JPH0384972A - ジョセフソン回路及びその製造方法 - Google Patents

ジョセフソン回路及びその製造方法

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JPH0384972A
JPH0384972A JP1221958A JP22195889A JPH0384972A JP H0384972 A JPH0384972 A JP H0384972A JP 1221958 A JP1221958 A JP 1221958A JP 22195889 A JP22195889 A JP 22195889A JP H0384972 A JPH0384972 A JP H0384972A
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JP
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layer
resistance
zirconium
resistor
resistive
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JP1221958A
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Takeshi Imamura
健 今村
Shiro Obara
小原 史朗
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [vA要] ジョセフソン回路に関し、 低抵抗と高抵抗の2種類のシート抵抗値をもつ抵抗体を
使用することにより、抵抗回路の面積を適正なものにし
て高集積化及び高速化を実現すると共に、かかる2種類
の抵抗体を容易に形成することができるジョセフソン回
路を提供することを目的とし、 基板上に形成された第1及び第2の抵抗層と、前記第1
及び第2の抵抗層上に形成され、前記第1及び第2の抵
抗層に接続するNbにオプ)層とを有するジョセフソン
回路において、前記第1の抵抗層がZr(ジルコニウム
)層上にMo(モリブデン)Mを成膜した積層構造であ
り、前記第2の抵抗層がジルコニウム層の単層構造であ
るように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明はジョセフソン回路及びその製造方法に関する。
近年、Nb/A、l!  (アルミニウム)酸化物/N
b構造のジョセフソン接合を用いた集積回路の高速動作
について、数多くの報告がなされている。
こうしたジョセフソン集積回路において、複雑な論理動
作を行なわせるためには論理ゲートの数を増やすことが
必要であるが、その反面、ゲート数が増加すると遅延時
間の増大を招き、計算速度が遅くなるという問題がある
従って、ゲートの面積を小さくして高集積化を図ること
により、高機能性と共に高速性を保持することが要望さ
れている。
[従来の技術] 従来のジョセフソン回路は、Nb/AJ酸化物/Nb構
遺により接合部を形成し、また層間絶縁膜として5iO
z(シリコン酸化WA)を用い、抵抗体としてMo又は
Zrを用いて作製されていた。
そして抵抗体にMOを用いる場合には、MO抵抗層とN
b下部電極層との間に抵抗保護層が設けられていた。
すなわち、第4図に示されるように、St(シリコン〉
基板2上にNbグランドブレー7層4が形成され、この
Nbグランドプレー7層4上に、眉間絶縁層6を介して
、Mo抵抗層30が形成されている。またNbグランド
ブレー7層4上には誘電体層6を介してNb下部電極層
32a、32b、32cが形成されている。
そしてNb下部電極層32aは、層間絶縁層6に開口さ
れたスルーホールを介して、Nbグランドブレー7層4
に接続されている。またNb下部を極層32a、32b
はそれぞれMo抵抗層30と接続されているが、その#
CC郡部除<Mo抵抗層30とNb下部電極層32a、
