JPH0381630A - トルクセンサ軸 - Google Patents

トルクセンサ軸

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Publication number
JPH0381630A
JPH0381630A JP21820689A JP21820689A JPH0381630A JP H0381630 A JPH0381630 A JP H0381630A JP 21820689 A JP21820689 A JP 21820689A JP 21820689 A JP21820689 A JP 21820689A JP H0381630 A JPH0381630 A JP H0381630A
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JP
Japan
Prior art keywords
torque sensor
shaft
sensor shaft
torque
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP21820689A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
浩 山本
Taku Murakami
卓 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0381630A publication Critical patent/JPH0381630A/ja
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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、トルクセンサ軸に係わり、殊にトルク−出
力特性を改善した高強度のトルクセンサ軸に関する。
[従来の技術] 従来、いわゆる磁歪式トルクセンサ切トルクセンサ軸は
、その表面に、磁気異方性を付与するため、パターンを
設けである。磁気異方性は、トルク検出の際、印加トル
ク又は静トルクの大きさ及び方向を決定するためにトル
クセンサ軸の表面に人為的に付与された「磁束の流れの
方向」である。例えば第3図に示すように、トルクセン
サ軸1の表面に、軸方向に対し左右±45度斜め方向に
溝3a14aでなる溝パターンを設けたものが知られる
(以下、構成とする)。この場合、磁束はトルクセンサ
軸母材部(山部3b、4b)を図示±45度方向に流れ
る。ちなみに、同図のトルクセンサ軸1のトルク検出に
ついて述べる。仮に。
図示右方向から軸断面に対し9時計回りのわじりトルク
Tを印加する。このとき、トルクセンサ軸1は1図示4
5度右上方には引っ張り応力が発生し、逆に9図示45
度左上方に圧縮応力が発生する。いわゆる主応力である
。他方、磁性体は応力が印加されると透磁率が変化する
という磁歪特性がある。これは、前記引っ張り応力が印
加されると透磁率は増加し、逆に圧縮応力が印加される
と透磁率は減少する。この磁歪特性を利用したものが磁
歪式トルクセンサである。即ち、トルクセンサ軸1にト
ルクTが印加されると91図示右側の山部3bは高透磁
率となり、逆に図示左側の山部4bは低透磁率となる。
そこで、これら透磁率を検出系(本例の場合は差動結合
の検出センサ)で検出し、印加トルクTの方向や大きさ
を検出する。
尚、上記差動結合による検出以外に9片側の異方性パタ
ーンのみでも同様に検出をすることができる。他の例と
して、上記溝穴の溝3a、4a内にトルクセンサ軸1の
磁気特性と異なる磁気特性の材質を埋め込んだものがあ
る(以下、溝充填式とする)。更に他の例として、トル
クセンサ軸の磁気特性と異なる磁気特性の材料(例えば
アモルファス膜)をトルクセンサ軸1の表面に、パター
ン化して付着せしめたものがある(以下、付着式とする
)。これら溝充填式と付着式とにおける磁束の流れは、
充填材又は付着材と、トルクセンサ軸材との磁気特性の
這い、即ち透磁率の高い側を磁束は流れるようになる。
[発明が解決しようとする課題] 一般的に、上記従来のトルクセンサ軸は次に掲げる欠点
がある。溝穴は、トルクセンサ軸の母材強度を損ねると
いう欠点がある。溝充填式は幾分構戊の欠点を改善する
。付着式は、経時変化により、付着材が剥離するという
欠点がある。そこで次に1本発明に係わる従来技術の問
題点を説明する。尚説明に先立ち、高トルク伝達軸につ
いて先ず説明しておく。例えば大型の建設機械や鉱山機
械又は産業機械における高トルク伝達軸は、大型、かつ
、大トルクを伝達するのであるが、できるだけ安価な材
料で、できるだけ軸径を小さくして場積を小さくする必
要がある。このため、これら高トルク伝達軸は9通常、
焼入れ、浸炭又は窒化等の表面硬化処理を施している。
かかる高トルク伝達軸に対し、溝穴は上述の機械強度の
低下等の懸念により採用され難い。そこで、必然的に溝
充填式又は付着式を採用することになる。しかるに、従
来の溝充填式及び付着式は、トルクセンサ軸の母材より
も高透磁率の材料を使用している。
ところが、このような磁気異方性の付与は、高トルク伝
達軸に不向きな欠点を持っている。つまり表面硬化処理
を施した高トルク伝達軸の表面に高透磁率でなる45度
角度の磁気異方性パターンを設けても、充填物又は付着
物の硬度が高トルク伝達軸の表面硬度よりも低いため、
正確なトルク検出をすることができなくなるという欠点
を生ずる。実験では、第2図の線Bのように、トルク−
出力特性にヒステリシスが起こる。これは、高トルク伝
達軸の表面硬度が充填物又は付着物の硬度よりも高けれ
ば高い程、顕著に現れる。
本発明は、かかる従来の問題点に着目し、トルク−出力
特性を改善した高強度のトルクセンサ軸を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため9本発明に係わるトルクセンサ
軸は、第1図を参照して説明すれば、トルクセンサ軸1
の表面に、かつ、軸方向に対し所定角度θに、該軸材表
面2bの透磁率よりも低い透磁率の材料2aでなる磁気
異方性パターンを備えた構成とした。更に、上記構成に
おいて、透磁率は電気抵抗であってもよい。
[作用] 上記構成のトルクセンサ軸であれば、磁束はトルクセン
サ軸自体を流れる構成であるため、出力トルクは、第2
図の線Aに示すように、従来の線Bに示すようなトルク
−出力ヒステリシスを起こすことなく、正確に出力する
ことができるようになる。請求項2の電気抵抗が低い材
料とは、電気伝導度の高い材料と言い替えることができ
る。−)まり電気伝導度が高い材料であれば、そこに渦
電流が生じ、この渦電流により、磁束の流れが疎外され
て、パターンに沿った磁気異方性が現れることになる。
