部にロータ軸通孔を有してゴム状物質により所定の
厚みに形成され、一側面が、上記ロータのロータ軸より
も大径でこのロータ軸と一体ニ回転される固定部におけ
る上記ロータ軸と直交する方向に沿う端面に、接着層を
介して接着されて、上記ロータ軸と同心的に配置される
弾性体と、中心部に中心孔を有して所定の厚みに形成さ
れ、上記弾性体の他側面に接着層を介して接着されて上
記ロータ軸と同心的に配置され、上記ロータに慣性質量
を与える重りと、 この重りの上記中心孔に取付けられ上記ロータ軸に嵌合
するリング状の軸受とから形成したものである。
[作用] 重りはロータに慣性質量を与えるから、ロータが1ステ
ップ角度ずつ回転するたびに、ロータ軸と一体に回転さ
れる固定部と重りとの間の弾性体が弾性変形する。すな
わち、ロータと重りとのト目互運動に対して、弾性体の
弾性変形に基づく抵抗が働くから、この抵抗により、ロ
ータの回転速度変動に対する減衰力を得ることができる
。その上、重りの中11>孔にリング状の軸受を取付け
て、この軸受をロータ軸に嵌合しているから、その嵌合
によりロータ軸に対する重りの偏心を防止できる。
そして、上記弾性体と重りとは、ロータのスラスト方向
に積層されて夫々配設されているので、幅振動防止装置
の最大径、つまり、重りの径をノさくできる。しかも、
弾性体と重りとは夫々接三層を介して取付けられている
から、これらを成ノ型を用いて一体的に繋げる必要がな
いとともに、この回転振動防止装置のロータへの取付け
も容lにできる。
[実施例〕 以下、本発明の第1実施例を第1図から第4(を参照し
て説明する。
第1図中1はインナーロータ構造のバイブIJ 。
ト形のステッピングモータである。このバイブlブト形
ステッピングモータ1の構造は従来公知σものと同様で
あり、以下に簡単に説明する。
符号2はステータで、その両側にはモータフレーム3.
4が夫々嵌合して設けられており、こtらフレーム3.
4はステータ2のコア外周面をり部に露出させている。
モータフレーム3.4の4央部には軸受5が夫々取付け
られており、これζ軸受5を介してロータ6が回転自在
に取付けらfている。
ロータ6は、ロータ軸7の中央部にロータ主部8を取付
けて形成されている。ロータ主部8はステータ2のコア
の内側に収納されており、これは、ロータ軸7の軸方向
に沿って着磁されたロータマグネット9の両側にロータ
コア10.llを夫々接着させて形成されている。また
、ロータ軸7の一端部は一方のモータフレーム3から突
出されており、その端部にはロータ軸7よりも大径な出
力歯車12が嵌着して取付けられている。
なお、第1図中14は出力歯車12に噛み合わされた負
荷側の歯車であり、また15は上記モータ1の出力側を
収容する事務機器などのモータ取付は部である。このモ
ータ取付は部15にはモータフレーム3の取付はフラン
ジ部3aがボルト16により固定されている。
次ぎに、ロータ6の回転速度変動に対する減衰力を得る
ための回転振動防止装置25について説明する。この防
止装置25は出力歯車12が取付けられたロータ軸7の
一端部側に取付けられている。回転振動防止装置25は
、固定部26と、弾性体27と、重り28と、軸受29
とから形成されている。固定部26と、弾性体27と、
重り28とは、以下説明するようにロータ6のスラスト
方向に沿って積層されて設けられている。
固定部26は、ロータ軸7と一体に回転する部分であり
、この実施例の場合には、ロータ軸7に取付けた上記出
力歯車12と、これに固定された固定板30とから形成
されている。第2図に示すように出力歯車12の一側面
には円筒状のかしめ部12aが設けられており、このか
しめ部12aに固定板30を嵌合した後に、かしめ部1
2aをかしめて第1図のように塑性変形させることによ
り、固定板30はロータ軸7に対して直交する方向に沿
って固定されている。固定板30は回転方向にアンバラ
ンスを生じない形状例えばリング形状をなして、軽金属
などにより形成されている。
なお、固定部26として出力歯車12を利用する構成に