32bとの間には、SiO2からなる抵抗保護層34が
設けられている。
さらにNb下部を極層32b上には、Aj層及びAJI
Pi化物層からなるバリア層18a及びNb上部電極層
20aが順に形成され、ジョセフソン接合を構成してい
る。
そしてNb下部電極層32a、32b、32c及びNb
上部電極層2Oa上には、誘電体層22が形成されてい
る。さらにこの誘電体層22上にはNb配線層28が形
成され、誘電体層22に開口されたコンタクトホールを
介して、それぞれNb上部電極層20a及びNb下部電
極層32cと接続されている。
また、MOの代わりに、Zrを用いて抵抗層を形成する
ことが提案されている(本願出願人による平成元年7月
15日付特許願参照)。
この提案例においては、MO抵抗層の代わりにZr抵抗
層が眉間絶縁層上に形成されている。そしてZr抵抗層
は、CF、を使用したRIE加工において、Nb層との
選択比が十分に大きいため、従来のようにZr抵抗層と
Nb下部電極層との間にエツチングストッパーとしての
抵抗保護層を設ける必要がなくなる。
従って、抵抗保護層を形成する際のマスクアラインメン
ト精度分の寸法だけ抵抗層の面積を小さくすることがで
き、従ってゲート面積を縮小することができる。
[発明が解決しようとする課題] ジョセフソン回路を用いて集積回路を構成するには、低
抵抗と高抵抗の2種類の抵抗体が必要とされる。前者は
、ゲート内のダンピング抵抗や負荷抵抗などに用いられ
るもので、1〜2Ωの抵抗値である。一方、後者は、サ
プライ抵抗として用いるもので、約50Ωの抵抗値であ
る。
上記従来のジョセフソン回路回路においては、抵抗体し
て主にMoが用いられてきたが、このMo抵抗層のみに
よって低抵抗と高抵抗の2種類の抵抗層を形成すること
は、無理が生じる。すなわちMo抵抗層の場合、例えば
膜厚75nmにおいてシート抵抗が1.5Ω/口である
ため、低抵抗層を形成することは容易であるが、高抵抗
層を形成するには大きなパターンが必要となってしまう
例えば、幅を4μmとすると、長さは100μm以上の
大きさのパターンになる。
また上記のように、MOの代わりに、より大きな抵抗率
をもつZrを抵抗体として用いることが提案されている
。Zr抵抗層の場合、同じ膜厚75nmでシート抵抗が
8Ω/口と、Mo抵抗層の約5倍であるため、高抵抗層
を形成するのに適している。しかし、低抵抗層を形成す
るには逆に困難を伴う。
従って、Mo抵抗層とZr抵抗層の2種類の抵抗層を同
一回路内に併用することが考えられるが、この場合、製
造プロセスにおいて、成膜及びパターン加工を2回繰り
返さなければならず、工程が繁雑となるという問題が生
じる。
そこで本発明は、低抵抗と高抵抗の2種類のシート抵抗
値をもつ抵抗体を使用することにより、抵抗回路の面積
を適正なものにして高集積化及び高速化を実現すると共
に、かかる2種類の抵抗体を容易に形成することができ
るジョセフソン回路及びその製造方法を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題は、基板上に形成された第1及び第2の抵抗層
と、前記第1及び第2の抵抗層上に形成され、前記第1
及び第2の抵抗層に接続するニオブ層とを有するジョセ
フソン回路において、前記第1の抵抗層がジルコニウム
層上にモリブデン層を成膜した積層構造であり、前記第
2の抵抗層がジルコニウム層の単層構造であることを特
徴とするジョセフソン回路によって達成される。
また、上記課題は、基板上に第1及び第2の抵抗層を形
成し、前記第1及び第2の抵抗層にニオブ層を接続する
ジョセフソン回路の製造方法において、基板上にジルコ
ニウム層及びモリブデン層を順に成膜する工程と、前記
第1の抵抗層のパターンにより前記モリブデン層を選択
的にエツチングしてモリブデン抵抗層を形成する工程と
、前記第1及び第2の抵抗層のパターンにより前記ジル
コニウム層を選択的にエツチングしてジルコニウム抵抗
