JPH038239Y2 - - Google Patents

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JPH038239Y2
JPH038239Y2 JP1984152119U JP15211984U JPH038239Y2 JP H038239 Y2 JPH038239 Y2 JP H038239Y2 JP 1984152119 U JP1984152119 U JP 1984152119U JP 15211984 U JP15211984 U JP 15211984U JP H038239 Y2 JPH038239 Y2 JP H038239Y2
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JP
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shaft
lid
shaft support
dryer
plate piece
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JP1984152119U
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JPS6167689U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、一般家庭で使用される洗濯機用の蓋
装置に関するものである。
従来の技術 第4図に示すように、現在、洗濯機1の上方に
ユニツト台2を介して乾燥機3を設置する傾向に
ある。これは、限られた空間の有効利用であり、
この方式は今後、増大する傾向にあると言えよ
う。ところで、乾燥機3を洗濯機1の上方に設置
した際に問題となるのは、第1に乾燥機3の投入
口4の高さであり、投入口4が高い場合、衣類の
出し入れが不便であるばかりでなく、乾燥機3内
の衣類が見えにくく、出し忘れも起きやすい。乾
燥機3の設置位置を下げれば、この問題を解決す
るが、両者間の隙間が少ないと今度は洗濯機1の
天板5後方に設置された操作部6のスイツチ類の
操作が不自由になる。
そこで、乾燥機3の厚みを薄くすることによつ
て、乾燥機3の投入口4を下げた状態においても
洗濯機1の操作性を損なわないようにしたり、操
作部6を天板5の前面に設置することによつてこ
の問題に対応したものが現われている。
これによると、以前に比べ乾燥機3を洗濯機1
の上方に設置した際の乾燥機3の投入口4はかな
り低い位置となるが、未だ十分な低さには至つて
いないし、乾燥機3を薄型にすることにより乾燥
機3の上面部7の位置が以前に比べ高くなつてし
まい、洗濯機1の上方に乾燥機3を設置できない
場合も発生する。
ところで、乾燥機3を低く設置する場合の下限
は、操作部6を天板5前面に設けた場合、蓋8の
回転軸9から蓋8先端部までの長さ1と、蓋8
を閉じるための蓋8先端部に手をかける余裕(約
5cm)の合計が、ユニツト台2の台部10下面か
ら天板5までの長さ2と等しいときに最も低く
なる。
このようなことから、近年、蓋8を前後に二つ
折り可能にしたものが現われてきている。これに
よれば、先のものよりさらに乾燥機3の設置位置
を低くできる。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、この折りたたみ式の蓋体は、蓋
の強度が従来の一枚蓋に比べて弱く、従来の一枚
蓋のように蓋を開いた状態でその先端部に力を加
えると、(例えば、水を含んだ布を先端部にかけ
たりした場合)、接続部に力が加わつて破損する
虞れがある。最悪の場合には分割した蓋が接続部
より分離してしまうことがある。この場合、蓋の
後半部は天板と回転自在に軸支された状態にある
が、前半部はない状態となり、蓋の開閉に関与す
る安全装置は、蓋の後半部により作動するため、
蓋前半部がなくても蓋後半部さえとじれば脱水動
を許すことになる。したがつて、高速で回転して
いる脱水槽内に手を入れる場合があり、非常に危
険である。
本考案はこのように従来の欠点を解消したもの
で、接続部の破損を確実に防止することのできる
折りたたみ式の洗濯機用蓋装置を提供することを
目的とする。
問題を解決するための手段 上記問題を解決するため、本考案の洗濯機用蓋
装置は、複数の板片を相互に回転自在に軸支して
構成される折りたたみ式蓋体であつて、前記各板
片の相互接続辺に、相互に交錯する軸支用ボス部
を形成するとともに、交錯した軸支用ボス部を貫
通するシヤフトを設け、前記各板片のうち、接続
辺端部に軸支用ボス部を有しない板片の接続辺側
角部に、板片の外周部裏面に形成された側板に一
端が接続されたボス部補強用リブを形成する構成
としたものである。
作 用 上記構成において、蓋体の先端角部に力が作用
しても、その力は各軸支用ボス部に分散せしめら
れ、軸支用ボス部は容易に破損しない。また、接
続辺端部に軸支用ボス部を有しない板片の接続辺
側角部や端部の軸支用ボス部に力が作用しても、
その力はボス部補強用リブによつて分散せしめら
れ、当該部分の破損は防がれる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図に基
づいて説明する。
図において、11は洗濯機12の開口部に回転
