JPH0383570A - タバコの処理方法 - Google Patents

タバコの処理方法

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JPH0383570A
JPH0383570A JP2209397A JP20939790A JPH0383570A JP H0383570 A JPH0383570 A JP H0383570A JP 2209397 A JP2209397 A JP 2209397A JP 20939790 A JP20939790 A JP 20939790A JP H0383570 A JPH0383570 A JP H0383570A
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solvent
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extraction
tobacco material
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JP2209397A
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Barry S Fagg
バリー・スミス・ファッグ
Gary M Dull
ゲアリ・モーリス・ダル
Richard G Haberkern
リチャード・ガーフィアス・ハーバーケルン
Robert A Merricks
ロバート・オースティン・メリックス
John E Stewart
ジョン・エリオット・ステュアート
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Original Assignee
RJ Reynolds Tobacco Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はタバコに関し、特にタバコの化学性状を変化さ
せる方法に関するものである。
[従来の技術] たとえば巻タバコのような普及した喫煙物品は実質的に
円筒ロッド形状の構造を有すると共に、たとえばタバコ
材料のシュレッド若しくはストランド(すなわちカット
フィラー型)のような喫煙材料の充填物を包含し、これ
を巻紙により包囲してタバコロッドを形成する。タバコ
ロッドに対し末端−末端の関係で整列した円筒フィルタ
部材を有する巻タバコを製造することが望ましくなった
典型的には、フィルタ部材はプラグラップにより包囲さ
れた酢酸セルロース束を含むと共に、包囲するチップ材
料を用いてタバコロッドに取付ける。
タバコは、巻タバコ製造に使用する時点に先立ち各種の
処理工程を受ける。しばしば、タバコは化学的若しくは
物理的に処理されて、その香味及び喫煙特性を改変する
。成る場合には、たとえばニコチンのような成分をタバ
コから選択的に除去することが望ましい。タバコからの
ニコチンの除去に向けられた各種の方法が提案されてい
る。この種の方法の多くが、デニール等に係るヨーロッ
パ特許出願第280817号及び米国特許第4,744
,375号で検討されている。タバコからニコチンを除
去する他の方法は、ヨーロッパ特許出願第3、236.
699号にも記載されている。
タバコの化学性状若しくは組成を効率的かつ効果的に変
化させる方法を提供し、特にタバコ材料から選択成分を
除去する方法を提供することが望ましい。
[発明の要点] 本発明は、タバコ材料の化学組成を変化させる方法に関
する。特に好適な具体例において、この方法はタバコ材
料から少なくとも1種の選択物質を除去することを含む
。この方法は、タバコ材料を抽出溶剤で抽出することに
より抽出溶剤中にタバコ抽出物を与える。タバコ抽出物
の化学組成を、処理されたタバコ抽出物を与えるよう変
化させる。
特に好適な具体例において、処理されたタバコ抽出物は
少なくとも1種の選択物質を抽出物から除去することに
より与えられる。処理されたタバコ抽出物は抽出溶剤中
に与えられて、追加量(すな・わち第20ツト)のタバ
コ物質と抽出条件下で接触させる。このようにして(i
)溶剤と、(11)タバコ抽出物と、(iii >溶剤
に不溶性のタバコ材料との混合物が与えられる。溶剤に
不溶性のタバコ材料はタバコ抽出物及び溶剤の1部から
分@され、タバコ抽出物と溶剤とのこの部分が集められ
る。次いで、溶剤の少なくとも1部を得られた溶剤と抽
出物と溶剤に不溶性のタバコ材料との混合物から分離し
て、処理されたタバコ材料を与える。
予め回収されているタバコ抽出物と溶剤との部分をさら
に処理して、タバコ抽出物の化学組成を変化させ、かく
してさらに処理された抽出物を与えることができる。こ
の種の得られた処理タバコ抽出物は抽出溶剤中に与えら
れ、これを用いてさらに追加量(すなわち第30ツト)
のタバコ材料を抽出条件下で抽出する。このようにして
、無限の量(すなわち無限数のロット)のタバコ材料の
化学組成を変化させるべく、処理工程を継続することが
できる。
本発明は、特に所定量のたとえばニコチンのようなアル
カロイドをタバコ材料から除去する方法に関する。この
種の方法は、タバコ材料を溶剤で抽出することにより水
性の特性を有する抽出溶剤(たとえば水)中にタバコ抽
出物を与えることを含む。ニコチンを抽出物から除去し
て、ニコチン除去されたタバコ抽出物を与える。ニコチ
ン除去されたタバコ抽出物を抽出溶剤中に与えると共に
、さらに追加m(すなわち第20ツト〉のタバコ材料と
抽出条件下で接触させる。このようにして、水性タバコ
抽出物と水不溶性タバコ材料とのスラリーが与えられる
。水不溶性タバコ材料を所定部分の溶剤とタバコ抽出物
とから分離する(すなわちスラリーを「脱液」して所定
量の水性タバコ抽出物を不溶性部分から除去する一方、
不溶性タバコ材料とタバコ抽出物との湿潤混合物を与え
る〉。
次いで、抽出溶剤の少なくとも1部を脱液された部分か
ら分離する(すなわち水不溶性タバコ材料とタバコ抽出
物との湿潤混合物を所望の水分レベルまで乾燥させる〉
。一般に、抽出溶剤中のタバコ抽出物のレベルは、第2
0ツトのタバコ材料の水不溶性タバコ部分が脱液された
際にタバコ抽出物の所定量が不溶性タバコ材料と接触し
続けるようなレベルであって、所望の水分レベルまで乾
燥した際にタバコ抽出物と不溶性タバコ材料との得られ
た混合物はこの種のタバコ材料を抽出条件にかける時点
の前のタバコ材料の乾燥重量に実質的に等しいが、本発
明の処理工程の間にタバコ材料から除去された物質の重
量につき調節された乾燥重量を有する。
本発明の特に好適な具体例において、タバコ抽出物は、
このタバコ抽出物を含有する液体抽出溶剤(すなわち抽
出物/抽出溶剤の混合物〉を第2の液体溶剤と接触させ