層を形成し、前記ジルコニウム抵抗層及びモリブデン抵
抗層のm層構造からなる前記第1の抵抗層並びに前記ジ
ルコニウム抵抗層の単層構造からなる前記第2の抵抗層
を形成する工程とを有すること特徴とするジョセフソン
回路の製造方法によって達成される。
さらに、上記課題は、上記方法において、前記ジルコニ
ウム層及び前記モリブデン層を順に成膜した後、前記モ
リブデン層上にエツチング停止層としてのジルコニウム
層を形成し、前記エツチング停止層としてのジルコニウ
ム層を前記第1の抵抗層のパターンによる選択エツチン
グによって前記モリブデン抵抗層上に残存させ、前記第
1の抵抗層上の前記エツチング停止層としてのジルコニ
ウム層上及び前記第2の抵抗層の前記ジルコニウム抵抗
層上にニオブ層を形成し、前記ニオブ層を前記エツチン
グ停止層としてのジルコニウム層及び前記第2の抵抗層
の前記ジルコニウム抵抗層に対して選択的にエツチング
すること特徴とするジョセフソン回路の製造方法によっ
て達成される。
[作 用] すなわち本発明は、第1の抵抗層が抵抗率の低いMo抵
抗層と抵抗率の高いZr抵抗層との積層m遣で形成され
ているため、それぞれの層厚を変えて組み合わせること
により、ダンピング抵抗等の抵抗値の小さい抵抗を容易
に設定することができる。また、第2の抵抗層が抵抗率
の高いZr層の単層構造で形成されているため、サプラ
イ抵抗等の抵抗値の大きい抵抗を容易に設定することが
できる。
そして第1の抵抗層のZr層及び第2の抵抗層のZr層
を同時に成膜し、これらのZr層の成膜と連続して第1
の抵抗層のMo層を成膜することにより、シート抵抗値
の異なる第1及び第2の抵抗層を簡単な製造プロセスで
形成することができる。
また、第1の抵抗層の00層上に、エツチング停止層と
してのZr層が形成されているため、抵抗保護層を必要
とせず、従って抵抗保護層を形成する際のマスクアライ
ンメント精度分の寸法だけ抵抗回路の面積を縮小するこ
とができる。
[実施例、] 以下、本発明を図示する実施例に基づいて具体的に説明
する。
第1図は、本発明の一実施例によるジョセフソン回路を
示す断面図である。
例えば81基板2上に、厚さ200〜300nmのNb
グランドプレー7層4が形成されている。
そしてこのNbグランドプレーン層4上に、厚さ200
〜300nmのS i O2からなる眉間絶縁層6を介
して、厚さ75nmのZr抵抗層8a及び厚さ75nm
のMo抵抗層10aの2層構造からなる第1の抵抗層が
形成されている。また、厚さ75nmのZr抵抗層8b
の単層構造からなる第2の抵抗層が形成されている。な
お、第1の抵抗層のZr抵抗層8a及びMo抵抗層10
aの厚さ、第2の抵抗層のZr抵抗層8bの厚さは、設
定する抵抗値によって変更することができる。
またNbグランドブレー7層4上には、眉間絶縁層6を
介して、厚さ100〜200nmのNb下部電極層16
a、16b、16c、16dが形成されている。そして
Nb下部電極層16a、16bはそれぞれ第1の抵抗層
のMo抵抗層10aと接続され、またNb下部電極層1
6aは眉間絶縁層6に開口されたスルーホールを介して
、Nbグランドブレー7層4に接続されている。さらに
Nb下部電f!層16c、16dは、それぞれ第2の抵
抗層のZr抵抗層8bに接続されている。
そしてNb下部T4極層16b上には、厚さ7nm程度
のA1層及びAJIM化物層からなるバリア層18a及
び厚さ100〜200nmのNb上部電5iWI20a
が順に形成され、ジョセフソン接合を構成している。
そして第1の抵抗層のMo抵抗層10a、第2の抵抗層
のZr抵抗層8b、Nb下部電極層16a、16b、1
6c、16d、及びNb上部電極層20a上には、厚さ
300〜400nmの5t02からなる誘電体層22が
形成されている。またこの誘電体層22上には厚さ40
0〜600nmのNb配線層28が形成され、誘電体層
22に開口されたコンタクトホールを介して、それぞれ
