JPH0383725A - パレット整列装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はパレット整列装置に関し、更に詳細には無造作
に積み上げられた複数のパレットの積層状態を機械的に
修整して整列させる装置に関する。

（従来の技術） パレ・ントを製造する工場やパレットを使用する倉庫、
荷役現場などにおいて場所の有効利用の点および次工程
へのパレットの供給の点から、パレットを積み重ねて一
時的に置いておくことが多い。

すなわち、パレット製造工場などでは例えば次工程であ
る印刷工程や滑止め施工（取付け）工程などパレットを
供給する場合、このように積み重ねられたパレットをデ
パレタイザ−（積み重ねたパレットを下から一枚づつ取
り出す装置）と称する機械にセットして次工程への自動
搬送経路に一枚づつ供給する。また、荷役現場などでは
野積みされたパレットは雨や塵埃にさらされているため
使用する際に洗浄して清掃する作業が行われる。この洗
浄工程も現在では機械的に行うようになっており、やは
りデパレタイザ−で当該洗浄工程への自動搬送経路へパ
レットを自動供給している。

ところで、パレットを積み重ねる場合、作業能率を考え
て比較的に無造作に積載して行くため通常不整列となっ
ていることが多い、しかし、このような不整列に積み上
げられたパレットをデパレタイザ−にセットした場合、
搬送経路に送り出される各パレットごとに搬送経路上で
の位置が異なることになって次工程での処理にトラブル
が発生する。

そのため、従来では、不整列状態に積み上げられたパレ
ットを整列させる装置などは特に存在しないため、専ら
作業者によるまったくの手作業で整列し直しているのが
実情である。

（発明が解決しようとする課！り 上述したように不整列状態で積み上げられたパレットを
人の手により整列しなおすためには、）くレットを一枚
づつを重ねなおさねばならず、パレットが比較的に太き
（且つ重いだけにこの作業は大変な労力を必要とし、ま
た作業能率の点からみても非常に不経済であった。

本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するために
なされたものであって、不整列状態で積み上げられたパ
レットを機械的に整列させる装置を提供することにある
。

（ｉＩＩ！を解決するための手段） 本発明のパレット整列装置は、台板および該台板から垂
直に立設され、相互に直交して配置された２つの障壁を
備えるパレット受け枠と、該パレット受け枠を一方の前
記障壁に直交する軸線に平行な仮想の回転軸について回
動させる手段とを含んで構成されている。

（作　用） 本発明のパレット整列装置によると、不整列な状態で積
み重ねられたパレットはパレ７１・受け枠の台板上にそ
のまま移送される。そして、このパレット受け枠を回動
手段により一方の障壁に直交する軸線に平行な仮想の回
転軸について回動させると、いままで垂直であった他方
の障壁が水平になるため台板上の積載パレットが他方の
障壁に倒れかかり、これにより不整列に積み上げられた
複数のパレットの端部が他方の障壁に当接することとな
るため少なくとも一方の縦面ば整列する。その後、他方
の縦面については突出したパレットを作業者が一方の障
壁に端面を当接させるように押し込んでそろえる。そし
て、パレット受け枠を回動手段により元の状態即ち台板
が床板となるように起こし、整列状態で積み重ねられた
パレットを次工程等へ移送する。

（実施例） 以下、本発明のパレット整列装置を添付図面に示された
実施例について更に詳細に説明する。

第１図には、本発明の一実施例に係るパレット整列装置
１０が示されている。この実施例のパレット整列装置１
０はパレット受け枠１１を備えている。このパレット受
け枠１１は台板１２を有し、該台板１２は間隔をあけ且
つ対向して配置された２枚の縁板１２ａの両サイドと中
間部とに横木１２ｂを入れて相互に固定し、全体として
矩形に形成されている。この台板１２の各横木１２ｂに
は該横木の長手方向に回転する複数のローラ１３が設け
られている。

この台板１２の一方の縁板１２ａと一方のサイドの横木
１２ｂのそれぞれ側部には障壁１４．１５が台板１２に
対して垂直に取付けられている。これらの障壁１４．１
５はそれぞれ縦方向の複数の柱１４ａ、１５ａと横方向
の複数の桟１４ｂ。

１５ｂなどにより衝立ての骨組みのように構成されてい
る。そして、これらの壁１４．ｉ５はその強度の確保と
安定化のために隣接する部分が相互に固定されると共に
上部の端部同志を筋かい１６によって連結されている。

このようなパレット受け枠１１において、障壁１４の下
端であって台Ｆｉ１２の縁板１２ａに沿って回転支持軸
１７が取付けられ、この回転支持軸１７の両端部は第２
図に示されるように固定枠１８に設けられた軸受１９に
より回転可能に支持されている。そして、この回転支持
軸１７を回転中心軸線としてパレット受け枠１１が回動
される。その際、パレット受け枠１１への回動力は２つ
のエアーピストン装置２０によって付与され、各エアー
ピストン装置２０のピストンロッド２０ａは障壁１４を
構成する柱１４ａ間に取付けられたそれぞれのバー２１
に回転可能に連結されている。また、パレット受け枠１
１の回動に伴ってエアーピストン装２２０のシリンダー
２０ｂは揺動するためその終端部が固定枠１８に枢動可
能に取付けられている。

ところで、パレット受け枠１１が積み上げられたパレッ
トを収容するための待ち受け状態即ち第１図に示される
ようにパレット受け枠１１の台板ｌ２が水平状態にある
時、その台ｗ、１２の下部に重なるようにパレット乗込
み装置２２が配置されている。このパレット乗込み装置
２２は、台板１２の幅寸法より狭まい幅の長方形状のフ
レーム部材２３を備え、該フレーム部材２３の長さは台
板１２よりも長く、その一部は台板１２へのパレット乗
込み側即ち障壁１５の反対側から側方へはみ出している
。