ることにより、そこから除去された選択物質を有する。
第2の溶剤は抽出物/抽出溶剤の混合物に対し不混和性
であり、抽出物/抽出溶剤の混合物における選択物質が
第2溶剤中に移行する。次いで、処理されたタバコ抽出
物/抽出溶剤の混合物を、タバコ抽出物から除去された
選択物質を含む第2の溶剤から分離する。
タバコをニコチン除去する好適方法においては、水性抽
出されたタバコ抽出物(すなわち水性タバコ抽出物)を
含有する水性液体抽出溶剤を約9より高い0日に調節す
ると共に、(i)水性タバコ抽出物に対し不混和性であ
り、かつ(ii)ニコチンに対する良好な溶剤である第
2の液体溶剤と接触させる。接触を所望の条件下で所望
時間にわたり行なった後、水性タバコ抽出物と第2の溶
剤とを互いに分離する。かくして、ニコチン除去された
水性タバコ抽出物である水性タバコ抽出物と、ニコチン
を含有する第2溶剤とが得られる。
本発明の方法は、タバコ材料の化学性状若しくは組成を
制御された方法で変化させるための効率的かつ効果的方
法を当業者に提供する。すなわち、本発明の方法は、タ
バコの化学組成変化を所望程度まで生せしめるべく監視
しうるよう用いることができる。選択物質をタバコから
除去する方法に特に興味がある。特に、著量のたとえば
ニコチンのような選択物質をタバコ材料から除去すると
共に、タバコ材料からの他の物質の除去を最少化させる
ことができる。本発明による好適方法は、出発タバコ材
料中に存在するニコチンの約90%以上、好ましくは約
95以上がそこから除去されるようタバコ材料(たとえ
ばカットフィラー型若しくはストリップ型)をニコチン
除去することを含む。
第1図を参照して、たとえばタバコダスト、カットフィ
ラー若しくはストリップのようなタバコ材料10を水性
抽出溶剤13と接触させる。接触は連続式又はバット式
のいずれでも行なうことができる。タバコ材料10と抽
出溶剤13との混合物15を、タバコ材料からの水溶性
成分の除去を向上させるべく撹拌(17)することがで
きる。
この混合物を分離条件19にかけて水性タバコ抽出物2
1(すなわち抽出溶剤中の水溶性タバコ抽出物)と水不
溶性のタバコ残渣23とを与える。
必要に応じ、水性タバコ抽出物21を薄膜エバポレータ
などを用いて適当な溶解タバコ固形物レベルまで濃縮(
25)する。
水性タバコ抽出物21のp口はたとえば抽出される特定
のタバコ材料10のような諸因子に依存するが、水性タ
バコ抽出物は一般に約6以下のp口を示す。この水性タ
バコ抽出物をアンモニア28(たとえば水酸化アンモニ
ウム若しくは気体アンモニア)と接触させて、水性タバ
コ抽出物のp口を約9若しくはそれ以上、特に好ましく
は約10若しくはそれ以上まで上昇させる。添加アンモ
ニア28により上昇したp口を有する水性タバコ抽出物
をたとえばモノフルオロトリクロルメタンのような第2
溶剤30(すなわちニコチンに対する良好な溶剤)と接
触させて、ニコチンを水性タバコ抽出物から第2溶剤中
に移行させる。2種の溶剤とそこに存在する抽出された
物質とを、次いで互いに分離する(32)。かくして、
(i)ニコチン除去された水性タバコ抽出物35と、(
ii)ニコチン含有の第2溶剤37とが得られる。必要
に応じ、選択された添加物38をニコチン除去された抽
出物35に混入して、抽出物の化学組成をさらに変化さ
せることができる。
ニコチン除去された水性タバコ抽出物35をさらに処理
しく40)、そこからアンモニアの実質的部分を除去す
る。たとえば、水性抽出物35を噴霧乾燥しくすなわち
水性溶剤とアンモニアとを除去しかつ粉末化した噴霧乾
燥抽出物を与えるため)或いは蒸溜しくすなわちアンモ
ニアを蒸発させる条件下で)、かくしてほぼ全部又は著
量割合の添加アンモニアを抽出物から除去する。
添加アンモニアを除去するよう処理されたニコチン除去
タバコ抽出物を充分量の水性抽出溶剤と接触させて、ニ
コチン除去された水性タバコ抽出物42を与える。水性
抽出溶剤中の処理されたニコチン除去抽出物の特に好適
な量は、タバコ抽出物と溶剤との合計重量に対し約10
〜約30重量%の抽出物(たとえば溶解したタバコ固形
物)の範囲の量である。必要に応じ、選択された添加物
43をニコチン除去された水性タバコ抽出物に混入して
、抽出物の化学組成をさらに変化させる。
追7IO量(すなわち新たなロット)のタバコ物質45
(たとえばタバコカットフィラー若しくはストリップ〉
をMされたニコチン除去水性抽出物42と接触させて、
タバコ抽出物と溶剤と溶剤に不溶性のタバコ材料との混
合物49(たとえばスラリー)を生成させる。接触は、
詳細に後記するように、連続式でもバッチ式でも行なう
ことができる。得られた混合物49のタバコ抽出物はニ
コチン除去されたタバコ抽出物の成分とタバコ材料45
から抽出された成分とを含む。タバコ材料と抽出物と抽
出溶剤との混合物49を撹拌して(51)、タバコ材料
からの水溶性成分の抽出を向上させる一方、好ましくは
水不溶性タバコ材料の劣化を最小化させることができる
抽出物とタバコ材料と溶剤との混合物49の接触は、こ
の混合物のニコチン含有量が比較的低くなるまで行なわ
れる。たとえば、バッチ法においては(i〉抽出物と溶
剤との量は混合物のニコチン含有量がこの混合物の全重
量に対し低くなるようタバコ材料に対し充分大とし、或
いは(ii)タバコ材料を混合物がこの混合物の全重量
に対し低いニコチン含有量を有するよう充分な回数にて
バッチ式で好適に抽出する。或いは、連続法においては
(i〉ニコチン除去された抽出物と溶剤とを混合物が極
めて低いニコチン含有量を有するまでタバコ材料と連続
接触させ、或いは(it)ニコチン除去された抽出物と
溶剤とをタバコ材料の連続供給物と連続接触させて、極
めて低いニコチン含有量を有する混合物を生成させる。
タバコ材料と抽出物と溶剤との混合物49の接触が完了
した後、スラリーを脱液する(53)。
たとえば不溶性タバコ材料を絞り或いはプレスして、抽
出物及び溶剤〈すなわち水性抽出物〉の所定部分54を
そこから除去する。抽出物と水不溶性タバコ材料55と
の得られた湿潤混合物は、その乾燥重量が本発明の処理
工程にかける前のタバコ材料45の重量からニコチン及
びその他のタバコ成分〈除去される成分〉を引算してこ
れに任意の添加物(そこに添加されるもの〉を加算した
重量に実質的に等しくなるようにする。
脱液されたタバコ材料を乾燥操作56にかけて、約10
〜約15重量%の水分含有量を有するニコチン除去され
たタバコ材料57を与える。好ましくは、ニコチン除去
されたタバコ材料57は約1重量%未満、より好ましく
は約0.5重量%未満のアンモニア含有量を示す。得ら
れたニコチン除去タバコ材料57を、巻タバコの製造の
ための喫煙材料59として使用する。たとえば、ニコチ