[実施例] 以下本発明の実施例を第1図及び第2図を参照して説明
す、る。第1実施例は、第1図において。
トルクセンサ軸1 (SNCM220H)の表面にかつ
、軸方向に対し45度に、該軸材表面2bの透磁率より
も低い透磁率の材料(タングステンカーバイド)2aで
なる磁気異方性パターンを備えた構成である。この母材
SNCM220)Tは。
あらかじめ浸炭による表面硬化処理を施しであるまた、
磁気異方性のタングステンカーバイドでなるパターン2
aは、磁気異方性パターンを備えるスリット付きマスク
を前記母材表面に被せ、タングステンカーバイドを溶射
して得たものである。このトルクセンサ軸の効果を、従
来の技術思想でなるトルクセンサ軸と比較してみる。尚
、この比較トルクセンサ軸は、従来思想に基づくとは言
え、知られた構成ではなく9本出願人等による研究の一
戊果である。即ち、比較トルクセンサは。
トルクセンサ軸1 (SNCM220H)の表面にかつ
、軸方向に対し45度に、該軸材表面2bの透磁率より
も高透磁率(焼鈍処理による)のパターン2aでなる磁
気異方性パターンを備えた構成である。比較結果は、第
2図に示す通りである。本発明のトルクセンサ軸は、線
Aで示されるように、トルク−出力特性がリニヤに現れ
る。これに対し、比較トルクセンサ軸は、線Bで示され
るように、トルク−出力特性はヒステリシスが現れる。
しかも、実施例のトルクセンサ軸は9表面が浸炭処理さ
れているため、高トルク伝達輪として利用することがで
きる。第2実施例は、同じく第1図を参照し説明すれば
、トルクセンサIII11(SNCM220H)の表面
に、かつ、軸方向に対し45度に、該軸材表面2bの透
磁率よりも低い透磁率の材料にニッケルアロイによる)
2aでなる磁気異方性パターンを備えた構成である。こ
の母材SNCM220Hは、あらかじめ焼入れよる表面
硬化処理を施しである。また、磁気異方性のニッケルア
ロイでなるパターンは、電子ビーム(他の高密度エネル
ギービームでもよい)で、ニッケルを合金化して得たも
のである。結果は上記第1実施例の結果と同様である。
第3実施例は、上記第2実施例と同様合金化である。こ
れを、詳しく述べれば、1.6mmのNiワイヤを合金
化部に送給して、Ni量を30wt%狙いで電子ビーム
で合金化した。その結果、34wt%のNi量となった
。母材SNCM220Hは0,8wt%の浸炭を施した
。浸炭深さは2〜2.6mmである。かかる結果9合金
化部の初透磁率は、母材部の40に対し、25と低くす
ることができた。尚。
上記実施例では、溶射及び合金化により低透磁率又は低
電気抵抗のパターン化としたが、従来の溝充填式におい
ても9本発明の構成を適用することができる。更に尚、
上記実施例では、45度の磁気異方性角度としたがこれ
は他の角度に替えることも差し支えない。即ち、パター
ン化材料が、母材の透磁率よりも低いものとするが9例
えば、Sm、C,Be、AQ、Ti、V、Mn、Cr、
Ni、Co、Mo、Ta、Ce、Te又はDy等の中か
ら適宜抽出して使用するのがよい。尚、低透磁率に替わ
り、低電気抵抗とする構成は、電気伝導度が磁気異方性
を与える間接的手段の一つであることから、当然の帰着
である。従って、材料としては、A見、Cu、Ag等で
ある。
[発明の効果] 以上説明したように2本発明に係わるトルクセンサ軸に
よれば、トルクセンサ軸の表面に、かつ軸方向に対し所
定角度に、該軸材表面の透磁率又は電気抵抗のよりも低
い透磁率又は電気抵抗の封包でf−六m飢凰方性パター
ンを備えた構成としたため、トルク−出力特性を改善で
き、かかる結果高強度のトルクセンサ軸を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・本発明に係わるトルクセンサ軸の外観図 第2図・・・本発明に係わるトルクセンサ軸と従来思想
のトルクセンサ軸とのトルク−出力特性図第3図・・・
従来のトルクセンサ軸の外観図1・・・トルクセンサ軸 θ・・・磁気異方性の角度 2a、2b・・・磁気異方性パターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トルクセンサ軸1の表面に、かつ、軸方向に対し
    所定角度θに、該軸材表面2bの透磁率よりも低い透磁
    率の材料2aでなる磁気異方性パターンを備えた構成を
    特徴とするトルクセンサ軸。
  2. (2)透磁率が電気抵抗である請求項1記載のトルクセ
    ンサ軸。
JP21820689A 1989-08-24 1989-08-24 トルクセンサ軸 Pending JPH0381630A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21820689A JPH0381630A (ja) 1989-08-24 1989-08-24 トルクセンサ軸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21820689A JPH0381630A (ja) 1989-08-24 1989-08-24 トルクセンサ軸

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0381630A true JPH0381630A (ja) 1991-04-08

Family

ID=16716286

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JP21820689A Pending JPH0381630A (ja) 1989-08-24 1989-08-24 トルクセンサ軸

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JP (1) JPH0381630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5315881A (en) * 1989-06-21 1994-05-31 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Magnetostrictive torque sensor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5315881A (en) * 1989-06-21 1994-05-31 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Magnetostrictive torque sensor

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