このようにパレット受け枠１１が待ち受け状態の位置に
ある時台板１２はパレット乗込み装置２２のフレーム部
材２３上に重なりその長手方向の一部が完全に被われる
。しかし、台板１２は横木１２ｂ間がおいているため、
その開口部１２ｃに位置するフレーム部材２３は露出す
る。フレーム部材２３における台板１２の開口部１２ｃ
から露出する部分と台＋＆　１２からはずれた部分には
それぞれ２本づつの回転軸２４が両端をフレーム部材２
３の上面に設けられた軸受２５によって回転可能に支持
されている。これらの回転軸２４の各端部側にはそれぞ
れ２つのスプロケット２６が取付けられている。この時
、スプロケット２６の直径や軸受２５の高さは、台板１
２がフレーム部２３上に重なっている際スプロケット２
６の上部が台板１２の横木１２ｂに設けられたローラ１
３より高い位置になるように設定されている。

これらのスプロケット２６においてフレーム部材２３の
長手方向に整列する複数のスプロケット２６を一部とし
て各群にそれぞれチェーン２７が掛けられている。その
際、各チェーン２７は第１図および第３図に示されるよ
うにフレーム部材２３に乗っている台板１２の横木１２
ｂを避けるためその位置ではフレーム部材２３の下部に
適当な手段で支持したガイドローラ２８によって横木１
２ｂをくぐり抜けるようにしてエンドレスに巻き掛けら
れている。これらのチェーン２７は第２図および第３図
に示されるようにフレーム部材２３内に配置固定された
モータ２９の駆動軸に取付けられたスプロケット３０と
一つの回転軸２４に取付けられたスプロケット３１とを
チェーン３２で連結されることで駆動される。

次に、この実施例におけるパレット整列装置ｌＯの動作
を第４図（ａ）および第４図（ｂ）を参照しながら説明
する。

パレット乗込み装置２２のパレット乗込み側には搬送面
をスプロケット２６にかけられたチェーン２７と同じ高
さに位置決めされた搬送ローラコンベヤ装置等の適当な
搬送手段３３がフレーム部材２３の端部に接するように
配置されており、この搬送ローラコンベヤ装置ｔ３３上
でパレット（図示せず）が不整列状態で積み重ねられて
行き、所定の数のパレットが積み重ねられたところで、
その全体を矢印３４で示すパレット乗込み装Ｗ２２方向
へ移送される。

搬送ローラコンベヤ装置３３上を移送されてきた積載パ
レット群３５（第４図（ａ））はパレット受け枠１１に
おける台板１２の外側に位置するスプロケット２６間の
チェーン２７上に乗り、このチェーン２７の移動に伴っ
て台板１２の横木！２ｂ間の開口部１２ｃから上方に横
木１２より高い位置に突出しているスプロケット２６間
のチェーン２７上に順次乗って支持され、最終的に台板
１２上に積載パレット群３５が位置決めされる。その後
、２つのエアーピストン装置２ｏが作動されてピストン
ロッド２０ａがシリンダー２０ｂ内に引き込まれると、
パレット受け枠１１は第４図（ロ）に示されるように回
転支持軸１７を中心に回動される。その結果、台板１２
がその前端を上昇させながら傾むき、パレット乗込み装
置２２のチェーン２７上に支持されていた積載パレット
群は該チェーン２７から台板１２上に乗り移り、且つ台
板１２の傾斜度が大きくなり障壁１４がほぼ水平になる
くらいまで倒されると各横木１２ｂに設けられたローラ
１３によって障壁１４へ滑り落ちる。これにより不整列
に積載されていたパレットはその側面が障壁１４に当接
し、その側面については整列させられることとなる。こ
の段階で他側面についての不整列を修正するには、作業
者が積載パレット群をもう一方の障壁１５に手で押し付
け、各パレットの側面を障壁１５に当接させることによ
ってなされる。

このようにして、重ねられた各パレットが完全に整列す
ると、再びエアーピストン装置２０が作動されてパレッ
ト受け枠Ｌ！が元のパレット待ち受け位置に復帰される
。そして、再びパレット乗込み装置２２のチェーン２７
によって支持された整列パレット群はチェーン２７の逆
方向駆動によってパレット受け枠１１から搬出され、搬
送ローラコンベヤ装置３３を介して適所へ移送される。

上述したように本実施例のパレット整列装置によれば、
例えば搬送ローラコンベヤ装置などのような適当な搬送
手段上に順次パレットを積み重ねて一定量にまとまった
時これをデパレタイザ−にセントする際など、不整列に
積み重ねられたパレット群をそのままパレット受け枠ｌ
ｌ内へ乗り込ませて整列させることができる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明のパレット整列装置によれ
ば、不整列状態で積み重ねられたパレットをそのまま当
該装置に送り込んで自動的に且つ機械的に整列させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るパレット整列装置を示
す斜視図、第２図は第１図に示されたパレット整列装置
の平面図、第３図は第１図に示されたパレット整列装置
の正面図、第４図（ａ）および第４図（９）はパレット
整列装置の動作を説明する動作説明図である。 １０・・・パレット整列装置、１１・・・パレット受け
枠、１２・・・台板、１４．１５・・・障壁、１７・・
・回転支持軸、２０・・・エアーピストン装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 台板および該台板から垂直に立設され、相互に直交して
   配置された２つの障壁を備えるパレット受け枠と、該パ
   レット受け枠を一方の前記障壁に直交する軸線に平行な
   仮想の回転軸について回動させる手段とを含んでなるパ
   レット整列装置。