おいて、その出力歯車12が弾性体27よりも大径であ
る場合には、そのかしめ部12aおよび固定板30は省
略して固定部26は形成される。
弾性体27は、回転方向にアンバランスを生じない形状
例えば円板形状をなしているとともに、アクリルフオー
ム等のゴム状物質により、中心部にロータ軸通孔27a
を有して所定の厚みに形成されている。この弾性体27
の両側面には、接着層31.32が予め夫々付着されて
いる。接着層31゜32は例えばシートの両面に粘着材
を設けてなる両面接着シートで形成されている。したが
って、第2図に示すように弾性体27と接着層31.3
2とは3層構造をなして形成されている。
この弾性体27は、その一側面を、いずれが−方の接着
層(例えば接着層31)を介して固定部26のロータ軸
7と直交する方向に沿う上記固定板30の端面30aに
接着させて、ロータ6と同心的に配置されている。
重り28はロータ2に慣性質量を与えるために設けられ
ている。この重り28の質量の大きさは、径および厚さ
を変化させることによりに任意に得ることかできるとと
もに、この質量の大きさは、ステッピングモータ1のト
ルク、およびロータ6の慣性の大きさに応じて適宜決定
されるものである。
重り28は、金属や非金属などにより、中心孔28aを
有して回転方向にアンバランスを生じない形状例えば円
板形状をなしているとともに、所定の厚みを有して形成
されている。重り28の最大径は上記モータフレーム3
,4の外径寸法以下に形成されている。さらに、重り2
8は弾性体27よりも大径に形成されている。
重り28は、上記弾性体27の他側面に接着層32を介
して接着され、ロータ6と同心的に配置されている。
軸受29は重り28の中心孔28aに取付けられている
。この重り28はリング状をなしているとともに、ロー
タ軸7に嵌合されて、ロータ軸27に対する重り28の
芯出しをなしている。なお、本実施例の場合、低コスト
に得るために、軸受29には焼結含油合金製のものを採
用しているが、これに代えて球軸受を用いてもよい。
そして、上記固定部26と軸受29が固定された重り2
8とは、予め同心的に組立てられる。この回転振動防止
装置25の組立ては、第3図に示すように中央部に位置
決め軸35が起立された治具36を用いて、その位置決
め軸35に、まず出力歯車12を嵌合させるとともに、
重り28の中心孔28aに固定された軸受29を嵌合す
る。次いで、第3図中矢印に示す方向に重り28を加圧
移動させることにより、固定部26と軸受29とを接着
層32を介して接着し、もって、組立てを完了する。
次ぎに上記第1実施例の作用を説明する。
ステッピングモータ1の運転は、従来と同じく図示しな
いステータのコイルに人力パルスを印加して励磁相を切
換えて行われる。そして、人力パルスが印加されるたび
に、ロータ6は1ステップ角度ずつ回転される。
このようなステッピングモータ1の駆動において砥その
ロータ軸7に取付けられた回転振動防止装置25の重り
28は、ロータ6に慣性質量を与えている。そのため、
ロータ6が1ステップ角度ずつ回転するたびに、重り2
8とロータ軸7と一体に回転される固定部26との間の
ゴム状物質型ノ弾性体27が、弾性変形する。したがっ
て、ロータ6と重り28との相互運動に対して、弾性体
27の弾性変形に基づく抵抗が働く。この抵抗により、
ロータ6の回転速度変動に対する減衰力を得ることがで
きる。
以上のような減衰力がロータ6に働くことにより、各ス
テップごとに大きいピーク部が形成されることが抑制さ
れて、ロータ軸7の角変位は第4図に示すように滑らか
に改善される。そのため、ステッピングモータ1の振動
およびそれに基づく騒音を少なくできる。
その上、重り27の中心孔27aに取付けたリング状の
軸受29を、ロータ軸7に嵌合しているから、その嵌合
によりロータ軸7に対する重り27の偏心を防止できる
。したがって、ステッピングモータ1の振動およびそれ
に基づく騒音を、より少なくできる。
そして、このモータ1が備えた回転振動防止装置25は