Nb上部電極層20a及びNb下部電極層16cと接続
されている。
次に、第2図を用いて、第1図に示すジョセフソン回路
の製造方法を説明する。
例えばSL基板2上に、スパッタ法を用いて厚さ200
〜300nmのNb7Wを成膜する。そしてフォトレジ
ストでパターンを形成した後、CF4を使用したRIE
加工により、Nbグランドプレー7層4を形成する(第
2図(a)参照)。
次いで、スパッタ法を用いて、全面に厚さ200〜30
0 nmのS i O2からなる層間絶縁層6を堆積す
る(第2図(b)参照)。
次いで、スパッタ法を用いて厚さ75nmのZr層8、
厚さ75nmのMO層10、及び厚さ25nmのZr層
12を順に成膜する(第2図(c)参照)。
次いで、フォトレジストで第1の抵抗層のパターンを形
成した後、CCj 4を使用したRIEにより表面層の
Zr層12を加工して、エツチング停止層としての21
層12aを形成する。そしてエツチングガスをCF4に
代えてMO層10のRIE加工を行ない、第1の抵抗層
のMo抵抗層10aを形成する。このとき、最下層のZ
r層8は、CF、によってはエツチングされないため、
Zr層層表表面エツチングは停止する(第2図(d)参
照)。
次いで、フォトレジストで第1及び第2の抵抗層のパタ
ーンを形成した後、CCfJ<を使用したRIEにより
Zr層8を加工して、第1の抵抗層のZr抵抗層8a及
び第2の抵抗層のZr抵抗層8bを形成する。下地の層
間絶縁層6は、CCJ、によってはエツチングされない
。こうしてZr抵抗層8a及びMo抵抗層10aの積層
構造からなる第1の抵抗層及びZr低抵抗8bの単層構
造からなる第2の抵抗層を形成する。なおこのとき、第
1の抵抗層のMo抵抗層10a上には、エツチング停止
層としての21層12aが残存している(第2図(e)
参照)。
そしてこのとき、第1の抵抗層のシート抵抗値は、Zr
抵抗層8a、Mo抵抗層10a、及び21層12aの各
シート抵抗を並列接続したものになる。また、第2の抵
抗層のシート抵抗値は、2r低抵抗8bのシート抵抗値
となる。
第3図に、温度4,2KにおけるZr抵抗層及びM o
抵抗層の厚さdとシート抵抗値Rsとの関係を示すと、
厚さ75nmのZr抵抗層8a、8bのシート抵抗値R
sは約8Ω/口となり、また厚さ75nmのMO抵抗層
10のシート抵抗値R5は約1.5Ω/口となり、さら
に厚さ25nmの21層12aのシート抵抗iRsは約
30Ω/口となる。従って、第1の抵抗層のシート抵抗
値Rsは約1.21Ω/口となり、ジョセフソンゲート
内に一般的に用いられる1〜2Ωの抵抗を容易に形成す
ることができる。
また、第2の抵抗層のシート抵抗値Rsは約8Ω/口と
なるため、縦横比が6程度のパターンにより、50Ω程
度のサプライ抵抗を容易に形成することができる。
なお、これらZr抵抗層8a、8b及びMo抵抗層10
aのそれぞれの厚さdを変えることによって、第1及び
第2の抵抗層のシート抵抗値Rsを容易に変更すること
ができる。
次いで、CHF sを使用したRiE加工により眉間絶
縁層6を選択的にエツチング除去し、スルーホール14
を開口する(第2図(f)参照)。
次いで、スパッタ法を用いて、全面に厚さ100〜20
0nmのNb層16、厚さ7nmのA1層及びAj酸化
物層からなるバリア層18、並びに厚さ100〜200
nmのNb!20を順に成膜する。このときNb層16
は、スルーホール14を介してNbグランドブレー7層
4に接続される(第2図(g)参照)。
次いで、フォトレジストでパターンを形成した後、CF
、を使用したRIE加工によってNb層20のバターニ
ングを行ない、Nb上部電極層20aを形成する。続い
てAr(アルゴン)スパッタリングを行ない、バリア層
18をバターニングしてバリア層18aを形成する(第
2図(h)参照)。
次いで、フォトレジストでパターンを形成した後、CF
、を使用したRIE加工によってNb層16をバターニ
ングし、Nb下部電[i層16a。
