JPH0383732A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、支持板上に積層された複数枚の祇を１枚ずつ
印刷装置や複写装置等に給紙する給紙装置に関する。

Ｂ０発明の概要 本発明は、印刷装置や複写装置等に給紙する給紙装置に
おいて、支持板上に積層された複数枚の紙の上面に転接
するように給紙ローラと中間ローラとを配設し、中間ロ
ーラが紙を給紙ローラ側に送るような回転を開始した後
に、給紙ローラが中間ローラと同一方向の回転を開始す
るようにして、給紙ローラの回転の開始の前に紙を中間
ローラと給紙ローラとの間で上方側に屈曲させて、最上
の紙とこの紙の下方の紙とを捌いて離間させ、最上の１
枚の紙のみが給紙されるようにしたものである。

また、本発明は、給紙装置において、支持板上に積層さ
れた複数枚の紙の上面に転接可能に給紙ローラを配設す
るとともに、一対の従動ローラを互いに転接させて回転
自在に支持しそれぞれ紙の後端部近傍の上面に転接可能
に配設することにより、給紙ローラにより最上の１枚の
紙が給紙方向に送り操作されるときに、前側の従動ロー
ラが送られる紙に追従して回転されるとともに後側の従
動ローラが前側の従動ローラの逆方向に同転されるよう
にして、この後側の従動ローラにより２枚め以下の紙が
後方側に移動付勢されるようにして、最上の１枚の紙の
みが給紙されるようにしたものである。

さらに、本発明は、給紙装置において、上述のような給
紙ローラ及び中間ローラと、前後一対の従動ローラとを
備えることにより、最上の１枚の紙のみが給紙されるよ
うにしたものである。

Ｃ１従来の技術 従来、印刷装置や複写装置等に対して、矩形状に裁断さ
れて積層された複数枚の紙より１枚ずつ給紙するように
構成された給紙装置が提案されている。

例えば、この給紙装置こしては、第９図及び第１０図に
示すように、矩形状に裁断され積層された複数枚の祇ｌ
Ｏ工が収納される収納容器１０２と、二の収納容器１０
２に収納された上記紙１０１の上面に接触するように配
設された給紙ローラ１０３とを有してなるものがある。

上記収納容器１０２は、上記紙１０１の形状に略対応す
る矩形状に形成されており、上面側が開放されている。

そして、この収納容器１０２には、給紙される紙がこの
収納容器１０２より送り出される給紙方向側となる前方
側の上部両隅部に、三角形状の一対の捌き爪１０２ａが
設けられている。

すなわち、これら捌き爪１０２ａは、上記収納容器１０
２に収納された紙１０１の前方側の両隅部上方に位置す
るようになされている。

また、上記収納容器１０２の下方側には、図示しない駆
動装置により上下方向に移動操作される抵押し上げ部材
１０４が設けられている。この紙押し上げ部材１０４は
、上記収納容３１０２の前方側底面部に設けられた挿通
孔１０２ｂを介して、第１０図中矢印２で示すように、
上記紙１０１の下面を押し上げるようになされている。

このように上記紙押し上げ部材１０４により押し上げら
れた上記紙１０１は、この紙の最上の１枚の祇１Ｏ１ａ
の前方側両隅部が、上記一対の捌き爪１０２ａの下面に
当接した状態となされる。

そして、上記給紙ローラ１０３は、第９図中矢印Ｘで示
す上記紙１０１の送り出し方向に直交して配設された支
軸１０３ａにより回転自在に支持されるとともに、上記
紙１０１の上面に接触して配設されている。この給紙ロ
ーラ１０３は、上記支軸１０３ａを介して、図示しない
回転駆動装置により、第１０図中矢印２で示すように、
上記紙１０１を所定の送り出し方向に移動させる方向に
回転操作される。

この給紙装置においては、上記給紙ローラ１０３が回転
操作されると、上記紙１０１の最上の１枚の紙ＩＱ１ｍ
が移動操作されて送り出され、印刷装置や複写装置等に
給紙される。このとき、送り出される上記最上の１枚の
紙１０１ａは、第９図中の一点ＩＩ及び第１１図に示す
ように、上記一対の捌き爪１０２ａにより前方側両隅部
を抑えられて屈曲されたのち、第９図及び第１１図中矢
印Ｘで示すように、前方側に送り出される。そのため、
この給紙装置においては、上記最上の１枚の祇１０１ａ
とこの祇１０１ａの下方の他の紙とが密着している場合
であっても、これら互いに密着した紙が上記一対の捌き
爪１０２ａにより屈曲されて捌かれ離間させられるため
、上記最上の１枚の祇１０１ａのみが送り出され、給紙
される。