ン除去されたタバコ材料をケースに入れ、トップドレス
し、さらに加工若しくは処理し、スクリーニングして所
望寸法の材料を供給しかつ/又は他の喫煙材料と配合す
ることができる。
第2図を参照すれば、本発明の成る好適な処理工程を行
なうための装置70が示されている。この種の装置は、
カール型往復プレート抽出カラムとして当業者に知られ
ている[A、1.カール、Ch、E、ジャーナル、第5
巻、第446頁(1959)参照コ。この装置70は長
くて細いチューブ若しくはカラム72を備え、これをそ
の長手軸線がほぼ垂直平面内に存在するよう位置せしめ
る。カラムの長手軸線に対しほぼ同軸としてシャフト7
4を挿入し1、これによりシャフトに沿って所定間隔で
離間した複数の抽出プレート77を支持する。
これらプレート77は好ましくはシャフト74に対し垂
直に位置する。シャフトを可変速度の駆動撹拌機79又
はシャフト(及び一連のプレート〉を定期的に上下移動
させるこの種の手段によって支持する。カラム72は上
側入口領域若しくはノズル81を備えて、ここに第2(
たとえば重質〉の液体溶剤を原料83から連続供給する
。カラムはさらに下側の入ロ領vj、86若しくはノズ
ルをも備え、ここに液体の水性タバコ抽出物を原料88
から連続供給する。
シャフト74(したがってプレート77〉は2種の液体
の充分な接触を与えるのに足る速度で往復させるが、こ
れら2種の液体間の望ましくないエマルジョン形成を最
小化させ或いは除去するのに充分低い速度にて往復させ
る。ラフィネート(すなわち第2溶剤と接触させたニコ
チン除去された水性タバコ抽出物)はカラム72から出
口領域90にて流出し、これを貯槽92に集める。第2
溶剤と抽出溶剤から移行した選択物質とはカラムから出
口領域94にて流出し、これを貯槽97に集める。
第3図を参照すれば、第2図に示したカラムの長手軸線
に沿った代表的抽出プレート77の端面図が示されてい
る。スペーサ77は、はぼカラムの内径に等しい直径を
有する。このプレートは開口部100を備え、ここにシ
ャフトを貫通させる。
さらにプレートは一連の外周開口部102.103.1
04及び105、並びに内側開口部108.109.1
10及び111をも備えて、そこに液体を通過させるこ
とができる。一般に、プレートはたとえばステンレス鋼
のような金属、テフロンのような高分子材料等から製造
される。
第4図を参照すれば、本発明の所定の処理工程を行なう
装置120が示されている。容器122は側壁部と底壁
部とを備えると共に、抽出すべきタバコ材料124を含
有する。底部供給ポート126にはニコチン除去された
水性タバコ抽出物129を供給し、次いでタバコ材料1
24と接触させる。ニコチン除去された水性タバコ抽出
物を貯槽(図示せず〉からチューブ130(切除して示
される)を介し適当なポンプ(図示せず〉によって供給
する。スクリーン131をタバコ材料の上方であるが出
口ポート133の下に位置せしめて、不溶性タバコ材料
が容器から流出するのを防止する。複数の目穴138を
有するチューブ若しくはプレナム136を空気源(図示
せず)からの空気ライン140(切除して示す〉に接続
して、バブリング作用により水性抽出物に撹拌を与える
かくして、タバコ拐料124はニコチン除去された水性
タバコ抽出物129の存在下に抽出条件にかけられる。
出口ポート133から流出した水性タバコ抽出物を貯槽
142(図示せず〉に集め、その後に処理してそこから
ニコチンを除去し、これを用いてさらにタバコ材料の追
加ロットの1部を抽出することができる。所望ならば、
数個の装@120を直列として設け、タバコ材料を含有
する1つの容器から流出した水性タバコ抽出物を他の容
器におけるタバコ材料と接触させることもできる。
装置120は、ニコチン除去された水性タバコ抽出物の
供給物をタバコ材料の試料と連続接触させるのに便利な
手段を備える。特に、ニコチン除去された水性タバコ抽
出物をタバコ材料124を含有した容器122に所望速
度で水性タバコ抽出物とタバコ材料との混合物が所望の
低いニコチン含有量を有するまで連続通過させることが
できる。
或いは、装置120を用いて、ニコチン除去された水性
タバコ抽出物とタバコ材料の試料とのバッチ式接触を与
えることもできる。特に水性タバコ抽出物は、タバコ材
料124を含有した容器122に循環させることができ
る。
本発明の方法により化学変化されるタバコ材料は変化す
ることができる。使用するタバコ材料は、抽出条件下で
その1部が抽出溶剤に可溶性であり(すなわち、これに
より抽出され〉かつその1部が抽出溶剤に不溶性(すな
わち、これにより抽出されない)であるような形態であ
る。適するタバコ材料の種類の例は火力乾燥したバーレ
一種、メリーランド種及びオリエンタル種のタバコ、並
びに高品質若しくは特殊タバコである。一般に、タバコ
材料は熟成されている。タバコ材料はラミネ及び(又は
〉ステムの形態とすることができ、或いは処理型とする
こともできる。たとえば、タバコ材料は全菓、ストリッ
プ、カットフィラー、処理ステム、容積拡大タバコフィ
ラー、再編ストリップ若しくはフィラー、或いはある程
度まで予め抽出されたタバコとすることができる。タバ
コ廃材及び処理副産物(たとえばスクラップ及びダスト
〉も用いることができる。上記タバコ祠料は、別途に処
理し或いはその配合物とすることもできる。
タバコ材料は、各種の抽出用の寸法を有することができ
る。特に好ましくは、タバコ材料はスリップ型若しくは
カットフィラー型である。ストリップ型若しくはカット
フィラー型におけるタバコ材料は、最終処理されたタバ
コ材料が巻タバコの製造にそのまま使用される点におい
て望ましい。
タバコ材料を抽出溶剤と接触させる。特に好適な抽出溶
剤は水性の特性を有する溶剤である。この種の溶剤は主
として水で構成され、一般に90重量%以上の水であり
、成る場合にはほぼ純粋な水とすることができる。はぼ
純粋な水は脱イオン水、蒸溜水若しくは水道水を包含す
る。抽出溶剤は助溶剤混合物、たとえば水と少量のこれ
に混和性である1種若しくはそれ以上の溶剤との混合物
とすることもできる。この種の助溶剤混合物の例は95
部の水と5部のエタノールとよりなる溶剤である。
さらに抽出溶剤は、たとえば0日調整剤〈すなわち酸若
しくは塩基〉又はそこに溶解させたI)H緩函剤のよう
な物質を有する水をも包含する。たとえば水性溶剤は、
約8若しくはそれ以上のl)Hを有する溶剤を与えるよ
う、そこに混入させた水酸化アンモニウム若しくは気体
アンモニアを含有することができる。
抽出溶剤と接触させるタバコ材料の量は変化することが
できる。典型的には、バッチ式抽出の場合、タバコ材料
に対する抽出溶剤の重量比は6二1より大、しばしば8
:1より大二成る場合には12:1より大である。タバ