、その固定部26と、弾性体27と、重り28とを、ロ
ータ6のスラスト方向に積層させて夫々配設しているか
ら、これらをラジアル方向に沿って積層状に設けた場合
に比較して、上記防止装置25の最大径、つまり、重り
28の径を小さくできる。
したがって、この防止装置25はモータフレーム3,4
の外径が小さいステッピングモータ1に取付けて実施す
る場合に好適である。その場合にもモータ全体の実質的
な外径が大きくなることを防止できるから、事務機器の
狭いスペースに配設することができる。
また、回転振動防止装置25の弾性体27および重り2
8は、ねじ部品などの固定具を用いることなく、出力歯
車12に一体化された固定板30に接着により取付られ
ているから、弾性体27および重り28を成形型を用い
て一体的に繋げる必要がなく、簡単に製造できる。それ
だけでなく、弾性体27とその両側の接着層31.32
とは予め3層構造となっているから、固定板30に対す
る弾性体27の接着、およびこの弾性体27に対する重
り28の接着において、いちいち接着剤を塗布したり粘
着材を張付けたりする面倒がなく、弾性体27の両側の
接着層31.32を介して容易に接着できる。したがっ
て、上記防止装置25のロータ6への取付けを容易にで
きる。
勿論、既述のように弾性体27および重り28を接着し
て取付けているので、上記防止装置25をロータ6に固
定するための固定部品を不用とできることは言うまでも
ない。
しかも、モータフレーム3とこれを貫通したロータ軸7
の端部に取付けられた出力歯車12との間には、通常デ
ッドスペースが存在しているが、このスペースを利用し
て回転振動防止装置25の弾性体27、重り28、軸受
29、および固定板30を配設したから、回転振動防止
装置1f25を設けることによって、モータ1の長さが
大きくなることがない。
第5図は本発明の第2実施例を示している。この実施例
は、ステッピングモータの一方のモータフレームの構造
、および回転振動防止装置の構造および配置が、上記第
1実施例と異なっており、その他の構成は上記第1実施
例と同様である。
上記第1実施例において説明したハイブリット形ステッ
ピングモータ1におけるモータフレーム3とロータコア
10との間、およびモータフレーム4とロータコア11
との間には夫々デッドスペースが通常形成されており、
本実施例においては一方のモータフレーム4の軸方向長
さを少し大きくすることにより、上記スペースをより大
きくしである。
次ぎに、回転振動防止装置35について説明する。この
装置35は、モータフレーム4とロータコア11との間
に形成されたデッドスペースを利用して設けられている
。上記防止装置35は、両側面に接着層36.37が予
め付着されて3層構造をなした弾性体38と、ロータ6
に慣性質量を与える重り3つと、軸受40とから形成さ
れている。そして、上記防止装置35の弾性体38と重
り39とは、ロータ6の軸方向に沿って後述のように積
層されて設けられている。
弾性体38は、回転方向にアンバランスを生じない形状
例えば円板形状をなし、その中心部にロータ軸通孔38
aを有しているとともに、アクリルフオーム等のゴム状
物質により所定の厚みを有して形成されている。この弾
性体38の外径は上記ロータ主部8の外径よりも小さい
。そして、弾性体35は、その一側面を、いずれか一方
の接着層(例えば接着層36)を介して上記ロータ主部
8の端面(本実施例の場合には、固定部として利用され
るロータコア11の端面11a)に接着させて、ロータ
6と同心的に配置されている。
また、重り39は金属や非金属などにより形成され、こ
の重り3つも回転方向にアンバランスを生じない形状例
えば円板形状をなしているとともに、中心孔39aを有
して所定の厚みを有して形成されている。この重り39
の質量の大きさは、径および厚さを変化させることによ
り、任意に得ることかできるとともに、この質量の大き
さは、ステッピングモータ1のトルク、およびロータ6
の慣性の大きさに応じて適宜決定されるものである。そ