Ｄ１発明が解決しようとする課題 ところで、上述のような給紙装置においては、１枚ずつ
の良好な給紙が行えるようにするため、給紙する紙の大
きさ、厚さ及び固さ等の紙質に対応して、上記一対の捌
き爪１０２ａの大きさが定められている。

すなわち、良好な給紙を行うためには、上記−対の捌き
爪１０２ａによる捌きが良好に行われる必要がある。ぞ
して、この一対の捌き爪１０２ａによる捌きが行われた
後に紙が良好に送り出されるためには、屈曲された紙の
弾性力によって、この祇が上記一対の捌き爪１０２ａよ
り外れるようにする必要があるため、給紙する紙の紙質
によって良好な捌きが行える捌き爪１０２ａの大きさは
異なる。

したがって、上述のような給紙装置においては、所定の
紙質の紙を給紙する場合には、良好な給紙を行えるが、
異なる紙質の紙を給紙する場合には、良好な給紙が行え
ない虞れがある。

そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるもの
であって、種々の大きさ、厚さ及び固さ等の紙質の異な
る紙を給紙する場合におていも、良好に１枚ずつの給紙
が行える給紙装置を提供することを目的とする。

Ｅ、ｉｉｌを解決するための手段 上述のｌｌｌ！ｌを解決し上記目的を達成するため、第
１の発明に係る給紙装置は、支持板上に積層された複数
枚の紙の上面に転接可能に配設される給紙ローラと、こ
の給紙ローラに平行に該給紙ローラの給紙方向と対向す
る後方側に上記紙の上面に転接可能に配設される中間ロ
ーラとを備え、上記給紙ローラと上記中間ローラとは、
上記中間ローラの上記紙を給紙方向に送る方向の回転操
作が開始された後に、上記給紙ローラの上記紙を上記給
紙方向に送る方向の回転操作が開始されてなるものであ
る。

また、第２の発明に係る給紙Ｍｌは、支持板上に積層さ
れた複数枚の紙の上面に転接可能に配設されこの紙を給
紙方向に送るように回転操作される給紙ローラと、互い
に転接して回転自在に支持されそれぞれ上記紙の給紙方
向と対向する後端部近傍の上面に転接可能に配設される
前後一対の従動ローラとを備えてなるものである。

さらに、第３の発明に係る給紙装置は、支持板上に積層
された複数枚の紙の上面に転接可能に配設される給紙ロ
ーラと、この給紙ローラに平行に該給紙ローラの給紙方
向と対向する後方側に上記紙の上面に転接可能に配設さ
れる中間ローラと、互いに転接して回転自在に支持され
それぞれ上記紙の給紙方向と対向する後端部近傍の上面
に転接可能に配設される前後一対の従動ローラとを備え
、上記給紙ローラと上記中間ローラとは、上記中間ロー
ラの上記紙を給紙方向に送る方向の回転操作が開始され
た後に、上記給紙ローラの上記紙を上記給紙方向に送る
方向の回転操作が開始されてなるものである。

Ｆ１作用 第１の発明に係る給紙装置においては、給紙ローラの回
転操作が開始される前に、この給紙ローラの給紙方向と
対向する後方側に配設された中間ローラの紙を給紙方向
に送る方向の回転操作が開始されるので、この紙が上記
中間ローラと上記給紙ローラとの間で上方側に屈曲され
て、最上の１枚の紙とこの紙の下方の紙とが捌かれて離
間される。

また、第２の発明に係る給紙装置においては、給紙ロー
ラにより最上の１枚の紙が給紙方向に送り操作されると
きに、この紙の給紙方向と対向する後端部近傍に配設さ
れた一対の従動ローラのうちの前側の従動ローラが送ら
れる紙に追従して回転されるとともに、後側の従動ロー
ラが上記前側の従動ローラの逆方向に回転されるので、
この後側の従動ローラにより２枚め以下の紙が後方側に
移動付勢される。