コ材料に対する溶剤の相対量は、たとえば溶剤の種類、
抽出を行なう温度、抽出されるタバコ材料の種類若しく
は形態、タバコ材料と溶剤との接触を行なう方式、行な
う抽出法の種類などの諸因子に依存する。タバコ材料を
抽出溶剤と接触させる方式は特に臨界的でなく、したが
ってタバコ材料を連続式若しくはバッチ式のいずれでも
抽出することができる。
抽出を行なう条件は変化することができる。典型的な温
度は約5〜約75℃の範囲であり、約10〜約60’C
が好適であり、約15〜約35℃がより好適であり、さ
らに室温が特に好適である。抽出を行なう速度を増大さ
せるべく、溶剤/タバコ材料の混合物を撹拌(たとえば
、掻混ぜ、振とう或いは混合)することもできる。典型
的にはバッチ式抽出の場合、約60分間以内、しばしば
約30分間以内に成分の充分な抽出が生ずる。
広範な種類の成分をタバコ材料から抽出することができ
る。抽出される特定成分及び特定成分の量は、しばしば
処理されるタバコの種類、特定溶剤の性質及び抽出条件
(たとえば抽出を行なう温度、並びに抽出を行なう時間
を含む)に依存する。
たとえば、主として純粋な水よりなる抽出溶剤は特にし
ばしば主としてタバコ材料の水溶性成分を抽出する一方
、水と少量のアルコールとの溶剤混合物はタバコ材料の
水溶性成分と所定量の他の溶解度特性を有するタバコ物
質とを抽出することができる。水性の特性を有する溶剤
を用いてタバコ材料から抽出される水溶性タバコ成分は
アルカロイド、酸、塩、糖類などを包含する。水溶性の
抽出されるタバコ成分は、このタバコ材料の多くの香味
物質を包含する。
次いで、抽出溶剤とタバコ抽出物とを不溶性タバコ残渣
から分離する。分離方式は変化しうるが、たとえば濾過
、遠心分離などの慣用の分離技術を用いるのが便利であ
る。極めて低い懸濁固形物レベルを有する溶剤と抽出物
との溶液を与えることが望ましい。好ましくは、不溶性
残渣は、所定量の溶剤とタバコ抽出物とをそこから除去
するよう処理される。不溶性残渣は必ずしもその後の工
程段階で使用されず、捨てることができる。
溶剤とこれにより抽出されたタバコ成分とを濾過して懸
濁した不溶性粒子を除去し、濃縮し、溶剤で希釈し、或
いは特に貯蔵若しくは取扱上の利用から噴霧乾燥し、凍
結乾燥し、或いはその他の方法で処理する。たとえば噴
霧乾燥されたタバコ抽出物のような乾燥抽出物をその後
に抽出溶剤に再溶解させてさらに処理し、かつ他の抽出
処理工程にかけることができる。
タバコ抽出物の化学組成を処理抽出物を与えるよう変化
させ、各種の技術を用いてタバコ抽出物の化学組成を変
化させることができる。たとえばタバコ抽出物を熱処理
し、ニコチン、硝酸塩などの成分をそこから除去するよ
う処理し、膜処理にかけて成る種の可溶性若しくは分散
性の高分子量成分を除去し、或いはケーシング材料、ト
ップドレッシング材料、有機酸(たとえばクエン酸、ア
スコルビン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、酢酸、コハク
酸若しくはマロン酸)、燐酸−アンモニウム、燐酸ニア
ンモニウム、アンモニア、糖類、アミノ酸、加水分解ア
ミノ酸又゛はその組合せを包含する少なくとも1種の添
加物と接触させる。特定のタバコ抽出物に混入される添
加物の種類及び量は、化学変化させる最終タバコ材料の
所望の性質に応じて変化することができ、用いる添加物
の種類及び量は実験により決定することができる。所望
ならば、成る成分をタバコ抽出物から除去すると共に、
成る選択された添加物をタバコ抽出物に混入することも
できる。所望ならば、抽出溶剤中のタバコ抽出物をイオ
ン交換、吸着などの抽出処理にかけることができる。好
適面においては、水性タバコ抽出物を(i>液体/液体
の抽出処理工程、又は(ii)ここに参考のため引用す
る1989年2月13日付は出願の米国特許第07/ 
310,413@に記載されたような超臨界抽出処理工
程にかける。
タバコ抽出物から硝酸塩を除去する(たとえばバーレー
抽出物から硝酸カリウムを除去する)ための法は当業者
に明らかである[カイト等に係る米国特許第4,131
,117号参照]。
水性タバコ抽出物の場合、そのp口は変化させることが
できる。水性タバコ抽出物のp口を上昇させて塩基性化
合物の除去を促進し、或いは低下させて酸性化合物の除
去を促進し、或いは中性にして中性化合物の除去を促進
することができる。
たとえば、水性タバコ抽出物のp口を上昇させて、アル
カロイドに対する良好な溶剤である第2溶剤との接触に
際したとえばニコチンのようなアルカロイドの除去を向
上させることができる。典型的には、成る方法の場合、
水性タバコ抽出物のp口を約7若しくはそれ以上、しば
しば約8若しくはそれ以上、特に約9若しくはそれ以上
となるよう変化させる。ニコチンの最大除去を得るには
、水性タバコ抽出物のp口を約10若しくはそれ以上と
なるよう変化させる。水性タバコ抽出物のp口を上昇さ
せるための好適な塩基性物質は気体アンモニア及び水酸
化アンモニウムを包含する。抽出溶剤及びタバコ抽出物
のp口を変化させる他の薬剤は当業者に明らかである。
水性タバコ抽出物のp口を変化させ、液体/液体の抽出
工程を行なって成る種の物質を水性抽出物から除去し、
得られた水性抽出物を回収し、この1尋られた水性抽出
物のp口を変化させ、かつ第2の処理工程を行なって他
の成る種の物質をその水性抽出物から除去することが望
ましい。第2溶剤による液体/液体の抽出工程に際し抽
出溶剤の量に対するタバコ抽出物の相対量は変化するこ
とができる。高度濃縮された抽出物を用いうるが、典型
的には抽出溶剤中に存在する溶存タバコ成分は約25重
量%未満、−般に約20重量%未満である。
第2溶剤は変化することができる。第2溶剤は気体若し
くは液体とすることができる。すなわち、選択物質を気
体/液体又は液体/液体の分離技術のいずれかを用いて
液体抽出溶剤中のタバコ抽出物から除去することができ
る。気体溶剤の例は無機溶剤、たとえば六弗化硫黄であ
る。好適溶剤は液状で用いられる。好ましくは第2溶剤
は、たとえばモノフルオロトリクロルメタン(cFCl
 1 )のようなへロカーボン、又はたとえばジクロル
トリフルオロエタン(口CFC123>のようなハロゲ
ン化炭化水素である。他の第2溶剤はトリグリセライド
を包含する。トリグリセライド化合物は椰子油、亜麻仁
油、大豆油、コーン油などを包含する。たとえばペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、酢酸n−プロピル、酢酸エチ
ル及び酢酸1−プロピルのような有機溶剤も用いること
ができる。好適な第2溶剤はタバコ抽出物における成る
種の選択物質につき極めて良好な溶剤であり、この抽出
溶剤に対し不混和性である。カール型往復プレート抽出