軸を介して開閉自在に設けられた本蓋装置で、そ
の蓋体は折りたたみ式の2枚の板片13,14に
よつて構成されている。板片13,14は洗濯機
12側に軸支される軸支側板片13と、この軸支
側板片13に接続される非軸支側板片14とから
なり、両板片13,14の相互接続辺には交互に
交錯する多数の軸支用ボス部15が形成されてい
る。この場合、非軸支側板片14の接続辺に形成
される軸支用ボス部15は、両端のものが板片1
4の外周部裏面に形成された側板16と一体化さ
れている。17は交錯した各軸支用ボス部15を
貫通する一本のシヤフトで、このシヤフト17に
より両板片13,14が相互に回転自在に軸支さ
れ、折りたたみが可能となつている。18は軸支
側板片13の接続辺側両角部19に形成されたボ
ス部補強用リブで、一端が板片13の外周部裏面
に形成された側板20に接続され、他端が両端の
軸支用ボス部15に接続された状態で該板片13
裏面に一体的に形成されている。すなわち、軸支
側板片13の両側軸支用ボス部15は、非軸支側
板片14の両側軸支用ボス部15と異なり側板2
0と一体化されていないが、この補強用リブ18
によつて十分な強度が与えられている。
以下、上記構成における作用について説明す
る。先ず、本蓋装置11を設けた洗濯機12の上
方に乾燥機を設置する場合、本蓋装置11の蓋体
は折りたたみ式の2枚の板片13,14によつて
構成されているので、該乾燥機を低く設置でき
る。一方、非軸支側板片14の先端角部21に力
が作用しても、その力は各軸支用ボス部に分散せ
しめられ、軸支用ボス部15は容易に破損しな
い。すなわち、一本のシヤフト17が各軸支用ボ
ス部15を貫通しているので、複数のシヤフトを
用いた場合のように、一部の軸支用ボス部15に
力が集中して変形、破損を生じるというような事
態は起こらない。また、このような場合に、非軸
支側板片14の両端軸支用ボス部15に力が集中
したり、軸支側板片13の両端軸支用ボス部15
に力が集中することがあるが、非軸支側板片14
の両端軸支用ボス部15は側板16と一体化され
ているので、また、軸支側板片13の両端軸支用
ボス部15は補強用リブ18で補強されているの
で、作用した力は分散されることになり、変形や
破損は生じない。
考案の効果 以上、本考案によれば、蓋体が折りたたみ式で
あるので、洗濯機の上方に乾燥機を設置する場合
に該乾燥機を低く設置できる。また、各板片の軸
支用ボス部を交錯させるとともに、接続辺端部に
軸支用ボス部を有しない板片にはその接続辺側角
部に、板片だけでなく側板にも接続されたボス部
補強用リブを形成したので、各板片の接続部の強
度を十分に強く保つことができるとともに、軸支
用ボス部に加わる力は、軸支用ボス部と側板とボ
ス部補強用リブとで作られた三角形構造に作用し
て側板にも分散されるものであり、軸支用ボス部
の強度は増大され、従来の如く、蓋の接続部が破
損して蓋の一部が分離してしまつた状態において
脱水運転を行うという非常に危険な状態を回避で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第
1図は本蓋装置の斜視図、第2図は本蓋装置の裏
面図、第3図(a)は本蓋装置の分解裏面図、第3図
(b)は同側面図、第4図は従来例を示し、乾燥機を
洗濯機の上方に設置した場合の蓋との寸法関係を
あらわす側面図である。 11……蓋装置、12……洗濯機、13……軸
支側板片、14……非軸支側板片、15……軸支
用ボス部、17……シヤフト、18……ボス部補
強用リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の板片を相互に回転自在に軸支して構成さ
    れる折りたたみ式蓋体であつて、前記各板片の相
    互接続辺に、相互に交錯する軸支用ボス部を形成
    するとともに、交錯した軸支用ボス部を貫通する
    シヤフトを設け、前記各板片のうち、接続辺端部
    に軸支用ボス部を有しない板片の接続辺側角部
    に、板片の外周部裏面に形成された側板に一端が
    接続されたボス部補強用リブを形成した洗濯機用
    蓋装置。
JP1984152119U 1984-10-08 1984-10-08 Expired JPH038239Y2 (ja)

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JPS6167689U JPS6167689U (ja) 1986-05-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5711696A (en) * 1980-06-25 1982-01-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Structure of cover for washing machine
JPS5719113U (ja) * 1980-07-09 1982-02-01

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JPS6167689U (ja) 1986-05-09

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