さらに、第３の発明に係る給紙装置においては、上記給
紙ローラの回転操作が開始される前に上記中間ローラの
紙を給紙方向に送る方向の回転操作が開始されるので、
この紙が上記中間ローラと上記給紙ローラとの間で上方
に屈曲されて、最上の１枚の紙とこの紙の下方の紙とが
捌かれて離間されるとともに、上記給紙ローラにより最
上の１枚の紙が給紙方向に送り操作されるときに、この
紙の給紙方向と対向する後端部近傍に配設された一対の
従動ローラのうちの前側の従動ローラが送られる紙に追
従して回転され、後側の従動ローラが上記前側の従動ロ
ーラの逆方向に回転されるので、この後側の従動ローラ
により２枚め以下の紙が後方側に移動付勢される。

Ｇ、実施例 以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら説
明する。

本発明に係る給紙装置は、第１図及び第２図に示すよう
に、外筺体ｌと、積層された複数枚の紙Ｐを収納支持す
る支持筺体２とを有し、上記紙Ｐの上面に転接可能に配
設される給紙ローラ３、この給紙ローラ３に平行に上記
紙Ｐの上面に転接可能に配設される中間ローラ４及び上
記給紙ローラ３に平行に上記紙Ｐの上面に転接可能に配
設される前後一対の従動ローラ２３，２４を備えてなる
。

上記支持筺体２は、上記紙Ｐの形状に略対応する矩形状
に形成されてなり、上面側が開放されて上記紙Ｐの上面
を上方に臨ませた状態で上記外筺体ｌ内に配設されてい
る。また、この支持筺体２の底板部は、支持板となる可
動載置板２ａとなされ、図示しない支持機構により上下
動自在に支持されるとともに、駆動機構により上下方向
に駆動されるようになされている。

上記外筺体１の両側部の内側には、上記支持筺体２の上
方側となるように、水平方向に一対のガイドレール５が
互いに対向するように平行に設けられている。この一対
のガイドレール５には、これらガイドレール５間に渡る
ようにして、第１の支持部材６が移動自在に支持されて
いる。この第１の支持部材６には、上記一対のガイドレ
ール５間に渡るように、第１のアーム支軸７が取付けら
れ、この第１のアーム支軸７により、一対の給紙ローラ
支持アーム８の中途部が回動自在に支持されている。そ
して、これら給紙ローラ支持アーム８には、これら給紙
ローラ支持アーム８の一端側間に渡るように、上記給紙
ローラ３が取付けられた給紙ローラ支軸９が取付けられ
ている。上記給紙ローラ３は、このように支持されて、
上記支持筐体２の上方側に配設され、また、第１図中矢
印Ａで示す上記紙Ｐが送り出される給紙方向の側となる
上記支持筐体２の前方側に位置されている。

そして、上記一対の給紙ローラ支持アーム８の他端側に
は、それぞれ上記第１の支持部材６との間に張架された
引っ張りコイルバネ１０の一端側が取付けられている。

この一対の引っ張りコイルバネｌＯは、上記一対の給紙
ローラ支持アーム８の他端側を上方に弾性付勢している
。したがって、上記給紙ローラ３は、下方、すなわち上
記支持筺体２の側へ、上記第１のアーム支軸７を中心と
して回動付勢されている。

ところで、上記給紙ローラ３は、図示しない駆動装置よ
りの駆動力が上記給紙ローラ支軸９に伝達されることに
より、外周面の接線速度が所定速度■、となるように回
転操作される。すなわち、上記外筺体ｌ内には、第２図
に示すように、プーリ等の所定の支持部材に支持される
とともに給紙モードにおいては常に上記駆動装置により
送り操作される無端駆動ベルｌ−１１が配設されている
。