カラムを用いる場合、タバコ抽出物/抽出溶剤の混合物
及び第2液体溶剤は互いに相当異なる密度を有すること
が特に望ましい。
抽出物/抽出溶剤の混合物と第2溶剤とは、−般に互い
に本発明の極めて好適な面において互いに不混和性であ
る。これは抽出物/抽出溶剤の混合物と第2溶剤とが互
いに混合する傾向を持たず、接触に際し異なる相として
存在することを意味する。好ましくは、液体/液体の抽
出工程を行なう条件下で互いに接触させる場合、抽出物
/抽出溶剤の混合物と第2溶剤とは殆んど乳化しない。
本発明に有用な多くの不混和性溶剤の場合、抽出物/抽
出溶剤の混合物における第2溶剤の溶解度は20℃にて
約1重量%未満、より好ましくは約0.5重量%未満で
ある。
抽出物/抽出溶剤の混合物を第2溶剤と接触させて、液
体の2相混合物を与える。一般に、2相の温度は抽出物
/抽出溶剤の混合物と第2溶剤との両者がこれら相の接
触の期間中に各沸点以下に留まるよう制御される。第2
溶剤がCFCl 1若しくは口CFC123である場合
は、両液体を2種の液体が接触している時間にわたり大
気圧にて約20℃以下の温度に保つのが望ましい。典型
的には、液体/液体抽出を行なう温度は、エマルジョン
の形成を最小化させ又は排除するよう充分高いが、液体
の一方若しくは両者の気化を最小化させ若しくは排除す
るよう充分低い。しかしながら、これら2種の液体の温
度は、抽出溶剤から第2溶剤への選択物質の最適移行を
与えるよう選択することができる。
2種の液体を、選択されたタバコ物質を抽出溶剤から第
2溶剤まで移行させるのに充分な条件にかける。たとえ
ば、成る種の抽出された抽出溶剤中のタバコ成分は第2
溶剤に対し優先的な溶解度を有する。特に、約10若し
くはそれ以上のp口を有する水性タバコ抽出物の場合、
水性タバコ抽出中に存在するニコチン及び他のアルカロ
イドはたとえばハロカーボーン又はハロゲン化炭化水素
のような第2溶剤に対し優先的に溶解する。
2種の液体の接触を行なった後、各相を互いに分離させ
る。好ましくは、2種の液体の接触は、著量の所望タバ
コ物質が抽出溶剤から第2溶剤へ移行するのに充分な条
件下で行なわれる。さらに接触に際しこれら相の境拌を
行なって、エマルジョン形成を最小化させ若しくは排除
するのが好適である。典型的には、カール型往復プレー
ト抽出カラムを用いて液体/液体の抽出工程を行なう場
合、軽い相(たとえば、特にしばしば第2溶剤と接触し
た後に残留するタバコ抽出成分を有する抽出溶剤)は好
ましくはカラムの上側出口領域から流出して回収され、
また重い相(たとえば、特にしばしば抽出溶剤から除去
された選択タバコ物質を有する高密度の第2溶剤)は好
ましくはカラムの下側出口領域から流出して集められる
。2種の溶剤とこれにより抽出されたタバコ成分とを接
触させかつ/又は分離させる他の装置(たとえば分液漏
斗、遠心分離抽出器或いは回転ディスクカラム)は当業
者に明らかである。
一般に、液体/液体の抽出工程の後に第2溶剤により支
持された選択タバコ物質を第2溶剤から分離する(すな
わち単離する)。典型的には、第2溶剤を蒸溜条件にか
け、そこに含まれるタバコ成分を回収する。或いは、第
2溶剤を用いてニコチンを水性タバコ抽出物から抽出し
た場合は、第2溶剤を酸性化された水溶液での液体/液
体抽出工程にかけて、ニコチンを第2溶剤から除去する
ことができる。このように処理された実質的にタバコ物
質を含まない第2溶剤を、次いで再び液体/液体抽出処
理工程に用いることができる。
液体/液体抽出工程の後に抽出溶剤中に残留するタバコ
抽出物はそのまま用い、濃縮して使用し、抽出溶剤で希
釈して用い、或いは抽出溶剤から分離する(すなわち単
離する〉ことができる。たとえば、液体/液体抽出工程
の後に集められた水性抽出物を凍結乾燥、噴霧乾燥など
で処理して、抽出溶剤の大部分をそこから除去すること
ができる。
このようにして、安定した形態の濃縮されかつ処理され
たタバコ抽出物を与えることができる。次いで、濃縮さ
れかつ処理されたタバコ抽出物を抽出溶剤中に与えて、
さらに本発明の方法により用いることができる。
比較的多量の添加アンモニアを有すると共に液体/液体
抽出工程によりニコチン除去された水性タバコ抽出物は
、そこから除去された添加アンモニアのほぼ全部若しく
は1部を有することができる。たとえば、ニコチン除去
された水性タバコ抽出物を蒸溜条件(すなわちアンモニ
アを蒸発させる条件)にかけ或いは噴霧乾燥する(すな
わちアンモニアと水とを蒸発させかつ粉末化した噴霧乾
燥のニコチン除去タバコ抽出物を与える)ことができる
。蒸溜及び噴霧乾燥技術は変化することができ、当業者
に明らかである。大して好適でないが、比較的高いp口
(すなわち添加アンモニアによる〉を有するニコチン除
去された水性タバコ抽出物は、この水性抽出物を有効量
の酸性物質と接触させて中和することもできる。
ニコチン除去された水性タバコ抽出物からアンモニアを
除去するための特に好適な方法は、蒸溜カラムを用いる
水性抽出物の減圧蒸溜を含む。代表的な蒸溜カラムはマ
ックカーベ及びスミス、ユニット・オペレーションス・
オブ・ケミカル・エンジニアリング、第12章(195
6)に記載されている。たとえば、約10〜約15重量
%の溶解タバコ固彫物含有量を有するニコチン除去され
た水性タバコ抽出物を15個の理論段数を有する蒸溜カ
ラムの第10段目に導入すると共に、約300mm1g
絶対圧かつ約80℃の温度に維持する。かくして、アン
モニア及び水の「頭上溜分」をカラムの頂部から除去し
、約15〜約25重量%の溶存タバコ固形物含有量と約
7の0日とを有するニコチン除去された水性タバコ抽出
物を「塔底生成物」としてカラムから除去する。
処理されたタバコ抽出物は抽出溶剤中に与えられる。次
いで、さらに追加量の抽出溶剤を処理されたタバコ抽出
物に添加することができ、或いは抽出溶剤中の処理され
たタバコ抽出物を濃縮することができる。一般に、所定
量の処理されたタバコ抽出物(すなわち溶存タバコ固形
物〉が抽出溶剤中に与えられる。タバコ抽出物の所定量
は、タバコ材料とタバコ抽出物及び溶剤との接触が完了
しかつ溶剤とタバコ抽出物との1部をそこから分離した
際に溶剤とタバコ抽出物との所定部分がタバコ材料の不
溶性タバコ部分と接触し続けるような量である。
ニコチン除去された水性タバコ抽出物(すなわち抽出溶
剤中の処理された抽出物〉は一般に、溶剤中の溶存タバ
コ固形物がタバコ抽出物と溶剤との合計重量に対し約1
0〜約30%、好ましくは約15〜約25%、より好ま
しくは約17〜約20%の範囲となるように与えられる
。この種の水性抽出物をタバコ材料と接触させると共に
、タバコ材料の不溶性部分を脱液して不溶性タバコ材料
とタバコ抽出物との約50〜約95重量%、好ましくは