16b、16c、16dを形成する。このとき、Nb下
部電極層16aは、Nbグランドプレー7層4に接続さ
れている。またNb下部電a層16bは、Nb上部電f
!層20a及びバリアN 18 aと共に、ジョセフソ
ン接合を構成する。そしてNb下部電’!fz層16a
、16bは、積層されたZr抵抗層3 a 、 M o
抵抗層10a、及び21層12aからなる第1の抵抗層
にそれぞれ接続される。
同様に、Nb下部電極層16c、16dは、単層のZr
抵抗層8bからなる第2の抵抗層にそれぞれ接続される
なおこのとき、CF4を使用したRTEによるNb層の
エツチング速度が60〜70nm/minであるのに対
し、Zr層のエツチング速度はわずか0.7nm/mi
nであり、エツチング速度比は90近くになる。すなわ
ちNb1l 6とZr層との選択比は十分に大きい、ま
たNb層と眉間絶縁層との選択比も同様に大きい。従っ
て、Nb層16のパターンの際のオーバーエツチングに
より、第1及び第2の抵抗層のシート抵抗値Rsが変化
するようなことはない。
こうしてZr抵抗層8aとNb下部を極層16a、16
bとの間にエツチング停止層としての抵抗保護層を設け
る必要はなくなる(第2図(1)参照)。
次いで、スパッタ法を用いて、全面に厚さ300〜40
0nmのS i O2からなる誘電体層22を堆積する
。続いて、CHF sを使用したRIE加工により、誘
電体層22を選択的にエツチング除去して、Nb上部電
極層20a及びNb下部電極層16c上にそれぞれコン
タクトホール24゜26を開口する(第2図(J)参照
)。
次いで、スパッタ法を用いて厚さ400〜600nmの
Nb[を成膜する。続いてフォトレジストでパターンを
形成した後、CF 4を使用したRIE加工により、N
b上部電極層20aとNb下部電極NJ16cとを接続
するNb配線層2dを形成する(第2図(k>参照)。
こうして第1図に示すジョセフソン回路が作製される。
このように本実施例においては、第1の抵抗層が抵抗率
の低いMo抵抗層10aと抵抗率の高いZr抵抗層8a
との積層構造により並列接続されているため、ダンピン
グ抵抗等の抵抗値の小さい抵抗を容易に形成することが
できる。また、第2の抵抗層が抵抗率の高いZr抵抗層
8bの単層構造であるため、サプライ抵抗等の抵抗値の
大きい抵抗を容易に形成することができる。
従って、抵抗値の異なる第1及び第2の抵抗層をそれぞ
れ適正な面積で形成することができ、全体としてジョセ
フソン集積回路の抵抗回路の面積を縮小し、ひいてはゲ
ートの面積を縮小することができる。従って、ジョセフ
ソン集積回路の高集積化及び高速化を実現することがで
きる。
そして第1及び第2の抵抗層のZr層8を同時に成膜し
、このZr層8の成膜と連続して第1の抵抗層のMO層
10を成膜することにより、シート抵抗値の異なる第1
の抵抗層及び第2の抵抗層を簡単な製造プロセスで形成
することができる。
従って、信頼性が向上すると共に、作製期間を短縮する
ことができる。
また、第1の抵抗層のMO抵抗M 10 a上に、エツ
チング停止層としてのZr層12aが形成されているた
め、従来のような抵抗保護層を必要とせず、従って抵抗
保護層を形成する際のマスクアラインメント精度分の寸
法だけ抵抗回路の面積を縮小することができる。従って
、ジョセフソン集積回路のゲートの面積を縮小すること
ができ、ジョセフソン集積回路の高集積化及び高速化を
実現することができる。
なお、上記実施例によるジョセフソン回路においては、
第1の抵抗層として積層されたZr層/Mo層の2層構
造を用いたが、上記製造方法にのべたように、Zr層/
 M o層/ Z r層の3層構造であってもよい。
また逆に、上記実施例によるジョセフソン回路の製造方
法において、第1の抵抗層にエツチング停止層としての
Zr層を用いたが、このZr層を用いずに従来のように