この無端駆動ベルト１１は、第１の電磁クラッチ１２、
第１の伝達ベル）１３、第１のワンウェイクラッチ１４
を介して、上記給紙ローラ支軸９を、第１図中矢印Ｂで
示す上記紙Ｐを上記所定の送り出し方向に送り操作する
方向に回転させる。上記第１の電磁クラッチ１２は、第
３図を用いて後述する制御装置３０により制御されて、
上記無端駆動ベルト１１より伝達される駆動力を上記第
１の伝達ベルト１３に対して伝達または遮断する。上記
第１のワンウェイクラッチ１４は、上記給紙ローラ支軸
９が、上記第１の伝達ベルト１３に対して、第１図中矢
印Ｂで示す上記紙Ｐを上記所定の送り出し方向に送り操
作する方向にのみ回転可能となし、この逆の方向の回転
を阻止するように構成されている。

そして、上記一対のガイドレール５には、これらガイド
レール５間に渡るようにして、第２の支持部材１５が移
動自在に支持されている。この第２の支持部材１５には
、上記一対のガイドレール５間に渡るように、第２のア
ーム支軸１６が取付けられ、この第２のアーム支軸１６
により、一対の中間ローラ支持アーム１７の基端部が回
動自在に支持されている。そして、これら中間ローラ支
持アーム１７には、これら中間ローラ支持アーム１７の
先端側間に渡るように、上記給紙ローラ支持アーム９に
平行となされて、上記中間ローラ４が取付けられた中間
ローラ支軸１８が取付けられている。上記中間ローラ４
は、このように支持されて、上記支持筺体２の上方側に
配設され、また、上記給紙ローラ３の給紙方向と対向す
る後方側、すなわち上記支持筺体２の略中央付近に位置
されている。

そして、上記一対の中間ローラ支持アーム１７の中途部
には、それぞれ上記第２の支持部材１５との間に嵌装さ
れた圧縮コイルバネ１９の一端側が当接されている。こ
の一対の圧縮コイルバネ１９は、上記一対の中間ローラ
支持アーム１７の中途部を下方に弾性付勢している。し
たがって、上記中間ローラ４は、下方、すなわち上記支
持筐体２の側へ、上記第２のアーム支軸１６を中心とし
て回動付勢されている。

上記中間ローラ４は、上記駆動装置よりの駆動力が上記
中間ローラ支軸１８に伝達されることにより、外周面の
接線速度が所定速度■、となるように回転操作される。

すなわち、上記無端駆動ベルト１１は、第２の電磁クラ
ッチ２０、第２の伝達ベルト２１、第２のワンウェイク
ラッチ２２を介して、上記中間ローラ支軸１８を、第１
図中矢印Ｃで示す上記紙Ｐを上記所定の送り出し方向に
送り操作する方向に回転させる。上記第２の電磁クラッ
チ２０は、上記第１の電磁クラッチ１２と同様に、上記
制御装置３０により制御されて、上記無端駆動ベル）１
１より伝達される駆動力を上記第２の伝達ベルト２１に
対して伝達または遮断する。上記第２のワンウェイクラ
ッチ２２は、上記第１のワンウェイクラッチ１４と同様
に、上記中間ローラ支軸１８が、上記第２の伝達ベルト
２２に対して、第１図中矢印Ｃで示す上記紙Ｐを上記所
定の送り出し方向に送り操作する方向にのみ回転可能と
なし、この逆の方向の回転を阻止するように構成されて
いる。・ そして、上記前後一対の従動ローラ２３．２４は、上記
紙Ｐの給紙方向と対向する後端部近傍に、この紙Ｐの上
面に転接可能に配設されている。また、これら一対の従
動ローラ２３．２４は、互いに回転軸を平行となされて
転接されている。すなわち、上記後側の従動ローラ２４
は、上記外筺体ｌの上部後方側に設けられた従動ローラ
支持部１ｂに取付けられた後側従動ローラ支軸２５によ
り、上記紙Ｐの後端部近傍の上方に該後端部の端縁に平
行に回転自在に支持されている。そして、上記前側従動
ローラ２３は、前側従動ローラ支軸２６により、回転自
在に支持されている。この前側従動ローラ支軸２６は、
上記後側従動ローラ支軸２５の両端側にコイル部２７ａ
を巻装させて支持された一対の捩じりコイルバネ２７の
アーム部２７ｂが両端側に巻き掛けられて、上記後側従
動ローラ支軸２５に平行に支持されている。上記前側従
動ローラ２３は、上記一対の捩じりコイルバネ２７によ
り、第１図中矢印りで示すように、下方、すなわち上記
紙Ｐの側に上記後側従動ローラ支軸２５を中心として回
動付勢されている。