約60〜約90重量%の水分含有量を有する湿潤混合物
を与えることができる。たとえば、約18重量%の溶存
タバコ固形物含有量を有するニコチン除去された水性タ
バコ抽出物をタバコ材料と接触させ、さらに不溶性タバ
コ材料を約70重量%の水分レベルまで脱液して、乾燥
に際しくすなわち水分の除去後に〉所望量の水不溶性及
び水溶性のタバコ成分を有するニコチン除去されたタバ
コ材料を与えることができる。
処理されたタバコ抽出物と抽出溶剤とを、抽出条件下で
タバコ材料と接触させる。かくして、タバコ材料中の所
定部分を抽出溶剤により抽出することができる。一般に
、抽出される成分は溶剤中に可溶性或いは溶解しうるよ
うな物質を包含し、或いは溶剤中に高分散性である。抽
出条件に際し、タバコ成分が(i)タバコ材料から溶剤
まで及び(ii>溶剤からタバコ材料まで移行する動的
状態が存在する。典型的には、抽出は約5〜約75℃の
温度範囲で行なわれ、約10〜約60℃が好適であり、
約15〜約35℃がより好適であり、室温が特に好適で
ある。抽出条件は、所望量のタバコ材料の化学的変化が
生ずるまで(たとえば所定の物質がタバコ材料が所望程
度除去されるまで)維持される。
タバコ材料は、処理されたタバコ抽出物と溶剤とを用い
て1回若しくはそれ以上の回数でバッチ式に抽出するこ
とができる。一般に、各バッチ抽出に関するタバコ材料
の重量に対する抽出物及び溶剤の相対重量は約15: 
1〜約40:1、好ましくは約20: 1〜25: 1
の範囲である。タバコ材料を処理されたタバコ抽出物及
び溶剤とバッチ式で接触させる回数は約1〜約8回、好
ましくは約3〜約5回の範囲である。たとえば、カット
フィラー型におけるタバコ材料を室温(すなわち約22
°C〉にて約10重量%の溶存固形物含有量を有するニ
コチン除去された水性タバコ抽出物と3回連続してバッ
チ式で接触させることができ、かつ得られたスラリーを
脱液工程にかけて順次の各接触が完了した後に約78重
量%の不溶性タバコ材料とタバコ抽出物との湿潤混合物
を与える。さらに、第3の脱液工程の後、抽出物と不溶
性タバコ材料との湿潤混合物を約10〜約15重量%の
水分レベルまで乾燥させて、約96重量%のニコチン低
下を受けたタバコ力ットフィーラーを与えることができ
る。
タバコ材料は、処理されたタバコ抽出物と溶剤とを用い
て連続抽出することができる。一般に、連続抽出工程に
際しタバコ材料と接触させる抽出物及び溶剤の重量は約
40= 1より大、好ましくは約50: 1より大であ
る。
処理されたタバコ抽出物及び抽出溶剤と接触させたタバ
コ材料は、タバコ抽出物及び溶剤の1部から分離される
くたとえば混合物を脱液する)。
かくして、抽出溶剤と抽出物と溶剤に不溶性のタバコ材
料との混合物が得られる(たとえば溶剤が水であれば、
抽出物と水不溶性タバコ拐料との湿潤混合物が得られる
)。溶剤中に不溶性のタバコ材料は、溶剤と抽出条件と
に応じて変化することができる。しかしながら、水性の
特性を有する溶剤の場合、典型的な不溶性タバコ材料は
セルロース質及び他のタバコ材料であって溶剤中に溶解
しないか或いは抽出されないものを包含する。本発明の
目的で、不溶性材料は用いる抽出条件下で使用される特
定溶剤により抽出されないタバコ取分である。
典型的な脱液工程はプレス、収束ベルト、遠心分離器、
スクリュープレス、回転ディスクプレスなどを用いるこ
とを含む。脱液されたタバコ材料は熱風カラム、エプロ
ン乾燥器などを用いて乾燥させることができる。典型的
には、脱液されたタバコ材料を約10〜約15重量%、
好ましくは約12〜約13重量%の水分レベルまで乾燥
させる。
タバコ材料と接触させたタバコ抽出物と抽出溶剤(すな
わち脱液工程に際し分離された部分を含むタバコ材料か
ら分離された抽出物と溶剤〉を集めかつ処理する。たと
えば、このように集められた抽出物を処理して所定の物
質をそこから除去すると共に、所定の添加物をそれに添
加し、かつ/又は所望の溶存固形物レベルにて抽出溶剤
を加えることができる。かくして、処理された抽出物は
、追加タバコ材料ロットの化学組成を変化させる際に再
生使用することができる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を種々の具体例につきさらに
説明するが、本発明の範囲はこれらのみに限定されない
。特記しない限り、部数及び%は全て重量による。
例  1 タバコからニコチンを選択除去する方法を次のように行
なった: カットフィラー型でありかつ約2.5%の乾燥重量ニコ
チン含有量を有する熟成された火力乾燥のタバコをロッ
ト(すなわち幾つかの部分〉に分けた。1つのロットを
その後の使用に保存した。他のロットをステンレス鋼タ
ンクにて水通水1m3当り約120K(Jのタバコの濃
度にて抽出した。抽出を室温(たとえば約20℃)にて
行ない、その間に混合物を約1時間にわたり機械撹拌し
た。混合物(すなわち水性タバコ抽出物及び不溶性部分
)を遠心分離して、水性抽出物を不溶性部分からできる
だけ多量に除去した。水性抽出物を薄膜エバポレータで
約30%溶存固形物の濃度まで濃縮した。
薄膜蒸発条件は、水を抽出物から蒸発させると共にタバ
コ揮発分の損失を最小化させるような条件である。濃縮
した水性抽出物を次いで噴霧乾燥させ、その際に水溶液
をアンヒドロサイズNo、 1のスプレードライヤに連
続ポンプ輸送した。乾燥した粉末をドライヤの出口にて
集めた。スプレードライヤの入口温度は約215°Cと
し、出口温度は約82°Cとした。
噴霧乾燥されたタバコ抽出物は褐色の粉末物質であり、
約5〜約6%の水分含有量と約5%のニコチン含有量と
を有した。噴霧乾燥は、タバコ抽出物をその後に使用す
べく貯蔵することを可能にした。
次いで、噴霧乾燥された抽出物を、約82部の蒸溜水に
対し約18部の抽出物の量にて室温で水道水と接触させ
た。約5の0口を示す得られた水性タバコ抽出物を濾過
して、懸濁粒状物質をそこから除去した。この溶液に、
約10のp目を示す水性タバコ抽出物を与えるのに充分
な量の水酸化アンモニウム水溶液を添加した。このよう
にして得られた水性タバコ抽出物のニコチン含有量は約
0.7%であった。
第2図に一般的に示したカール型往復プレート抽出カラ
ムを用いた。このカラムはケム・プロ・コーポレーショ
ン社、フェアフィールド、ニューシャーシー州からのモ
デルに、C−1−8−XE−3S型である。このカラム
は長さ約2.44m及び内径約2.54cmを有するガ
ラスチューブを備える。
直径約6mmのシャフトがカラムを貫通する。シャフト
には、約5cmの間隔で約48枚のほぼ円形の抽出プレ
ートを位置せしめる。これらプレートはステンレス鋼か
ら作成され、約1.6mmの厚さと5cmより僅か小さ
い直径とを有し、−膜内に第3図に示した形状及び配置