SiO2からなる抵抗保護層を用いてもよい。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、ジョセフソン回路の第1
の抵抗層が抵抗率の低いMO抵抗層と抵抗率の高いZr
抵抗層との積層構造であるため、ダンピング抵抗等の抵
抗値の小さい抵抗を容易に形成することができ、また第
2の抵抗層が抵抗率の高いZr抵抗層単層構造であるた
め、サプライ抵抗等の抵抗値の大きい抵抗を容易に形成
することができる。
これにより、抵抗値の異なる第1及び第2の抵抗層をそ
れぞれ適正な面積で形成することが容易にでき、ジョセ
フソン集積回路の抵抗回路及びゲートの面積を縮小する
ことができ、ジョセフソン集積回路の高集積化及び高速
化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるジョセフソン回路を示
す断面図、 第2図は第1図のジョセフソン回路の製造方法を示す工
程図、 第3図は本発明の一実施例を説明するためのグラフ、 第4図は従来のジョセフソン回路を示す断面図である。 図において、 2・・・・・・St基板、 4・・・・・・Nbグランドブレーン層、6・・・・・
・層間絶縁層、 8.12・・・・・・Zr層、 8a、8b、12a−・・・−Zr抵抗層、10・・・
・・・00層、 10a、30・・・・・・Mo抵抗層、14・・・・・
・スルーホール、 16.20・・・・・・Nb層、 16a、16b、16c、16d、32a。 2b、32c・・・・・・Nb下部電極層、18.18
a・・・・・・バリア層、 20a・・・・・・Nb上上部電層層 22・・・・・・誘電体層、 24.26・・・・・・コンタクトホール、28・・・
・・・Nb配線層、 34・・・・・・抵抗保護層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に形成された第1及び第2の抵抗層と、前記
    第1及び第2の抵抗層上に形成され、前記第1及び第2
    の抵抗層に接続するニオブ層とを有するジョセフソン回
    路において、 前記第1の抵抗層がジルコニウム層上にモリブデン層を
    成膜した積層構造であり、 前記第2の抵抗層がジルコニウム層の単層構造である ことを特徴とするジョセフソン回路。 2、基板上に第1及び第2の抵抗層を形成し、前記第1
    及び第2の抵抗層にニオブ層を接続するジョセフソン回
    路の製造方法において、 基板上にジルコニウム層及びモリブデン層を順に成膜す
    る工程と、 前記第1の抵抗層のパターンにより前記モリブデン層を
    選択的にエッチングしてモリブデン抵抗層を形成する工
    程と、 前記第1及び第2の抵抗層のパターンにより前記ジルコ
    ニウム層を選択的にエッチングしてジルコニウム抵抗層
    を形成し、前記ジルコニウム抵抗層及びモリブデン抵抗
    層の積層構造からなる前記第1の抵抗層並びに前記ジル
    コニウム抵抗層の単層構造からなる前記第2の抵抗層を
    形成する工程と を有すること特徴とするジョセフソン回路の製造方法。 3、請求項2記載の方法において、 前記ジルコニウム層及び前記モリブデン層を順に成膜し
    た後、前記モリブデン層上にエッチング停止層としての
    ジルコニウム層を形成し、 前記エッチング停止層としてのジルコニウム層を前記第
    1の抵抗層のパターンによる選択エッチングによって前
    記モリブデン抵抗層上に残存させ、前記第1の抵抗層上
    の前記エッチング停止層としてのジルコニウム層上及び
    前記第2の抵抗層の前記ジルコニウム抵抗層上にニオブ
    層を形成し、前記ニオブ層を前記エッチング停止層とし
    てのジルコニウム層及び前記第2の抵抗層の前記ジルコ
    ニウム抵抗層に対して選択的にエッチングすることを特
    徴とするジョセフソン回路の製造方法。
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