また、上記支持筺体２の上端縁前方には、上下一対の送
り出しローラ２Ｂ、２９が、上記外筐体１に取付けられ
た上下一対の送り出しローラ支軸２８ａ、２９ａに取付
けられて、回転自在に支持されている、これら送り出し
ローラ２８，２９は、互いに平行となされて転接されて
おり、上記支持筐体２より前方側に送り出された祇Ｐの
前端側かこれら送り出しローラ２Ｂ、２９の間に送り込
まれるようになされている。そして、これら送り出しロ
ーラ２８．２９は、図示しない駆動装置により、これら
送り出しローラ２８，２９の間に送り込まれた祇Ｐを前
方側に送り出す方向に、給紙モードにおいては常に、外
周面の接線速度が所定速度■２となるように互いに逆方
向に回転操作されるゆこれら送り出しローラ２Ｂ、２９
が上記紙Ｐを送り出す速度ｖ８は、上記給紙ローラ３及
び中間ローラ４が上記紙Ｐを送り操作する速度■１より
やや速くなされている。

ところで、上記第１及び第２の電磁クラッチは、例えば
第３図に示すように、第１及び第２の単安定マルチバイ
ブレーク回路３１．３２を有してなる制御装置３０によ
り制御される。この制御装置３０においては、第４図中
の波形（ａ）に示すように、給紙開始を指示する給紙開
始パルスＳ０が入力端子３３を介して入力されると、こ
の給紙開始パルスＳ０は、上記第１の単安定マルチバイ
ブレータ回路３１に供給される。この第１の単安定マル
チバイブレーク回路３１は、上記給紙開始パルスＳ、が
供給されると、第４図中の波形（ｂ）に示すように、上
記給紙開始パルスＳ０の立ち上がり時より第４図中ｔ１
で示す所定時間に亘って持続する遅延制御パルスＳｌを
出力する。この遅延制御パルスＳ、は、上記第２の単安
定マルチバイブレーク回路３２及び加算器３４に送られ
る。

この第２の単安定マルチバイブレータ回路３２は、上記
遅延制御パルスＳｌが供給されると、第４図中の波形（
Ｃ）に示すように、上記遅延制御パルスＳｔの立ち下が
り時より第４図中ｔ２で示す所定時間に亘って持続する
給紙ローラ制御パルスＳｔを出力する。この給紙ローラ
制御パルスＳ２は、上記加算器３４に送られる。上記加
算器３４は、供給される上記遅延制御パルスＳ、と上記
給紙ローラ制御パルスＳオとを加算して、第４図中の波
形（ｄ）に示すように、上記給紙開始パルスＳ。

の立ち上がり時より第４図中（ｔ＋＋ｔ２）で示す所定
時間に亘って持続する中間ローラ制御パルスＳ、を出力
する。

なお、上記遅延制御パルスＳ、と上記中間ローラ制御パ
ルスＳ、の持続時間の比率１＋　　：　（１＋＋ｔ２）
は、上記紙Ｐが送り操作される速度■と、上記給紙ロー
ラ３と上記中間ローラ４との間隔とに応じて、例えば、
ｔｒｉｏ乃至１：２０程度となるようになされている。

上記給紙ローラ制御パルスＳ２は、第１の出力端子３５
を介して、上記第１の電磁クラッチ１２に供給され、パ
ルスの持続中にあっては、上記第１の電磁クラッチ１２
を上記無端駆動ベルト１１の駆動力を伝達する状態とな
す、また、上記中間ローラ制御パルスＳ、は、第２の出
力端子３６を介して、上記第２の電磁クラッチ２０に供
給され、パルスの持続中にあっては、上記第２の電磁ク
ラッチ２０を上記無端駆動ベルト１１の駆動力を伝達す
る状態となす。

上述のように構成された本発明に係る給紙装置において
は、上記紙Ｐが上記支持筺体２に収納支持され、給紙モ
ードとなされると、上記可動載置板２ａが上記駆動機構
により上方に駆動され、第５図に示すように、上記紙Ｐ
の上面が上記給紙ローラ３、上記中間ローラ４及び上記
前後一対の従動ローラ２３，２４に当接される。このと
き、上記給紙ローラ３は、上記一対の引っ張りコイルバ
ネ１０の弾性力により、上記紙Ｐの上面に圧接される。