を有する。シュフトの運動は、毎分約200ストローグ
の往復運動及びカラムの上方に位置せしめた可変速度の
駆動撹拌機による4、 45cmの往復振幅で制御する
カラムの下側入口領域に、水性タバコ抽出物を毎時的2
.5k(lの速度で供給した。カラムの上側入口領域に
は、フレオン11を毎時的17kgの速度で供給した。
水性タバコ抽出物及びフレオン11のそれぞれの供給は
、空気駆動型ギヤポンプで行なった。フレオン11と水
性タバコ抽出物とをそれぞれ約12℃まで冷却した後、
カラム中に導入してフレオン11が沸騰するのを防止し
た。さらに、カラムを包囲する水冷コイルはカラムを約
14℃の温度に維持した。水性タバコ抽出物とフレオン
11とを向流抽出工程にかけた。
水性タバコ抽出物をカラムからその上側出口酒域にて抜
取り、かつステンレス鋼の貯槽に集めた。
フレオン11をカラムからその下側出口領域にて取り出
し、ステンレス鋼貯槽に集めた。
このように回収された水性タバコ抽出物のニコチン含有
量は約0.01%であった。差により、ニコチン抽出効
率は98%以上である。次いで、水性タバコ抽出物を上
記の噴霧乾燥法と同様にした噴霧乾燥した。かくして、
相当量の水と添加された水酸化アンモニウムとしてのア
ンモニアのほぼ全量が、ニコチン除去されたタバコ抽出
物から分離された。
フレオン11とタバコ成分とを約30℃の緩和な照温条
件にかけ、フレオン11溜分を集めた。高粘度を有しか
つ60%以上のニコチンを含有する褐色液が単離された
火力乾燥されたタバコカットフィラーの他のロット(す
なわち保存部分〉を、一般に第4図に示した容器に入れ
た。この容器は、底部が閉鎖されかつ頂部が大気に開放
されたシリンダの形状を有する。この容器は高さ28c
mかつ直径25.5cmである。
抽出物/溶剤の入口ボートを容器の底部に近い容器の外
周面に沿って位置せしめ、抽出物/溶剤の出口ポートを
容器の頂部から約5cmの距離にて容器の外周面に沿っ
て位置せしめた。2.5mmの粒子保持を示すワイヤメ
ツシュスクリーンを出口ボートの直下に位置せしめた。
目穴を有する小チューブを、入口ポートの直下にて容器
の底部に沿って位置せしめた。このチューブを実験室の
空気ラインに取付けた。
上記のニコチン除去されかつ噴霧乾燥された抽出物を、
溶剤中のニコチン除去されたタバコ抽出物の溶存固形物
含有量が抽出物と溶剤との合計重量に対し約18%とな
るよう水道水と接触させた。
約102の得られた水性タバコ抽出物が室温にて得られ
、これを約soogのカットフィラーを含有する容器に
導入した。次いで、さらに追加量の水性タバコ抽出物を
室温にて供給し、容器中に500d /minの速度に
て約40分間にわたり導入しへた。この水性タバコ抽出
物を、螺動ポンプを用いて容器中に導入した。かくして
、約60部の水性タバコ抽出物を室温にて約1部のカッ
トフィラーと接触さぜた。水性タバコ抽出物とカットフ
ィラーとの接触に際し、空気を混合物中に吹込んで混合
物の良好な乱流(たとえば混合〉を生ぜしめると共に、
タバコカットフィラーの劣化を最小化させた。空気は、
混合物が沸騰して見られるような速度で混合物中に吹込
んだ。
処理された不溶性タバコ材料を容器から取出し、不溶性
タバコ材料と接触している水性タバコ抽出物の1部を、
そこから不溶性材料をチーズ布により手で絞って除去し
た。かくして、湿った処理されかつ脱液された約70%
の水分含有量と約15.5%のタバコ抽出物含有量と約
14.5%の不溶性タバコ材料含有量とを有するカット
フィラーが得られた。
この脱液されたカットフィラー(たとえば湿潤ケーキ)
を約150℃に設定された熱風カラムに2回通過させて
、カットフィラーを約28%の水分レベルまで乾燥させ
た。次いで、このカットフィラーを約13%の水分レベ
ルまで空気乾燥させた。
このようにして得られたタバコフィラーは、乾燥重量基
準で約0.15%のニコチン含有量を有した。このよう
に処理されたタバコフィラーを巻タバコの製造にカット
フィラーとして使用した。
カットフィラーとの接触後に回収された水性タバコ抽出
物を上記と同様にニコチン除去処理工程にかけると共に
、これを用いてさらに火力乾燥したタバコカットフィラ
ーの他の部分若しくはロットを処理した。
例  2 タバコからニコチンを選択除去する方法を次のように行
なった: カットフィラー型でありかつ約2.5%の乾燥重量ニコ
チン含有量を有する熟成された火力乾燥のタバコをロッ
ト(すなわち幾つかの部分)に分けた。1つのロットを
その後に使用するため保存した。他のロットを例1に記
載したように抽出すると共に噴霧乾燥した。噴霧乾燥さ
れたタバコ抽出物は褐色の粉末状物質であり、約5〜6
%の水分含有量と約5%のニコチン含有量とを有した。
次いで噴霧乾燥された抽出物を、約85部の水通水に対
し約15部の抽出物の量にて温水通水と接触させた、約
5の0口を示す得られた水性タバコ抽出物を濾過して、
そこから!!J濁粒状物質を除去した。この溶液に、約
10の0日を示す水性タバコ抽出物を与えるのに充分な
最の水酸化アンモニウム水溶液を添加した。このように
して得られた水性タバコ抽出物のニコチン含有量は約0
.6%であった。
例1に記載したようなカール型往復プレート抽出カラム
を設けた。カラムを貫通するシャフトの運動は、毎分約
200ストロークの往復及びカラムの上方に位置せしめ
た可変速度の駆動撹拌機による4、 45Cmの往復振
幅にて制御した。
カラムの下側入口@域には水性タバコ抽出物を毎時的4
.5k(Jの速度で導入した。カラムの上側入口領域に
は、フレオン11を毎時的11.5k(]の速度で供給
した。水性タバコ抽出物とフレオン11とのそれぞれの
供給は、空気駆動式ギヤポンプで行なった。フレオン1
1と水性タバコ抽出物とをそれぞれ約12℃まで冷却し
た後、カラム中に導入してフレオン11が′gljiす
るのを防止した。さらに、カラムを包囲する水冷コイル
はカラムを約14℃の温度に維持した。水性タバコ抽出
物どフレエン11とを向流抽出工程にかけた。
水性タバコ抽出物をカラムからその上側出口領域にて取
出し、ステンレス鋼貯槽に集めた。フレオン11はカラ
ムからその下側出口領域にて取出し、ステンレス鋼貯槽
に集めた。
このようにして集めた水性タバコ抽出物のニコチン含有
量は約0.01%であった。差により、ニコチン抽出効
率は98%以上であった。次いで、水性タバコ抽出物を
上記の噴霧乾燥法と同様にして噴霧乾燥した。かくして
、相当量の水と添加された水酸化アンモニウムとしのほ
ぼ全部のアンモニアとが、ニコチン除去されたタバコ抽
出物から分離された。
フリオン11とタバコ成分とを約30℃の緩和な照温条
件にかけ、フレオン11の溜置を集めた。
高粘度を有しかつ60%以上のニコチンを含有する褐色