して、重り35は上記弾性体38の他側面に接着層37
を介して接着され、ロータ6と同心的に配置されている
軸受40は、リング状をなしているとともに、重り39
の中心孔39aに取付けられている。そして、軸受40
はロータ軸7に嵌合して、ロータ軸7に対する重り39
の芯出しをしている。
この第2実施例の構成においても、上記第1実施例で説
明したと同様の作用により、ロー46の回転速度変動に
対する減衰力を得ることができるとともに、重り3つの
ロータ軸7に対する偏心を軸受40により防止できる。
したがって、ステッピングモータ1の振動騒音を少なく
できる。
その上、固定部としてロータ主部8を利用しているから
、回転振動防止装置i!35の部品点数が少なく構成が
簡単である。
そして、インナーロータ形のステッピングモータ1のモ
ータフレーム4とモータ主部8の端面11aとの間のデ
ッドスペースを有効に利用して、ここに上記防止装置3
5を設けたから、上記防止装置35をモータフレーム外
に突出されたロータ軸7の端部に取付ける場合に比較し
て、モータ全体の軸方向寸法を短くできるとともに、上
記防止装置35をモータフレーム4によって覆い隠すこ
とができる。
第6図は本発明の第3実施例を示している。この実施例
は、インナーロータ構造のハイブリット形ステッピング
モータに適用した例である。そして、この実施例は、回
転振動防止装置の構造および配置が上記第2実施例と異
なっているので、以下その点についてのみ説明する。
ロータ軸7の出力歯車12が取付けられた端部と反対側
の端部は、モータフレーム4から外に突出されており、
この端部に回転振動防止装置41が取付けられている。
この装置41は、固定部42と、弾性体43と、重り4
4、軸受45とから形成され、軸受45以外の各部品4
1〜44は以下説明するようにロータ6のスラスト方向
に沿って積層されて設けられている。
固定部42は円板状をなし、その中心孔をロータ軸7の
端部に嵌着して取付けられている。この固定部42は、
ロータ軸7の軸方向と直交する方向に沿う端面42aを
有している。
弾性体43は、その中心部にロータ軸2の端部が入込む
ロータ軸通孔43aを有しているとともに、回転方向に
アンバランスを生じない形状例えばリング形状をなして
いる。この弾性体43はアクリルフオーム等のゴム状物
質により所定の厚みを有して形成されている。そして弾
性体43の両側面には、接着層46.47が予め夫々付
着されており、これらは3層構造をなしている。接着層
45.46は例えばシートの両面に粘着材を設けてなる
両面接°着シートで形成されている。この弾性体43は
、その一側面を、いずれか一方の接着層(例えば接着層
46)を介して上記端面42aに接着させて、ロータ6
と同心的に配置されている。
重り44はロータ6に慣性質量を与えるために設けられ
ている。この重り44の質量の大きさは、径および厚さ
を変化させることによりに任意に得ることができるとと
もに、この質量の大きさは、ステッピングモータのトル
ク、およびロータ6の慣性の大きさに応じて適宜決定さ
れるものである。
この重り44は金属や非金属などにより形成されるが、
本実施例の場合には非導電性材料製のものが使用されて
いる。この重り44も回転方向にアンバランスを生じな
い形状、例えば中心孔44aを有した円板形状をなして
いるとともに、所定の厚みを有して形成されている。
そして、重り44の最大径は上記モータフレーム3.4
の最大外径寸法以下に形成されている。
さらに、この重り44は弾性体43よりも大径に形成さ
れている。また、重り44は上記弾性体43の他側面に
接着層47を介して接着され、ロータ6と同心的に配置
されている。
軸受45は、リング状をなしているとともに、重り44
の中心孔44aに取付けられている。そして、軸受45
はロータ軸7に嵌合して、ロータ軸7に対する重り44
の芯出しをしている。
このような回転振動防止装置41付きのステッピングモ
ータにおいては上記第1実施例で説明した既述の作用と