また、上記中間ローラ４は、上記一対の圧縮コイルバネ
１９の弾性力により、上記紙Ｐの上面に圧接される。さ
らに、上記前側の従動ローラ２３は、上記一対の捩じり
コイルバネ２７の弾性力により、上記紙Ｐの上面に圧接
される。ここで、上記給紙ローラ３及び上記中間ローラ
４が上記紙Ｐに圧接される力は、これら各ローラ３，４
と上記紙Ｐとの間の摩擦係数に応じて、上記各コイルバ
ネ１０．１９の弾性力を変化させることにより、適宜設
定することができる。

また、この給紙モードにおいては、上記駆動装置により
、上記無端駆動ベル）１１が送り操作され、上記上下一
対の送り出しローラ２Ｂ、２９が回転操作される。この
とき、上記第１及び第２の電磁クラッチ１２．２０は、
上記無端駆動ベルト１１の駆動力の伝達を遮断している
。

そして、上記制御装置２３に、上記給紙開始パルスＳ０
が供給されると、上記中間ローラ制御パルスＳ、が上記
第２の電磁クラッチ２ｏに供給されて、上記中間ローラ
４の回転操作が開始される。

このとき、上記給紙ローラ３は停止されているので、第
６図に示すように、上記紙Ｐの最上の１枚の祇Ｐ、は、
上記給紙ローラ３と上記中間ローラ４との間において上
方側に屈曲された状態となされる。ここで、上記最上の
１枚の祇Ｐ１とこの紙Ｐ、の下方の紙との間が密着して
いても、これらの紙が上記給紙ローラ３と上記中間ロー
ラ４との間において上方側に屈曲されることにより捌か
れて離間させられる。

なお、上記給紙ローラ３及び上記中間ローラ４は、上記
第１及び第２の支持部材６．１５を上記ガイドレール５
に沿って移動させることにより、上記紙Ｐの送り出し方
向に適宜移動させることができる。すなわち、上記給紙
ローラ３と上記中間ローラ４との間隔は、給紙する祇Ｐ
の大きさ、厚さ及び固さ等の紙質に応じて、良好な捌き
が行えるように適宜に設定することができる。

ところで、上記前後一対の従動ローラ２３．２４は、第
５図に示すように、上記最上の１枚の紙Ｐ、がこれら一
対の従動ローラ２３，２４の双方に当接しているときに
は、上記紙Ｐ、が送り操作されても回転されない、そし
て、上記紙Ｐ１が送られ、第６図に示すように、この紙
Ｐ、が上記前側の従動ローラ２３のみに当接する状態と
なると、この前側の従動ローラ２３が、第６図中矢印Ｅ
で示すように、上記紙Ｐ１の移動に追従して回転される
とともに、上記後側の従動ローラ２４が、第６図中矢印
Ｆで示すように、上記前側の従動ローラ２３の回転に追
従してこの前側の従動ローラ２３の逆方向に回転される
。このように回転された上記後側従動ローラ２４は、上
記最上の１枚の祇Ｐ＋の下側の紙Ｐｔを、第６図中矢印
Ｇで示すよぅに、後方側、すなわち上記紙Ｐの送り出し
方向の反対側に移動付勢する。すなわち、上記最上の１
枚の祇Ｐ、が前方側に送り操作され、この祇Ｐ。

の下側の祇Ｐ２が後方側に移動付勢されることにより、
これら最上の１枚の祇Ｐｉ　とこの紙Ｐ１の下側の祇Ｐ
２が離間させられる。したがって、この給紙装置におい
ては、上記最上の１枚の祇Ｐ。

とこの祇Ｐ＋の下側の祇Ｐ２とが重なった状態のまま送
り操作されてしまうことがない。

そして、上記最上の１枚の祇Ｐ、がさらに送り操作され
ることにより、第７図に示すように、この祇Ｐ、が上記
前後一対の従動ローラ２３，２４のいずれにも当接しな
い状態となると、これら各従動ローラ２３．２４は、停
止する。