液を単離した。
火力乾燥したタバコカットフィラーの他のロット(すな
わち保存部分)を、例1に記載した容器に入れた。
上記のニコチン除去された噴霧乾燥抽出物を、このニコ
チン除去されたタバコ抽出物の溶液中に溶存する固形物
含有量が抽出物と溶剤との合計重量に対し約18.5%
となるよう水道水と接触させた。
約10Ilの得られた水性タバコ抽出物が室温にて得ら
れ、これを約800gのカットフィラーを含有する容器
に導入した。次いで、さらに追加量の水性タバコ抽出物
を室温にて供給し、これを容器中に50017!i7/
minの速度で約2.5時間にわたり導入した。この水
性タバコ抽出物を螺動ポンプにより容器中に導入した。
かくして、約106部の水性タバコ抽出物を室温条件下
で約1部のカットフィラーと接触させた。水性タバコ抽
出物とカットフィラーとの接触に際し空気を混合物中に
吹込んで、この混合物の良好な乱流(たとえば混合〉を
生ぜしめると共に、タバコカットフィラーの劣化を最小
化させた。空気は、混合物が沸騰して見えるような速度
で混合物中に吹込んだ。
処理された不溶性タバコvJ利を容器から取出し、不溶
性タバコ初料と接触している水性タバコ抽出物の1部を
そこからバッチ式液圧プレスにより除去した。かくして
、約70%の水分含有量と約15.5%のタバコ抽出物
含有量と約14.5%の不溶性タバコ材料含有量とを有
する湿潤な処理された脱液カットフィラーが得られた。
この脱液されたカットフィラー(たとえば湿潤ケーキ)
を約150℃に設定された熱風カラムに2回通過させて
、カットフィラーを約28%の水分レベルまで乾燥させ
た。次いで、このカットフィラーを約13%の水分レベ
ルまで空気乾燥させた。
このようにして得られたタバコフィラーは、乾燥重量基
準で約0.08%のニコチン含有量を有した。このよう
に処理されたタバコフィラーを、巻タバコ製造に際しカ
ットフィラーとして使用した。
カットフィラーと接触させた後に回収された水性タバコ
抽出物を上記したようにニコチン除去工程にかけ、これ
を用いてさらに他の部分若しくはロットの火力乾燥した
タバコカットフィラーを処理した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の9実施例を示す処理工程の略図であり
、 第2図は本発明の所定の処理工程を行なう代表的装置の
略図であり、 第3図は第2図に示した装置の部品の拡大図であり、 第4図は本発明の所定の処理工程を行なう代表的装置の
断面図である。 10・・・タバコ材料    13・・・抽出溶剤21
・・・タバコ抽出物 FIG、2 FIG、4

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タバコ材料の化学組成を変化させて、処理された
    タバコ材料を供給するに際し: (a)タバコ材料を抽出溶剤で抽出して、この抽出溶剤
    中にタバコ抽出物を与え; (b)タバコ抽出物の化学組成を変化させて、処理され
    たタバコ抽出物を与え; (c)処理されたタバコ抽出物を抽出溶剤中に抽出物と
    溶剤との合計重量に対し10〜 30%の範囲の量で与え; (d)処理されたタバコ抽出物を抽出溶剤中にて追加量
    のタバコ材料と抽出条件下で 接触させることにより、溶剤とタバコ抽 出物と溶剤に不溶性のタバコ材料との混 合物を与え; (e)溶剤に不溶性のタバコ材料を溶剤とタバコ抽出物
    との1部から分離し、これに より溶剤とタバコ抽出物と溶剤に不溶性 のタバコ材料との混合物を生成させ、こ こで溶剤とタバコ抽出物との所定部分を 溶剤に不溶性のタバコ材料と接触し続け、 (f)溶剤の少なくとも1部を工程(e)で与えられた
    混合物から分離して、処理さ れたタバコ材料を与える ことを特徴とするタバコ材料の化学組成を変化させる方
    法。
  2. (2)少なくとも1種の添加物を工程(b)にて抽出物
    中に混入する請求項1記載の方法。
  3. (3)少なくとも1種の選択物質を工程(b)にて抽出
    物から除去する請求項1又は2記載の方法。
  4. (4)抽出溶剤が水性の特性を有する液体である請求項
    1記載の方法。
  5. (5)抽出溶剤が水性の特性を有する液体であり、少な
    くとも1種の選択物質を工程(b)にて抽出物から除去
    する請求項1又は2記載の方法。
  6. (6)追加量のタバコ材料の1重量部を抽出条件下で少
    なくとも40重量部の処理されたタバコ抽出物及び抽出
    溶剤と接触させる請求項1記載の方法。
  7. (7)工程(e)で与えられた混合物の溶剤含有量が、
    溶剤とタバコ抽出物と溶剤に不溶性のタバコ材料との合
    計重量に対し60〜90%の範囲である請求項1記載の
    方法。
  8. (8)工程(a)と(d)とのそれぞれを室温で行なう
    請求項1記載の方法。
  9. (9)(g)工程(e)による溶剤とタバコ抽出物と溶
    剤中のタバコ材料との混合物か ら分離された抽出物の部分の化学組成 を変化させて、さらに処理されたタバ コ抽出物を与え; (れ)前記さらに処理されたタバコ抽出物 を抽出溶剤中でさらに追加量のタバコ 材料と抽出条件下で接触させることに より、溶剤とタバコ抽出物と溶剤に不 溶性のタバコ材料との混合物を与え; (i)溶剤に不溶性のタバコ材料を溶剤とタバコ抽出物
    との1部から分離すること により、溶剤とタバコ抽出物との所定 部分が溶剤に不溶性のタバコ材料と接 触し続ける溶剤とタバコ抽出物と溶剤 に不溶性のタバコ材料との混合物を生 成させ、 (j)溶剤の少なくとも1部を工程(i)で与えられた
    混合物から分離して、処理 されたタバコ材料を与える 工程をさらに含む請求項1記載の方法。
  10. (10)工程(e)にて、追加量のタバコ材料を処理さ
    れたタバコ抽出物と抽出溶剤中で連続的に接触させる請
    求項1、2又は3記載の方法。
  11. (11)(i)追加量のタバコ材料の1重量部を処理さ
    れたタバコ抽出物と抽出溶剤との少なくとも40重量部
    と抽出条件下で接触させ、かつ(ii)工程(e)にて
    前記追加量のタバコ材料を処理されたタバコ抽出物と抽
    出溶剤中で連続的に接触させる請求項1記載の方法。
  12. (12)工程(e)で与えられた混合物の溶剤含有量が
    、溶剤とタバコ抽出物と溶剤に不溶性のタバコ材料との
    合計重量に対し60〜90%の範囲である請求項11記
    載の方法。
  13. (13)選択物質がニコチンを含む請求項11記載の方
    法。
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