同等の作用を得ることができ、それにより本発明の所期
の目的を達成できる。
なお、本発明は上記各実施例に制約されるものではない
。例えば、粘着材を含んだ接着層または粘着材のみから
なる接着層を用いる場合には、粘着材がその粘性により
弾性体と同様に機能するので、回転振動をより有効に抑
制できる。勿論、接着層は接着後に硬化する接着剤によ
り形成してもよい。
さらに、接着層と弾性体とは予め3層構造となっていな
くてもよく、接着層は弾性体および重りの取付は時にい
ちいち塗布して設けるようにしても差支えない。
また、本発明は、上記各実施例以外の種々のステッピン
グモータにも適用できることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、軸受によりロータ
軸に対する重りの偏心を防止して、ロータと重りとの相
互運動に対し弾性体の弾性変形に基づく抵抗を働かせて
、ロータの回転速度変動に対する減衰力を得ることがで
きるので、振動および騒音を少なくできる。そして、弾
性体と重りとが、ロータのスラスト方向に積層されて夫
々配設されているので、回転振動防止装置の最大径が小
さくなり、ステッピングモータの実質的な径方向の大き
さを小さくできる。また、弾性体と重りとは夫々接着に
より取付けられるから、回転振動防止装置の製造が簡単
であり、そのロータへの取付けも容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本発明の第1実施例を示し、m1図
はステッピングモータの縦断側面図、第2図は回転振動
防止装置を分解して示す断面図、第3図は回転振動防止
装置の組立て例を示す断面図、第4図はステップ角度と
時間との関係を示す図である。第5図は本発明の第2実
施例に係るステッピングモータの縦断側面図である。m
6図は本発明の第3実施例に係るステッピングモータを
一部断面して示す側面図である。第7図および第8図は
従来例を示し、第7図は一部を断面して示すステッピン
グモータの側面図、第8図は回転振動防止装置の斜視図
、第9図は回転振動防止装置がないステッピングモータ
のステップ角度と時間との関係を示す図である。 6・・・ロータ、7・・・ロータ軸、8・・・ロータ主
部、11・・・ロータコア(固定部) 26・・・固定
部、30・・・固定板(固定部)、25□ 35.41
・・・回転振動防止装置、lla、30a、42a・・
・端面、27.38.43・・・弾性体、28,39.
44・・・重り、27a、38g、43g・・・ロータ
軸通孔、28a、39a、44a・・・中心孔、42・
・・固定部、31.32,36,37,46.47・・
・接着層、29.40.45・・・軸受。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ロータに回転振動防止装置を取付けたステッピングモー
    タにおいて、 上記回転振動防止装置を、 中心部にロータ軸通孔を有してゴム状物質により所定の
    厚みに形成され、一側面が、上記ロータのロータ軸より
    も大径でこのロータ軸と一体に回転される固定部におけ
    る上記ロータ軸と直交する方向に沿う端面に、接着層を
    介して接着されて、上記ロータ軸と同心的に配置される
    弾性体と、中心部に中心孔を有して所定の厚みに形成さ
    れ、上記弾性体の他側面に接着層を介して接着されて上
    記ロータ軸と同心的に配置され、上記ロータに慣性質量
    を与える重りと、 この重りの上記中心孔に取付けられ上記ロータ軸に嵌合
    するリング状の軸受と から形成したことを特徴とする回転振動防止装置付きス
    テッピングモータ。
JP1220680A 1989-08-28 1989-08-28 回転振動防止装置付きステッピングモ―タ Expired - Fee Related JP2533196B2 (ja)

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