次に、上記給紙開始パルスＳ、が供給されてから上記遅
延制御パルスＳ１の持続時間ｔ１が経過すると、上記給
紙ローラ制御パルスＳ、が上記第１の電磁クラッチ１２
に供給され、上記給紙ローラ３の回転操作が開始される
。すると、第７図に示すように、上記最上の１枚の祇Ｐ
１が、第１図中矢印Ａで示す前方側に送り操作され、上
記上下一対の送り出しローラ２Ｂ、２９間に送り込まれ
る。これら送り出しローラ２８．２９間に送り込まれた
紙Ｐ＋　は、これら送り出しローラ２８．２９により送
り出され、上記外筺体１の前方部に設けられた搬出孔１
ａを介して、所定の搬出装置４０によりこの給紙装置よ
り搬出されて、印刷装置や複写装置等に給紙される。こ
のように、この給紙装置においては、上記最上の１枚の
祇Ｐ＋　のみを送り出すことができる。

そして、上記給紙開始パルスＳ０が供給されてから上記
紙Ｐ、の後ｆｉｌ縁が上記中間ローラ４の位！通過する
ときまでに、上記中間ローラ制御パルスＳ、の持続時間
（ｔ、＋＋ｔｚ）が経過し、上記給紙ローラ３及び上記
中間ローラ４に対する回転操作が終了され、給紙操作が
完了される。

なお、上記多送り出しローラ２Ｂ、２９は上記給紙ロー
ラ３及び上記中間ローラ４よりも速く上記紙Ｐ、を送り
操作し、また、上記各ローラ支軸９．１８に上記各ワン
ウェイクラッチ１４．２２が設けられているので、上記
紙Ｐ１が上記各送り出しローラ２８．２９間に送り込ま
れた後には、上記給紙ローラ３及び上記中間ローラ４は
、送り出される祇Ｐ、に追従して回転される。したがっ
て、上記紙Ｐ、が上記各送り出しローラ２８．２９間に
送り込まれたときに、上記各電磁クラッチ１２．２０を
駆動力を遮断する状態となして、上記給紙ローラ３及び
上記中間ローラ４に対する回転操作を終了させてもよい
。

なお、本発明に係る給紙装置は、上記一対の従動ローラ
２３．２４を用いずに構成しても、上記給紙ローラ３と
上記中間ローラ４との間で上記最上の１枚の祇Ｐ、が屈
曲されることより、良好に１枚ずつの給紙を行うことが
できる。

また、本発明に係る給紙装置は、上記中間ローラ４を用
いずにｔｌ戒しても、上記前後一対の従動ローラ２３，
２４により、上記最上の１枚の紙Ｐ。

とこの祇Ｐ、の下側の祇Ｐ２が離間させられることによ
り、良好に１枚ずつの給紙を行うことができる。この場
合には、第８図に示すように、上記支持筺体２の前方側
の上端縁を上記紙Ｐの送り出し方向側に傾斜させて傾斜
面２ｂとなし、上記最上の１枚の紙Ｐ１の後＠縁がこの
祇Ｐ、の下側の紙Ｐ２の後端縁よりも前方側となるよう
にして、上記後側従動ローラ２４が上記下側の祇Ｐ２に
当接し易くなすことにより、より良好な給紙を行えるよ
うにすることができる。

Ｈ１発明の効果 上述のように、第１の発明に係る給紙装置においては、
給紙ローラの回転操作が開始される前に、この給紙ロー
ラの給紙方向と対向する後方側に配設された中間ローラ
の紙を給紙方向に送る方向の回転操作が開始される。

そのため、この給紙装置においては、この紙が上記中間
ローラと上記給紙ローラとの間で上方に屈曲されて、最
上の１枚の紙とこの紙の下方の紙とが捌かれて離間され
る。

このようにして、この給紙装置においては、支持板上に
積層された複数枚の紙のうちの最上の１枚の紙のみが給
紙される また、第２の発明に係る給紙装置においては、給紙ロー
ラにより最上の１枚の紙が給紙方向に送り操作されると
きに、この紙の給紙方向と対向する後端部近傍に配設さ
れた一対の従動ローラのうちの前側の従動ローラが送ら
れる紙に追従して回転されるとともに、後側の従動ロー
ラが上記前側の従動ローラの逆方向に回転される。

そのため、この給紙装置においては、上記後側の従動ロ
ーラにより２枚め以下の紙が後方側に移動付勢される。

したがって、この給紙装置においては、支持板上に積層
された複数枚の紙のうちの最上の１枚の紙のみが給紙さ
れる さらに、第３の発明に係る給紙装置においては、上記給
紙ローラの回転操作が開始される前に上記中間ローラの
紙を給紙方向に送る方向の回転操作が開始されるととも
に、上記給紙ローラにより最上の１枚の紙が給紙方向に
送り操作されるときに、この紙の給紙方向と対向する後
端部近傍に配設された一対の従動ローラのうちの前側の
従動ローラが送られる紙に追従して回転され、後側の従
動ローラが上記前側の従動ローラの逆方向に回転される
。

そのため、上記紙が上記中間ローラと上記給紙ローラと
の間で上方に屈曲されて、最上の１枚の紙とこの紙の下
方の紙とが捌かれて離間されるとともに、上記後側の従
動ローラにより２枚め以下の祇が後方側に移動付勢され
る。

したがって、この給紙装置においては、支持板上に積層
された複数枚の紙のうちの最上の１枚の紙のみが給紙さ
れる すなわち、本発明は、種々の大きさ、厚さ及び固さ等の
紙質の異なる紙を給紙する場合におていも、良好に１枚
ずつの給紙が行える給紙装置を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る給紙装置の構成を模式的に示す側
面図であり、第２図は上記給紙装置の構戒を模式的に示
す平面図である。 第３図は上記給紙装置に用いられる制御装置の１底を示
す回路図であり、第４図は上記制御装置により出力され
る各制御パルスのタイもングを示すタイムチャートであ
る。 第５図は上記給紙装置の給紙動作の開始時の状態を模式
的に示す側面図であり、第６図は上記給紙装置の給紙動
作中の状態を模式的に示す側面図であり、第７図は上記
給紙装置の給紙動作の終了直前の状態を模式的に示す側
面図である。 第８図は本発明に係る給紙装置の構成の他の例の要部を
模式的に示す側面図である。 第９図は従来の給紙装置の構成を示す斜視図であり、第
１０図は上記従来の給紙装置の構成を示す側面図であり
、第１１図は上記従来の給紙装置の給紙動作中の状態を
示す側面図である。 ２ａ・・・・・・・・・・・・・可動載置板３・・・・
・・・・・・・・・・・給紙ローラ４・・・・・・・・
・・・・・・・中間ローラ２３・・・・・・・・・・・
・・・・ ２４・・・・・・・・・・・・・・・ ３０・・・・・・・・・・・・・・・ Ｐ・・・・・・・・・・・・・・・ 前側の従動ローラ 後側の従動ローラ 制御装置 積層された複数枚の紙

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）支持板上に積層された複数枚の紙の上面に転接可
   能に配設される給紙ローラと、 上記給紙ローラに平行に該給紙ローラの給紙方向と対向
   する後方側に上記紙の上面に転接可能に配設される中間
   ローラとを備え、 上記給紙ローラと上記中間ローラとは、上記中間ローラ
   の上記紙を給紙方向に送る方向の回転操作が開始された
   後に、上記給紙ローラの上記紙を上記給紙方向に送る方
   向の回転操作が開始されてなる給紙装置。
2. （２）支持板上に積層された複数枚の紙の上面に転接可
   能に配設され、この紙を給紙方向に送るように回転操作
   される給紙ローラと、 互いに転接して回転自在に支持され、それぞれ上記紙の
   給紙方向と対向する後端部近傍の上面に転接可能に配設
   される前後一対の従動ローラとを備えてなる給紙装置。
3. （３）支持板上に積層された複数枚の紙の上面に転接可
   能に配設される給紙ローラと、 上記給紙ローラに平行に該給紙ローラの給紙方向と対向
   する後方側に上記紙の上面に転接可能に配設される中間
   ローラと、 互いに転接して回転自在に支持され、それぞれ上記紙の
   給紙方向と対向する後端部近傍の上面に転接可能に配設
   される前後一対の従動ローラとを備え、 上記給紙ローラと上記中間ローラとは、上記中間ローラ
   の上記紙を給紙方向に送る方向の回転操作が開始された
   後に、上記給紙ローラの上記紙を上記給紙方向に送る方
   向の回転操作が開始されてなる給紙装置。